カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • アルファタウリF1代表 「レッドブルはガスリーを簡単には手放さない」

    アルファタウリF1代表 「レッドブルはガスリーを簡単には手放さない」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、F1のライバルチームがピエール・ガスリーとの契約に関心を示してきても驚くことではないが、レッドブルは簡単にガスリーを手放すことはないと考えている。

    2017年シーズン途中にトロロッソからF1デビューを果たしたピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル。レーシングに昇格したが、わずか12戦で結果を出せないと判断させ、再びトロロッソへと降格させられた。

    しかし、トロロッソに戻ったピエール・ガスリーは復調し、昨年のF1イタリアGPで初勝利を挙げ、アルファタウリ・ホンダにブランドを変えたチームに12年ぶりに優勝をもたらすなど、チームと2回の表彰台を獲得している。

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表であるフランツ・トストは、2020年はセバスチャン・ベッテルが所属した2008年を凌ぐチーム史上最高のシーズンだったと評価。ピエール・ガスリーはチームのその合計ポイント4分の3近くを獲得した。

    しかし、ピエール・ガスリーの好パフォーマンスにもかかわらず、レッドブルは2021年もガスリーをアルファタウリ・ホンダF1に残留させることを選択。苦戦を強いられていたアレクサンダー・アルボンの後任候補として検討することさえなかった。

    セバスチャン・ベッテルやカルロス・サインツといったドライバーは、レッドブルファミリーを去った後も成功を収めており、サインツは2021年にフェラーリに加入した。

    フランツ・トストは、他のF1チームが将来ピエール・ガスリーとの契約に関心を示しても驚くことはないが、レッドブルが彼のキャリアのために投資してきたことを考えれば、簡単に手放したいとは思わないはずだと述べた。

    「ドライバーにピエールのような競争力があるなら、もちろん他のF1チームが契約の詳細について尋ねてくるだろう」とフランツ・トストは語った。

    「彼らは、ドライバーがいつ利用可能になるかを最終的に知りたいと思うだろう。しかし、彼はレッドブルと契約を結んでおり、レッドブルがこのような早い段階で彼をただで手放すとは思わない」

    「彼らは彼を育てるためにたくさんのお金を投資してきた。そして、遅かれ早かれ、彼らは投資分を回収し、彼と良い結果を出し、レースに勝ち、そして、チャンピオンシップにも勝ちたいと思っている」

    ピエール・ガスリーのモンツァでの衝撃的な勝利は、アルファタウリのチームリーダーとしての地位を固め、ブランド変更後の新たなチームのステータスに順応した。

    2021年にピエール・ガスリーは、ダニール・クビアトに代わってF2からスタップアップするルーキーの角田裕毅をチームメイトに迎え、その責任を主導することになる。

    フランツ・トストは、ピエール・ガスリーがパフォーマンスとチームをリードしていた方法によって、今後は彼のドライビングスタイルの要件に合うようにマシンを設計し、彼の周りにチームを構築することを期待できると述べた。

    「彼は今では経験豊富なドライバーであり、成功したドライバーでもある」とフランツ・トストは語った。

    「どのチームも常に成功しているドライバーを中心とし、集中している」

    「それはどういう意味か? チームはドライバーの技術的なフィードバックに耳を傾けるし、当然ながら、その結果として、マシンの新しいデザインが影響を受ける」

    「こう言い換えてみよう。デザイナーとエンジニアは、来年のマシンをさらに良くするために優れたドライバーからのすべての技術的フィードバックを考慮に入れている」

    「そのマシンをそのドライバーのドライビングスタイルに適合させることで、マシンを単純に速くすることができる。それが通常のやり方だ」

  • ピエール・ガスリー 「F1初勝利のすべての瞬間が心に刻まれている」

    ピエール・ガスリー 「F1初勝利のすべての瞬間が心に刻まれている」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、F1イタリアGPでの衝撃的なF1初勝利を実感するには時間がかかったが、今ではレースの“すべての瞬間”を思い出すことができると語る。

    ピエール・ガスリーは、赤旗中断とレースリーダーのルイス・ハミルトン(メルセデス)のペナルティによって序列が大きく混乱したF1イタリアGPでアルファタウリ・ホンダF1に驚きの勝利をもたらした。

    ピエール・ガスリーは、ルイス・ハミルトンにペナルティが科せられた後、マクラーレンのカルロス・サイツを抜いて首位に立ち、チェッカーまでトップの座を守り切った。

    その結果、アルファタウリ・ホンダにとってチーム史上2勝目をもたらし、2013年のキミ・ライコネン(当時ロータス)以来、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの“ビッグ3”以外で表彰台の頂点に立ったドライバーとなった。

    レース後、表彰台の頂点に感傷的に座り込むピエール・ガスリーの姿は2020年を代表するイメージのひとつとなった。

    新型コロナウイルスに翻弄された多忙な2020年のスケジュールによって、ピエール・ガスリーがF1初勝利の重要性を理解するには時間がかかったが、すべての瞬間が心に刻まれていると語る。

    「あのレースとお祝いのすべての瞬間を覚えている。心に刻まれているし、決して消えることはない」とピエール・ガスリーは語った。

    「とてもコンパクトで激しいシーズンだったので、実際に休暇を取るのは難しかったし、新型コロナウイルスがなく、通常のシナリオで行われていれば、もっとリラックスして楽しむことができたと思う」

    「それでも、2つのレースの間に1週間の休憩があって家に帰ることができたし、『OK、僕たちはやってのけたんだ』と実感した。そして、僕たちが経験したすべての感情を本当に思い返して、忘れないよにした」

    「本当に素晴らしいことだった。今年、マックス(フェルスタッペン)とチェコ(セルジオ・ペレス)、そして、僕たちを除けば、ほぼすべてのレースでメウセデスが優勝した」

    「だから、本当に素晴らしいことだった」

    ピエール・ガスリーは、モチベーションの源として自分のアパートに優勝トロフィーを置いていることを明らかにしたが、勝利はがアルファタウリ・ホンダのチーム全体に力を与えたと感じていると語る。

    「モンツァの週末はイタリアの自分のアパートに滞在した。レース週末に家で寝るのはそれが初めてだった」とピエール・ガスリーは語った。

    「いつも座っている勝利の前に朝食をとっていた同じ場所でトロフィーを眺められるのはかなり特別な感じがする」

    「それは大きなモチベーションだ。毎朝、トロフィーを目の前にしてコーヒーを飲んで 『僕たちはやってのけたんだ』と考える。ミッドフィールドチームであったとしても、不可能ではないとね」

    「サンパウロやモンツァで行ったような力強いパフォーマンスをできる限り繰り返したいという気持ちはチームの僕たち全員とってモチベーションになっているはずだ」

  • アルファタウリF1代表 「2020年の成功はベッテルがいた2008年を凌ぐ」

    アルファタウリF1代表 「2020年の成功はベッテルがいた2008年を凌ぐ」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、2020年シーズンはセバスチャン・ベッテルを擁した2008年の成果を上回り、チーム史上最高のシーズンになったと考えている。

    トロロッソからアルファタウリへと名前を変えて臨んだ2020年のF1世界選手権では、ピエール・ガスリーがF1イタリアGPで衝撃的な勝利を収め、チームの15年の歴史のなかで2勝目をもたらした。

    ピエール・ガスリーの数多くの印象的なパフォーマンスはシーズンのハイライトであり、チームメイトのダニール・クビアトもイモラで表彰台に近づいた。

    アルファタウリ・ホンダF1は、フェラーリからわずか24ポイント下回る107ポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権を7位でフィニッシュ。これはチーム史上最高の獲得ポイントとなる。

    ピエール・ガスリーの勝利は2008年のトロロッソ時代のパフォーマンスとの比較に繋がった。2008年、トロロッソでは将来の4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが同じモンツァで開催されたイタリアGPでF1史上最年少ウィナーとなった。

    しかし、セバスチャン・ベッテルがレッドブル・レーシングに移籍する前のトロロッソでのブレイクの年を監督したチーム代表のフランツ・トストは、2020年の成果は2008年を上回っていると感じていると語る。

    「2008年、モンツァでのセバスチャンとの勝利は素晴らしかったが、今年のような良いフィニッシュはそれほど多くなかった」とフランツ・トストは語る。

    「モンツァでの勝利だけではなかった。イモラで4位、ポルティマオで5位と、他にも多くの良いレースがあった。バーレーンとドイツで6位、オーストリア、イギリス、ムジェロでは7位だった」

    「エキサイティングなレースは1つだけではなかった。非常に良いレース結果がたくさんあったし、2008年を大きく上回った」

    また、フランツ・トストは、2020年シーズンにおけるファエンツァのファクトリーのチームとしてまとまりと、ピエール・ガスリー自身のシーズンを通して好調ぶりを称賛した。

    「ファエンツァでは、設計チーム、プロダクションが非常にうまく機能しており、一体となっている」とフランツ・トストは語った。

    「我々はそのプロセスだけでなく、規律という点でも、あらゆる面でどんどん強くなっている。トラックでのオペレーションもうまく機能していた。人々はどんどんパフォーマンスを発揮しているし、強くなることを望んでいる」

    「2人の本当に良いドライバーもいる。ピエールは大きく改善した。彼は今、本当に高いレベルに達している。したがって、私たちはとても成功することができた」

    「マシンは最初から機能していたと言わざるを得ない。幸いにも、空力のアップグレードはアドバンテージをもたらし、我々を前進させた。これらのポイントがまとまり、成功を収めた素晴らしい明確な状況に至った」

    アルファタウリに戻って最初のフルシーズンとなったピエール・ガスリーは、チームの4分の3近くとなる75ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権で10位で終えた。

    昨年、ピエール・ガスリーが完走したレースでポイントを獲得できなかったの3レースだけであり、シーズンを通した一貫性に満足していると述べた。

    「私は以前よりもパフォーマンスが良くなっているし、より優れたドライバーになっていると言っても過言ではない」とピエール・ガスリーは語った。

    「より一貫性を保つことはは僕自身の目標でもあった。理想的なシナリオ、理想的なバランス、理想的なレース、戦略、タイヤデグラデーションなどがなければ決して得られないことなのは明らかだ」

    「しかし、そういったすべての要因にうまく対応し、シーズンを通してより一貫したパフォーマンスを得ようと努力した」

    「多くのトップ10フィニッシュを成し遂げ、Q3のもたくさん進出できたと思うので、本当に満足している。チームとの仕事という点でお互いを本当によく理解できていると感じている」

    「僕たちは本当に一貫していたし、自分たちが持っているマシンでパフォーマンスを発揮し、最大化した。これは、今シーズンを達成するために、チーム、私自身、そして、周りの人々と一緒に設定した明確な目標だった」

  • ピエール・ガスリー 「ホンダF1は最後のレースまで全力を尽くす」

    ピエール・ガスリー 「ホンダF1は最後のレースまで全力を尽くす」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、ホンダは2021年末にF1から撤退するが、今年もすべてを捧げてくれると信じていると語る。

    ピエール・ガスリーは、2020年のアルファタウリのパフォーマンスの好転させた要因としてホンダのF1エンジンの進化を挙げ、ホンダF1にとって最後のシーズンとなる2021年はさらにパフォーマンスが増加することを期待していると語る。

    「エンジンに関しては、今では僕たちには非常に競争力のあるパワーユニットがあると思う。ホンダは一年中素晴らしい仕事をしてくれたし、信頼性は素晴らしく、昨年と比較した進化を見れば、本当に正しい方向に進んでいる。だから、僕たちの最後のシーズンとなる2021年を楽しみにしている」とピエール・ガスリーはコメント。

    「彼らには良い計画があると思う。僕はいくつか良い響きのことを知っていますが、それらについては話したくはない」

    「興奮しすぎる前にそれがどんなものであるかをラップタイムやトラックで確認するのを待っている。でも、僕はホンダがどれだけ働いているかを知っているし、彼らが2021年の終わりに去るのは諦めたからではないと確信している。それは彼らの考え方の一部ではない」

    「彼らは最後のレースまでプッシュして、全力を尽くしてくれるだろう。でも、彼らは一貫してパッケージを改善しようとしていると思う。(アブダビで)マックス(フェルスタッペン)はメルセデスに先んじてポールを獲得した、4台のホンダがQ3に進んだ。僕たちはかなりまともなレベルに到達した。来年にもっと多くのことがあれば、それはさらに良くなるだろう」

  • 角田裕毅、F1デビューに向けてホンダを表敬訪問

    角田裕毅、F1デビューに向けてホンダを表敬訪問

    2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューが決定している角田裕毅が、ホンダを表敬訪問した。

    今年のFIA-F2をランキング3位で終えた角田裕毅は、2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たす。日本人がF1にレギュラードライバーとして出場するのは、2014年シーズンまで参戦していた小林可夢偉以来7年ぶり、ホンダのドライバー育成プログラム出身者としては2002年から2008年まで参戦していた佐藤琢磨以来13年ぶりとなる。

    現在、帰国している角田裕毅はスーツ姿でホンダを表敬訪問し、八郷隆弘社長、倉石誠司副社長に挨拶した。

    「ホンダの八郷社長と倉石副社長にご挨拶してきました」と角田裕毅はソーシャルメディアに写真を掲載。

    「いつも応援いただき、ありがとうございます」

    「目の前の小さな目標を一つひとつクリアし、大きな夢に近づいていきたいと思います」

    角田裕毅、八郷隆弘社長、倉石誠司副社長l

  • アルファタウリF1代表 「ホンダのエンジン計画が頓挫すれば撤退もありえる」

    アルファタウリF1代表 「ホンダのエンジン計画が頓挫すれば撤退もありえる」

    アルファタウリF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、2022年に優れたエンジン=ホンダのF1エンジンを継続して使用することができなければ、ディートリッヒ・マテシッツはF1活動を終了する可能性があると警告する。

    レッドブル・レーシングは、チームの歴史のなかで重要な局面を迎えている。現在のエンジンサプライヤーであるホンダは、2021年シーズン限りでF1から撤退することを決定しており、2022年に向けて新たなF1エンジンを探すことを余儀なくされている。

    1つ明らかなことは、レッドブル・レーシングはもはやカスタマーチームになることを望んでいないことだ。したがって、レッドブルは、ホンダの知的財産権を取得する計画であり、これを収益性の高いものにするために新しいエンジン規制(2025年または2026年)が導入されるまで、エンジン開発を凍結することを望んでいる。

    この提案は、他のすべてのメーカーによって承認される必要がある。メルセデスとフェラーリは賛同しているが、ルノーはこのアイデアに賛成していないと伝えられている。

    アルファタウリF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、提案が進まない場合、オーナーであるディトリッヒ・マテシッツがF1撤退を決断することを除外することはできないと語る。

    「1つのことは明らかだ。マテシッツとレッドブルは成功のために公然と戦う」とフランツ・トストは Motorsport Magazin に語った。

    「適切な材料がない、つまり、入手できる適切なパワーユニットがないことで、レッドブルがレースに勝ち、世界選手権に参加できない場合、マテシッツが『これに何の意味がある? 我々は勝利を競うことができない。F1は間違った方向に進んでいる」と言う可能性は除外できない」

    そうなった場合、レッドブル・レーシングだけでなく、姉妹チームのアルファタウリも危険に晒されることになるとフランツ・トストは説明する。

    「両方にとってリスクだ。アルファタウリにとってもね」とフランツ・トストは語る。

    「我々はレッドブル・レーシングと提携しており、短期的にすべてを自分たちで行うためのインフラはない。それは長いプロセスだ」

  • アルファタウリ・ホンダF1代表 「角田裕毅はシーズン序盤は苦労するはず」

    アルファタウリ・ホンダF1代表 「角田裕毅はシーズン序盤は苦労するはず」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、角田裕毅がコース上でピエール・ガスリーに挑戦し始めるまでにそう長くはかからないかもしれないが、F1キャリアの初年度は非常に厳しいものになると予想している。

    2020年にFIA-F2をランキング3位で終えた角田裕毅は、今年、F1にステップアップ。ダニール・クビアトに代わってアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たし、ピエール・ガスリーとチームを組む。

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、角田裕毅がマシンの技術的な側面が以前にレースをしたものは大きく異なることから、シングルシーターの最高レベルでの生活に適応するのに時間がかかると考えている。また、プレシーズンテストはわずか3日間であるため、走行時間も限られている。

    また、フランツ・トストは角田裕毅がこれまでレースをしたことのないサーキットを学ぶのにも苦労すると感じているが、F1が舞台を移したときには調子を上げることを期待している。

    「F1の新参者にとって最初の年は非常に厳しい」とフランツ・トストは GPFans.com によって語った。

    「例えば、時差ぼけ、新しいレーストラック、そして、終日メディアやマーケティングの予定があるメルボルンに来ることになる」

    「また、レースカーの技術面でも、ドライバーがそれらのプロセスを処理するのにしばらく時間がかかる。テスト不足は、若いドライバーにとっ多くの精神力を必要とするが、最初のレースは非常に肉体的でチャレンジングなものにもなるだろう」

    「彼がレーストラックを知らない序盤は難しいだろう。しかし、F2でレースをして知っているシーズン後半のバルセロナ、シルバーストン、オーストリア、ハンガリーでは、ピエールに挑戦し、彼の近くにいることを期待している」

    「また予選Q3に進み、チームのためにポイントを獲得し始めることも期待している」

  • レッドブルF1首脳 「角田裕毅はカリスマ性のある面白い男」

    レッドブルF1首脳 「角田裕毅はカリスマ性のある面白い男」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、角田裕毅を高く評価している理由について語った。

    レッドブルF1は、2021年にダニール・クビアトを首にしてホンダF1と自身のジュニアドライバーである角田裕毅をアルファタウリ・ホンダF1からデビューさせることを決断。

    レッドブルF1のドライバー育成プログラムの責任者であるヘルムート・マルコは、2022年のマックス・フェルスタッペンの潜在的なチームメイトとして、1年契約で2021年のドライバーを務めるセルジオ・ペレス、テスト兼リザーブドライバーに降格したアレクサンダー・アルボンとともに角田裕毅の名前を挙げてさえいる。

    もちろん、それは角田裕毅が2021年にアルファタウリ・ホンダでピエール・ガスリーのチームメイトとしてどのような走りを見せるかに依存ているが、ヘルムート・マルコは、角田裕毅がデビューイヤーで大きな印象を与えたとしても、驚くことではないと語る。

    「角田は、すべてのレースで一貫してトップ5でフィニッシュした唯一のF2ドライバーだった」とヘルムート・マルコは Motorsport-total.com に語った。

    「彼がチャンピオンシップで勝てなかったのは、技術的な欠陥といくつかのクラッシュがあったからだけだ。そして、それはルーキーイヤーだった」

    「彼には信じられないほどのベーシックなスピードがあり、非常に速い知覚と学習段階を特徴としている」

    「最後の数戦を見れば、彼がレース序盤から中盤まで抑え、タイヤを節約して、そこから攻撃していた。あれは攻撃性と頭を使ったドライビングの素晴らしい組み合わせだった」

    また、ヘルムート・マルコは、角田裕毅が2020年のF1グランプリ週末のフリー走行1回目に出走させなかったのは、その小柄な身長が理由であることを明らかにした。

    2020年のドライバーであるダニール・クビアトは182cmと背が高く、160cmの角田裕毅のためにクビアトのマシンのセットアップを調整するのは時間がかかりすぎた。そのため、角田裕毅は、イモラでアルファタウリの2018年F1マシンでのテストと、アブダビGP後のヤングドライバーテストの2日間の走行に制限された。

    「彼はカリスマ性のある信じられないほど面白い男だ」とヘルムート・マルコは語った。「彼の身長は161cm、体重は58キロだ」

    「金曜日にF1で彼を使わなかったのは、単に変換に時間がかかりすぎて不可能だったことによるものだ」
    2020年にF2で3勝を挙げてランキング3位でシーズンを終えた角田裕毅は、日本人ドライバー最年少の20歳で小林可夢偉以来7年ぶりにF1グリッドに並ぶことになる。

  • アルファタウリ・ホンダF1、レッドブルRB16のリアエンド採用を見送り

    アルファタウリ・ホンダF1、レッドブルRB16のリアエンド採用を見送り

    アルファタウリ・ホンダF1は、F1レギュレーションで開発トークンを使用せずにアップグレードすることが許可されているにも関わらず、2021年F1マシンのリアエンドをレッドブル・レーシングの昨年マシン『RB16』のものにアップグレードしないことを決定した。

    2021年は基本的に昨年と同じシャシーがそのまま持ち越され、2つのトークンを使用した開発に制限されている。

    だが、2020年にテクニカルパートナーから提供された1年前(2019年版)のノン・リステッドパーツを使用していたアルファタウリとレーシング・ポイントは、トークンを使用せずに2020年仕様にアップグレードすることが許可され、物議を醸していた。

    ハースF1チームは、フェラーリが提供するノン・リステッドパーツを使用しているが、2020年にフェラーリと同じ最新のパーツを使用していたため、これを利用することはできない。

    だが、F1イタリアGPでピエール・ガスリーが優勝し、定期的にミッドフィールドでポイントを争ったアルファタウリ・ホンダは、AT01のリアエンドをそのまま使用し、リソースをフロントエンドに集中させることを計画している。

    「このリアエンドを引き継ぐつもりだ」とアルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは The Race に語った。

    「我々はそれについて長い間懸命に考えてきた。スウィートショップに行って好きなものを選ぶことができるのはとてもいいことだが、我々が開発したいエリアはマシンの反対側にある」

    「来シーズンは、2022年のクルマに多大な労力を費やさなければならないため、リソースと予算を賢く使う必要がある。基本パッケージに違和感はないので、我々は自分たちが開発するエリアに非常に重点を置いている」

    2020年仕様のレッドブルRB16のリアエンドを採用しても、アップグレードトークンは消費されないが、マシンの他のエリアに変更を加える必要が出てくる。また、レッドブルRB16はシーズン序盤にフロントエンドの開発に失敗してリアエンドが不安定だった。そのリアエンドに合わせてフロントエンドを設計し直すのは大きなリスクとなる。

    アルファタウリ・ホンダF1が、パッケージのその側面で安定性を保つという決定は、特にタイヤの能力を超えて成長するダウンフォースレベルを削減するように設計された2021年の空力ルール変更の追加の課題を考えると論理的なものとなる。

    「トークンを使わなくて済むものもあれば、トークンを使う必要のあるものもあります」とジョディ・エギントンは語る。

    「我々はデューデリジェンスを行い、リソースをどこに費やすかを決定した。新しいリアエンドをパッケージ化するために多くの作業を行うこともできれば、そのリソースをマシンのフロントに配置して、次の何かを行うこともできる」

    「大規模なアップグレードが必ずしも正しいとは限らない。スウィートショップに行くが、それをすべてをパッケージに統合する必要がある。『なぜ悩むことはある?』と考えているかもしないが、我々にとってはそうではない。ミスをしたり、マシンの他のパーツのリドースが不足する可能性だってある」

    「我々は上級の設計およびエンジニアリングチームがおり、しっくり検討し、どのエリアを攻撃するのかを尋ねることができる。最大の利益はどこにあるのか? 予算とリソースをどこに展開したいのか? 我々はそれらの決定をかなりうまく管理できたと思う」

    レッドブルのコンポーネントを使用しているにもかかわらず、アルファタウリは独自の空力コンセプトに従い、特にインボードフロントウィングコンセプトに完全にコミットしている。これはレッドブルのコンポーネントがすべてメリットを提供するというのは当然の結論ではないことを意味している。

    アルファタウリ・ホンダ AT01は、2020年に比較的ドライバーに優しいマシンであることが証明された。目標はそれに基づいて構築することであり、基本的に優れているマシンに不注意に弱点を設計するではない。そのため、レッドブルからアップグレードを受け取るのではなく、アルファタウリの目的と開発機能に最適なものに基づいて決定された。

    アルファタウリは、成功したパッケージに基づいて構築し、チームの運営方法をさらに改善することで、パフォーマンスが向上し、マシンがよく理解されるようになることを期待している。

    「それのいくつかは、我々がマシンで進めたい方法と実際には一致していない」とジョディ・エギントンは語った。

    「パフォーマンスでターゲットにしているエリアは、昨年ターゲットにしたものと同じだ。ひどい弱点はない。すべてのエリアでバーを高く移動する必要がある」

    「我々はチームとして改善するためにいくつかのステップを踏み出したが、次のステップを踏む必要がある。結果を出せなかったレースをなくし、本来の結果を出す必要がある。我々は本当に良くなる方法を学ぶ必要がある」

    「トラックサイドエンジニアリングチームは素晴らしい仕事をした。結果が出なかったイベントもあれば、素晴らしい戦略判断によって実力以上の結果を出すことができたイベントもあった」

    「エンジニアは必要なときにセットアップに関して勇気を持っており、ドライバーと本当にうまく機能してきました。それがチームの強みのひとつだと思っている」

    「政治もスーパースターもない。しかし、我々にあh取り組まなければならないことがある。チームは新しいチームではないが、それでもかなり若いチームだ。だから、我々は自分の過ちから学ぶ必要がある」

  • ピエール・ガスリー 「角田裕毅はF2で好パフォーマンスを発揮していた」

    ピエール・ガスリー 「角田裕毅はF2で好パフォーマンスを発揮していた」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、F2とF3の両方をフォローするのが好きであり、新しいチームメイトの角田裕毅のF2でのパフォーマンスに感銘を受けたと語った。

    ホンダが支援する角田裕毅は、2020年に初参戦したF2で3勝を挙げ、ルーキートップとなるランキング3位でシーズンを終了。2021年はF1へとステップアップを果たし、アルファタウリ・ホンダF1でピエール・ガスリーのパートナーとなる。

    ピエール・ガスリーは、角田裕毅を“面白い”キャラクターだと表現。F2とF3を見るのが好きで、角田裕毅がF2で“非常に優れたパフォーマンス”を発揮していたと述べた。

    角田裕毅の第一印象について質問されたピエール・ガスリーは「面白い奴だよね!」とコメント。

    「僕はいつもF2とF3を見ている。それらのレースはしばしば非常に面白いので見るのが好きなんだ」

    「彼(角田)はとても良かったと思う。彼は2~3レースで優勝し、何度かポールポジションも獲得したよね」

    「彼は何度かチャンピオンシップで多くのポイントを落とした。理由は正確にはわからない。彼のコントロールできない何かのせいだったこともあれば、彼が自分でしたことのせいだったこともあった。でも、全体として、僕の意見では、彼は非常にいいパフォーマンスを発揮したと思う」

    ピエール・ガスリーは、F1アブダビGPで角田裕毅とトラックウオークをしたが、角田裕毅にはガスリーが歩くのではなくジョギングするつもりであることは知らされていなかったと語った。

    「そうだね。一緒にトラックウォークをした。ウオークになるはずだっただけど、結局エンジニアと一緒にラップを走ることにしたんだ」とピエール・ガスリーは説明した。

    「彼はそのための服を着ていなかったけど、それでも僕たちと一緒に来た。かなりやることがあったので、その時はあまり話はできなかった。でも、もちろん、ホスピタリティで彼とは会っているし、彼はナイスガイだと思う」

    2021年にピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダで2年目のフルシーズンを迎える。リードドライバーの役割を担うことになったガスリーは、マシンの開発について影響力のある発言ができる機会を楽しんでいると語る。

    「そのエクストラな責任を引き受けたいと思っている」とピエール・ガスリーは語った。

    昨シーズン、ピエール・ガスリーは75ポイントを獲得し、32ポイントを獲得した元チームメイトのダニール・クビアトを上回ったが、角田裕毅の到着がガスリーのアプローチを変えることはないと語る。

    「自分と自分のパフォーマンスに関して、誰が隣で運転しているかは実際には問題ではないと思う」とピエール・ガスリーは語った。

    「自分が持っているマシンを使って、自分自身とチームのためにできる限りのことをしなければならない。常に自分自身を最大限に活用したいと思っている。それは2021年も変わらない」

    「ダニール(クビアト)と僕がどのように協力し、お互いをプッシュしたという点で、1年半は素晴らしい状況にあったと思う。また、僕たちの経験はチームの前進を助けたと思っている」