カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • 角田裕毅 「2022年もアルファタウリF1に残留できるかは五分五分」

    角田裕毅 「2022年もアルファタウリF1に残留できるかは五分五分」

    角田裕毅は、2022年にアルファタウリF1に残留できるかは五分五分だと語る。チームはまだ2022年のドライバーランナップを発表していない。

    FIA-F2からスタップアップした角田裕毅は、ルーキーシーズンにF1での生活に順応するのに苦労している。レッドブルF1の上層部がF1に昇格させることを納得させるスピードを見せる場面はるものの、ミスやクラッシュが目立っている。

    角田裕毅自身も一貫性の欠如がアルファタウリF1への残留のチャンスを傷つけていると認める。

    「僕には分かりません。今週は何もありません」と角田裕毅はF1オランダGPに先立っては語った。

    角田裕毅は、アルファタウリF1が自分を外すことを選択した場合、他の場所が限られていることを考えれば、2022年もF1にいられるかどうかはわからないと付け加えた。

    「チャンスは五部五部だと思います。一貫したシーズンではなく、少し浮き沈みがありました」と角田裕毅は語った。

    「それを達成するには、一貫性を高め、段階的に積み上げていく必要があると思っています。良いパフォーマンスはを示せることもあれば、実際に一貫性がない場合もあるので、どうなるか見てみるつもりです」

    角田裕毅は、アルファタウリF1のチーム代表であるフランツ・トストからもっと規律を重んじる必要があると伝えられたと語る。レッドブルF1は、角田裕毅をアルファタウリのファクトリに近いイタリアに転居させ、フランツ・トストの監督下に置くことでそれを実現しようとしている。

    「自分の期待が高すぎたと思います。F1はもう少し簡単だろうと思っていました」と角田裕毅は語った。

    「たとえばイモラでリズムを崩したり、うまくいかなかったりすると、すぐに混乱し始めて苦労しました。F1に入ったタイミングは問題ではありませんでした」

  • 角田裕毅 「走ったことがないサーキットに素早く対応することは得意」

    角田裕毅 「走ったことがないサーキットに素早く対応することは得意」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅が、2021年第13戦F1オランダGPへの意気込みを語った。

    「日本のレースでは、雨の中でのドライビングは慣れていましたが、日曜のスパの視界は酷過ぎるものでした。ルーキーイヤーのラーニングとして、F1マシンであのサーキットを走ることをとても楽しみにしていたのですが、安全性が一番大事だと思います」と角田裕毅はコメント。

    「ベルギーでのフリープラクティスで分かったのですが、チームのスキルは十分ミッドフィールドで通用するものだと思うので、オランダに向けて準備万端ですし、チームに何ができるか探りたいと思います」

    「ザントフォールト・サーキットはどのカテゴリーでも走ったことがありません。サーキットのレイアウトは変更されているので、自分のようなルーキーだけではなく、ドライバー全員にとっても初めての体験になるはずです。シミュレーターで見たところ珍しいサーキットで、傾斜がきついバンクが多く、次のパートに移るためのスピードを最大限に維持するスキルが必要になってくるでしょう」

    「走ったことがないサーキットに素早く対応することは得意だと思っています。ただ、フリープラクティスでできる限り学ぶことが重要なので、ミスをしてタイムを失わないように気をつけます。また、シミュレーターには新たなサーキットがどういうものなのかという完璧な風景は表示されないので、ザントフールトではトラックウォークがより有効になるでしょう。歩くことで全体像が分かると思います」

  • ピエール・ガスリー 「ザントフォールトは狭くてオーバーテイクが困難」

    ピエール・ガスリー 「ザントフォールトは狭くてオーバーテイクが困難」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが、2021年 第13戦 F1オランダGPへの意気込みを語った。

    「F1マシンは世界トップクラスのハイテクスポーツだけど、誰にも天候を操ることはできない。レースができず、会場に足を運び辛抱強く待ってくれていたファンの皆に申し訳ない」とピエール・ガスリーは先週末のF1ベルギーGPを振り返る。

    「チームにとっても、6番グリッドを獲得し順調な週末だったのですごく残念だ。レースでは良いパフォーマンスができるチャンスがあると確信していた。ただ、次のレースまで長い時間待つわけではないので、スパでの良いパフォーマンスをザントフォールト・サーキットにも持ち込めるようにしたいと思う」

    「サーキットを走るのは2012年のフォーミュラ・ルノー2.0以来で、かなり昔のことだ! シミュレーターで体験したけど、サーキットのレイアウトは当時のものから大幅に変更された。マックスがF1に参戦後初のオランダGPは、素晴らしい週末になると思う」

    「モナコとかなり似ているところがあり、ストレートがすごく短く、サーキット自体が狭いのでオーバーテイクは特に難しいはずだ。そのため予選が重要になってくるけど、これまでこういったサーキットでは良いパフォーマンスができているので、チームにとってはプラスに転じると思う。他にも海の近くだという要素があり、風によってアスファルトの上に砂が運ばれてくると予想されるので、コンディションは週末を通して変化していくだろう」

  • ホンダF1:2021年 第12戦 F1ベルギーGP 決勝レポート

    ホンダF1:2021年 第12戦 F1ベルギーGP 決勝レポート

    フェルスタッペンがレッドブル・レーシング ホンダパートナーシップ50戦の節目に優勝
    ベルギーGPの決勝は降り続く雨によりセーフティカー先導走行のみでの終了となり、規定周回数に満たずハーフポイントの付与となった。前日の予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンが優勝し、レッドブル・レーシングとホンダのパートナーシップ50戦目に華を添えた。

    レース前から大雨に見舞われ、路面コンディションは非常に難しくなる中、グリッドへ向かっていたセルジオ・ペレスがターン6の“レ・コーム”でコントロールを失い、バリアへとクラッシュ。右フロントサスペンションを破損し、グリッドに並べない状態となった。

    しかし、雨は収まる気配がなく、スタートは延期に。さらに、フォーメーションラップを行ったものの、コース上の水が多く視界が確保できない状態だったため、スタート進行が中止される。ここから3時間以上の中断を経てレースが再開。グリッドの通り、フェルスタッペンが先頭で、ピエール・ガスリーは6番手、角田裕毅はペレスのクラッシュによって1つ順位が繰り上がり、15番手でのリスタートとなった。

    レッドブル・レーシングはこの中断の間にマシンの修復を完了させ、ペレスはレースへ戻ることができた。セーフティカーが先導する隊列の最後尾についたペレスだったが、レースは再び赤旗中断となったために順位を上げることは叶わず、20位となった。

    リーダーのフェルスタッペンが2周を消化したことから、レースは成立。規定によって入賞者の獲得ポイントは半分となり、フェルスタッペンは12.5ポイントを得てチャンピオンシップでの差を詰めた。ガスリーは6位入賞で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは4ポイントを獲得しています。

    このベルギーGPから3連戦の日程が組まれており、次戦は1週間後。ザントフォールト・サーキットでのオランダGPで、フェルスタッペンは再びホームグランプリに臨みます。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のベルギーGPの決勝は朝から降り続く雨が上がらず、雨雲の様子や路面コンディションを見ながらレーススタートまでに3時間以上の延期となりました。セーフティカーの先導でレースは開始されましたが、路面状況が悪いこと、また前車の上げる水しぶきで視界が非常に悪いことなどから、3周を終えたところで赤旗中断となり、そのままレースが終了となりました。ポールポジションを獲得していたレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が6位となり、両チームともにポイントを獲得できたことはうれしく思っています。残念なことに、ペレス選手はレコノサンスラップでコントロールを失い、バリアにクラッシュしてマシンにダメージを負いました。赤旗中断の間にメカニックが懸命の修復を行い、レース開始には準備が間に合ったものの、セーフティカー先導であったためポジション回復には至りませんでした。寒い気温と雨の中で待ち続けたファンのことを思うと、もっといいコンディションの中でレースをしたかったという想いもあります。来週はフェルスタッペン選手の母国、オランダでのレースになります。初の開催となるザントフォールト・サーキットでの戦いとなりますので、十分な事前準備を進めて臨みます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「勝利を挙げてポイントを獲得することは重要ですが、今日は誰もが望まぬ形になりました。特に、ホンダとの50戦目だっただけに残念です。結果として、昨日ポールを取っていたことが大切でしたね。このコースは大好きなので、いつものようなレーシングラップができなくて残念ですが、今日のようなコンディションでは不可能でした。もしかしたら、15時30分時点のコンディションのほうが実際にリスタートしたタイミングよりもよかったかもしれませんが、それでも視界は非常に狭かったですし、レースができなかった理由も理解できます。僕は先頭にいたので、セーフティカーの後ろとはいえ視界はだいぶましでしたが、後方のドライバーは何も見えなかったはずなので、もし誰かがオー・ルージュでコースアウトしてラインへ戻ってくるようなことがあれば、誰も望まぬ高速走行下でのTボーンクラッシュが起きる可能性もありました。また、午後は雨が降り続いたことからグリップも非常に低く、改善しませんでした。今日は、冷たい風雨の中で一日中待ってくれたファンの皆さんを称えたいです。こんなコンディションで座っているのは本当に大変だったと思うので、心から感謝していますし、今日の真の勝者は観客の皆さんです。ここからまた、僕らはチャンピオンシップのリードを奪い返すためにプッシュし続けなければなりません。マシンがいいので自信はありますし、まだこの先は長いので、残りのシーズンも持てるベストのパフォーマンスを出していく必要があります」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「長い一日となりましたが、レースができなかったことはとても残念です。雨の中で一日中待ってくれたファンの皆さんにレースが見せられなくて本当に申し訳ないと思っていますし、最後までいてくれて感謝しています。コンディションは非常に厳しく、これほど悪い状況でドライブしたのは初めてだと思います。1周目に誰かがスピンしたら、視界がないので大きなアクシデントにつながってしまうことが問題でした。この状況でレースをすることの危険性は分かっているので、今日は正しい判断だったと思います」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はレースが不可能なのは明らかでした。特に、7番手以降のドライバーにとっては、視界がほとんどない状況だったと思います。今日のコンディション下で、スパのような高速コースでレースをするのは危険すぎるので、安全面を考えるとFIAの下した決定は正しかったと思います。もちろん、個人的にはレースでポイントを獲得するチャンスがなかったのは残念ですが、安全のほうが重要です」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「今日はおかしな形の午後になりましたが、雨で寒い中、待っていてくれた素晴らしいファンの皆さんには感謝しています。いいレースを見せられずに残念でしたが、これもこのスポーツの一面ですし、できる限りのことはやったのですが、このような形になってしまいました。グリッドに向かう中でのクラッシュは僕のミスでした。非常に視界が悪く、縁石に乗り上げてしまい、マシンのコントロールを失いました。レースに戻ることは難しいと思っていましたが、チームが必死の作業をしてくれましたし、レッドブル・レーシングのスピリットを見せてくれました。ベストを尽くし、あれだけ早く修理を完了してくれたことは素晴らしいと思います。今日のレースで彼らの努力に報いたかったので、レースができないことは残念でしたが、幸いにもこの後ザントフォールトでのレースがありますし、とても楽しみにしています!」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「空力セットアップは最適化されていた」

    アルファタウリ・ホンダF1 「空力セットアップは最適化されていた」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストが、2021年F1ベルギーGPの決勝レースを振り返った。

    降り続く雨によりセーフティカー先導走行のみでの終了となり、規定周回数に満たずハーフポイントの付与となったF1ベルギーGPで、ピエール・ガスリーは6位入賞を果たし、アルファタウリ・ホンダF1は4ポイントを獲得。角田裕毅はセルジオ・ペレスのクラッシュによって1つ順位が繰り上がり、15位でレースを終えた。

    「まずは、エキサイティングなレースを観に足を運んで下さったファンの皆様にお詫びを申し上げたい。酷い状況により、何もする事ができなかった。彼らには、F1マシンでレースをする事が不可能であったということを理解して頂きたい」とフランツ・トストはコメント。

    「チームはレースに向けてかなり良い準備ができており、この日のためにエアロサイドのセットアップが最適化されていたので、ドライの日であれば両マシン共に最高なパフォーマンスを発揮できると確信していた」

    「ピエールは6位でスタートでき、週末全体で見ても最高だった。ユウキは16位で、ポイントを獲得できるチャンスがあったかもしれない。強い雨のせいでレースのスタートが中止となり、きちんとスタートするにはリスクがあり過ぎたため、スチュワードとレースコントロールに正しい判断をするよう言うべきだった」

    「2位以降のマシンのドライバーは全員何も見えず、もしコーナーで1つのマシンがスピンしたら大きなクラッシュを巻き起こしてしまうほどのものだった。安全を最優先すべきで、マイケル・マシとスチュワードたちの判断は正しいものだったと思う」

  • ピエール・ガスリー 「今日やったことはポイントに値する気がしない」

    ピエール・ガスリー 「今日やったことはポイントに値する気がしない」

    アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1ベルギーGPの決勝で6位に分類されたが、セーフティカーの後ろを走っただけでは「ポイントに値する気がしない」と語る。

    6番グリッドのピエール・ガスリーは、セーフティカー先導走行でそのまま6位でレース終了を迎えた。FIAの決定は正しいと感じているが、ポイントを獲得できるようなものだったとは思わないと語る。

    「今日、自分がやったことがポイントに値する気がしない」とピエール・ガスリーはコメント。

    「セーフティカーを追いかけただけだ。グリッドへのラップでクラッシュしなかった。それが今日僕がした唯一のことだ」

    「でも、結局のところ、これは本当に重要なことではない。ここに来て、旅行し、F1レースを見るために雨の下で何時間も待って、セーフティカーに続くF1カーを数周しか見ることができなかったすべての人々を本当に気の毒に思う」

    「本当に申し訳なく思うけど、残念ながら、パックの中では視界が非常に悪く、他に選択肢はなかったと思う」

    「僕たちはマシンがTボーンになった場合の結果を知っている。残念ながら、他に選択肢はなかったと思う」

    「正直、ちょっと驚いている。これらのポイントを発生させるためだけに、最悪の状況で僕たちをコースに出しただけだと感じているからね」

    また、アルファタウリ・ホンダのプレスリリースでは「長い一日となったが、レースができなかったことはとても残念だ」とピエール・ガスリーはコメント。

    「雨の中で一日中待ってくれたファンの皆さんにレースが見せられなくて本当に申し訳ないと思っているし、最後までいてくれて感謝している」

    「コンディションは非常に厳しく、これほど悪い状況でドライブしたのは初めてだと思う。1周目に誰かがスピンしたら、視界がないので大きなアクシデントにつながってしまうことが問題だった。この状況でレースをすることの危険性は分かっているので、今日は正しい判断だったと思う」

  • 角田裕毅 「安全面を考えるとFIAの下した判断は正しかった」

    角田裕毅 「安全面を考えるとFIAの下した判断は正しかった」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年F1ベルギーGPでレースを実施せずに終了としたFIA(国際自動車連盟)の判断を支持した。

    レース前から大雨に見舞われ、雨は収まる気配がなく、スタートは延期に。さらに、フォーメーションラップを行ったものの、コース上の水が多く視界が確保できない状態だったため、スタート進行が中止される。ここから3時間以上の中断を経てレースは再開。

    角田裕毅はペレスのクラッシュによって1つ順位が繰り上がり、15番手でのリスタートとなる。リーダーのフェルスタッペンが2周を消化したことから、そのままレースは成立した。

    「今日はレースが不可能なのは明らかでした。特に、7番手以降のドライバーにとっては、視界がほとんどない状況だったと思います」と角田裕毅はコメント。

    「今日のコンディション下で、スパのような高速コースでレースをするのは危険すぎるので、安全面を考えるとFIAの下した決定は正しかったと思います」

    「もちろん、個人的にはレースでポイントを獲得するチャンスがなかったのは残念ですが、安全のほうが重要です」

  • ホンダF1:2021年 第12戦 F1ベルギーGP 予選レポート

    ホンダF1:2021年 第12戦 F1ベルギーGP 予選レポート

    レッドブル・レーシング・ホンダ50戦の節目に、フェルスタッペンが今季6度目のポールポジション獲得
    F1ベルギーGPの予選は目まぐるしく天候が変わる厳しいコンディションで行われたが、レッドブル・レーシング・ホンダのパートナーシップ50戦記念という節目のレースで、マックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。ホンダF1パワーユニット勢は3台がトップ10入りを果たした。

    終日ウエットコンディションとなったこの日、FP3ではレッドブル・レーシング・ホンダが1-2となった。予選開始前には雨が強まり、スタートがディレイに。セッション開始後もほとんどのドライバーがフルウエットタイヤで走行を開始したが、そこから路面が回復し、インターミディエイトへと交換してアタックを続けた。

    その後、再び雨が強まったことから、ラップタイムが急速に落ち始める。路面コンディションがいい状況でアタックできたドライバーのタイムが伸び、フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが2番手と4番手、ピエール・ガスリーは8番手でQ1を突破。スパ・フランコルシャンで初めての予選を迎えた角田裕毅は17番手に留まり、明日のレースでは他車のペナルティーにより16番グリッドからスタートする。

    Q2では、開始前に雨が落ち着き、走行が進むごとにコンディションが回復していく傾向に。セッション終了5分前に再び降雨が予想されていたことから、コースインのタイミングが重要となったが、フェルスタッペンとペレスは1回目のアタックで隊列の最後尾からコースイン。その後、予想されていた雨は降らず、路面がさらに回復したことから、全車がタイヤを交換してさらなるアタックへと臨んだ。

    天候に翻弄されながらも、最終的にはガスリーが4番手、フェルスタッペンが5番手、ペレスは7番手で3名ともQ3進出を果たした。

    Q3開始前には再び大雨となり、不安定なコンディションの中でセッションがスタート。ウエットタイヤを装着したランド・ノリス(マクラーレン)が、アタックの1台目となったが、オー・ルージュでコントロールを失い、激しいクラッシュを喫し、赤旗中断となる。幸いにもノリスに大きなケガなどはなかった、マシンの撤去や路面の処理を行う間に雨が強まったこともあり、再開まで45分間の中断になった。

    Q3は残り約9分で再開され、全車がインターミディエイトタイヤでのアタックとなった。各車が1度目のアタックを終えてスローラップを挟み、そこから最後のアタックを行うという展開に。チェッカーフラッグが振られ、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がトップタイムをマークするが、その後方からアタックしたフェルスタッペンが唯一2分を切る好アタックで上回り、今季6度目のポールポジション獲得となった。

    ガスリーは好調さを維持して3列目6番グリッドを獲得。ペレスは他車と異なり3回連続でのアタックに挑んだが、最終アタックでタイムを更新できず、7番手となった。

    田辺豊治(Honda Racing F1)
    「まさにスパウェザーと言える天候の中で行われた本日のベルギーGP予選は、難しいウエットコンデションの中、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が素晴らしい走りで今季6度目のポールポジション獲得しました。レッドブル・レーシングとの50戦という節目に、ポールポジションを獲得できたことをうれしく思っています。チームメートのペレス選手が7番手、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が前半戦に続き調子のよさを見せて6番手と、ホンダ勢3台がトップ7に入ったことはレースに向けていい結果です。雨が降ったり止んだりと、雨脚が刻々と変化する中、路面状況の変化、他車の走行状況などを的確に判断し、タイヤのチョイスや、マシンを送り出すタイミングを計るなど、両チームの働きも素晴らしかったと思います。角田選手についてはペースが上がらず17番手という結果になりましたが、明日は長いレースになりますし、ここスパ・フランコルシャンはオーバーテイクも多く見られるコースですので、レースではポジションアップを期待しています。明日のレース時もこれまでと同様の天気予報が出ていますので、今日のデータを解析しコンディション変化に迅速に対応できるようにチームとともに準備を進めます。予選Q3で激しい降雨の中、マクラーレンのノリス選手の大きなクラッシュがありましたが、自分の足でマシンを降り、大きなケガなどがなさそうなことには安心しました。明日も同様な天候が予想される中、危険なクラッシュなどが発生することなくクリーンなレースが行われることを願っています」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「このホームグランプリでポールポジションを獲れてとてもうれしいです。簡単ではありませんでした。ラップをまとめるのが大変で、正しいタイミングと適切なラインを探りながら、どのくらいのスピードでコーナーに進入すべきかを判断しました。長い赤旗中断の後だったので、難しかったです。また、タイヤの熱入れも重要で、このような長いコースではラップタイムに2~3秒の影響が出ます。明日のスタートはドライなのかウエットなのか分かりません。もしウエットでも先頭からのスタートのため、視界がクリアになるので気にしてはいませんが、クリーンでいいスタートを切れればと思います。ランド(ノリス)は大きな衝撃を受けていると思うので、彼が無事で、大きなケガがなければと思います。仲のいい友達ですし、明日彼がレースに出場できることを願っています

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「今日はマシンの調子もよく、もっとペースがあったと思うので、結果については悔しく思っています。常に変わり続ける天候の下での予選は難しかったですし、最後のアタックが最も大切だったのですが、タイムアップを果たすことができませんでした。結果は残念でしたが、明日も天候が不安定であらゆることが起きうると思うので、チャンスはたくさんあると思っています。チームがいい仕事をしていますし、明日のレースでトラブルを避けることができれば、いい結果に向けて戦うことができるでしょう。ランド(ノリス)がマシンから自分で降りてこられたことはよかったですし、問題ないことを願っています。金曜のドライバーズミーティングではオー・ルージュに対する懸念を上げていましたし、来年は対策を打ってほしいと感じています。明日のレースで今日のようなコンディションになった場合、あのようなブライングスポットでのコンタクトは避けたいですし、間違いなく対策が打たれたくてはいけない箇所だと思います」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「面白い予選となり、このコンディションでのドライビングを楽しみました。コース上で何が起きるか予想がつかない中で、マシンの持つ限界まで攻める必要がありました。6番手に入り、再び素晴らしい予選結果となりましたし、明日のレースでもいい位置につけられたと思います。今日は厳しい展開でしたが、ランド(ノリス)が自力でマシンを降りて無事な様子が見られてよかったです。明日の天候がどうなるかは分かりませんが、レースウイークを通じて変化しやすくなっているので、明日の朝カーテンを開けてどうなったのかを見てみるつもりです」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「レースウイークが進む中で徐々にペースを上げてマシンに対する自信を深めていこうと取り組んできました。それは上手くいったと思いますし、フリー走行の各セッションを通じてペースを組み立てていきました。しかし、特にF1マシンでウエットの経験がまだ多くないので、今日の予選のコンディションは簡単ではありませんでした。マシンのペースは明らかにいいので、Q2に進めなかったことは残念ですが、僕には速さが足りませんでした。明日のレースでは追い上げができるように、複雑なコンディションになればと思っています」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「角田裕毅の本来の目標はQ2進出だった」

    アルファタウリ・ホンダF1 「角田裕毅の本来の目標はQ2進出だった」

    アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2021年F1ベルギーGPの予選を振り返った。

    ウェットのトリッキーなコンディションのなか、ピエール・ガスリーは順調にQ3まで駒を進めて6番グリッドを獲得。角田裕毅はQ1で敗退して17番手だったが、他のマシンのグリッド降格により、決勝を16番グリッドからスタートする。

    「昨日のパッケージは十分周りと戦えるものだった。しかし、今日と明日の天気予報は変わりやすく、昨夜とFP3以降のセットアップの決定は簡単にはいかなかった」とジョディ・エギントンは語る。

    「それにも関わらずチームが今日またもや成長を遂げ、前進できたことをポジティブに思っている」

    「ピエールはこれまでの週末を通して全てのセッションで競争力を発揮しており、今日はQ3に進出して6番手を獲得してくれた。今日の難しいコンディションでもパッケージが上手く機能している事を証明してくれたと思う」

    「ユウキ側のガレージも進歩し続けているが、残念ながら予選のトリッキーなコンディションの中でベストラップをまとめることができず、Q1をくぐり抜ける事ができなかった。本来の目標はQ2だったので、チームにとっても残念ではある。明日のレースに期待している。天候は変わりやすい状況が続くと思うので、ユウキをミッドフィールドのバトルへ送り込むことに集中し続けていきたいと思う」

  • ピエール・ガスリー、堂々6番手 「ウェットでのドライビングを楽しんだ」

    ピエール・ガスリー、堂々6番手 「ウェットでのドライビングを楽しんだ」

    アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、2021年F1ベルギーGPの予選を6番手で終えた。

    Q1を8番手、Q2を4番手で通過し、好調さを維持して3列目6番グリッドを獲得したピエール・ガスリーは「面白い予選となり、このコンディションでのドライビングを楽しんだ」とコメント。

    「コース上で何が起きるか予想がつかない中で、マシンの持つ限界まで攻める必要があった。6番手に入り、再び素晴らしい予選結果となったし、明日のレースでもいい位置につけられたと思う」

    「今日は厳しい展開だったけど、ランド(ノリス)が自力でマシンを降りて無事な様子が見られてよかった。明日の天候がどうなるかは分からないけど、レースウイークを通じて変化しやすくなっているので、明日の朝カーテンを開けてどうなったのかを見てみるつもりだ」