カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • ピエール・ガスリー 「角田裕毅に影響を与えたユベールを誇りに思う」

    ピエール・ガスリー 「角田裕毅に影響を与えたユベールを誇りに思う」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2019年にF2でのクラッシュで亡くなった親友アントワーヌ・ユベールが、新しいチームメイトである角田裕毅にインスピレーションを与えたことを誇りに思っていると述べた。

    角田裕毅は、昨年のFIA-F2でルーキートップとなるランキング3位でフィニッシュし、ベストルーキーに与えられるアントワーヌ・ユベール賞(Anthoine Hubert Award)を受賞。

    受賞の際、角田裕毅は「僕のドライビングスタイルに大きな影響を与えてくれたアントワーヌ・ユベールに感謝しています」と語った。

    2021年に角田裕毅はアルファタウリ・ホンダF1でピエール・ガスリーのチームメイトとなる。

    ピエール・ガスリーは「そのコメントは聞いていなかったけど、もちろん、そのようなことを耳にするのはいつだって素晴らしいことだ」とコメント。

    「僕はアントワーヌのことをとてもよく知っているし、彼が他のドライバーに何らかの影響を与えているのだとしてら嬉しいし、誇りに思う」

    「彼は本当に僕の親友だった。まだ、このように彼のことを話して、彼がもう僕たちと一緒にいないことを知るのは違和感がある。まだ慣れていない」

    「でも、裕毅がそういった言葉を言ってくれたのは本当に素晴らしいことだと思う」

    関連:角田裕毅 インタビュー(2):転機となったアントワーヌ・ユベールの死

  • 角田裕毅…ホンダの悲願だった日本人F1ドライバーの誕生

    角田裕毅…ホンダの悲願だった日本人F1ドライバーの誕生

    2021年のF1世界選手権では角田裕毅がアルファタウリからF1デビュー。ホンダ、そして日本のモータースポーツファンの悲願だった日本人F1ドライバーが誕生する。

    今年、FIA-F2に参戦した角田裕毅は、ルーキーでトップとなるランキング3位でシーズンを終了してF1参戦に必要なスーパーライセンスを獲得。2021年にホンダがF1エンジンを供給するアルファタウリからF1デビューを果たすことになった。

    日本人がF1にレギュラードライバーとして出場するのは、2014年シーズンまで参戦していた小林可夢偉以来7年ぶり。ホンダのドライバー育成プログラム出身者としては2002年から2008年まで参戦していた佐藤琢磨以来13年ぶりとなる待望の日本人F1ドライバーの誕生となる。

    ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は「来年楽しみにしていることは、角田裕毅選手のアルファタウリからのデビューです。日本人F1ドライバーの誕生は、長きにわたりホンダの悲願であり、今回のように実力を評価される形で日本人F1ドライバーを輩出できることは、本当にうれしい限りです」とHonda Racing F1の公式サイトで語った。

    「彼のことは国内でF4を走っているころから見ていますが、天性のスピードと高い適応力、そしてアグレッシブなドライビングスタイルを持っている非常に優れたドライバーです」

    「今年はF2でルーキーながら優勝3回、ポールポジション4回を記録してシーズン3位となり、F1をドライブするのに必要なスーパーライセンスを獲得してくれました。F2は、F1のように予選結果通りのグリッドでスタートする土曜の『メインレース(フィーチャーレース)』と、メインレース上位陣の順位を逆にしたグリッドでスタートを切る日曜の『スプリントレース』という2レース開催形式です。もしもF1同様にメインレースと予選結果だけをポイントに換算した場合、全ドライバーの中で角田選手が最もポイントを挙げている計算になります。シーズン通しては3位ですが、ルーキーでこれだけの結果を残せることは稀ですし、この辺りの数字からなぜ彼が高い評価を受けているかわかっていただけるかなと思います」

    「それらの素晴らしいパフォーマンスにより、彼はF2のルーキー・オブ・ザ・イヤーに加え、F1・F2やその他のカテゴリーを対象にしたFIAのルーキーオブザイヤーも受賞しました。記録ずくめの年になったこともあり、日本国内のみならず、レース界全体から高い評価と期待を得る若手ドライバーに成長しています」

    「日本とは全く環境が異なる欧州での挑戦2年目で、角田選手が高い順応性を示し、F1に必要なスーパーライセンスを獲得してくれたことはホンダとして本当にうれしく思っています。世界で通用するドライバーを育てるという想いのもとに取り組んできた鈴鹿サーキットレーシングスクールなどの我々のプログラムと、サーキット以外でも地道に鍛錬を続ける角田選手の努力と才能が、実を結んだと感じています。彼と一緒にどれだけの成績が残せるか、今から本当に楽しみです」

  • ホンダF1首脳 「考えていた以上にメルセデスの進歩が大きかった」

    ホンダF1首脳 「考えていた以上にメルセデスの進歩が大きかった」

    ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史が、2020年のF1世界選手権を振り返るとともに、アルファタウリF1として挑む最後のシーズンとなる2021年への意気込みをHonda Racing F1の公式サイト語った。

    チャンピオンに届かず、悔しい結果に
    「我々のパフォーマンスについては、レッドブルとコンストラクター2位を獲得したものの、チャンピオンシップを獲るという想いで臨んだシーズンであることを考えると、悔しい一年になったと言わざるを得ません」

    「2019年シーズン終了後はもちろんですが、コロナ禍でレースを開催できないときでも研究所のエンジニアやチームはその時々でのベストを尽くし、我々としても自信を持って7月のオーストリアでの開幕戦に臨みましたが、ふたを開けてみれば、メルセデスに対して総合力で対抗できないという結果になりました」

    「もちろん、我々もシーズンを通してパッケージとして胸を張れるだけの進歩を遂げましたが、自分たちが考えていた以上にメルセデスの進歩が大きかったというのが実際のところだと思います。昨年末には彼らの背中が見えたと思っていただけに、結果として大きく水をあけられてしまったことは非常に悔しく思っていますが、同時に2014年から6連覇していても驕ることなく進化を続けた、王者メルセデスの慢心なき姿勢と組織としての強靭さは、敵ながら素晴らしいと感じています」

    パフォーマンス面での進化
    「一方で、ホンダとしては2004年以来のコンストラクター2位を獲得したということも事実であり、着実な前進を示せた部分もあったと感じています」

    「メルセデスの強さが際立ったシーズンのなかでも、フェルスタッペン選手のF1 70周年記念グランプリでの勝利や、ガスリー選手のモンツァでの初優勝、そして最終戦のフェルスタッペン選手のポール・トゥ・ウインなど、いくつか印象的なシーンを残すことができました」

    「どれもそれぞれに特別で、色々な想いがありましたが、特にガスリー選手の勝利は皆さんと同様にとても喜ばしいものでした。彼自身の初勝利、アルファタウリにとってはホームレースでチーム史上12年ぶり2回目の優勝、我々ホンダにとっても彼らとの50戦目の記念レースであったなど、一番勝ってほしいタイミングで勝ってくれたような気がしています」

    「ガスリー選手はスーパーフォーミュラ時代から合わせるとホンダとは4年の歴史がありますし、彼と一緒にF1で勝利を挙げられたのはことさら特別な気持ちでした。ここまで彼自身様々なアップダウンがありましたし、それをずっと近くで見てきただけに、心からおめでとうと感じました」

    「ホンダにとっては、PUマニュファクチュラーとして、現行のハイブリッドレギュレーション下で、2チームと勝利を得た初のメーカー、という記録も作ることができ、その部分についても感謝しています。トロロッソ(現アルファタウリ)との2018年のパートナーシップ開始時を想うと、一緒にすごい進歩を遂げてきたなと感じますし、本当に感慨深いものがあります」

    ホンダF1の歴代記録と比べてみると
    「フェルスタッペン選手については今年2勝を挙げており、それも合わせてシーズン合計で11回表彰台に上がっています。実はこの数字は、ホンダドライバーとしては1988年のプロスト選手の14回、1991年のセナ選手の12回に次ぐ歴代3位タイの記録になります」

    「勝利数こそ及びませんが、シーズンのレース数がほぼ同じ状況で、ホンダエンジンがF1界を席巻した黄金時代の多くのドライバーの記録を、今年マックス選手が上回ったことは、少し地味ながらも誇りに思っていい部分だと感じています。もちろん、これはマックス選手が歴史に名を残すレジェンドドライバーに負けない才能を持っているからこそ成し遂げられた記録であることは、言うまでもありません」

    「もう一つ、表彰台関連の話では、今年の第2戦シュタイアーマルクGPから第12戦ポルトガルGPまで、ホンダとして11戦連続で表彰台を獲得することができました。これもホンダとしては1990年の13戦連続、1987年の12戦連続に次ぐ歴代3位タイの記録です。マックス選手が表彰台に上れないときでも、アルボン選手やガスリー選手が記録をつないでいってくれたのでここまで数字を伸ばせており、ホンダのPUを積む2チームが力を見せた上でたどり着いた記録だと感じています」

    「偉大な先輩方が作った第2期の成績を一つでも上回りたいという気持ちは常に持っているので、エミリア・ロマーニャGPで記録が途絶えたときには悔しい気持ちも感じましたが、この記録もマックス選手の表彰台回数と同じく、我々の着実な進歩を示す数字として前向きにとらえています」

    「もちろん、レースは勝つことがすべてですし、どれだけ記録を更新しても最終的にチャンピオンシップを獲得できなければ意味がありません。来年はこういった記録も更新しながら、チャンピオンを獲得できればそれ以上のことはないと思っています」

    2021年でのF1プロジェクト終了について
    「もう一つ、今年あった大きな出来事として、2021年限りでのホンダ F1プロジェクト終了のアナウンスについて触れないわけにはいきません」

    「私はマネージングディレクターとして、サーキットでのレース運営や2つのチームとのコミュニケーションに携わるとともに、日本の本社サイドでも経営メンバーと直接話をする立場にあります。サーキットや研究所からF1を戦うメンバーの一人としては、レッドブル・アルファタウリと手を携えて一歩一歩前進を果たしてきて、ようやくトップの背中が見えたタイミングでプロジェクトをやめなければいけないことは、言葉にできないくらい悔しい想いです」

    「ここまで地道な努力を重ねてきたSakuraやミルトンキーンズのメンバー、我々を信頼してパートナーシップを組み、今や素晴らしいパートナーになっている2つのチーム、そしてどんなときでもホンダを信じて熱い声援をくださるファンのことを想うと、本当に申し訳ないという言葉しか出てきません」

    「一方で、自動車業界が大きな変革期にある中で、ホンダが企業として新たな一歩を踏み出さなくてはいけないタイミングにあることも事実です。今回の決定は、我々が持つ限られたリソースの中で、どうしたら優秀なエンジニアたちをホンダの未来のために有効活用できるのか、考え抜いた末での結論です」

    「もちろん、ホンダにとって『レース』や『挑戦』がどれだけ大切なものであるかは、この会社で働いている人なら身に染みて理解している部分です。それだけに、今回の決定は誰にとっても非常に苦しいものだったと思っています。そのうえでも、我々が企業として前進するために必要な決断だったとご理解いただければ幸いです」

    「どれだけ説明を尽くしても、皆さんをがっかりさせてしまったという事実は変わりません。せめて残された期間で最大限、皆さんを喜ばせられればと、今はそのように感じています」

    「改めて、ホンダにとってF1は大切な企業文化であり、創業者の夢でもあります。だからこそ、ここまで様々なアップダウンがあった中でも、我々の目標であるチャンピオンを獲得するために挑戦を続けてきました。困難に打ち克つために挑戦をしていくのがホンダですし、実際にF1を通してここまでその姿勢を見せてこられたと考えています」

    「来年いっぱいでその挑戦をやめなくてはならないことは本当に残念ではありますが、前向きにとらえれば、まだ我々にはチャレンジできる期間が1年間残っているとも言えます。今年目の当たりにしてきたように、ライバルの壁は非常に高いですが、彼らに打ち勝ってチャンピオンをとるために、HRD-Sakuraやチームのファクトリーでは今も休む間もなく開発が続けられています。私はホンダが持つ底力を信じていますし、レッドブルとアルファタウリも来年に懸ける想いは強く持ってくれていると感じています」

    2021年は、皆さんとさらなる高みへ!
    「ここからまた年が明けると、PUのファイアアップやシェイクダウン、ウインターテストなど、イベントが怒涛のように押し寄せ、そこからあっという間にメルボルンでの開幕戦に向かっていきます」

    「2021年はさらなる高みを目指し、皆さんともっと多くの喜びや感動を共有できる年にするためにチャレンジを続けていきますので、最後まで応援をよろしくお願いいたします」

    「また、この年末年始は、どなたにとっても例年とは少し違うものになると思います。どうか皆さんお身体にはくれぐれもお気をつけて、よい年をお迎えください。またサーキットで会いましょう!」

  • ピエール・ガスリー 「ホンダF1との最後のシーズンを楽しみにしている」

    ピエール・ガスリー 「ホンダF1との最後のシーズンを楽しみにしている」

    ピエール・ガスリーは、2020年のアルファタウリのパフォーマンスの好転させた要因としてホンダのF1エンジンの進化を挙げ、ホンダF1にとって最後のシーズンとなる2021年はさらにパフォーマンスが増加することを期待していると語る。

    2019年シーズン途中にレッドブル・レーシングからトロロッソに降格させられたピエール・ガスリーだが、力強い復活を遂げてF1ブラジルGPでF1初表彰台を獲得。

    そして、今年アルファタウリ・ホンダに名前を変えたチームで、ピエール・ガスリーはモンツァ・サーキットで開催されたF1イタリアGPでチームにとって12年ぶりとなるセンセーションなるな勝利をもたらすとともに、定期的な入賞を果たしたことでレッドブル・レーシングへの再昇格が噂された。

    それでも、レッドブルはピエール・ガスリーをアルファタウリ・ホンダに残すことを選択した。2021年はルーキーの角田裕毅をチームメイトに向かるガスリーは、さらなる飛躍を遂げられると自信をみせる。

    「僕のベストシーズンだったと言っても過言ではないだろう」とピエール・ガスリーは語った。

    「少し経験を積んだことで、F1での他のすべての年よりも良いパフォーマンスを発揮できたと思う。昨年はもう少し苦労した・・・今年は一貫性に取り組みたいと本気で思っていたし、レースで直面する問題を解決してコンスタントにポイントを獲得したかった」

    「物事が思い通りに進まないチャレンジングなレースでも、それを最大限に生かして、できる限りのポイントを獲得したいと本気で思っていたし、僕たちはそれができたと思う。来年もさらなるステップを果たしたいと思っているし、さらに強いパフォーマンスを届けたいと思っている」

    「今年のスタートは、シーズンはこれまでよりもはるかに難しいだろうと考えていたことを認めなければならない。バルセロナでマシンを試したときは、あまり満足できていないことがいくつかあった。空力面で改善の余地があると思うし、チームは最初の数レースですぐにかなり大きなステップを果たしたと思う」

    「もちろん、ロックダウンがあってシーズンが遅れたことが助けになったかもしれない。オーストリアに着いてシーズンを開始するときにはすでにいくつかのアップグレードがあったからね。でも、そのトレンドはシーズンを通して少しペースを上げていった」

    また、ピエール・ガスリーは、2020年のアルファタウリのパフォーマンスの好転させた要因としてホンダのF1エンジンの進化を挙げ、ホンダにとって最後のシーズンとなる2021年はさらにパフォーマンスが増加することを期待している。

    「エンジンに関しては、今では僕たちには非常に競争力のあるパワーユニットがあると思う。ホンダは一年中素晴らしい仕事をしてくれたし、信頼性は素晴らしく、昨年と比較した進化を見れば、本当に正しい方向に進んでいる。だから、僕たちの最後のシーズンとなる2021年を楽しみにしている」

  • F1:角田裕毅、ヘルメットに描いた“風の神”と“日本国旗”に込めた想い

    F1:角田裕毅、ヘルメットに描いた“風の神”と“日本国旗”に込めた想い

    2021年にアルファタウリ・ホンダからF1参戦する角田裕毅が、“風の神”と日本国旗が描かれたヘルメットに込めた想いを語った。

    今年のFIA-F2をランキング3位で終えた角田裕毅は、2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たす。日本人がF1にレギュラードライバーとして出場するのは、2014年シーズンまで参戦していた小林可夢偉以来7年ぶり、ホンダのドライバー育成プログラム出身者としては2002年から2008年まで参戦していた佐藤琢磨以来13年ぶりとなる。

    ホンダF1とレッドブルの育成ドライバーである角田裕毅が、ヘルメットの配色や日本のテーマ、背面に描かれた“風の神”について語った。

    「4歳でカートを始めたときの最初のヘルメットがオレンジでした」と角田裕毅は語る。

    「それ以来、オレンジは僕のお気に入りの色なので使い続けています。レッドブルとマックス・フェルスタッペンともリンクしています。彼からコピーしたと思っている人もいますが、実際には小さい頃からこのカラーを使っていて、変えたくありませんでした」

    角田裕毅 ヘルメット

    「今年はヘルメットにいくつか変更を加えました。写真でわかるようにヘルメットの上部に模様を付けました。このパターンはシャルル・ルクレールにインスパイアされました。実際、僕たちはデザイナーが同じエイドリアン・パビオなんです」

    「昨年、彼のヘルメットのデザインの模様を見て、エイドリアンに『とても素晴らしい模様なので同じようなものを僕のヘルメットにも付けたい』と言いました。とてもかっこいいと思いますし、気に入っています。ヘルメットにこのような模様は使ったことはなかったし、初めて試しました」

    「もちろん、レッドブルのブランディングと日本の国旗も入っています。日本の国旗は僕にとって重要でした。自分のためだけでなく、日本のファンのためにレースをしていることを示すことが重要でした」

    「それが国旗が非常に重要だった理由です。国旗がついていると、一緒にレースをしているような気分になりますし、自信が持てます。国旗には影に模様を入れてみたので少し違っています」

    「ヘルメットの裏側には、日本人デザイナーが書いた絵を入れています。風の神の絵です。ダウンフォースは非常に重要ですし、風に関係しているので、それを後ろに追加すればいいかなと思いました」

    「風の神をヘルメットに追加して、ダウンフォースが増えればクールだなと思いました! ちょっとしたお守りみたいなものです。それも今年の新しいことですね」

    角田裕毅 ヘルメット 風の神

  • ピエール・ガスリー 「アルファタウリ・ホンダF1は調和がとれたチーム」

    ピエール・ガスリー 「アルファタウリ・ホンダF1は調和がとれたチーム」

    ピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダでF1キャリアを再構築できた大きな理由として、チームの“適切なハーモニー”を挙げた。

    2019年にレッドブル・レーシングに昇格したピエール・ガスリーだが、マックス・フェルスタッペンのパフォーマンスに匹敵することができずにシーズン半ばにトロロッソに戻され、F1キャリアは大きな打撃を受けた。

    しかし、明らかにより快適に感じられる環境に戻ったことですぐに立ち直ったピエール・ガスリーは、F1ブラジルGPで2位表彰台を獲得し、今年モンツァで開催されてF1イタリアGPでセンセーショナルなF1初勝利を挙げた。

    17戦中10戦でポイントフィニッシュを果たしたピエール・ガスリーは、チームメイトのダニール・クビアトを大きく上回った。2021年はルーキーの角田裕毅をチームメイトに迎える。

    ピエール・ガスリーは、イタリアを拠点とするチームの友好的な雰囲気が自分自身から最高のパフォーマンスを引き出したと語る。

    「チームには素晴らしいメンタリティと素晴らしい姿勢がある」とピエール・ガスリーは Auto Motor und Sport のおインタビューで語った。

    「ポジティブなエネルギーがたくさんある。僕たち全員が一体となっていい仕事をしている。それはF1のようなチームスポーツにとって最も重要なことだ」

    「僕は日曜日に仕事をしているけど、開発作業、マシンのセットアップといったすべての作業はレース週末の前に行われる。適切なハーモニーがある。誰もがコース上で結果を出すために自分のスキルの110%を与えている」

    ピエール・ガスリーを後押しするもう1つの重要な要因は、アルファタウリ・ホンダで自分の家のようにで落ち着きを感じることができていることだ。

    「2シーズン連続でチームにいるのは初めてだ」と語るピエール・ガスリーは、今年コンストラクターズ選手権を7位で終えたアルファタウリ・ホンダは、2021年にトップ5に入ることを期待している。

    「今年起こったことすべてのこと、つまり、協力とエンジニアへのフィードバックは、来年の開発に流れ込んでいる。彼らともっと緊密に協力して、開発に影響を与えたいと思っている」

    「より多くの責任について話をすれば、僕たちはより長く一緒に働くことになる。2018年以降、僕はレッドブルにいた。2019年のかなり遅い時期に戻ってきた。今年のクルマにはそれほど影響は与えることができなかった」

  • ホンダF1 特集:記録から振り返る2020年のF1世界選手権

    ホンダF1 特集:記録から振り返る2020年のF1世界選手権

    ホンダF1の2020年のF1世界選手権を記録から振り返る。

    世界中に影響を与えた新型コロナウイルス感染拡大により、F1カレンダーも大幅な見直しを強いられ、7月から23週で17戦を開催する過密スケジュールのシーズンとなった2020年。ホンダF1としては、レッドブル・レーシングが2勝、アルファタウリ・ホンダが1勝の計3勝を挙げ、これらを含む14回の表彰台登壇を果たした。

    レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン、アルファタウリ・ホンダがピエール・ガスリーとダニール・クビアトというドライバーラインアップで臨み、トップ5フィニッシュはのべ20回、ポイント獲得は41回を記録した。

    また、この過密日程の中でもホンダのF1パワーユニット「RA620H」を使用する4名のドライバーは、一度もPU関連ペナルティーを受けることなくシーズンを終了。これはF1に参戦する4つのPUマニュファクチャラーの中で唯一となる。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はこう振り返る。

    「ホンダF1プログラムに関係してくださった全員と、我々の仲間であるレッドブル、アルファタウリのメンバーに感謝しています。そして、このメンバーたちを支えてくれた家族の皆さまにもお礼を伝えたいです。過去の戦いから学び、信頼性の向上に尽力してきましたが、今季の1ドライバーあたり3基というレギュレーションを守ることができ、PU関連ペナルティーを受けずにシーズンを終えることができました」

    さらに、ホンダF1のPUは予選での戦いぶりも向上しました。4名のドライバーがのべ68回出走し、そのうち46回でトップ10入り。4台全車のQ3進出は3戦あった。

    また、今季は3名のドライバーが表彰台に登壇し、全ドライバーがトップ4フィニッシュを記録。ピエール・ガスリーはF1キャリア初優勝を飾った。レッドブル・レーシングはコンストラクターズランキングで4年ぶりに2位へと返り咲いたが、ホンダのF1エンジンを搭載したチームとしては、2004年のラッキーストライク BAR ホンダが2位となって以来となる。

    フェルスタッペンはシーズン2勝、ポールポジション1回を獲得し、11回の表彰台登壇を果たしたが、これはホンダドライバーとして1991年のアイルトン・セナの12回に次ぐ数字となる。また、アルボンはキャリア初を含む2回の表彰台登壇。クビアトは第13戦での4位フィニッシュのほか、シーズン最後の3連戦ではすべて予選トップ10入りを果たした。

    「今季はアストンマーティン・レッドブル・レーシングとともにタイトル争いを目指していましたが、一年を通じてはメルセデスと互角に戦えませんでした。まだまだパッケージの向上が必要なことを痛感しています。その中でも、フェルスタッペン選手の70周年記念GPでの勝利や、ガスリー選手がチームとHondaの50戦目という節目、さらにはホームGPのモンツァで初優勝を飾ってくれたことなど、好結果を残せた部分もあります。発表の通り、HondaのF1での戦いは来年末までとなります。ただ、我々の目標は変わらず、チャンピオン獲得です。パートナーであるチームともにさらなるパフォーマンス向上に取り組み、もっと強くなって戻ってきたいと思います」

    ホンダF1として最後の1年となる2021年は、暫定カレンダーでは3月21日決勝のオーストラリアGPを皮切りに、12月5日決勝のアブダビGPまで、全23戦が予定されている。1964年の参戦開始からの表彰台回数は先日のアブダビGPで合計199回となっており、まずは200回目の登壇を目指し、開幕戦に臨む。

  • 「角田裕毅はピエール・ガスリーと互角に戦える」とカーリン代表

    「角田裕毅はピエール・ガスリーと互角に戦える」とカーリン代表

    アルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たす角田裕毅は、2021年のいくつかのレースでチームメイトのピエール・ガスリーを強くプッシュすることになるとFIA-F2で角田裕毅が所属したカーリンの代表を務めるトレバー・カーリンは予測する。

    角田裕毅は、カーリンが輩出する27人目のF1ドライバーとなるが、トレバー・カーリンは20歳の日本人ドライバーはF1で輝きを見せるだろうと語る。

    「彼と一緒に仕事ができたのは本当に喜びだった」とトレバー・カーリンは言った。

    「彼は1シーズンしかいなかったが、我々が期待していた以上だった。序列で彼がどの位置に行きつくかは時間が経てば分かることだが、彼には非常にエキサイティングな未来があると思う。F1環境に圧倒されてしまわない限り、彼がランド(ノリス/マクラーレン)がやっていることに匹敵できない理由は見当たらない。マックス(フェルスタッペン)のような実力もあるかもしれない」

    「マシンを学んで理解するスピード、天性な能力を持っている。それは各チャンピオンシップに合わせて調整されてきたし、それが続いていくだけだと思う」

    「彼がF2同じくらい速くF1を習得することができれば、F1がヨーロッパに戻る頃にはピエールと互角の勝負をしていると思う」

    角田裕毅はF2をランキング3位に終えてF1にステップアップする。マクラーレンでF1デビューを果たす前に2018年にカーリンで戦ったランド・ノリスよりも1つ低い順位となる。

    それでも、トレバー・カーリンは、角田裕毅は、2019年のランド・ノリスと同じくらいF1に挑戦する準備ができていると語る。

    「もちろん、疑いの余地はない」とトレバー・カーリンは語った。

    「彼はランドに比べて少し経験が不足しているが、全体的なペースとレーシングカーの運転についての理解は同じレベルにある。彼がF1に進む準備ができているのは確かだ」

    「裕毅の強みはとても速く学べることだ。実際、F1ではF2よりもはるか多くのプラクティスができるし、助けになるはずだ」

    「彼は多くの新しいトラックに行かなければならなかったが、彼はスピードを上げるのに何の問題もなかった。例えばソチでの彼は速かった」

    「非常に期待している。最初の数ラウンドでいくつかの事件を起こすかもしれないが、それが終われば、彼は人々に衝撃を与える可能性があると思う」

  • ピエール・ガスリー 「アルファタウリ・ホンダF1は2021年に5位を狙える」

    ピエール・ガスリー 「アルファタウリ・ホンダF1は2021年に5位を狙える」

    ピエール・ガスリーは、2021年のF1世界選手権でアルファタウリ・ホンダがランキング5位を狙えると考えている。

    今シーズン、アルファタウリ・ホンダF1は、典型的なミッドフィールドチームだったが、フェラーリに24ポイント差をつける107ポイントを獲得し、10チーム中7位でシーズンを終えた。

    F1イタリアGPでピエール・ガスリーが衝撃的なF1初勝利を挙げたアルファタウリ・ホンダF1は、ランキング5位のルノーからは74ポイント差だったが、チームとして最終的に姉妹チームであるレッドブル・レーシングに挑戦することを目標に掲げている。

    ピエール・ガスリーは、史上最多の23戦で争われる2021年のF1世界選手権におけるアルファタウリ・ホンダF1の目標はコンストラクターズ選手権5位を目指すことだと Auto Motor und Sport に語った、

    2021年にダニール・クビアトに代わってルーキーの角田裕毅をチームメイトに迎えるピエール・ガスリーは「2020年に僕たちは何度かトップ5に入っていた。だから、それを目標にするべきだ」とコメント。

    「僕たちはそこからそう遠くはない。チームにとって最も成功した年だった。それでも、僕たちは7位だった」

    「僕たちはもっと多くを与え、さらに良くしていかなければならない。僕たちの前にいるドライバーたちからそう遠くはない。2021年はコンストラクター選手権でトップ5に入れることを期待している」

    また、ピエール・ガスリーは、2020年は5つのチームがレースごとに微妙なマージンで区切られていたとし、ミッドフィールドバトルがどれほど接近していたかを振り返る。

    「今シーズンは非常にうまくいったと思う。アルファタウリ/トロロッソのチーム史上最も成功した年だった。僕たちはそれについては非常に満足するべきだ」とピエール・ガスリーは付け加えた。

    「もちろん、僕たちがそれに費やした仕事と努力を考えれば、最終的な結果はかなり残酷だった。でも、それはミッドフィールドにどれほど拮抗していたかを示している」

    「サーキットにもよりるけど、かなり混ざり合っている。7位は聞こえは良くないかもしれないけど、チームは多くのエリアでペースを上げたと感じている」

    「チームは強力なミッドフィールドチームになった。僕たちは2021年にさらに良い結果を出そうと頑張っている。僕たちは良い勢いを築いている。来シーズンはさらに一歩踏み出せることを願っている」

    アルファタウリ・ホンダF1が、マクラーレン、レーシング・ポイント、ルノーに近づけくために何が欠けているかと質問されたピエール・ガスリーは次のように答えた。

    「僕たちは毎週末、物事が非常に近いことを知った。予選で0.2~0.3秒勝れば、ほぼ2列前にジャンプする」

    「たとえば、バーレーンの最初レースでは(アレクサンダー)アルボンに対して0.2秒差で4番手を逃し、僕は8番手からスタートした」

  • レッドブル、F1との契約延長は3年のみ「未来がどうなるか待つ必要がある」

    レッドブル、F1との契約延長は3年のみ「未来がどうなるか待つ必要がある」

    レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、リバティメディアと交わしたF1参戦契約は3年だけであることを明らかにした。

    現在、レッドブルは2022年からのF1エンジンを決定する期限が迫ってきている。ディートリッヒ・マティシッツは、まだホンダのF1エンジンを継続することを含めてまだいくつかの可能性があることを把握している。

    また、ディートリッヒ・マテシッツは、レッドブル・リンクでのF1オーストリアGPの開催についてもリバティメディアと交渉を続けている。

    レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリが2022年以降もF1に参戦するかと質問されたディートリッヒ・マテリッツは「現時点で我々が知る限りではそうだ」と LAOLA1 にコメント。

    最も可能性が高いシナリオは、レッドブル・テクノロジーが現在のホンダのF1エンジンの知的財産権を引き継いでエンジンプログラムを運用していることだが、それには他のメーカーがエンジンの開発凍結に同意する必要がある。

    「いくつかの可能性がある。他の確立されたメーカーと協力するか、自分たちでそれを行うことを検討することができる。まだ決定されていないが、すぐに明らかにする必要がある。1年の準備時間が必要だ」とディートリッヒ・マテリッツは説明する。

    したがって、ディートリッヒ・マテシッツは、レッドブル・レーシングとアルファタウリが今後数年間モータースポーツの頂点で競争し続けることをまだ大声で言うことはない。だが、レッドブルグループはリバティメディアと契約を結び、今後数年間はF1オーストリアGPを継続する。

    「契約は3年間署名されている。F1、経済、世界の未来がどのようになるかを待つ必要があるため、我々はそれ以上コミットしたくなかった」