ミハエル・シューマッハがF1で初のワールドチャンピオンに輝いた1994年シーズンを描くNetflixの新作ドキュメンタリー『Schumacher ’94: The Birth of a Legend(シューマッハ’94:伝説の誕生)』の予告編が公開された。
作品は10月2日にNetflixで配信予定。アイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーの死、ベネトンをめぐる疑惑、デイモン・ヒルとのタイトル争いなど、F1史上屈指の激動のシーズンを、妻コリーナ・シューマッハをはじめとする関係者の証言とともに振り返る。
F1史に残る1994年シーズンを描く
『Schumacher ’94: The Birth of a Legend』は、2021年に公開されたドキュメンタリー『Schumacher(シューマッハ)』に続き、7度のF1ワールドチャンピオンを題材とするNetflixの新たな作品となる。
1994年は、F1の歴史において大きな転換点となったシーズンだった。当時25歳だったシューマッハは、開幕戦ブラジルGPで勝利。その後もベネトンを駆ってタイトル争いをリードし、最終的に自身初のF1ワールドチャンピオンを獲得した。
一方、そのシーズンは大きな悲劇にも見舞われた。サンマリノGPの週末にはラッツェンバーガーとセナが相次いで事故死。その衝撃はF1界全体を揺るがし、現在に至るまで語り継がれている。
さらにベネトンには技術規則違反をめぐるさまざまな疑惑が持ち上がったが、不正が立証されることはなかった。そしてタイトル決定戦となった最終戦オーストラリアGPでは、シューマッハとヒルがアデレードで接触。両者がリタイアしたことで、シューマッハがわずか1ポイント差で初タイトルを手にするという物議を醸す結末を迎えた。

コリーナ夫人が当時のシューマッハを語る
公開された予告編では、妻のコリーナ・シューマッハが重要な証言者として登場する。そのほか、当時ベネトンを率いていたフラビオ・ブリアトーレ、バーニー・エクレストン、元マネージャーのウィリー・ウェーバー、元F1ドライバーのデビッド・クルサードらも出演し、当時のシューマッハについて語っている。
Netflixは作品について次のように紹介している。
「1994年はF1の歴史における転換点となった。25歳のミハエル・シューマッハは、シーズン開幕戦のブラジルGPで勝利を収め、前例のないキャリアへの第一歩を踏み出した」
「F1史上最もドラマチックでエキサイティングなシーズンのひとつである1994年には、アイルトン・セナの死亡事故をはじめ、操作をめぐる疑惑や不公正なドライビングに関する批判など、大きな出来事が相次いだ。同時に、本格的な『シューミ・マニア』が巻き起こった」
「ミハエル・シューマッハの妻コリーナ・シューマッハをはじめ、彼に近かった人々が当時を振り返る。彼らが記憶しているのは、サーキットでは妥協を許さないファイターでありながら、コースを離れれば繊細で共感力に富んだひとりの男性だった」
「常に彼を精神的に支えてきたコリーナ・シューマッハは、今も続く特別なラブストーリーがどのように始まったのかについても明かしている」
10月2日にNetflixで配信
『Schumacher ’94: The Birth of a Legend』は10月2日にNetflixで配信される。これは、シューマッハが2006年中国GPで自身最後となるF1通算91勝目を挙げてから20周年を迎える翌日にあたる。
シューマッハに関連する映像作品としては、短編映画『The Kaiser』も10月に公開予定となっている。初タイトルを獲得した1994年の激闘と、その裏側にいたひとりの人間としてのシューマッハを、家族や当時を知る関係者の証言から描き出す作品となる。
