カテゴリー: WRC (世界ラリー選手権)

  • WRC 2025年以降の公式タイヤサプライヤーはハンコックに決定

    WRC 2025年以降の公式タイヤサプライヤーはハンコックに決定

    WRC(世界ラリー選手権)の2025年以降の公式タイヤサプライヤーにハンコックが選定された。

    FIA(国際自動車連盟)は今年7月に2025年から2027年までの期間を対象とした入札手続きを開始。ハンコックは、4年間の最後となる来シーズン終了後にピレリからWRCへのタイヤ供給を引き継ぐことになる。ピレリは、WRCへの参戦を継続するための入札を見送っていた。

    「WMSCは、ハンコックを2025年から3年間の契約でFIA世界ラリー選手権の公式タイヤパートナーおよびサプライヤーに任命するというWRC委員会の勧告を承認した」とFIAは声明で発表。

    「この決定は、サプライヤーの能力、持続可能性、技術的品質、タイヤ1本あたりのコスト、マーケティングなどの基準に基づき、FIAが7月に開始した詳細な入札プロセスを受けたものである。ハンコックは、2024年のキャンペーン終了をもってWRCの単独サプライヤー契約が終了するピレリに取って代わることになる」。

    韓国のタイヤメーカーであるハンコックは、2011年から2020年までオフィシャルサプライヤーとしてWRCにタイヤを供給する権利を保持していたミシュランとの競争を退けた。同社は2017年末に選手権から撤退する前にDMACKに加わっていた。

    ハンコックにとってこれがWRC初参戦となる。この入札は、2027年から導入される可能性が高いWRCの新しいRally1レギュレーションの初年度と一致する。

    ハンコックは、2000年代からラリー用タイヤを開発しており、ラリーでの経験がある。今年、同ブランドはジュニア・ヨーロピアン・ラリー選手権の公式タイヤサプライヤーに指名された。

    FIAの入札によると、応募者はグラベルとターマックのタイヤ、スノー(スタッドレス)タイヤとターマックのウィンタータイヤの最低2つの仕様(スタッドレスタイヤが許可されている場合)とスタッドレスタイヤなしを製造しなければならない。この2種類のタイヤは、異なるタイプ/コンパウンドでも構わない。

  • ラリージャパン 大雨によりトリッキーなコンディションとなった競技2日目

    ラリージャパン 大雨によりトリッキーなコンディションとなった競技2日目

    2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦「ラリージャパン」の競技2日目デイ2が11月17日(金)に愛知県豊田市の「豊田スタジアム」を基点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)が総合1位に、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(17号車)が総合2位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合3位につけた。また、TGR WRCチャレンジプログラムにより出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、総合9位につけている。

    昨晩、豊田スタジアムでのスーパーSSで開幕したラリージャパンは、デイ2から山岳地帯で本格的な戦いがスタート。愛知県の豊田市および設楽町で「イセガミズ・トンネル」、「イナブ・ダム」、「シタラ・タウン」という3本のステージを午前と午後で各2回走行した後、豊田スタジアムでのスーパーSSを走る、7本合計133.26kmのステージが予定されていた。ところが、午前中に強く降った雨によりシタラ・タウンの1本目であるSS4はステージがキャンセルされた。SS2とSS3は降り続く雨の中で行なわれ、ステージは完全なウエットコンディションに。多くの水溜まりができ、視界もかなり悪化するなど非常に難しいコンディションでの戦いになった。

    前日のスーパーSSで9番手タイムだったエバンスは、トリッキーなコンディションになった山岳ステージで抜群のスピードを発揮。SS2、SS3と2ステージ連続でベストタイムを記録し首位に立った。午前中のステージが終了した時点でエバンスは総合2位のティエリー・ヌービル(ヒョンデ)に26秒差をつけていたが、午後の再走ステージ1本目のSS5で差は10.5秒に。しかし、続くSS6でヌービルがリタイアした結果、総合2番手に順位を上げたオジエとの差は44.4秒となった。最終的にエバンスは、オジエとの差を1分49.9秒まで拡げてデイ2を走破。大きなリードを築くことに成功した。

    前日総合8位とやや出遅れたオジエは、7ステージのうち6ステージで2、3番手タイムを記録した。SS3では極度の視界不良により、他の多くのドライバーたちと同じように苦戦。また、SS5ではコースオフを喫してバリアに激突し、10秒程度タイムロスをしただけでなく、ボディにダメージを負った。オジエはその状態で午後のステージを走りきり、首位エバンスと50.9秒差の総合2位でサービスに戻った。スーパーSSを前に行われた45分間のサービスで、チームはダメージを負ったオジエのクルマを修理。かなり大掛かりな作業となったため1分のペナルティを課せられたが、それでも順位を下げることなくオジエをスーパーSSへと送り出し、オジエはエバンスと1分49.9秒差ながら総合2位の座を守りきった。

    デイ1総合6位ロバンペラは、一番手スタートを担ったことにより、午前中の2本のステージでは路面の落ち葉や松葉をクリーニングしながら走行。そのためタイムをかなり失ったが、午後はペースが上がりオジエと16.7秒差の総合3位に順位を上げた。また、地元での活躍が期待されていた勝田は、SS2途中の区間タイムでトップに立つなど朝から速さを発揮した。しかしその後、他のドライバーたちもコースオフを喫した雨で非常に滑りやすくなっていたコーナーでスピン。大幅にタイムを失ったが、ミッドデイサービス後の3本のステージで3連続ベストタイムを記録。一日の最後のスーパーSSも2番手タイムで走りきり、総合9位まで順位を挽回した。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    もちろん、我々チームは今晩とてもいい雰囲気です。金曜日を終えた時点で1-2-3という素晴らしい順位につけられるとは、想像すらしていませんでした。今日は、予想していた通り非常に厳しい一日になりました。難しい天候になることはわかっていましたし、ドラマが起こることも予想していましたが、実際は予想以上でした。我々もいくつかアクシデントに見舞われましたが、セブと貴元が走り続けることができたのは幸運といえます。貴元は、サービスで修理されたクルマで、本当に素晴らしいスピードを見せてくれました。全体的に我々のドライバーは全員がクレバーだったと思いますし、今とてもいい状況にありますが、ラリーはまだ2日残っています。明日の朝は路面がまだ湿っていると思うので、ドライバーたちは厳しいコンディションに対峙することになるでしょう。

    カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
    午前中のステージは本当にトリッキーでした。ものすごい雨量でしたし、いたるところに水溜まりがあるなど、これまで経験したことがないような難しいコンディションでした。また、出走順がトップで路面の落ち葉や松葉を掃き飛ばしながら走らなければならなかったので、とにかく道の上に留まることを心がけました。午後は道も少しクリーンになり、自分たちのペースで走ることができタイムも上がったので、より楽しむことができました。明日はもう少し路面が乾いて、クリーンになり、走りやすいコンディションになってくれることを期待しています。

    エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
    今晩、首位に立てたことを嬉しく思います。午前中は非常に難しいコンディションで、特に多くの水溜まりがあったことに驚きました。ですので自分たちの走りをすることだけを意識していましたが、非常に遅く感じられ、特に朝最初のステージは非常に遅く感じました。あのようなコンディションでグリップを判断するのは本当に難しく、判断を誤ると行き場を失うことになってしまいます。午後はグリップがかなり良くなり、ミッドデイサービス後の最初のステージではそれを十分に活かすことができませんでしたが、その後少し良くなりました。いい一日にはなりましたが、まだまだ長い距離が残っています。

    セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)
    非常にチャレンジングな一日を終えることができて良かったです。予想通り、とてもトリッキーな一日でした。今朝は何よりもこのコンディションを乗り切ることが重要で、ドライビングを楽しむことは難しい状況でしたが、なんとか乗り切ることができました。午後はコンディションが良くなり、もう少し運転を楽しむことができましたが、それでもまだステージはチャレンジングで、SS5ではバリアにぶつかるなど危ないシーンもありました。そのせいで今夜は我々のメカニックたちに少し余計な仕事をさせてしまいましたが、もっとも重要なのは、彼らがクルマを直してくれたお陰で、ラリーを続けられるということです。タイム差はかなり拡がってしまいましたが、チームにとってはポジティブな順位ですので、それを最後まで維持したいと思います。

    ラリージャパン デイ2の結果
    1 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) 1h25m22.7s
    2 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m49.9s
    3 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +2m06.6s
    4 アンドレアス・ミケルセン/トシュテン・エリクソン (シュコダ Fabia RS Rally2) +3m00.2s
    5 グレゴワール・ミュンスター/ルイス・ロカ (フォード フィエスタ Mk2 Rally2) +3m05.0s
    6 ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ (シュコダ Fabia RS Rally2) +3m29.6s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +3m44.3s
    8 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォードPUMA Rally1 HYBRID) +4m42.8s
    9 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +5m07.9s
    10 ヘイキ・コバライネン/北川 紗衣 (シュコダ Fabia Rally2) +5m56.0s

    ラリージャパン

    明日のステージ情報
    競技3日目となる11月18日(土)のデイ3は、愛知県の豊田市、岡崎市、新城市でSS9/13「ヌカタ・フォレスト」、SS10/14「レイク・ミカワコ」、SS11/12「オカザキ・シティSSS」、SS15「シンシロ・シティ」、SS16「トヨタ・スタジアムSSS3」の5ステージ、8本合計84.68kmを走行。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は277.98kmとなる。なお、オカザキ・シティSSSは昨年大会の河川敷ステージから場所を移し、岡崎市の中央総合公園を舞台とする2.84kmの新ステージとなる。

  • WRC復帰2年目のラリージャパンが豊田スタジアムで開幕

    WRC復帰2年目のラリージャパンが豊田スタジアムで開幕

    2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦「ラリージャパン」が11月16日(木)に開幕。愛知県豊田市の「トヨタスタジアム」でSS1としてスーパーSSが行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が総合6位に、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(17号車)が総合8位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合9位につけた。また、TGR WRCチャレンジプログラムにより出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、GR YARIS Rally1 HYBRID最上位の総合5位につけている。

    昨年12年ぶりにWRCのカレンダーに復帰したラリージャパンは、今年も愛知県と岐阜県のターマック(舗装路)ステージが舞台に。16日の木曜日は、競技開始に先立ち豊田市の鞍ヶ池公園内でシェイクダインが行なわれた。昨年、このステージでは日没後にSS1が行われたが、今年のシェイクダウでは午前中の走行に。青空の下、ドライコンディションの路面でラリー本番前最後の走行が行われた。全長2.75kmのシェイクダウンでは、エバンスが2番手、オジエと勝田が3番手タイムをシェア。ロバンペラは5番手タイムだった。

    その後、スタートセレモニーを経て午後7時過ぎから、トヨタスタジアム内の舗装されたグラウンドエリアで2台同時スタートのスーパーSS「トヨタスタジアム SSS1」がスタート。TGR-WRTは全車が、コンクリートブロックに囲まれた2.1kmのステージを走りきり、明日からの山岳ステージへと駒を進めた。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    ラリージャパン、そして豊田市に戻ってこれたことを大変光栄に思います。日本のファンは本当に素晴らしく、彼らの献身的なサポートは世界のどこよりも素晴らしいものです。また、豊田スタジアム内に新たに設けられたスーパーSSも素晴らしい雰囲気でした。今年こそこのラリーで勝ちたいと思っていますし、そのために入念な準備を行ってきました。ただ、天気予報によると明日は雨が多く降りそうなので、ステージはかなり難しいコンディションになりそうです。そのような状況ではドライバーは忍耐が求められますし、いろいろなことが起こり得るので、今回もまたチャレンジングなラリーになりそうです。

    カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
    日本に来るといつも特別な気持ちになります。ファンの皆さんはもうすでにかなり盛り上がっていますし、チームにとってはホームラリーなので、ベストな結果を得るためハードにプッシュしていくつもりです。豊田スタジアムのステージは本当に素晴らしく、ドライバーとしては簡単ではありませんが、ファンにとっては良いショーだと思います。ベストを尽くして走りましたが、自分たちにとっては非常にトリッキーだったので、明日以降再びこのステージを走るときのために何か解決策を見つける必要があります。シェイクダウンでは最初の走行でいいフィーリングが得られましたし、明日予想されるウエットコンディションに備えて、セットアップを大きく変えて走ったりもしました。

    エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
    チームにとって非常に重要なラリーですし、TGRのドライバーとしてこのような温かい歓迎を受けて日本に来れたことを光栄に思います。もちろん良い結果で応えたいですし、そのために全力を尽くして戦うつもりです。今夜のスタジアムはとても雰囲気が良く、このようなステージはドライビングという点ではあまりエキサイティングではありませんが、ラリーをスタートする上ではいいと思います。ベストな走りはできなかったですが、明日こそが重要な一日です。非常に難しい天候になることが予想され、狭くテクニカルなステージが多くあるので、本当にチャレンジングな一日になるでしょう。

    セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)
    このようなスタジアムのステージは素晴らしいと思います。我々ドライバーにとってはラリーで最も楽しいセクションであるとは言えませんが、ファンにとっては最高でしょうし、とても素晴らしい雰囲気でした。すでに数秒を失っているのは喜ばしいことではありませんが、そのようなこともあります。大勢のファンの皆さんの姿や、熱心な応援を目にし、この週末多くの期待が寄せられていることを感じているので、ベストな走りで応えなければなりません。シェイクダウンはいい天気に恵まれましたが、明日の朝は雨が多く降り非常に難しいラリーのスタートになりそうです。ただ、そのための準備はできているはずなので、ベストを尽くして臨みたいと思います。

    ラリージャパン デイ1の結果
    1 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) 1m47.6s
    2 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +0.7s
    3 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォードPUMA Rally1 HYBRID) +1.4s
    4 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +1.8s
    5 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +3.1s
    6 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +4.0s
    7 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (フォードPUMA Rally1 HYBRID) +4.5s
    8 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +4.7s
    9 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +4.9s
    10 ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ (シュコダ Fabia RS Rally2) +5.3s

    明日のステージ情報
    競技2日目となる11月17日(金)のデイ2は、早朝から山岳地帯を舞台とする本格的なステージがスタート。愛知県の豊田市および設楽町でSS2/5「イセガミズ・トンネル」、SS3/6「イナブ・ダム」、SS4/7「シタラ・タウン」と、昨年大会でも使われた3本のステージを、トヨタスタジアムでのミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。なお、シタラ・タウンに関してはステージ終盤のセションが昨年から大きく変わっている。一日の最後にはSS8として「トヨタスタジアムSSS2」が行われ、7本のSSの合計距離は133.26kmと、全SSの走行距離の4割以上の長距離を一日で走行。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は385.47kmとなる。

  • ラリージャパン:トヨタ WRC復帰2年目のホームイベントで優勝を目指す

    ラリージャパン:トヨタ WRC復帰2年目のホームイベントで優勝を目指す

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、11月16日(木)から19日(日)にかけて、日本の愛知県と岐阜県で開催される、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦「ラリージャパン」に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(17号車)、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)の4台のGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場。チームにとってのホームイベントで今シーズン9回目の優勝を目指す。

    第11戦ラリー・チリでTGR-WRTは3年連続となるマニュファクチャラーズ・タイトルを、第12戦セントラル・ヨーロッパ・ラリーではロバンペラとハルットゥネンが2年連続となるドライバーズおよびコ・ドライバーズ・タイトルを獲得。チームは3年連続で三冠を達成し、今年もチャンピオンチームとしてシーズン最終戦であるラリージャパンに臨む。既に選手権争いは全て終了しているが、チームには昨年果たせなかったホームイベント優勝という大きなテーマが残されている。TGR-WRTの出場選手は昨年と変わらず、勝田はTGR WRCチャレンジプログラムにより4台目のGR YARIS Rally1 HYBRIDをドライブする。

    ラリージャパンは、2004年から2010年にかけて北海道でグラベル(未舗装路)ラリーとして6回行われ、昨年12年ぶりにWRCのカレンダーに復帰した。開催地は愛知県および岐阜県へと移り、ステージの路面はターマック(舗装路)に変わるなど、完全な新イベントとして行われ、愛知県出身の勝田が総合3位でフィニッシュ。地元で表彰台を獲得した。中部地方開催2年目となる今年も全体的なフォーマットに大きな変更はなく、サービスパークは昨年同様、愛知県豊田市の「トヨタスタジアム」に、ステージは愛知県と岐阜県に設定される。ステージは大部分が昨年大会と重なっているが、一部異なる区間もある。また、新たにトヨタスタジアムのグラウンドで2台同時スタートのスーパーSSが3本設定され、岡崎市の岡崎中央総合公園でもスーパーSSが2本行われる。

    スーパーSSのステージを除くと、ラリージャパンのステージは山岳地帯が大部分を占め、道幅が狭く、ツイスティなコーナーが連続する非常にテクニカルなコースといる。しかし、道幅が広く緩やかな中高速コーナーが続くセクションもあるため、選手はスピードとリズムの変化に上手く対応しなければならない。11月の山岳地帯は特に早朝気温が非常に低くなるため、路面温度がなかなか上がらず、タイヤをしっかりと発熱させて走らなければ十分なグリップを得ることができない。また、昨年大会のように雨が降ると路面は非常に滑りやすくなり、かなりトリッキーなコンディションとなる。

    ラリーは16日(木)の午前9時過ぎから豊田市の「鞍ケ池公園」でシェイクダウンが行われ、その後夕方からデイ1として競技がスタート。「トヨタスタジアムSSS1」が行われる。山岳地帯を舞台とする本格的なステージは17日(金)のデイ2から始まり、愛知県の豊田市および設楽町で「イセガミズ・トンネル」、「イナブ・ダム」、「シタラ・タウン」という昨年も走行した3本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。一日の最後には「トヨタスタジアムSSS2」が行われ、7本のSSの合計距離は133.26km。全SSの走行距離の4割以上の長距離を一日で走ることになる。なお、シタラ・タウンに関してはステージ終盤のセションが昨年から大きく変わっている。18(土)のデイ3は、愛知県の豊田市、岡崎市、新城市で「ヌカタ・フォレスト」「レイク・ミカワコ」「オカザキ・シティSSS」「シンシロ・シティ」「トヨタ・スタジアムSSS3」という5ステージ、8本合計84.68kmを走行。そのうちSS15シンシロ・シティと、SS16トヨタスタジアムSSS3は1本だけの走行となる。最終日となる19(日)のデイ3は愛知県と岐阜県が舞台となり、SS17/22「アサヒ・コウゲン」、SS18/20「エナ・シティ」、SS19/21「ネノウエ・コウゲン」という6本、合計84.08kmのステージを走行。エナ・シティに関しては前半のセクションが昨年と異なる。また、SS17の再走で最終ステージとなるSS22は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。ステージは昨年よりも3本多い全22本で、その合計距離は304.12km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は958.95kmとなる。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    いよいよチームは素晴らしいシーズンのフィナーレを迎えます。3つの全てのタイトルを今年も獲得した今、残された明確な目標は我々にとってふたつあるホームイベントのうちのひとつ、ラリージャパンで優勝することです。昨年、地元のファンの皆さんの前で貴元を表彰台に立たせることができたのはとても素晴らしいことでしたが、貴元だけでなく全員が優勝に強い意欲を見せています。今年もまた4人のドライバー全員が出場しますが、彼らはもうチャンピオンシップのことを全く気にする必要がないため、自由にラリーを戦い優勝を目指すことができます。ターマックでのラリーは2戦連続となりますが、日本の道は前戦セントラル・ヨーロピアン・ラリーとは全く違うので簡単ではありません。また、規則によりラリー前にテストをする機会がないため、クルマのセットアップを日本の道に合うように最適化する必要があります。

    カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
    日本に行くのはいつも楽しみですし、昨年と同じようにタイトルを決めた状態で日本に行けることを嬉しく思います。ラリージャパンのステージは本当に過酷で、他のターマック・ラリーほどは自分に合っていないかもしれません。昨年は最高のパフォーマンスを発揮することができなかったですが、今回はそれを改善したいと考えています。チームにとってのホームラリーなので、より良い結果を出したいと思っています。トヨタのドライバーとしては忙しい1週間になりそうですが、選手権争いのプレッシャーはないので、このラリーをもう少し楽しむことができると思いますし、いい結果を得られることを期待しています。

    エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
    自分にとってもチームにとっても、ラリージャパンは重要なラリーですし、もちろん最高の結果でシーズンを締めくくりたいと思っています。決して簡単なラリーではありませんが、昨年は終盤まで優勝争いに加わっていたので、今年こそ勝ちたいと思っています。今回も昨年と同じようないいペースを見つけられることを願っています。昨年走っているのでステージはほとんど知ってはいますが、事前に日本のような道でテストをすることができないため、未知の部分もあります。そのため、セットアップは昨年のものが基になり、そこにこれまで学んできた要素を加える形となりますが、上手く適応できるようベストを尽くします。

    セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)
    ラリージャパンへの出場を楽しみにしています。チームとしての今シーズンの主な目標は既に達成していますが、トヨタのドライバーとして、日本でホームイベント優勝を達成することに責任を感じています。もしそれが実現したならば、本当に特別で重要な結果になるでしょう。個人的には、前回よりもいい結果を出したいと思っていますし、もう少し楽しめる路面コンディションになることを願っています。昨年はインカットするようなコーナーがあまりなかったので、今年も出走順に関係なく、誰にとっても比較的安定したコンディションになると思います。いい戦いができて、最高の形でシーズンを終えられることを期待しています。

    ラリージャパン

  • WRC:トヨタのカッレ・ロバンペラが2023年のドライバーズタイトル獲得

    WRC:トヨタのカッレ・ロバンペラが2023年のドライバーズタイトル獲得

    カッレ・ロバンペラは、セントラル・ヨーロピアン・ラリーで総合2位に入り、2度のWRCチャンピオンに輝いた。

    最終戦でティエリー・ヌービルに次ぐ2位を獲得したことで、23歳のロバンペラは2023年シーズンのドライバーズタイトルを獲得した。

    ちょうど1年前、ロバンペラは史上最年少のWRCチャンピオンとなり、歴史に名を刻んだ。今日、彼はカルロス・サインツ、ワルター・ロール、ミキ・ビアジオンといった伝説的な選手たちと肩を並べ、ダブルウィナーとして君臨している。

    トヨタ・ガズー・レーシングのチームメイト、エルフィン・エバンスに31ポイントのリードを築いて中欧ラリーに臨んだロバンペラは、そのアドバンテージを維持するだけで栄冠を勝ち取ることができた。土曜日の朝、エバンスが劇的なクラッシュに見舞われたとき、栄光への道はほぼ確実なものとなった。

    このラリーで総合3位となったのは、Mスポーツ・フォードのプーマをドライブするオット・タナックだった。

  • ピレリ 「WRC撤退はF1の将来とは無関係」

    ピレリ 「WRC撤退はF1の将来とは無関係」

    F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは、世界ラリー選手権(WRC)へのタイヤム供給を継続しないという決定は、F1における同社の将来とは関係ないと述べた。

    FIA(国際自動車連盟)は2025年から2027年シーズンのF1のタイヤサプライヤーとしてどのメーカーが選ばれるかを決定する構えだ。ピレリは、元F1タイヤサプライヤーのブリヂストンと同様に申請を提出したと考えられている。

    今月初め、ピレリは世界ラリー選手権へのタイヤ供給契約の延長は求めないことを認めた。しかし同社のモータースポーツ責任者、マリオ・イゾラは、この決定は将来のF1参戦とは関係ないと述べた。

    「私たちにはWRCに特化したチームがあり、この期間にこのスポーツの一部として望んでいたものを手に入れたと信じている」とイゾラは語った。「WRCやラリー全般を担当しているチームは、F1のチームと同じではない」

    ピレリは、13年連続でF1の単独タイヤサプライヤーとなっている。イゾラは、シリーズへの投資の価値を最大限に得るには、ラリーよりもF1に長く費やす必要があると語った。

    「ラリーには、ラリーに非常に情熱を注ぐニッチな観客がいて、基本的には4年も経てば、彼らに自分の望むものを伝えることができるようになる。F1とは観客層が違うし、サプライヤーであること、そこにいること、トップ技術を開発していることを人々の心に植え付けるには、もっと長い時間がかかる」

  • WRC:トヨタ、3年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得

    WRC:トヨタ、3年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得

    2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦「ラリー・チリ・ビオビオ」の最終日デイ3が10月1日(日)にチリ中部コンセプシオンのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)が総合3位に入り、表彰台を獲得。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は総合4位で、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は総合5位でフィニッシュし、チームは3年連続となるマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。

    ラリー・チリのデイ3はサービスパークの東側エリアで、新たに設定された2本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。4本のステージの合計距離は54.12kmと3日間で最も短い一日でした。最終日は雲の多い朝となったが、ステージの路面は全体的にドライコンディションだった。

    デイ2で総合3位のティエリー・ヌービル(ヒョンデ)と10.7秒差の総合4位につけたエバンスは、デイ3オープニングのSS13を3番手タイムで、SS14を4番手タイムで走行。ヌービルとの差は20.8秒差に拡がった。ミッドデイサービスを挟んで始まった再走ステージのSS15では2番手タイムとなり、ヌービルとの差はさらに拡がったが、総合2位につけていたライバルがこのステージでリタイアとなった結果、エバンスはヌービルに次ぐ総合3位にポジションアップ。ロバンペラは総合4位に、勝田は総合5位に順位を上げた。そして迎えた最終ステージは、ボーナスの選手権ポイントがかかる「パワーステージ」。この日23歳の誕生日を迎えたロバンペラが、今シーズン6回目となるパワーステージ優勝を果たし、総合4位でフィニッシュ。エバンスは2番手タイムで総合3位に入った結果、最大ボーナスポイントの加算もあり、TGR-WRTにとっては3年連続4回目となる、トヨタにとっては通算7回目となるマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。

    一方、首位ロバンペラを、2番手のエバンスが33ポイント差で追う展開となっていたドライバー選手権は、順位は変わらずも差は31ポイントと僅かに縮まった。今シーズン、残り2戦で獲得可能な最大ポイントは60ポイントのため、ドライバーおよびコ・ドライバー選手権争いは次戦も続くが、今回の結果によりタイトル獲得可能な選手はロバンペラ/ハルットゥネン組と、エバンス/マーティン組に絞られ、TGR-WRTの選手たちが5年連続でタイトルを獲得することになった。

    最終日を総合6位からスタートした勝田は、順位をひとつ上げ総合5位でフィニッシュ。今シーズン5回目となったワークス登録ドライバーとしての仕事を完遂した。また、SS5では今大会最上位となる3番手タイムを記録。最終のパワーステージは5番手タイムで走りきり、ボーナスのドライバー選手権ポイントを獲得した。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    このラリーを、このような形で終えることができて嬉しく思います。土曜日は本当に厳しい一日でしたし、今朝は表彰台に上がることは難しいかもしれないと思うなど、決して簡単ではない週末でした。しかし、ラリーでは常にサプライズが起こり得るので、忍耐強く最後まで走り続ける必要があることが改めて証明されました。シーズン中、チームと選手たちが頑張ってくれたことを本当に誇りに思います。シーズン終了まで2戦を残してのマニュファクチャラーズタイトル獲得は、TGR-WRTとしては最も早い記録です。競争は激しく、クルマのパフォーマンスは接近していますが、信頼性を高め、今回のようにクルマを最後まで問題なく走らせたことで差をつけることができたのだと思います。今は、ドライバーズタイトルとコ・ドライバーズタイトルを争う2クルーのうち、どちらが残り2戦で成功を手にするのか楽しみでなりません。

    カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
    チームのマニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献することができて嬉しいです。シーズン2戦を残し、ここチリでタイトルを決めることができたのは素晴らしいことですし、とてもいい気分です。金曜日は出走順によって少しハンデを負い、土曜日はベストな判断を下すことができなかったなど、決して簡単な週末ではありませんでした。今日は、再走ステージであっても路面にはルースグラベルが多くあったので非常に滑りやすく、トリッキーでしたが、タイヤを温存してパワーステージでハードにプッシュするという良いプランを暖めていました。その結果、いいタイムが出て自分たちに速さがあることを証明できましたし、ポイントを獲得することもできたので、満足しています。

    エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
    全体的には、自分が期待していたようなラリーではありませんでした。さらに良い結果を得られるだけのポテンシャルはあったはずです。所々では速さを示すことができましたが、今回は全てを上手くまとめることができませんでした。それでも、表彰台を獲得できたことについてはそれなりに満足しています。最高のニュースは、チームがマニュファクチャラーズタイトルを獲得したことです。チームの一員であることを光栄に思いますし、みんなのハードワークが報われたのは素晴らしいことです。ドライバー選手権では、この週末カッレとの差をもう少し縮める必要があったかもしれませんが、少なくとも戦いはまだ続いています。

    勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 HYBRID 18号車)
    非常に厳しい週末でしたが、マニュファクチャラーズタイトルを獲得したチームのみんなにおめでとうと言いたいです。シーズン中、本当に多くの人たちが素晴らしい仕事をしてくれていますし、このような強くて速いクルマに乗れることをいつも嬉しく思っているので、彼ら全員に心から感謝しています。チリのステージは素晴らしかったですが、とても難しくもありました。金曜日の午後はかなりいいフィーリングで走ることができましたが、土曜日はアグレッシブな路面に苦戦しました。簡単ではなかったですが、今後に向けて改善するためのヒントを得ることができたので、良い経験になったと思います。

    ラリー・チリ・ビオビオの結果
    1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォード Puma Rally1 HYBRID) 3h06m38.1s
    2 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +42.1s
    3 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m06.9s
    4 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +2m11.0s
    5 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +4m41.5s
    6 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (シュコダ Fabia RS Rally2) +8m18.5s
    7 ガス・グリーンスミス/ヨナス・アンダーソン (シュコダ Fabia RS Rally2) +8m44.3s
    8 サミ・パヤリ/エンニ・マルコネン (シュコダ Fabia RS Rally2) +9m20.6s
    9 ヨアン・ロッセル/アルノー・デュナン (シトロエン C3 Rally2) +9m53.9s
    10 ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ (シュコダ Fabia RS Rally2) +10m08.2s

    トヨタのWRCマニュファクチャラーズタイトル獲得記録
    1993年:セリカ GT-Four ST185
    1994年:セリカ GT-Four ST185
    1999年:カローラ WRC
    2018年:ヤリス WRC
    2021年:ヤリス WRC
    2022年:GR YARIS Rally1 HYBRID
    2023年:GR YARIS Rally1 HYBRID*
    *後日、FIAの公式結果発表をもって正式決定となります。

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、10月26日(木)から10月29日(日)にかけて行われる、第12戦「セントラル・ヨーロッパ・ラリー」。今回がWRC初開催となるこのイベントは、ドイツ、オーストリア、チェコの三カ国を舞台とするターマック(舗装路)ラリー。ラリーの中心となるサービスパークはドイツのバイエルン州パッサウに置かれ、チェコの首都プラハで26日に開幕。4日間に渡って三カ国でステージを走行した後、29日にパッサウでフィニッシュを迎える、非常にスケールの大きな一戦となる。

    トヨタ 世界ラリー選手権

  • WRC:2023年のラリージャパンは豊田スタジアムに新スペシャルステージ

    WRC:2023年のラリージャパンは豊田スタジアムに新スペシャルステージ

    ラリージャパンは、2023年の世界ラリー選手権(WRC)シーズン最終戦のスケジュールに新たなスタジアムスーパースペシャルステージを追加すると発表した。

    イベント主催者は、日本の愛知県にある4万5,000人収容の豊田スタジアム内にまったく新しいアスファルトステージを建設することを明らかにした。この新ステージは、木曜日から土曜日まで1日1回、満員の観客の前で行われる。

    豊田スタジアムは昨年、イベントのセレモニアルスタートとフィニッシュを主催し、その周辺はラリーのサービスパークとして機能した。これは、11月16日から19日まで開催される今年のイベントでも継続される。

    昨年のアクロポリス・ラリー(ギリシャ)でのスタジアム・スーパースペシャルの成功に続き、今年のWRC日本遠征では、この新しい真っ向勝負の観戦ステージを設けることになった。アテネ・オリンピックスタジアムで開催されたこのイベントでは、65,000人もの観客が真っ向勝負を繰り広げた。

    また、ラリージャパンの主催者は、ファンが特別チケットを購入することで、マシンがステージに挑む前にコースを歩くことができることを確認した。今年のラリーは22のアスファルトステージで争われる。

    日本は昨年、12年ぶりにWRCカレンダーに復帰した。ティエリー・ヌービルがヒュンダイの1-2フィニッシュを飾り、2023年にMスポーツ・フォードに移籍する前の最後の参戦となったオット・タナックを抑えて優勝した。

  • F1参戦検討のヒョンデに元ウィリアムズF1のテクニカルディレクターが加入

    F1参戦検討のヒョンデに元ウィリアムズF1のテクニカルディレクターが加入

    ヒョンデ・モータースポーツは、元ウィリアムズ・レーシングのフランソワ=グザビエ(FX)・ドゥメゾンをテクニカル ディレクターに任命し、経営体制を強化することを発表。これはヒョンデ・モータースポーツのリーダーシップ構造における重要な新しい役割となる。

    「フランソワ=グザビエがアルゼナウでモータースポーツ活動の技術部門を率いてくれることをうれしく思う」とヒョンデ・モータースポーツのショーン・キムは語った。

    「彼の豊富な経験と実績は、我々がモータースポーツプログラムのベンチマークとしての地位を確立していく上で、非常に貴重なものとなるだろう」

    「フランソワ・グザビエのテクニカルディレクター就任は、当社とNブランドの旅における新たなエキサイティングなステップだ」とNブランド&モータースポーツ担当副社長のティル・ヴァーテンベルグは付け加えた。

    「わずか10年という短い期間で、我々は偉大なことを成し遂げました。これからの数年間、我々は成長と発展を続けることができる立場にある」

    54歳のフランソワ=グザビエ・ドゥメゾンは、2023年6月1日からヒョンデ・モータースポーツのチームに加わり、WRC、カスタマーレーシング、電気モータースポーツの技術部門の取り組みを推進する。

    実証済みの成功
    フランソワ=グザビエ・ドゥメゾンは、これまでウィリアムズ・レーシングとフォルクスワーゲン・モータースポーツでテクニカル・ディレクターを務めてきた。26年にわたる業界での経験は、WRC、F1、ラリークロス、TCRに及ぶ。彼の在任中、フォルクスワーゲン・モータースポーツはWRCで4つのドライバーズタイトルと4つのマニュファクチャラーズタイトルを獲得し(2013-2016)、4シーズンで52のラリーのうち43で勝利した。また、2016年と2017年にはTCRインターナショナル・ドライバーズ・チャンピオンシップも獲得した。

    「彼はモータースポーツで勝つだけでなく、支配するために何が必要かを知っており、その経験こそが、今後数年間、我々の努力を注ぎ込み、選手権タイトルを獲得するために必要なことだ」とヒョンデ・モータースポーツのチーム代表のシリル・アビテブールはコメントした。

    シリル・アビテブールは、元ルノーF1チームの代表であり、F1出身者2名がヒョンデのモータースポーツ活動を支えることになる。

    新たな役割において
    フランソワ=グザビエ・ドゥメゾンは、新しい役割として、ヒュンダイ・モーターカンパニーの世界中の関連する研究開発グループと連携し、さまざまなモータースポーツプログラムの技術的な達成のために車両とパワートレイン部門の管理責任を負うことになる。WRCプログラム・マネージャーのクリスチャン・ロリアックスと緊密に連携し、WRC車両であるi20 N Rally1 Hybridの開発および競争力強化を支援する。

    また、ジョーン・キム社長とシリル・アビテブールがヒョンデの将来のモータースポーツプログラムを決定し、構築することを支援する予定だ。これを補完するために、フランソワ=グザビエ・ドゥメゾンは最先端のモータースポーツ機能を生み出すために必要な変革を主導する。

    「ヒュンダイ・モータースポーツでこの新しい役割を始めることに非常に興奮している」とフランソワ=グザビエ・ドゥメゾンは語った。

    「私はこの挑戦を楽しんでおり、WRCとそのカスタマーレーシングプログラムですでに素晴らしい成果を上げているスタッフと協力することを楽しみにしている」

    関連:ヒョンデ、F1参戦を検討 「電動化技術のプロモーションになるなら」

  • WRC王者カッレ・ロバンペラ、フォーミュラドリフトジャパン参戦が決定

    WRC王者カッレ・ロバンペラ、フォーミュラドリフトジャパン参戦が決定

    WRC(FIA 世界ラリー選手権)チャンピオンのカッレ・ロバンペラが、5月20日~21日にエビスサーキット西コースで行われるフォーミュラドリフトジャパン(FORMULA DRIFT JAPAN) Round.2にKR69 CUSCO Racingから『Red Bull GR COROLLA』で参戦することを発表した。

    世界からトップレベルのドライバーが集まり、ドリフトのテクニックを競い合うフォーミュラドリフトジャパンは、アメリカで大ブレイクしたフォーミュラドリフトを逆輸入するような形で始まったドリフト競技。

    「 STYLE 」「 LINE 」「 ANGLE 」という、独自の3つの評価ポイントで審査され、単走予選上位者による追走トーナメントで決勝が行われる。 フォーミュラドリフトジャッパンにとっても10周年を迎えるアニバーサリーイヤーに、現役 WRCチャンピオンが日本のドリフト競技に参戦するというだけでも異例のこととなるが、今回は新型車のGRカローラをドリフト仕様にしたNEWマシン「Red Bull GR COROLLAを投入。世界的にも大きな注目を集めることは間違いない。

    カッレ・ロバンペラは、実父もWRCで活躍したサラブレッド家系のラリードライバー。2020年から TOYOTA GAZOO Racing World Rally TeamにてWRCのトップカテゴリーへフル参戦すると、翌年にはWRC優勝の最年少ドライバー記録を更新、さらに2022年には6勝をあげて最年少シリーズチャンピオンに輝いたばかりの新星。もちろん今年も、多忙なWRCシーズンの合間を縫っての訪日となる。

    ドリフト競技にも強い関心を持っており、ヨーロッパの「ドリフト・マスターズ・ヨーロピアン・チャンピオンシップ(DMEC)」にも出場している カッレ・ロバンペラ。 日本、特にドリフトの聖地として海外でも 広く知られる エビスサーキットへのリスペクトも高く、今回のエントリーを非常に楽しみにしているそうだ。

    大注目のドリームチームで挑む
    KR69 CUSCO Racing 『 Red Bull GR COROLLA 』
    「TOYOTA GAZOO Racing」 × 「Red Bull」 × 「CUSCO」 × 「YOKOHAMA」 × 「HKS」という、夢のようなコラボレーションによる今回のエントリー。

    参戦車両名は「Red Bull GR COROLLA」。世界に1台だけのドリフト仕様のGRカローラが、FDJ Rd.2 エビスサーキットでデビューする。参加チームは、鈴鹿ツインサーキットでのRd.1で予選上位を独占すると、決勝でも1位、3位を飾ったばかりの「CUSCO Racing」とのタッグで、カッレ・ロバンペラの愛称 “KR69″ をあしらった。

    パワーユニットはあの名門「HKS」が手がけ、1000ps以上のパワーを発揮する2JZ GTEエンジンにスワップ。タイヤ とホイールは「YOKOHAMA/ADVAN」が供給。まさに最強のドリームチーム体制で、ドリフトの聖地エビスサーキットへと乗り込でくる。

    WRC 仕込みの超絶テクニックで、どんなドリフトをファンに披露してくれるのか? 楽しみは尽きない。大注目のFDJ Round.2。各プレイガイド等で、一般前売りチケット発売も開始されている。また、現地へお越しになれない方のために、迫力の映像をお届けするライブストリーム配信も実施する。