カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 F1残留へ正念場 苦境は過去のレッドブルドライバーと別の理由

    角田裕毅 F1残留へ正念場 苦境は過去のレッドブルドライバーと別の理由

    角田裕毅(レッドブル)はF1イタリアGPで13位に終わり、昇格後14戦で10度目のノーポイントという厳しい結果を残した。接触によるフロア損傷が響き、持ち味を発揮できないままレースを終えることとなった。

    ただし、その苦境は過去のレッドブル・ドライバーたちが直面したものとは性質が異なる。予選で大きく差をつけられることはなく改善も見せている一方で、決勝で結果を出せず「完璧な週末」を示せないことが残留争いを厳しくしている。

    マックス・フェルスタッペンが先頭を独走したF1イタリアGPの裏で、レッドブルのピットウォールにとって見逃せなかったのは、もう一台のマシンが最後尾近くを走っていた時間帯だった。

    角田裕毅は序盤にいち早くピットインしたものの、アンダーカットしたライバルを追い抜こうとした際、第2シケインでレーシングブルズのリアム・ローソンと接触。フロアを損傷し、ペースが低下した。最終的に13位でフィニッシュし、今季レッドブル昇格後14戦で10度目のノーポイントに終わった。

    通常でも好ましくない結果だが、現在シート存続を懸けて戦う状況で、F1残留の危機に直面する角田裕毅にとって、度重なる日曜の失望は大きな問題となっている。彼の最大の弱点が露呈した格好だ。

    異なるタイプの問題
    興味深いのは、角田裕毅の苦戦がこれまでの前任者たちとは異なる点にあることだ。

    例えばセルジオ・ペレスは予選で失敗し週末を台無しにすることが多かったが、決勝では強力なレースペースで挽回していた。

    一方、今季序盤に2戦でシートを失ったリアム・ローソンは、予選で深刻なパフォーマンス不足を露呈。オーストラリアGPでは2番手から最下位、続く中国のスプリントと決勝でも最後尾に沈み、レッドブルにとって容認できない差を見せた。

    角田裕毅も序盤は予選で苦戦したが、それはエミリア・ロマーニャGPでのQ1クラッシュ以降、フェルスタッペンとアップグレード仕様に差があった影響も大きい。
    しかしベルギー以降はアップグレードの差が縮まり、ローラン・メキース代表は角田裕毅の一発ペースに懸念を抱いていないと明言した。

    イタリアGPでも角田裕毅は旧型フロアとハイダウンフォース仕様で走っていたが、それでも週末はポジティブだったとチームは評価している。

    予選結果は以下の通り(Q3は角田裕毅が最初にコースインし、トウを得られなかったため差が広がった)。

    フェルスタッペン vs 角田裕毅(モンツァ予選)
    Q1:フェルスタッペン 1分19秒455/角田裕毅 1分19秒619
    Q2:フェルスタッペン 1分19秒141/角田裕毅 1分19秒433
    Q3:フェルスタッペン 1分18秒792/角田裕毅 1分19秒519

    メキースは「予選を見れば良い週末だったと評価できる」と語る。

    「Q1ではマックスから0.2秒差。Q2でも小さなマシン差がある中で0.2秒差で、みんな100%で攻めているセッションだ。Q3は差が広がったが、まずQ3進出自体が非常に良いパフォーマンス。そして彼は先頭で走っていたことも不利だった。短距離のパフォーマンスは十分に示された。レースではクリーンなデータが得られなかったのが残念だ」

    「最大の懸念は、角田裕毅のレースペースを正しく評価できていないことだ。ハンガリーやザントフォールトと同様に、モンツァでも角田裕毅はDRSトレインに捕まり、真のポテンシャルを見せられなかった」

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    「クリーンサンプル」が必要
    メキースは「今日のようなレースは悪いサンプルだ」と指摘する。

    「前方のレースではクリーンに走れてパフォーマンスを評価できるが、今回は難しかった。序盤は渋滞、2スティント目はダメージ。ここ数戦も似たようなものだ。角田には予選よりも決勝ペースに取り組む余地がある。しかしだからこそ我々はもう少し時間を与えている」

    迫る決断の時
    角田裕毅もデータを示すプレッシャーが高まっていることを理解している。だがチームは今季終了までに2026年の決定を下すのは確実で、時間は残り少ない。
    一方、モンツァでピットレーンスタートから10位入賞を果たしたアイザック・ハジャーが貴重なデータを残したこともあり、角田裕毅は状況の厳しさを痛感している。

    だからこそ、リアム・ローソンとの接触には苛立ちを募らせた。角田裕毅は「非常に不必要な動き」と批判し、直接的なライバル関係の意識を示した。

    「僕は1周あたり1秒ずつ縮めていました。彼は最後尾スタートでポイント争いもしていませんでした。もしポイントを争っていたなら理解できます。たとえ姉妹チームでも敵ですから。でも今の僕にとって彼は最も強いライバルの一人です。だからこそ越えてはいけない一線があります。ポイントを争っていなかったのに、なぜそんな動きをするのか分かりません。僕はポイントを争っていたんです」

    角田裕毅は現在の自分の結果が不十分であることを認めつつ、予選の改善には希望を見出している。

    「厳しい状況ですけど、予選はどんどん良くなっています。Q2まで常にマックスの0.2秒後方につけていました。フロアも違って、Q3では何が起きたかも分かっています。差が広がった理由は明確です。短距離は改善しています。ロングランはもっと改善できると思いますけど、今日はダメージもあって難しかったです。それでも戦い続けて自分を信じるしかありません」

    残された時間はわずか
    角田裕毅は今、何よりも「完璧な週末」を届ける必要がある。レッドブルに残れるかどうかの決断権は依然として彼にあるが、その猶予は急速に小さくなっている。

    「十分かどうかは彼らが決めることです。僕は与えられたパッケージから最大限を絞り出しています。レースごとに進歩できることを証明しようとしています。でも同時に、ポイントも必要です。それは紙の上に明確に出ています。だから僕はそこに集中しています」

  • 角田裕毅 レッドブルF1から解雇報道 ハジャー昇格をドイツ誌スクープ

    角田裕毅 レッドブルF1から解雇報道 ハジャー昇格をドイツ誌スクープ

    角田裕毅は来年レッドブル・レーシングから解雇される予定であり、アイザック・ハジャーがオーストリアのチームに昇格する見込みだと報じられている。今季レッドブルのメインチームでデビューを果たした日本人ドライバーは、ハジャーに道を譲ることになる。

    角田裕毅は今季、レーシングブルズからレッドブルへと昇格し、セルジオ・ペレスの後任として起用されたリアム・ローソンに代わってチーム入りした。しかし間もなく、レッドブル首脳陣はレーシングブルズから日本人スターを引き上げ、ローソンの座を奪う形で角田裕毅を昇格させた。

    だがマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして十分な印象を残すことができず、その結果、レッドブルは2026年の新レギュレーション導入を機に彼を放出する決断を下した。

    ドイツのメディア『Auto Motor und Sport』の最新報道によれば、レッドブルは角田裕毅に代わってアイザック・ハジャーを昇格させ、フェルスタッペンの新たなチームメイトとするという。これにより、フェルスタッペンにとって1年半あまりで4人目のチームメイトとなる。

    ハジャーの昇格は、彼がレッドブル首脳陣をパフォーマンスで強く印象づけたことを受けたものだ。レーシングブルズのドライバーである彼は、2025年シーズン序盤から好成績を収め、直近のオランダGPで表彰台を獲得したトップパフォーマーの一人とされる。

    現在、彼は16戦と3回のスプリントを終えて38ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権9位に位置している。ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグに1ポイント差で続き、メルセデスのキミ・アントネッリには28ポイント差をつけられている。

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅は2025年にどうだったのか?
    角田裕毅は2025年日本GP、自身の母国レースを前にレーシングブルズからレッドブルへと昇格した。しかし結果を残すことはできず、予選14番手、決勝12位に終わった。

    その後もレッドブルに留まり続けたが、今季のベストパフォーマンスは開幕戦バーレーンGPとサウジアラビアGPでの9位入賞だった。要するに、角田裕毅はレッドブルでこれまで14戦に出場し、スプリント3戦を含めてわずか12ポイントを獲得するにとどまっている。

    現在、日本メーカーのホンダから強力な支援を受ける角田裕毅は、ドライバーズ選手権19位で12ポイント。比較対象となるチームメイトのマックス・フェルスタッペンは同じレース数を終えて230ポイントを獲得し、ランキング3位につけている。

  • 角田裕毅 F1イモラでの大クラッシュは「体がバラバラになると思った」

    角田裕毅 F1イモラでの大クラッシュは「体がバラバラになると思った」

    角田裕毅は、エミリア・ロマーニャGP予選Q1での複数回転する大クラッシュについて「体がバラバラになると思った」と恐怖を語った。

    2つ目のシケインでスピードを乗せすぎた角田裕毅はスピンして後方にグラベルへ突っ込み、キャッチフェンスに激突。その勢いでマシンは何度も宙を舞い、最終的に正位置で止まったものの、RB21は大破した。

    決勝はピットレーンからスタートし、10位でフィニッシュした。これはレッドブルでここまでわずか4度しかない入賞のひとつであり、2026年の去就はいまだ不透明だ。

    角田裕毅は事故直後の心境を次のように振り返った。

    「体が右も左もバラバラになると思いました」

    「すべての瞬間を覚えているのはいいことだと思いますが、タイヤが飛んでいくのを見ました。首は全く問題なかったですし、翌日もレースをしました」

    「かなり大きなインパクトでしたけど、幸運にもケガはありませんでした」

  • F1:角田裕毅 ACミラン戦を観戦 移籍後初ゴールのモドリッチとツーショット

    F1:角田裕毅 ACミラン戦を観戦 移籍後初ゴールのモドリッチとツーショット

    角田裕毅(レッドブル)は9月14日、サン・シーロで行われたACミラン対ボローニャ戦を訪れ、試合前にこの日移籍後初ゴールを決めたルカ・モドリッチとツーショットを撮影した。

    40歳のモドリッチは後半60分、エリア前からの豪快なダイレクトシュートで決勝点を記録。ミランは1-0で勝利し、クロアチアの司令塔は移籍後初得点を華々しく飾った。サン・シーロに集まった観客はスタンディングオベーションで祝福し、クラブ史上3番目に高齢の得点者として名を刻んだ。

    試合前、ピッチサイドに姿を見せた角田裕毅は、観客の前でリフティングを披露し拍手を浴びた。また、カーナンバーにちなんだ「22番」の背番号が入ったACミランのユニフォームを贈られ、モドリッチと肩を並べて笑顔で記念撮影。F1とサッカー界のスターの交流は大きな話題を呼び、SNSでも瞬く間に拡散された。

    一方で、サンティアゴ・ヒメネスは2度のポスト直撃と決定機逸でゴールに見放されるなど、苦しい一夜に。だが、この日の主役は間違いなくモドリッチの一撃と、試合前に実現した角田裕毅とのツーショットだった。

    角田裕毅 F1 ACミラン

  • 角田裕毅と接触のローソンを元F1ドライバー擁護「正しい戦術だった」

    角田裕毅と接触のローソンを元F1ドライバー擁護「正しい戦術だった」

    角田裕毅とリアム・ローソンがF1イタリアGPで接触する一幕があり、両者はランオフに飛び出してノーポイントに終わった。ローソンには「攻撃的すぎた」との批判も集まったが、元F1ドライバーが擁護の声を上げている。

    ペリー・マッカーシーは「ローソンの戦術は正しかった」と断言。角田裕毅を動揺させ、ミスを誘う狙いがあったと説明し、両者の接触をめぐる議論に一石を投じている。

    リアム・ローソンはイタリアGPで元チームメイトの角田裕毅と接触する一件に巻き込まれた。

    ローソンの角田裕毅とのイタリアGPでのバトルにおける戦術は、両者が接触した後、一部で批判を浴びたものの擁護する声も上がっている。

    ポイント圏外での戦いの中、ローソンはターン4の左-右シケインのブレーキングゾーンでアウト側に動いたが、角田裕毅に並びかけることはなく、F1のオーバーテイク規定による保護を得られる状況ではなかった。

    角田裕毅が通常のラインを取ってコーナーへ進入しようとした際、両者は接触し、ランオフへ飛び出す形となり、どちらにとっても散々な午後となった。

    その後、ローソンはこの場面で攻撃的すぎたとの批判を受けたが、元F1ドライバーのペリー・マッカーシーはニュージーランド人ドライバーを強く擁護した。

    「リアムがアウト側にいるのは全く正しかった。なぜなら、もし裕毅にイン側でブレーキを遅らせさせることができれば、裕毅はコーナーを曲がれなくなるからだ」とマッカーシーはRacingNews365に語った。

    「それがテレビで解説者たちが見落としていた点だと思う。だから僕はローソンがやろうとしたこと、つまり裕毅を動揺させようとしたことに賛成だ。彼はそのためのスペースを十分残さなかっただけだ」

    「彼は前に出ようとしていたんだ。これはレッドブルのジュニアチーム対シニアチームの戦いであり、そこでやるべき仕事がある。相手を追い詰め、プレッシャーをかけなければならない」

    「裕毅はイン側にいて、より良いターンイン角度を得るために寄せてきた。そしてリアムがそこにクルマを置いたことで、もし裕毅が寄せてこなければ、もっときつい角度でブレーキを踏みターンインしなければならず、それはミスにつながる」

    「だから僕はローソンの戦術に全面的に賛成だ」

  • 角田裕毅 現在F1ランキング19位 レッドブル史ワースト級の不名誉記録

    角田裕毅 現在F1ランキング19位 レッドブル史ワースト級の不名誉記録

    角田裕毅は現在、F1ドライバーズランキング19位に沈んでいる。レッドブル加入当初は意欲的に挑んだが、ここまで入賞はわずか4戦にとどまり、今季の最高位も9位止まり。日本人ドライバーにとって厳しいシーズンが続いている。

    この成績は、レッドブルの歴史の中でも極めて低い水準であり、過去にフルシーズンでこれを下回ったのはクリスチャン・クリエンの18位のみ。残り8戦で巻き返さなければ、角田裕毅は「レッドブル史ワースト級の不名誉記録」として名を刻む可能性がある。

    マックス・フェルスタッペンとそのチームメイトの行方は、F1で常に議論の的となってきた。ダニエル・リカルド、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソンはいずれもオランダ人王者の隣で苦戦を強いられ、そして今は角田裕毅がその現実に直面している。

    角田裕毅は今季14戦のうち4戦でしかレッドブルにポイントをもたらせておらず、さらにマイアミのスプリントでも数ポイントを獲得した。また、中国のスプリントではレーシングブルズとしてもポイントを加算している。しかし懸念すべきは、F1グランプリでの最高位がいまだ9位にとどまっていることだ。ライバルたちが着実に得点している中で、角田裕毅は現状ドライバーズランキング19位に沈んでいる。

    つまり角田裕毅は、2025年シーズンでポイントを獲得したドライバーの中では最下位に位置している。フランコ・コラピントやジャック・ドゥーハンはいまだ無得点だが、角田裕毅の位置はそれ以上に深刻に映る。そしてさらに痛烈なのは、レッドブルの歴史の中で、ドライバーがこれより下の順位でシーズンを終えたのは過去わずか2度しかないという事実だ。

    その2例もフルタイム参戦ではなかった。ヴィタントニオ・リウッツィは2005年に4戦のみ出走し、ロベルト・ドーンボスも2006年に3戦を走ったのみで、それぞれ年間24位に終わっている。ちなみにローソンのようなケースは対象外とされている。角田裕毅としては、残り8戦で巻き返さなければ、不名誉なリストに名を連ねることになってしまう。

    参考までに、フルシーズンに近い形でレッドブル最下位を記録しているのはクリスチャン・クリエンである。2006年にほぼシーズンを戦ったものの、ランキング18位に終わっている。角田裕毅が少なくともこの記録に並ぶには、1つ順位を上げる必要がある。したがって彼の当面の目標はポイント獲得に集中することとなる。目下のターゲットはウィリアムズのカルロス・サインツであり、現時点で日本人ドライバーに4ポイント差をつけている。

  • 角田裕毅のレッドブルF1後任候補ハジャーに警告 ロズベルグ「断れ」

    角田裕毅のレッドブルF1後任候補ハジャーに警告 ロズベルグ「断れ」

    アイザック・ハジャーが角田裕毅に代わってレッドブルのシートを得るのではないかと噂される中、2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグは、フランス人ドライバーに対して「断れ」と警告した。過激とも言える助言だが、近年の同チームの人事の歴史を踏まえれば、フェルスタッペンの隣の2番目のシートは「チャンス」よりも「罠」に近いというのがその理由だ。

    ダニエル・リカルドが2018年末に離脱して以来、レッドブルはチームメイトを安定させることができていない。ピエール・ガスリーは昇格後わずか数か月でトロロッソに戻され、アレクサンダー・アルボンも同じ運命をたどった。角田裕毅も後継者候補とされたが、現在はF1での将来そのものが危ぶまれている。

    さらに、セルジオ・ペレスでさえ2024年の惨憺たるシーズンを経て解雇される結果となった。オランダ人ドライバー(フェルスタッペン)を除けば、誰もこのチームで居場所を確立することができていない。

    ロズベルグはSky Sports F1のインタビューで明言する。

    「もし金曜日にローラン・メキースが電話してきて、『角田は外れるから次のレースで走れる』と言ってきたら? そのときは断らないといけない。僕なら100%ノーだ。絶対にやらないと言うし、強制しようとしても無理だと突っぱねる」

    彼は角田裕毅のケースを例に出し、レッドブルがドライバーに及ぼす危険性を指摘した。

    「どれだけ危険かわかるか? レッドブルはどれだけのキャリアを壊してきた? 今の角田を見ればわかるだろう。キャリアはかろうじて糸で繋がっているようなものだ。レーシングブルズにいたときは、雲一つない青空だったのに」

    角田裕毅 アイザック・ハジャー レッドブル F1

    「セカンドシート問題」は以前から指摘されてきた。たとえばメルセデスとの比較はわかりやすい。バルテリ・ボッタスはルイス・ハミルトンに勝つことはできなかったが、明確なセカンドの役割があったことで5年間も在籍し、複数勝利を挙げ、堅実なキャリアを築いた。それに対してレッドブルでは許容度が極めて低く、フェルスタッペンとの比較に晒され続ければ成功はほぼ不可能に近い。

    急速な成長と成熟した走りで注目されるアイザック・ハジャーは、いま岐路に立たされている。一方には世界タイトルを狙えるチームで走るという絶好の機会がある。しかし他方には、数多の才能が潰されてきたレッドブルの構造的なリスクが待っている。ロズベルグの結論は明快だ。ハジャーは忍耐を選び、レーシングブルズに留まって2026年の新レギュレーションを待つべきだ。

  • 角田裕毅 レッドブルF1代表メキースが苦言「クリーンサンプルが必要」

    角田裕毅 レッドブルF1代表メキースが苦言「クリーンサンプルが必要」

    角田裕毅はF1イタリアGPで予選では健闘を見せたものの、決勝では接触によるダメージで苦しい展開となった。レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは予選の内容を高く評価しつつも、決勝で十分なデータを得られなかった点に不満を示し「クリーンサンプルが必要」と苦言を呈した。

    ローラン・メキースは、イタリアGP週末を終えて角田裕毅のパフォーマンスについてコメントし、マックス・フェルスタッペンとの比較や角田の課題について語った。

    メキースはメディアに対し、25歳の角田裕毅の予選での走りには概ね満足した一方で、決勝レースペースに関しては不満を示した。レースではアクシデントが重なり、角田裕毅は厳しい展開を強いられたからだ。

    メキースはフェルスタッペンが勝利を飾った「スピードの神殿」モンツァでの角田裕毅の週末を振り返り、次のように語った。

    「予選を見れば、まだ良い週末だったと評価できる。Q1ではマックスとの差は0.2秒で、マックスはこの週末決して遅くはなかった」

    「それから、マシンに少し差がある状態でQ2ではマックスと0.2秒差で、誰もがQ2では間違いなく100%を出している。確かにQ3では差は大きくなったが、まず彼はQ3にマシンを入れた。これは非常に良いパフォーマンスだ。そして、彼はQ3で一番最初にアタックしたことも不利に働いた」

    「ショートランペースに関しては、角田裕毅にとって非常に良いサンプルだったと思う。ロングランペースについては、クリーンなレースデータが得られなかったのは残念だ」

    イタリアGPでの角田裕毅は、予選では印象的な走りを見せた一方で、決勝では苦い展開となった。30周目にリアム・ローソンと接触し、マシンのフロアを損傷。このダメージがレースの終わりを告げる決定的な要因となった。

    角田裕毅 レッドブル F1

    ローラン・メキースが角田裕毅に求めるもの
    またメキースは、シーズン終盤に差しかかる2025年の戦いの中で、角田裕毅に何を求めているのかについても言及。まず角田裕毅が「クリーンなレース」を走り切ることを最優先課題に掲げ、チームが彼のデータをきちんと分析できる状態を作る必要性を強調した。

    メディアに対して、メキースはイタリアGPでの角田裕毅の走りについて次のように述べた。

    「『クリーンサンプル』と言いたくなる。今日のサンプルは悪いものだったからだ。トップを走るレースは非常にクリーンだ。少なくとも良いスティントを得て、自分のパフォーマンスを読み取れる。しかし今回は、何も得ることが難しかった」と語った。

    日本GPを前にレッドブル・レーシングへ昇格して以来、角田裕毅は日曜のレースで苦戦を強いられてきた。元レーシングブルズのドライバーは、ここまで14戦でわずか4度しかポイントを獲得できていない。

  • 角田裕毅 マックス・フェルスタッペンとの交流秘話「ジン・トニックで撃沈」

    角田裕毅 マックス・フェルスタッペンとの交流秘話「ジン・トニックで撃沈」

    角田裕毅はここ数カ月、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして知られる存在となっている。だが、サーキット上では角田裕毅が望んでいたほど2人が絡む場面は多くなく、これまでのところ角田裕毅は大きなインパクトを残すことができていない。

    それでも、両者の関係はコース外で深まっている。ふたりは性格もライフスタイルも異なるが、互いに良好な関係を築いており、チーム内の雰囲気も明るいままだ。

    オランダ人がシンプルな性格であるのに対し、角田裕毅は細部にまでこだわるタイプだ。象徴的なのがファッションだろう。フェルスタッペンはTシャツにジーンズで十分だと考えるが、角田裕毅は自身のブランドの服を好んで着るファッション愛好家だ。

    角田裕毅は外見を大切にする一方で、フェルスタッペンの選択も理解している。「マックスが僕の服を着ている姿なんて想像できないよ。彼はもっとイタリアっぽいスタイルで、高級ブランドを好んでいる。たまに僕がいいと思うものを身につけていることもある。彼は僕よりも身体が大きくて脚が長いから、よりタイトな服が似合うんだ」と角田裕毅はオランダ紙『De Limburger』に語った。

    ファッション面でのアドバイスが必要なら、角田裕毅はいつでも手を貸すつもりだ。「もしマックスが服のアドバイスを欲しがるなら、僕は喜んで意見を言うよ。でも正直言って、彼は全然気にしないと思うけどね、ハハ」と冗談交じりに話した。

    その一方で、フェルスタッペンが角田裕毅に“教えた”ものもある。それがジン・トニックだ。「マックスが僕にジン・トニックを教えてくれたんだ。でもあれは本当に酔うね!1杯で酔っ払っちゃった。僕の小さい身体にはまだ準備ができてなかったんだと思う、ハハ。最終的に、僕はワインのほうが好きなんだ。あれは本当に大好きだよ!」

  • 角田裕毅の運命決定?レッドブルF1代表「残りのレースは実験と学びに使う」

    角田裕毅の運命決定?レッドブルF1代表「残りのレースは実験と学びに使う」

    角田裕毅の去就に注目が集まるなか、レッドブルF1代表ローラン・メキースはコンストラクターズ選手権2位争いよりも「実験と学び」を優先すると語った。フェラーリ、メルセデス、レッドブルが接戦を繰り広げる一方で、チームは残りのレースを評価と試行の場と位置づけている。

    2026年の新レギュレーションと自社エンジン投入を見据えるメキースは、結果よりも理解を深める姿勢を強調。「ポイントを失っても実験し、学ぶことが重要」と語り、角田裕毅の将来に大きな影響を与える可能性がある。

    マクラーレンがタイトルを独走する一方で、フェラーリ、メルセデス、レッドブルによる2位争いは激化している。現在フェラーリが280点で2位、メルセデスが20点差の3位、レッドブルはさらに21点後方につけている。

    今季、レッドブルはRB21に苦戦を強いられており、マックス・フェルスタッペンもイタリアGPまで9戦で勝利から遠ざかっていた。その間、フェルスタッペンにはアップデートパーツを投入する一方で、角田裕毅はフリー走行で旧スペックのマシンでセットアップの実験を行い、予選・決勝で苦戦することがあった。

    「重要なのは、なぜ我々のプロジェクトが思い通りに進まなかったのかを理解することだ。僕は2位や3位を追うよりも、ポイントを失ってでも実験し、リスクを取り、学びを得る方を選ぶ。2026年の新レギュレーションでも我々の作業プロセスは変わらない。だから今のうちにできる限り多くを理解する必要がある」とメキースはAutosprintに語った。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    では、メキースが指揮を執ることになった今、レッドブル・レーシングでは全般的に何が起こるのか?

    「ここでも重要なのは中身と形だ。そして今日、レッドブルにとって唯一重要なのは世界タイトルを再び勝ち取ることだ。グループの経営陣と株主が我々に与えたのは、この唯一の目標だ」

    「皮肉なことに、この任期の延長は、我々が自社エンジンを立ち上げようとしているまさにその時にやって来る。狂気じみた冒険であり、我々はエネルギーと謙虚さを持って登ろうと準備している山だ」とレッドブルのチーム代表は述べた。メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフによれば、レッドブルはその過程でエベレストを登らなければならないというが、メキースもそれに同意している。

    「それは確かにエベレストだ。しかし我々はそれをレッドブル流で取り組む。我々の会社はどうやってそのような山を登るかを知っている。我々にはその道のりをできるだけ早く進むために必要なものがすべて揃っている。ただし無謀ではない。我々が2026年にすでに勝てるとは思っていない」とメキースは続けた。

    「現代において、ゼロからチームを築き世界タイトルを勝ち取ることに成功したのはレッドブルだけだ。そして独力でパワーユニットを構築できたのもレッドブルだけだ。つまり、固定された期限は存在しないが、我々にはすべてを成し遂げる力がある」

    最後に、メキースがチームにどのようなスタンプを押すのかという点について語った。

    「その必要はない。我々はグループとして勝つからだ。僕の目標のひとつは、各個人をプロジェクトの中心に据え、その人を評価して、最良の形で自分を表現できるようにすることだ。レッドブルは人々とアイデアに翼を与える」