カテゴリー: フェルナンド・アロンソ

  • フェルナンド・アロンソ 18億円超“特注ゾンダ”納車 ベビーシートも話題

    フェルナンド・アロンソ 18億円超“特注ゾンダ”納車 ベビーシートも話題

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が、モナコで希少なパガーニ・ゾンダ 760 ロードスター・ディアマンテ・ヴェルデを受け取った。価格は約1,170万ドル、日本円換算で約18億4,000万円とされるワンオフ仕様のハイパーカーだ。

    この車両は、メルセデスAMG製7.3リッターV12エンジンを搭載し、最高出力は760馬力。さらに、アロンソのレーシングヘルメットに着想を得た特注のレカロ製チャイルドシートも装着されており、納車そのものが大きな注目を集めている。

    モナコで納車されたワンオフのゾンダ
    アロンソは最近、モナコの街中でパガーニ・ゾンダ・ロードスター・ディアマンテ・ヴェルデを運転する姿を目撃された。その後、この車両が2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソの新たな購入車であることが明らかになった。

    SNSでは、アロンソがモナコの港で新しいスーパーカーを受け取る映像が拡散された。車両はパガーニ・ゾンダ 760 ロードスター・ディアマンテ・ヴェルデで、特注仕様のワンオフモデルとされている。

    納車を担当したのはドイツのメカトロニックだった。同社はインスタグラムで、数週間前にモナコで特別な納車を行い、今回届けたのが「素晴らしいパガーニ・ゾンダ・ディアマンテ・ヴェルデ」だったと説明した。

    「モータースポーツ界のレジェンドであるフェルナンド・アロンソの新しいガレージに収まったことを、とても誇りに思う」

    「これはまさに自動車界のロイヤルティだ。フェルナンドがまたひとつユニコーンをガレージに加えたことを祝福したい。ただし、この基準を超えるのはかなり難しくなるだろう」

    注目を集めた“ヘルメット仕様”のベビーシート
    今回の納車で車両本体と並んで注目されたのが、コックピットに装着された特注のチャイルドシートだ。レカロが製作したこのシートは、アロンソのレーシングヘルメットをイメージしたデザインとされる。

    アロンソは日本GPの週末に父親になったことを明かしていた。鈴鹿サーキットへの到着が遅れたあと、DAZNに対して「幸いにもすべてうまくいった。母親も赤ちゃんも無事だった。とても幸せで、本当に特別な瞬間だった」と語っている。

    8桁ドル規模のワンオフ・ハイパーカーに、本人のヘルメットを思わせるベビーシートが組み合わされたことで、単なるスーパーカー購入ではなく、アロンソの新たな人生の節目を象徴する一台として受け止められている。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    760馬力V12を搭載する希少なゾンダ
    パガーニ・ゾンダは1999年から2019年までに、およそ140台が製造されたとされる。その中でもディアマンテ・ヴェルデは特に希少な一台で、カーボチタン製シャシーとメルセデスAMG製7.3リッターV12エンジンを備える。

    エンジンはドライバーの背後に搭載され、最高出力は760馬力。レッドラインは8,000rpmとされる。

    車名の由来となっているのは、独自の外装仕上げだ。露出したカーボンファイバーは、光の当たり方によってグリーンの輝きを帯びる。走行距離はわずか500マイルほどとされ、アロンソはこの車両の2人目のオーナーだと報じられている。


    アロンソのガレージに並ぶ高額コレクション
    アロンソはスーパーカー・コレクターとしても知られている。過去にはフェラーリ・エンツォを所有していたとされ、この車両は2023年6月にオークションで540万ユーロで落札された。

    また、約1,000万ドルの価値があるとされるメルセデス・ベンツ CLK GTRもコレクションに含まれると報じられている。さらに、アストンマーティン・ヴァルキリー、ヴァリアント、DBX Sもガレージに並ぶとされる。

    今回のゾンダ・ディアマンテ・ヴェルデは、そうしたコレクションの中でも特に目を引く一台になる。価格、希少性、仕様、そしてチャイルドシートという個人的な要素まで含め、アロンソの最新購入車は単なる高級車ニュースを超えた話題性を持っている。

    F1界では、シャルル・ルクレールも最近、妻アレクサンドラとともにイタリアのラ・スペツィアで約1,100万ユーロ相当の新しいスーパーヨットを進水させたと報じられている。だが、今回のアロンソのゾンダは、ワンオフ・ハイパーカーという希少性に加え、父親になった直後のタイミングと特注ベビーシートの存在によって、より象徴的な一件となった。

  • メルセデスF1内部でアロンソ熱望 ハミルトン後任候補で圧倒的支持

    メルセデスF1内部でアロンソ熱望 ハミルトン後任候補で圧倒的支持

    ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍が決まった際、メルセデス内部では後任候補をめぐり、フェルナンド・アロンソを望む声が圧倒的だったという。

    現在はキミ・アントネッリが開幕から歴史的な活躍を見せ、メルセデスの選択は成功した形になっている。しかし、当時のファクトリー内では経験豊富なアロンソを求める空気が強かったことを、元メルセデスのエンジニアであるホセマ・ガランが明かした。

    ハミルトン移籍後の全体会議で起きた“挙手”
    ガランはポッドキャスト『Minimo Comun Multipla』で、ハミルトンがフェラーリ移籍を告げた直後に開かれたメルセデスの全体会議を振り返った。

    「ひとつ話をしよう。ハミルトンが『フェラーリに行く』と言った日だ。すでにいろいろな街でX上に噂が流れていた。そして突然、全体会議が開かれて、全員がそこにいた」

    「そこにトトが来た。彼は本当にショーマンだ。何が起きたのか、どう知らされたのかを説明した。でもその後で、『今、我々は後任について考えている』と言った」

    トト・ヴォルフはキミ・アントネッリを高く評価しつつ、契約のないドライバーのリストを示し、社員に意見を求めたという。

    「セルジオ・ペレス。誰も手を挙げなかった。キミ・アントネッリでも何も起きなかった。沈黙と居心地の悪さがあった」

    「カルロス・サインツになると、少し手が挙がった。部屋の5%くらいだったと思う。とても控えめな挙手だった」

    最後に出たアロンソの名前で空気が一変
    最も大きな反応を引き出したのは、最後に名前が出たフェルナンド・アロンソだった。

    「そして最後に取っておいた。最後にフェルナンド・アロンソと言った。すると、全員が手を挙げた。すごい瞬間だった」

    「しかも我々は何年もアロンソを批判してきた。彼はいつも我々の表彰台を奪っていた。この男は本当に厄介だ、と」

    「イギリスにいると、アロンソへの批判や冗談を常に耳にする。『君はアロンソが好きなんだろう? でも彼はそんなに良くない』といった具合だ。なのに突然、工場全体がそれまでの言葉を飲み込み、アロンソを見たいと手を挙げた」

    ガランはさらに、メルセデスのエンジン部門が2007年にマクラーレンへエンジンを供給していたことにも触れ、長く在籍するスタッフにとっては特別な意味を持つ瞬間だったと語った。

    結果的にアントネッリ起用は成功
    当時、アロンソ待望論が強かったとしても、現在の結果を見ればメルセデスがキミ・アントネッリを選んだ判断は成功している。

    アントネッリは開幕4戦で3勝を挙げ、すべてのレースで表彰台を獲得。F1史上最年少の選手権リーダーとなり、メルセデスの新時代を象徴する存在になりつつある。

    経験と実績を持つアロンソは、ハミルトン後任として理にかなった選択肢だった。しかしメルセデスは即戦力よりも未来を選び、その決断は想定以上の速さで成果に変わっている。

  • アストンマーティンF1 ホンダPUの振動問題に安堵 アロンソ「消えたと言える」

    アストンマーティンF1 ホンダPUの振動問題に安堵 アロンソ「消えたと言える」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、ホンダがさくらの施設で実施した大規模テストによって、今季序盤からチームを苦しめていたパワーユニット由来の振動問題が解消されたとの見方を示した。

    アストンマーティンは開幕戦オーストラリア以降、ホンダPUの振動問題に悩まされてきた。チーム代表のエイドリアン・ニューウェイは、アロンソとランス・ストロールが「恒久的な神経損傷」を負う危険があったと説明するほど深刻な状況だったが、対策は効果を示し、アロンソは第3戦日本GPで完走を果たした。

    さくらでの検証がマイアミで確認された
    鈴鹿とマイアミの間、アストンマーティンは1台のシャシーを日本に残し、ホンダのさくらの施設へ送って大規模なテストを行った。アロンソは、その結果として振動問題はすでに過去のものになったと考えている。

    「消えた。消えたと言える」とアロンソはメディアに語った。

    「問題を理解できず、ひとつずつ解決できないうちは、次のパフォーマンス向上に信頼を持つのは難しい」

    「だから、さくらで測定した振動が、マイアミのコース上でも確認されたのは安心材料だった。ただ、もちろん僕たちはレースをしている。週末にここへ来て、状況が同じだと分かり、それが今後数か月続くなら、チーム全体で冷静さを保つための作業になる」

    アップグレード投入を急がない理由
    アロンソはさらに、アストンマーティンがマイアミにパフォーマンス関連のアップグレードを持ち込まなかった理由についても説明した。それは「最初からの計画」だったという。

    「それが計画だった。オーストラリア前からそう考えていた」

    「だから今年の序盤は、信頼性の問題とパフォーマンス上の制約があるなかで、2〜3〜4コンマ秒をサーキットに持ち込んでも意味がない。前のマシンとの差が1秒ある以上、それを結果として生かすことはできないからだ」

    「だから戦略を見つける必要があると思う。コストキャップ上の戦略も含めてだ。最初からそういう計画だった」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    信頼性の確認が開発再開の前提に
    アストンマーティンにとって、今回の焦点は単なる不具合解消ではない。振動問題が実戦環境で解消されたと確認できたことで、ようやく次の開発段階に進む前提が整ったことになる。

    アロンソの発言からも分かるように、チームはまだ即座に上位争いへ戻れる状況にはない。現時点では、数コンマのアップデートを投入しても順位に直結しないほど前との差が大きく、限られたコストキャップの中で開発資源をどこに使うかを慎重に見極める必要がある。

    それでも、ホンダPUの振動問題が「消えた」と確認された意味は大きい。アストンマーティンにとって2026年F1シーズン序盤の最大の不安要素が取り除かれたことで、ここからは信頼性の火消しではなく、パフォーマンスをどう取り戻すかが本当の課題になる。

  • フェルナンド・アロンソ F1引退時期に葛藤「悪い後味では去りたくない」

    フェルナンド・アロンソ F1引退時期に葛藤「悪い後味では去りたくない」

    フェルナンド・アロンソは、2026年限りで契約満了を迎える自身のF1キャリアについて、「悪い後味」のまま終わりたくないとの思いを明かした。

    2026年から始まったアストンマーティンとホンダの新パートナーシップは、ここまで苦しい船出となっている。パワーユニットの信頼性問題に加え、マシン全体の競争力不足も重なり、チームはグリッド後方での戦いを強いられている。

    44歳となったアロンソは、現役続行か、それとも新たな人生への転身かを慎重に見極めている段階だ。ただし現在の低迷状態のままF1を去ることには複雑な感情を抱いているようだ。

    「悪い後味のままスポーツを去るのは、必ずしもベストではない」とアロンソはRacingNews365などのメディアに語った。

    「こういうことは、自分でタイミングを選べるものじゃない。ニコ・ロズベルグだけは別だったけどね」

    「それ以外では、辞め時を決めるのは難しい。僕はとても落ち着いているし、自分のキャリアにもすごく満足している」

    「このスポーツが僕に与えてくれたもの、経験させてくれたことにも本当に感謝している」

    アロンソは2021年にF1へ復帰して以降、自身が依然としてトップレベルで戦えている感覚を持っていると強調した。

    「これは贈り物みたいなものだ」とアロンソは語る。

    「2021年に戻ってきてから、レースを続けられていることも、競争力を感じられていることも、本当に特別なことなんだ」

    「僕は、みんなに負け続けたり、自分が遅いと感じたり、ミスを繰り返すような状態で辞めたくはない」

    「今の僕は100%の状態にあると分かっている。だからこそ、その感覚を持ったまま去りたいと思っている」

    フェルナンド・アロンソ F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    “まだ速い”からこそ難しい引き際
    アロンソの発言で印象的なのは、「衰え」を理由に引退したくないという強い自負だ。実際、現在のアストンマーティンの苦戦は、アロンソ個人のパフォーマンス低下というより、マシンとホンダ製パワーユニットの完成度不足による部分が大きい。

    今季のアストンマーティンは振動問題や信頼性問題に悩まされ、序盤戦では完走すら困難なレースもあった。アロンソ自身も「速さはあるのに結果につながらない」という状況が続いている。

    そのため、もし2026年限りでF1を去れば、“競争力不足のマシンに埋もれたまま終わる”という感覚が残る可能性がある。アロンソが語る「悪い後味」とは、単なる成績低迷ではなく、自分の力を出し切れないまま終わることへの葛藤とも受け取れる。

    ホンダとの新プロジェクトが判断を左右か
    アストンマーティンとホンダのワークス体制は、本来であれば2026年F1新時代の大型プロジェクトとして期待されていた。しかし現時点では、レッドブルやメルセデスとの差は依然として大きい。

    それでもアロンソは、過去にも苦境からチームを押し上げてきた経験を持つドライバーだ。だからこそ、完全に再建を見届ける前に離脱することにも迷いがあるのかもしれない。

    一方で、2027年には45歳を迎える。体力面では依然トップクラスを維持しているとはいえ、引退の決断が現実味を帯び始める年齢であることも確かだ。

    アロンソは今なお「自分は100%の状態」と断言している。その言葉は、引退が近いことを示すものではなく、“まだ終わる理由がない”というメッセージにも聞こえる。

  • アロンソ アストンマーティンF1振動問題は「エンジンではなくタイヤだった」

    アロンソ アストンマーティンF1振動問題は「エンジンではなくタイヤだった」

    フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンF1が2026年シーズン序盤から抱えてきた最大の問題である振動を、少なくともマイアミGPの時点では乗り越えたとの見方を示した。

    AMR26は開幕前から振動と信頼性の問題に悩まされ、ホンダとの新パートナーシップにとっても厳しい船出となっていた。しかし、日本とシルバーストンの両拠点で続けられた作業により、アストンマーティンはようやく次の段階に進める土台を手にしつつある。

    アロンソが否定した“いつもの振動”
    マイアミGPの金曜日には、アロンソが無線で不満を訴え、手元を確認する映像もあったことで、再び振動問題が疑われた。しかし、アロンソはそれが従来のパワーユニット起因の振動ではなかったと説明した。

    「タイヤにフラットスポットができたことが原因だった。エンジンではなく、ホイール側のものだった」とフェルナンド・アロンソは語った。

    これにより、アストンマーティンにとって2026年最大の懸念だった振動問題はいったん区切りがついた形となる。

    さくらとシルバーストンが進めた修正作業
    振動問題の改善は、バーレーンテスト以降に続けられてきた作業の成果だ。特に日本GP後の5週間の中断期間では、鈴鹿で使用した1台をホンダのさくらの施設に持ち込み、対策が進められた。

    ホンダのトラックサイド主任エンジニアである折原伸太郎は、マイアミGPを終えて信頼性面の前進を認めている。

    「グランプリとスプリントを信頼性の問題なく完走できました。これは良い進歩です」

    信頼性の不安が和らいだことで、チームはようやく次の課題に取り組めるようになった。

    「次の焦点は、エネルギーマネジメントのためにデータを最適化することです。ドライビングの面でも同じです。そして、パワーユニットには改善すべき点が多くあります。それが我々にとって次のステップです」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    性能向上はまだ先でも“土台”は整った
    アストンマーティンが振動問題を克服したとしても、それがすぐにパフォーマンス向上を意味するわけではない。アロンソの見立てでは、本格的な改善は第12戦から第14戦あたり、つまり欧州ラウンド終盤まで待つ必要がある。

    それまでのアストンマーティンは、大規模な空力アップデートではなく、信頼性、ドライバビリティ、エネルギーマネジメント、パワーユニット運用の改善を通じて、安定した基礎を築く方針とみられる。

    マイアミGPで2台が走り切ったことは、その意味で単なる完走以上の意味を持つ。アストンマーティンは2026年最大の“亡霊”をひとまず背後に置いた。ただし、競争力を取り戻すまでには、まだ別の課題が待っている。

    Source: Marca

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1の苦境でも“楽しみ”を模索

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1の苦境でも“楽しみ”を模索

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1シーズンに苦戦が続くアストンマーティンについて、レース中に“自分たちを楽しませている”と冗談交じりに語った。

    2026年F1マイアミGP後、アロンソはチームメイトのランス・ストロールとともに、実戦の中でエネルギーマネジメントを学ぶために様々な実験を続けていると明かした。

    「そうだね、自分たちを楽しませようとしているんだ」とアロンソは語った。

    「ランスと僕は毎朝いつも話している。レースで一緒に走るのか、それとも待つのかとかね。冬のテストで十分な周回をこなせなかったから、エネルギーマネジメントなどを少し学ぼうとしているんだ」

    「チェコ(セルジオ・ペレス)とも同じようなことを試していた。ちょっとしたエンターテインメントだ。そして今日は彼らより少しペースがあった」

    フェルナンド・アロンソ F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    キャデラックF1のセルジオ・ペレスも、アロンソとのバトルを楽しんでいたことを認めた。

    「フェルナンドとのバトルはいつだって本当に楽しい。彼はとてもアグレッシブで、非常に頭脳的なドライバーだ」

    「彼が離れていく時は何かを仕掛けようとしているし、近づいてくる時も同じだ。彼の動きは常に計算されている」

    「それに彼は本当にクリーンなドライバーだ。あまり早く改善しないでほしいね。そうすれば、この戦いを楽しみ続けられるから」

    一方で、アストンマーティンの現実は依然として厳しい。

    長らく悩まされてきた振動問題や信頼性面には改善の兆しが見えているものの、パフォーマンス向上には時間がかかる見通しだ。

    「信頼性の問題がなかったのはポジティブな点だ」とアロンソは語った。

    「問題なく完走できたのは2戦連続だ。でもレースペースは特別なものではなかった。我々はできる限り踏ん張って、ギャップを広げられないようにしていただけだった」

    さらにアロンソは、大規模アップデートはかなり先になると説明した。

    「カナダGPでプラクティスが1回しかないことは、僕たちにはあまり影響しない。新しいパーツの予定がないからね」

    「おそらく第12戦か第14戦まで新パーツは投入されないと思う。ドライビング面では改善できるけど、パフォーマンスではない。だから厳しいレースが続くだろう」

    それでもアロンソは、チームの現状を理解しているとして冷静さを強調した。

    「僕は落ち着いている。この状況を理解しているからだ」

    「チームからは、毎戦コンマ1〜2秒改善してもポジションは変わらないと言われている。我々は19番手か20番手で、前との差は1秒ある。だから毎戦コンマ2秒改善しても順位は変わらないんだ」

    そして最後には、アロンソらしいユーモアも飛び出した。

    将来について真剣に考えるような結果はあるかと問われた44歳のアロンソは、こう冗談を飛ばした。

    「もしどこかのレースで5位を獲得できたら、その日の午後に引退するよ」

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1に厳しい現実「夏まで改善はない」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1に厳しい現実「夏まで改善はない」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1シーズン序盤で苦戦が続くチームの現状について、今後もしばらく状況は変わらないとの厳しい見通しを示した。

    アストンマーティンは2026年F1レギュレーション導入初年度で深刻な低迷に陥っており、マイアミGP終了時点でコンストラクターズランキング最下位。未だノーポイントの状況が続いている。

    マイアミGPでは両マシンがスプリントと決勝を完走し、2025年アブダビGP以来となる2台完走を果たしたものの、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは15位と17位に終わった。

    一方で、パワーユニットを供給するホンダは、シーズン序盤を悩ませていた振動問題に改善の兆しが見えているとされる。マイアミではアストンマーティンとHRCが対策を進め、ドライバー側からもポジティブな反応が得られていた。

    しかしアロンソは、競争力そのものについては短期間で改善するとは考えていない。

    「一歩ずつ進めていくしかない」とアロンソはマイアミでメディアに語った。

    「これから数戦は厳しいレースになると思うし、同じことの繰り返しになるだろう」

    「もちろん、木曜、金曜、土曜、日曜と毎日メディア対応がある」

    すると記者が冗談交じりに「申し訳ないね」と返し、アロンソは笑いながら続けた。

    「大丈夫だ。君たちは仕事をしているだけだからね。でもメッセージはずっと同じになると思う。夏休み後までは改善はないだろう」

    「カナダで何を期待するか? 同じだ。オーストリアでは? 同じだ」

    「チーム全体のフラストレーションをうまく管理しないといけない。でも僕たちは落ち着いているし、全員が夏以降により良い後半戦にするために全力を尽くしている」

    “小幅アップデートでは意味がない” アロンソが語るコスト制限の現実
    アストンマーティンがマイアミGPにアップデートを持ち込まなかった判断についても、アロンソは理解を示している。

    5週間のインターバルがあったにもかかわらず、フェラーリが11点ものアップグレードを投入した一方で、アストンマーティンは空力アップデートをゼロとした。

    その代わり、チームはホンダとともに振動問題の解決に注力。シャシーをHRCのさくらの施設へ持ち込み、対策作業を進めていた。

    アロンソは、現状の戦力差では小規模アップデートを繰り返しても意味がないと説明した。

    「僕は状況を理解しているから納得している」とアロンソは語った。

    「チームからは、毎戦コンマ1〜2秒の改善を持ち込んでも順位は変わらないと説明されている」

    「僕たちは19番手か20番手で、前との差は1秒ある。だから毎戦コンマ2秒を追加しても順位は変わらないし、それは予算制限やシステム全体に大きな負荷を与えるだけだ」

    「だから1.5秒や2秒レベルの改善が得られない限り、製造ボタンを押すべきではない。僕たちはお金を無駄にすることになる」

    さらにアロンソは、当面はドライバビリティ改善が中心になると説明した。

    「ドライバビリティ面では改善できると思う。でもパフォーマンス面では違う。だからチーム全体で耐えなければならない」

    「しばらくは非常に厳しいレースが続くだろうし、同じ質問と同じ答えの繰り返しになると思う」

    フェルナンド・アロンソ F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アストンマーティンF1の希望はエイドリアン・ニューウェイに託される
    アストンマーティンは2026年からホンダとのワークス体制を開始し、新レギュレーション時代でタイトル争いへ加わることを目標に掲げていた。

    ローレンス・ストロール率いるチームは、その切り札としてエイドリアン・ニューウェイを招聘。ニューウェイはこれまでF1で26回のタイトル獲得に関わってきた伝説的デザイナーとして知られる。

    しかし現時点では、AMR26の基本コンセプトそのものに課題があるとみられている。

    内部関係者の間では「仮に現在のメルセデス製パワーユニットを搭載していても苦戦していたはず」との見方も出ており、問題は単純なパワーユニット性能だけではないという。

    ホンダ側の振動対策が一定の成果を見せ始めた一方で、真のパフォーマンス改善はニューウェイ主導による大規模開発を待つ必要がありそうだ。

    そのため、アストンマーティンが本格的な巻き返しを見せるのは、アロンソ自身が語ったように「夏以降」になる可能性が高まっている。

  • アロンソ アストンマーティンF1の現状に自虐「トップ5ならその日に引退」

    アロンソ アストンマーティンF1の現状に自虐「トップ5ならその日に引退」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1マイアミGPで今季自己最高となる15位でフィニッシュした。しかし、依然としてポイント争いには届かず、アストンマーティンの苦戦は続いている。

    そんな中でも、アロンソはユーモアを失っていなかった。今季のアストンマーティンF1の現状を自虐的に語りつつ、「もしトップ5に入れたら、その日の午後に引退する」と冗談を飛ばしている。

    「トップ5ならその場で引退する」 アロンソ節が炸裂
    マイアミGP後、スペイン紙『Marca』の取材に応じたフェルナンド・アロンソは、現在のAMR26の戦闘力について率直な見解を示した。

    「もし今季どこかのレースで5位を獲れたら、その日の午後に引退するよ」

    アロンソはそう冗談交じりに語り、現在のアストンマーティンF1が置かれている厳しい状況を皮肉った。

    2026年シーズンのアストンマーティンは、開幕から深刻な競争力不足に苦しんでいる。マイアミGPではアロンソが15位、チーム全体としてもこれが今季最高順位となった。

    一方で、ホンダの振動問題改善やアップデート投入など、徐々に前進の兆しも見え始めている。ただし、依然として上位勢との差は大きく、アロンソ自身も現状を冷静に受け止めている。

    雨頼みだったアストンマーティンF1
    アロンソは、マイアミGP決勝で唯一期待していたのは天候だったと明かした。

    「僕たちは雨を期待していただけだった。『雨が降るかもしれない、ピットストップを回避できるかもしれない』と思っていた」

    「でも、あまり状況は変わらなかった。前のマシンとはすでに1回ピットストップ分の差があったから、たとえ相手が追加ストップしても、まだ前にいる状況だった」

    「できることはあまりない。でも、戦略マネジメントやタイヤマネジメントについて学ぼうとしている」

    アストンマーティンF1は、現時点で純粋なペース不足を戦略だけで覆せる段階にはなく、アロンソのコメントからも苦戦の深刻さがうかがえる。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ランス・ストロールとの“実験”も継続
    アロンソはDAZNの取材では、チームメイトのランス・ストロールと協力しながらマシン理解を進めていることも明かした。

    「毎朝ランスと話しているんだ。もし一緒に走れたらどうするか、離れたら待つべきか、とかね」

    「エネルギーマネジメントなどを少し学ぼうとしている。冬季テストで十分な走行距離をこなせなかったから」

    2026年型マシンではエネルギーマネジメントが重要なテーマとなっており、アストンマーティンF1も依然として最適解を探っている段階にある。

    アロンソはまだ終わっていない
    アロンソの“トップ5なら即引退”発言は冗談ではあるものの、それだけ現在の状況が厳しいことを象徴している。

    それでも、アロンソ自身は現時点で引退を考えているわけではない。むしろ、2027年以降に向けてアストンマーティンF1が競争力を取り戻すことを期待している。

    エイドリアン・ニューウェイ加入、ホンダとの本格体制、そして新時代プロジェクト。アロンソは、その完成形を見るまではまだF1を去るつもりはないようだ。

  • アストンマーティンF1 アロンソが新たな弱点指摘「エンジンよりギアボックス」

    アストンマーティンF1 アロンソが新たな弱点指摘「エンジンよりギアボックス」

    アストンマーティンは、2026年F1マイアミGPで今季初めて2台揃って完走を果たし、信頼性の面では前進を見せた。しかしその裏で、フェルナンド・アロンソはチームの新たな弱点としてギアボックスの問題を指摘。「エンジンよりもギアボックスの方が問題だった」と明かし、改善の焦点が移りつつあることを示した。

    これまで課題となっていたホンダ製パワーユニット由来の振動は今回のレースで改善された一方、パフォーマンス不足は依然として解消されていない。

    アロンソの証言は、アストンマーティンが次に取り組むべき課題がどこにあるのかを明確に示している。

    振動は改善も速さは変わらず
    アロンソはマイアミでの進展について、信頼性面での改善を強調しつつも、パフォーマンス自体には大きな変化がないと語った。

    「パフォーマンスという意味ではどうだろうね。あまり変わっていないと思う。ただ信頼性は良くなった。問題は起きなかったし、振動も改善された」

    「でもパフォーマンスは、日本とほぼ同じレベルだと思う」

    週末を通して浮き彫りになったギアボックスの課題
    マイアミではアロンソとランス・ストロールの2台が完走を果たしたが、トップ争いには絡めず、優勝したアンドレア・キミ・アントネッリからは周回遅れとなった。

    その背景についてアロンソは、レースウィークを通してギアボックスに問題を抱えていたと説明する。

    「正直に言うと、この週末はエンジンよりもギアボックスの方が問題だった」

    「ダウンシフトでもアップシフトでも、電子的な部分なのか何かがおかしくて、うまくコントロールできていなかった」

    ギアチェンジの不安定さはマシンの挙動全体に影響し、ドライバビリティを損なう要因となっていたという。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    次戦カナダに向けた最優先の修正項目
    アロンソは、次戦カナダGPに向けてギアボックスの改善が最優先事項になると明言した。

    「だからカナダに向けての最優先の修正点はそこだ。カナダは強いブレーキングゾーンが多いサーキットだから、今のギアボックスの挙動は改善しないといけない」

    プレシーズンテストでの走行距離が少なかったアストンマーティンにとって、ここまでのデータ蓄積は重要な意味を持つ。振動問題を克服した今、次に求められるのはマシンの扱いやすさの改善であり、その鍵を握るのがギアボックスだ。

    信頼性の改善という前進と、新たに浮上した技術的課題。アストンマーティンにとって2026年シーズンは、依然として開発の過渡期にあることが浮き彫りとなっている。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・ホンダF1序盤戦は「育児より大変」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・ホンダF1序盤戦は「育児より大変」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は2026年シーズン序盤の苦戦について、私生活の変化と重ね合わせながら率直な思いを明かした。

    今季のアストンマーティン・ホンダは深刻なパフォーマンス不足と信頼性の問題に直面しており、コース上での厳しい状況が続いている。

    その一方で、アロンソは3月にパートナーのメリッサ・ヒメネスとの間に第1子となる息子レナードを迎えた。約5週間のインターバル期間には新生児との時間を過ごしていたが、現時点ではその育児よりもF1での戦いの方が難しいと語っている。

    振動問題と深刻な戦闘力不足
    今季のアストンマーティンは、ホンダのパワーユニットに起因するとされる振動問題に苦しんでいる。開幕戦オーストラリアGPと中国GPでは、アロンソとランス・ストロールの両名がレース距離を走り切ることができず、ドライバーに神経的なダメージのリスクも指摘されている。

    日本GPではアロンソが完走を果たしたものの、パワーを抑えた状態での走行を余儀なくされ、競争力の面では最後尾付近にとどまった。週末を通じて振動の強さが大きく変動するなど、根本的な解決には至っていない。

    マイアミで見えた最低限の前進
    マイアミGPでは、フェルナンド・アロンソが15位、ランス・ストロールが17位と今季初めて2台で完走を果たした。依然としてポイント争いには絡めていないものの、信頼性の面ではひとつの前進といえる結果となった。

    ただし、順位が示す通り純粋な戦闘力は依然として厳しく、振動問題やパフォーマンス不足の完全解消には至っていない。改善の兆しと課題が混在する内容となっている。

    「育児よりも難しい」シーズン序盤
    フロリダでメディア対応に応じたアロンソは、ここまでのシーズンについて次のように語った。

    「今年の最初の数レースの方が、僕にとっては(息子の世話をするよりも)はるかに難しかったと言える」

    「赤ちゃんとの生活は新しい経験だけど、素晴らしい母親がすべてを世話してくれていて、僕に何をすべきか教えてくれる。家庭ではいいチームだ」

    改善への猶予と今後の焦点
    アストンマーティンとホンダには、日本GPからマイアミGPまでの約5週間で問題解決に取り組む時間があった。今回の完走は一定の成果ではあるが、競争力の改善という本質的な課題は残されたままだ。

    振動が金曜にはほぼ見られず土曜に再発するなど、症状の不安定さも続いており、単なる対症療法ではなく構造的な見直しが求められている状況だ。アロンソは家族との時間に支えられながらも、依然として厳しい戦いの中にいる。チームとしての立て直しが進むかどうかは、今後の数戦で明確になっていく。