カテゴリー: アレクサンダー・アルボン

  • 角田裕毅 レッドブルF1後任にタイ人オーナーはアルボン復帰を希望

    角田裕毅 レッドブルF1後任にタイ人オーナーはアルボン復帰を希望

    レッドブルは2025年もセカンドドライバー問題を抱えている。これは必ずしも新しい問題ではなく、2018年のダニエル・リカルドの離脱までさかのぼることができる。

    角田裕毅は、レッドブルがトップチームになった2000年代後半以降で前例のないほど不振のシーズンを送っている。彼を擁護する声としては、マックス・フェルスタッペンでさえ、このマシンはドライブが難しいと認めている。

    アイザック・ハジャーは、好調なスタートを切ったことから角田裕毅の後任候補として最有力と見られている。しかしチームを納得させるには、もう少しアピールが必要だと感じられる。直近5戦ではポイントを獲得できず、ドライバーズ選手権でも中位の13位にとどまっており、日曜決勝での戦績に課題がある可能性が示唆される。

    2025年のレッドブル/レーシングブルズのドライバー成績
    1.マックス・フェルスタッペン レッドブル 187
    2.アイザック・ハジャー レーシングブルズ 22
    3.リアム・ローソン レーシングブルズ 20
    4.角田裕毅 レッドブル 10

    年初にレッドブルから放出されたチームメイトのリアム・ローソンは、ようやく調子を上げてきた。直近7戦で18ポイント(うち直近5戦で14ポイント)を獲得しているが、彼にはすでにチャンスを与えられたというのが大方の見方だ。

    角田裕毅 レッドブル F1
    チャレム・ユウウィディヤ、アレックス・アルボン復帰を希望
    フェルスタッペンのパートナー候補として現実的な3人のいずれにも疑問符がつく中、レッドブル内部では市場に目を向ける誘惑もある。チームの49%を所有するチャレム・ユウウィディヤは、自らの考えを明確にしている。

    彼は「アレックス・アルボンがミルトンキーンズのチームに戻るのをぜひ見たい」と語っている。アルボンはドライバーアカデミー出身で、2019年にトロロッソからデビューした。

    順調なスタートを切ったアルボンは、ピエール・ガスリーの不調もあって、ルーキーシーズンの途中でトップチームへ昇格。しかし長期的な解決策にはならず、2020年末にクリスチャン・ホーナーによってシートを失い、F1から姿を消した。

    アルボンは同じタイ人であるユウウィディヤと良好な関係にあるが、移籍には「乗り気ではない」ようだ。その理由は、2022年に自分に再びチャンスを与えてくれたウィリアムズに「絶対の信頼」を寄せているからだ。

    アルボンは今年のF1で際立った活躍を見せており、サマーブレイク時点で選手権8位と、トップ4チーム以外では最高位につけている。キミ・アントネッリにわずか10ポイント差で、カルロス・サインツ(4勝)には公式セッション17勝9敗とリードしている。こうした活躍の場を彼は待ち望んでいた。

    アルボンとフェルスタッペンの関係は良好で、アルボンは旧チームメイトを「グリッドで最も誤解されているドライバー」と最近のインタビューで評している。角田が苦しんでいる現状にもかかわらず、アルボンは復帰すればレッドブルのマシンの問題を「克服できる」と考えている。それは経験による強みだ。

    しかしユウウィディヤらにとって残念なことに、ウィリアムズは早ければ2027年にも優勝を狙えると楽観している。そして来年の大幅なレギュレーション変更後、レッドブルの方が有利になる保証はない。

  • アレクサンダー・アルボン F1ハンガリーGP決勝「想像以上に厳しかった」

    アレクサンダー・アルボン F1ハンガリーGP決勝「想像以上に厳しかった」

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、2025年F1第14戦ハンガリーGP決勝を15位で完走。ソフトタイヤでスタートする攻めの戦略を取ったものの、マシン特性が合わず、終始苦しい展開を強いられた。

    予選18番手からの巻き返しを目指したアルボンは、序盤に3つポジションを上げるも、中盤以降はDRSトレインに阻まれて前に出られず。タイヤマネジメントやピット戦略で工夫を試みたが、大きく順位を上げるには至らなかった。

    「本当に厳しい週末だった。ここに来るときはもう少し楽観的だったけど、このサーキットでは自分たちの弱点が露呈してしまった」とアルボンはコメント。

    「クルマの特性が合っていなかったし、レース中は思っていた以上に苦戦した。もう一度やり直せるならもっといい仕事ができる自信はあるけど、今日はその機会がなかった。」

    「これからのレースは激しい戦いになると思うし、簡単じゃない。でも、僕たちはローダウンフォースのサーキットの方が得意だし、他のチームは逆かもしれないから、どうなるかは様子を見よう。選手権5位の座を守るために全力で戦うつもりだし、カルロスも同じ気持ちだと思う。最後まで全力で戦い抜くよ。」

    ジェームス・ボウルズ代表も、アルボンの奮闘に敬意を示しつつ、課題克服の必要性を強調した。

    「アレックスもカルロスも本当に頑張ってくれたが、残念ながら我々のマシンはハンガロリンクに合っていなかった。こうした傾向が長年続いており、そろそろこのパターンを断ち切らないといけない。前半戦は総じて素晴らしかったが、ここからはさらに激しい中団争いが待っている。全チャンスを無駄にしない覚悟で臨む必要がある。」

    アルボンにとっても、後半戦への鍵は「いかにマシンの特性と一致する週末を増やせるか」にかかっている。

    アレクサンダー・アルボン ハンガリーGP F1 ウィリアムズ・レーシングアレクサンダー・アルボンはソフトタイヤで攻めたが、ペース不足に苦しみ15位。厳しい週末を耐え抜いた。

    アレックス、厳しいレースだったように見えました。もう少し順位を上げたかったという気持ちはありますか?

    アレクサンダー・アルボン: うん、かなり悔しいよ。今週末は楽観的な気持ちで入ったんだけど、このサーキットでは僕たちの弱点が少し露呈した感じがあるね。

    レース中に風が強くなったけど、それって僕たちにとってあまり良くないことなんだ。ただ、気温が下がっていたから、多少は相殺されるかもって期待してた。でも……ガブリエルがあんなに前にいるのを見ると、ちょっと怖くなったね。リアムも良い位置にいたし。

    今シーズンの残りは激しい戦いになると思う。僕たちはもっと努力しないといけない。正直、今回のマシンはベストな仕上がりじゃなかったし、もう一度やり直せるならもっと良い仕事ができると思う。

    夏休みを迎える心境は?シーズン前半には好成績もありましたが、今週末の内容をどう受け止めていますか?

    アルボン: そうだね、今季はいいレースもあったし、ドライバーズ選手権の“ベスト・オブ・ザ・レスト”にも位置してる。でも、今回のようなレースを見ると、やっぱりサウバーのパフォーマンスは不気味だと思った。ちょっと心配だよ。

    今、ニコがこっちを見てて怖いけど(笑)、カルロスと僕は本気で戦っていかないといけない。なんて言うんだっけ?「爪と歯で戦う」みたいな──あ、そうそう、「tooth and nail」。まさにそんな戦いになると思う。

    簡単にはいかないね。僕たちはローダウンフォースのサーキットを得意としていて、彼らはたぶんハイダウンフォースの方が得意だから、残りのシーズンがどう転ぶか、見ものだよ。

  • アレクサンダー・アルボン F1ハンガリーGP予選「最下位になるとは…」

    アレクサンダー・アルボン F1ハンガリーGP予選「最下位になるとは…」

    アレクサンダー・アルボンは、2025年F1ハンガリーGP予選で最下位となる20番手に終わった。

    FP1では手応えを感じていたものの、予選までに状況は悪化。チームは様々な変更を試みたが、流れをつかめないままQ1敗退となった。セッション後のインタビューでは、路面温度の変化やタイヤの準備不足が影響したと語り、フリー走行から続く難しい週末を振り返った。

    Q:P20という結果、厳しい戦いになることは分かっていたと思いますが、ここまで苦しくなるとは予想していましたか?

    アレクサンダー・アルボン:いや、そこまでは予想してなかった。主に想定外だったのは、セッション中の路面温度の変化だったと思う。あとアウトラップがちょっと遅すぎた。正直、かなり遅すぎたんだ。

    ターン1に入ったときにはタイヤが冷たすぎて、そこからすべてが崩れていった。だから全然理想的じゃなかったけど、こういうことも起こり得るし、明日は何かできるといいね。

    アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ・レーシング

    Q:明日に向けてはどうですか?フリー走行で少しはクルマについて学んだとは思いますが、全体的にかなり難しそうに見えました。

    アレクサンダー・アルボン:そうだね、確かに難しいけど、P20になるほどではないと思ってる。今週末はずっと、いろんなセットアップを試してるんだけど、どれも上手くいかなくて。

    結局、予選ではFP1のクルマに戻したんだ。あの時が一番感触がよかったからね。でもたぶん、その時から路面が変化していたのかもしれない。まあ、そういうことだったんだと思う。

  • アレクサンダー・アルボン F1ベルギーGP決勝「パッケージは機能している」

    アレクサンダー・アルボン F1ベルギーGP決勝「パッケージは機能している」

    アレクサンダー・アルボンは2025年F1ベルギーGP決勝で堅実な走りを見せ、7位入賞という今季ベストの結果を持ち帰った。

    ウェットスタートとなったレースではやや苦戦する場面もあったが、ドライタイヤへの交換後は安定したペースを取り戻し、ウィリアムズにとって価値ある6ポイントを獲得した。

    終盤にはルイス・ハミルトンの激しいプレッシャーを受けながらも巧みにブロックし、後続を抑えてフィニッシュ。直前でジョージ・ラッセルにポジションを譲るかたちにはなったものの、「パッケージが機能していた」とアルボン自身も手応えを語り、連続入賞によってチームとしての地力の高さを証明した。

    Q:アレックス、おめでとうございます。素晴らしいポイント獲得でしたね。途中でタイヤがもたないかと思う場面もありましたが、今の気持ちは?

    アレクサンダー・アルボン: すごく嬉しいよ。ルイスを抑えるのは簡単じゃなかったし、長い時間ずっとプレッシャーをかけられていたからね。

    正直、ジョージにポジションを譲ったのはちょっと悔しいけど、実際ウェットでは僕たちは少し苦しんでいたと思う。でもドライタイヤに替えてからは問題なかったし、満足してるよ。ミッドフィールドの次のクルマより12秒ぐらい前でフィニッシュできたのは、僕たちのパッケージがこの週末しっかり機能していた証拠だと思う。すごく良い兆しだね。

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリハミルトンの猛追を凌ぎきり、7位入賞を果たしたアレクサンダー・アルボン

    Q:2戦連続の好結果ですね。少し前まではトラブル続きでしたが、今回のようなパフォーマンスは今後への大きな励みになりますね?

    アレクサンダー・アルボン: うん、そう思う。現実的に言って、もし全部のレースをちゃんと完走できていたら、毎戦ポイントを取れていたと思うんだ。

    それってすごく価値のあることだよ。つまり、クルマの基本性能が一貫してるってことだし、どこかでたまたま調子がいいって感じじゃない。今の僕たちはミッドフィールドの中で一番安定してると思うし、どの週末でも「完走できればポイントが取れる」と思える。以前あった問題に対しても、うまく抑え込めているし、これからまたいい流れに乗っていけると思うよ。

  • アルボン F1ベルギーGP予選5番手「FW47は速くなったが扱いは難しく」

    アルボン F1ベルギーGP予選5番手「FW47は速くなったが扱いは難しく」

    アレクサンダー・アルボンは、2025年F1第13戦ベルギーGP予選で自身今季最高位となる5番手を獲得した。ウィリアムズのアップグレードが功を奏した一方で、「FW47は速くなったがドライブは難しくなった」とも語っている。

    今週末、ウィリアムズはスパ・フランコルシャンに大規模なアップグレードを投入。フロア、サイドポッド、エンジンカバーに変更が加えられた。

    サインツの「FW47は速くなったが扱いが難しくなった」という評価に賛同するかと問われたアルボンは、次のように答えた。

    「そうだね、僕もそう思う。まだ理想的なセットアップに仕上げる時間は十分に取れていないし、それは今後のセッティングの調整で改善していける部分だと思う。スプリント週末だったからあまり作業ができなかったんだ。ダウンフォースは増えたけど、今週末は思うようにラップをまとめられなかったから、まだ見極めが必要だね」

    土曜の予選に向けて、ウィリアムズはスプリントでのストレートスピード不足を解消すべく、ダウンフォースを一段階下げる決断をした。これが予選での好結果につながったとアルボンは分析する。

    「スプリントの時はちょっとドラッグが大きかったから、他のチームに合わせるために少し削ったんだ。スプリント中も速さは感じていたけど、前に出ることができなかった。予選では少し滑りやすくなったけど、エネルギーのデプロイ(電動アシスト)を改善したのが大きかった」

    「でも、純粋なペースでは、実は予選中はそれほど競争力を感じていなかった。Q2では10番手で、正直どこでタイムを伸ばせるか分からなかったんだ。でもQ3に入って一気にタイムを上げられた。結局はタイヤだよ。今日はその“スイートスポット”を見つけられたんだ」

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング) ベルギーGP F1

    ダウンフォースを削った影響でマシンの挙動が難しくなった一方、Q3では全てのセクターをうまくまとめ、最高のラップを刻むことができたという。

    「ダウンフォースを削ったらクルマの扱いがすごく難しくなって、タイヤも1周持たなくなった。セクター1と2で速くなろうとすると、セクター3では遅くなっちゃう。1周すべてをうまくまとめるのが本当に難しかった」

    「でもQ3ではうまく全部が噛み合って、1周すべてをまとめられた。すごく満足しているよ」

  • アレクサンダー・アルボン F1イギリスGP決勝「リスクと安全のバランス取れた」

    アレクサンダー・アルボン F1イギリスGP決勝「リスクと安全のバランス取れた」

    ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが、天候が刻一刻と変化したF1イギリスGPで的確な判断と鋭い走りを見せ、価値ある8位入賞を果たした。

    予選では思うようなポジションを得られなかったが、決勝ではリスクと安全性をバランスよく取る判断を貫き、雨とドライが入り混じる難コンディションを巧みに乗り切った。レース終盤には再びペースを引き上げ、最終ラップではアストンマーティンのフェルナンド・アロンソを抜いてポジションを上げた。

    「今日はいいレースができたと思う。リスクと安全のバランスが取れていたし、昨日の難しい内容からしっかり立て直せたのがうれしい。終盤はすごくリズムよく走れて、アロンソを最終ラップで抜けたのもよかった。こういうコンディションはすごく好きだし、レーシングラインが狭くて少しのミスも許されない状況で走るのは楽しい」とアルボンは振り返った。

    アレクサンダー・アルボン F1 イギリスGP ウィリアムズ・レーシング

    この走りに対し、チーム代表のジェームス・ボウルズも高く評価している。

    「アレックスは終盤で素晴らしいペースを見せてくれた。序盤はウェット寄りのセットアップが合わず苦戦していたが、チームとして適切なタイミングでスリックに戻した判断が功を奏した。終盤にアストンマーティン勢を追い抜いたのは、彼のタイヤマネジメントとレース感覚によるものだ。カルロス(サインツJr.)については不運なアクシデントだったが、今回のレースで得たデータと手応えは今後のレースに必ずつながる」

  • 「現実味が増してきた」アルボンが語るF1タイGP計画の全貌

    「現実味が増してきた」アルボンが語るF1タイGP計画の全貌

    アレクサンダ0・アルボンは母国政府と協力してF1をバンコクに誘致するプロジェクトに取り組んでおり、タイGPの計画に関するいくつかの詳細を明かした。

    「すべてが本当に有望に見える」とアルボンは語り、近い将来F1カレンダーに母国グランプリが加わることを期待している。

    F1の「おいしい果実」を手に入れようと複数の国が熱望する中、タイはその実現に最も近い国のひとつのように見える。F1のCEOであるステファノ・ドメニカリも今年すでに同国を訪れている。

    アルボン自身も首相のペートンターン・チナワットと会談しており、タイ政府はすでに12億ドル(約1920億円)規模のF1誘致案を承認。2028年までに首都であるバンコクの市街地で開催を目指している。

    しかし、最近になってチナワット首相の地位は不安定になっている。元カンボジア首相フン・センとの電話会談の音声が流出し、タイ国内で大きな批判を呼んだからだ。ただし現時点では、チナワットは引き続き首相を務めている。

    この問題はあるものの、観光経済の活性化を目的にF1誘致に積極的だった前首相スレッタ・タウィーシンの意志を継ぎ、タイは引き続き計画を推進する見通しであり、アルボンもその中心的役割を担っている。

    「現実味がどんどん増してきている」と、今週末のF1オーストリアGPを前に語ったアルボン。「ご存知のとおり、タイは観光業が盛んで、F1はそのストーリーに完璧にフィットすると思う」

    「国にとって本当にいいことになると思う。それに、彼ら(政府関係者)はこの件を本気で進めているように見える。多くのレースにも足を運んでいて、今週末のレースにも来るかは分からないけど、ここ2~3戦はほぼ毎回来ている」

    「そしてすべてが前進している。これまでのところ後退は一切ない。それはすごく大事なことなんだ。あまり詳しくは言えないけど、僕が見た限りでは――サーキットも初期の計画も――すべてがすごく有望に見えるよ」

    アレクサンダー・アルボン F1 タイ

    個性的なサーキットに
    サーキット計画についてさらに話を促されると、アルボンは予定されているレイアウトや、もっと重要なロケーションに関して口を開いた。

    「バンコク中心部ではないとは言えるよ。タイやバンコクに来たことがある人なら分かると思うけど、あそこの交通事情はあまり良くないから、もう少し郊外寄りになる」

    「インフラやロジスティクス、つまり人の移動に関して多くの準備が進められている。サーキットそのものは……いわゆるクラシックな市街地サーキットとは違うと思う。ここ数年でよく見るタイプの市街地とは違って、もっとキャラクターがある。そこがポジティブな点だね」

    アルボンが母国にF1をもたらす存在に
    ウィリアムズのチームメイトであるカルロス・サインツが、来季スペインで開催される第2戦「マドリンク」のアンバサダーを務めているように、アルボンもバンコクでのF1開催に向けて自らの役割を果たそうとしている。

    「最終的には、政府がすごく支援的なんだ」と彼は付け加えた。

    「だから僕自身があれこれ発言したり、詳しく知っておく必要はそれほどない。でも同時に、成功させたいとも思ってる。今年や来年に向けて、F1やモータースポーツをタイで広めるための活動に取り組んでいて、政府とも関係者ともすごく密に連携している」

    「スポーツ観光、一般的な観光ともに関係してくる。あらゆる人たちと連携しながら、できる限り大きな取り組みにしていこうとしている」

  • アルボン F1カナダGPの“辛口”無線に釈明「全部は放送されていない」

    アルボン F1カナダGPの“辛口”無線に釈明「全部は放送されていない」

    アレックス・アルボンが、2025年F1カナダGPで注目を集めたチーム無線について、レース後にその真意を明かした。戦略に対する不満を露わにしたように聞こえる内容に対し、アルボンは「テレビ用に都合よく編集された」として誤解を解いた。

    モントリオールでの難しいレースの中盤、「なぜ僕の言うことを聞いてくれないんだ」といった無線が放送され、続いて数周後のタイヤ交換時にもピットとやり取りする鋭いトーンの無線が紹介された。このため、ウィリアムズ・レーシング内に緊張感があるのではと憶測が広がった。

    だが、レース後のアルボンは笑顔を交えつつ、こう釈明した。

    「正直、テレビ側がうまく演出してるよね。僕は毎周同じように言っていたのに、都合のいいタイミングのものだけ使われた感じだった」

    つまり、感情をあらわにしたように聞こえた無線も、実際はレース中ずっと続いていた冷静な主張の一部に過ぎず、放送されたのはそのごく一部だったという。

    レース内容には手応えも、PUトラブルでリタイア
    アルボンのフラストレーションの背景には、ポイント獲得が狙えたはずの週末を逃した悔しさがあった。

    予選では10番手につけ、決勝でも力強い走りを見せていたが、46周目にパワーユニットのトラブルで無念のリタイアとなった。

    「今週末はチャンスを逃した。予選でもうまくまとめきれなかったし、まだタイヤの理解や風の影響への対応など、改善すべき点がある」とアルボンはコメント。

    とはいえ、レース中のFW47には確かな競争力があったという。

    「決勝のペースは本当に良かった。楽にトップ10に入れていたと思う。だからこそリタイアは悔しい」

    さらに、自身の序盤の走りにも課題を感じていたと述べた。

    「1周目は良くなかった。自分自身、もっといい仕事をしないといけない」

    アレクサンダー・アルボン カナダグランプリ F1 ウィリアムズ・レーシング

    エンジントラブルは空力にも原因?
    アルボンによれば、今回のリタイアの原因となったPUトラブルは偶発的なものではなく、集団走行による“ダーティエア”の影響で吸気が妨げられたことも要因だったという。

    「前のマシンの乱気流にずっとさらされていたことで、クリーンな空気が吸気に入らなかった。それが問題を引き起こした」と語り、「今回だけの話じゃない。今後も起こり得る」と警鐘を鳴らした。

    無線の“演出”には冷静な対応
    ドラマチックに編集された無線が話題を呼んだものの、アルボン本人は終始冷静だった。ウィリアムズの実力が発揮されつつある中で、次こそはマシンの信頼性と戦略の精度が噛み合い、放送でも“全貌”が伝わることを願っている。

  • アルボン F1カナダGPの戦略批判が話題「僕の言うことを聞いてくれない」

    アルボン F1カナダGPの戦略批判が話題「僕の言うことを聞いてくれない」

    穏やかな性格で知られるアレックス・アルボンだが、最近ではウィリアムズの戦略判断に対する率直な無線メッセージでF1の中でも屈指の”直言ドライバー”としての評判が定着しつつある。

    この傾向はカナダGPでも再び現れた。ただし、状況は見た目ほど対立的なものではなかった。

    「なんで僕の言うことを聞いてくれないのか分からない」と問いかけたり、数周後のピットインの指示に異を唱えたりする無線が、アルボンが第1スティントの終盤に中団で順位を落としていく中で国際映像に乗った。これらの無線は注目を集めるものだった。

    「戦略的に僕の無線だけを選んで流してる気がする」とアルボンはその後、半ば冗談めかして語った。

    「この戦略は間違ってるって毎周言ってたんだけど、あの人たちは特定のタイミングになるまでその無線を使わないんだ」

    無線の短い抜粋によくあるように、文脈が欠けると実際よりも対立的に見えてしまう。ウィリアムズが再建に向けて進み、戦うべき対象が増えてきたことで、アルボンがより強くフラストレーションを表すようになってきたのは確かだが、それは大抵の場合正当な理由がある。

    この無線を世界中の映像に使ったという点よりも奇妙だったのは、その状況をウィリアムズのチーム代表ジェームス・ボウルズがSky Sports F1の中継でどのように要約したかという点だ。

    「アレックスについては最初のチャンスを逃してしまった時点で、もう長く引っ張るしかなくなる。それは彼には見えていない」とボウルズは語った。「彼には、左右から抜かれていってすごく苦しいっていう感覚しかないんだ」

    しかし、アルボンにはそれはちゃんと見えていた。実際、彼のフラストレーションは三段階にわたって表出している。

    彼は、ミディアムタイヤ勢の中で他のドライバーがピットに入ることを予測し、その前にピットインしてポジションを確保したいと考えていたが、ウィリアムズは彼をコースに留めた。その判断によって、先にピットに入ったミディアム勢にはアンダーカットされ、ハードタイヤを履いたマシンにも追いつかれはじめ、アルボンは順位を落としていった。

    そしてようやくウィリアムズがピットインの指示を出すと、今度はアルボンがすかさず「今は入らない、今はボックスしないで!」と主張した。彼の言葉を借りれば「そこまで引っ張っておいて今ピットインなんてできない」という状況だった。

    アルボンは、最適なピットインのタイミングを逃し、攻めることもできなくなってしまったと分かっていた。ウィリアムズが当初の戦略に固執していたら、早めに入った他車の後ろになり、タイヤのライフ差も小さく、追い上げることもできず、さらにはもう1回ピットインせざるを得ない展開になっていた。

    結果的に、アルボンは最後尾でコースに戻ることになった。古いミディアムタイヤで滑りまくっていたために大きく時間を失っていたのだから、それも当然だった。「あれで僕たちのレースは終わった」とアルボンは悔しさをにじませた。そして、エンジントラブルが悪化し、リタイアを余儀なくされた。

    アレクサンダー・アルボン カナダGP F1 ウィリアムズ・レーシング

    とはいえ、レース後のアルボンはチームを責めるような言葉を口にしなかった。これもまた、よくあることだ。無線の怒りやフラストレーションは、その瞬間には激しく聞こえるが、意図やドライバーがどれだけ状況を把握しているかが伝わっていないと実際よりも厳しく受け取られてしまう。

    ドライバーが冷静になって、自らの意図を説明できるようになれば、その動機はより明確になる。そしてアルボンは「全部がチームのせいというわけじゃない」と語った。

    レースメディア『The Race』から「またしても戦略面での判断ミスにフラストレーションを感じているのか」と問われた際、アルボンはこう答えた。

    「正直言って、今年は戦略面では本当にうまくやれてると思ってる。常に正しい判断をしてきたと思う」

    「ドライでもミックスコンディションでも、イモラでの1ストップ成功もそうだし、メルボルンやマイアミでも、タイヤの選択含めて正しい決断ができていた」

    「だからチームとしては、そういう部分は強みなんだ。今回はちょっと詰まってしまったんだと思う。1ストップを成立させたかったけど、たぶん序盤で順位を落とした分を何とか取り戻そうという焦りもあったと思う」

    「ある意味では、僕たちは速さもあったから、例えばアルピーヌみたいに皆を抑えていた相手に対して1ストップでデグラデーションを抑えれば逆転できると考えていたんだ」

    「でも、このコースではグレイニングがすべてで、グレイニングが起きたら速さでは取り返せない。今回はFP2と違って、レースではグレイニングの出方がずっと遅かったから延ばせると思ったけど、実際に始まったら、すぐにピットインするしかなかった」

    アルボンがチームに対して寛容な態度を見せた理由の一部には、「自分の1周目が良くなかった」こともあるかもしれない。フランコ・コラピントの後ろに下がり、その後の再パスで強引にアウト側から仕掛けた結果、押し出されるようにポジションを失った。

    「もっと良い仕事をしないといけない」とアルボンは認めた。

    リタイア自体はポイント圏外だったため痛手とは言えないが、それでも問題はあった。アルボンによれば、原因はマルチカー・トレインの中でクリーンで冷えた空気をクーリングシステムにうまく取り込めなかったことだった。

    「これは今回だけじゃない。他のレースでも少し危うい場面があったけど、今回はダメだった」とアルボンは語っており、ウィリアムズとしても理解を深める必要がある課題だ。

    こうして多くの要素が重なり、今回のアルボンの週末は完璧にはほど遠いものとなった。開幕から数戦のようなクリーンな週末を過ごせていないことが、戦略面での判断ミス以上に大きな失望につながっている。

    「今週末はチャンスを逃してしまったと思う」とアルボンは言う。「速さはあったし、予選でも逃してしまった。タイヤの理解をもっと深めないといけないし、まだ風への感度もある。そこも今回少し出た」

    「レースではすごく強かった。間違いなくトップ10に入れたはずなのに、それを逃してしまったのは本当に悔しい」

  • アレクサンダー・アルボン F1カナダGP初日「パッケージはかなり良い」

    アレクサンダー・アルボン F1カナダGP初日「パッケージはかなり良い」

    アレクサンダー・アルボンは、2025年F1カナダGP初日にウィリアムズ・レーシングが見せたパフォーマンスを「とてもポジティブ」と評し、マシンには強力なベースがあると自信を見せた。

    前戦スペインGPでは苦戦を強いられたウィリアムズだが、初日のモントリオールではFP1でアルボンが2番手、チームメイトのカルロス・サインツJr.が3番手と、上位に食い込む力強い滑り出しを見せた。

    「すごくポジティブな一日だったと思う。FP1では他のチームとは異なるプログラムを走っていたから、ちょっと見かけより良く見えたかもしれないけどね」とアルボンは初日を振り返った。

    「FP2も感触は良かった。ブレーキには少し苦戦して、信頼感やリズムを失ってしまったけど、ここではそれがとても重要なんだ。でもマシンのベースはしっかりしているし、いいパッケージがあると思っている。明日の目標はQ3進出だよ」

    アレクサンダー・アルボン カナダGP F1 ウィリアムズ・レーシング

    とはいえ課題がないわけではなく、まだ最適な状態には至っていないとも明かす。

    「正直なところ、マシンはまだ完璧とは言えない。改良の余地はあるし、もっと引き出せるはず。良い部分もあるけど、バランスが難しくて、どこまで変えるか見極めが必要だ。もし大きなポイントを狙いたいなら、さらにマシンを速くする必要があるね」