カテゴリー: 角田裕毅

  • ランド・ノリス 角田裕毅との攻防を回想「数センチずれていたら終わっていた」

    ランド・ノリス 角田裕毅との攻防を回想「数センチずれていたら終わっていた」

    2025年F1アブダビGPで3位に入り、初のワールドチャンピオンを獲得したランド・ノリスは、決勝レース中に起きた角田裕毅(レッドブル)との緊張感あふれる場面を振り返った。

    ノリスはトラフィックの中を抜けながらタイトルに必要な3位を確保していったが、レース中に最も神経を使った一幕の一つとして、角田裕毅が前方にいると気づいた瞬間を挙げた。

    ノリスは中盤にハードタイヤへ交換。しかしリードを広げたい場面で、前方には1ストップを引っ張る角田裕毅が立ちはだかった。

    角田裕毅はハードスタートのロングスティントで順位を守っており、ノリスよりもタイヤが古い状態。それでも、角田はノリスが接近すると「自分の仕事は分かっている」とレッドブルへ通信し、数周にわたってトップ争いの行方を左右する役割を果たす姿勢を示した。

    ノリスにとっては、タイトルの重圧の中での極めて重要な局面。DRS圏内に入りながらも、角田裕毅はバッテリーを巧みに利用してストレートで抵抗。ノリスは数周にわたりペースを上げられず、フェルスタッペンやピアストリの戦略に影響する可能性もあった。

    そして24周目、勝負の瞬間が訪れる。バックストレートでノリスが再び角田裕毅を襲うと、角田はわずかに寄せて応戦。ノリスはコース外へ逃れながら突破する形となり、このオーバーテイクはスチュワードによって審議対象となったが、ノリス側に不利な判断は下されなかった。一方、角田は後に進路変更による5秒ペナルティを受けることになる。

    この攻防を抜けたことで、ノリスはようやく自分のレースに集中できる状態へ戻った。その後はタイヤ管理とペースを安定させ、最終的に3位でフィニッシュ。激しい角田とのバトルは、ノリスにとって“タイトルを決めた重要な局面”のひとつとなった。

    ランド・ノリス 角田裕毅 アブダビグランプリ

    角田裕毅との攻防について「レース中にも何度か『あ、次は角田だ』と思った場面があった」とノリスは語った。

    「角田が僕を抑えようとして、ルイス相手にペレスがやったみたいなことを仕掛けてくる可能性があると分かっていた。チームの予測でもそういう展開があると見ていた。だから素早く対処しなければならなかった」

    「かなり際どかった。ほんの数センチずれていたら──終わっていたかもしれない。そう思うと怖いよ」

    さらに、終盤の周回ではリスクを避けるため、走り方を大きく変えていたことも明かした。

    「残り3周、4周になると、縁石を踏まないようにしたんだ。ちょっとした衝撃で車の部品が外れたら終わりだから。『最終ラップでファステストラップを取りにいくべきかな?』って少し思ったけど──いや、リスクを取る価値はないと判断した。いろいろ考えながら走った」

    「思い切ったオーバーテイクをしなければならない場面もあったし、攻めるべき瞬間もあった。でも今日勝ったからチャンピオンになれたわけじゃない。今年1年の安定性、そして特に最後の4か月の素晴らしいレースの積み重ねでタイトルを獲ったんだ」

    ノリスは「今日は簡単にもなり得たし、もっと難しくもなり得た」と述べつつ、「ただの1レース」として冷静な姿勢を保ったことが結果につながったと語った。

  • 角田裕毅のF1王者援護失敗 セルジオ・ペレスが“君には厳しすぎた”ミームに反応

    角田裕毅のF1王者援護失敗 セルジオ・ペレスが“君には厳しすぎた”ミームに反応

    2025年F1アブダビGP決勝で起きたランド・ノリスと角田裕毅の攻防は、マックス・フェルスタッペンのタイトル争いにも影響したとして大きな議論を呼んだ。そんな中、かつてフェルスタッペンの王座獲得を後押ししたセルジオ・ペレスが、この出来事に関する“ある投稿”へ反応し話題となっている。

    決勝23周目、ノリスはターン5〜6の間で角田裕毅をオーバーテイクしたが、この際のコース外走行によるアドバンテージ取得の疑いで調査対象に。

    一方の角田裕毅も複数回のライン変更が問題視され、両者とも審議対象となったが、最終的に角田裕毅のみ5秒ペナルティが科され、ノリスはお咎めなしという結論に至った。この裁定にはSNS上で多数の反応が寄せられた。

    レッドブル時代、2021年アブダビでフェルスタッペンの逆転タイトルを支える歴史的ディフェンスを見せたペレスに対し、「この場面で必要だったのは“あのペレス”ではなかったか」といった声も上がる中、当のペレス自身もSNSでこの話題に加わった。

    彼が反応したのは、映画『アベンジャーズ』シリーズの“サノス”にペレスの顔を合成し、彼の名言「Perhaps I treated you too harshly(たぶん、君に厳しすぎたんだ)」を重ねたミーム画像。ペレスはこれを引用し、短く「Perhaps(笑)」と投稿。これが大きな拡散を呼び、18万件以上の「いいね」を記録している。

    セルジオ・ペレス 角田裕毅

    ■2021年にセルジオ・ペレスがやったこと
    セルジオ・ペレスにとってレッドブルでの最初のシーズンは決して楽ではなかった。しかしフェルスタッペンは、アブダビGPで自身がタイトルを獲得したあと、チームメイトの助けがなければ自分は王者になれなかったと語った。

    それはよくある“チームメイトへのお世辞”ではなく、アブダビでペレスがルイス・ハミルトンを抑えた 2周 に対する非常に具体的な称賛だった。もしこの2周がなければ、レースのあの物議を醸した結末は起きなかった可能性すらある。

    「チェコがいなければ、僕はここに座っていないと思う。彼がいなければ彼ら(メルセデス)はセーフティカーでピットできていたしね」とフェルスタッペンは語った。

    「だからチェコは本当に素晴らしい走りをしてくれた」

    しかしペレスの介入が重要だったのは、ハミルトンとフェルスタッペンの差を約8秒奪ったことだけではない。レースの流れに大きな影響を与えた点だ。

    もしハミルトンがペレスの後ろで時間を失わず、順調にフェルスタッペンとの差を広げていたら、36周目のVSCで“安いピット”を行えた可能性が高かった。

    ヤス・マリーナでの安全車下のピットロスは約14秒だが、実際にはその時点でフェルスタッペンとの差は7秒弱だった。

    「そのタイミングでの防御は本当に重要だった」とペレス。

    「ルイスはレースをコントロールしていて、VSCのウインドウを完全に持っていた。彼は何でもできた。でも僕はすごく古いタイヤだった。それでもうまくいって、マックスとチームを助けられて嬉しい」

    ハミルトンがVSCで止まっていたら、レースの残りは全く違った展開になっていた可能性が高い。

    クリスチャン・ホーナー代表も当時、ヘルメットを脱いだペレスを称賛していた。

    「ルイスを抑えてマックスを引き寄せた。今日の勝利にチェコが大きく貢献した。まさに“全開で行く”男だ」

    現在ペレスは2026年のF1復帰が決定しており、新規参戦チームのキャデラックF1でバルテリ・ボッタスとともに新シーズンを戦う予定だ。

    セルジオ・ペレス

    ■ 2025年に角田裕毅ができなかったこと
    オスカー・ピアストリもハードでロングランを行っていたため、角田裕毅がそのピアストリのタイトル争いに影響を与えるチャンスはなかった。しかし、もう一人のマクラーレンを妨害するチャンスは明確に存在した──角田裕毅が走り続けたことで、ランド・ノリスが22周目に新品タイヤで戻ってきたとき、角田裕毅が3番手を走っていたからだ。

    レッドブルは角田裕毅に「捕まったら出来ることは全部やれ」と伝え、角田裕毅は「分かってる、任せて」と返した。

    しかしノリスはすぐに角田裕毅を抜き去った。角田裕毅が前でラインを変えたため、ノリスはロングストレート内側のラインをまたいで避ける必要があったにもかかわらず、である。

    角田裕毅は、変則的なライン変更で得た5秒ペナルティは「非常に厳しい」と主張し、The Race の質問に対して「ただスリップストリームを切ろうとしただけ」と語った。FIA のガイドライン上、後続との距離が十分であれば許容される動きだ。

    しかし今回は、スチュワードは角田裕毅が「複数回の方向転換を行い、その結果#4(ノリス)が接触回避のためにコース外へ行かざるを得なかった」と判断した。

    角田裕毅自身は、「うまくいってもあと1周しか抑えられなかった」とし、マクラーレンが迫る中でレッドブルの無線が「パパパパパパパパ」と繰り返され、注意を削いだと感じていたという。

    「彼らのストレスは感じたけど、『見て、分かってる。話したとおりやるから、できる限り守るよ』と思っていた。簡単に前に出すメリットなんてないし、とにかく最善を尽くした。でもノリスはすごい勢いで来て、一気に抜いていっただけだ」と角田裕毅は語った。

    角田裕毅がフェルスタッペンとレッドブルのためにその瞬間にできた最善の仕事は、ランド・ノリスの背後にいたシャルル・ルクレールにノリスへ追いつく、あるいは抜くチャンスを与えることだった。ルクレールは角田裕毅に追いつくノリスのわずか1.6秒後方にいた。

    ただしそのためには、角田裕毅はさらに危険なほどの防御を行う必要があり、仮にルクレールがノリスを抜けたとしても、ノリスがそのままフィニッシュまで留まる可能性は低かっただろう。

    だが、ペレスがこれを見て“物足りなさ”を感じたのは理解しやすい。

  • レッドブルF1代表 角田裕毅の“チームへの献身”称賛「決して諦めなかった」

    レッドブルF1代表 角田裕毅の“チームへの献身”称賛「決して諦めなかった」

    2025年F1アブダビGP決勝後、レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、最終戦を14位で終えた角田裕毅について「今日も昨日もチームのために戦い続けてくれた」と述べ、その貢献を強調した。

    タイトル最終決戦の舞台となったヤス・マリーナで、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが圧巻の走りで今季8勝目を挙げたが、角田裕毅は“チームゲーム”に徹し、ランド・ノリスを抑えてフェルスタッペンのタイトル獲得を後押しする役割を担った。

    しかしその防御はペナルティを招き、最終順位は14位に終わった。

    メキースはそれでも角田裕毅の姿勢を「シーズンを通して決して諦めなかった」と讃えた。

    レッドブル:フェルスタッペンは独走勝利、角田裕毅は“最終任務”に徹する
    フェルスタッペンはスタートから危なげなくリードを築き、1ストップでフィニッシュする支配的なレースを展開。必要なら“無料の2回目ストップ”を行える余裕すらある圧倒的ペースだった。

    一方の角田裕毅は、最後のレースでフェルスタッペンを援護すべく、ピットアウトしたランド・ノリスを抑える役割を担当。しかしその防御でノリスをコース外へ押し出したと判断され、5秒ペナルティが科された。

    ローラン・メキース代表:角田裕毅に「決して諦めなかった」と最大級の称賛
    「“まずはランドとマクラーレンにおめでとうと言いたい。今年は本当に僅差の戦いで、我々も最後まで素晴らしい戦いを見せられた。今日の支配的なレースは予想外だったが、チームとマックスの努力のおかげで実現できた」

    「そして、角田には感謝の言葉しかない。彼は昨夜と同様に今日もチームのために戦ってくれたし、今季も決して諦めることなく走り続けてくれた。彼の姿勢には心から敬意を表したい」

    「シーズン後半の逆転劇は本当に誇りだ。キャンパスの全員、現場の全員が信じられない努力をしてくれた。我々は最後の一周まで“レッドブルのレーシングスピリット”を示すことができた。」

  • 角田裕毅 F1アブダビGP決勝14位「またよく分からないペナルティ…」

    角田裕毅 F1アブダビGP決勝14位「またよく分からないペナルティ…」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1アブダビGP決勝でチームのために全力を尽くしながらも、惜しくもポイント圏外でレースを終えた。

    フェルスタッペンのタイトルを後押しする役割を担った一方で、レース中のペナルティやマシン特性に苦しみ、最後まで難しい展開が続いた。

    レッドブルでの最終戦を終えた角田裕毅は、これまでのチームでの時間を振り返り、メカニックへの深い感謝を語った。不運続きのシーズン後半だったとしながらも、「全てを出し切った」と胸を張った。

    チームのために全力を尽くしたと思いますが、今の率直なお気持ちを聞かせてください。

    そうですね、少なくともポイントを取りたかったんですけど、またよく分からないペナルティを受けてしまって…。まあ、正直いつものことかなと思います。でも、とにかく全力は尽くしました。

    すごく抜きにくかったですし、最初はペースがあったんですけど、どういうわけかタイヤがすぐにオーバーヒートして、本当に大変でした。レース中ずっと苦しんでいました。とにかく、そんな感じです。

    レッドブルで過ごした時間を振り返って、どんな思いがありますか。

    メカニックたちと過ごした時間は本当に楽しかったです。彼らからのサポートは驚くほど素晴らしかったですし、時にはFP3から予選の間に大幅なセットアップ変更をお願いすることもあって、嫌われていた時期もあったかもしれません。

    でも昨日ふと思ったんですけど、僕のおかげでみんなすごく鍛えられたと思いますし、すごくシャープになったはずです。きっと感謝してくれていると思います。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) アブダビグランプリ

    あなたはずっと全力を尽くしてきました。その点について、どのように感じていますか。

    まあ、そうですね。今年は特に後半を振り返ると、とにかく「運」という言葉しか出てこないです。正直その言葉を使うのは好きじゃないんですけど、本当に痛感しました。

    毎セッション、毎レース週末で何かしら起きていましたし、今週もピットレーンでのインシデントで自分の意思とは関係なく古いフロアに戻さないといけなかった。レース中もまた微妙なペナルティがありましたし…。本当に一度もスムーズなレースがありませんでした。

    それでも全力を尽くしましたし、自分ができることは示せたと思います。

  • 角田裕毅 F1アブダビGP決勝後コメント「チームに感謝、最大限で戦えた」

    角田裕毅 F1アブダビGP決勝後コメント「チームに感謝、最大限で戦えた」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、ひとまずラストレースとなる2025年F1アブダビGP決勝を14位で終えた。

    10番グリッドの角田裕毅は、チャンピオンの可能性が残されたマックス・フェルスタッペンを援護するためにハードタイヤでスタート。序盤のロングスティントでランド・ノリスを抑える“壁役”としてノリスにプレッシャーを与えた。

    DRS列を形成するなど役割を果たしたが、進路変更のペナルティ(5秒)も受け、最終結果は14位だった。

    今年で5年間にわたって戦ってきたF1シートを失い、来季はレッドブルのリザーブドライバーを務めることが決定している角田裕毅。レッドブル・レーシング昇格後は思うようにいかなかったシーズンだったが、一緒に戦ったチームに感謝の意を述べた。

    「最後にポイントを取りたかったです」と角田裕毅はコメント。

    「ぺナルティもあり、オーバーヒートもあり、思うようにいきませんでしたが、シーズンを通して一緒に戦ってくれたチーム、特にメカニックに感謝したいです」

    「毎回何かあったし、今回もピットでの接触もありました。特に後半は運がなかったと思うこともありましたが、精一杯、最大限で戦うことができました」

    「この1年間の応援、ありがとうございました」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) アブダビグランプリ

  • 角田裕毅 F1アブダビGP決勝へ「マックスを助けるために妥協する覚悟」

    角田裕毅 F1アブダビGP決勝へ「マックスを助けるために妥協する覚悟」

    アブダビGPを10番手から迎える角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、チームメイトでタイトル争いの中心にいるマックス・フェルスタッペンのために「自分のレースを妥協する覚悟がある」と明言した。

    フェルスタッペンはポールポジションを獲得した一方、ランキング首位のランド・ノリスとは12ポイント差。フェルスタッペンが優勝した場合、ノリスが4位以下でフィニッシュすれば逆転で5度目の王座が決まる。その状況で角田裕毅は、自身の戦略を犠牲にしてでもチームメイトを支える姿勢を示した。

    戦略を“妥協”してでもフェルスタッペンをサポートへ
    角田裕毅は現地メディアを前に、フェルスタッペンのタイトル獲得に向けて主体的に動く意思を示した。

    「できる限り彼を助けるつもりだ」と角田裕毅は語った。「僕のポジションや彼の状況を考えると、まだチャンピオンの可能性は残っている。だから、僕の戦略を妥協することになる可能性が高いけれど、できることを全部やる」

    予選では、Q3の一発目でフェルスタッペンにスリップストリームを与え、ポール獲得に貢献。その後フェルスタッペンは自身でもう1周タイムを伸ばし、結果的に圧巻のPPとなった。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)

    旧スペックのフロアで挑んだ予選、綱渡りの“完璧なトウ”
    角田裕毅はFP3終盤、キミ・アントネッリにピットレーンで衝突され、RB21のフロアが破損。予選は旧スペックに戻して走らざるを得ず、本来のパフォーマンスを発揮できない厳しい状況だった。

    「アントネッリとの接触で古いフロアに戻す必要があり、予選はかなりパフォーマンスが落ちた」と説明。「Q3に進んでマックスを助けるのが最低限の計画だったけれど、正直この仕様では難しいと思っていた。それでも助けることができて、彼にも少し自信を与えられたと思う」

    あの完璧な“トウ”には相当なプレッシャーがあったという。

    「ターン5の位置関係が近すぎても遠すぎても駄目で、本当にストレスが大きかった。でも少なくとも成功させることができた。チームから褒めてもらえたので、素直にそれを受け取るよ」

  • リアム・ローソン 角田裕毅のリザーブ降格は「F1の非情さを示している」

    リアム・ローソン 角田裕毅のリザーブ降格は「F1の非情さを示している」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、角田裕毅が2026年にレッドブルのリザーブドライバーへ回る決定について、「F1がどれほどハードな世界かを物語っている」と語った。自身は2026年もレーシングブルズからF1参戦を継続することが決まっている。

    今週、レッドブルは2026年のドライバー体制を発表。アイザック・ハジャーがマックス・フェルスタッペンの新チームメイトに昇格し、アービッド・リンドブラッドがレーシングブルズからF1デビューする。一方で角田裕毅はリザーブに回り、現ラインアップの中で唯一シートを失う形となった。

    角田裕毅に対する心境「F1は本当に厳しい世界」
    ローソンはSky Sportsに対し、角田裕毅への思いを問われると次のように語った。

    「難しい。F1から離れざるを得ない人には本当に心が痛む。僕たちはここに来るために何年も費やしているから。でも一方で、チャンスすらもらえないドライバーもたくさんいる。彼(角田)は何年もこのスポーツにいたし、結局のところF1は本当に、本当にハードな世界だ。僕自身もそれを体験した」

    自身の降格を振り返り「すべては理由があって起きる」
    ローソンは、今年序盤にレッドブルからレーシングブルズへと“降格”した自身の経験にも触れ、次のように語った。

    「よく“すべては理由があって起きる”と言うけど、その言葉をいつも心に留めるようにしている。特に苦しい時はそうだ。今年の序盤は僕の周りでいろいろなことが起きて、たくさんのことを考えさせられた」

    角田裕毅

    「もっと時間があれば適応できていた」レッドブルでの2戦を回顧
    ローソンは現在、最終戦アブダビを前にランキング14位。角田裕毅より1つ上に位置している。

    短期間で終わったレッドブルでの2戦については、今も「もっと走れていれば違っていた」と感じているという。

    「十分な時間があれば、本当に適応できていたと思う。だって2レースだけなんて短すぎて、正直ほとんど覚えていないくらいだ! でも僕はあの言葉を信じているし、今年起きた多くの出来事が僕を強くし、たくさんのことを学ばせてくれたと思っている」

  • メルセデスF1代表 角田裕毅にピットレーン接触で謝罪「我々のミスだ」

    メルセデスF1代表 角田裕毅にピットレーン接触で謝罪「我々のミスだ」

    2025年F1アブダビGPのフリー走行3回目(FP3)終盤、ピットレーンで起きたキミ・アントネッリ(メルセデス)と角田裕毅(レッドブル)の接触事故について、メルセデスF1チーム代表トト・ヴォルフが角田とレッドブル陣営に正式に謝罪した。

    セッション後半、角田裕毅はすでにピットレーンを走行中だったが、ガレージから発進したアントネッリのマシンが右側面に接触。RB21のフロアは大きく損傷し、角田は予定していたソフトタイヤでの最後のアタックを完了できなかった。

    ヴォルフはSky Sports F1の取材に対し、次のように語った。

    「まず最初に裕毅に申し訳ないと言いたい。彼のマシンの“良いパーツ”をすべて壊してしまったと思う。我々のミスであり、何が起きたのかを特定しなければならない。まだ完全には分かっていない」

    そのうえで、FP3のチーム状況についても言及した。

    「冒頭は最悪のセッションだったが、ジョージ(ラッセル)がしっかりしたラップを決めてトップだった。キミについては、ピットレーンでの接触の後は混乱したが、大丈夫になるだろう」

    角田裕毅はこの接触により旧仕様フロアへの交換を余儀なくされ、予選では不利な状態で走ることになったが、Q3進出とチームメイトの支援を果たしている。

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  • 角田裕毅 F1アブダビGP予選「フェルスタッペンを助けられたことを誇りに思う」

    角田裕毅 F1アブダビGP予選「フェルスタッペンを助けられたことを誇りに思う」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、フロア変更を強いられる厳しい状況下でもQ3進出を果たし、最終予選でマックス・フェルスタッペンをトウで援護する走りを見せた。

    今季最後の予選でチームプレーを貫いた角田裕毅。直前に旧スペックのフロアへ戻すという不利を抱えながらも、渾身のアタックで7戦ぶりのトップ10入りを果たし、フェルスタッペンのタイトル争いを支える役割を全うした。

    週末序盤から流れが悪い中で巻き返しに成功し、角田裕毅は「誇りに思う」と語った。

    Q: 週末のスタートを考えると、Q3に進出して巻き返しました。どれだけ満足していますか?

    最後のプッシュでトラックリミットを超えていたかどうかはすごく気になりますけど、特にアントネッリのクラッシュがあった中で、彼(マックス)を助けられたことはうれしいです。予選直前に旧フロアへ戻さないといけなくなって、正直あまり理想的ではなかったですし、かなり妥協しながらの走行になりました。

    それでもQ3に行けて、マックスを助けることができたので誇りに思います。」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング アブダビグランプリ

    Q: 最終週末で、マックスを助けてチームゲームをすることは特に重要でしたか?

    はい、すごくうれしいです。あのフロアの状況だったので、もちろんベストを尽くそうとはしましたけど、Q3に行くのはすごく難しいか、少なくともかなりタイトになると分かっていました。

    それでも突破できて、彼を助けられました。なので、この後のレースでもできるだけ助けたいと思っています。そうなると、たぶん僕の戦略はそこまでシンプルではないかもしれないですけど、どうなるか見てみましょう。

  • 角田裕毅 アントネッリとの接触で予選から旧仕様フロア装着 / F1最終戦

    角田裕毅 アントネッリとの接触で予選から旧仕様フロア装着 / F1最終戦

    角田裕毅は、FP3でのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とのピットレーンでの接触によってサイドポッドおよびフロア周辺にダメージを受けたことで、予選から旧仕様のフロアに交換してレッドブル・レーシングとのラストレースに臨まざるを得なくなった。

    このインシデントは、アントネッリのマシンがガレージからリリースされた際、角田裕毅のレッドブルの進路上に直接放たれ、両者のマシンに接触とダメージが生じたことで発生した。

    映像、テレメトリー、チームラジオ、そして両チームからの声明を確認した後、スチュワードは、メルセデスがアンセーフリリースによりスポーティングレギュレーション第34.14(a)条に違反したと判断した。同チームには1万ユーロの罰金が科された。

    アントネッリは接触に巻き込まれたものの、スチュワードはドライバーに非はないと明確にし、彼はチームの指示に従っただけだと付け加えた。

    メルセデスの代表者は、直前の赤旗中断後すぐにセッションが再開されたため、「少し急いでいた」と認め、このことがリリース判断の誤りにつながったとした。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    しかし、角田裕毅にとっては痛手となった。シーズンを通して幾度となく言及されていたマックス・フェルスタッペンとのマシンスペックの違いだが、最後の最後で再び旧仕様のフロアを装着せざるを得なくなった。

    それでも予選で角田裕毅は、Q1を15番手、Q2を10番手とどちらもギリギリで突破。Q3ではチーム戦略の一環として先頭でコースインしフェルスタッペンのトウ支援役も担ったが、最終的にトラックリミット違反で有効なアタックをまとめられず計測タイムなしの10番手。それでも、役割を果たしつつ決勝に希望をつなぐ内容となった。