カテゴリー: フェルナンド・アロンソ

  • フェルナンド・アロンソ アルピーヌF1で苦境のコラピントに「批判を受け入れよ」

    フェルナンド・アロンソ アルピーヌF1で苦境のコラピントに「批判を受け入れよ」

    フランコ・コラピントはF1での将来について激しい憶測にさらされているが、フェルナンド・アロンソは、この新人ドライバーに「批判」を受け入れ、結果の向上に集中する必要があると助言した。

    コラピントはF1の2025年シーズン、フラビオ・ブリアトーレがアルピーヌのリザーブドライバーのひとりとして契約したことでチャンスを得た。ほぼ最初から、ジャック・ドゥーハンのレースシートに座るのは時間の問題だと見られていた。

    その機会は第7戦エミリア・ロマーニャGPで訪れ、ブリアトーレが提示した3つの条件――「速く走る、クラッシュしない、ポイントを取る」――を満たすための5戦限定オーディションが始まった。ブリアトーレは「10個ではなく、この3つだけを求めている。うまくやれば、ずっと走れる」と語っていた。

    しかしコラピントは3つすべてを満たせないまま、この時点でアルピーヌから7戦目を迎えている。ポイント獲得がない状況で、シーズン中にもバルテリ・ボッタスと交代する可能性が噂され、夏休み前にも決断が下されるとの見方もある。情報筋によれば、アルピーヌはすでにメルセデスのリザーブドライバーであるボッタスと前向きな話し合いを行ったという。

    評論家や元ドライバーからも批判が寄せられており、クリスチャン・ダナーは最近、ドゥーハンではなくコラピントが走っている理由について「ドルという名前だ」と発言。さらに「彼に依存しているのは巨額の資金とアルゼンチンGPの可能性で、スポーツとは関係ない」と述べている。

    フェルナンド・アロンソ F1

    この批判について、2度のワールドチャンピオンであるアロンソは、コラピントを含め若手ドライバーは受け入れるべきだと語る。

    「ちょっとしたアドバイスだが、F1を含めエリートスポーツは非常に競争の激しい環境だ。だから毎日ベストパフォーマンスを発揮する準備が必要だし、発揮できなかったときは批判を受け入れて、改善を目指す覚悟が必要だ」

    「でもF1では、チームやエンジニア、テクノロジー、データから多くのサポートを受けられる。だからドライバーとして日々成長していくためには悪い環境じゃないと思う」

    さらにアロンソは、F1では勝てない可能性を受け入れる必要もあると続けた。

    「僕らはみんな勝ちたいと思っているし、F1に来られるのは、過去にカートやジュニアフォーミュラで勝つ機会があったからだ。でもF1に来ると、5年や6年という期間、たいていはひとりのドライバーが支配して勝ち続ける。だからその悔しさをコントロールして、勝てないとわかっていても100%の走りをし続ける必要がある」

    一方のコラピントは、アルピーヌのシートを守るために必要なことをやる覚悟があると語る。

    「休養を取ってリセットし、ファクトリーに戻ってスタッフと一緒に改善すべき点に集中できた。エンジニアやファクトリーのみんなと仕事を続けた。いいリセットになったので、準備はできている」

  • フェルナンド・アロンソ ボルトレトを絶賛「この世代で最高のF1ルーキー」

    フェルナンド・アロンソ ボルトレトを絶賛「この世代で最高のF1ルーキー」

    フェルナンド・アロンソは、ガブリエル・ボルトレトを「この世代で最高のルーキー」と評し、もし偏見がなければ、2025年F1シーズンで彼こそが「最高の新人」として称えられていただろうと語った。

    アロンソは、ハンガリーGPでザウバーのボルトレトが記録したキャリア最高位の6位が、十分な注目を浴びなかったことを残念に思っている。

    ボルトレトは2025年シーズン、F1のグリッドにほとんど準備期間を経ずに登場した。

    マクラーレンの支援を受け、ルーキーシーズンでF2タイトルを獲得し、その前年にはF3(旧GP3)でも王者に輝くという、シャルル・ルクレール、ジョージ・ラッセル、オスカー・ピアストリらに続く快挙を達成。

    しかし、マクラーレン傘下にいた間の旧型車テスト(TPC)走行は限られており、一方でキミ・アントネッリは旧型メルセデスF1マシンで9,000km以上を走行していた。

    そのため、ザウバーが2024年11月初旬に彼を起用すると発表した時点で、ボルトレトはまだ1回のFP1出走経験もなかった。

    F1史上でも最も準備不足なルーキーのひとりとしてシーズンを迎え、開幕から10戦連続でポイント圏外が続いたが、オーストリアGPで10位に入り初ポイントを獲得。

    その後は直近4戦で3度の入賞を果たし、ハンガリーGPでは現役ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンや、レッドブル/レーシングブルズ勢、さらにはフェラーリのルイス・ハミルトンを上回って6位でフィニッシュした。

    しかし、その快挙はフェルスタッペンとハミルトンの不振、そしてメルセデスのアントネッリが10位でポイント復帰を果たした話題に押され、注目度は高くなかった。

    アロンソは「彼がもしイギリス人で、ザウバーで6位になったなら、全てのニュースで取り上げられていただろう」と指摘し、「彼はミスが少なく、常にプレッシャーをかけ続ける。この世代で最高のルーキーだ。彼のやっていることは本当に素晴らしい」と称賛した。

    ガブリエル・ボルトレト(ザウバーF1チーム)オーストラリアGPで完走はならなかったが、キック・ザウバーのボルトレトは存在感を示した。

    ボルトレトは過去4戦で3度の入賞を果たし、ザウバーのコンストラクターズ選手権5位争いにおけるウィリアムズ追撃の可能性を高めている。

    20歳のボルトレトは、開幕から10戦連続でノーポイントだった時期も含め、ルーキーシーズンは計画通り進んでいると考えている。

    何より、それは成長の過程だ。

    「ルーキーシーズンだから、成長していくのは普通だと思う。少なくとも僕の場合は、これまでもずっとそうだった」

    「ジュニアカテゴリーを見ても、僕はいつもこういうステップを踏んできた」

    「それは僕が仕事をするのが好きで、勉強するのが好きで、自分が何を間違っていたのか、どうすればもっと良い仕事ができるのかを理解するのが好きだからでもある」

    今季、ボルトレトはアロンソが率いるマネジメント会社A14の所属ドライバーであり、同時にアロンソ自身のライバルとしてF1を戦っている。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)オーストラリアGPで完走はならなかったが、キック・ザウバーのボルトレトは存在感を示した。

    開幕戦オーストラリアGPでは両者とも荒れたレースでクラッシュしたが、中国GPを前にボルトレトのパフォーマンスを問われたアロンソは「とても印象的で、とても良い。ただ驚きはない。オリー・ベアマンと並んで、この世代で最高だ。冬の間ずっとハードに準備を進め、メルボルンはデビューに最も難しいサーキットのひとつだったが、彼は素晴らしい走りを見せた」とコメントしている。

    アロンソはさらに「今年は彼にとって初めて勝てない年になるかもしれない。それも学習曲線の一部だ。私は過去2年間、彼にサーキットの経験や週末の過ごし方、エネルギーの使い方や節約方法、マーケティング活動まで色々とアドバイスしてきた。これはパフォーマンスを損なうものではないし、魔法を渡しているわけでもない。ただ常識的な助言をして、ヘルメットをかぶったときに最大限の力を発揮できるようにしているだけだ」と語った。

    ボルトレトも「契約では、予選で彼を見かけたら毎回スリップストリームを与えないといけないことになっているんだ」と冗談を交えつつ、「でも彼からは本当に多くのことを学んでいる。週末の中で何に集中すべきか、木曜や金曜の過ごし方など、努力の配分を管理してトラック上でのパフォーマンスを最大化する方法を教えてもらった」と感謝を述べた。

    「オーストラリアでは互いに本格的に戦うことはできなかったけど、中国ではサイド・バイ・サイドのバトルができればいい。子どもの頃からずっと彼の走りを見てきたし、今こうして彼と同じF1のグリッドで戦えるのは素晴らしい機会だと思う」と続けた。

    F1 2025年のルーキー成績では、ボルトレトはキミ・アントネッリ(64ポイント)、アイザック・ハジャー(22ポイント)に次ぐ3番手につけている。

  • フェルナンド・アロンソ キャデラックF1にドルゴヴィッチ起用を提案

    フェルナンド・アロンソ キャデラックF1にドルゴヴィッチ起用を提案

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年にF1デビューを果たすキャデラックに対し、リザーブドライバーのフェリペ・ドルゴヴィッチを起用することを提案した。ハンガリーGPで代役としてFP1を走ったブラジル人ドライバーの才能を高く評価し、「F1で走る姿を見たい」と語っている。

    キャデラックは来季のドライバーラインナップをまだ発表しておらず、バルテリ・ボッタスと契約合意に達したとされる一方で、もう1枠には複数の候補が存在。ドルゴヴィッチもその有力候補に名を連ねている。

    2025年F1シーズンは残り10戦だが、すでにほとんどのチームが来年に向けて全力を注いでいる。

    その中にはアストンマーティンも含まれる。ハンガリーGPでは今季最高のレースを見せ、フェルナンド・アロンソが5位、チームメイトのランス・ストロールもP7とそれほど離れない位置でフィニッシュした。

    マーティン・ブランドルは、スパでの前戦と比べてペースが大きく違っていたことから、アストンマーティンがハンガロリンクに「別のマシン」を持ち込んだかのようだと示唆した。

    しかし、シルバーストンのファクトリーではエイドリアン・ニューウェイが懸命に作業を続けており、アストンマーティンはすでに2026年に希望を託している。

    キャデラックも非常によく似た状況にあり、来年のオーストラリア開幕戦で競争力を発揮することを目標に、全力を注いでいる。

    アロンソは、F1の11番目のチームとなるキャデラックについて質問され、最初の2人のドライバーのうち1人として、アストンマーティンのリザーブドライバーであるフェリペ・ドルゴヴィッチを起用することは決して悪い選択ではないと考えている。

    ファンはハンガリーGPでドルゴヴィッチの走りを間近で見る機会を得た。このときアロンソは背中の痛みを訴えており、ドルゴヴィッチがFP1でその代役を務めた。

    それでもアロンソは今季最高の結果を残し、ドルゴヴィッチはセッション終盤でストロールからわずか0.3秒差、角田裕毅とフランコ・コラピントを上回る結果を残した。

    アロンソはレース週末にUOL Esporteの取材に応じ、若きブラジル人について次のように語った。

    「彼がF1で走るのを見るのは素晴らしいことだと思う。彼には信じられないほどの才能がある。それはF2でも示したし、我々が毎日彼と仕事をしている中でも見ている」

    「シミュレーターでの作業や、これまでにいくつか出走したフリープラクティスでもそうだ。限られた走行距離でも、チームが求めるパフォーマンスを発揮してきた。シートを得て走る姿は興味深いだろうし、そうなることを願っている」

    フェルナンド・アロンソフェルナンド・アロンソはハンガリーGPで今季最高位の5位を獲得し、キャデラックにドルゴヴィッチ起用を提案した

    キャデラックのチーム代表であるグレアム・ロードンは、来季に向けて多くの選択肢を持っている。

    バルテリ・ボッタスとは条件面で合意しており、来季は経験豊富なメキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレスが加入する可能性もある。

    しかし、まだ誰も契約書に署名していないため、ドルゴヴィッチがキャデラックのスタッフにアピールできる余地は残されている。

    元F2チャンピオンのドルゴヴィッチは、アストンマーティンで辛抱強くチャンスを待ち続けてきた。今季のスペインGPでストロールが負傷して走れない可能性があったときも、彼は起用されなかった。

    2022年以来、競争の場で走っていないことは不利に働く可能性があるが、IMSAやル・マン24時間レースではキャデラックから出走しており、チームはそこから彼の速さについて多くの情報を得ている。

    ガブリエル・ボルトレトが示したように、ブラジルのファンは自国ドライバーがグリッドにいることに非常に情熱的だ。キャデラックも、来季ドルゴヴィッチが同じような熱狂を生む可能性を無視することはできないだろう。

  • アロンソ F1新人ボルトレトを絶賛「彼がイギリス人なら一面を飾っている」

    アロンソ F1新人ボルトレトを絶賛「彼がイギリス人なら一面を飾っている」

    フェルナンド・アロンソは、ガブリエル・ボルトレトの優れたパフォーマンスが過小評価されているのは「彼がイギリス人ではないからだ」との見解を示した。ボルトレトはF1ハンガリーGPで再び印象的な走りを見せ、ザウバーから存在感を放った。

    ボルトレトはこの4戦で3度目の入賞を果たし、夏休み前に好調ぶりを維持した。

    今回のハンガロリンクでは6位に入り、これは2025年シーズンにおけるザウバーのベストリザルトとしては2番目に良い結果となった。

    ただしボルトレトは、開幕からザウバーが低迷していた影響もあり、これまであまり注目を集めてこなかった。

    今季のF1で脚光を浴びていた新人たちは、アントネッリ、ベアマン、ローソンだった。

    アントネッリとローソンは開幕からトップチームでドライブし、ベアマンは2024年のリザーブとしての目覚ましい活躍で大きな期待を背負っていた。

    だが、ボルトレトこそが今季の「真の新人王」と評しても差し支えないだろう。

    彼は予選でもベテランのチームメイト、ニコ・ヒュルケンベルグを上回っており、決勝でも着実に成長を見せている。

    ハンガリーGP後、アロンソはボルトレトを「この世代で最高のルーキー」と称賛した。

    スペインの『DAZN』に対してアロンソは次のように語っている。

    「彼はこの世代で最高のルーキーだよ。もし彼がイギリス人だったりしたら、ザウバーで6位に入ったとなれば、すべての新聞の一面を飾っているはずだ」

    アロンソのこの発言は、驚くべきことではない。

    というのも、ボルトレトはアロンソが運営するマネジメント会社「A14マネジメント」の所属ドライバーであり、彼らの関係は非常に親密だ。

    フェルナンド・アロンソ F1 ガブリエル・ボルトレトボルトレトはアロンソが運営するマネジメント会社「A14マネジメント」の所属ドライバー

    アロンソにとっても充実の週末に
    アロンソ自身も、ハンガリーでは見事な週末を過ごした。

    2度のF1ワールドチャンピオンである彼は、予選5番手、決勝でも5位という結果を残した。

    ハンガリーGPは、今季のアストンマーティンにとって間違いなく最良のレースだった。アロンソとチームメイトのランス・ストロールは、ポールポジションからわずか0.1秒差という好タイムを記録していた。

    アロンソはこのパフォーマンス向上に驚きを隠さなかった。

    「間違いなく驚きだよ。嬉しい驚きだね」とアロンソは日曜のブダペストでレース後に記者団に語った。

    「良かったのは、僕たちが競争力を持ち、速かったということだ。ただ、気がかりなのは、なぜそうなったのかが分かっていないこと。だから、今週はファクトリーでの解析が必要だ。スパとハンガリーの違いは何だったのか、クルマやセッティング、使っていた空力デバイスの違いは何だったのかを調べる必要がある」

    「今週末の主なアップデートはフロントウイングだった。それがこれだけのパフォーマンスをもたらしたのなら、すごく良いニュースだけど、今はそれを正確に理解する必要がある」

  • フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP決勝「なぜ速かったのか分析が必要」

    フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP決勝「なぜ速かったのか分析が必要」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2025年F1第14戦ハンガリーGPで5位に入賞し、チームにとって今季最高のパフォーマンスを披露した。

    決勝レースでは、アロンソはスタート直後にランド・ノリス(マクラーレン)を交わして好位置につけたものの、その後数周で抜き返される展開となった。それでも堅実な走りでポジションを維持し、1ストップ戦略を完遂。10ポイントを獲得してレースを終えた。

    「今日は僕らにとって計画通りの展開だったし、この週末を通じてマシンのパフォーマンスを最大限に引き出せた。チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれて、16ポイントを持ち帰ることができた」とアロンソは語る。

    「レース中は何度か後ろからプレッシャーを受けたけど、それをうまく抑えることができた。ここで見せたパフォーマンスには正直驚いている。なぜハンガリーではこれだけ速かったのか、スパとハンガリーのデータを分析して理解を深めたい。短い休暇を楽しんで、次はザントフォールトでまたレースするのが楽しみだ」

    アロンソはこのレースで自身5位、チームメイトのランス・ストロールは7位に入り、アストンマーティンは合計16ポイントを獲得。チームにとってはシーズン前半戦を締めくくるにふさわしい成果となった。

    チームのチーフ・トラックサイド・オフィサーであるマイク・クラックもこの結果に満足感を示している。

    「ブダペストでの5位と7位という結果は、シーズン前半を締めくくるには理想的だ。フェルナンドとランスは予選の好結果をしっかりとポイントに結びつけてくれた。特に1ストップ戦略とミディアムタイヤでのロングスティントのマネジメントは見事だった。今季最も競争力を見せた週末となり、チーム全体の準備と遂行に敬意を表したい」

    「この16ポイントは夏休み前の大きな後押しになる。しばしの休養を取り、後半戦でこの勢いをさらに伸ばしていきたい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) ハンガリーGP F1

    「痛みはあったけど、走る価値はあった」
    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、腰の痛みに耐えながらF1第14戦ハンガリーGPを戦い抜いたことについて「間違いなく価値はあった」と語った。ベルギーGPで負った背筋の負傷により初日FP1を欠場し、代役としてリザーブのフェリペ・ドルゴビッチが走行を担当したが、その後マシンに復帰し、予選では驚きの5番手を獲得した。

    アロンソはスペイン紙『Mundo Deportivo』に次のように語った。

    「いやぁ、Q3に進出できてるなら、家でテレビ見てるよりも絶対マシンに乗ってる方がいいに決まってるだろ。スパで最後尾争いしてたときならスキップしてたかもしれないけど、そんなの選べるもんじゃないからね」

    週の初めに受けたMRI検査では、腰椎部の筋肉に小さな断裂が見つかったという。

    「スパのレースでシートを壊しちゃったんだと思う。それが原因で、座ってるとちょっと痛みが出る。同じ姿勢で、バンプや縁石、コーナーでずっとその筋肉に負荷がかかるからね。でも我慢できないほどじゃない」

    チームはアロンソの負担軽減のために、シートにエアクッションを追加するなどの小規模なコクピット調整を施した。

    「普通の人なら2週間は安静にしてるような怪我だけど、まあ何とかなるよ」

    チームのトラックサイド責任者マイク・クラックも「ラップ数を減らせるだけ減らしたい。問題なくやれるという自信はある」と慎重な姿勢を見せていた。

    一方で、アロンソは復調の理由として、近戦で投入されたアップグレードがすべて期待通りに機能していることを挙げた。

    「正直かなり満足してる。イモラ仕様のフロア、シルバーストン仕様のフロア、スパのフロントウイング、どれも期待値通りの成果が出てるよ」

    さらに、今回のハンガロリンクというサーキットそのものがマシンに合っていたことも強調した。

    「実際のところ、クルマのセットアップはそんなに変えてない。単純に、このレイアウトが僕らのマシンに完璧に合ってただけなんだ」

  • フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP予選「あと少しでポールが見えていた」

    フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP予選「あと少しでポールが見えていた」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、F1第14戦ハンガリーGP予選で5番手を獲得。Q3ではトップと0.087秒差という僅差の戦いの中で、今季ベスト級の予選パフォーマンスを見せた。

    フリー走行での手応えを活かして予選に臨んだアロンソは、すべてのセッションで安定した速さを発揮。チームメイトのランス・ストロールも6番手に入り、アストンマーティンとしては今季初めて2台揃ってQ3上位を確保した。

    「全体として素晴らしい予選だった」とアロンソはコメント。

    「クルマのフィーリングはとても良かったし、今週末はずっと快適に走れていた。予選では風の影響が大きくて、特にターン1とターン4で繊細なマシンコントロールが求められたけど、そこをまとめられたのが良かった」

    「Q3のラップは限界まで攻めた。あと0.1秒なかったし、正直言ってポールポジションも視界に入っていた。でも5番手は悪くない。日曜のレースはいつも長いし、戦略と状況次第では表彰台も狙える位置だと思う」

    チーム代表のマイク・クラックも、チームとしての予選内容を高く評価した。

    「今日はフェルナンドもランスも、どちらも素晴らしい仕事をしてくれた。2台揃って3列目というのは今季の我々にとっては非常に力強い結果だ」とクラックは語った。

    「我々はここブダペストに向けて、低速・中速域のトラクション性能を高めるためのセットアップ変更を施してきた。その成果が明確に現れたセッションだったと思う。明日は天候も含めて多くの要素が絡んでくるだろうが、2台でしっかりとポイントを持ち帰ることを目標に戦う」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ハンガリーグランプリ

    Q:この驚異的なペースは一体どこから来たのでしょうか?

    フェルナンド・アロンソ:クルマのフィーリングはFP1からずっと良かった。
    明らかにスパとはまったく異なるレイアウトだけど、ここでは競争力があると最初から感じていた。

    7日前には最後列だったのに、今日は5番手と6番手。ものすごい変化だよ。
    だからこそ、なぜこれがうまくいったのかを理解する必要があるし、この恩恵を受けた要素を次のグランプリにもつなげられるようにしないとね。

    Q:最後のラップも印象的でした。明日に向けて期待は?

    フェルナンド・アロンソ:あのラップは特別だった。いや、全部のラップがそうだったね。
    ただQ3では風向きが少し変わって、路面が全体的に遅くなった。だからQ1やQ2のタイムには届かなかったのが少し残念だった。

    とはいえP5というグリッドは素晴らしい。明日どうなるかは分からないけど、今の順位を維持できればチームにとっても大きな結果になる。全力でやっていくよ。

  • フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP初日「クルマでは背中に痛みなし」

    フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP初日「クルマでは背中に痛みなし」

    フェルナンド・アロンソは、2025年F1ハンガリーGP初日のフリー走行2回目(FP2)に出走し、体調に不安を抱えながらも走行をこなした。初日の総合順位は5番手。前日まで背中の筋肉に痛みがあったが、治療と座席調整の工夫により、セッション中は痛みを感じなかったという。

    アロンソは今週末、背中の腰椎周辺に小さな筋肉損傷を抱えているが、「夏休みが近いのであと2日なんとか耐える」と前向きに語った。

    新しいフロントウイングを試したマシンについては、「中速コーナーでのアンダーステアに苦戦している」としつつ、初日の手応えは悪くなかったと述べた。

    Q:フェルナンド、まずは体調について教えてください。背中の状態はいかがですか?

    フェルナンド・アロンソ: 昨日と同じだ。週末はずっとこんな感じになると思う。

    背中の腰椎あたりの筋肉に小さな損傷があって、少し休養が必要なんだけど、夏休みが近いからタイミングとしてはちょうどいい。あと2日、座席の快適さをうまく調整して乗り切るつもりだ。

    昨日はいろんな工夫、エアパッドとかを試して、それがうまく機能している。今日はFP2で痛みはなかったから、それはポジティブだね。

    Q:これはレース活動でよくあるようなケガですか?

    フェルナンド・アロンソ: そうだね、よくあることだよ。小さな痛みや違和感はあちこちに出る。

    今回は念のためにMRIを撮ったら、筋肉に小さな損傷があるのが分かった。普通の人なら2週間くらい安静にする程度だけど、クルマの中で痛みがないなら問題ない。それが一番大事なことだ。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) ハンガリーGP F1 ハンガリーグランプリ

    Q:今日は新しいフロントウイングを試していましたね。感触はどうでしたか?

    フェルナンド・アロンソ: FP1は走ってないけど、FP2の感触は良かったよ。ただ、バランスはまだ理想的なゾーンに入っていない。

    中速コーナーでは少しアンダーステアがあって、低速ではクルマをうまく回せていない。とはいえ、週末最初の走行としては普通のことだし、今夜いろいろ見直す予定だ。

    FP1でチームがいくつかテストをやっていたから、そのデータを確認して、明日はできる限り速いクルマに仕上げたいね。

  • フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGPのFP2からセッションに復帰

    フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGPのFP2からセッションに復帰

    フェルナンド・アロンソがハンガリーGPのフリー走行2回目(FP2)に出走することが、アストンマーティンから発表された。

    2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソは、ベルギーGP後に抱えていた背中の筋肉の痛みのため、ハンガロリンクでのFP1を欠場。代役としてリザーブドライバーのフェリペ・ドルゴビッチがAMR25を走らせ、ランス・ストロールと共に走行した。ドルゴビッチはFP1で16番手タイムを記録している。

    アストンマーティンは、アロンソが車内での時間を制限する目的でFP1を欠場したと説明。今朝さらなる治療を受けたうえで、FIAからメディカルクリアランスが下りたことにより、FP2への出走が認められた。

    また、同チームの前チーム代表マイク・クラックも、当初からFP2出走が計画されていたと明かしている。現在44歳のアロンソは、グランプリ通算32勝を誇るベテランドライバーだ。

  • フェルナンド・アロンソ 背中の筋肉負傷でF1ハンガリーGPのFP1を欠場

    フェルナンド・アロンソ 背中の筋肉負傷でF1ハンガリーGPのFP1を欠場

    アストンマーティンF1チームは、フェルナンド・アロンソが背中の筋肉の負傷により、今週末のF1ハンガリーGP金曜フリー走行1回目(FP1)を欠場すると発表した。

    アロンソは木曜日のメディア対応とレース前の準備のため、22年前に自身がF1初優勝を飾ったブダペストの会場ハンガロリンクに姿を見せていた。

    しかし、金曜の走行開始を前にチームから発表された声明によれば、スペイン人ドライバーは「継続している負傷」のためFP1には参加しないという。

    代わってアストンマーティンのリザーブ兼テストドライバーでF2王者経験者のフェリペ・ドルゴヴィッチがアロンソの代役としてFP1に出走し、ランス・ストロールとともに走行を担当する予定だ。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームアストンマーティンのリザーブドライバー、フェリペ・ドルゴヴィッチがアロンソの代役としてFP1に出走

    アストンマーティンの声明は以下のように述べている。

    「ベルギーGP後、フェルナンド・アロンソは背中の筋肉に負った負傷への対処を続けてきた。今朝も治療を継続しているため、彼はFP1を欠場することを選択した。FP1ではフェリペ・ドルゴヴィッチがランス・ストロールとともに出走する」

    「FP2以降の出場可否については、今後の状況を見て判断する予定だ」

    F1ハンガリーGPのFP1は、現地時間13時30分(日本時間20時30分)に開始される予定となっている。

  • フェルナンド・アロンソ 雨天の視界改善案「F1サーキットに高速道路の舗装」

    フェルナンド・アロンソ 雨天の視界改善案「F1サーキットに高速道路の舗装」

    フェルナンド・アロンソは、先週末のF1ベルギーGPで物議を醸したレース開始遅延を受け、ウェットコンディションにおける視界不良の問題を根本的に解決するための大胆なアイデアを提案した。それは、グランプリ開催サーキットの舗装を、特定の高速道路と同様のアスファルトに変更するというものだ。

    ベルギーGPでは、スタート前に80分の中断を挟み、さらにセーフティカー先導による数周の後にレースがようやく始まった。

    この慎重な進行に対し、特にハイダウンフォース仕様でセッティングしたドライバーたちは、すでに乾きつつある路面にもかかわらず、レースコントロールが保守的すぎると不満を口にしていた。

    だが問題はグリップではなく、「危険な高速区間でのスプレーによる視界不良」にあった。

    アロンソは、視界の悪化は2017年に導入されたF1マシンのワイドタイヤとボディ幅の拡大に起因するとし、さらにコース舗装の変化も影響していると主張する。

    「タイヤ、特にワイドタイヤの影響で確実に視界は悪くなった。加えて今のアスファルトも昔とは違う。セパンでは大雨の中でも問題なくレースできていた」とハンガリーGPの会見で語った。

    「最近のアスファルトは黒くてドライではグリップが高いけど、ウェットになるとまるで鏡のようで、視界がひどい。中にはスプレーがまったく上がらない高速道路もある。ああいう舗装を全サーキットに導入すれば、スプレーはゼロになる」

    「もちろんドライでは摩耗が激しくなるかもしれないし、僕はただのドライバーだから分からない。でも出発点にはなるはずだ」

    とはいえ、全サーキットの再舗装は巨額の費用がかかるうえ、タイヤ寿命やグリップなど予期せぬ副作用もある。

    視界改善アスファルトの実際の仕組みと課題

    アロンソの言う「スプレーが出ない高速道路」の舗装は、実際には「OGFC(オープングレーデッド・フリクション・コース)」と呼ばれる構造を採用している。これは、粗い骨材を使い、細かい粒子(ファイン)を少なくした開放的な表面構造により、雨水を表面だけでなく下方向にも排水できるようにしたものだ。

    ただしOGFCは施工費が高く、施工精度によっては耐久性にも課題がある。また、サーキットのような高負荷環境では、開放構造の舗装がタイヤの摩耗に大きく影響する懸念もある。バーレーンのようにOGFCに近い舗装を持つコースも存在するが、砂塵などで排水性能が失われる可能性もある。

    このように、理論上は可能でも実用化には多くの課題が伴う。

    フェルナンド・アロンソフェルナンド・アロンソは、ウェットレース時の視界不良を改善するために「高速道路のような舗装」をF1サーキットに導入すべきだと提案した

    カルロス・サインツも賛同、だが慎重論も
    このアロンソの主張に、同郷のカルロス・サインツも同調している。

    「僕もF1がもっと革新的なアプローチをすべきだと思っている。スプレーが出ない舗装は確かに存在するし、理論的にはストレート部分だけでも導入すれば効果がある」

    しかし、スパでの運営判断については一部理解を示し、次のように語った。

    「スパは過去に悲劇的な出来事があった場所でもあるし、FIAは非常に慎重な姿勢をとっていた。木曜の時点で我々にもそれは伝えられていた。もしかしたらもっと広く、ファンにもその意図を共有すべきだったかもしれない」

    「個人的には、もう少し早くレースを再開できたと思っている。でも、レース開始の決断を下す立場の人のリスクも理解できる。視界不良で大きな事故が起これば、その責任は彼らが負うことになる」

    F1はこれまでにも「レインスプレー抑制装置」のテストを行ってきたが、実戦導入には至っていない。アロンソの提案は現時点では「興味深い仮説」にとどまるが、安全性とエンタメ性を両立するための議論は今後も続きそうだ。