カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅は「フェルスタッペンのF1タイトル争いに貢献できる立場にない」

    角田裕毅は「フェルスタッペンのF1タイトル争いに貢献できる立場にない」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅が苦戦を続ける一方で、マックス・フェルスタッペンはシーズン後半に入り、タイトル争いで確かな存在感を示している。

    今季序盤こそ出遅れたが、レッドブルは他チームが2026年の新レギュレーションに焦点を移す中でもRB21のアップデートを継続。フェルスタッペンは現在、首位ランド・ノリスから36ポイント差の3位につけており、ノリスと1ポイント差のオスカー・ピアストリを含め、3人による激しいタイトル争いが繰り広げられている。

    パーマー「角田は十分競争力がない。だがフェルスタッペンにとって不利ではない」
    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは『F1 Weekend Warm-Up』の中で、「チームメイトの援護があればフェルスタッペンのタイトル争いに有利になるか」と問われ、こう答えた。

    「もちろん助けがあればいいだろう。去年のスプリントではオスカー(ピアストリ)がランド(ノリス)に譲った場面があったが、あれはちょっとしたサポートだった。もしマクラーレンがどちらか一方を完全に支援すれば、そのドライバーが圧倒的な有利になるだろう。なぜならもう一方がサポート役になるからだ」

    「その“後押し”が決定的な違いを生む。だがレッドブルにはそれができない。角田が十分に競争力を持っていないからだ」

    「とはいえ、現状は有利でも不利でもない。実質的に3人の独立したドライバーがそれぞれ自分のためにタイトルを争っている状況だ」

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    3人による“独立戦争”としてのタイトル争い
    パーマーの指摘通り、2025年シーズン終盤のチャンピオンシップ構図は極めて稀なバランスとなっている。ノリス、ピアストリ、フェルスタッペンのいずれもチームメイトからの援護を受けられず、純粋な実力勝負の様相を呈している。

    一方で角田裕毅は、フェルスタッペンのタイトル争いに貢献できる立場にない現実を突きつけられており、レッドブル内でのプレッシャーも高まっている。
    この週末のサンパウロGPスプリントと決勝で、彼がどこまで巻き返しを見せられるかが、今後の評価を左右することになりそうだ。

  • 角田裕毅 リアウイング交換でF1サンパウロGPスプリントをピットスタート

    角田裕毅 リアウイング交換でF1サンパウロGPスプリントをピットスタート

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.とともに、F1サンパウロGPスプリントをピットレーンからスタートすることになった。

    角田裕毅は金曜の走行で苦しい一日を過ごし、フリー走行序盤にコースアウトしてバリアに接触。フロント左とリア左を損傷し、修復作業のために1時間セッションのうち28分を失った。

    スプリント予選ではペースを取り戻せず、18番手に終わった。一方、チームメイトのマックス・フェルスタッペンはSQ1で2番手のタイムを記録し、最終的に6番手からスプリントをスタートする。

    レッドブルはスプリント前に角田裕毅のマシンのリアウイングを交換し、サスペンションのセットアップを変更。これがパルクフェルメ規定違反となるため、ピットレーンスタートを選択した。

    同様に、サインツもサスペンションの変更を行ったため、最後列20番手からではなく、ピットレーンから出走する。

    レッドブルの判断と角田の再スタートに向けた焦点
    角田裕毅にとって今回の決断は、失われた走行時間を補うための現実的な選択といえる。インテルラゴスは短くテクニカルなコースであり、セットアップ変更によるグリップ改善の余地は大きい。ピットレーンスタートとなることで戦略の自由度が高まり、タイヤ選択やピットタイミングを柔軟に組み立てることが可能だ。

    ただし、序盤の混戦を避けられる一方で、25周というスプリントの短さを考えると、オーバーテイクのチャンスは限られる。角田裕毅がどれだけ速やかにマシンバランスを取り戻し、順位を挽回できるかが鍵となる。

  • 角田裕毅 F1サンパウロGPスプリント予選18番手「ラップ自体は悪くなかった」

    角田裕毅 F1サンパウロGPスプリント予選18番手「ラップ自体は悪くなかった」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、2025年F1サンパウロGPのスプリント予選で18番手に終わった。

    角田裕毅は、フリー走行(FP1)で早々にスピンし、バリアに軽く接触する場面もあったが、チームの迅速な修復により走行を再開。ロングランとショートランの両方をこなしたうえでスプリント予選に臨んだ。

    しかし、グリップ不足に苦しみ、SQ1で敗退という悔しい結果となった。

    「ラップ自体は実際のところ悪くなかったし、特に大きなミスも見当たらなかったので、SQ1を突破できなかったのは残念です」と角田裕毅はコメント。

    「周全体でグリップに苦しみましたし、プラクティスでも同じような状況でした。これまでのところ僕たちにとってはそれが大きな課題です」

    「もちろん、プラクティスで少し走行時間を失ったのは痛かったですが、SQ1の結果に大きな影響があったわけではありません。最終的にはロングランとショートランの両方をこなすことができたので、それは明日に向けてプラスになります」

    「天気がどうなるかは分かりませんが、混ざったコンディションになるかもしれません。どちらの方がいいかは特に希望はありません」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) F1 ブラジルグランプリ

    レッドブルはこの日、マックス・フェルスタッペンも6番手に留まり、チームとして苦しい金曜となった。

    テクニカルディレクターのピエール・ワシェは「ソフトタイヤでの挙動が予想外に悪く、何か問題を抱えている可能性がある。両方のマシンで発生しており、夜のうちに原因を徹底的に調べる」とコメントしており、スプリント本番に向けてマシンバランスの修正が急務となる。

  • 角田裕毅 レッドブルF1首脳陣がSQ1敗退に辛言「隠れる場所なんてない」

    角田裕毅 レッドブルF1首脳陣がSQ1敗退に辛言「隠れる場所なんてない」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、F1サンパウロGPのスプリント予選(SQ1)で18番手に終わり、苦しい週末のスタートとなった。午前のプラクティスでウォールに接触して走行時間を失い、その影響を引きずったまま予選を迎えた。

    レッドブルF1のローラン・メキース代表とヘルムート・マルコ顧問は、失速の要因として「走行時間の欠如」を挙げつつも、「隠れる場所なんてない」と辛口の評価を下した。角田はシーズン後半に一時復調の兆しを見せたものの、安定した結果にはつながっていない。

    メキース「走行時間の欠如が響いた」
    ローラン・メキースはSky Sportsのインタビューで、角田のパフォーマンスについて次のように語った。

    「午前中のオフで走行時間を失った分、少し代償を払うことになった。そこでパフォーマンスを失ってしまったんだ」

    「隠れる場所なんてない。Q1のセッションはあまり良くなかったと思う。走行時間が足りないと自信も失ってしまうし、クリーンなアタックもできなかった。残念だけど、週末はまだ長い」

    マルコ「少なくともQ2に行くべきだった」
    ヘルムート・マルコも同局に対し、厳しい言葉を口にした。

    「もちろん走行時間が足りなかったし、タイム差も非常に接近していた。ただ、それでも少なくともQ2には進出してほしかった。そうならなかった、それが事実だ」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    角田裕毅「原因はグリップ不足。まだ理解できていない」
    「フリー走行の走行時間が限られていたことが、早期敗退の原因になったと思いますか?」という質問に対し、角田裕毅は次のように答えた。

    「正直、それが原因だとは思っていません。ただ、助けにはならなかったです。プラクティスではショートランもロングランもそれなりにできていましたし、SQ1でのアプローチ自体は悪くなかったと思います。ラップもそんなに悪くなかったです。全体的にグリップが足りなかったのが原因ですね。正直、何が起きたのかは少しミステリアスです。ラップ自体を振り返っても、特別どこが悪かったのか、今のところははっきり見つけられていません」

    さらに、残りの週末については次のように展望を語った。

    「コンディションは見てみないと分かりません。正直、雨でもドライでも、どちらを願うという気持ちはないです。今はまずクルマの中に何か問題があるのかを見つけないといけません。現時点では、なぜこんなにグリップがなかったのか理解できていないので」

    2026年シート争いにも影響か
    角田裕毅の結果は、2026年に向けたレッドブル陣営内のシート争いにも影を落とす。アイザック・ハジャーが昇格候補として最有力視される一方で、角田が残留を果たすには、かつて所属したレーシングブルズが唯一の望みとみられている。

    一部では、アービッド・リンドブラッドがすでに1枠を確保したとの見方もあり、角田裕毅は元チームメイトのリアム・ローソンと直接競う展開が予想される。

    決定は最終戦後に持ち越しか
    レーシングブルズのアラン・パーメイン代表は、ブラジルの『Band』に対し、2026年ドライバー決定の時期について「シーズン終了後になる可能性がある」と発言した。

    「我々は安定を求めている。だから決定がシーズン終了後になる可能性もある。アブダビの月曜の朝まで分からないかもしれない」

    当初レッドブルは今月中に2026年ラインナップを確定させる予定だったが、判断は再び先送りとなった。ハジャーはアブダビでのポストシーズンテストでレッドブルのマシンを走らせることを希望しているが、その座を得られるかは不透明。昇格が既定路線と見られていても、姉妹チームでの最終オーディションは続いている。

  • 角田裕毅 F1サンパウロGPスプリント予選「何が起きたのか理解できてない」

    角田裕毅 F1サンパウロGPスプリント予選「何が起きたのか理解できてない」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、F1サンパウロGPスプリント予選で18番手に終わり、悔しさをにじませた。前日のフリー走行で十分な走行ができなかったが、それが直接の原因ではないと語っている。

    不安定なコンディションの中でアタックラップをまとめきれず、マシンのグリップ不足に苦しんだ角田裕毅は「なぜこうなったのか理解できていない」と振り返った。

    フリー走行の走行時間が限られていたことが、早期敗退の原因になったと思いますか?
    正直、それが原因だとは思っていません。ただ、助けにはならなかったです。

    でも、プラクティスの中ではショートランもロングランもそれなりにできていましたし、SQ1でのアプローチ自体は悪くなかったと思います。ラップもそんなに悪くなかったです。

    全体的にグリップが足りなかったのが原因ですね。正直、何が起きたのかは少しミステリアスです。ラップ自体を振り返っても、特別どこが悪かったのか、今のところははっきり見つけられていません。

    残りの週末について、スプリントは雨の可能性もありますが、決勝予選は晴れそうです。どんな展開を予想していますか?
    コンディションは見てみないと分かりません。正直、雨でもドライでも、どちらを願うという気持ちはないです。

    今はまずクルマの中に何か問題があるのかを見つけないといけません。現時点では、なぜこんなにグリップがなかったのか理解できていないので。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ブラジルグランプリ

  • 角田裕毅 F1サンパウロGPのFP開始早々バリアに接触 フロントウイング破損

    角田裕毅 F1サンパウロGPのFP開始早々バリアに接触 フロントウイング破損

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、F1サンパウロGPのフリー走行セッション序盤にインテルラゴスのコーナー出口でわずかにワイドに膨らみ、縁石に乗ってスピン。マシンはそのままバリアの角をかすめ、フロントタイヤ部分をヒットした。

    接触は軽微だったものの、フロントウイングのエンドプレートに損傷が見られ、角田裕毅はスロー走行でピットへ戻り、チームによるチェックを受けることになった。

    現場の状況と影響分析
    走行ラインをわずかに外れたことで縁石のグリップを失い、車体のバランスが崩れた形だ。幸いスピードは抑えられており、フロントエンドの軽い損傷だけで済んだが、サスペンションやステアリングへの影響もチームが確認中だ。

    この接触により、角田裕毅は予定していたロングランシミュレーションの一部を中断する可能性がある。スプリントフォーマットとなる今大会はこの60分間が唯一のフリー走行となる。

    インテルラゴスは路面のアンジュレーションが大きく、コーナー出口での姿勢変化が激しいため、こうした小さなミスが大きな修正を要求する。マシンの安定性をどう取り戻すかが、以降のセッションの焦点となる。

  • 角田裕毅 F1サンパウロGP会見「マシン理解度は85〜90%まで来ている」

    角田裕毅 F1サンパウロGP会見「マシン理解度は85〜90%まで来ている」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、2025年F1サンパウロGPを前にメディアの会見に臨み、メキシコGPで発生したピットストップのトラブルやフェルスタッペンとの差、そして今季マシンへの適応について語った。

    自身のパフォーマンス向上に手応えを感じつつも「まだ100%ではない」と慎重な姿勢を見せ、「今は目の前のレースに集中している」と語るなど、現状を冷静に見つめている。

    また、今季終盤に差し掛かる中でライバルとの接触や批判についても言及。「僕は何も間違っていない」と落ち着いた対応を見せ、精神的にも成熟した印象を残した。昨年好成績を収めたブラジルで再び雨の可能性が高まる中、角田裕毅は「今年のマシンがどう反応するか楽しみ」と語り、挑戦への意欲をのぞかせた。

    メキシコGPで12秒を要したピットストップについて、角田裕毅は原因を把握しているとした上でこう話した。

    「何が起きたのかは分かっています。こういうことは時々起きるものですし、僕たちにとっても新しいケースでした。今後同じことが起きないようにするための良い学びになったと思います。シーズンを通して本当に良いピットストップばかりでしたから、今回は残念でしたが、レースの一部として受け止めています」

    また、メキシコでマックス・フェルスタッペンとの差が非常に小さかったことについては、慎重な姿勢を崩さなかった。

    「まだ“見つけた”という感じではないです。もちろん自信は前よりも高まっていますが、まだレースごとに理解を深めている段階です。マックスは毎回信じられないほどのパフォーマンスを引き出していますし、彼の走り方やアプローチから学ぶことが本当に多いです。メキシコでは初めて予選も決勝も両方で近い位置にいけたので、それはいいサインだと思います。これを積み重ねていきたいです」

    週末の天候については、昨年に続き雨の可能性もある中、ブラジルでの好走を振り返りながらも冷静に分析した。

    「去年のブラジルではいい思い出があります。ただ、今年のマシンは新しいので、ここでどう反応するかを見極めることが大事です。特にスプリント予選とスプリント本戦では、最初のセッションからマシンの挙動を理解して、すぐにパフォーマンスを引き出せるようにしたいです。全力で臨みますし、去年のように良い結果を出せる自信はあります」

    ショートランの改善について問われると、角田裕毅は特別な取り組みはしていないと説明した。

    「特に新しいことはしていません。ブレーキングやターンイン、コーナーでのマシンの動きなど、すべてを最大化することを意識しています。それが自信につながりますし、経験を積むごとに自然と良くなっていくと思います。今週末だからといって特別なことをする予定はありませんが、スプリント週末なので、できるだけ早くマシンに慣れることが大事だと思っています」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    オリバー・ベアマンやエステバン・オコンからの批判について問われると、角田裕毅は笑みを浮かべて「正直、よく覚えていません」と答えた。

    「オコン選手? メキシコでレースした覚えがないです。彼が僕を抜こうとしていた場面はなかったと思います。どの動きを“危険”だと思ったのか分かりません」

    「オースティンの件も危険ではありませんでした。あれは彼が左に曲がっていて、僕も同じ方向に行っただけです。もちろんポジションを守っていましたけど、彼がスピンしたんです。彼の気持ちは理解しますが、僕は何も間違っていないと思っています」

    「それに、僕たちはトラックリミットを守らなければいけませんし、コーナーをカットすることもできません。オースティンではいいレースをしていたので残念でしたが、もう気にしていません」

    また、将来の去就が不透明な中で、フェルスタッペンのように2026年マシンの開発に関わっているかについて問われると、角田裕毅は首を振った。

    「僕はマックスほどではないです。僕は今シーズン(2025年)に完全に集中しています。マックスは来年の開発に多く関わっていますが、僕の状況は全く違います。今はパフォーマンスに全力を注いでいるので、来年の開発よりも、まず今のレースに集中しています」

    最後に、マシンへの理解度について問われると、角田裕毅は現状を率直に語った。

    「まだ100%ではないです。このマシンに乗り換えたとき、テストは2〜3日しかなくて、できることに限界がありました。シーズンが始まってからも、このマシンで走るのが初めてのサーキットが多かったので、慣れるのは簡単ではありませんでした。そこから自信を築くのは大変でしたが、今は85〜90%くらいまで来ていると思います。少しずつ上がってきているので、これからさらに伸ばしていきたいです」

  • 角田裕毅 レッドブルF1で正念場「パフォーマンスの最大化だけを考えている」

    角田裕毅 レッドブルF1で正念場「パフォーマンスの最大化だけを考えている」

    レッドブル・レーシングに昇格して以降、角田裕毅はキャリア最大級のプレッシャーの中でシーズン終盤を迎えている。残り4戦となった現在、2026年の去就は未定のままだ。

    今季途中にレッドブル本隊へ昇格した角田裕毅は、新チームと新マシンへの適応を強いられながらも安定したパフォーマンスを見せている。

    しかし、アイザック・ハジャーが2026年のレッドブル系契約をすでに確保したと報じられ、F2期待株アービッド・リンドブラッドのレーシングブルズ昇格の噂も浮上。状況は一気に緊迫している。

    現在、角田裕毅とリアム・ローソンが2026年に残された1つのシートを巡って争っていると広く見られている。

    角田裕毅「パフォーマンスを最大化すれば自然と結果はついてくる」
    そんな中でも角田裕毅は冷静だった。ブラジルGP開幕前のメディアデーでは、マックス・フェルスタッペンのタイトル争いを支援しつつ自身の将来も懸ける“二重のプレッシャー”について問われ、次のように答えた。

    「特にそういう意識はないです。僕はただ、パフォーマンスを最大化することだけを考えています。それができれば自然と両方につながると思います。自分のパフォーマンスを最大化できれば、自然と予選でも上位にいけるし、マックスにとってもレースの戦略面で助けになる。キャリアに関しても同じです」

    「僕が集中しなければならないのは、自分のパフォーマンス。すべてのセッションで最大限を引き出し、チームに良いフィードバックを与えて、週末を通してセットアップを改善できるようにすることです。だから、ただそれに集中しています」

    メキシコでの悔しさを糧にブラジルへ
    前戦メキシコGPでは「ポイントを取りこぼした」と悔しさを口にしたが、その経験を糧にブラジルへ向かう。

    「メキシコの前回のレースでは、すべてがうまくいっていれば確実にポイント圏内だったと思います。でも、それもモータースポーツの一部。そういうことも起きるものです。週末全体としては満足していますし、この流れを今週末のスプリントでもさらに続けたいです」

    「両方のレースでポイントを取れるようベストを尽くします。去年はここで良い思い出があるし、自信もあります」

    角田裕毅 F1 レッドブル

    フェルスタッペン隣の挑戦「プレッシャーは大きいけど学ぶことも多い」
    シーズン途中での昇格については「全く新しいマシンに飛び乗る自然なチャレンジ」と表現した角田裕毅。ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンの隣で走ることについても次のように語った。

    「ワールドチャンピオンの隣で走るというのは、グリッドで一番のドライバーの横で走るということです。もちろん、これまでと違う種類のプレッシャーを感じています。でも今はそれを楽しめていますし、彼から多くのことを学べています。とても良い経験です」

    分析:焦りを見せない「自信」と「成熟」
    中盤での昇格劇からまだ半年も経たないが、角田裕毅の発言からは焦りではなく、明確な自己理解と成熟が見て取れる。結果を追うのではなく、過程を信じて積み上げる──その姿勢はレッドブルが求める“冷静な戦略ドライバー”像にも重なる。

    ブラジルは昨年予選3番手を獲得した得意の舞台。再び力強い週末を見せることができれば、2026年シート争いでの主導権を取り戻すチャンスになるだろう。

  • 角田裕毅 レッドブルF1の2026年マシン開発には「マックスほど関与してない」

    角田裕毅 レッドブルF1の2026年マシン開発には「マックスほど関与してない」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2026年に導入される新レギュレーションに向けたマシン開発について、「マックス(フェルスタッペン)ほど関与してない」と率直に語った。

    2026年マシンの開発が進む一方で、チームは来季以降のドライバー体制を今季終了後まで発表しない方針を取っており、角田は自らの将来よりも「今シーズンの結果」に集中しているという。

    レッドブルは2026年シーズンのドライバーラインナップ決定を今季終了後まで先送りする見通しだ。角田裕毅、アイザック・ハジャー、リアム・ローソンの3名はいずれも来季の去就が不透明で、残り4戦が重要なアピールの場となる。

    当初はF1サンパウロGP前にも発表される可能性があったが、メキシコシティでの情報筋によると「今季最終戦まで結論は出ない見込み」とされる。インテルラゴス到着時点で発表がないことからも、レッドブル首脳陣が慎重に情勢を見極めていることがわかる。

    角田裕毅「今はとにかく2025年に集中している」
    角田裕毅は、2026年型マシンの開発への関与について問われると、次のように語った。

    「マックス(フェルスタッペン)ほど関わってはいないと思う。今は2025年の現行シーズンに全力を注いでいて、それだけに集中している」

    「マックスは来年のマシン開発にも多く関わっていると思うけど、僕は今の状況がまったく違う。これからのレースで結果を出し続けることが最優先。今はこの週末のことだけに集中している」

    ハジャー「契約が最終戦後になるのは慣れている」
    ルーキーのアイザック・ハジャーは、レッドブル昇格の有力候補とされているが、発表が遅れることには動じていない。

    「正直、慣れていることなんだ。これまでのキャリアでも、シーズンが終わる前に契約が発表されたことは一度もない。だから、最後の一周まで全力を尽くすのが自分のやり方だし、それがレッドブルのやり方でもある」

    ローソン「未来より今の結果に集中している」
    リアム・ローソンも、2026年について具体的な話し合いはまだないと明かす。

    「メキシコ以降も少し話はあったけど、主に今のレースに集中している。将来の話はあまりしていないと思う」

    「僕たち全員に共通して言われているのは、まずは結果を出すこと。それが来年を決める一番の要素になる。今はそれ以上でもそれ以下でもない」

    角田裕毅 レッドブル F1

    2026年体制の行方と3人の命運
    情報筋によれば、ハジャーがレッドブルF1昇格の最有力候補。一方で、その場合は角田裕毅かローソンのどちらかがレーシングブルズに残留し、F2で注目を集めるアービッド・リンドブラッドと組む可能性がある。

    来季のF1グリッドで未確定のシートは、レッドブル系以外ではアルピーヌの1枠のみ。フランコ・コラピントの残留が有力とされており、3人の運命は実質的にレッドブル内部の評価次第となる。

    残り4戦が最終査定に
    角田裕毅はここ数戦で調子を取り戻しているが、ハジャーのルーキーとしての勢い、そしてローソンの安定感も高く評価されており、判断は容易ではない。

    レッドブルは2026年からフォードとの新パワーユニット時代に突入する。ドライバー選定には単なる成績だけでなく、技術開発への適応力や将来性、ブランド戦略までが考慮される見込みだ。

    サンパウロから始まる残り4戦──ラスベガス、カタール、アブダビ──が、3人の命運を決める“真の査定期間”となる。

  • リアム・ローソン レッドブルF1降格を回顧「角田裕毅と僕は比較できない」

    リアム・ローソン レッドブルF1降格を回顧「角田裕毅と僕は比較できない」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、2025年シーズン序盤でレッドブルF1から降格という厳しい経験を経た。だが彼は「角田裕毅とは比較できない」と語り、自身の立場を冷静に見つめている。

    ローソンは今季、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルF1で開幕を迎えたが、わずか2戦で降格。オーストラリアGPでは予選18番手、決勝ではクラッシュ。続く中国GPでも最下位予選から12位完走にとどまり、ホーナー代表が2戦目で交代を決断した。

    ヘルムート・マルコは開幕戦の段階で交代を主張していたが、最終的にその判断が現実となった。

    その後、角田裕毅が後任としてレッドブルに復帰したものの、成績は思うように上がらず、18戦で25ポイントにとどまっている。バクーでの6位入賞が唯一の好結果であり、予選Q3進出も安定していない。

    ローソンはニュージーランドのラジオ番組「Mike Hosking Breakfast」でこう語った。

    「僕は角田と自分を比較することはできない。2レースしか与えられなかったからね。適応するための時間がまったくなかったんだ」

    レッドブルでの短い機会を終えた今、ローソンはレーシングブルズで再起を図っている。直近ではメキシコGPでトップ10圏内に迫る走りを見せており、来季の去就をめぐって再び注目を集めている。

    リアム・ローソン 角田裕毅 レッドブル F1

    ローソンが語る「比較」の意味
    ローソンの発言は、単なる自己弁護ではなく、チームの現実を映している。RB21はシーズン序盤で特に扱いが難しく、レースごとにセットアップが変わる特性があった。わずか2戦のチャンスでは、ドライバーが真のパフォーマンスを示すことは難しい。

    一方、角田裕毅はその後も苦戦を続けており、マシンのポテンシャルを引き出せていない点で共通している。レッドブルのセカンドシートが持つ「結果を出せなければ即交代」というプレッシャーの大きさを、ローソンのコメントは象徴している。

    レーシングブルズでの再評価と今後
    現在ローソンはレーシングブルズで安定した成績を残し、角田裕毅やアイザック・ハジャーとともに2026年のレッドブル昇格候補として名を連ねている。
    メキース代表も彼の冷静なアプローチを高く評価しており、「2025年後半は彼にとって再び証明の場」と位置づけている。

    ブラジルGPを前に、ローソンのコメントは自身の経験とチーム内状況を踏まえたリアリズムに満ちている。短期間で結果を求められる環境において、若手ドライバーがどのように再起を図るのか──ローソンの挑戦はまだ続く。