カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • 松田次生、WEC第6戦富士にKCMGから参戦

    松田次生、WEC第6戦富士にKCMGから参戦

    松田次生が、富士スピードウェイで開催されるWEC第6戦のLMP2クラスにKCMGから参戦することが決定した。

    「10月19日/20日に富士スピードウェイで開催されるWECにLMP2クラスに参戦が決まりました」と松田次生は自身のブログで報告。

    「先日、既にシート合わせを行いました。自分としては、初のプロトタイプカーでの世界大会に挑戦出来て、とても興奮しています」

    「このチャンスを頂いたKCMGの皆さんに、本当に感謝しています。マシンについては、これからたくさん勉強してとにかく、チームの戦力になれる様にしていきます」

    「エンジンは、日産エンジンですし、とにかくこのチャンスを活かして、自分の夢でもあるルマン24時間耐久レースに来年、参戦出来る様に富士Rdで良い結果が残せる様に頑張ります」

  • アウディ、LMPマシンで100回目の総合優勝 (WEC第5戦)

    アウディ、LMPマシンで100回目の総合優勝 (WEC第5戦)

    アウディは、アメリカ・テキサス州オースティンでの初開催されたWEC世界耐久選手権で歴史的快挙を成し遂げた。アウディ・モータースポーツ代表のDr.ヴォルフガング・ウルリッヒ率いるチームが、LMPマシンによるレースで総合優勝獲得100回目を記録した。

    この記録は2000年3月18日にセブリングで獲得したアメリカでの初優勝から始まった。その時から今日まで、アウディスポーツ チームヨーストはポテンシャルの高いレーシングカーを作り続け、ル・マンの伝説的英雄であるトム・クリステンセンがチームの一翼を担って来た。

    気温28度、路面温度45度に達したテキサスの地で、アウディは今シーズンのWEC連勝記録を更新する素晴らしいパフォーマンスを発揮した。ロイック・デュバル / トム・クリステンセン / アラン・マクニッシュ組が、開幕戦のシルバーストン、ル・マン24時間に続く、今シーズン3回目のWEC総合優勝を獲得した。彼らが駆ったゼッケン2号車のAudi R18 e-tron quattroは、2番手を走るトヨタのマシンに23.617秒というアドバンテージでチェッカーフラッグを受けた。今回の優勝はアウディにとって今年のWECレース5回目の総合優勝で、3月に行われたセブリング12時間レースでの優勝を含め、今季6回目のLMPマシンによる総合優勝になった。

    ドライバーのドライビングスキルはもちろん、タイヤ交換をドライバーチェンジと同時に行うとは限らない、通常とは異なるレース戦略も見事だった。結果、素早く交替を済ませたドライバーは、ミシュランタイヤの特性をフルに活かして素晴らしいラップタイムを維持し、レースのリズムを狂わせることなく走り続けた。

    ゼッケン2号車の活躍とは対照的に、マルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ組が駆るゼッケン1号車は、不運に見舞われた。レース序盤、ファスラーがドライブするスティントで、何度か激しいバトルに巻き込まれた。このバトルで危険な運転をしたゼッケン8号車のトヨタは、レース審査委員会から厳重注意を受けている。

    このバトルによってゼッケン1号車のAudi R18 e-tron quattroは、リアディフューザーの交換を余儀なくされるという大きなダメージを負った。原因となったハードな接触により、電気系統のヒューズにも大きな損傷を負った。このため、電子制御式ギヤシフトが作動しなくなり、修復のために予定外のピットストップが必要となった。さらには、コースアウトをした際に、人工芝の一部がアンダーボディに入り込むというトラブルにも見舞われた。クーリングエアーを遮断していた人工芝の断片は、わずかなピットストップの間にメカニックが素早く取り除き、トラブルの修復が完了後にブノワ・トレルイエがファステストラップを記録しながら猛烈にリカバリーに向けた走りを披露したが、再びコースアウトを喫してしまった。悪いことは続いてしまうもので、さらにゼッケン1号車にはドライブスルーペナルティが出されてしまい、昨年のワールドチャンピオントリオはオースティンのレースを3位でゴールした。

    優勝したゼッケン2号車のクルーは今回のレース結果により、ポイントランキングのリードを広げた。デュバル / クリステンセン / マクニッシュ組は、今回のレース前に22ポイントだった2番手とのアドバンテージを33ポイントに広げた。今シーズン全8大会のWEC第6戦は、来る10月20日に日本の富士スピードウェイで開催される・

    アウディによるLMPマシンでの100勝までの今日までの歩み:
    Audi R8 (2000年〜2006年): 63勝
    Audi R10 TDI (2006年〜2008年): 22勝
    Audi R15 TDI (2008年〜2011年): 3勝
    Audi R18 TDI / ultra / e-tron quattro (2011年〜): 12勝

    Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
    「今回は文字通り、非常に熱いレースとなりました。ゴール前のわずか80分にレース展開のすべてが凝縮されていました。ハードな状況を制し、我々は再び優勝を獲得することが出来ました。アウディのLMPマシンが通算100勝目を挙げたことは、何ものにも代え難いことです。この大記録達成に貢献したチームのすべての人達に感謝と祝福の言葉を捧げます」

    クリス・レインケ (LMPプロジェクトリーダー)
    「何もかもが初めてのコースで、我々はスリリングなレースを征して優勝することが出来ました。LMPマシンによる100勝目を挙げられたことは、アウディにとって非常に嬉しい結果となりました。100勝達成までの歩みは、2000年の今回と同じくアメリカでの勝利から始まっています。そのアメリカで歴史的偉業を達成出来たことに、強い因縁を感じています」

    ラルフ・ユットナー (アウディスポーツ チームヨースト テクニカルディレクター)
    「今回の優勝ドライバーと、LMPマシンによる100勝目を挙げたアウディに、心からの賛辞を送ります。アウディスポーツ チームヨーストは、この偉業達成に最初から関わって来ました。そして今日、熱く長いレースを征することが出来ました。予選では、ライバルのトヨタがこれまでにない成長を見せてきました。その闘いぶりは素晴らしいものでした。我々のゼッケン1号車は多くの不運に見舞われてしまいました。他車との激しい接触により、リヤのボディ交換を余儀なくされ、異物が混入しヒューズがトラブルを起こしました。その様な状態の中での3位獲得は、これ以上ない結果だと考えています」

    ロイック デュバル (Audi R18 e-tron quattro 2号車)
    「完璧な週末でした。トヨタとのバトルは非常に楽しいものでした。初めて訪れた美しい街の素晴らしいコースで、最高の結果を出すことが出来ました。さらに、ポイントランキングのリードを広げることも出来ました」

    トム・クリステンセン (Audi R18 e-tron quattro 2号車)
    「これまで数多くのチャレンジを続けてきたチームの全員を、誇りに思っています。今回、オースティンで優勝出来たことも素晴らしいですが、LMPマシンによる通算100勝目を達成出来たことは、サーキットで闘っているチームのメンバーだけでなく、インゴルシュタットやネッカーズルムで支えてくれてきた全ての人々によって成し遂げられた偉大な功績です。そんな素晴らしいチームの一員でいられたことも誇りに思っています。2000年の初優勝の時だけでなく、今回の100勝目でも自分がステアリングを握っていたことに、感動を覚えています」

    アラン・マクニッシュ (Audi R18 e-tron quattroゼッケン2号車)
    「素晴らしいレースでした。我々のマシンは、スタートから素晴らしいパフォーマンスを発揮していました。序盤から最後までハイペース保ちながら走ることが出来ました。トヨタも素晴らしい攻勢を見せていました。優勝の行方は、最終ピットストップの後まで分かりませんでした。今回の結果が、アウディのLMPマシンの通算100勝目となったことも、素晴らしいことです。この素晴らしい偉業にトム(クリステンセン)やロイック(デュバル)と共に貢献出来たことに誇りを持っています」

  • 小林可夢偉 「実際には2位になれるペースはあった」 (WEC第5戦)

    小林可夢偉 「実際には2位になれるペースはあった」 (WEC第5戦)

    小林可夢偉が、WEC第5戦オースティンの決勝レースを振り返った。

    予選クラス4番手からのスタートとなった小林可夢偉のAFコルセ 71号車は、最終スティントで良いペースをみせるが、同じチームの51号車とのバトルを避けるカタチで3位でフィニッシュ。優勝はアストンマーチンの99号車(ブルーノ・セナ/フレデリック・マコヴィッキィ)だった。

    小林可夢偉 WEC第5戦オースティン 決勝レース後のコメント


    今日はオースティンの決勝で3位だったんですけども、この3位も実際には2番にいけるペースはあったものの、残念ながら、チームメイトの後ろにピットストップで出てきてしまって、そこからは無理をするなということだったので、無理をせずにレースを終えた感じなんですが。ペース的には最後のスティントは非常に良かったんで。あとはやっぱり、路面があんまりグリップしないときにどんだけペースを上げれるかっていうことが凄い重要になると思います。チャンピオンシップ的にも若干近づいたっていえば、近づいたかもしれないんですけど、実際今もう20何ポイント、ワンレース勝ったぐらいの差がついてるんで、なんとかコツコツしっかりポイント獲って、なんとか最後まで繋げるようにしたいなと思います。次は富士なんですけども、富士ではまず僕自身レースをしたことがないので、富士がどうのって言うことはできないんですけども、しっかり新しいコース、自分としては新しいコースなので、その新しいコースなりに対応して、しっかり日本でみんなの前でいい成績を残せるように頑張ります。

    WEC 第5戦 オースティン

  • トヨタ、激しい首位争いも僅差の2位 (WEC第5戦)

    トヨタ、激しい首位争いも僅差の2位 (WEC第5戦)

    アメリカ・オースティンで行われた2013年WEC第5戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースで、トヨタ・レーシングのTS030 HYBRID #8は6時間にわたる激戦の結果、アウディ#2に次ぐ2位を獲得した。今シーズン4度目の表彰台。優勝したアウディとの差は僅か23.617秒だった。

    TS030 HYBRID #8はアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンのドライブで、ライバルのアウディと接戦を展開した。

    ブエミは3番手からレースをスタートし、直後に導入された15分間のセーフティカー走行の後、レース再開で2位につけた。その後アウディ#1との接近戦が始まり、この2台は最初のピットストップまで激しく競り合った。

    アウディ#1が他車との接触でダメージを負うと、ブエミはこれをリードすることに専念できたが、ライバルのアウディは2台が異なる戦略を採るため、アウディ#2との長い戦いが始まった。

    アウディがピットストップ毎にタイヤ交換をしていたのに対し、TS030 HYBRIDは2スティントにわたりタイヤ交換なしで走行を続けた。これは、チームの素早いピット作業と相まってTS030 HYBRID #8のピットイン時の時間節約に大きく寄与した。これにより、レース開始の1時間45分後にサラザンがブエミに交替し、コース復帰した時には一時首位を奪取、レースの折り返し点を過ぎるまで、勝利に向けたシーソーゲームが続いた。

    一方、今朝、娘が生まれ、二子の父親となったデビッドソンは、1スティントを受け持ち、その後、ステアリングをブエミに託した。ブエミは高温に悩まされるレース環境にもかかわらず、好タイムで周回を続けた。

    最後のドライバー交替でブエミからステアリングを引き継いだサラザンは、短いスティントを完璧にこなし、2位でチェッカーフラッグを受けた。

    次戦はトヨタ・レーシングにとってホームレースとなる、10月20日(日)に行われるWEC富士6時間レース。このレースにトヨタ・レーシングはアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の乗るTS030 HYBRID #7を加え、2台体制で参戦、母国に於けるレースで必勝を期す。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/ステファン・サラザン)
    決勝レース:2位(187周:首位と23.617秒差)、ピットストップ7回、最速ラップ:1分48秒745

    アンソニー・デビッドソン #8:
    我々にとっては良いレースであった。アウディとここまでの接近戦になるとは予想していなかったので、力を発揮出来たことは誇れると思う。当初からの2スティントでのタイヤ交換戦略はとても上手くいった。この週末に、初めてのサーキットにもかかわらず充分な走り込みが出来なかったので、私は1スティントのみを受け持った。私のスティントの始めは厳しいものだったが、公式予選も走っておらず、金曜日のドライコンディションも経験していなかったことを考えれば想定されたものであった。我々が最も欲しい結果は得られなかったものの、優勝争いが出来たことは良かった。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    我々は、最後の最後まで可能な限り全力で戦った。本当にタフな戦いだった。1周でのラップタイムはともかく、戦略は上手く行き、勝利へのチャンスもあった。ハイブリッド・パワーによる加速のおかげで、2位に入ることが出来た。私はアウディとのバトルを楽しみ、何度もエキサイティングな瞬間を経験した。我々は全力を出し切ったし、優勝を逃したことは残念だが、表彰台を獲得したことには納得している。今、我々は、次戦へ向けて努力の手を休めない。

    ステファン・サラザン #8:
    表彰台に帰って来られてとても喜んでいる。最初のスティントが終わった時にアウディはタイヤ交換をしたが、我々はタイヤ交換なしで第2スティントを走った。その時に、勝てるかもしれない、と感じた。TS030 HYBRIDは本当にタイヤに優しく、第2スティントも最後まで激しくプッシュ出来た。ペースは今ひとつだったが、戦略は上手く機能し、我々のチーム全員が素晴らしい仕事をした。特に、非常に高温のコックピットで長時間の戦いを担当してくれたブエミには感謝している。なかなか勝利を得るのは難しいが、ライバルにプレッシャーをかけ続けることは出来たと思う。次の富士6時間はトヨタ・レーシングにとって母国のレース。何が何でも表彰台の中央に立ちたいと思っている。

    木下美明 チーム代表:
    今日のレースは、最後のピットストップまでどの車が勝つか見当が付かないほどの接戦だった。TS030 HYBRIDも、バランスが完璧だった序盤3時間は非常に順調だった。我々にとっての痛手は、ハイブリッド・エネルギーの回生区間が4個所しかなく、強みであるハイブリッド・パワーが十分に使えなかったことだ。ただ、ハイ・ダウンフォース仕様のレースにおけるTS030 HYBRIDの実力を初めて確認出来、それがアウディとの差を詰める要因になっていたことも理解出来た。今日は、ドライバーにとって2スティント戦略は非常にきつかったと思う。それを完遂してくれた彼らには感謝している。特にブエミはその2スティント戦略を2回もこなしてくれた。頭が下がる思いだ。

  • 小林可夢偉 「気温にクルマを合わせ切れたら戦える」 (WEC第5戦)

    小林可夢偉 「気温にクルマを合わせ切れたら戦える」 (WEC第5戦)

    小林可夢偉が、WEC第5戦オースティンの予選を振り返った。

    小林可夢偉のAFコルセ 71号車は、GTE Proクラスで4番手で予選を終了。

    クラストップのアストンマーチン 99号車(ブルーノ・セナ/フレデリック・マコヴィッキィ)とは0.445秒差という結果だった。

    小林可夢偉 WEC第5戦オースティン 予選後のコメント


    今日の予選は4番でした。なんか、この順位が段々と定着しているような気もするんですけど…まぁ、予選なんてこんなもんだと思うですけど、明日レースになって気温も結構上がると思うので、そこにクルマをもし合わせ切れたら、しっかり戦えるんじゃないかなと思います。まずは前回クルマが燃えちゃってノーポイントだったんで、なんとか一歩一歩トップの集団のポイントに近づいていければいいと思います。なんとか次に繋がるレースをします。

  • トヨタ、予選3番手から決勝へ挑む (WEC第5戦)

    トヨタ、予選3番手から決勝へ挑む (WEC第5戦)

    トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間で、予選3番手から決勝へと臨む。

    ステファン・サラザンとセバスチャン・ブエミがTS030 HYBRIDの予選タイムアタックを行い、アンソニー・デビッドソンはピットで見守った。

    ステファン・サラザンのタイムアタックは2周目にして、他車からの接触を受け、ピットへと戻らざるを得なかった。

    今年のWECの予選は、2人のドライバーが最低2周のタイムアタックを行わなければならない。そして、それぞれのベスト2周(合計4周分)の平均タイムによってスターティンググリッドが決定される。

    従って、TS030 HYBRIDがブレーキングをした際にLMP2車両に後部を接触されたステファン・サラザンはスピンを喫し、タイムを刻む貴重な機会を失ってしまった。

    接触によるボディ後部の損傷は軽微なものであったが、リアカウル交換のためピットインせざるを得なかった。

    ステアリングを受け継いだセバスチャン・ブエミは、TS030 HYBRIDのポテンシャルを存分に発揮し、納得の行くラップタイムを記録した。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/ステファン・サラザン)
    公式練習第3回目:3番手(1分49秒677)25周
    予選:3番手(平均1分49秒696)

    セバスチャン・ブエミ #8:
    今日の出来事はちょっと残念だ。最前列グリッドには付けられると思っていただけに、予選早々のトラブルが痛かった。タイヤの摩耗を考慮しても、周回を重ねるにつれ、タイムは更新していけたはずで、レースにとって良い兆候だったのだが、明日は厳しい挑戦になる。出来る限りプッシュし、前に出られることは何でもやるつもりだ。

    ステファン・サラザン #8:
    セッションのごく序盤にLMP2車両に接触されてしまい、2周しか走行出来なかった。私は通常のラインを取り、通常通りの場所でブレーキングしたが、追突されてしまった。接触してきた車両が、前戦サンパウロでも接触したのと同じ車両だったことに驚いている。大変残念なことであったが、幸いダメージは最小限で、セバスチャンが予選のアタックラップに臨むことはできた。今回は予選中であり、レース中でなかったのが不幸中の幸いだ。結果としての3番手スタートは、悪くないと思っている。明日の決勝レースこそが重要なので明日に集中したい。厳しいレースにはなるだろうが、持てる力を振り絞りたい。

  • 小林可夢偉 「レースにむけてしっかり戦えるようにしたい」

    小林可夢偉 「レースにむけてしっかり戦えるようにしたい」

    小林可夢偉が、WEC第5戦オースティンの初日のフリー走行を振り返った。

    F1も開催されるオースティンの“サーキット・オブ・ジ・アメリカズ”で開催されるレース。前戦でAFコルセの71号車は炎上のトラブルに見舞われたが、順調に走行。しかし、フリー走行は雨に見舞われ、小林可夢偉はクラス4番手で初日のフリー走行を終えた。

    小林可夢偉 WEC第5戦オースティン 金曜フリー走行後のコメント


    今回はWECのオースティンのレースなんですけども、前回、見事にサンパウロでクルマが燃えたので、それを修復して今回持ってきたんですけど、走り出しは、そんなに大きい問題なく順調に走れていると思います。ただ、あんまりタイム的にみると、やっぱり他のクルマ、アストンマートンとかポルシェの方が結構ペース的には速いので、なんとか予選は厳しいと思いますが、レースで戦えるように頑張ろうと思ってます。ちょっと今日は雨の方でペース的なことはしっかりわからないんですけど、なんとか明日晴れることを願って、レースにむけてしっかり戦えるようにしたいと思います。このコースは去年F1で走っているんですけども、去年の路面コンディションよりは全然マシなので、面白いレースになるんじゃないかなと思います。
  • トヨタ、WEC第5戦初日はテキサスの雨に祟られて終了

    トヨタ、WEC第5戦初日はテキサスの雨に祟られて終了

    トヨタは、雨の“サーキット・オブ・アメリカズ”でFIA世界選手権(WEC)第5戦の公式練習日を終えた。

    テキサス州オースティンは、朝から曇天と、時折激しい雨に見舞われたが、TS030 HYBRID #8のアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミ、そしてステファン・サラザンの3人のドライバーは、公式練習へと臨んだ。

    新たにWECの舞台となるサーキットは、前日のテストデーから大きく路面コンディションを変えることとなった。

    悪天候のため、トヨタ・レーシングは今日の3時間の公式練習セッションでわずか46ラップを消化するに留まった。

    午前中の公式練習から激しい雨に見舞われる中、チームは、その中で最も効率の良いセットアップを行ったものの、悪コンディションはラップタイム更新を阻んだ。

    3人のドライバーは、ウェットコンディションでのコース特性にあわせた何種類かのタイヤ性能評価を行った。

    午後の公式練習が雨で中断されるまでの25分間で、アンソニー・デビッドソンは10周をこなしたが、その後、雨足が激しくなり、各チームとも走行を諦め、公式練習初日は終了した。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/ステファン・サラザン)
    公式練習第1回目:3番手(2分6秒466)36周
    公式練習第2回目:1番手(2分0秒756)10周

    アンソニー・デビッドソン #8:
    天気予報通りに悪天候に見舞われて十分な走り込みが出来なかったのは残念。しかし、公式予選前に雨中での走行が出来、TS030 HYBRIDの状態が良いことも確認出来た。まだ完璧なバランスは取れていないが、インターミディエイトタイヤでは良い感じだった。明日はどんな天候になるのだろう。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    午前中、少しコースが濡れた状態で5周だけ走った。オースティンはWECにとって初めてのサーキットということで木曜日にテストデーが持たれ、我々も走ったが、TS030 HYBRIDは感触が良かったのでレースに向けての自信を得ることが出来た。ただ、今日の雨の中では真の実力は分からない。明日の公式予選が気になる。

    ステファン・サラザン #8:
    午後の酷い天候ではあまり走り込むことは出来なかったが、午前中のウェットコンディションではまずまずのセットアップを見つけることが出来た。TS030 HYBRIDは好調で、良いレースが出来るだろう。明日の公式予選も天候次第というところがあるが、良い週末を迎えられそうだ。

    明日21日(土)は8:40(日本時間22:40)から1時間にわたる最終公式練習のあと、13:35(同22日3:35)から25分間の予選が行われ、6時間の決勝レースは22日(日)11:00(同23日1:00)にスタートが切られる。

  • トヨタ、WEC第6戦富士に2台体制で出場

    トヨタ、WEC第6戦富士に2台体制で出場

    トヨタは、9月22日(日)FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースに挑む。戦いの舞台となるのは、WEC初開催となる米国テキサス州オースティンに新設された“サーキット・オブ・アメリカズ”。

    アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンとTS030 HYBRID #8がエントリー。続く10月20日(日)に行われるWEC第6戦富士6時間レースにはアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴とTS030 HYBRID #7も加わり、2台体制の出場となる。

    トヨタ・レーシングは、残念な結果に終わってしまった前戦ブラジルの雪辱を果たすべく、米国での戦いに挑む。

    ハイダウンフォース仕様へと空力がアップデートされたTS030 HYBRIDは、ブラジルのインテルラゴス・サーキットでその性能の片鱗を示し、首位争いを繰り広げたが、序盤、周回遅れの車両に接触し、僅か35分でレースを終えることとなった。

    “サーキット・オブ・ジ・アメリカズ”は、近年新設されたばかりのサーキット。アップダウンが激しい1周5.515kmのコースは、2つのタイトなヘアピンを高速なセクションで結ぶ、全20のコーナーを持ち、国際レベルでの耐久レースが行われるのは初めてとなる。

    TS030 HYBRIDのトヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)が蓄えられる減速時のエネルギーは、規定で最大500kJと決められている。この回生エネルギーを放出できるリカバリーゾーンは、このサーキットでは4ヶ所設定されており、これらのリカバリーゾーンで、ドライバーは300馬力のハイブリッドパワーをV8、3.4リットルガソリンエンジンでの加速に上乗せすることが出来る。

    サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースは、19日(木)のテストデイで幕を開ける。20日(金)に9:15(日本時間23:15)からと15:25(同翌日5:25)の1時間半ずつ2回の公式練習走行。21日(土)は8:40(同22:40)からの1時間の最終練習走行に続き、13:35(同翌日3:35)から25分間の予選が行われ、6時間の決勝レースは22日(日)の11:00(同翌日1:00)にスタートが切られる。

    木下美明 チーム代表:
    トヨタ・レーシングにとって初めての米国でのレース、ましてサーキット・オブ・ジ・アメリカズのような新設コースでレースを戦うことに興奮している。素晴らしいコースレイアウトで、TS030 HYBRIDが全開で疾走するのを見るのが待ちきれない。オースティンでの初めてのWEC勝者となるのが夢だが、それはもちろん挑戦だ。前戦ブラジルで、我々のハイダウンフォースパッケージの有用性は示せたが、レース本番ではアクシデントのために本来の競争力を見せられなかった。オースティンではアウディと6時間フルに戦いたいと思っている。

    アンソニー・デビッドソン #8:
    ブラジルでは勝てるチャンスがあると思っていただけに、本当に残念なレースになってしまった。オースティンではもっと良い週末にしたいと思っている。アップデートされたTS030 HYBRIDについては、ブラジルで非常に良い手応えを感じていたので、今週末についても自信がある。サーキット・オブ・ジ・アメリカズは素晴らしいコースで、LMP1クラスの車両にとっては、全車初めてのコースだ。私にとっても初めて走るコースであり、本当に楽しみだ。木曜日のテストから、忙しい週末になると思うが、練習走行の前にセットアップの最適化などを行う良いチャンスであり、良いセッティングが見出せることを望んでいる。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    米国でレースをするのは素晴らしい経験であり、オースティンは素晴らしい町なのでこの週末が楽しみだ。9月のテキサスでのレースは、非常に暑いので、昨年のバーレーンのようにタフな戦いになると思う。このチャレンジに向け、私の体調は万全だ。素晴らしいコースは耐久レース向きで、米国でのレースは良い結果が得られると思っている。メインストレートが特徴で、そこからのブラインドとなる第1コーナーは非常に印象的だ。一刻も早くTS030 HYBRIDで走ってみたい。

    ステファン・サラザン #8:
    米国でのレースは好きだ。今年はグランダムシリーズで素晴らしい経験をして来た。アメリカのファンは熱狂的で、彼らは耐久レースに対して大きな情熱を持っており、LMP1カーでの走りを見せられるのが楽しみだ。TS030 HYBRIDが見せるパフォーマンスは、特にオースティンのようなコースでは、間違いなく彼らを満足させられるだろう。オースティンは3月に走ったが、とても楽しかった。ブラジルでのアクシデントの後、この週末に好結果を得るべくモチベーションは高まっている。我々はそれが実現出来るはずだ。

  • 小林可夢偉 「表彰台には間違いなく乗れていたと思うので非常に残念」

    小林可夢偉 「表彰台には間違いなく乗れていたと思うので非常に残念」

    小林可夢偉が、WEC第4戦サンパウロのレース週末を振り返った。

    「インテルラゴスはよく知っているサーキットなんですが、F1よりもレースの開催時期が早いから、現地は夏と言うよりは春に近いんだろなと想像はしていましたが、サンパウロに着いた時は思っていた以上に寒くてかなりビックリしました。でも土曜、日曜とだんだん暖かくなったのでよかったです」と小林可夢偉は振り返る。

    「チームは今回のレースの前に数回テストをしていたので、走行初日はそのデータなどを使いつつというプログラムだったんですけど、クルマにトラブルが出てしまってフリー走行2回目では僕は1周も走ることが出来ませんでした」

    「振り返ってみるとこの週末は初日から最後までなにかドタバタしていました。土曜日も予選前のフリー走行でクルマにトラブルがあって、思ったほど走ることができないまま予選を迎えていました。走行時間があまりなかったので、予選に向けたセッティングはインターバルの間にエンジニアやチームメイトのトニーといろいろと話して決めたんです」

    迎えた予選。小林可夢偉のAFコルセ 71号車は4番手タイムで予選を終える。

    「今回の予選は僕が最初のアタックを担当。その後トニーにバトンを渡しました。予選の内容としては、きちんとタイムを出せたし、クルマのバランスも少しずつよくはなっていたので、ドライバーとしてやれることはできたと思います」

    決勝では小林可夢偉が初めてスタートを担当。スプリントレースさながらのバトルを繰り広げる。

    「日曜日の決勝レースはWECで初めてスタートを担当しました。スタートでは同じチームの51号車にポジションを譲りましたが、その後前を走っていたのがランキングトップだったポルシェの92号車だったので、絶対に抜いてやろうと思って抜いて3番手になったんです。その後はアストンマーチンとのバトルになって、1台には抜かれたけれど、もう1台のアストンはなんとか抑える展開で、タイヤの内圧が高くなっていたので厳しい状態でしたが、とにかく『これ、本当に耐久レース?』というぐらいの接戦を演じていました」

    AFコルセ 71号車

    「その後セーフティーカーが結構長い間入ってる間に3番手にポジションが上がって、トニーに交代しました」

    「トニーに交代してから、レースが再開したんですが、その後数周で突然クルマから火が出てリヤ周りが炎上してしまいました。とにかくトニーが無事だったことがなによりでした」

    「フリー走行をきちんと走れていなかった分、実際にレースでタイヤがどうなるのかわからない状態で決勝を迎えていましたが、レース序盤のペースや結果を見ると表彰台には間違いなく乗れていたと思うので非常に残念です。選手権的にもノーポイントが痛いですが、とにかく次のオースティンで流れを取り戻して、富士につなげたいと思います。応援よろしくお願いいたします」