2026年F1第13戦イタリアGPの予選Q1がモンツァ・サーキットで行われ、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が1分22秒612でトップ通過を果たした。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が0.019秒差の2番手、ランド・ノリス(マクラーレン)が3番手に続いた。
角田裕毅(レーシングブルズ)はセッション序盤に燃料漏れが報告され、チームが修復作業を行った影響でコースインが遅れた。最終アタックで1分23秒755までタイムを縮めたものの17番手にとどまりQ1敗退。
アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手となり、2台そろってQ1で姿を消した。
角田裕毅は燃料漏れで出遅れ Q2進出まで0.139秒
路面温度が56~57度まで上昇する厳しいコンディションとなったモンツァ。ピレリはC3、C4、C5を持ち込み、Q1では大半のドライバーがソフトタイヤを選択した。一方、リアム・ローソン(レッドブル)とジョージ・ラッセル(メルセデス)はミディアムタイヤで走行を開始した。
角田裕毅はレーシングブルズがマシンの燃料漏れを修復していたため、ライバルより遅れてコースイン。チームメイトのアービッド・リンドブラッドが早々に上位につける一方、角田裕毅は限られた時間のなかでQ2進出に必要なタイムを残さなければならない状況となった。
終盤に入ると路面コンディションが急速に改善し、中団勢が次々と自己ベストを更新。Q2進出を巡るボーダー争いは最後まで激しく動いた。
角田裕毅も最後のアタックで1分23秒755を記録したが、16番手カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)の1分23秒616に0.139秒届かず、17番手でQ1敗退が決まった。
一方、チームメイトのリンドブラッドは1分22秒727をマークして5番手でQ1を突破。角田裕毅とのタイム差は1.028秒と大きく開いた。リンドブラッドが中団勢のなかでも際立つ速さを見せただけに、角田裕毅にとっては燃料漏れによる走行時間のロスが響く厳しい結果となった。

ガスリーがQ1最速 アルピーヌ2台が上位
トップタイムを記録したのはガスリーだった。アルピーヌは週末を通じて中団上位のペースを示しており、ガスリーは1分22秒612をマーク。チームメイトのフランコ・コラピントも4番手につけ、2台そろって好位置でQ2進出を決めた。
2番手にはフェルスタッペンが入り、ガスリーとの差はわずか0.019秒。ノリスはアンドレア・キミ・アントネッリのトウを利用した最後のアタックで3番手まで順位を上げた。5番手にはリンドブラッドが入り、レーシングブルズの速さを示した。
アントネッリは6番手、ラッセルはミディアムタイヤで7番手。フェラーリ勢はルイス・ハミルトンが8番手、シャルル・ルクレールが9番手でQ2へ進んだ。
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)はアタックでロックアップする場面もあったが11番手で通過。ローソンは終盤にソフトへ履き替え、トウを得られない単独走行ながら13番手でQ2進出を決めた。
アストンマーティン・ホンダはトップの103%台で全滅
アストンマーティン・ホンダにとっては厳しいQ1となった。アロンソはタイムを伸ばせないままセッション終盤にマシンを降り、追加のアタックを行わなかった。何らかのマシントラブルが発生したとみられ、1分25秒150の21番手で敗退した。
アロンソのタイムはQ1トップのガスリーから2.538秒遅れで103.07%。ストロールも1分25秒222にとどまり、トップから**2.610秒遅れの103.16%**で最下位の22番手だった。
つまり、アストンマーティン・ホンダは2台ともトップタイムに対して103%を超える水準にとどまった。金曜日から苦戦していたモンツァでペース不足が改めて浮き彫りとなり、2台そろってQ1敗退という厳しい結果に終わった。
また、パワーユニット交換によるグリッド降格が決まっているアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は18番手。キャデラック勢もバルテリ・ボッタスが19番手、セルジオ・ペレスが20番手となり、2台そろってQ1敗退となった。
ガスリーから13番手ローソンまでがわずか0.377秒以内にひしめく接戦となった一方、角田裕毅はQ2進出ラインに0.139秒届かず、アストンマーティン・ホンダ勢はトップから2.5秒以上の差をつけられた。モンツァ特有のトウの効果と終盤の路面改善、そしてマシンの状態が大きく明暗を分けるQ1となった。
F1イタリアGP 予選Q1敗退ドライバー
17番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
18番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
19番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
