カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • 【動画】 角田裕毅 2021年 F1バーレーンGP オーバーテイク集

    【動画】 角田裕毅 2021年 F1バーレーンGP オーバーテイク集

    アルファタウリ・ホンダの角田裕毅のF1デビュー戦となったF1バーレーンGPでのオーバーテイク集をF1公式サイトがまとめた。

    7年ぶりの日本人ドライバーとしてF1グリッドに並んだ角田裕毅は、13番グリッドからスタートしたレースで9位入賞。デビュー戦でポイントを獲得した初めてのドライバーとなった。

    アルファタウリ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トストも「ユウキはF1で初めてのレースだった。そして、私は彼が本当に素晴らしい仕事をしたと言わなければならない。我々は彼に、彼の目標はレースを走れるように1周目から無傷なマシンで戻ることだと彼に話していた。そして、彼はまさにそれを達成した。彼は多くの優れたオーバーテイクを見せた。彼は最も多くのオーバーテイクを完了したマシンだったと思う」と称賛している。

    F1公式サイトは『ONBOARD: Yuki Tsunoda’s incredible overtakes in Bahrain』と題して角田裕毅のF1バーレーンGPでの8回のオーバーテイクのオンバード映像をまとめて公開。主に1コーナーでのオーバーテイクは、ホンダのF1エンジンを搭載するアルファタウリのマシンの戦闘力の高さを感じさせるものの、FIA-F2時代から定評のある迷いのない的確なオーバーテイクを確認できる。

    角田裕毅は、特に印象的だった場面としてフェルナンド・アロンソをオーバーテイクしたシーンを挙げている。

    「ターン1への進入で、僕はフェルナンドのスキルを信頼し、オーバーテイクを仕掛けました。僕はルーキーですから。少し申し訳ないと思いつつ、かなり遠いところから仕掛けさせてもらいました。感動的なことがいくつかありました。もちろん同じマシンではありませんが、嬉しかったです」と角田裕毅はコメント。

    また、「彼の後ろで数周運転し、彼がコーナーでタイヤをどのように管理しているか、コーナーでどのようなドライビングしているかを学びました。彼を追い抜いた後、彼のドライビングを真似してみました。いくつかのコーナーでマシンからよりいいものを引き出せました」とレース中にフェルナンド・アロンソから学んだことをすぐに実践に移していたことを明らかにしている。

    また、最終ラップでのランス・ストロール(アストンマーティン)を抜いての9位入賞についても「最後のラップの最初のコーナーでストロールを抜くことができました。仕掛けるのは本当に遅かったのですが、彼をオーバーテイクすることができなければ、今夜は一晩中絶対眠れないだろうなと思いました!」と語り、デビュー戦で入賞だけでは満足できない向上心をうかがわせた。

    「特に最後の2周は彼からの汚れた空気のなかで本当に苦労しました。かなり多くのミスをしました。だから、最後のラップで彼を抜くことができて本当に良かったです」

  • レッドブルF1幹部 「角田裕毅は日本人初のF1チャンピオンも夢じゃない」

    レッドブルF1幹部 「角田裕毅は日本人初のF1チャンピオンも夢じゃない」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、アルファタウリ・ホンダの日本人ドライバーである角田裕毅はF1の最新のスターになるための道を歩んでいると語る。

    20歳の角田裕毅は、F1デビュー戦となったF1バーレーンGPで13番グリッドからスタートして9位入賞。2ポイントを獲得し、日本人ドライバーとしてデビュー戦で初めてポイントを獲得したF1ドライバーとなった。

    「彼は頭が良く、20歳だが、非常に成熟している」とヘルムート・マルコは語った。

    角田裕毅は、4か月前にイモラでアルファタウリ・ホンダとの最初のF1テストをして以来、チーム内ですでに人気を博しているとヘルムート・マルコは語る。

    「まもなく彼は新しいF1スターになるだろう。みんなが彼のことが好きだ。彼は魅力的な20歳の日本人男性で、ユーモアのセンスがある」

    ヘルムート・マルコは、159cmという角田裕毅の現役F1ドライバーで最も低い身長がF1コックピットに理想的に適合していると語る。「159cm、61kg、すべてのデザイナーが彼を愛している!」

    だが、ヘルムート・マルコは、実際にはアルファタウリは角田裕毅にチームのF1マシンとシミュレーターを適応させるために「あらゆる種類の問題を抱えていた」と説明する。

    「主にペダルが問題だった。ペダルを前に出す必要があった。それに我々はまだシミュレーターで彼にふさわしいシートを確保するのに苦労している」

    角田裕毅は、予選Q2でミディアムコンパウンドを使いこなすことができず、13番グリッドに沈んだ。

    「彼の初めて予選なので、チームはソフトタイヤを与えるべきだったと思うし、彼はパフォーマンスを発揮きなかった」とヘルムート・マルコは語った。

    「彼には予選のルーティンがないので、その方が彼にとってはもっと簡単だっただろう」

    2018年に全日本F4でチャンピオンを獲得した角田裕毅は、日本からヨーロッパにわたってしてわずか2年でF1デビューを果たした。

    「我々は彼をヨーロッパに連れてきた」とヘルムート・マルコは語った。「F3で1シーズン、F2で1シーズン、誰もそのことに気づいていない。そして、F1で爆発した」

    角田裕毅は昨年のF2でチャンピオンのミック・シューマッハに15ポイント差で3位、ルーキーで1位に終わった。

    「技術的な故障がなければ、彼は簡単にチャンピオンシップに勝っていただろう」とヘルムート・マルコは語る。

    角田裕毅が日本初のF1ワーツドチャンピオンになれるかと質問されたヘルムート・マルコは「間違いない」と語った。

    レッドブルF1のドライバーマネジメントを統括するヘルムート・マルコのこの発言は、将来的なレッドブル・レーシングへの昇格も視野に入れていることを示唆している。

  • 角田裕毅 「最終ラップでストロールを抜けなかったら眠れなかった」

    角田裕毅 「最終ラップでストロールを抜けなかったら眠れなかった」

    アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1デビュー戦となったバーレーンGPの最終ラップでランス・ストロール(アストンマーティン)を抜くことができなかったら、日曜日の夜に眠れなかっただろうと語る。

    7年ぶりの日本人F1ドライバーとして2021年のF1世界選手権に参戦する角田裕毅は、開幕戦F1バーレーンGPのレース終盤にすでにポイント圏内の10番手を走行していたが、最終ラップのスタート時に本気でランス・ストロールから9位を奪うことをすでに狙っていた。

    角田裕毅は予選に不満を感じていた。Q2でミディアムタイヤでの突破を目指したが、グリップを見い出せることができずに13番手タイムで敗退。チームメイトのピエール・ガスリーは同じタイヤでQ3に進出して5番グリッドを獲得していた。

    F1デビュー戦のスタートで角田裕毅は慎重になりすぎ、ラップの早い段階でポジショニングを最適化することができず、いくつか順位を失った。

    「最後のスティントはタイヤマネジメントにおいても最高のスティントだったと思います。他の2つのスティントと比較しても良いペースがありました」と角田裕毅は語った。

    「最後のラップの最初のコーナーでストロールを抜くことができました。仕掛けるのは本当に遅かったのですが、彼をオーバーテイクすることができなければ、今夜は一晩中絶対眠れないだろうなと思いました!」

    「特に最後の2周は彼からの汚れた空気のなかで本当に苦労しました。かなり多くのミスをしました。だから、最後のラップで彼を抜くことができて本当に良かったです」

    「嬉しいですが、少しがっかりしています。特に、1周目にポジションを失いすぎてしまいましたからね。それにポジションを取り戻すのにも時間がかかってしまいました」

    9位という結果は堅実と言えるが、本当にがっかりしているのかと質問された角田裕毅は、自分がどれほど野心的であるかを明らかにした。

    「そうですね、このレース前に高すぎるところを目指したのかもしれません! でも、予選でチームメイトの方が良い仕事をしているのを見ましたし、そこを狙っていたので、100%満足しているわけではありません」

    「しかし、最初のレースでポイントを獲得できてうれしいです。チームにとって本当にポジティブなことですからね。だから、実際にはがっかりしていません。でも、もちろん、このレースで多くのことを学んだと思います」

    どのようなことを学ぶことができたかと質問された角田裕毅は「最大のことはファーストラップのポジショニングです。ダメージを受けてはいけないという警戒心が強すぎました」と語る。

    「マシンに競争力があることは分かっていて、ペースも良かったのですが、ファーストラップにダメージを受けないように本当に慎重にいかなければならないと思っていました。また、マシンのポジショニング的にも、スタートは本当に悪かった。だから、それらのことを考えています」

    また、角田裕毅は、元F1ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソとのある戦いが特別だったと改めて語った。

    「少しエモーショナルでした。アロンソを最後に見たのは12年~13年前くらいで、彼がルノーかマクラーレンのどっちでF1を走っていたかは忘れてしまいましたが、富士スピードウェイで彼を見ました。本当に誇りに思います。彼と戦うことができて本当に嬉しかったですが、もちろん同じマシンではありません」

    「チームの最初のレースでポイントを獲得できてうれしいです。また、このレースで多くのことを学んだこともポジティブなことです。次回のイモラではもっとうまくやりたいです」

  • アルファタウリF1代表 「アストンマーティンの今季マシンはそれほど良くない」

    アルファタウリF1代表 「アストンマーティンの今季マシンはそれほど良くない」

    アルファタウリ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、アストンマーティンの2021年F1マシンは「それほど良くない」と評価する。

    フェラーリから放出されたセバスチャン・ベッテルは、レーシング・ポイントから改名した新生アストンマーティンF1に加入。好意的な環境で4回のF1ワールドチャンピオンの復活が期待されている。

    しかし、セバスチャン・ベッテルは、F1バーレーンGPで大いに苦戦した。

    「マシンを快適に感じることができていない。多くのこととと格闘していて、ドライビングに集中できなていない」とセバスチャン・ベッテルは2021年の開幕戦の後に RTL に語った。

    「僕たちには処理をしなければならないことがたくさんある。他チームのいくつかは2秒速かった」

    昨年の“ピンクメルセデス”論争で話題となりセルジオ・ペレスが初優勝を挙げたマシンであることから、多くの人がセバスチャン・ベッテルを2021年の5回目のタイトルのダークホースでさえあるかもしれないと予測した。

    「理論はひとつのことであり、現実はまた別のものだ」とアルファタウリF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは Sport1 に語った。

    「実際、マシンはそれほど良くはない。リアエンドが非常に不安定だ」

    しかし、フランツ・トストは、セバスチャン・ベッテルが以前のスピードを取り戻すための時間はまだあると考えている。。

    「彼は経験があるのでチームを前進させることができる。彼はレースや世界選手権に勝つ方法を知っている」とフランツ・トストは付け加えた。

    2年ぶりのF1復帰にも関わらず、セバスチャン・ベッテルよりもはるかに優れた成績を収めたフェルナンド・アロンソでさえ、F1スピードでの生活にゆっくりと再調整していると語る。

    「カルロス(サインツ)、(ダニエル)リカルド、(セバスチャン)ベッテルなど、チームを変えたすべてのドライバーはもっと時間が必要だと思う」とフェルナンド・アロンソは放送局 DAZN に語った。

    「ベッテルはそれに慣れる必要がある。リカルドはブレーキに慣れている。カルロスは一部のレースでは100%の実力を発揮できないだろう。それに2年半離れていたことの掛け算するとどうなるか想像してほしい」

  • アレクサンダー・アルボン、DTM参戦用のヘルメットを公開

    アレクサンダー・アルボン、DTM参戦用のヘルメットを公開

    レッドブルF1のリザーブドライバーを務めるアレクサンダー・アルボンが、2021年のDTM(ドイツツーリングカー選手権)で着用するヘルメットを公開した。

    昨年までレッドブル・レーシングのF1ドライバーを務めていたアレクサンダー・アルボンだが、今年はセルジオ・ペレスが加入し、アルボンはレッドブルのリザーブドライバーに降格となった。

    アレクサンダー・アルボンは、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリのリザーブドライバーとしてグランプリに帯同し、F1バーレーンGPにも姿をみせていた。

    それと並行して、F1グランプリのない週末にはDTMに参戦することが決定しており、アルファタウリ・カラーのフェラーリ488 GT3EVOを走らせる。

    DTMマシンでの初走行にむけてプライベートテストのためにスパ・フランコルシャンを訪れたアレクサンダー・アルボンは、2021年のヘルメットを披露。これまでのイエローのカラーリングからアルファタウリのカラースキームに合わせたグークブルーに変更したクールなデザインとなった。

    DMT参戦にむけてアレクサンダー・アルボンは「DTMは、フィールドで非常に才能のあるドライバーとエキサイティングなレースを備えた素晴らしいシリーズだ」と語る。

    「オートスポーツBRDCヤングドライバーアワードにノミネートされた2015年に一度だけ“ティントップ”を運転したことがあるけど、それらはシングルシーターとは大きく違った」

    「ダウンフォースが大幅に減り、タイヤが大きく異なるため、異なるドライビングスタイルが必要になる。慣れるまで少し時間がかかるだろうけど、既存のF1コミットメントがないときの新しいレースチャレンジを楽しみにしている」

    アレクサンダー・アルボン 2021年 ヘルメット(レッドブルF1)アレクサンダー・アルボン 2021年 ヘルメット(レッドブルF1)

  • 「角田裕毅はここ数年のF1で最高のルーキー」とF1幹部ロス・ブラウン

    「角田裕毅はここ数年のF1で最高のルーキー」とF1幹部ロス・ブラウン

    F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、F1デビュー戦となったバーレーンGPで9位入賞を果たした角田裕毅は“近年のF1で最高のルーキー”だと絶賛した。

    7年ぶりの日本人ドライバーとしてアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たした角田裕毅は、予選Q1で2番手タイムを記録するなど週末の注目トピックのひとつとなり、決勝では9位入賞を果たし、F1デビュー戦でポイント獲得を果たした初めての日本人ドライバーとなった。

    かつてフェラーリのF1チーム代表を務めたロス・ブラウンは、角田裕毅のパフォーマンスとキャタクターに感銘を受けていると語る。

    「角田裕毅には本当に感動した。週末に初めて彼に会った。彼は本当に印象的なキャラクターだ」とロス・ブラウンはFormua1.comのコラムで語った。

    「彼はとてもおもしろくて、マシンの中での彼の言葉は少しフルーティーだ!」

    「彼はレースでいくつかの素晴らしい魅力を見せました。これが彼の最初のF1レースであったことを考えると励みになる。彼は過去数年のF1で最高のルーキーであり、彼は参加したどのシリーズでもかなり驚異的だった」

    「レッドブルによる彼の昇進は素晴らしい動きのように見える。我々皆がは鈴鹿のグランドスタンドの輝かしい日々と日本のファンの情熱を皆覚えている。我々は再びそれを経験することになると思うし、信じられないほどエキサイティングだ」

  • ホンダF1:2021年 開幕戦 F1バーレーンGP 決勝レポート

    ホンダF1:2021年 開幕戦 F1バーレーンGP 決勝レポート

    フェルスタッペンが2位に入り、ホンダとしては通算200回目の表彰台登壇。デビュー戦の角田裕毅は9位入賞を果たす
    2021年の開幕戦バーレーンGPの決勝は、首位争いが最終ラップまで続く激しい戦いとなり、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが0.7秒差で2位フィニッシュを果たした。これが、ホンダとしては通算200回目の表彰台登壇となる。

    フェルスタッペンは前日の予選でポールポジションを獲得。一方でチームメートのセルジオ・ペレスは、フォーメーションラップ中にマシンの電源がシャットダウンし、ピットレーンスタートで最後尾から追い上げる展開となる。

    さらに、オープニングラップでクラッシュが発生し、セーフティカー(SC)が出動したが、このSC明けのリスタートでスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、ダニエル・リカルド(マクラーレン)と接触し、フロントウイングを失うダメージを負った。

    これによってコース上にはバーチャルセーフティカーが導入され、ガスリーはその間にピットインしてウイングを交換。しかし、レース復帰後もダメージの影響に苦しみ、残り4周時点でリタイアとなった。

    ペレスも序盤でピットストップを行い、タイヤを交換。これによってさらに後方へと下がるが、ここから追い上げを開始し、オーバーテイクを繰り返して順位を回復していった。

    フェルスタッペンは、首位を守りながらレースを進めたが、2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)が早めのピットストップを行う作戦を採ったため、リードを明け渡す。フェルスタッペンは17周目にピットインすると、2度目のスティントでも力強い走りで首位を追いかける。

    F1デビュー戦を迎えた角田裕毅は、スタートでややポジションを下げたものの、ターン1とターン4で見事なオーバーテイクを披露し、順位を取り戻していく。15周目に最初のピットストップを行い、ミディアムタイヤからハードに交換。続いて33周目に2度目のタイヤ交換で、再びハードタイヤを装着した。

    フェルスタッペンは、残り17周となったところで2度目のストップを行い、ハードタイヤに交換。これより13ラップ早くピットインしていた首位のハミルトンを、8.8秒差で追撃する。残り4周で追いついたフェルスタッペンは、ターン4でオーバーテイクに成功。しかし、コーナー出口で膨らんでしまい、コース外走行となったため、直後に順位を譲り、再度の追い上げを図る。ファイナルラップでハミルトンの背後に迫ったフェルスタッペンでしたが、パスするには至らず、0.7秒差の2位でチェッカーフラッグを受けた。

    ペレスは39周目に3度目となる最後のピットストップを行い、8番手でコースへ復帰。ミディアムタイヤを履いて好調なペースを見せ、ランス・ストロール(アストンマーティン)、リカルド、シャルル・ルクレール(フェラーリ)をオーバーテイクし、5位入賞を果たした。

    角田は最終ラップまで攻め続け、最終コーナーでストロールをオーバーテイク。9位入賞を手にして、デビュー戦でのポイント獲得を果たした。日本人ドライバーがデビュー戦でポイント獲得を果たすのは史上初めて※となる。

    第2戦は、イタリア・イモラでのエミリア・ロマーニャGPで、4月18日(日)に決勝レースが行われます。

    ※日本人ドライバーのデビュー戦最高位は、中嶋悟氏、中野信治氏の7位(当時は6位までがポイント対象)

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    今日のシーズン開幕戦はレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手がポールポジションからスタートしたものの、残念ながら勝利を逃し2位表彰台獲得に終わりました。勝利を逃したという悔しい思いの一方で、ポールポジション獲得に加え、レースでも終始トップ争いを繰り広げるパフォーマンスを見せられたことをポジティブに捉えています。レースでは、戦略の違いによりハミルトン選手を追いかける展開になり、最後は1秒差以内まで追い詰めたものの、惜しくも届かず2位となりました。チームメートのペレス選手は、フォーメーションラップ中の電源シャットダウンによりマシンがコース上でストップ。幸運にも電源が復活し、ピットレーンからスタートすることができました。最後尾からの追い上げにもかかわらず、素晴らしい走りで5位まで順位を上げてフィニッシュしています。今日発生した問題については、車体・PU合わせてこの後解析を行い、再発防止に向けて対応をしていきます。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田選手は、デビュー戦でいくつものオーバーテイクを見せて、9位入賞を果たしました。うまくタイヤをマネージし、いいレースをしてくれたと思います。ガスリー選手については序盤の接触が影響し、残念ながら終始後方でのレースになりましたが、アルファタウリの2台は週末を通して速さを見せていました。ホームグランプリとなる次戦もいい走りを見せてくれることを期待しています。今週末は両チームともに競争力があることを見せてくれました。オフシーズンの間に懸命に開発を進め、新しいPUを送り出してくれたHRD-SakuraとHRD-UKのメンバー、それに素晴らしいマシンを開発してくれたレッドブルとアルファタウリにも感謝の言葉を贈りたいと思います。今回のレースでのデータを入念に解析し、PUの最適化をすると同時に、問題点や懸案に対しての対応を進め、次戦に臨みたいと思います。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    今日は大きな前進を実感できたのは事実ですが、勝利を手に入れられなかったのは残念です。レース中はドライブしながらいくつかの問題に対処しなければならなかったので、しっかりと調査していきますが、今日も含め、レースウイークを通じて、ポジティブな点は多くありました。メルセデスはアンダーカットしてきましたが、僕らも自分たちの戦略を貫き、それがうまくいったと思います。問題は、今のF1マシンはオーバーテイクしにくいことで、一度コース上で前に立ってしまえば、かなり有利になります。ルイスに接近してすぐにパスしましたが、ターン4でわずかに膨らんでしまったので、ポジションを返しました。しかし、そこからプレッシャーをかけていけるほどタイヤの状態はよくありませんでした。僕らは、ポジティブな面を見ていく必要があります。メルセデスに勝負を挑むことができたことは素晴らしく、こうした展開でシーズンをスタートできて、ポイント獲得を果たせたこともいいことです。常に改善点はあるものなので、さらなる前進のために分析を進めていきます。ここでホンダの200回目の表彰台を決められてよかったです。ここからは次戦へフォーカスして取り組んでいきます

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    今日はレースができなくなる状況にあったことを考えれば、結果には満足していますし、ペースがよく、ポテンシャルも見えたので、ポジティブな面が多くありました。フォーメーションラップでは、突然マシンがシャットダウンしてしまいました。マシンを降りる寸前でしたが、そのままとどまったところで再び動き出してくれたのは、奇跡的だと思います。これによってピットレーンスタートになってしまったのは痛かったのですが、追い上げて完走できたことはうれしいですし、このマシンで全開走行をする経験が積めたのでよかったです。結果が残せたことが重要であり、もちろんマックスが勝利できなかったことは残念ですが、その日はきっとくるはずですし、僕らならやれると思います。分析が必要なデータがたくさんあるので、すべてを理解して、次のイモラにはさらに強くなって戻ってきたいと思います。

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    初めてのグランプリでポイントを獲得できてうれしいです。今日のレースでマシンパフォーマンスの素晴らしさを示せたと思います。1周目で慎重になりすぎてポジションをいくつか下げてしまったのは残念で、レース中は必死で挽回を目指しました。このバーレーンでは多くを学ぶことができてよかったですし、これをもとにイモラへ向かいたいと思います。レース中は力強いオーバーテイクをすることができました。僕にとっては、フェルナンド(アロンソ)をパスしたのが熱く感じた瞬間で、幼いころから見てきたスーパースターだったので、とてもエキサイトしました。今日のパフォーマンスを誇りに思いますし、次もどのくらいやれるのか楽しみです。

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    今週末は最初からずっと強さを発揮できていたので、とてもがっかりしています。5番手スタートという好条件でしたが、1周目のダニエル(リカルド)との接触で僕のレースはほぼ終わってしまいました。フロントウイングを失い、フロアにもダメージを負ったので、1周目からかなり後方になってしまい、勝負権を失ってしまいました。レースウイークを通じていいペースがあったので、本当に残念です。成果を得ることはできませんでしたが、今週末は多くのポジティブな面があったので、イモラでもそれを発揮できればと思います。

  • 【動画】 角田裕毅、最終ラップでランス・ストロールをオーバーテイク

    【動画】 角田裕毅、最終ラップでランス・ストロールをオーバーテイク

    アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、7年ぶりの日本人F1ドライバーであり、F1バーレーンGPではデビュー戦でポイントを獲得した史上65人目のF1ドライバーとなった。しかし、角田裕毅は9位に大喜びしているわけではない。

    FIA-F2での活躍からデビュー前からミック・シューマッハ以上の注目を集めていた角田裕毅。13番グリッドからのスタートで1周目に15番手まで順位を落としたが、セバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネンとのバトルを制して10番手に浮上。前のランス・ストロールを追った。

    そして、角田裕毅は最終ラップでランス・ストロールをパスし、9位でフィニッシュ。「ポイントを獲得できてうれしい」と角田裕毅はレース後に語った。

    「最初のラップでかなり多くのポジションを失ってしまいました。それは私の大きなミスであり、そこから挽回しなければなりませんでした。50%満足していますが、それでも50%は僕の大きなミスでした」

    「ポジションをさらに伸ばすことができましたし、初ポイントを獲得できてよかった思いますが、イモラにむけて、今回レースから改善できる余地はたくさんあると思います」

    しかし、チームメイトのピエール・ガスリーが早い段階でフロントウィングを失った後、リタイアしたことで、アルファタウリに今季ポイントを与えた角田裕毅は少なくとも自分の反撃に満足していていると語る。

    「ペースは良かったです」と角田裕毅は振り返る。

    「最後の3周はストロールの後ろにいて、汚れた空気のなかにして、本当にその汚れた空気に適応するのに苦労して、かなりのミスを犯しました。それで、最終ラップ、最初のコーナー、まだかなり大きなギャップがありましたが、やりとげることができました。彼を追い抜くことができてうれしいですし、、最初のポイントを獲得できたことに満足しています」

  • ホンダF1 田辺豊治TD会見 「勝利を逃したのは残念。展開的にも悔しい」

    ホンダF1 田辺豊治TD会見 「勝利を逃したのは残念。展開的にも悔しい」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年のF1世界選手権 開幕戦 F1バーレーンGPの決勝を振り返った。

    前日の予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がホンダF1エンジンに30年ぶりに開幕ポールポジションをもらたした。ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)も5番グリッドにつけ、二人ともミディアムタイヤでのスタートでレースへの期待が高まった。

    しかし、決勝ではマックス・フェルスタッペンがメルセデスF1との2名のドライバーとの戦略を絡めた戦いを余儀なくされて2位でフィニッシュ。ピエール・ガスリーは序盤のクラッシュでフロアにダメージを負ってリタイアとなった。

    「勝利を逃したのは非常に残念です。展開的にもちょっと悔しいところもありました」と田辺豊治はコメント。

    「その一方で、今年の初戦で終始トップ争いを展開でパフォーマンスを見られた。見せられたのは非常にポジティブに捉えています。シーズンスタートとしては、非常にいいレースだったと思っています」

    フォーメーションラップでは、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスのマシンがシャットダウンするという問題が発生した。

    「ペレス選手ですが、これから細かくところを解析してきます」と田辺豊治はコメント。

    「スタート前のフォーメーションラップでクルマの電源が落ちてストップしたことで、もうこれで実際おしまいかなと思ったのですが、復活してピットレーンスタートを切ることができました。レース中も最後尾から全車追いかけて、オーバーテイクして、最終的には5位という非常に力強いレースをしてくれました。これもポジティブな結果だったと思います」

    「デビュー戦の角田選手ですが、13位スタートから9位フィニッシュとミッドフィールドの非常に厳しい戦いの中、オーバーテイクを見せました。最後の最後に1つポジションを上げて9位に入りました。今回のレースで、金曜の練習走行、土曜の予選、日曜の本選と、彼としていろいろと学べたのではないでしょうか。きちんと仕事をして、今日の完走および印象に結びついたので、これも非常にポジティブな結果だったと思います」

    「ガスリー選手は接触があって大きく遅れてしまった。その後にもトラブルがあって、最終的にはリタイアしました。残念でしたが、予選ではミディアムタイヤでQ2を突破しています。アルファタウリのクルマのポテンシャルは、そういう作戦に出ること自体厳しいミドルフィールドの中にいます。でした、プラクティスからQ1までの自分たちのポテンシャルでQ2をミディアムで突破できる自信がありました」

    「考えてみれば、昨年のアルファタウリはミディアムでQ2をというところにいってなかったので、今年のスタートとしては非常によいことと思います」

    「今日は終始トップ争いができた。アルファタウリも非常にいい走りができた。ですが、当然、敵も止まってはいません、私たちとしては、当たり前のことのようですけども、さらに開発の手を休めることなく進め、これから第2戦、それ以降に向けていきたいと思っています」

    今年、レッドブルにはセルジオ・ペレスが加入したが、開幕戦では前述の通りにピットレーンスタートなり、2台のメルセデスに対してマックス・フェルスタッペンは1台での孤軍奮闘という昨年と同じ状況になった。

    「ペレス選手が後方に下がってしまったこともあり、メルセデスは2台で戦略を分けることができました。しかも、メルセデスは元々戦略面が強いチームです。2対1の対決になってしまったことで、我々はポールポジションを獲ったものの、1台のストラテジーに反応してしまうと、もう1台にカバーされてしまう。チームとしては気を遣うレースになったと思います。そういう部分で、メルセデスに上に行かれてしまった」

    「今回はやられてしまったという感じです。できることはやりましたし、チームの判断も最適だったと思います。でも、結果に表れなかったという意味では、まだまだ足りなかったということでしょう。そういう意味では100%満足かと言われると、そうではないです」

    今年は史上最多の23戦が組まれているが、メルセデスとのギャップが縮まったことで、パワーユニットの運用に変化はあるのか。

    「今回のデータを見直して、考えていきたいと思います」と田辺豊治はコメント。

    「今回どれくらい消耗したのか、そして、サーキットごとのパワーセンシティビリティなどを見ながら使っていくことになると思います。ただ、無鉄砲に出力を引き上げることはありません」

    「今日のレースを見ると、去年までとは違うと思います。去年は全ての歯車が噛み合った時にだけメルセデスに勝つことができました。去年のメルセデスとの差を考えると、今年は良いポジションにいなと感じています」

    また、今季型のホンダF1の“新骨格”のパワーユニットについて田辺豊治は改めてその効果を説明した。

    「この新骨格のエンジンは、カムシャフトの位置を変えたことで、全高が低く、コンパクトになっています。これにより、マシンの中の空気の流れ、つまりエアロダイナミクスに貢献した形になっていると思います」

    「(エイドリアン)ニューウェイさんからは、コンパクトなPUになり、マシンへの搭載の面で貢献してくれてありがとうという言葉をいただいています。車体を作る上で、我々の新骨格が寄与しているのは明らかなようです」

  • 角田裕毅、F1デビュー戦を回想「アロンソを抜いた瞬間は感動的だった」

    角田裕毅、F1デビュー戦を回想「アロンソを抜いた瞬間は感動的だった」

    アルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たした角田裕毅は、9位入賞を果たしたF1バーレーンGPでの“感動的”な瞬間としてフェルナンド・アロンソとのバトルを挙げた。

    角田裕毅は、これまで限られた走行時間のなかで印象的なパフォーマンスを示してきたが、土曜日の予選ではQ2でミディアムタイヤを生かし切れずに13番手。慎重なスタートで15番手に順位を落としたが、際立ったオーバーテイクを何度も見せ、最終ラップではランス・ストロールを追い抜いて9位でフィニッシュ。デビュー戦でポイント獲得を果たした初の日本人ドライバーとなった。

    「本当に嬉しいです。予選、特にQ1からこのレースウィークエンドを本当に楽しんでいました」と角田裕毅はレース後に語った。

    「予選Q2では、ミディアムタイヤに少し苦労しました。グリップを得られているとは感じられませんでした。でも、レースでは、特に多くのマシンをオーバーテイクし、良い学習ができるなど、多くのポジティブなことがありました」

    「ピエール(ガスリー)のマシンに少し問題があったは残念なことでした。ポイントを獲得できて、日本人ドライバーとして初めてデビュー戦で入賞することができたことを本当に嬉しく思っていますし、誇りに思っています」

    「1周目については少しがっかりしています。慎重になりすぎて、かなりポジションを失ってしまいました。そこからポジションを取り戻さなければならず、多くのタイムを失い、タイヤも使ってしまいました。100%のパフォーマンスではなかったと思います」

    角田裕毅は、特に印象的だった場面としてフェルナンド・アロンソをオーバーテイクしたシーンを挙げた。

    「フェルナンドを抜いたしたときは少しエモーショナルでしたでした。前回彼に会ったのは、12年か13年前で僕が7歳か8歳の時でした!」

    「ターン1への進入で、僕はフェルナンドのスキルを信頼し、オーバーテイクを仕掛けました。僕はルーキーですから。少し申し訳ないと思いつつ、かなり遠いところから仕掛けさせてもらいました。感動的なことがいくつかありました。もちろん同じマシンではありませんが、嬉しかったです。」

    フェルナンド・アロンソへのお漕がれは父親の影響だと角田裕毅は語る。その影響もあり、角田裕毅は2回のF1ワールドチャンピオンのドライビングを参考にしたと語る。

    「僕の父はフェルナンドの大ファンで、特にドライビングが好きです。父がフェルナンドを初めて見たのは鈴鹿で、最後のコーナーからの加速はグリッド上のドライバーの中で最高だと言ってしまいた。それで、もちろん、僕もフェルナンドをフォローしていました」

    「彼と一緒に数周運転し、彼がコーナーでタイヤをどのように管理しているか、コーナーでどのようなドライビングしているかを学びました。彼を追い抜いた後、彼のドライビングを真似ようしてみました。いくつかのコーナーでマシンからよりいいものを引き出せました。次回は彼と対決する必要がないことを願っています。もっと前からスタートしたいです。マシンが違います。彼から学んだことは、将来にとって大きなものになるでしょう」

    角田裕毅とフェルナンド・アロンソ