2026年F1第14戦スペインGPの金曜フリー走行では、初開催のマドリンクで各チームがセットアップ確認とタイヤ評価を進めた。FP2ではアンドレア・キミ・アントネッリがトップタイムを記録し、フェラーリ勢やアービッド・リンドブラッド、ジョージ・ラッセルらが続いた。
新コースらしく路面進化やタイヤのグレイニング、オーバーテイクの難しさを指摘する声が多く、予選の重要性を強調するドライバーも目立った。
一方で、ランド・ノリスはギアボックス問題でFP2をほぼ走れず、角田裕毅もFP1のパワーステアリング問題で走行時間を失うなど、土曜日に向けて課題を残したドライバーもいる。
1番手:アントネッリ(メルセデス)
「マドリードでの初日の走行を終えたけど、走っていて本当にクールなサーキットだ。ドライバーにとって本当に大きなチャレンジで、高速コーナーが多く、壁もすぐ近くにある。ライン取りでは非常に正確さが必要だし、ブレーキングもうまくやらなければならない。ブレーキを踏みながら曲がる場所が多いので、ロックアップもしやすい。楽しいチャレンジだし、僕は楽しんでいる。初日は良い一日になったけど、週末の残りに向けてまだやるべきことはたくさんある。日曜日はタイヤをいたわるのが難しくなりそうだし、オーバーテイクもかなり難しいと思う。だからこそ、明日の午前中に行う1周の作業がさらに重要になる。今夜はそこに集中しつつ、日曜日に向けて良いレースカーに仕上げられるようにも取り組んでいく」
2番手:ルクレール(フェラーリ)
「今日はマドリードのサーキットを走れて興奮した。チャレンジングな市街地コースで、僕は普段こういうタイプのコースが好きだけど、ここも例外ではない。完全に新しいサーキットで、まだそれほどラバーが乗っていないことを考えると、すでにかなりグリップがあったことには少し驚いた。それでも、週末を通して路面はかなり進化していくと思う。今日はできるだけ多くの周回をこなし、可能な限り多くのデータを集めて、コースを理解し、予選に備えることが目標だった。ここではオーバーテイクがとても難しいので、予選がおそらく週末の重要な瞬間になる。明日どんな結果を持ち帰れるか楽しみにしている」
3番手:ハミルトン(フェラーリ)
「走っていて楽しいコースだし、FP1は僕たちにとって良いスタートになった。ただ、一日が進むにつれてマシンを適切なウインドウに入れるのが少し難しくなったので、特にバランスについていくつか確認すべきことがある。全員にとって新しいサーキットだし、今日は有益なデータをたくさん集めることができたので、今夜それを詳しく見ていく。間違いなくポジティブな部分もあるし、明日の予選に向けて一歩前進できるよう取り組んでいく」
4番手:リンドブラッド(レーシングブルズ)
「ここマドリードでの初日はポジティブだった。今年は金曜日に新しいコースを覚えることにかなり慣れてきたので、僕にとって完全に新しい経験という感じではなかった。一日を通して良い速さを示せたし、FP2では走ったすべてのラップで速かった。クラッシュでセッションを終えることになったのは気分のいいものではなかった。外から見るとかなり大きく見えたと思うけど、幸い衝撃はそれほど大きくなく、僕自身はまったく問題ない。マシンにはダメージがあるので、今夜余計な作業をすることになるチームには申し訳なく思っている。実力で4番手に入れたのは素晴らしい結果だし、明日に向けて良い位置につけている。今夜はいったん気持ちをリセットして、今日学んだことを予選に生かすことに集中する」
5番手:ラッセル(メルセデス)
「今日は初めてマドリンクを走ったけど、とても楽しかった。新しいサーキットを初めて走るのはいつでも楽しい経験だし、ここは特にチャレンジングなので、攻略していくのが面白い。FP1では良いスタートを切れて、最初からマシンは強かった。FP2に向けてセットアップを変更したけど、それでマシンが良くなったかは分からないので、今夜は元に戻す可能性もある。今日のより大きな疑問はタイヤデグラデーションだ。FP1では非常に大きく、FP2では多少改善したものの、長いターン12がタイヤに大きな負荷をかけるので、日曜日には管理が難しくなる。それは今週末の戦いに加わるために、しっかり対処しなければならない部分だ。週末の残りを楽しみにしている。FP2のロングランではオーバーテイクが本当に難しかったので、予選は非常に重要になる。1周のペースは悪くなかったけど、ここの路面は滑らかなので、最初のラップからタイヤを機能させるのは必ずしも簡単ではなかった。今夜と明日のFP3でそこに取り組んで、ポールポジション争いに加われればと思う」
6番手:フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「今日の2セッションはどちらもそれほど悪くなかった。僕たちは常にもう少しペースを見つけようとしているし、タイヤについてもっと理解しようとしている。特に新しいコースでは、すべてが自信を積み上げていく作業になるけど、ラップを重ねるごとにペースを上げられている感触はあった。細かく調整し、取り組み、改善できる部分は常にあるし、それを今夜やっていく。明日は1周のペースとロングランでタイヤがどう機能するかを見ていくけど、何が起きてもおかしくない。クリーンなセッションになって、必要なものを得られることを願っている」
7番手:ピアストリ(マクラーレン)
「全体としては堅実な一日だった。学ぶことがたくさんあったし、新しいコースを走ると、すべてを把握するのはいつも少し難しくなる。リズムに乗れば走っていてかなり楽しいコースだけど、グレイニングがかなり出ているので、タイヤマネジメントは難しくなりそうだ。FP2では少し差を縮められた感触があって、それはポジティブな一歩だったけど、まだペースが足りないので、今夜はもっとタイムを見つけるために懸命に取り組む。最大のチャレンジは、こういう市街地コースでマシンから最大限のパフォーマンスを引き出すことだ。明日はもう少し一貫性を見つけて、マシンからさらにタイムを引き出せるようになればいい。何ができるか見てみよう」
8番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
「今日は最もスムーズな一日ではありませんでしたが、新しいコースは本当に楽しめましたし、走っていてすごく楽しいです。ここでは自信が重要なので、FP1で走行時間を失ったのは理想的ではありませんでしたし、FP2でも少しトラフィックがあって難しくなりました。それでも全体的にはマシンに良い感触があります。セッションごとにペースを築けていますし、今は明日の予選に向けてすべてをまとめることに集中しています」
9番手:オコン(ハース)
「ポジティブなのは、新しいアップグレードの感触をモンツァよりもはるかにはっきり得られていることだ。ここはコーナーがずっと多く、グリップに制限される区間も多い。そして今のところ2台の間で不安定さも出ていない。それはかなりポジティブなので、しっかり分析する必要がある。このままプッシュし続ける。とても良い一日だったので、この流れを続けなければならない。このコースはあらゆる面で非常にチャレンジングだけど、とても楽しいし、走っていて最高だ」
10番手:ローソン(レッドブル・レーシング)
「僕たち全員にとってマドリンクはかなり違ったコースで、長年何度も走ってきたサーキットと比べると、慣れるまでにずっと時間がかかる。とてもエキサイティングなコースで、多くの場所が非常に速く、高いコミットメントが求められる。FP1はとにかく徐々にペースを上げていくことが中心だった。これまでほとんど走られていない路面だから、僕たちが周回を重ねてラバーを乗せることでコースはどんどん速くなる。でもFP2を終えた時点でも、まだ確実にタイムを見つけられると思う。週末を通しての主な目標は、プラクティスでできるだけ多くの周回をこなし、予選への準備を整えることだ。だから、コースに慣れていく中で少しマージンを残していたと思うけど、今のところすべて問題なく感じている。今夜さらに調整して、明日は予選に向けてもっと強い走りをしたい」

11番手:ガスリー(アルピーヌ)
「新しいサーキットに来て、初めてスピードを上げて走るのはいつでも良いチャレンジだ。正直、このコースは本当に気に入った。とてもエキサイティングで高速だし、ラップを重ねるたびに本物のアドレナリンを感じる。壁がかなり速く迫ってくるので、ライン取りは非常に正確でなければならないし、ラップ全体を通してコーナーにしっかりコミットする必要がある。僕たちの一日について言えば、もう少し良くできたと思うし、改善できる部分がいくつかある。明日に向けてまだ確実にペースを見つけられるし、それができればトップ10争いに加われるはずだ」
12番手:ヒュルケンベルグ(アウディ)
「完全に新しいサーキットでの興味深い初日だった。学ぶことも探ることもたくさんあったし、間違いなくユニークなコースだ。信じられないほど速く、まるでジェットコースターのようで、ミスできる余地もほとんどないから、ラップ全体を通して気を抜けない。たくさんの情報を集めることができたので、今は今夜すべてを詳しく確認し、何を学んだのかを理解して、それをさらに改善するためにどう生かせるかを見ることが重要だ」
13番手:ボルトレト(アウディ)
「ようやくマドリンクを初めて実際に走る感触を得られてよかった。全体として僕たちにとってポジティブな一日だった。2つのセッションを通して多くを学べたけど、マシンからもう少しペースを引き出すために、今夜まだやるべきことがある。それが明日の主な仕事になる。引き続き取り組んでいくし、楽しみにしている」
14番手:ベアマン(ハース)
「マドリンクでの興味深い初日だった。クールなコースで走っていて楽しいし、僕にはバクーとジェッダを組み合わせたように感じる。FP1は少し難しかったけど、マシンにいくつか変更を加えてFP2では大きく前進できたので、進歩にはかなり満足している。今はモンツァで感じていたのと同じような感触をマシンから得られているので、明日何ができるか楽しみにしている」
15番手:コラピント(アルピーヌ)
「マドリンクは間違いなくエキサイティングな新しいコースだ。ここに向けてシミュレーターでかなり長い時間をかけて準備してきたので、今日初めて実際に走ることができてとても楽しかった。間違いなく興味深いコースで、全体的にとても速く、すべてをうまく噛み合わせる必要がある。僕たちの一日について言えば、FP1はコースを学びながら段階的にペースを上げていくことが中心だった。いつものようにFP2では低燃料と高燃料の両方を少し走り、週末の残りに向けて学ぶための考え方やデータを得た。改善点を見つける必要があるので、これからチームやエンジニアと時間をかけて、セットアップをどの方向に進めるべきかを探っていく」
16番手:サインツJr.(ウィリアムズ)
「マドリードでの金曜日が終わった。比較的スムーズな一日で、問題もインシデントもなく、セットアップを試すことができた良い2セッションだった。コースは壮観だ。マシンに乗っていると気持ちが高ぶるタイプのコースのひとつで、控えめに言っても慌ただしい感じだけど、本当に楽しんでいる。残念ながら、このサーキットでは僕たちは競争力があるようには見えない。それでも可能な限り強い週末にまとめるためにベストを尽くして、何ができるか見てみる」
17番手:アロンソ(アストンマーティン)
「今日は新しいコースに慣れることと、マシンのセットアップを最適化する作業が中心だった。残念ながらFP1の最後にクラッチの問題が起きて、それによってFP2のスタートが少し遅れた。明日の予選ではトラフィックとバッテリーマネジメントの両方があって、すべてを正しくまとめるのは難しくなるだろうけど、できる限りすべてをうまく実行していく」
18番手:アルボン(ウィリアムズ)
「今日はかなりチャレンジングだった。いろいろなタイプのコーナーがあるので、タイヤにはかなり厳しかった。デプロイメントにも苦しんで、ラップごとに感触がかなり違ったので、マシンとのリズムを完全につかめないままだった。シミュレーターとの相関はそれほど大きく外れていなかったので、それはポジティブだけど、チームとしてかなりやるべきことがある。もっと予選重視の週末になると思っていたけど、ピットレーンが非常に長いことを考えると、レースペースと戦略も考慮しなければならない要素になりそうだ」
19番手:ペレス(キャデラック)
「本当にクールなコースだし、素晴らしい会場だ。マドリードでレースができることが本当にうれしいし、ここはヨーロッパでも最高のレースのひとつになっていくと確信している。今夜はマシンのセットアップについてやるべきことがあるけど、全体として良い一日だったし、ロングランでも貴重なデータを集めることができた」
20番手:ストロール(アストンマーティン)
※F1公式「What the teams said – Friday in Spain」にはランス・ストロール本人のコメントは掲載されていない。
21番手:ボッタス(キャデラック)
「マドリンクでの生産的な初日だった。全員にとって新しいサーキットで、僕たちは常に学んでいる。タイトな区間と流れるような区間があってユニークだし、良いチャレンジになっている。今日は2つの良いセッションを完了できたけど、バランスを正しく整えてタイヤから最大限を引き出すためには、まだやるべきことがたくさんある。それでも全体としては良い第一歩だったし、今夜エンジニアたちとデータを分析するためのデブリーフを楽しみにしている」
22番手:ノリス(マクラーレン)
「難しい一日だった。午前中に周回を重ねられたのは良かったし、そこでマシンに必要ないくつかの変更点を特定できた。ただ、最終的にはギアボックスの問題によってFP2では進歩させる機会を得られなかった。新しいサーキットに来る時はいつでも走行時間が非常に重要だから、FP2を失ったことで明らかに後手に回っている。今夜はFP1のデータ、オスカーのマシン、そして周囲のチームのデータを見ながら懸命に作業して、FP3でできる限り多くのことを学べるようにする。それ以外では、ここマドリードで最初のラップを走れたのは良かった。興味深いサーキットだし、明日の予選を前にさらに周回できることを楽しみにしている」
