F2で珍罰則 セバスチャン・モントーヤの妹の服装違反でPREMAに500ユーロ罰金

F2で珍罰則 セバスチャン・モントーヤの妹の服装違反でPREMAに500ユーロ罰金

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FIA F2選手権のマドリード大会で、セバスチャン・モントーヤが所属するPREMA Racingに珍しい理由で500ユーロ(約9万円)の罰金が科された。原因となったのはマシンでもドライバーでもなく、チームのゲストとしてピットレーンに入っていたモントーヤの妹の服装だった。

FIAスチュワードが9月11日に発表した裁定によると、F2予選中、11号車モントーヤのマシンに隣接する立入制限区域のワーキングレーンで、女性が規則で義務付けられている長ズボンを着用していなかった。

複数の海外メディアは、この女性がモントーヤの妹パウリナ・モントーヤだったと報じている。

モントーヤのクラッシュ後に妹がワーキングレーンへ
問題が起きたのは、マドリードのマドリンクで行われたF2予選だった。

セバスチャン・モントーヤはセッション中にPREMAのマシンでバリアに接触し、サスペンションにダメージを負った。それでもマシンをピットレーン入口まで戻すことに成功している。F2公式も、この接触によってモントーヤ車がサスペンションを損傷したと伝えている。

その後、メカニックが11号車の作業を行っていた際、チームのゲストとして入場していた女性がマシン付近のワーキングレーンにいた。

FIAの裁定文では違反内容を「11号車に隣接する立入制限区域(ワーキングレーン)で長ズボンを着用していなかった」と説明している。

スチュワードはチーム代表者を召喚して事情を聴取するとともに、映像証拠を確認した。

PREMA側は、問題となった女性について、ショートパンツを着用していた人物はチームのゲストであり、実務に携わるチームスタッフではなかったと説明した。

しかし、この主張は処分を回避する理由とは認められなかった。

パウリナ・モントーヤ

「ゲスト」でもチーム側に管理責任
FIAはマドリード大会のコンペティションノートですでに、ゲストについても国際モータースポーツ競技規則(ISC)で定められた対象に含まれることを各チームに注意喚起していた。

また、ISC第9.15条では、競技者が立入制限区域へのアクセスを認めた人物による行為や不作為について、競技者側が責任を負うと規定されている。

さらにF2スポーティングレギュレーション第22.15条では、プラクティスセッションおよびレース中、ピットレーンにいるチームおよび技術スタッフに長ズボンの着用を義務付けている。

スチュワードはこれらを踏まえ、「セッション中、11号車付近にいたチーム関係者が長ズボンを着用していなかった」と判断。PREMA Racingに500ユーロの罰金を科した。

罰金は通知から48時間以内にFIAへ支払う必要がある。

妹パウリナの服装が思わぬ罰金に
海外メディアによれば、問題となった女性はファン・パブロ・モントーヤの娘で、セバスチャンの妹にあたるパウリナ・モントーヤだった。

パウリナは普段からモータースポーツの現場に足を運んでおり、2026年にはF1のホスピタリティ関連の仕事に携わりながら、弟セバスチャンが参戦するF2のPREMAにも帯同していると報じられている。

今回の裁定で重要なのは、セバスチャン・モントーヤ本人に500ユーロの罰金が科されたわけではないという点だ。

FIAの文書では対象車両として11号車とモントーヤの名前が記載されているものの、「Decision(決定)」では罰金を支払う主体を「Competitor」と明記しており、この場合はPREMA Racingを指す。

したがって、モントーヤにグリッド降格やタイム抹消などの競技上のペナルティはなく、妹の服装を巡る規則違反によってPREMA Racingが500ユーロを支払うという、F2では珍しい裁定となった。