カテゴリー: フェルナンド・アロンソ

  • フェルナンド・アロンソ F1カナダGP決勝「リタイア以上にペース不足が悔しい」

    フェルナンド・アロンソ F1カナダGP決勝「リタイア以上にペース不足が悔しい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGP決勝をシートトラブルによりリタイアで終えた。19番手からスタートしたアロンソは序盤に大きく順位を上げ、一時はトップ10争いに加わる走りを見せていた。

    決勝日は雨の影響で路面温度が低下する難しいコンディションとなったが、アロンソはソフトタイヤを選択。インターミディエイトを履いたライバル勢が早々にピットインを強いられるなか、戦略は的中し、1周目終了時には14番手まで浮上した。

    その後もポイント圏内争いを続けていたが、23周目にシートの問題が発生。チームはマシンをリタイアさせる判断を下した。

    アロンソ「良いスタートだったがペースが足りなかった」
    「良いスタートを切れたし、トップ10争いもできていた」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「ソフトタイヤでスタートした判断は正しかった。数台はインターミディエイトを選んで早めのピットストップを強いられていたからね」

    「残念ながらレース中にシートの問題が発生したので、リタイアすることになった」

    「同じパッケージでも、マイアミよりはここで速さを見せられていたと思う。夏休み頃のアップグレードでパフォーマンス向上を待つ必要はあるけど、それまでは今のパッケージを最適化し続けていく」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) F1 カナダGP

    レース後のインタビューでは、序盤のバトルを楽しめた一方で、レースペース不足への悔しさも口にした。

    「リタイア以上に悔しかったのはペース不足だ。スタートは良かったけど、徐々に後退していって、結局は僕たち本来のポジションに戻ってしまった」

    「でもスタート直後は楽しかった。僕たちはポイント圏外だったから、他よりも少しリスクを取ることもできた」

    また、週末全体については前進を感じていると語った。

    「ここ数戦よりは少し良い週末だったと思うし、少し競争力もあった。この流れを維持できるか見ていきたい」

    「次はモナコだ。まったく違うサーキットだし、とても低速コースになる。エンジンの重要性も少し下がるので、モナコには少し期待している」

  • フェルナンド・アロンソ F1カナダGP決勝 「シート問題」でリタイア

    フェルナンド・アロンソ F1カナダGP決勝 「シート問題」でリタイア

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、波乱の展開となった2026年F1カナダGPでリタイアを喫した。チームによると、原因はシートのトラブルだった。

    モントリオールは決勝前から不安定な天候に見舞われ、各チームはタイヤ選択に頭を悩ませた。アストンマーティン勢にとっても厳しい週末となっており、ランス・ストロールはPU関連交換によってピットレーンスタート。アロンソ自身もスプリントでは接触によるダメージでリタイアしていた。

    決勝では、路面が乾き始める難しいコンディションのなかでレースがスタート。メルセデス勢による激しい首位争いの裏で、中団グループも激しくポジションを争う展開となった。

    アロンソは序盤、ピエール・ガスリーとの10番手争いを展開。しかしマシンには問題が発生していたようで、30周目には「アロンソはすでにガレージへ戻された」と伝えられ、その後正式にリタイアとなった。

    レース後、アストンマーティンはSNSで「フェルナンドはシートの問題によりカナダGPをリタイアした」と説明した。

    アストンマーティンは今季、ホンダPUとのパッケージ改善を進めている一方で、週末ごとに細かな信頼性トラブルにも苦しんでいる。カナダGPではストロールにもサスペンション関連の問題が発生しており、ホームレースは苦い結果となった。

  • フェルナンド・アロンソ F1カナダGP予選「少し競争力が上がった感触がある」

    フェルナンド・アロンソ F1カナダGP予選「少し競争力が上がった感触がある」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGP予選を19番手で終えた。スプリントでは接触とマシントラブルによってリタイアとなったが、週末を通してマシンとの一体感や競争力の向上を感じていると語った。

    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いているが、アロンソはモントリオールで「正しい方向への小さな前進」があったと説明。決勝については、2026年レギュレーション下で初のウエットレースとなる可能性を警戒している。

    フェルナンド・アロンソ『少し競争力が上がった感触がある』
    「カナダで走るのはいつも楽しいし、今週末は少し競争力が上がった感触がある」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「僕たちは正しい方向へ小さな前進をしているけど、Q2進出にはまだパフォーマンスが足りない」

    「スプリントではターン1で少し接触があって、最終的にはマシンをリタイアさせた」

    「明日もし雨になれば面白いことになると思う。この新しいレギュレーションのマシンではまだウエットコンディションを走っていないし、ここはグリップレベルもかなり低くなるはずだ」

    「全員にとって難しいレースになると思うけど、何ができるか見てみよう」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) カナダグランプリ

    レース後のインタビューでは、スプリント終盤のリタイアについて信頼性への懸念があったことを明かした。

    「マシンにいくつか警告が出ていて、信頼性の問題があった」

    「予選まで3時間しかなかったし、ポイント圏外だったので、ガレージのメカニックたちに少しでも時間を与えたかった」

    予選後には、セットアップ変更によってマシンバランスが改善したとも説明している。

    「最終結果としてはQ1敗退なので大きくは変わらないけど、今週末は少し競争力が増した感覚がある」

    「マシンの中で速さを感じていたし、パッケージとのつながりも少し良くなった。すべてを最大限引き出そうとしていたし、間違いなく以前より競争力は上がっていると思う」

    「Q2までコンマ数秒だった。これまで平均すると1.2秒くらい離されていたと思うけど、今回は少し近づけた。それでも、まだやるべきことは多い」

    「スプリントから予選に向けては小さな変更を加えた。主にメカニカル面で、スプリントで不足していたフロントグリップを改善しようとしたんだ」

    「それはうまく機能していたと思うし、マシンの感触も良くなった。でも明日もし雨になれば、すべてが変わる」

  • フェルナンド・アロンソ F1引退判断は保留「今の成績では決断は難しい」

    フェルナンド・アロンソ F1引退判断は保留「今の成績では決断は難しい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年シーズン限りで契約が満了するなか、2027年以降もF1を続けるかどうかについて、まだ決断していないと認めた。

    アストンマーティンはホンダとの新パートナーシップ初年度で苦戦が続いており、ドライバビリティ、ギアボックス挙動、エネルギーマネジメント、そして振動問題が課題となっている。カナダGPを前に、アロンソは現在の状況が長期的な判断を難しくしていると語った。

    アロンソ「もう1年やりたいかを感じる助けになるかもしれない」
    「正直なところ、それについては1分も考えていない」とアロンソはDAZNに語った。

    「まだチャンピオンシップ序盤のこの難しい状況があり、それを解決しなければならない。シーズン後半にはそうできることを願っている」

    「おそらく、それが僕の考えを少し開かせてくれて、もう1年やりたいと本当に感じるかどうかを助けてくれるかもしれない。今は自分のパフォーマンスがこういう状況なので、決断するのは難しい」

    カナダGPに大きなアップグレードなし
    アロンソは、モントリオールに大きなパフォーマンス向上をもたらすアップグレードは投入されていないと説明した。

    「パフォーマンスアップグレードはないので、ハンドリングに集中できる」

    「今後数か月で、エンジン面でも空力面でも異なるフィロソフィーが入ってくる」

    カナダGPでの見通しについて問われると、アロンソは「最初の数戦と似たようなパフォーマンスになると思う」と語った。

    クラック「ドライバーを守らなければならない」
    アストンマーティンのマイク・クラックも、チームの停滞がドライバーにとって精神的に難しい状況になっていることを認めた。

    「木曜、金曜、土曜、日曜と、彼らに同じ質問をすることになる」

    「彼らにとって、同じことを繰り返し、同じ答えを返し続けるのは難しい。我々は彼らをそこから守らなければならない。フラストレーションが積み重なっていくからだ」

    クラックは、カナダに投入された変更は小規模で、外からはほとんど見えないものにとどまると説明。より大きな空力アップグレードはシーズン後半にずれ込むという。

    「我々は巨大な前進を果たす必要がある」

    「そして、F1ではシーズン中に進歩することが難しいことも分かっている」

    「各レースで少しずつ改善していくことで、モチベーションを保つ必要がある」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ホンダも性能と信頼性の両面で課題
    ホンダのリードエンジニアである折原伸太郎は、性能と信頼性の両面でまだ課題が残っていると説明した。

    「マイアミでは、バッテリーの信頼性において重要な一歩を踏み出しました」

    「今はエネルギーマネジメントとドライバビリティの改善に集中しています」

    「今年のパフォーマンスを改善するために、内燃エンジンを改善し、フリクションを減らす必要があります」

    ニューウェイ体制の下で問われる修正力
    クラックは、体調不良やマネジメント変更の噂も出ているエイドリアン・ニューウェイの技術開発上の主導権についても言及した。

    「私はその判断を、エイドリアンと技術開発戦略を担当する人々の手に委ねている」

    アロンソの去就は、単なる年齢や契約満了だけでなく、アストンマーティンとホンダが2026年F1シーズン後半にどこまで状況を立て直せるかに直結している。本人が「今のパフォーマンスでは決断が難しい」と語ったことは、チームの改善が2027年の進路判断に直接影響することを示している。

  • フェルナンド・アロンソ F1カナダGPスプリント予選「限界を攻めすぎていた」

    フェルナンド・アロンソ F1カナダGPスプリント予選「限界を攻めすぎていた」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選SQ1でクラッシュを喫した後、「限界を攻めすぎていた」と自身のミスを認めた。

    アロンソはSQ1終盤、ターン3進入でフロントタイヤをロック。そのままウォールに直進し、セッションは赤旗中断となった。アストンマーティンはフロントウイングなどにダメージを負い、アロンソは16番手で敗退となった。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選SQ1でクラッシュを喫した後、「限界を攻めすぎていた」と自身のミスを認めた。

    アロンソはSQ1終盤、ターン3進入でフロントタイヤをロック。そのままウォールに直進し、セッションは赤旗中断となった。アストンマーティンはフロントウイングなどにダメージを負い、アロンソは16番手で敗退となった。

    アロンソ「ロックした時点で乗客状態だった」
    クラッシュ直後のインタビューでアロンソは、ブレーキング時のロックアップが原因だったと説明した。

    「フロントをロックさせた。そうなると、もうパッセンジャー状態だ。カナダには避けるスペースがない。限界を攻めすぎていた」

    アロンソほど経験豊富なドライバーには珍しいミスとも映ったが、本人はマシン側の問題を否定。現在のアストンマーティンの競争力不足が背景にあったことを認めている。

    「我々は少し後方にいるし、十分なペースがない。たぶんP14くらいの位置だったと思う。だから本来の力より7〜8ポジション上を狙ってプッシュしていた」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) カナダグランプリ

    レース後に発表されたアストンマーティンF1チームのプレスリリースでも、アロンソは次のように振り返った。

    「残念ながらターン3でフロントをロックさせてしまい、そこからは乗客状態だった。あのインシデントまでは、僕たちは期待以上の位置で戦えていた。スプリントともう一度の予選セッションから、明日どんなことを学べるか見てみたい」

    苦戦続くアストンマーティン
    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いており、カナダGPでもトップ10争いは厳しい状況となっている。

    アロンソはFP1でも上位争いには加われず、スプリント予選では限界ギリギリまで攻めた結果、クラッシュという代償を払う形となった。

    短いスプリント週末では修復時間も限られており、アストンマーティンのメカニック陣は土曜日に向けて慌ただしい作業を強いられることになる。

  • フェルナンド・アロンソ F1カナダGP SQ1でクラッシュ「ロックアップした」

    フェルナンド・アロンソ F1カナダGP SQ1でクラッシュ「ロックアップした」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選SQ1終盤でクラッシュを喫した。ターン3進入で大きくフロントタイヤをロックさせ、そのまま直進してウォールに接触。セッションは赤旗中断となった。

    アロンソは無線で即座に「ロックアップした」と認め、自力でマシンを降りて無事をアピールした。一方で、アストンマーティンにとってはフロントウイングを含むダメージが発生しており、修復作業を迫られることになった。

    アロンソがターン3で痛恨のロックアップ
    SQ1終盤、アロンソはアタックラップ中にターン3で大きくタイヤをロック。ブレーキングでフロントが完全に固定され、そのまま逃げ場なくウォールへ向かった。

    「うん、すまない。ロックアップした」とアロンソは無線で報告。残り時間は1分46秒で、赤旗が提示された。

    この時点で脱落圏にはセルジオ・ペレス、ランス・ストロール、ピエール・ガスリー、バルテリ・ボッタスが並んでおり、セッションは緊迫した状況だった。

    “限界を超えたアタック”とパーマーが分析
    F1 TVで解説を務めたジョリオン・パーマーは、アロンソのクラッシュについて「限界を超えた進入」だったと分析した。

    「彼はこのコーナーに、とんでもないスピードを持ち込もうとした。でも、すぐに大きなロックアップになった」

    「ブレーキを踏んだ瞬間、フロントが完全にロックした」

    さらにパーマーは、アロンソが今季苦戦するアストンマーティンで“特別な一周”を狙っていた可能性にも言及した。

    「ドライバーは自分の責任だと認めているし、フェルナンドはおそらく、ここでアストンマーティンで何かとんでもないことをやれるチャンスがあると感じていたんだと思う」


    アップグレード投入週末で痛いアクシデント
    アストンマーティンはカナダGPに向けて、ホンダ側の改良を含む細かなアップデートを投入。マシンの扱いやすさやエネルギーマネジメント改善に期待が集まっていた。

    その中で起きた今回のクラッシュは、限られた走行時間しかないスプリントフォーマットにおいてチームにとって大きな痛手となる。

    特にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは縁石とウォールが近く、わずかなミスが即ダメージにつながる高速ストリート型レイアウト。アロンソも限界を攻めた結果、代償を払う形となった。

  • フェルナンド・アロンソ F1ハイブリッド時代を批判「純粋なレースの10年を失った」

    フェルナンド・アロンソ F1ハイブリッド時代を批判「純粋なレースの10年を失った」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、F1のハイブリッド時代について「純粋なレースの10年近くを失った」と厳しく批判した。2027年に向けて議論されている60:40のエンジン配分変更についても、本質的な問題は変わらないとの見解を示している。

    現在のF1では、電動出力の扱いが大きなテーマとなっており、FIAとF1は2027年に向けて内燃エンジン比率を高める方向で調整を進めている。

    しかし、アロンソは「ハイブリッド時代そのもののDNAが問題だ」と主張し、現行世代のレース哲学に疑問を投げかけた。

    アロンソ「純粋なレースの10年を失った」
    フェルナンド・アロンソは、モントリオールで開かれたメディアセッションで、現在のパワーユニット規則について次のように語った。

    「このパワーユニットのDNAは常に同じだ。そして常にコーナーを遅く走ることを報いるものになる。根本的に変わるとは思わない」

    アロンソは、F1が2014年から進めてきた電動化路線そのものに問題があったと考えている。

    「彼らはいつも耳を傾けている。ただ、世界全体が電動化へ向かうと思われていた。それが未来だと考えられていた。でも、それはレースには当てはまらない。レースは別の生き物だ」

    「今は60:40へ少し戻ろうとしているし、将来的にはさらに電動比率を減らしていくだろう。残念ながら、2014年のターボ時代から、そして今はさらに、我々は純粋なレースの10年近く、あるいはそれ以上を失った」

    F1が推進してきたハイブリッド時代そのものを“失われた時代”と表現した点は、現役ドライバーとして極めて異例の強い発言と言える。

    「今のオーバーテイクは本当のバトルではない」
    アロンソは、現代F1のオーバーテイクについても厳しい見方を示した。

    現在のF1ではERSとバッテリー残量の差によってストレートスピード差が大きく生まれるケースがあるが、アロンソはそれを「本当のレーシングではない」と指摘する。

    「ストレートでは、他のマシンより多くバッテリーを持っていれば簡単だ。それはオーバーテイクではなく、単なる回避行動だ」

    「相手より多くバッテリーを持っていれば、相手はクリップして500馬力を失う。そして自分は500馬力多い状態になる。そこで避けるように横へ動けば追い抜けてしまう」

    現在のF1では、タイヤ、エネルギーマネジメント、デプロイ戦略の重要性が高まっている一方、“ドライバー同士の純粋な戦い”が薄れているとの指摘は以前から存在していた。アロンソの発言は、その不満を極めて率直な形で代弁した格好だ。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) カナダグランプリ

    F1以外への関心拡大にも理解
    アロンソは近年、マックス・フェルスタッペンがニュルブルクリンク24時間への関心を示すなど、F1ドライバーが他カテゴリーへ目を向ける流れについても言及した。

    ただし、それはF1否定ではなく、モータースポーツ全体への視野拡大だと説明している。

    「それを純粋なレースと呼べるかは分からない。ただ違うシリーズというだけだ。でも、異なるカテゴリーやモータースポーツの楽しみ方を知るのは良いことだ。F1はモータースポーツ全体の1%に過ぎない」

    さらに、自身がインディ500初テストを行った際の反響にも触れた。

    「僕が最初にインディ500のテストをした時、オーバルを1人で周回しているだけの映像をYouTubeで200万人くらいが見ていた。そして彼らはそのシーズンを追い始めた」

    「当時インディカーにヨーロッパ人は2人くらいしかいなかった。でも今は80%がヨーロッパ人だ。将来的にはもっと多くの人がニュルブルクリンクやル・マンを見るようになるだろう」

    2027年F1レギュレーション議論にも影響か
    アロンソの発言は、単なる“懐古主義”ではなく、現在進行中の2027年F1パワーユニット議論とも重なっている。

    FIAは電動比率を下げ、内燃エンジンの重要性を高める方向を検討しているが、アロンソは「数字を少し変えてもDNAは変わらない」と考えている。

    2026年F1レギュレーションでは電動依存がさらに高まる見通しで、すでにドライバー側からは「コースト走行が増える」「コーナーで遅くなる」といった懸念も出ている。今回のアロンソの発言は、そうした不満を象徴するものとなった。

  • アロンソは“孤立していた” ロバトが明かす2007年マクラーレンF1の内幕

    アロンソは“孤立していた” ロバトが明かす2007年マクラーレンF1の内幕

    フェルナンド・アロンソが2007年にマクラーレンで経験した“孤立”と“対立”について、当時を知るDAZN解説者アントニオ・ロバトが詳細を明かした。

    2007年のマクラーレンは、アロンソとルイス・ハミルトンの対立、スパイゲート問題、ロン・デニスのチーム運営などが絡み合ったF1史上屈指の混乱期として知られている。ロバトはYouTubeチャンネル『Senén Morán』のインタビューで、当時アロンソ本人から聞いていた内容や、自らが現場で目撃した出来事を振り返った。

    アロンソはハミルトンを“過小評価していた”
    アントニオ・ロバトは、フェルナンド・アロンソ自身もルイス・ハミルトンの実力を見誤っていたと認めていたと語った。

    「フェルナンドは、ハミルトンがあれほど強いとは思っていなかった」

    ロバトはそう振り返り、過去にアロンソ本人へ確認した際にも「そうかもしれない」と認めていたと明かした。

    さらにロバトは、ハミルトンの2007年シーズンを高く評価した。

    「ハミルトンは本当に素晴らしいシーズンを送った。野心もあったし、イギリスメディアとの結び付きも強かった。父親もかなり攻撃的だった。でも、彼は結果を出した。もしあれがスペイン人ドライバーだったら、我々も称賛していたかもしれない」

    マクラーレン内部で進んだ“アロンソ孤立”
    ロバトによれば、マクラーレン内部では徐々にルイス・ハミルトン側へ傾いていったという。

    「かなり酷いことが起きていた。フェルナンドは酷い扱いを受け、孤立させられ、脅されていた。いろいろなことがあった。私は“ガラスのジャングル”と呼んでいたマクラーレンのホスピタリティ内で、それを見ていた」

    ロバトは当時の具体的なエピソードも紹介した。

    マクラーレンにはスペイン人のウェイターがおり、アロンソを気に掛けていたという。しかしロン・デニスがその様子に気付き、そのスタッフを別フロアへ異動させたと語る。

    「シーズン終盤には、フェルナンドがコーヒーを飲みたくても自分で取りに行かなければならなかった。誰も対応してくれなかったんだ。あの孤立感は今でも覚えている」

    “エンジンを0.3秒遅くするのは簡単だ”
    ロバトはさらに、スパイゲート問題の最中に起きたという衝撃的な内幕も明かした。

    当時、フェラーリの機密情報流出問題でマクラーレンが揺れる中、アロンソは内部メール問題を“防御材料”として利用していたとされる。

    その際、当時メルセデス側トップだったノルベルト・ハウグが、アロンソに圧力をかけたという。

    「トルコGPでフェルナンドは部屋に呼ばれた。そして当時マクラーレンのエンジンサプライヤーだったメルセデスの責任者ノルベルト・ハウグがこう言ったそうだ」

    「“どうするかは君次第だ。でも、もしメールが表に出たら、エンジンをコンマ3秒速くなくするのは簡単なんだぞ”」

    ブラジルGPで“もう1台の選択肢”は存在しなかった?
    ロバトは2007年最終戦ブラジルGPについても意味深な証言を残した。

    当時、タイトル争いはアロンソ、ハミルトン、キミ・ライコネンの三つ巴となっていた。しかしロバトは、マクラーレンが実質的にアロンソ側を見限っていた可能性を示唆した。

    「ハミルトンがミスをしたとき、彼らにはもう別の弾がなかった。フェルナンドのクルマは走らなかったし、機能していなかった」

    「レース序盤でハミルトンに問題が起きるとは想定していなかったんだと思う。でも、もう一方の選択肢を消したような感じだった。なぜなら、もう一方の選択肢は存在していなかったからだ。競争力のあるクルマではなかった」

    最終的に2007年のタイトルはキミ・ライコネンが獲得。フェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンは同点でランキング2位となり、わずか1ポイント差で王座を逃した。

  • フェルナンド・アロンソ F1引退議論で本音「他カテゴリーの方がレースは楽しい」

    フェルナンド・アロンソ F1引退議論で本音「他カテゴリーの方がレースは楽しい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、自身のF1での将来について揺れ動く心境を率直に明かした。

    2026年シーズン限りで契約満了を迎えるアロンソは、アストンマーティンとホンダの苦戦もあり、今季序盤から厳しい状況に置かれている。マシンは競争力と信頼性の両面で問題を抱えており、今季限りでF1を離れる可能性も取り沙汰されている。

    “F1以外の楽しさ”を知るアロンソ
    アロンソはこれまでにもF1外のカテゴリーに挑戦してきた。2019年から2020年のF1離脱期間には耐久レースやインディカーに参戦し、2017年にはインディ500にもスポット参戦している。

    そうした経験を踏まえ、アロンソは現在の心境について次のように語った。

    「F1の外に何があるかは分かっている」

    「レースそのものだけを見れば、F1よりも優れているカテゴリーもあると思う」

    「今では他カテゴリーの方が楽しいと感じるドライバーもいる。それを僕は10年前、2017年にインディへ行ったときに感じていた」

    「1レースだけだったけど、ああいう感覚を経験した。だから外で何を期待できるかは理解している」

    アロンソは、純粋な“レース”という観点では、F1以外にも魅力的な世界があることを認めた形だ。

    それでもF1だけが持つ“特別な重圧”
    一方でアロンソは、F1にしか存在しない独特の空気感や緊張感も、自身を引き留める重要な要素だと説明している。

    「でも人生やキャリアには、F1が必要になる時期もある」

    「ドライビングやF1特有のアドレナリンだけじゃなく、F1にはパッケージ全体がある」

    「緊張感もあるし、スポンサーもある。いろいろな要素があって、そのバランスをF1寄りにしている」

    2026年のアストンマーティンは、ホンダとの新体制初年度ながら苦戦が続いている。しかし、2027年に向けてエイドリアン・ニューウェイ主導の本格開発が始まることもあり、アロンソにとっては“待つ価値がある未来”なのか、それとも別カテゴリーへの挑戦を優先するのかが大きな判断材料になりそうだ。

    “今の自分が幸せになれる場所”を模索
    アロンソは最後に、自身の決断基準について非常にシンプルな言葉で締めくくった。

    「今の僕は、自分が何を一番幸せだと感じるかを選べる立場にある」

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1の2027年飛躍を確信「疑いはない」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1の2027年飛躍を確信「疑いはない」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、ホンダとの新体制で苦戦が続く2026年F1シーズンについて、現在が「一年で最も厳しい時期」だと認めながらも、2027年にはチームがより強い状態になると断言した。

    アストンマーティンとホンダのパッケージは開幕から速さと信頼性の両面で課題を抱え、今月初めのマイアミGPで初めて2台完走を果たしたものの、ポイント圏内には届かなかった。

    アロンソが断言した2027年への確信
    来年のマシンがより競争力を持つと予想しているかと問われたアロンソは、RacingNews365を含むメディアに対して明確に答えた。

    「100%だ。疑いはない」

    「そうでなければ、僕たちは後退することになる」

    アストンマーティンは2026年の現実的な目標を再設定している段階にあるが、アロンソは現在の苦戦をプロジェクト初年度特有の痛みとして捉えている。

    「僕たちは厳しい瞬間、厳しい状況にいる。一年で最も厳しい部分だ」

    「今シーズンを通じて、改善が入ってきて、いくつかの問題を修正できれば、僕たちはどんどん良くなっていくと確信している」

    「パワーユニットも含めて、そういったすべてのことだ」

    「来年、2年目になれば、このプロジェクトは1年目よりも準備が整ったものになる。そこに疑いはない」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    初年度の混乱をどう乗り越えるか
    アストンマーティンは、2026年からホンダと組む新体制に移行したが、開幕から信頼性不足とパフォーマンス不足が重なり、完走そのものが課題となるレースも続いた。

    マイアミGPで2台完走を果たしたことは小さな前進だった一方、まだポイント争いには届いておらず、チームにとっては速さよりもまず基礎的な安定性を取り戻す段階にある。

    アロンソの発言は、今季を諦めるものではなく、2026年を「修正と学習の年」と位置づけたうえで、2027年に向けた立て直しを強調するものだ。

    ホンダとの2年目が真価を問うシーズンに
    アロンソが「2年目」を強調した意味は大きい。新しいパワーユニット、新しい車体コンセプト、新しい運用体制は、初年度から完成形に到達することは難しい。

    それでも、アロンソは改善の余地が明確にあるからこそ、2027年にはプロジェクトがより整った状態になると見ている。現在の苦戦は結果だけを見れば厳しいが、チームが問題を特定し、改善を積み重ねられるかどうかが今後の焦点となる。

    アストンマーティンとホンダにとって、2026年は期待外れのスタートとなった。しかしアロンソの言葉は、チーム内部がまだこのプロジェクトの将来性を失っていないことを示している。