カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 レッドブルF1シート喪失後も「モチベーションは非常に高い」

    角田裕毅 レッドブルF1シート喪失後も「モチベーションは非常に高い」

    角田裕毅は、レッドブルのシートを失ったにもかかわらず、来季に向けた自身のモチベーションは「非常に大きい」と語った。

    角田裕毅は2026年に向けて、レッドブル・レーシングのシートを失い、大きく異なる立場に直面することになった。レッドブルは、レーシングブルズで印象的なルーキーシーズンを過ごしたアイザック・ハジャーを昇格させ、角田裕毅に代えて起用する決断を下した。

    日本人ドライバーである角田裕毅は、2026年F1の新パワーユニット規則が導入される最初の年に、レッドブルのテスト兼リザーブドライバーを務めることになり、グリッドからは姿を消すことになる。

    角田裕毅がF1グリッドにいなかったのは2020年が最後で、アルファタウリからF1デビューを果たしたのは2021年だった。22戦でわずか33ポイントしか獲得できなかったことから、シート喪失は避けられない流れになりつつあった。

    それでも、完全にグリッドから外れる結果になったのは不運だったと言える。角田裕毅は、姉妹チームのシートを巡りリアム・ローソンと直接競り合う立場にあったからだ。

    最終的に、2026年に向けてレーシングブルズに残留する契約を手にしたのはリアム・ローソンだった。この決定により、角田裕毅はモータースポーツの頂点への復帰を願いながら、将来を見据える立場となった。

    25歳の角田裕毅は、今回の出来事に失望していることを認めつつも、今後に向けたモチベーションが衰えることはないと強調している。

    「僕はまだ25歳なので、成長できる余地はたくさんあります」と角田裕毅はDAZN日本版に語った。

    「これはまだ始まりにすぎません」

    「もしかしたら新しい章が始まろうとしているのかもしれませんが、ここから自分がどう成長していけるのかを見るのが楽しみです」

    「これまで見られなかったものを見る機会も得られますし、違う視点から学ぶこともできます。それをとても楽しみにしています。来年に向けた僕のモチベーションは非常に高いです」

  • 角田裕毅 レッドブルF1での失敗論を否定「精神面で最も成長した一年」

    角田裕毅 レッドブルF1での失敗論を否定「精神面で最も成長した一年」

    角田裕毅は、2025年にレッドブルF1で結果を残せなかったという見方について、それが自身のパフォーマンスに悪影響を及ぼしたことはなかったと強調した。

    2025年シーズン、角田裕毅はシーズン序盤にレッドブルF1のトップチームへ昇格した。リアム・ローソンの不振と、レーシングブルズでの角田裕毅の好調な走りが重なり、シーズン開幕からわずか2戦でドライバー交代が実施された。

    しかし、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして過ごした期間において、角田裕毅は決定的な印象を残すには至らなかった。

    25歳の角田裕毅にとって、そのシートはF1グリッドでも屈指の難しさを誇るものだった。レッドブルのマシンは再び、セカンドドライバーが安定して性能を引き出すことが極めて難しい特性を示していた。

    予選での不振を中心に厳しい結果が続いたにもかかわらず、角田裕毅は2025年が自身にとって重要な学習の年だったと語っている。

    「この一年は、自分が一番成長できたシーズンだったと思っています。人としても、ドライバーとしてもです」と角田裕毅はDAZN Japanに語った。

    予選で露呈した課題と高まるプレッシャー
    シーズン当初から、角田裕毅の最大の課題は一発の速さだった。Q1やQ2での敗退が繰り返され、レース週末は常に不利な状況からのスタートを強いられた。

    その結果、ポイント獲得のチャンスは限られ、シーズンが進むにつれて流れを築くことはますます困難になっていった。

    同時に、将来を巡る憶測も週を追うごとに強まり、精彩を欠く走りがさらなる批判と注目を呼ぶ構図が続いた。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1

    それでも、2026年シーズンはレッドブルF1のリザーブドライバーとして過ごす予定の角田裕毅は、こうした外部の雑音が自身の集中力を乱すことはなかったと断言している。

    「メンタル面では本当に大きく前進できた一年でした。とても強度の高いシーズンだったと思います」と角田裕毅は説明した。

    「感情のコントロールという面では、何が起きても自分をリセットできていました」と角田裕毅は続けた。

    「常に自分のパフォーマンスに集中することができて、やるべきことをしっかりとやり遂げられたと思います」と角田裕毅は語った。

    「マネージャーやコーチの支えもありましたし、精神的なプレッシャーや外部からの影響に左右されることはありませんでした」と角田裕毅は締めくくった。

    レッドブルF1での厳しい経験を経て、角田裕毅は結果以上に、自身の内面的な成長を強く実感している一年だったことを明確にしている。

  • 角田裕毅はなぜレッドブルF1から切られたのか メキースの決断と美辞麗句

    角田裕毅はなぜレッドブルF1から切られたのか メキースの決断と美辞麗句

    角田裕毅は、なぜレッドブルF1のシートを失ったのか。

    2025年シーズンをもって、角田裕毅はトップチームであるレッドブル・レーシングから外れ、2026年はリザーブドライバーという立場に退くことになった。ハイリスクなシートシャッフルを経て昇格を果たしたものの、結果としてそのプロジェクトは一年で終止符を打たれた。

    この決断について、チーム代表のローラン・メキースは「非常に難しい決断だった」「内部で大きな葛藤があった」と繰り返し語っている。しかし、その言葉と結果のあいだには、埋めがたい隔たりがある。本稿では、角田裕毅が切られた本当の理由と、その決断を覆う“美辞麗句”の正体を検証する。

    なぜ「苦い決断」だったと語られたのか
    角田裕毅を再び傍観者の立場に戻すという判断について、メキースは繰り返し「感情的に非常に重い決断だった」と説明している。レーシングブルズ時代に角田裕毅を指導してきた彼は、この移行が単なる人事ではなく、人として苦しい選択だったことを強調した。

    「非常に難しい決断だった。オラクル・レッドブル・レーシングのセカンドシートは簡単ではない。ドライブが難しいマシンだ。我々は角田裕毅を支えるため、できる限りのことを試みてきた」

    メキースによれば、この判断は衝動的なものではなく、あらゆる改善策を尽くした末に下された結論だったという。

    「どこかの段階で、将来を見据えたときに、非常に難しい判断を下さなければならなかった。我々は角田裕毅が再びチャンスを得ることを願っている。彼は来年、我々のリザーブドライバーになる」

    言葉だけを見れば、そこには誠実さと配慮がある。しかし、結果は別の現実を示している。

    成績と説明のズレ 冷酷な現実
    メキースが語る「難しさ」とは裏腹に、数字は極めて単純だ。

    角田裕毅の2025年シーズンは、ほぼあらゆる指標で見ても失望に終わった。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが8勝を挙げ、しばしばグリッド最前列に並んだマシンを駆りながら、角田裕毅はドライバーズランキング17位に沈んだ。

    シーズンを通じた最大のハイライトは、バクーでの6位入賞が一度あったのみだ。この成績では、レッドブル・レーシングというパフォーマンス至上主義のチームにおいて、シートの安定が保証されるはずもない。

    その結果、チームは台頭する若手であるアイザック・ハジャーを2026年のレギュラーに据える決断を下した。この判断は「苦しい決断」というより、「論理的な必然」と表現した方が正確だろう。

    レッドブルの世界では、パフォーマンスだけが唯一通用する通貨だ。むしろ本当に難しかったのは、長年の関係を持つホンダに、この決定をどう丁寧に伝えるかだったのではないかと思わせる。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1

    復活の可能性は本当に残されているのか
    メキースは、これが角田裕毅にとって最終章ではないと強調する。

    彼はレッドブルのドライバープールが持つ不安定な歴史を引き合いに出し、復活の可能性は常に残されていると語った。2024年終盤、リアム・ローソンが昇格し、その後にシートが角田裕毅へ渡った混乱の時期を例に挙げている。

    「何が起こるかは分からない。我々は過去にも、かなり素早いドライバー決断で知られてきた」

    さらにメキースは、当時の角田裕毅の回復力に言及した。

    「2024年シーズン終盤、角田裕毅は非常に良い走りをしていた。それでもリアムが昇格し、彼にとっては非常につらい状況だった。それでも彼は冬を耐え、戻ってきて、すべてを最大化するという目標を立てた。3レース後、彼はオラクル・レッドブル・レーシングのマシンをドライブしていた」

    このエピソードは、希望の物語として語られている。しかし、それは本当に復活への確信なのか。それとも、シートを失ったドライバーに用意された穏やかな着地点に過ぎないのか。その答えはまだ見えない。

    美辞麗句の先にあるもの
    メキースは一貫して、「ペースではなく状況によって脇に追いやられた才能」という物語を語り続けている。

    「これは彼にとって挫折だ。しかし私は、彼の中には再びチャンスをつかむだけのものが十分にあると確信している」

    だが、現実は冷酷だ。角田裕毅がレッドブルF1から切られた理由は、情ではなく結果だった。そして、どれほど言葉が丁寧に選ばれようとも、その決断の本質は変わらない。

    リザーブという立場が、再起への通過点となるのか。それとも静かな終着点になるのか。その行方は、これからの選択と結果に委ねられている。

  • 角田裕毅のレッドブルでの残酷な数字 2025年F1平均予選順位が映す現実

    角田裕毅のレッドブルでの残酷な数字 2025年F1平均予選順位が映す現実

    2025年F1シーズンにおける各ドライバーの平均予選順位が公開された。24戦を通じたデータの中で、タイトルを獲得したランド・ノリスが平均2.96でトップに立つ一方、レッドブル・レーシングに所属した角田裕毅の数字は、シーズン全体を象徴する厳しいものとなっている。

    ノリスは平均予選順位2.96を記録し、3.0を下回った唯一のドライバーだった。

    オーバーテイクが難しい2025年のF1において、この予選での安定感が、オスカー・ピアストリやマックス・フェルスタッペンを抑えてタイトルを獲得する大きな要因となった。

    ピアストリは平均3.04、フェルスタッペンは3.5で続き、トップ3を形成。4位と5位にはジョージ・ラッセル(4.38)、シャルル・ルクレール(5.46)が並んだが、ここまでが明確な上位グループとなっている。

    6位以下では大きな断層が生じた。アンドレア・キミ・アントネッリは平均8.58で6位だったが、5位ルクレールとの差は3ポジション以上。さらにルイス・ハミルトンは、終盤に喫した3戦連続Q1敗退が響き、平均9.04で7位に沈んだ。

    トップ10の残りは、アイザック・ハジャー(9.67)、フェルナンド・アロンソ(10.38)、カルロス・サインツJr.(10.61)。特にサインツは、ウィリアムズ移籍後の前半戦に苦しみながらも、平均ではトップ10に踏みとどまった。

    その流れの中で、角田裕毅の数字は際立つ。角田は平均予選順位12.58で全体12位。これは同じレッドブル・レーシングに乗ったフェルスタッペン(3.5)と比べて、約9ポジションもの差があることを意味する。トップチームのシートに座るドライバーとしては、極めて厳しい統計だ。

    角田のすぐ前にはリアム・ローソン(12.54)が位置し、ほぼ同水準。一方、アレクサンダー・アルボン(12.65)、ピエール・ガスリー(13.42)、オリバー・ベアマン(13.79)といった中団勢が続く中で、角田の12位という順位は「中団下位相当」の予選力であったことを示している。

    さらに後方には、ガブリエル・ボルトレト(14.21)、ニコ・ヒュルケンベルグ(14.88)、エステバン・オコン(14.91)、ジャック・ドゥーハン(15.5)、ランス・ストロール(15.96)が並び、最下位はアルピーヌのフランコ・コラピントで平均16.94だった。

    角田裕毅の平均予選順位が示すもの
    角田裕毅の平均12.58という数字は、単なる一時的な不調ではなく、24戦を通じて積み重なった結果だ。同一チーム内でのフェルスタッペンとの差、そしてレーシングブルズ勢やウィリアムズ勢との比較を踏まえると、予選での安定感とピーク性能の不足が浮き彫りになっている。

    2026年に向けて角田裕毅がリザーブ兼テストドライバーへ回る判断が下された背景には、この平均予選順位という冷酷なデータが存在している。2025年シーズンの数字は、角田裕毅にとって明確な課題を突きつける統計となった。

    角田裕毅 レッドブル F1

    2025年F1 平均予選順位一覧
    1:ランド・ノリス(マクラーレン)2.96
    2:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)3.04
    3:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)3.5
    4:ジョージ・ラッセル(メルセデス)4.38
    5:シャルル・ルクレール(フェラーリ)5.46
    6:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)8.58
    7:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)9.04
    8:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)9.67
    9:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)10.38
    10:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)10.61
    11:リアム・ローソン(レーシングブルズ)12.54
    12:角田裕毅(レッドブル・レーシング)12.58
    13:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)12.65
    14:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)13.42
    15:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)13.79
    16:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)14.21
    17:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)14.88
    18:エステバン・オコン(ハースF1チーム)14.91
    19:ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)15.5
    20:ランス・ストロール(アストンマーティン)15.96
    21:フランコ・コラピント(アルピーヌ)16.94

  • リアム・ローソン 角田裕毅のF1シート喪失に「機会すら得られない人もいる」

    リアム・ローソン 角田裕毅のF1シート喪失に「機会すら得られない人もいる」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1シーズンに向けて角田裕毅がグリッドから外れることが決まった現実について言及し、「機会すら得られない人もいる」とF1の厳しさを語った。

    2025年シーズン途中には自身もレッドブルF1からの早期降格を経験したローソンは、F1に辿り着くまでの困難さと、その座を失う非情さを重ね合わせながら、長年F1で戦ってきた角田裕毅の立場に理解を示しつつも、この世界の現実を冷静に受け止めている。

    リアム・ローソン レッドブルF1降格を振り返る「時間があれば理解できた」
    リアム・ローソンは、2025年F1シーズン序盤に経験したレッドブルF1からの早期降格について、「もしもう少し時間が与えられていれば、マシンを理解できていたはずだ」と語り、その決断を振り返った。

    2025年にF1で初のフルシーズンを戦ったローソンは、シーズン開幕からわずか2戦でレッドブルF1のシートを失い、レーシングブルズへと戻る形となった。本人のコントロール外とはいえ、この決定は大きな衝撃だったという。

    「正直に言って、適切な時間さえあれば、あのクルマを理解できたと思っている」とローソンは語った。

    「2レースだけではあまりに短すぎて、正直ほとんど記憶にも残っていない」

    ローソンは、F1初年度に走ったことのないサーキット2戦で評価を下されたことについても、悔しさをにじませた。それでも結果的に2026年のF1グリッドに残ることが決まり、将来が定まったことは大きな救いだったと明かしている。

    「今はどちらかというと安堵の気持ちの方が大きい」とローソンは認めた。

    「今週末を迎える時点で将来が決まっているのはいいことだ。最後にこんな状況だったのがいつか、正直思い出せない」

    「来年に向けて、オフシーズンをきちんとした計画のもとで過ごせるのは楽しみだ」

    2026年に向けて、レッドブルF1ではアイザック・ハジャーが昇格。一方でローソンはレーシングブルズに残留することが決まった。シーズン中盤には必ずしも確実視されていなかった去就だが、最終的に継続参戦を勝ち取った形だ。

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅への思いとF1の厳しさ
    今回の早期交代は、ローソンだけでなく、シーズン途中で彼と入れ替わった角田裕毅にも影響を与えた。レッドブルF1は2026年のラインアップ発表で、角田裕毅がF1シートを失うことを正式に明らかにしている。

    ローソンと角田裕毅は、F3時代からF1に至るまで、チームメイトでありライバルとして長くキャリアが交錯してきた存在だ。ローソンは、角田裕毅への同情について問われ、慎重な言葉を選んだ。

    「F1に辿り着くまで長い時間をかけてきた人が、ここにいられなくなるという意味では、誰に対しても同じ気持ちはある」とローソンは語った。

    「でも同時に、チャンスすら得られないドライバーがたくさんいるのも事実だ」

    「彼は何年もF1で走った。これは本当に厳しい世界で、僕自身もそれを学んだところだ」

    ローソンの言葉からは、レッドブルF1の決断に対する未練とともに、F1という世界の非情さを受け入れ始めたドライバーとしての成熟がにじみ出ている。

  • 角田裕毅 レッドブルF1リザーブ就任で決意「チャンスが来たら全力でつかむ」

    角田裕毅 レッドブルF1リザーブ就任で決意「チャンスが来たら全力でつかむ」

    角田裕毅は、2026年シーズンに向けてレッドブルF1のリザーブドライバーという新たな役割に就くことについて、「チャンスが来たら全力でつかむ」と強い決意を示した。

    2025年シーズンをもってレースシートを失い、来季はレッドブルのサードドライバーとして帯同することになる角田裕毅。今季はマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして苦しい戦いを強いられ、シーズン終盤には去就を巡る憶測が絶えなかった。

    レッドブルはアブダビGPを前に、2026年シーズンからアイザック・ハジャーが角田裕毅に代わって加入することを正式に発表。好調なルーキーシーズンを送ったハジャーが昇格する形となった。

    角田裕毅は、初めてレースから離れた立場でF1に関わることについて、前向きな姿勢を示している。

    「違う視点、違う目線で来年を見られるのが楽しみです」と角田裕毅はRacingNews365を含むメディアに語った。

    「キャリアの中で初めて、レースをしていない年になります。今までは、みんなが走っている間にオフィスで座っていることはなかったので、こういう立場は経験がありません」

    「全体を俯瞰して見られますし、無線も聞けますし、各ドライバーが何をしているのかも分かる。自分が想像もしていなかったことをたくさん学べるかもしれないので、それが楽しみです」

    フルタイムシートは失ったものの、角田裕毅はフェルスタッペンやハジャーが欠場した場合、真っ先に代役として起用される立場にある。

    25歳の角田裕毅は、いつ訪れるか分からない出番に向け、準備を怠らない姿勢を強調した。

    「できる限り良いコンディションを維持し続けたいです」

    「もしチャンスが来たら、そのチャンスを全力でつかみにいきます。だからそれまではしっかりと状態を保って、待ち続けます」

    レースシートを失うという厳しい現実に直面しながらも、角田裕毅は新たな立場を成長の機会と捉え、次なる一歩に備えている。

  • フェルスタッペン「ナンバー2でもポイントが必要」 角田裕毅 レッドブルF1評価

    フェルスタッペン「ナンバー2でもポイントが必要」 角田裕毅 レッドブルF1評価

    マックス・フェルスタッペンは、2026年シーズンに向けてレッドブル・レーシングに加入するアイザック・ハジャーについて、F1における自身の明確な序列観を率直に語った。

    2026年シーズンに向けて、レッドブルF1は角田裕毅に代わり、アイザック・ハジャーを昇格させる判断を下した。

    初のシーズンをフェルスタッペンのチームメイトとして迎えるハジャーに対し、4度のワールドチャンピオンは、理想的なF1チーム運営の在り方について妥協のない見解を示している。

    フェルスタッペンはViaplayのインタビューで、2025年にマクラーレンがタイトル争いで代償を払ったのは、ドライバー間に明確なヒエラルキーを築かなかったことにあると指摘した。

    「もし自分がチーム代表なら、常に明確な序列、ナンバー1とナンバー2を設定する。1人で戦える状況なら、よりアグレッシブに攻められる。それがいつも自分の好みだ」

    2025年はランド・ノリスとオスカー・ピアストリが優勝とタイトルを争ったマクラーレンについて、フェルスタッペンはこう続けた。

    「マクラーレンは2人のタイトル候補を抱えていたから、戦略面でチャンスを逃した。もちろん、僕たちもそこから利益を得た。マクラーレンは時に保守的すぎたと思う」

    最終的にフェルスタッペンはノリスからわずか2ポイント差でシーズンを終えたが、タイトル争いが最後まで続いた大きな理由のひとつとして、マクラーレンが明確なリーダーを指名しなかった点を挙げている。

    それでもフェルスタッペンは、ナンバー2ドライバーの役割が決して軽視できないことも強調した。

    「ナンバー2でも、コンストラクターズ選手権のために十分なポイントを獲得しなければならない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング アイザック・ハジャー

    この発言は、2025年においてレッドブルがほぼフェルスタッペン1人の得点に依存していた状況を踏まえたものだ。

    こうした背景が、ハジャー昇格の理由を説明している。レッドブルのCEOであるオリバー・ミンツラフもこの判断を支持している。

    「アイザックはマックスの隣で走る機会を得た。それはレッドブルにとって完璧に理にかなっている。我々は最高の才能を、最高のポジションに配置する」

    一方、ハジャー自身も幻想は抱いていない。21歳のフランス人ドライバーは、数日前に非常に冷静な姿勢を示していた。

    「もちろん、マックスと同じくらい速くなりたい。でも、レッドブルに来てすぐ彼と同じレベルで戦えると思うのは危険だ。マックスと競える可能性は極めて低い。最初の数か月は自分が遅いと受け入れたほうがいい。そうすれば、自分に集中できるし、彼のテレメトリーデータを分析して、どこでタイムを失っているのかを正確に理解できる」

    ハジャーはフランス国内でも強力な後ろ盾を得ている。Canal+の特集の中で、アラン・プロストがその人格と個性を高く評価した。

    「彼は非常に強い個性を持っている。だから、誰かに似る必要はない。それが全員に好かれるとは限らないが、彼の振る舞い、そしてそこから生まれるパフォーマンスを見るのは本当に興味深い」

    プロストは、F1におけるプレッシャー管理について、個人的にハジャーを支援する意思まで示している。

    「マシンのセッティングについてアドバイスすることは決してない」と4度の世界王者は笑顔で語った。

    「でも、自分が経験してきたこと、プレッシャーの扱い方についてなら、彼のためにやるつもりだ。彼のことが好きだからね」

  • 角田裕毅 F1シート喪失でフォーミュラEがラブコール「日本は重要な市場」

    角田裕毅 F1シート喪失でフォーミュラEがラブコール「日本は重要な市場」

    角田裕毅は「フォーミュラEにとって素晴らしいプロジェクト」シリーズ共同創設者アルベルト・ロンゴが評価

    角田裕毅はF1だけでなく、将来的なキャリアの選択肢としてフォーミュラEとも結び付けて語られている。シリーズはGen4時代を見据えた成長フェーズに入りつつあり、日本人ドライバーである角田裕毅は、その象徴的な存在として注目を集めている。

    角田裕毅は2024年の東京E-Prixを現地で観戦しており、完全電動マシンに対する関心を示していた。日本はフォーミュラEにとって重要な市場であり、母国開催レースが存在する点も含め、シリーズ側にとって魅力的な要素がそろっている。

    フォーミュラE共同創設者のアルベルト・ロンゴは、角田裕毅の価値について次のように語っている。

    「チャンピオンシップのプロモーターとして見れば、間違いなくそうだ。我々にとって日本は重要な市場であり、地元のヒーローがいることは歓迎すべきことだ」

    「彼には素晴らしい才能がある。F1に残るかどうかは別として……フォーミュラEのチームにとって、彼は間違いなく素晴らしいプロジェクトになる」

    一方で、角田裕毅自身は現時点でF1から離れる意向を示していない。2026年シーズンに向けたテストが近づく中、当面の焦点はリザーブドライバーとしての役割を果たしながら、F1シートへの道をつなぎとめることにある。

    フォーミュラEはGen4時代に向けて新たな段階へと進みつつあり、日本市場と結び付きの強い角田裕毅の存在は、将来的にシリーズ側からさらに注目を集める可能性がある。ただし現段階では、彼の主戦場はあくまでF1であり、その挑戦はまだ続いている。

  • 角田裕毅がレッドブルF1で見たフェルスタッペンとGPが最強である理由

    角田裕毅がレッドブルF1で見たフェルスタッペンとGPが最強である理由

    角田裕毅は、レッドブル・レーシングでチームメイトだったマックス・フェルスタッペンとレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼが築いてきた関係性について、その印象的な一面を明かした。

    フェルスタッペンが2016年途中にレッドブルへ昇格して以来、通称GPとして知られるランビアーゼは常に無線の向こうで彼を支えてきた。

    両者は極めて稀なレベルで互いを理解し合い、4度のドライバーズタイトルと71勝を共に積み重ねている。

    2025年にレッドブルの反対側ガレージで過ごした角田裕毅は、フェルスタッペンとランビアーゼの仕事ぶりを間近で観察できたことが、自身の視野を大きく広げたと語る。

    「GPは正直、これまで一緒に仕事をしてきた中でも最も印象的なエンジニアの一人です」と角田裕毅はDAZN Japanに語った。

    「彼のアイデアは信じられないほど素晴らしいです」

    「彼は僕のシャシーも見ていますが、マックスが苦しんでいる時は、どうしてもそちらが最優先になります」

    「僕のエンジニアリングチームもとても有能ですが、経験は少ないので、時々助けが必要でした。ただ、それを常に頼めるわけではありませんでした」

    角田裕毅 レッドブル F1

    フェルスタッペンとランビアーゼの結びつき
    特に角田裕毅が感嘆したのは、両者のコミュニケーションの滑らかさだった。フェルスタッペンが必要とする情報が、簡潔かつ的確に届けられているという。

    「FP1でのGPとマックスのやり取りを聞いていましたが、まったく別次元でした」と角田裕毅は続けた。

    「すべてがどれだけ効率的に回っているかが分かります。あのレベルのコミュニケーションを目指したいと思いました」

    角田裕毅が学んだ重要な教訓は、ためらいが時間の損失につながるという点だ。ミリ秒を争う世界では、エンジニアとの強固な関係が成功に不可欠である。

    「誰かに確認しないといけない状況になると、その時点で一歩遅れてしまいます」と角田裕毅は語った。

  • フェルスタッペンが明かす角田裕毅との差 レッドブルF1で問われた“細部”

    フェルスタッペンが明かす角田裕毅との差 レッドブルF1で問われた“細部”

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブルでチームメイトだった角田裕毅との間にあった「小さいが重要なセットアップの違い」について説明した。

    角田裕毅は日本GPを前にレッドブルへ昇格し、フェルスタッペンと22戦と5回のスプリントを共に戦った。しかし、その期間で獲得したポイントは30点にとどまり、フェルスタッペンの385点とは大きな差があった。

    角田裕毅の最高位はアゼルバイジャンGPでの6位。一方フェルスタッペンは8勝を挙げ、夏休み明けの驚異的な追い上げの末、チャンピオンとなったランド・ノリスにわずか2点差まで迫った。

    これまでフェルスタッペンのチームメイトだったピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソンはいずれも、フェルスタッペン仕様のセットアップに適応する難しさについて語ってきた。フェルスタッペンは、コーナー進入での正確さを重視した非常に鋭いフロントノーズを好み、他のドライバーには扱いづらい特性だとされている。

    角田裕毅と共に過ごした時間を振り返り、フェルスタッペンは、セットアップはかなり近づいていたものの、日本人ドライバーは依然としてアンダーステア寄りのクルマを走らせていたと明かした。

    「最終的に、ユウキが来て、やっぱり僕たちのクルマは難しいという話をしていた」とフェルスタッペンはViaplayに語った。

    「(僕のセットアップで)走ろうとはするけど、どのドライバーにもそれぞれのスタイルがあるからね」

    「セットアップの面では、ユウキは常に少しアンダーステア寄りで走っていた。ただ、ある段階になると方向性自体はかなり同じになっていった」

    「特にシーズン後半は、僕たちは非常に多くの場面で同じ哲学で走っていた。ただし、ユウキのクルマは少しだけアンダーステアが多かった」

    「違いは、週末の組み立て方や、エンジニアとの仕事の進め方にもある」

    「本当に細かい部分の話なんだ。アブダビでは、僕自身もフリー走行の段階では完全に満足していたわけじゃなかった。でも、ほんの小さな変更で0.2秒を見つけ出した。0.2秒はこのグリッドではとてつもなく大きい」