カテゴリー: フェルナンド・アロンソ

  • フェルスタッペンがF1王座から陥落しても「彼の責任ではない」とアロンソ

    フェルスタッペンがF1王座から陥落しても「彼の責任ではない」とアロンソ

    マックス・フェルスタッペンが今年、5年連続でF1ドライバーズタイトルを獲得できなかったとしても、それは彼の責任ではない――フェルナンド・アロンソはそう語った。

    現在43歳のアロンソとフェルスタッペンは16歳の年齢差があるが、両者の関係は良好であることが知られており、アロンソはフェルスタッペンを深く尊敬している。

    スペインのメディア「DAZN」のインタビューで、アロンソはこう述べた。

    「彼は毎年、自身最高のシーズンを送っている」

    「昨年は最も優れたマシンではなかったのに、残り2~3戦を残してタイトルを獲った。今年は2番目でも3番目でもないマシンで戦っているのに、依然としてチャンピオン争いに加わっている」

    「彼は常にトップレベルにいる。だが今は、レッドブルが彼にタイトル争いできるマシンを与えられるかが問題だ。ただ、マックスを疑うことは決してできない」とアロンソは続けた。

    事実、2025年シーズンにおいて支配的な存在となっているのはマクラーレンであり、フェルスタッペンはドライバーズランキング3位。首位のオスカー・ピアストリとは約50ポイントの差がある。

    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンの今年のタイトル獲得に対して悲観的な見方を示している。

    「マックスが今年タイトルを獲るのは、もう現実的ではないと思う」とシューマッハはSky Deutschlandに語った。

    「マックスは違いを生み出せるドライバーだが、それも常にというわけではない。マシンはその役目を果たしておらず、チームもそうだ。マックス一人でこれだけのギャップを長期にわたって埋めることはできない」

    「マクラーレンの2人のドライバーが潰し合うようなことがない限り、彼に勝つチャンスはない」と続けた。

    今週末のF1カナダGPについても、シューマッハはマクラーレンが再び優位に立つと見ている。

    「もはや自滅でもしない限り、彼らは負けないだろう」

    「バルセロナでは圧倒的だったし、今回もマクラーレンが最有力だ。もちろんレッドブルはタイヤに対してシビアな挙動を見せるから、カナダではマックスがもう少し近づく可能性はある。だがそれでも“万能型”のマクラーレンが最強であることに変わりはない」と語った。

  • ザク・ブラウン 2027年マクラーレンのル・マン復帰にアロンソ起用を希望

    ザク・ブラウン 2027年マクラーレンのル・マン復帰にアロンソ起用を希望

    マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、2027年に予定されているマクラーレンのル・マン24時間レース復帰に向けて、フェルナンド・アロンソの起用を強く望んでいることを明かした。

    マクラーレンは2027年にハイパーカークラスへのフルワークス参戦を発表しており、1995年にマクラーレンF1 GTRで総合優勝を果たして以来となるル・マン挑戦が注目を集めている。

    アロンソは2018年と2019年にトヨタからル・マンを連覇しており、2018年の勝利は現役F1ドライバーとしてはニコ・ヒュルケンベルグ以来3年ぶりの快挙だった。

    ブラウンはスペイン紙『Marca』に対し、次のように語っている。

    「アロンソは最高のドライバーの一人であり、それは彼がマクラーレンで走っていた時に私はよく分かっている。彼は並外れたアスリートだ。F1でのキャリアはそろそろ終盤だが、我々はすでにル・マン復帰を発表している」

    「彼はすでにル・マンを制しており、再びマクラーレンで走る姿をぜひ見たいと思っている」

    一方で、マクラーレンの現F1ドライバーであるオスカー・ピアストリは、ル・マン参戦についての関心はあるものの、現時点ではF1に集中していると述べた。

    「いつかは走ってみたいけど、それはまだ先の話だ。今はF1に満足している」とピアストリ。

    「両方のシリーズを同時にこなすのは、どちらにとっても良いことではないと思う。F1チャンピオンシップに対しては実際それほど影響はないかもしれないけど、今みたいに賭けるものが大きい状況では、ル・マンに対して万全の準備ができないのは良くない。ル・マンはそれにふさわしいリスペクトを持って挑まなければならない」

  • フェルナンド・アロンソ F1スペインGPで創造的オーバーテイク 今季初ポイント

    フェルナンド・アロンソ F1スペインGPで創造的オーバーテイク 今季初ポイント

    グラベルからポイントへ。2025年F1スペインGPでアストンマーティンの唯一の出走ドライバーとなったフェルナンド・アロンソは、レース序盤のミスを見事に挽回し、母国レースで今季初のポイントフィニッシュを達成した。

    しかしアロンソは、DRSを使ってもライバルを抜くのが難しい現状に苦言を呈し、複雑な心境でレースを終えたと語った。

    地元ファンの声援を受け、アロンソはレース序盤にコントロールを失ってグラベルに飛び出す場面があったものの、巧みに立て直して再び走行を続行。10位でチェッカーを受けた後、マックス・フェルスタッペンのタイムペナルティによって最終順位が繰り上がり、9位でフィニッシュとなった。

    アロンソにとってこれは今季初のポイント獲得で、長かった無得点の流れに終止符を打つ結果となった。

    「もちろんポイントが取れてうれしいよ。9位は今季初の2ポイントだ。やっと“今週末こそポイント取れるのか”っていう木曜の恒例質問からも解放される」

    「でも正直、レースではもう少し期待していた部分もあった」とアロンソはレース後に語った。

    予選では10番手とまずまずの結果を出していたが、決勝では思ったほど競争力が感じられなかったという。

    「予選の方がまだ競争力を感じていたんだ。決勝ではフロントタイヤの摩耗が激しくて、スティント開始から7周ほどで左フロントはほとんど終わっていた」

    「それにトップスピードが足りない。ストレートでかなり損をしていたよ。DRSを使っても1回も抜けなかった。全部ターン3の外側から仕掛けた。普通ならあんな場所で抜くなんてあり得ないけど、そういう“発明”をしなきゃいけなかった」

    「イモラでもターン7の出口で3回ぐらい抜いた。こういう状況を何とかしなきゃいけない。普通にDRSで抜けるようにしないとね、みんながやってるように」

    フェルナンド・アロンソ スペイングランプリ F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    熟練のアロンソだからこそ“異常な”場所でのオーバーテイクが可能だったとも言えるが、それが必要になること自体が、アストンマーティンのマシンの弱点を物語っている。

    「土曜の予選ではけっこう戦えてるけど、日曜になると一歩後退してる感じなんだ」

    「今日はうれしい結果だけどね。初ポイントだし、セーフティカーのタイミングもよかった。でも、木曜から週末をやり直せるなら、日曜に強くなる方向にマシンを変えたい」

    「これでチームとしても少しプレッシャーが軽くなるし、Q3に安定して進めるようにしたい。このレースで3戦連続のQ3進出になったし、今回やっと初めてポイントも取れた。今後、土曜も日曜もコンスタントにトップ10に入れるような土台を作れれば、チーム全体にとってプラスになるはずだよ」

    現在アストンマーティンはコンストラクターズランキングで16ポイントを獲得しており、ニコ・ヒュルケンベルグの5位入賞によって同じく16ポイントとなったザウバーと並んで9位につけている。

    「今日はザウバーが大量にポイントを取ったから、僕らも毎週、あるいは2週に1回はポイントを取らないといけない。レベルを引き上げていく必要がある」とアロンソは語った。

  • フェルナンド・アロンソ カタルーニャ・サーキットのアンバサダーに就任

    フェルナンド・アロンソ カタルーニャ・サーキットのアンバサダーに就任

    2025年F1スペインGPの開催を前に、フェルナンド・アロンソとバルセロナ・カタルーニャ・サーキットはアンバサダー契約を締結した。

    アストゥリアス出身の2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソは、同サーキットの世界的なプロモーションを担うと同時に、若手ドライバー育成にも協力していくことになる。

    「カタルーニャ・サーキットのアンバサダーに就任できて光栄だし、本当にうれしい。僕にとってもスペインのファンすべてにとっても特別な場所で、多くの喜びを与えてくれたサーキットだ。僕のキャリアと深く結びついていて、カート時代に初めてフォーミュラカーをテストしたのもこの場所だった。プレシーズンテストやレースなどを通して、人生で最も多くの周回を重ねたサーキットだと思う」とアロンソは語る。

    実際、同サーキットはアロンソにとって特別な舞台であり、これまでに7度の表彰台と2度の優勝を記録している。

    「2003年のスペイングランプリは、忘れられない思い出だ。表彰台に上がって、信じられないような感動を味わった。観客席がすべて青に染まり、国中からの大きな応援を感じた初めての経験だった。僕にとってあれはキャリアの転機だったし、今でも大切に覚えている」

    カタルーニャ・サーキットは近年、大規模な改修を経て、ヨーロッパで最も近代的なサーキットのひとつへと生まれ変わった。

    「F1や他国のサーキットの基準に合わせて、未来に備えるためにも必要な一歩だった。このアップグレードによって、今や“レベル10”に到達したと思うし、将来が非常に楽しみだ」

    同サーキットのF1開催契約は2026年までで、現在はその延長に向けた交渉が進められている。アロンソはこれについて次のようにコメントしている。

    「個人的には、カタルーニャ・サーキットがF1カレンダーに残ることは絶対に必要だと思う。施設の質、そしてF1における歴史と伝統を考えれば当然だ。現在のF1には大都市の市街地サーキットや、中東の豪華な施設を備えたサーキットなど様々なタイプがあるけれど、一方でF1の歴史が刻まれてきた伝統的なサーキットもある。すべての選択肢を検討する必要はあるけれど、こうした歴史あるサーキットは残すべきだと思うし、何よりも“安全性”を軽視してはならない」

    フェルナンド・アロンソ F1 カタルーニャ・サーキット

    今回の提携は、単なるプロモーション活動にとどまらない。アロンソの豊富な経験と、サーキットが提供する最先端の施設は、将来有望な若手ドライバーの育成にも役立てられる。

    「僕はF1で20年以上、モータースポーツ全体では35年以上の経験を積んできた。そこにサーキット側が持つ、35年にわたるイベント開催実績を組み合わせることで、未来の才能あるドライバーたちを支援していくつもりだ。通年で“360度”の体験を提供できるような一流施設は、若手育成にとって非常に重要だと思う。僕たちが一緒に取り組めば、きっと大きな成果をあげられると信じている」

    バルセロナ見本市協会および同サーキットの運営会社「Fira Circuit」の代表であるパウ・レラットは次のように述べた。

    「フェルナンド・アロンソをカタルーニャ・サーキットのアンバサダーに迎えられることは、大きな名誉だ。彼の偉大なキャリアはここから始まり、この国のモータースポーツ熱を高め、多くの感動をもたらしてくれた。我々にとっては、F1ワールドチャンピオンがサーキットの価値を世界に発信し、若手ドライバーの育成にも尽力してくれるというのは、まさに特権だ」

    2025年のF1スペイングランプリは、F1創設75周年、そしてカタルーニャ・サーキットでのグランプリ開催35年連続という記念すべき節目にあたる。今年のレースは、5月30日から6月1日にかけて開催される予定だ。

  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGPを擁護「批判しても結局来年も盛り上がる」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGPを擁護「批判しても結局来年も盛り上がる」

    フェルナンド・アロンソは、今季も批判を浴びたF1モナコGPに対し、その特異性こそがレースの本質だと擁護する発言を行った。

    今季のモナコGPでは、ランド・ノリスがポールポジションから優勝を果たし、地元の英雄シャルル・ルクレールが2位に続いたが、今年も追い抜きの少なさや義務的な2回のピットストップルールが機能しなかったことに対して、ドライバーやチーム代表たちから不満の声が相次いだ。

    モナコのレイアウト、現代F1マシンの大型化による影響、そしてピット戦略の在り方など、改善策を求める声が広がる中で、アロンソはむしろその制約がモナコらしさだと強調する。

    「モナコは昔からずっとモナコだ。今は期待値がすごく高くて、メディアも多いし、SNSやネットの影響もあって、F1に関するいろんな議論が生まれている」とアロンソはメディアに語った。

    「みんなショーを求めているし、オーバーテイクが見たいし、家のソファに座ってスポーツを良くしたいって思ってる。でも、月曜日になるとモナコに対するネガティブなコメントが出るのを見るたびに驚くんだ。心配しなくていい。来年の水曜日になれば、みんなまたモナコを楽しみにしてるから」

    「これが現実だよ。すべてのカードを土曜日に出し切る。それが良いこともあれば、悪いこともある。でも、そんな性質のサーキットは他にもある」

    「今はグリッド全体がすごく競争的だけど、それでもこういう状況は起こる。2~3年前には、マックスとレッドブルがほとんどのレースを勝っていたし、90年代にはマクラーレンがそうだった。それがF1だ」

    「それでもこのスポーツはナンバーワンだし、僕たちはその姿を受け入れている」

    モナコGP F1 フェルナンド・アロンソ モナコグランプリ

    アロンソは「モナコに修正は不要」とも発言しており、レイアウト変更やルール改革を求める声に対しては慎重な姿勢を見せた。

    「ランス(ストロール)がニコ(ヒュルケンベルグ)を最終ラップで抜いた。モナコでは3年に1回見られるようなオーバーテイクだよ。でも、それがモナコの本質なんだ」

    「だけど、みんなは“悪い”ということばかりに焦点を当てて、“良い”ことを語ろうとしない。これがモナコなんだ」

    「もちろん、関係者みんなでモナコについてアイデアを出し合うこともできるかもしれない。でも、何かを変える必要があるとは思わない。結局は、今は“コンテンツ”がたくさん求められていて、僕たちドライバーは“良い人すぎる”から、全部の質問に答えてしまうだけなんだよ」

    「もし40年前にアイルトン・セナやアラン・プロストにモナコについて聞いていたら、今の僕たちほど礼儀正しくはなかったと思う」

  • セバスチャン・モントーヤ フェルナンド・アロンソのA14マネジメントと契約

    セバスチャン・モントーヤ フェルナンド・アロンソのA14マネジメントと契約

    FIA F2での初表彰台を達成して間もないコロンビア人ドライバー、セバスチャン・モントーヤが、さらなるキャリアの飛躍を目指して大きな一歩を踏み出した。スペイン人F1ドライバー、フェルナンド・アロンソが設立したマネジメント会社「A14マネジメント」との契約が正式に発表された。

    この発表はA14マネジメントのSNSを通じて公表され、公式写真にはセバスチャン本人と父フアン・パブロ・モントーヤ、そしてアロンソの3人が並んで写っている。

    現在アストンマーティンF1で現役を続けるアロンソは、モータースポーツ界の伝説的存在であり、彼が率いるこのプロジェクトは若手育成の最前線で知られている。


    今回の契約により、セバスチャン・モントーヤは父が21世紀初頭に築いた成功に続き、コロンビア自動車界の次なるスターとしての地位を固めつつある。F1の舞台に立つという目標に、また一歩近づいた形だ。

    A14マネジメントは2022年3月に設立され、カートからF1までの道のりを支援することを目的としたドライバー育成機関だ。フィジカル面での準備、戦略的アドバイス、経済・メディア管理、キャリアプランニングなど、包括的なサポートを提供している。

    所属ドライバーには、ガブリエル・ボルトレト(FIA F3 2023王者/F2 2024王者で2025年F1昇格)、ホセ・マリア・“ペペ”・マルティ(F2)、ニコラ・ツォロフ(F3)、クレマン・ノバラック、アレクサンダー・ジャコビー、ディエゴ・ルイロバ、ダニ・ジュンカデラ(WEC)、マキシミリアン・ギュンター(フォーミュラE)、ウィル・パワー(インディカー)、クロエ・チェンバース(F1アカデミー)など、多岐にわたるカテゴリから有望な才能が集っている。

    ガブリエル・ボルトレトは、昨年F2でタイトルを獲得し、2025年にはキック・ザウバーからF1デビュー。モナコGPでは経験豊富なランス・ストロールやニコ・ヒュルケンベルグ、さらにはアロンソ本人を上回る14位で完走した。

    一方のセバスチャン・モントーヤは、F2モナコラウンドでの初表彰台をきっかけに、F1チームの注目を集める存在になりつつある。今回の提携を通じ、A14マネジメントの強力な支援を受けながら、F1という“グラン・サーカス”への扉を目指して着実に歩を進めていくことになる。

  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGPで再びノーポイントも「来年勝てればいい」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGPで再びノーポイントも「来年勝てればいい」

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、またしても無得点に終わったモナコGP後、自身のパフォーマンスを強く擁護した。

    2025年シーズン初ポイント獲得の望みは、レース中盤に発生したパワーユニットのトラブルによって消えた。これでアロンソは、今季未だに1ポイントも獲得していない4人のドライバーの1人として、次戦スペインGP(母国GP)を迎えることになる。

    「僕は今、とても高いレベルで走れている」

    モナコGP後、アロンソはこう主張した。

    「F1ドライバーをやっていて、自信を失うなんてことは絶対にない。でも、たまには良い結果を出せると嬉しいものだよ」

    「顔に笑顔が浮かぶし、翌日ジムに行くときにも少しだけモチベーションが上がる。良いニュースがあると、そういう気分になる」

    「でも僕には、何の良いニュースもない。だから明日の朝もまたジムに行って、続けていくしかない」

    「パフォーマンスは維持できている。これが僕にとっての収穫だ。モナコはとても特別で、すごく特徴のある場所だし、予選では素晴らしいラップも出せた。DRSがない状況でも、決勝では良い走りができた」

    「もし、遅いペースや他のクルマとの接触、あるいは壁にぶつかったりと、自分のミスでポイントを失っていたら、すごくフラストレーションを感じていたと思う。でも実際には全く逆だ。自分の走りには満足しているし、チャンスを待っているところだ」

    フェルナンド・アロンソ モナコGP F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    チームに早急な改善を望んでいるかと問われたアロンソは、次のように答えた。

    「正直なところ、今シーズンずっとこの調子でも構わないと思っている。来年オーストラリアで勝てるなら、それでいい」

    「バルセロナやカナダで8位になって8ポイントを取ろうが、年間で22ポイントを取ろうが、大して意味はない」

    「来年はレギュレーションが変わる。だからこそ、僕たちは来季に向けて本気でタイトル争いができるように期待している。今年はDNFを全部出し切っても構わないと思っているよ」

    なお、今回のモナコGPでは、アストンマーティンに新たに加入したエイドリアン・ニューウェイがパドックに姿を現した。アロンソは、2026年から導入される新レギュレーションにおいて、ニューウェイの影響力によってタイトル争いが可能になることを望んでいる。

    モナコGPでのリタイア原因について
    アロンソは、自身が途中リタイアに至った原因について次のように説明した。

    「15周目くらいからエンジンに問題が出ていた。エアシステムが機能せず、電気的なパワーもなかった。2017年のダニエル・リカルドと同じような感じで、160馬力もパワーが足りなかった」

    「でもモナコでは、パワーはそこまで重要じゃないから、ラップタイムはある程度キープできていた。P6を夢見て走っていたよ」

    「たぶん、それは現実的ではなかったけどね。でも、今日のレース内容自体は良かった。僕自身は昨日の予選でとても良い走りができたから、今日はチャンスを失ってしまった」

    「適切なパワーがなくて、またしてもレーススタートから全てがうまくいかなかった。今日の出来事は運が悪かったというわけじゃない」

    「空から何かが降ってきてクルマに当たったわけでもないし、チームがセーフティカーの判断を誤ったわけでもない。単に僕たちのエンジンがレースに向けてしっかり準備されていなかった。それが原因で完走できなかったんだ。今後に向けてしっかり調査して、同じことを繰り返さないようにしないといけない」

  • アロンソ F1モナコGP「誰もターン10を曲がっていない」トラックマナーに不満

    アロンソ F1モナコGP「誰もターン10を曲がっていない」トラックマナーに不満

    フェルナンド・アロンソは、F1モナコGPのフリー走行で多数のラップがトラフィックに妨げられたことに不満を示し、予選ではスチュワードに対して「より厳しい姿勢」を求めた。

    アストンマーティンのアロンソは「トラフィックが主な話題になると思う」と述べ、「今のマシンでは、サーキット上に2台並べるのがかなり難しい」と指摘。予選では他車の妨害に対し、より厳格な処分が必要だと訴えた。

    「もちろん、フリー走行と予選では違う。だからこそ明日は、もっと厳しい対応をしてもらいたい。そうでなければ難しくなる」

    「ただ、それは全員に共通の課題だから、予選でクリーンなラップを得られるかは運次第。うまくいけば、Q1とQ2で前進できる。様子を見よう」

    さらにアロンソは、ターン10〜11のシケインをショートカットするドライバーが多いことにも不満を示した。「誰もターン10を曲がっていない。すごく気が散る。なぜみんなあのコーナーを飛ばす?なぜそれが許されるんだ?」と無線でレースエンジニアのクリス・クローニンに訴えた。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) モナコGP F1

    一方、チームメイトのランス・ストロールはFP1序盤にシャルル・ルクレールと接触。この一件でスチュワードはストロールに1グリッド降格のペナルティを科している。

    金曜日は他のドライバーからもトラフィックへの不満が相次いだ。角田裕毅は、FP2でミディアムタイヤを試す機会がほとんど得られなかったと明かしている。

    「まともなラップは1周しかできませんでした。そのあと赤旗になってしまって、正直言ってちゃんと走れたのは1周だけです」

    ソフトタイヤではある程度の周回がこなせたが、「クリーンなラップを取れるかどうかは、ほとんど運みたいなものです」と語った。

    「FP1ではまったくクリーンラップが取れませんでしたが、FP2では少し多めに走れました。まあ、悪くはなかったと思います」

  • アロンソ 2027年もアストンマーティンF1残留の可能性「時間が教えてくれる」

    アロンソ 2027年もアストンマーティンF1残留の可能性「時間が教えてくれる」

    アストンマーティンは、フェルナンド・アロンソが2027年もグリーンのF1マシンでレースを続ける可能性を排除していない。

    43歳のスペイン人アロンソは、現契約により2026年以降もシルバーストーン拠点のチームに関わることが約束されているが、それはアンバサダーやマネジメントといった役割を含むものであり、実際にレースシートが保証されているのは来年2026年までとなっている。

    つまり、アロンソがエイドリアン・ニューウェイが設計したアストンマーティンF1マシンをドライブすることは確定しているが、それ以降のことは現時点では不透明だ。

    「どうなるかは時間が教えてくれるだろう」と、チーム代表のアンディ・コーウェルはイモラで語った。46歳以降もアロンソがアストンマーティンのレースドライバーであり続ける可能性について問われた際の発言だ。

    「今のところ、我々は2026年に向けて準備を進めている。フェルナンドとランス(ストロール)の両者が2026年まで契約していることは素晴らしいことだ。レギュレーション変更に際して、我々には安定性と経験がある。あとはどうなるか見てみよう」と、スペインの『エル・ムンド・デポルティーボ』に語った。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    2027年の契約に関して、決定権はアロンソ側かチーム側かと問われると、コーウェルは慎重にこう答えた。

    「いつも通り、それは双方にかかっていると思う。我々には、毎年より強いレースカーを作り上げるという明確な目標がある。そして、フェルナンドに限らずどのドライバーも常に最高のマシンを望むものだ」

    アロンソがグリーンのF1マシンで悲願の三度目の世界王者に輝く可能性について問われると、コーウェルは「それは素晴らしいことだ」と答えた。

    近年の成績面では課題を抱えているアストンマーティンだが、イモラでは新たな大規模空力パッケージによって明らかな前進を見せたとされる。

    一方、ニューウェイは2026年の新プロジェクトに100%の集中を注いでおり、そのマシンが初年度から勝てるかどうかについて問われたコーウェルは、こう正直に認めた。

    「いいえ。パドック内のどのチーム代表であっても、それに『はい』とは言えないだろう。ただ一つ確かなのは、我々は複数回勝てるマシンを作りたいと思っているし、それによってチャンピオンシップを勝てるマシンを作るということだ。

    だが、ここにいる誰もが『はい、勝てます』とは言えないよ」

  • フェルナンド・アロンソ F1エミリア・ロマーニャGP「結果はただただ不運だった」

    フェルナンド・アロンソ F1エミリア・ロマーニャGP「結果はただただ不運だった」

    フェルナンド・アロンソは、今季初めてマシンに競争力が感じられたにもかかわらず、F1エミリア・ロマーニャGPで5番グリッドから11位まで後退してしまったレースについて、「純粋な不運だった」と悔しさを滲ませた。

    今回導入されたアップグレードと、予選に向けてミディアムタイヤを1セット温存するという戦略的判断が功を奏し、アストンマーティンの両マシンが今季初めてQ3進出を果たした。アロンソは5番グリッドからスタートし、レース序盤はその位置をキープして走行していた。

    ランス・ストロールも数ポジション後方からスタートし、チームはダブル入賞の可能性も見えていた。しかしアロンソが早めにピットインした後、直後に導入されたバーチャル・セーフティカー(VSC)によって、多くのドライバーが“安上がりな”ピットストップを行い、アストンマーティン勢の前に復帰してしまったことで、流れが一変した。

    さらに状況は悪化。レース終盤のセーフティカー導入により、他の多くのドライバーが再びタイヤ交換を行ったのに対し、アストンマーティンには投入可能な新品タイヤが残っておらず、戦略的な対応が難しい状況となった。そうした中、アロンソは自身のレースをこう総括した。

    「ただただ運が悪かった。今日のクルマは本当に素晴らしかった。レース序盤はマクラーレンや(ジョージ)ラッセルについていけたし、これほど前方で競争できるとは予想していなかったから、うれしいサプライズだった」

    「P6かP7あたりで両マシンをフィニッシュさせられると考えていたけど、VSCのせいで他のドライバーたちが僕らの前でピットアウトすることになって、僕らのレースは終わってしまった。とても不運だったし、クルマは本当に競争力があった。いいバトルもできた」

    「終盤の数周でも、9周で3~4台をオーバーテイクした。今年はこんな走りをあまり経験できていないから、大きな前進だよ」

    フェルナンド・アロンソ F1 エミリア・ロマーニャGP アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームアロンソはイモラでトップグループで戦った。

    特に注目すべきは、アロンソがその終盤に古いミディアムタイヤで見せたペースだった。彼は11位まで順位を上げ、今季いまだ届いていないポイント圏にあと一歩と迫った。

    ポジティブな材料としては、アストンマーティンのアップグレードパッケージが明確な成果を示したことが挙げられる。アロンソのチームメイトであるストロールは15位に終わったが、それはピットストップ後に交通に巻き込まれた影響が大きく、アップグレードの実力を判断するにはさらなるデータが必要だとしている。

    「来週はまったく違うタイプのサーキットでレースがあるから、そこでこの勢いを維持できるかどうか見てみよう」とアロンソは締めくくった。

    なお、アストンマーティンはコンストラクターズランキングで7位をキープしており、8位のレーシングブルズに対して4ポイント差をつけている。