カテゴリー: フェルナンド・アロンソ

  • アロンソ アストンマーティンF1入賞も本音「モナコGPから得るものは何もない」

    アロンソ アストンマーティンF1入賞も本音「モナコGPから得るものは何もない」

    フェルナンド・アロンソは2026年F1モナコGPで11位フィニッシュとなったものの、セルジオ・ペレスへのレース後ペナルティによって10位に繰り上がり、アストンマーティンに今季初ポイントをもたらした。

    しかし、アロンソ自身は今回の週末をほとんど評価しておらず、「できるだけ早く忘れたいレースだった」と受け止めている。モナコGP後、アストンマーティンが抱える問題点を率直に語った。

    アロンソ「サーキットごとに別の弱点が見つかる」
    バルセロナで行われる次戦スペインGPへ向けて、モナコGPから持ち帰れるポジティブな要素を問われたアロンソは厳しい見解を示した。

    「この週末から得られるポジティブな結論はひとつもない」

    「僕たちは今年、非常に異なるタイプのサーキットを走ってきた。そしてサーキットごとにマシンの別の弱点が明らかになっている」

    「オーストラリアではパワーユニット性能が不足していることが分かった」

    「中国ではエネルギーマネジメントが十分ではなかった」

    「カナダでは、マイアミで抱えていたギアボックスの問題が非常に大きかったことが分かった。そして今回のモナコではシャシーが不足していることが明らかになった」

    アロンソは、アストンマーティンが単一の問題ではなく、パワーユニット、エネルギーマネジメント、ギアボックス、シャシーと複数の領域で課題を抱えていると説明した。

    「クラッシュすればテレビで愚かに見えるだけ」
    アロンソは21番手からスタートし、序盤にピットストップを済ませる大胆な戦略を選択した。

    「難しいレースだった」

    「スタートと1周目で大きなリスクを取った。そして3周目にはピットストップを行った」

    その後は各車へのペナルティやレース展開の恩恵を受けてポイント圏内まで浮上したが、マシンの扱いに苦しみ続けたという。

    「本当に難しかった」

    「ここではクラッシュするのは非常に簡単だ」

    「19番手を走っていてクラッシュすれば、テレビではただ愚かに見えるだけだ」

    「突然才能を失ったわけではない。しかしこのマシンは非常に運転が難しく、常に限界にある」

    さらに早期ピットストップの影響で、終盤は著しく摩耗したタイヤで走行しなければならなかった。

    「早い段階でストップしたため、最後まで走り切らなければならなかった」

    「結果として50〜60周使ったタイヤで非常に扱いづらいマシンを運転することになった」

    「それがさらに難しさを増していた」

    「幸い赤旗やさまざまな状況によってレースは多少は楽になった。僕たちはできる限り最善を尽くそうとした」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    夏休み後に大型アップデート投入へ
    厳しい状況が続く一方で、アロンソはチームの将来には依然として自信を示している。

    「良いニュースは、問題を解決するために何をしなければならないのかを僕たちが非常によく理解していることだ」

    「シーズン後半に向けて、それらすべての問題を同時に解決するパッケージを投入したいと考えている」

    アロンソが言及した「シーズン後半」は夏休み明けを指しており、アストンマーティンはそこで大規模なアップグレード投入を計画しているようだ。

    ニューウェイ体制の真価は夏以降か
    アロンソのコメントで興味深いのは、チームが問題の原因を把握できていると繰り返し強調している点だ。

    アストンマーティンは2026年からホンダ製パワーユニットを搭載しているが、アロンソの発言によれば不足しているのはパワーだけではない。エネルギーマネジメント、ギアボックス、シャシー性能などマシン全体に課題が存在している。

    そのため単独のアップデートではなく、「すべてを同時に解決するパッケージ」が必要だと考えているようだ。

    一方で、その改善パッケージが投入されるまでにはまだ4〜5戦が残されている。

    「チームを完全に信頼している」

    「なぜなら僕たちの認識では、このマシンは現在経験しているものとは劇的に異なるものになると考えているからだ」

    「ただ、その前に4戦か5戦は苦しい結果に耐えなければならない」

    アロンソはそう語り、バルセロナを含む今後数戦については厳しい戦いを覚悟していることを認めた。アストンマーティンにとって、夏休み前のレースは将来への準備期間という色合いがさらに強まっている。

  • アロンソ「シーズンは終わっていない」 アストンマーティンF1後半戦反攻に自信

    アロンソ「シーズンは終わっていない」 アストンマーティンF1後半戦反攻に自信

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1シーズン序盤の苦戦にもかかわらず、チームの反攻を確信している。モナコGPで今季初ポイントを獲得したアロンソは、現在進行中の大型開発プログラムによって「シーズン後半から新しい戦いが始まる」との見方を示した。

    ホンダとの新たなワークス体制で迎えた2026年シーズンだが、アストンマーティンはエンジン、ギアボックス、空力と複数の問題に苦しみ、ここまで最後尾グループに沈んでいる。

    しかし、エイドリアン・ニューウェイ主導の開発が進んでおり、チーム内部では状況改善への期待が高まっている。

    モナコで初ポイントも実力以上の結果と認める
    モナコGPで10位に入り、アストンマーティンとホンダに今季初ポイントをもたらしたアロンソだが、その結果には冷静な評価を下した。

    「ポイントを獲得できたのでチームとしてはうれしい」

    「前で何かが起きることを待っていた。実際にそうなった。誰かにペナルティが出て、また別の誰かにもペナルティが出た」

    アロンソは、今回の結果が純粋な競争力によるものではなく、レース終盤の混乱に助けられた面が大きかったことを認めている。

    苦戦の原因はエンジンだけではない
    アストンマーティンの不振について、アロンソは特定の分野だけの問題ではないと説明した。

    「オーストラリアとバーレーンではエンジンだった」

    「マイアミとモナコではギアボックスだった。そして鈴鹿ではフロント側の空力だった」

    ホンダ製パワーユニットへの注目が集まる一方で、実際にはマシン全体の完成度に課題があるというのがアロンソの認識だ。

    「シーズンはまだ終わっていない」

    DAZNの取材に対し、アロンソはそう強調した。

    「僕たちにとっては後半戦から新しいシーズンが始まるかもしれない」

    「僕たちは自分たちの取り組みを信じている。間違いなく厳しいシーズンのスタートになった。エンジンだけではなく、プロジェクト全体のあらゆる部分で苦労している」

    「それでも僕たちはシーズン後半を信じている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ニューウェイ主導の大型アップデートに期待
    アロンソによれば、改善が実際に結果として表れるまでにはまだ時間が必要だという。

    「その効果を見るにはあと4〜5レース待たなければならない」

    それでもチームへの信頼は揺らいでいない。

    「マシンは変わるという感触があるので、僕はチームを完全に信頼している」

    「エイドリアン・ニューウェイは非常に細部までこだわる人物だ。僕たちは最高の人物を迎えている」

    そのニューウェイもモナコGPでオーストラリアGP以来となる現地入りを果たし、開発状況について言及した。

    「アップグレードの開発を進めている。おそらく夏休み前には投入できるだろう」

    最後尾でも実際の差は小さいと分析
    アロンソは現在の順位表が実力以上にチームを悪く見せているとも考えている。

    「アップグレードによって12番手から15番手付近の争いに入ることができれば、ポイント獲得の可能性はずっと高くなる」

    現状については厳しい表現も使った。

    「僕自身は好調だし、いいドライビングができている」

    「だからこそ残念なんだ。僕たちは今、最後尾の目立たない状況にいる」

    ただし、その言葉の裏には悲観論ではなく、後半戦に向けた確かな期待がある。アストンマーティンは2026年シーズン序盤を苦しみながらも、ニューウェイが主導する開発計画とホンダとの協力体制を武器に、夏以降の巻き返しを目指している。

    【関連】
    ・アストンマーティン・ホンダF1反撃へ ニューウェイ「夏休み前にアップデート投入」

  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGPで今季初ポイント「チーム全員へのご褒美」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGPで今季初ポイント「チーム全員へのご褒美」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1モナコGPで11位でチェッカーを受けたが、レース後にセルジオ・ペレス(キャデラックF1)へ10秒加算ペナルティが科されたことで10位に繰り上がり、チームに今季初ポイントをもたらした。

    予選20番手からスタートしたアロンソは、序盤から大胆な戦略を採用。3周目にミディアムタイヤからソフトタイヤへ交換し、1ストップで走り切るプランを選択した。

    アストンマーティンは決勝序盤に両ドライバーを早めにピットへ呼び込み、ミディアムタイヤからソフトタイヤへ交換。1ストップ戦略で完走を目指した。

    レース終盤にはストロールが19コーナーでバリアに接触してリタイア。その後のセーフティカー導入でアロンソは新品ソフトタイヤへ交換した。

    さらに同じ19コーナーでシャルル・ルクレール(フェラーリ)がクラッシュし、路面損傷の確認のため赤旗中断となる。最終リスタート後、アロンソは11位でフィニッシュ。その後、ペレスへのペナルティが決定したことで10位へ繰り上がり、アストンマーティンは今季初ポイントを獲得した。

    アロンソ「チーム全員へのご褒美だった」
    アロンソはレース後、積極的な戦略が実を結んだと振り返った。

    「1周目とリスタートではかなりリスクを取ったし、その時点でいたポジションを何とか守ろうとした」とアロンソはコメント。

    「今日は本当に難しいレースだった。でも僕たちは3周目にピットインするという攻撃的な戦略を選び、残りを1ストップで走り切ることを考えていた」

    「赤旗後のリスタートは僕たちに有利に働いたし、利用できるチャンスは確実につかんだ」

    「レース運びはうまくできたと思うし、チーム全員にとって今季初ポイントという素晴らしいご褒美になった」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) F1 モナコGP

    「前で何か起きるのを待っていた」
    レース後のインタビューは、ペレスへの裁定が下る前に行われた。そのためアロンソ自身は11位フィニッシュという認識で取材に応じていた。

    「今日はペースがなかった。僕たちが望んでいたほど速くなかったし、それは分かっていたことだった」

    「だからスタートでは非常にアグレッシブに攻めた。1コーナー、3コーナー、そして5コーナーでもポジション争いをして、その後は自分たちの位置を守りながら前で何か起きるのを待っていた」

    「実際にペナルティやアクシデントが起きて、ポイント争いに近づくことができた。あるいはポイント圏内に入れたかもしれない。もしそうなればチームにとって嬉しいことだ」

    「僕たちはニューウェイを信じている」
    また、週末にパドック入りしていたエイドリアン・ニューウェイへの期待について問われると、アロンソは現在の苦境を認めながらも将来への希望を語った。

    「ある意味で、僕たちは彼の手に委ねられていると思う」

    「だから僕たちは自分たちの取り組みを信じている」

    「シーズン序盤が厳しいものになっているのは間違いない。問題はエンジンだけではなく、プロジェクト全体にある。バルセロナやバーレーンに持ち込むべきものが遅れていることも含めて、僕たちは状況を理解している」

    「それでもシーズン後半には希望を持っている」

    「まだシーズンは終わっていない。僕たちにとっては後半戦から新しいシーズンが始まるかもしれない」

    【関連】
    ・アストンマーティン・ホンダF1反撃へ ニューウェイ「夏休み前にアップデート投入」

  • アロンソ「アストンマーティン・ホンダF1は全てが足りない」 予選惨敗に苦言

    アロンソ「アストンマーティン・ホンダF1は全てが足りない」 予選惨敗に苦言

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダF1)は、2026年F1モナコGP予選でQ1敗退を喫した後、AMR26の問題点を厳しく指摘し、マシン全体に根本的な欠陥があるとの認識を示した。

    モナコはマシン性能よりもドライバーの腕が重要視されるサーキットとして知られるが、その舞台でもアストンマーティンは最後尾グループに沈んだ。アロンソは18番手、ランス・ストロールは最下位に終わり、チームの苦境が改めて浮き彫りとなった。

    モナコでも見えなかった復活の兆し
    アロンソはセットアップ変更を試みたものの、問題はそこではないと説明した。

    「セットアップは変更した。でもセットアップの問題ではない。車にはもっと根本的な問題があって、車高を変えるだけでは解決しない」

    「モナコは特殊なサーキットだから、もう少し速く走れるかもしれないという希望はあった。でもフリー走行の段階で、ここでも僕たちが遅いことは分かっていた」

    シーズン序盤から続く苦戦についても、状況は変わっていないと認めた。

    「同じことの繰り返しだし、うんざりしている。毎週末、『夏休み明けまでアップデートはない』『グリッド後方で戦うことになる』と言い続けている」

    「できる限り速く走ろうとしているし、僕自身は良いラップをまとめられたと思う。2台のアストンマーティンでお互いをプッシュしようとしたけれど、それ以外に戦う相手はいなかった」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    マシン全体に問題が存在
    アロンソは、単一の弱点ではなくマシン全体に課題が存在すると説明した。

    「改善はない。シフトアップもシフトダウンも難しい」

    「フロントがまったく入っていかない。モナコでは正確に運転し、ウォール際まで寄せるためにフロントの反応が必要だ。でも僕たちにはマシンへの信頼感が足りなかった」

    さらにアロンソは、問題がパワーユニットだけではないことを強調した。

    「僕たちは2~3秒を見つけなければならない。その中にはエンジン、ギアボックス、コーナーでのエネルギー回生との連携、ストレートでのエネルギー使用、空力パッケージ、そしてマシンの哲学そのものが含まれている」

    「どこを見てもコンマ数秒ずつ失っている。そのすべてを集めて、夏休み後の新パッケージにまとめようとしている」

    ベルギーGP投入予定の改良型に期待
    アストンマーティンは現在、大規模アップデート版となる「AMR26B」の投入を進めており、チーム内ではベルギーGPでの導入が目標とされている。

    今回のアロンソの発言は、ホンダ製パワーユニットだけでなく、ギアボックス、エネルギーマネジメント、空力、さらにはマシンコンセプト全体に課題があることを示唆するものだった。

    エイドリアン・ニューウェイ加入による再建への期待は依然として大きいが、アロンソの言葉からは、現状のAMR26がグリッド最後尾を争うレベルにあるという厳しい現実がうかがえる。ベルギーGP以降の大型アップデートが、アストンマーティン・ホンダF1にとって本当の転機となるかが注目される。

  • フェルナンド・アロンソ F1現行マシンを酷評「モナコで運転した中で最悪」

    フェルナンド・アロンソ F1現行マシンを酷評「モナコで運転した中で最悪」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1モナコGPの金曜プラクティス後、現行のハイブリッドF1マシンに対する不満を改めて表明し、「ハイブリッドカーはレースをするべきではない」と痛烈に批判した。

    アロンソは以前から、エネルギーマネジメントへの依存度が高まった現代F1に否定的な立場を取ってきた。モナコではその姿勢をさらに強め、「これまでモナコで運転した中で最悪の世代のマシンだ」と語った。

    「モナコで運転した中で最悪の世代のマシン」
    アロンソは、現在のパワーユニットとエネルギー回生システムがドライビングの一貫性を損なっていると説明した。

    「おそらくモナコで運転した中で最悪の世代のマシンだ」

    「バッテリーの充電方法、ブレーキングやリフトオフなどによって、マシンのエンジンブレーキ特性に大きな不安定さが生まれている。ある時はエンジンブレーキが強く、ある時は弱い。プッシュできる時もあれば、できない時もある」

    「バッテリーが完全に満充電になると、それ以上は充電されない。するとエンジンブレーキがなくなり、まるで押し出されるような感覚になる」

    「これは単純にルールの問題だ。ハイブリッドカーはレースをするべきではない。それだけだ」

    アロンソは、ドライバーがコーナー攻略よりもバッテリー残量やエネルギー回生を意識しなければならない現状に不満を抱いており、現在のF1が本来のレーシングカーから離れてしまったと考えている。

    フェルナンド・アロンソ フォーミュラ1カー

    アストンマーティンの苦戦も不満を増幅
    もっとも、アロンソの発言はアストンマーティンの現状とも無関係ではない。

    今季のAMR26はグリッド後方に沈む苦戦が続いており、アロンソ自身もブレーキングやギアチェンジ時の不安定な挙動を繰り返し訴えている。モナコのFP1でもシケイン進入時にマシンをコントロールしきれず、バリアに接触した。

    アロンソは現行マシンについて次のように説明した。

    「今はブレーキング時に大量のエネルギー回生を行っている。リアアクスルがブレーキング中に大きくバッテリーを充電するんだ」

    「そのうえでダウンシフトがあり、次のギアを入れるためにエンジンのブリッピングとも連動させなければならない」

    「今年は多くのことが同時に起きていて、僕たちはまだそのレベルに達していないように思う」

    アロンソはAMR26を「一貫性がなさすぎる」と評しており、慢性的なアンダーステアにも悩まされているという。セットアップ変更を重ねても根本的な改善には至っていない。

    金曜プラクティスでは最後尾付近に低迷
    モナコGPの金曜プラクティスでは、アストンマーティン勢は厳しい状況に置かれた。

    FP2ではフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが、キャデラックF1のバルテリ・ボッタスとともにタイムシート最後尾グループに沈み、チームの苦境を象徴する結果となった。

    アロンソは以前からハイブリッド時代のF1に批判的だったが、競争力不足に苦しむ現在の状況が、その不満をさらに強めていることは間違いない。

    それでも44歳の元ワールドチャンピオンは、自らの立場を変えるつもりはないようだ。モナコでの発言は、現行F1の技術的方向性に対する現役ドライバーからの最も強烈な批判のひとつとなった。

  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGP予選21番手「今のパッケージでのベストラップ」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGP予選21番手「今のパッケージでのベストラップ」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は2026年F1モナコGP予選で21番手に終わり、チームメイトのランス・ストロールとともに最後尾列から決勝に臨むことになった。

    アストンマーティンは金曜日からペース不足に苦しみ、夜通しセットアップ変更を行ったものの改善は限定的だった。アロンソはマシンの根本的な問題を指摘し、シーズン後半に予定されるアップデート投入まで厳しい状況が続くとの見方を示した。

    アロンソ「今のパッケージでのベストラップだった」
    アストンマーティンはモナコで期待されたパフォーマンスを発揮できず、アロンソは現状の限界を認めた。

    「昨日と大きな違いはなかったし、単純に僕たちにはペースがない」

    「モナコには少し期待を持って来たけれど、マシンへの信頼感があまりなく、週末を通してフロントのグリップが不足していた」

    「今日は今のパッケージで可能な限り最高のラップができたと思う」

    チームはAMR26のパフォーマンス改善を目指して作業を続けたが、アロンソは予選後も状況は変わらなかったと説明した。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) F1 モナコGP

    「セットアップではなく根本的な問題」
    予選後のインタビューでアロンソは、今回の不振がセットアップによるものではないと強調した。

    「本当に厳しい週末だった。モナコではもう少し良い結果を期待していた」

    「でも昨日のフリープラクティスの時点で、僕たちはペースがないと感じていたし、ブレーキングやダウンシフトでマシンへの信頼感がなかった」

    土曜日に改善があったかと問われると、アロンソは首を横に振った。

    「そうでもない。状況はほぼ同じだ」

    「僕たちはいろいろなセットアップを試したけれど、これはセットアップの問題ではない。マシンの根本的な問題なんだ」

    さらにアロンソは、短期的な解決策は見当たらないとの認識を示した。

    「だからシーズン後半にアップデートを投入するまでは、誰にとっても厳しい状況が続くだろう」

    「それでも僕たちは強く、そして団結して戦い続けるつもりだ」

    決勝のモナコGPは78周で争われる。オーバーテイクが難しい一方で、セーフティカーや戦略による順位変動も起こりやすいだけに、アストンマーティンはレース展開の混乱を生かしてポジションアップを狙うことになる。

    【関連】
    ・F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

  • アロンソ アストンマーティンF1苦戦に理解「ニューウェイは限界を追い求める」

    アロンソ アストンマーティンF1苦戦に理解「ニューウェイは限界を追い求める」

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、2026年シーズンの苦戦や信頼性問題の背景に、エイドリアン・ニューウェイの攻めた設計哲学があることを明かした。

    ニューウェイは今週末のF1モナコGPで久々にパドックへ復帰する予定だが、アロンソは短期的なパフォーマンス向上よりも将来の大きな成果を見据え、チームがその哲学を維持していると説明した。

    アロンソが語るニューウェイの設計思想
    一方、フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンの信頼性問題の一部が、ニューウェイの攻めた設計思想に直接由来していることを明かした。

    「エイドリアンは常に限界を見つけようとし、見つけたらそこから半歩戻る」とアロンソは語った。

    「それが彼の仕事のやり方だ」

    アロンソは、チームがより保守的な解決策へ戻る誘惑にあえて抵抗していると説明した。

    「僕たちは、より伝統的な解決策に戻れば、すぐにパフォーマンス向上を得られるかもしれないことは分かっている」

    「でも僕たちはこの哲学を維持することを選んでいる」

    「近い将来、もっと大きなポテンシャルを引き出せると信じているからだ」

  • アロンソ アストンマーティンF1に危機感「このままならレースもできない」

    アロンソ アストンマーティンF1に危機感「このままならレースもできない」

    アストンマーティンは2026年F1モナコGPを前に、新たな技術的課題に直面している。シーズン序盤に苦しんだホンダ製パワーユニット関連の信頼性問題が改善されつつある一方で、今度はギアボックスの不具合がチームを悩ませている。

    フェルナンド・アロンソは、この問題が単なるパフォーマンス低下ではなく、安全性にも関わる深刻なものだと警告した。

    市街地コースのモンテカルロではわずかな挙動の乱れが即クラッシュにつながるため、アストンマーティンにとっては週末全体を左右しかねない懸念材料となっている。

    マイアミGPから続くギアボックスの問題
    アロンソによれば、問題はマイアミGPから発生しており、マシンのドライバビリティに大きな影響を及ぼしているという。

    「マイアミ以来、ギアボックスには苦しめられている」とアロンソは語った。

    特に問題となっているのはダウンシフト時の予測不能な挙動だ。モナコでは高速域からタイトコーナーへ何度も減速するため、ギアボックスの異常は致命的な結果を招く可能性がある。

    金曜日のフリー走行では、アロンソのマシンがヌーベルシケインへの進入時に突然リアタイヤをロックさせる場面もあった。クラッシュ寸前の状況だったが、この現象がギアボックス問題と直接関係していたかは明らかになっていない。

    「ドライバーが愚かに見えてしまう」
    アロンソはモナコの特殊性を踏まえ、この問題の危険性を強調した。

    「モナコはランダムなダウンシフトが起きていい場所ではない。リアがロックしたり、エンジンが押し出したり、そういったことが起きれば壁に突っ込むことになる。そしてドライバーが愚かに見えてしまう」

    さらにアロンソは、マシンが突然加速するような挙動すら発生していると説明した。

    「ギアをひとつ落とした時に、まるで全開加速しているかのようにエンジンから押し出されることがある。僕たちは時々ただのパッセンジャーだ」

    アストンマーティンはカナダGPまでに改善を進めることを目標としているが、アロンソはモナコこそが真の試金石になると考えている。

    「カナダまでに正しい方向へ前進できるようにしなければならない。そしてモナコが真実を教えてくれるだろう」

    「この状態ならレースもできない」
    アロンソは問題が解決しない場合の最悪のシナリオについても率直に語った。

    「もしマイアミで経験したようなダウンシフトの問題が残っているなら、おそらくレースすらできないだろう」

    「ブレーキングポイントのひとつでクラッシュしてしまうことになるからだ」

    さらに、シーズン序盤に発生していた信頼性問題についても言及した。

    「もしシーズン序盤のような信頼性の問題があれば、走行できるのは8周や12周程度だ。それではモナコでも状況は変わらない」

    「だから我々はすべてをまとめ上げなければならない」

    アストンマーティンにとって重要な週末
    アストンマーティンはカナダGP以降の2週間を、この問題の解決に集中して費やしてきたという。

    「これは重要な週末だと分かっている。我々はこの週末に非常に大きな注意を払っているし、あらゆる細部に取り組んでいる」

    通常であれば各チームがセットアップや予選パフォーマンスの最適化に集中するモナコGPだが、アストンマーティンはまずマシンが安全にレース距離を走り切れる状態にあることを確認しなければならない。

    モンテカルロの狭い市街地コースは、ギアボックスの不具合を抱えたマシンにとって最も厳しい舞台のひとつだ。アロンソの発言は、アストンマーティンが単なる競争力不足ではなく、週末を無事に乗り切れるかどうかというレベルの課題に直面していることを示している。

  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGP初日「非常に扱いにくいマシン」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGP初日「非常に扱いにくいマシン」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1モナコGP初日のフリー走行を20番手で終えた。モンテカルロ市街地コースで苦戦を強いられたアロンソは、マシンのドライバビリティ不足やフロントグリップの欠如を課題として挙げ、セットアップ変更による改善を目指している。

    アロンソによると、コーナー進入時のアップシフトやダウンシフトの挙動、エネルギー回生システムとの連携に問題があり、マシンは「非常に扱いにくい状態」だという。

    一方で、カナダGPで悩まされたシートポジションの問題は解消されており、予選に向けてはパフォーマンス改善に集中していく考えを示した。

    「モナコでは厳しい一日だった」とアロンソはコメントした。

    「僕たちはフロントのグリップ不足に苦しんでいて、マシンには強いアンダーステアがある」

    「非常に一貫性がなく、運転するのも簡単ではない。今夜セットアップ変更を行い、状況を改善できることを願っている」

    「シートについては以前より快適になっていて、その点は改善できたようだ」

    予想以上の苦戦を強いられた初日
    セッション後のインタビューでアロンソは、モナコGP初日が想定以上に厳しい一日になったと振り返った。

    「厳しい、本当に厳しい一日だった。正直なところ、もう少し期待していたし、もう少し楽に走れると思っていた」

    「モナコは特殊なサーキットだし、何かを争えるチャンスがあると思っていた。しかし残念ながら、非常に扱いにくいマシンになっている」

    「アップシフトやダウンシフトも非常に難しく、モナコではコーナー進入で完璧さが求められる。壁も非常に近い」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) モナコGP

    エンジン挙動とフロントグリップが課題
    アロンソは問題点について、パワーユニットのレスポンスとシャシーの両面に改善の余地があると説明した。

    「何を変えるべきかは非常にはっきりしている」

    「エンジンレスポンスやアップシフト、ダウンシフト時のエンジンの挙動を改善する必要がある」

    「さらにエネルギー回生の問題もある。ブレーキング時にエネルギーを回収する複雑なシステムがあるが、それがダウンシフトやコーナー進入時の挙動と連動している」

    「そしてシャシー側では、今日はフロントエンドが大きく不足していた。フロントグリップを改善するための変更を今夜行う予定だ」

    「やるべきことはたくさんあるが、僕たちは全力を尽くす。FP3と予選までに解決策を見つけられることを願っているし、マシンには大幅な変更を加える予定だ。良い方向に向かうことを期待している」

    シート問題は解決 パフォーマンス改善に集中
    一方で、カナダGPで問題となったシートポジションについては解決したことを明らかにした。

    「シートポジションについては2025年とまったく同じ位置に戻した」

    「今日はまったく問題なく快適に感じられた」

    「だから今はパフォーマンスに集中する時だ」

    【関連】
    ・アストンマーティンF1のギアボックス問題 ストロール「40km/h以下で同期を失う」

  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGP「Q3進出ならポイント獲得の可能性」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGP「Q3進出ならポイント獲得の可能性」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1モナコGPを前に、厳しい現状を認めながらもポイント獲得への可能性を語った。

    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いており、メルセデス、マクラーレン、フェラーリ、レッドブルのトップ4勢力との差は大きい。さらにアルピーヌを筆頭に、ウィリアムズ、ハースF1チーム、レーシングブルズもライバルとして立ちはだかる状況だ。

    モナコは今季最も走りたいレースのひとつ
    アロンソはモナコGP開幕を前に行われたメディアセッションで、今季の中でも特に走るのを楽しみにしている週末だと明かした。

    ただし、好結果を残すためにはすべてが完璧に噛み合う必要があると強調している。

    チームが警戒している課題のひとつは冷却系統の問題だ。ホンダも数日前にその重要性について言及していた。

    そしてもうひとつが、マイアミGP以降に続いているギアボックスの問題である。特にシフトダウン時の挙動が懸念されている。

    ギアボックス問題への警戒
    「ここでは間違いなくギアボックスの問題は起きてほしくない。マイアミ以来ずっと抱えている問題だし、ここはそれが起きるのに最悪の場所だ」

    「シフトダウン時に不具合が出れば壁に突っ込むことになるし、ドライバーはまるで自分がミスしたように見えてしまう。その瞬間にクルマは全開加速してしまうからだ」

    「そうならないよう確実にしなければならないし、カナダで進めた方向性を維持する必要がある」

    アロンソはさらに、モナコは現在のアストンマーティンにとって比較的チャンスのあるサーキットだと考えている一方で、現実的な見方も崩していない。

    「僕はモンツァよりもここで走る方が好きだ」

    「すべてが完璧に噛み合う必要がある。シフトダウン時の問題が起きず、すべてが正常に機能しなければならない」

    「カナダは重要な週末だった。クルマに乗るのが楽しみだし、モナコは特別な場所だ」

    「ただ同時に現実的でなければならない。僕たちはトップ10からかなり離れている」

    「13番手や14番手から少しリスクを取ればポイント圏内に入れるような状況ではない。むしろ20番手や21番手まで落ちる可能性もある。それほど大きな差がある」

    予選がすべてを決める週末
    モナコでは例年どおり予選結果が決定的な意味を持つ。

    アクティブエアロが使用できない週末となるが、現在のF1マシンのサイズを考えればオーバーテイクは依然として極めて難しいとアロンソは見ている。

    決勝での順位変動はほとんど期待できないというのがスペイン人ベテランの見立てだ。

    「Q3まで進めればポイント圏内でフィニッシュできるはずだ」

    「楽観的に聞こえるかもしれないが、良いプラクティスを重ねて自信を得られれば可能性はある」

    「路面がどう進化するか、2秒速くなるのか遅くなるのかも分からない」

    「予選の本番になれば、路面グリップ、路面温度、タイヤ温度、これまでより速くなるのかどうか、22台すべてがコース上にいる状況などを見極めなければならない」

    「我々のコントロール外にある要素も多いが、同時にコントロールできる部分もたくさんある」

    モナコで試されるアストンマーティンの改善効果
    アロンソの発言からは、カナダGPで見せた改善傾向に一定の手応えを感じている様子もうかがえる。

    ただし現状ではポイント獲得を当然視できる位置にはおらず、ギアボックスの信頼性確保と予選での一発の速さが不可欠だ。特にモナコではオーバーテイクがほぼ不可能なため、アロンソが語るように「Q3進出」が日曜日の結果を大きく左右することになりそうだ。

    アストンマーティンにとっては、カナダで見え始めた改善の兆しが本物なのかを測る重要な週末となる。アロンソ自身も現実を見据えながら、その答えを確かめることを楽しみにしている。