カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • ホンダF1:2021年 第5戦 F1モナコGP 予選レポート

    ホンダF1:2021年 第5戦 F1モナコGP 予選レポート

    F1モナコGPの予選では、ホンダF1パワーユニット勢3台がQ3進出を果たした一方、赤旗中断により終了となり、マックス・フェルスタッペンがポールポジション獲得のチャンスを逃すなど、やや不満の残る幕切れとなった。

    Q1では、多くのドライバーがコース上に留まって連続周回を行ったことから、目まぐるしく順位が入れ替わる展開となった。

    その中でフェルスタッペンとセルジオ・ペレス、ピエール・ガスリーは順調にQ2へ進出。角田裕毅はキャリアを通じて初走行となるモナコで、15番手のセバスチャン・ベッテルにわずか0.018秒及ばず、16番グリッドとなった。

    Q2も僅差の戦いになりタイムが拮抗しただけでなく、7チームのドライバーがトップ10入るコンセントとなった。この中で、フェルスタッペンは2番手、ペレスが5番手、ガスリーは8番手で突破を果たした。

    Q3最初のアタックでは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップに立ち、フェルスタッペンが2番手で続く。残り時間がわずかとなった最後のアタックでは、フェルスタッペンがセクター1で全体ベストタイムをマークしてポールポジションを狙ったが、1回目のアタックでトップタイムを記録していたルクレールがプールサイドシケインでクラッシュ。セッションは赤旗中断となり、ルクレールはそのままポールポジションに残る一方で、フェルスタッペンは2回目のアタックを中断せざるを得ず、2番手のまま予選終了となった。

    ガスリーは赤旗中断前に素晴らしいラップをマークし、6番手に入る。ペレスは最終アタックでセクター2まで自己ベストを更新したが、最終コーナーのラスカスでトラフィックに遭遇して大きくタイムロス。9番手で予選を終えた。

    なお、モナコGPでフロントローからスタートするのは、フェルスタッペンにとっては自身初、ホンダF1としては2004年以来17年ぶりとなる。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のモナコGP予選は、ホンダ PUを搭載する3台がQ3に進出し、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が2番手でフロントローを獲得しました。Q3ではフェルスタッペン選手の最終アタック中に赤旗が出てセッション終了、そこまでタイムを更新していたことからポールポジションの可能性もあっただけに、フラストレーションが溜まる予選結果となりました。明日のレースではフロントロースタートの優位性を活かしたレース運びができるように準備を進めます。チームメートのペレス選手は上手くラップを組み立てるのに苦労し、加えてQ3最後のアタックの最終セクターでトラフィックに引っかかってしまい、大きくタイムをロスするなどもあり9番手となりました。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、木曜からいい走りを見せており、持てるパフォーマンスを走りにつなげて予選6番手と、明日に期待を持てる結果となりました。モナコの市街地コース初走行となった角田選手については、0.018秒という僅差でQ2進出を逃してしまいましたが、ベテラン選手に混じり、落ち着いた予選走行ができたと思います。明日のレースをきっちりと完走して、さらに経験を積み上げてほしいです。モナコでは予選結果が重要とは言うものの、ストリートコースでの長いレースとなりますので、何が起こるか分かりません。全ドライバーが一つでも順位を上げてレースをフィニッシュできるように、チームと一丸となり準備を進めます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「このサーキットでの予選はいつもとても楽しいものになります。今日の予選Q3の1回目のアタックはうまくできたのですが、タイヤが適正な温度ではなかったので、その次のアタック次第になるのは分かっていました。Q3最後のアタックはトンネルに入るまでは本当にいい手応えでしたし、マシンの感触もよく、ポールポジションを取れると思っていたので、赤旗のために中断せざるを得なかったことは本当にフラストレーションが溜まります。もちろんシャルル(・ルクレール/フェラーリ)はいいドライビングをしていましたし、僅差の戦いになるのは分かっていました。そんな中でも、木曜にあまりマシンの感触がよくなかったところから、サーキットとファクトリーのメンバーがいい仕事をして、マシンをいい形に仕上げてくれました。プラクティスの中でセットアップを修正し、明日もフロントローからスタートできますし、ここまでは非常にいいレースウイークになっています。スタート位置はモナコでは一番大切なことですので、悪くない結果です。今日の赤旗の後の予選2番手は喜ぶべき結果だと思いますし、あとは明日きっちり仕事をするだけです」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「予選を通じて改善を進められましたし、Q3は一番スムーズなセッションだったのに、最悪な結果となってしまいました。混乱の中ですべてがうまく揃いませんでした。僕らは後退しているように見えていましたし、想定したほど改善できていませんでした。気温の低下にかなり苦しんでいたので、最後のセッションではアプローチを変えました。それが上手くいっていたのに、Q3最後のアタックでは最終セクターでトラフィックに引っかかってタイムを失いました。モナコでの予選の重要性は分かっていますが、それでも明日は挽回できるようにベストを尽くして挑みます」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「今日の予選には心から満足しています。ほかのドライバーがマシンの力を最大に活かせない中で、僕らはベストを引き出せたのだと思います。今日の予選結果は大きな成果です。重要なタイミングで力強いマシンを用意してくれましたし、チームが取り組んでくれたことすべてに満足しています。レースウイーク中で最高のラップになったと思うので、Q3ですべてが揃ったことがうれしいです。マシンの扱いはほかのコースと大きく異なり、限界まで攻めてできる限りウォールに近づくことが重要です。明日はいいスタートが必要ですし、戦略面でもハードワークが必要です。スタートで後方にいるマシンは速いのが明らかですが、ここモナコではオーバーテイクが難しいことは分かっているので、集中してクリーンなレースをしなければなりません。大きなポイントを目指せるはずで、チームのこれまでの取り組みが報われればと思います。このモンテカルロの市街地で走った直後で、まだアドレナリンが出ています。F1マシンでこのコースを走るときには、とてつもなく高い集中力になるんです。その感覚はほかの場所では得られないと思います。僕の人生の中でも最高のフィーリングで、だからこそ僕はこのコースが一番気に入っています。雰囲気も大好きで、特にみんなフランスのファンなので、その皆さんの前でいい結果を出せればとてもエキサイティングな気持ちになります」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「ここまでモナコでの走行経験がないこともあり、今週末はとてもチャレンジングになっていますが、予選でのラップはよかったと思うので、Q2進出を果たせなかったのは不運でした。3回のアタックラップを走る予定が、セッション中に(車検で)重量計測を行わねばならなかったことでプランが狂い、2回に終わってしまいましたし、ベストラップでもセクター2ではトラフィックに遭ってしまいました。すべてのデータを分析して、ピエールと比較して僕はどこが弱いのかを確認しなければなりません。そして、彼とともにQ3で戦えるように改善できればと思います。僕らはレースごとに進歩を見せられていると思いますし、マシンのパフォーマンスには満足しています」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「角田裕毅はもっとラップタイムを縮められた」

    アルファタウリ・ホンダF1 「角田裕毅はもっとラップタイムを縮められた」

    アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの予選を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーがQ3進出を果たし、赤旗中断前に素晴らしいラップをマークし、6番手に入った一方で、角田裕毅はキャリアを通じて初走行となるモナコで、15番手のセバスチャン・ベッテルにわずか0.018秒及ばず、16番グリッドとなった。

    「ここモナコでのまずまずの木曜日に続き、今日は裕毅のマシンで少しやるべきことがあったが、ピエールはかなり良い状態にあり、今日の彼は中断した場所から再開した」

    「2日間でいくつかのセットアップ変更を行ったが、実際には微調整しただけだったし、かなり快適なFP3だった。マシンのアンダーステアを少し合わせ込む必要があった。予選にむけてすべてがまとまり、走行プランも我々にうまく合っており、トラフィックをコントロールすることができたが、路面コンディションは進化し続けていた」

    「赤旗が出たとき、ピエールはプッシュランで速そうだったが、明日の6番手は強力なスターティングポジションであり、我々のマシンの本来いるべき位置を表していると思う」

    「裕毅の週末はあまりスムーズではなく、木曜日に少し苦労し、いくらかトラックタイムを失ったが、今日のFPでうまくリカバーした。予選中も彼はまだ自信を高めていたし、Q2に到達できなかったのは残念だった。彼は非常に近づいていた。もっと多くのラップタイムがあったのは確かだ」

    「今夜はデータをすべて見直し、明日は2台のマシンが強力なレースができることを願っている」

    2021年 F1モナコGP 予選 結果/タイム
    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分10秒346
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) – 1分10秒576
    3.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分10秒601
    4.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分10秒611
    5.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分10秒620
    6.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) – 1分10秒900
    7.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分11秒095
    8.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) – 1分11秒419
    9.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) – 1分11秒573
    10.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分11秒779
    11.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    12.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    13.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    14.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    15.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    16.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    17.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    18.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    19.ニキータ・マゼピン(ハース)
      ミック・シューマッハ(ハース)
  • ピエール・ガスリー 「6番手は大きな成果。心から満足している」

    ピエール・ガスリー 「6番手は大きな成果。心から満足している」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの予選を6番手で終えた。

    赤旗中断前に素晴らしいラップをマークしたピエール・ガスリーは「今日の予選には心から満足している。ほかのドライバーがマシンの力を最大に活かせない中で、僕らはベストを引き出せたのだと思う。今日の予選結果は大きな成果だ」とコメント。

    「重要なタイミングで力強いマシンを用意してくれたし、チームが取り組んでくれたことすべてに満足している。レースウイーク中で最高のラップになったと思うし、Q3ですべてが揃ったことがうれしい」

    「マシンの扱いはほかのコースと大きく異なり、限界まで攻めてできる限りウォールに近づくことが重要だ。明日はいいスタートが必要だし、戦略面でもハードワークが必要だ。スタートで後方にいるマシンは速いのが明らかだけど、ここモナコではオーバーテイクが難しいことは分かっているので、集中してクリーンなレースをしなければならない。大きなポイントを目指せるはずだし、チームのこれまでの取り組みが報われればと思う」

    「このモンテカルロの市街地で走った直後で、まだアドレナリンが出ている。F1マシンでこのコースを走るときには、とてつもなく高い集中力になる。その感覚はほかの場所では得られないと思う。僕の人生の中でも最高のフィーリングで、だからこそ僕はこのコースが一番気に入っている。雰囲気も大好きで、特にみんなフランスのファンなので、その皆さんの前でいい結果を出せればとてもエキサイティングな気持ちになる」

    2021年 F1モナコGP 予選 結果/タイム
    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分10秒346
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) – 1分10秒576
    3.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分10秒601
    4.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分10秒611
    5.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分10秒620
    6.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) – 1分10秒900
    7.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分11秒095
    8.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) – 1分11秒419
    9.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) – 1分11秒573
    10.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分11秒779
    11.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    12.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    13.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    14.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    15.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    16.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    17.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    18.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    19.ニキータ・マゼピン(ハース)
      ミック・シューマッハ(ハース)
  • 角田裕毅、2戦連続Q1敗退 「車検に呼ばれて走行プランが狂った」

    角田裕毅、2戦連続Q1敗退 「車検に呼ばれて走行プランが狂った」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの予選を16番手で終えた。

    Q1では、多くのドライバーがコース上に留まって連続周回を行ったことから、目まぐるしく順位が入れ替わる展開となった。角田裕毅はキャリアを通じて初走行となるモナコで、15番手のセバスチャン・ベッテルにわずか0.018秒及ばず、16番グリッドとなった。

    「ここまでモナコでの走行経験がないこともあり、今週末はとてもチャレンジングになっていますが、予選でのラップはよかったと思うので、Q2進出を果たせなかったのは不運でした」と角田裕毅はコメント。

    「3回のアタックラップを走る予定が、セッション中に(車検で)重量計測を行わねばならなかったことでプランが狂い、2回に終わってしまいましたし、ベストラップでもセクター2ではトラフィックに遭ってしまいました」

    「すべてのデータを分析して、ピエールと比較して僕はどこが弱いのかを確認しなければなりません。そして、彼とともにQ3で戦えるように改善できればと思います」

    「僕らはレースごとに進歩を見せられていると思いますし、マシンのパフォーマンスには満足しています」

    2021年 F1モナコGP 予選 結果/タイム
    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分10秒346
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) – 1分10秒576
    3.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分10秒601
    4.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分10秒611
    5.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分10秒620
    6.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) – 1分10秒900
    7.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分11秒095
    8.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) – 1分11秒419
    9.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) – 1分11秒573
    10.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分11秒779
    11.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    12.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    13.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    14.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    15.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    16.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    17.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    18.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    19.ニキータ・マゼピン(ハース)
      ミック・シューマッハ(ハース)
  • 角田裕毅 「将来的にレッドブルのF1シートを獲得したいと思っている」

    角田裕毅 「将来的にレッドブルのF1シートを獲得したいと思っている」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、厳しいデビューイヤーに耐えているが、将来、レッドブル・レーシングのシートを獲得したという願望を隠してはいない。

    今月21歳になった角田裕毅は、ジュニアカゴリーをわずか3年で卒業し、レッドブルF1のドライバー育成のボスであるヘルムート・マルコによって、今シーズン、アルファタウリ・ホンダF1でデビューのチャンスを与えられた。

    しかし、9位入賞を果たしたバーレーンでのデビュー週末の有望なパフォーマンスを繰り返すことができておらず、逆にミスが続発している。また、F1スペインGPの予選後のインタビューでの言動が問題視され、角田裕毅はチームに謝罪している。

    今週末、モナコでの初走行となった角田裕毅は、FP2でガードレールに接触してマシンを破損させ、緊急に慣れないストリートサーキットで走行時間を短縮することになり、ヘルムート・マルコを怒らせた。

    これにより、早くも角田裕毅のF1での旅はホンダのラストイチャーとなる今年1年で終わるのではないかとの声も囁かれ始めている。

    それでも、角田裕毅は自分の能力に自信を持っており、過去数戦の失望が次のステップアップの目標を思いとどまらせることはない。

    現在、レッドブル・ホンダF1のドライバーを務めるセルジオ・ペレスは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして1年契約しか結んでおらず、角田裕毅が一貫した速さと信頼を掴み取ることができれば、長期的なシートのチャンスはある。

    「もちろん、将来、レッドブルのドライバーになりたいと思っています」と角田裕毅は Channel 4 に語った。

    「しかし、今のところ、特に最初の1年間は、アルファタウリにいることに本当に満足しています」

    「フランツ(トスト/チーム代表)は本当にいい人です。もちろん彼は[プッシュしますが、僕を急かすようなことはしません」

    「それは僕にとてもよく合っていて、アルファタウリと一緒に仕事をすることを本当に楽しんでいます・チームのためにできるだけ多くのポイントを獲得することに集中しています」

    「そして、チームメイトであるピエール・ガスリーも、本当に経験豊富なドライバーであり、速いです。僕たちはすでに良い関係を築いていると思います」

    また、角田裕毅は、他のF1ドライバーを“敵”と表現した以前の発言についても説明した。

    「もちろん、僕はすべてのF1ドライバーを尊重していますが、すべてのドライバーを打ち負かしたいと思っています」と角田裕毅は語った。

    「他のドライバーを倒したときは、いつも幸せを感じます。成功するには、他のすべてのドライバーを倒して、チームマネージャーに自分が彼らよりも優れていることを示す必要があります」

  • ヘルムート・マルコ、角田裕毅を叱責「規律を示すことを学ぶ必要がある」

    ヘルムート・マルコ、角田裕毅を叱責「規律を示すことを学ぶ必要がある」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1モナコGPのFP2でガードレールに接触してマシンんを損傷させてセッション終了を余儀なくされたアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅に怒りをあらわにした。

    前戦F1スペインGPの言動によるネガティブなイメージを引きずったまま迎えたF1モナコGPを迎えた角田裕毅は、開幕戦以来、クリーンな週末をまとめることができていない。

    角田裕毅は第2戦F1エミリア・ロマーニャGPでの予選Q1でのクラッシュを喫しており、モナコでの接触によるセッションの早期切り上げはヘルムート・マルコの怒りを買うことになった。

    モナコ初走行となった角田裕毅はFP1で10番手タイムを記録したが、FP2ではプールサイドセクションの先でガードレールに接触してAT02のスペンションを損傷。時間内に修復できず、11周の走行に留まった。

    レッドブル陣営は角田裕毅に適切な走行距離を走り込むこと優先して、危険なトラックの境界は避けてドライビングするよう警告しており、それを守らずに接触事故を起こしたことにヘルムート・マルコの堪忍袋の緒が切れた。

    「我々は彼に何千回も話をした。モナコで重要なのはひとつだけだ。距離をあけろ、距離をあけろ、距離をあけろ」と怒ったヘルムート・マルコは記者団に語った。

    「彼は本当に何らかの規律を示すことを学ぶ必要がある」

    角田裕毅は、事故の前にそこまで強くプッシュしていたわけではないが、誇りとタイヤのデグラデーションの組み合わせによってガードレールに流れてしまったと考えている。

    「エントリーではあまりハードにプッシュしていたわけではありません。グリップが失ってしまったんだと思います」と角田裕毅は説明した。

    「あそこでは多くのデグラデーションがあり、風かなり多くの誇りが舞っていたと思います」

    「ターン15とターン16の間でリアを完全に失い、ウォールにぶつけてしまいました。それで、セッションを終えなければなりませんでした」

    事件にもかかわらず、角田裕毅はまだ希望は捨てていないと語る。

    「土曜日のために2セットのソフトがあるので、最悪のケースでも、世界の終わりでもないと思っています」と角田裕毅は語った。

    「ただ、土曜日に向けてもっと準備をして、すべてをまとめる必要があります」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「裕毅にはFP3で出来る限りの準備をさせる」

    アルファタウリ・ホンダF1 「裕毅にはFP3で出来る限りの準備をさせる」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの木曜フリー走行での作業を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、FP1ではピエール・ガスリーが4番手。モナコGP初走行となる角田裕毅も早い段階からペースを上げ、9番手で終える好調なスタートを切った。

    しかし、FP2は、午前と対照的にやや厳しいセッションとなった。ピエール・ガスリーはソフトタイヤでのアタック時にトラフィックに遭遇したことも影響して7番手、角田裕毅はプールサイドセクションの先でガードレールに接触し、11ラップの走行に留まった。

    「フリープラクティス1の路面は非常にグリーンな状態でスタートした。つまり、グリップが非常に低かった。今週末のコンパウンドのアロケーションに最初のスティントで実質的に使い切るのが難しいタイヤがあったことで、トラックの感覚を掴むことができた」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「その後、我々はパフォーマンスランのためにソフトに移行し、ドライバーにできるだけ多くのラップを与えることに焦点を当てた。FP1は非常にうまくいき、両方のドライバーがラップごとに自信を高め、良いパフォーマンスを発揮しつつ、マシンのセットアップを理解することに役立った。ここモナコではセットアップが非常に難しい」

    「我々はその勢いをFP2に持ち込もうとし、ピエールのサイドではうまく機能し、ペースも良さそうに見えた。残念ながら、裕毅は最終セクターでリアをほんの少し接触させてしまい、悲しいことにサスペンションが破損した。マシンのこの部分を修理するのは時間がかかり、彼にとって一日は終了となった。予選にむけて少し遅れをとることになってしまったが、まだ土曜日の朝にセッションが残っているので、予選に向けてできる限り最高の準備をさせるつもりだ」

    2021年 F1モナコGP FP2 結果/タイム
    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分11秒684
    2.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分11秒764
    3.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分12秒074
    4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) – 1分12秒081
    5.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分12秒107
    6.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分12秒379
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) – 1分12秒498
    8.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) – 1分12秒708
    9.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分12秒746
    10.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) – 1分12秒982
    11.キミ・ライコネン(アルファロメオ) – 1分13秒065
    12.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) – 1分13秒175
    13.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分13秒195
    14.エステバン・オコン(アルピーヌ) – 1分13秒199
    15.ダニエル・リカルド(マクラーレン) – 1分13秒257
    16.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) – 1分13秒509
    17.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ) – 1分13秒593
    18.ニキータ・マゼピン(ハース) – 1分14秒407
    19.ミック・シューマッハ(ハース) – 1分14秒416
    20.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) – 1分14秒829
  • ピエール・ガスリー 「マシンに自信を感じてハードにプッシュできた」

    ピエール・ガスリー 「マシンに自信を感じてハードにプッシュできた」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの金曜フリー走行を7番手で終えた。

    FP1を4番手タイムを好調なスタートを切ったピエール・ガスリーだったが、やや厳しいセッションとなる。ソフトタイヤでのアタック時にトラフィックに遭遇したことも影響し、ガスリーは7番手で初日の走行を終えた。

    「僕らにとってはとてもいい一日になりました。ペースは素晴らしかったし、午前のセッションではここモナコでの力強いスタートを切った。マシンに自信を感じているし、ハードにプッシュすることができた」とピエール・ガスリーはコメント。

    「午後もトップ10に入れたので満足しているけど、マシンの中では大変だった。明日は、チームと今日苦戦した部分を改善する時間に使えればと思うけど、全体的には満足している」

    「モナコは独特で、特に路面のグリップやかなりバンピーな面があるので、そうした中で僕らのパッケージがうまく機能するようにベストを尽くす必要がある。いいベースラインはあるけど、こうした市街地コースで予選が重要なのは分かっているので、そこに向けて改善を続けていければと思う」

    2021年 F1モナコGP FP2 結果/タイム
    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分11秒684
    2.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分11秒764
    3.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分12秒074
    4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) – 1分12秒081
    5.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分12秒107
    6.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分12秒379
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) – 1分12秒498
    8.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) – 1分12秒708
    9.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分12秒746
    10.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) – 1分12秒982
    11.キミ・ライコネン(アルファロメオ) – 1分13秒065
    12.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) – 1分13秒175
    13.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分13秒195
    14.エステバン・オコン(アルピーヌ) – 1分13秒199
    15.ダニエル・リカルド(マクラーレン) – 1分13秒257
    16.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) – 1分13秒509
    17.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ) – 1分13秒593
    18.ニキータ・マゼピン(ハース) – 1分14秒407
    19.ミック・シューマッハ(ハース) – 1分14秒416
    20.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) – 1分14秒829
  • 角田裕毅 「走行時間を失うことは理想的ではないが最悪の状況でもない」

    角田裕毅 「走行時間を失うことは理想的ではないが最悪の状況でもない」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの金曜フリー走行を20番手で終えた。

    モナコGP初走行となる角田裕毅は、早い段階からペースを上げ、9番手でFP1を終える。しかし、午後のFP2では、プールサイドセクションの先でガードレールに接触し、11周の走行に留まった。

    「今日は残念ながら午後のセッションを早く切り上げなくてはなりませんでした」と角田裕毅は振り返る。

    「特にコーナーをハードに攻めたわけではないのですが、コーナーの出口でグリップを失い、ウォールに接触してしまいました。レースへの準備にどれだけ影響するか分かりませんが、走行時間を失うことは理想的ではありません」

    「ただ、土曜に向けて2セットのソフトタイヤを持っているので、最悪の状況ではないと思っています。土曜に向けて万全の準備を行い、きっちりとアタックを決めたいと思います」

    2021年 F1モナコGP FP2 結果/タイム
    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分11秒684
    2.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分11秒764
    3.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分12秒074
    4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) – 1分12秒081
    5.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分12秒107
    6.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分12秒379
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) – 1分12秒498
    8.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) – 1分12秒708
    9.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分12秒746
    10.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) – 1分12秒982
    11.キミ・ライコネン(アルファロメオ) – 1分13秒065
    12.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) – 1分13秒175
    13.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分13秒195
    14.エステバン・オコン(アルピーヌ) – 1分13秒199
    15.ダニエル・リカルド(マクラーレン) – 1分13秒257
    16.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) – 1分13秒509
    17.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ) – 1分13秒593
    18.ニキータ・マゼピン(ハース) – 1分14秒407
    19.ミック・シューマッハ(ハース) – 1分14秒416
    20.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) – 1分14秒829
  • ホンダF1:2021年 第5戦 F1モナコGP プレビュー

    ホンダF1:2021年 第5戦 F1モナコGP プレビュー

    2021年のF1世界選手権の第5戦として伝統のF1モナコGPが2年ぶりの開催を迎える。昨年は、コロナ禍の影響で1954年以来66年ぶりに開催がなかったものの、名物コーナーをいくつも持つ、タイトな市街地コースがカレンダーに復活した。

    ホンダF1としては、モナコで過去に6勝を挙げている。この勝利は、1987年から1992年にかけての6年連続で達成されたもので、1987年はロータスのアイルトン・セナ、1988年はマクラーレンのアラン・プロスト、1989~92年はマクラーレンでセナが4連勝を飾っている。このうち、1987年から1991年までの5年間は、ホンダのF1エンジン搭載車が全ラップでリードを記録している。

    現在、マックス・フェルスタッペンは、首位と14ポイント差のランキング2位。開幕4戦を終えて80ポイントを獲得しており、キャリア最高のシーズンスタートを切っている。レッドブル・レーシング・ホンダとしても、首位と29ポイント差のコンストラクターズランキング2位につけており、ホンダF1としては1991年以来となるポイントリーダーの座を目指して、今回も全力で臨む。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今週末は、伝統のモナコGPが開催されます。道幅が狭く低速コーナーの続く市街地コース、またモナコという華やかな地で行われることからF1カレンダーの中でも特別な雰囲気を持つレースになります。昨年は残念ながら新型コロナウイルスの影響でキャンセルされましたが、今年は無事、ホンダF1が過去に数々の記憶に残るレース結果を残した伝統あるレース開催地に戻ってきました。ストリートサーキットでドライバーの実力が試されるコースといわれますが、パワーユニットとしてもパワーに加えてドライバーの意思に忠実に反応するドライバビリティーが大変重要となります。過去のデータや各ドライバーのドライビングスタイルを考慮した上で最適なセッティングを施し、4人のドライバーに実力を発揮してもらいたいと考えています。ここまでホンダ PUを搭載する2チームはいい戦いを見せていますが、さらに戦闘力を増して戦うために、両チームと全力で準備を進めて臨みます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「いいレースができたと感じていますが、チームとしては決してスムーズなレースウイークではなく、レースを通じてペースが不足していました。それはそれで仕方のないことですし、それでも2位を守ってチームに貴重なポイントをもたらすことができました。まだシーズン序盤ですから、僕らはプッシュし続けてプレッシャーをかけ、そろそろ勝ち始めなければいけません。常に自分たちのことを分析し、最大限にプッシュしています。バルセロナでは、メルセデス勢に対して、タイヤのデグラデーション(性能劣化)とともに、マシンのペースも十分ではありませんでした。スタートではターン1でルイス(ハミルトン)の前に出ましたが、それがなければ、彼に突き放されていたはずです。長い間レースをリードしたので、惜しくも勝利を逃したように見えただけだと思います。僕らは改善し続けていく必要があります。モナコGPは、いつだって特別な舞台です。ほかのコースとは大きく異なり、サーキットはとても狭いのですが、予選でのアタックは素晴らしいものです。一周をまとめきれれば本当に気持ちいいですし、ラップタイムもよくなって笑みがこぼれます。僕はこれまでモナコで表彰台の経験がないので、それを変えたいですね!トラブルなくレースウイークを進めることがとても重要だと思います。僕らが速いかどうかはこれから分かりますが、ここまで予選ではかなり僅差の戦いができているので、モナコでも同じ状況であればと思います。モナコではミスが許されないというのはよく分かっています(笑)。土曜日は絶対に完璧な一日にしなければなりません。そうすれば、レースではオーバーテイクが難しいので、大抵はそのままの結果になりますが、波乱が起きる可能性も高いです。表彰台の中央に立てるよう、土曜、日曜ともにベストを尽くす必要があります」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「スペインGPは、土曜の予選でパフォーマンスが発揮できなかったことも影響してタフなレースウイークになりました。フィジカル面も100%ではなかったので苦しみましたが、今は万全の体調に戻っています。前向きな面は、マシンを快適にドライブできるようになっていることで、モナコでもそれを示したいですし、土曜日にはいいパフォーマンスを発揮できればと思います。モナコでのレースを楽しみにしています。特に、昨年は開催がなかったので、なおさらです。(スペインGPのレースではダニエル・リカルド選手の後方で時間を使ってしまった)ターン1で彼をオーバーテイクしようとしましたが、マクラーレンは直線スピードが非常に速かったので、厳しい状況でした。最終的にはパスできましたが、タイミングとしては少し遅すぎましたね。Red Bullはこれまでモナコでは強いので、勝利を目指して戦えればと思います。ここではミスの許容範囲がとても狭いので、マシンに大きな自信を持つ必要があります。僕の自信は深まっていて、それを今週末を通じて示すことができればと思います。また、今回はファンの皆さんがいるので楽しみです。雰囲気が全く異なります。(チャンピオンシップ争いを考えると)レースウイークごとに最大限の成果を出すことが非常に重要です。大きなチャレンジになりますし、シーズンはとても長いので、一人ひとりがチャンピオンシップ獲得に向けて100%の力を発揮することが求められます」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    スペインを振り返ると、かなりタフなレースウイークでした。特に予選が順調にいかず、100分の2秒差でQ3進出を逃したのはよくなかったですし、12番手で今季初めてトップ10グリッドに入れませんでした。がっかりしましたし、他のチームが改善して向上してきたことを示しており、差はかなり小さくなってきました。中団で戦うために、僕らはすべてを最大限に活かしていかなければならないということは分かっています。レースでは至る所でタイムを失い、一時は15番手まで落ちましたが、最終スティントは何台もオーバーテイクでき、勇気付けられるものでした。あと1周あれば9位になれましたし、ペナルティーがなければ絶対に可能でした。いくつか明るい点と可能性が見えましたが、数チームは大きな前進を遂げているだけに、この先のシーズンで彼らと戦い続けるためにはハードワークが必須です。モータースポーツの世界でミスをしないというのは不可能ですが、もっと多くのポイントを手にするためには、完璧に行くように取り組み、さらなるスピードを見出す必要があります。モナコは大好きなサーキットで、昨年は開催がなかったので、戻ってこられてとてもうれしいです。とても特別なコースで、今年レースをした4つのサーキットとは何も共通点がありません。市街地コースでは独特の課題があり、グリップが低い中での走行開始になるので、なるべく早くマシンの挙動をつかみ、速く走るために何が必要かを解明して、連続入賞を続けていきたいと思います。モナコではなるべく多くの走行時間を確保することが重要ですが、ガレージに留まる時間を減らすことで、これまでも過去と同じくらいの周回数をこなせているので、金曜のフリー走行が短くなったことが問題になるとは感じていません。もちろん、モナコは適応に少し時間のかかるコースです。マシンの限界を探り、できるだけウォールに近づいていきながら、セッションごとに自信を深めていきます。そして、レース結果の95%は予選に左右されるので、土曜の午後に全力を尽くします。今回のレースでは限られた数ではあるものの観客が入るのは素晴らしいことです。一方で、レースウイーク全体のスケジュールは過去のモナコほど忙しいものにはならないはずです。だから、少しリラックスする時間が取れればと思っています。もし忙しくなければ、金曜は午後に例年同様のエンジニアリングミーティングがありますが、午前にはシャルル(ルクレール選手)とパドルテニスをやってみるかもしれません」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「僕にとってはスペインがうまくいかなかっただけに、モナコを楽しみにしています。予選での自分のドライビングには満足していませんし、ミスもしてしまいましたが、こうしたことが起こるものだということを受け入れて、改善するために学んでいかなければなりません。F1ではここまで4戦しか経験していないので、気持ちをリセットして臨みます。自分のドライビングに集中し、できる限りマシンに適応していきます。スペインGPを終えて2日後に、21歳の誕生日を迎えましたが、特別なことはしませんでした。午前中にPCR検査を受け、ジムでのトレーニングをして過ごしたので、『職場』でのいつも通りの一日を過ごしました(笑)。これまでどのカテゴリーでもモナコでレースをしたことはありませんが、マカオでのレースなど、市街地コースでの経験はかなりあるので、問題ありません。モナコのような市街地ではアプローチを大きく変える必要がありますし、特に初めてのコースであることを考慮していきます。トラックエボリューション(路面グリップの改善)が大きなファクターで、初めはグリップが低いのですが、セッションごとに改善していきます。カギになるのは、FP1とFP2でクラッシュせず、走行時間を最大限確保することです。今週末は通常と異なることが多いのですが、モナコでは金曜に走行がなく、木曜にフリー走行を行うというのを、スペインにいるときに知りました。集中力を失わないようにする必要がありますが、適応できるはずです。準備のために、シミュレーターの時間をたくさん取りました。ここまで僕らのマシンは低速コーナーでベストの状態になっておらず、モナコでもそこが課題になります。ただ、マシンは重要ではあるものの、僕がどれだけコースに順応できるかが一番の課題です。フリー走行では、自分のドライビングに焦点を当てていきますが、セットアップに役立つよう、エンジニアへできる限りいいフィードバックもしていこうと思います。市街地コースでは予選がいつも以上に重要なので、そこでマシンに自信が持てるかが大切です」