ランド・ノリス F1オランダGPでポール「僕が一番タマがデカいのかも(笑)」

ランド・ノリス F1オランダGPでポール「僕が一番タマがデカいのかも(笑)」

ランド・ノリスは、2026年F1オランダGPの予選でポールポジションを獲得。高速コーナーで際立った速さを見せたマクラーレンについて「僕たちのマシンが高速域で一番いい。それとも僕が一番タマがデカいのかも(笑)」とジョークを飛ばした。

スプリントでは低速コーナーでの弱点に苦しみ3位に終わったノリスだが、予選では一転して速さを発揮。Q3最後のアタックで1分11秒163を記録し、ジョージ・ラッセルを0.102秒差で退けた。前戦ハンガリーGPに続く2戦連続、通算18回目のポールポジションとなった。

「これ以上はないね。正直、少し驚いているけど、いいラップだった」

「どれだけ僅差か分かっていたからプッシュしていた。100分の1秒、200分の1秒が最後には大きな違いになるからね」

「今日の序盤は少し苦戦していると感じていたけど、そこからうまく立て直すことができた。予選では間違いなくかなり強かった。チームがいい仕事をして、マシンからもう少し引き出そうとしてくれた。それが今日は間違いなく助けになった」

スプリント後に変更「何かを試す必要があった」
ノリスはスプリントを3位で終えた後、マクラーレンの低速域でのパフォーマンスについて「十分とは程遠い」と厳しく評価していた。

予選までに施した変更は大幅なものではなかったが、ノリスはそのままの状態ではメルセデス勢に対抗できないと考えていた。

「何かを試す必要があった。それまでの状態では十分ではなかったからね」

「いくつか小さな変更をした。コンマ2秒とか、コンマ1秒を稼げるようなものではなかったけど、僕にもう少し自信を与えてくれる程度のものだった」

「ザントフォールトのようなコースでは、マシンへの自信が必要だし、かなり攻めていきたい。今日はそれがもっとできると感じたし、それが結果につながった」

もっとも、予選でマクラーレンの弱点そのものが消えたわけではない。ノリスによれば、低速コーナーでタイムを失う傾向はスプリントから変わっていなかった。

「苦戦していた場所でマシンがそれほど良くなったとは感じなかった。最大のロスがあったのは、今朝と同じ場所、同じコーナーだった」

「新品タイヤと少ない燃料によって、いくつかの問題が隠れたように思う。それが今日も当てはまったんだと思う。それに僕自身もうまく走れた。いろいろなものをうまくまとめることができた」

「僕が一番タマがデカいのかも(笑)」高速コーナーで圧倒
マクラーレンが特に強さを発揮したのが高速コーナーだった。その速さについて問われたノリスは、マシンの性能を認めつつ、自身のドライビングを絡めてジョークを飛ばした。

「そこは変わっていない。僕たちのマシンが高速域で間違いなく一番いい。それとも、僕が一番タマがデカいのかも(笑)。分からないけどね」

「でも、高速域ではものすごく強い。一方で低速では、まだ自信を持てないくらい苦戦している。少しは前進したと思うけど、明日の決勝でもそこが難しい部分になるだろう」

ランド・ノリス(マクラーレン) オランダグランプリ

雨の最終アタック「失うものは何もない」
Q3最後のアタックでは雨粒が落ち始めていた。それでもノリスは、雨がラップタイムに悪影響を及ぼしたとは考えていない。むしろ路面やタイヤがわずかに冷えたことで、パフォーマンスが向上した可能性もあると分析した。

「雨がどれだけ影響したのかは分からない。ラップタイムは予想していたより少し良かったし、もしかすると路面が少し冷えて、タイヤがラップを通してうまく機能したのかもしれない」

一方で、ポールを決めたラップは本人の感覚として完璧なものではなかった。特にターン1では今週末でも最悪の出来だったという。

「ターン1はかなりひどかった。今週末でほぼ最悪のターン1だったと思う。それ以外も、とんでもなくいいと感じるようなラップではなかった」

「ただ、どれだけ僅差になるか分かっていたから、すべてにコミットするしかなかった。Q3最初のアタックを見ても、どれだけ接近しているか分かっていたからね」

「かなり攻めたことで、むしろミスも増えそうになった。でも、そのミスのなかでも強く攻め続けたことで、失った以上に得られたところがあったと思う」

ノリスには走行中にデルタタイムが分からなかったため、自分がどこでタイムを稼ぎ、どこで失っているのかも把握できていなかった。

「どこで速かったのか、どこで遅かったのかは分からなかった。でも『失うものは何もない』と思って走った。それがうまくいった。こういうラップは気持ちがいい」

スプリントではラッセルに勝利を許したものの、予選ではノリスが逆転。低速域という弱点を抱えながらも、高速コーナーでのマクラーレンの強さと自身の思い切ったアタックを武器にポールをもぎ取った。

最後の開催となるザントフォールトで、ノリスは前戦ハンガリーGPに続く2戦連続優勝を狙う。