カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • トヨタ:2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間 決勝レポート

    トヨタ:2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間 決勝レポート

    TOYOTA GAZOO Racingの2016年シーズンの成績は、9戦1勝、表彰台7回、マニュファクチャラーズ選手権3位だった。

    今年のバーレーン6時間レースは、アウディチームにとってWEC最後となったレースだった。TOYOTA GAZOO Racingは新生WECが誕生した2012年以来アウディチームと戦って来たが、5年に渡る激しい戦いを通して強い絆を結び、同時に尊敬の念を抱いてきた。

    レースはアウディ#8号車のリードで始まった。小林可夢偉がドライブした#6号車はアウディ#7号車を追い上げるも前に出ることは叶わず、チームメイトの#5号車にも追い上げられることとなった。

    レース開始後1時間、ポルシェ#2号車がGTクラスの車両と接触して後輪がパンク、順位を落としたためにトヨタは#5号車が4位、#6号車が5位に浮上。この順位はレースが半分を消化する午後7時まで続いたが、その後は2台のTS050 HYBRIDはピットストップ毎に7回も順位を変えるレースを展開した。しかし、今日は絶対的なスピード不足で、3位を走るポルシェ#1号車には最後まで手が届かなかった。

    午後10時、アウディ#8号車の劇的な勝利でレースが終了した時、TOYOTA GAZOO Racingの2台はセバスチャン・ブエミの乗る#5号車がアウディから1周遅れの4位、マイク・コンウェイの#6号車はさらに38秒685遅れの5位でレースを終えた。2台のドライバーにとっては、フラストレーションの溜まるレースで、劇戦の2016年シーズンが幕を閉じた。

    しかし、TOYOTA GAZOO Racingはすでに2017年シーズンに向けて動き始めている。2017年シーズン開幕戦シルバーストン6時間は4月16日。その日まで厳しいテストが繰り返されることになる。

    最終戦の終わったバーレーン国際サーキットでは、明日11月20日にWEC主催のルーキーテストが予定されており、TOYOTA GAZOO Racingは2台のTS050 HYBRIDを走らせる。そのうちの1台には今年LMP2クラスで活躍した若手のピポ・デラーニがテストドライブをすることが決まっている。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    決勝: 4位、200周、ピットストップ6回、スターティンググリッド:6番手、最速ラップ(1分42秒867)

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    決勝: 5位、200周、ピットストップ6回、スターティンググリッド:5番手、最速ラップ(1分43秒096)

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)
    期待通りにならなかったレースでした。 今回も表彰台に立てる様に全力を尽くしましたが、今日のTS050 HYBRIDは、アウディ勢の圧倒的な性能の前には速さが不十分でした。今回のレースは、激闘を締めくくる最終戦でもあり、偉大なライバルとのお別れでもありました。3メーカーがLMP1-Hに参戦する最後のレースになってしまったのは、寂しい限りです。これまで、WECの時代を切り開き、発展させて来たアウディチームの関係者の皆様には心から敬意を申し上げ、ドライバーズチャンピオンを獲得したポルシェ#2号車のドライバーには祝福を申し上げたいと思います。我々は来シーズンの準備に全力を傾け、再び上位争いを繰り広げるべく更に戦闘力を上げて帰って来たいと思います。

    中嶋一貴
    最初にポルシェ#2号車のドライバーと、1-2フィニッシュを果たしたアウディチームに祝福を送ります。今日の我々はペースの面でアウディには全く届かず、思いのほか、厳しいレースになってしまいました。TS050 HYBRIDの感触は良く、チームは良くやってくれたので、その点では満足のいくレースだったと思います。

    アンソニー・デビッドソン
    不満の残るレースとなってしまいました。全力で戦いましたが表彰台を争うには速さが足りませんでした。このような形でシーズンを終えることになるのは無念ではありますが、我々#5号車にとっては不運の続いた1年を最後まで戦い抜けたことは嬉しく思います。最後の戦いを1-2で飾ったアウディチームと、チャンピオンを獲得したポルシェ#2号車のドライバーに祝福を送ります。シリーズのレベルの高さを物語る素晴らしい戦いぶりでした。

    セバスチャン・ブエミ
    シーズン最終戦を1-2フィニッシュで飾ったアウディチームに祝福を送ります。我々はこれまで何度もバーレーンで表彰台を争ってきましたが、今日はペースが及びませんでした。チームメイトである#6号車のドライバーズタイトル争いを支援したかったのですが、この週末はそこまでには到りませんでした。

    小林可夢偉
    WEC最後のレースを勝利で飾ったアウディチームと、タイトルを獲得したポルシェ#2号車のチームに祝福を送ります。我々はシーズンを通して彼らと素晴らしい戦いを繰り広げてきました。しかし残念ながら最終戦の今日は我々の速さが及びませんでした。5位フィニッシュというのはやや残念なシーズン終幕で、十分な実力を発揮することが出来ませんでした。来年こそは更に力強くなって戻って来ます。

    ステファン・サラザン
    シーズン最終戦で表彰台を逃すことになったのは残念です。今日のTS050 HYBRIDは絶好調とは言えず、厳しいレースでした。アウディチームとポルシェの#2号車は素晴らしい仕事をしました。今季の我々はメキシコ以降で速さを取り戻し、富士での優勝という最高の結果も得ました。チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれましたし、彼らと共に一年間のシーズンを過ごすことが出来ました。

    マイク・コンウェイ
    とても厳しい一日でした。我々は、ライバルと僅差でバトルが出来ると予想していましたが、それ以上に今日のアウディ勢は強力でした。タイトルを獲得したポルシェ#2号車を祝福します。レースが終盤に近づくにつれ、フロントタイヤに多くのゴムが付着してしまい、グリップを失う結果となってしまいました。チームの今季の働きぶりは誇るべきもので、良いシーズンだったと思っています。

    関連:【動画】 2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間レース ハイライト

  • 【WEC】 バーレーン6時間 結果:アウディが1-2フィニッシュで有終の美

    【WEC】 バーレーン6時間 結果:アウディが1-2フィニッシュで有終の美

    2016 FIA世界耐久選手権(WEC)の最終戦となるバーレーン6時間レースが19日(土)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、今シーズン限りでWECから撤退するアウディが1-2フィニッシュで有終の美を飾った。

    レースは、アウディ #8号車(ルーカス・ディ・グラッシ / ロイック・デュバル / オリバー・ジャービス)がポール・トゥ・ウィン。2位にはアウディ #7号車(マルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ)が続き、アウディが最後のレースで1-2フィニッシュを達成。

    3位はポルシェ #1号車(ティモ・ベルンハルト / ブレンドン・ハートレー / マーク・ウェバー)。今年でレースを引退するマーク・ウェバーはポルシェ #1号車の最終ドライバーを担当。最後のレースでチェッカーを受け、表彰台を獲得した。

    4位はトヨタ #5号車(中嶋一貴 / アンソニー・デビッドソン / セバスチャン・ブエミ)、5位はトヨタ #6号車(小林可夢偉 / ステファン・サラザン / マイク・コンウェイ)、6位はポルシェ #2号車(ロマン・デュマ / ニール・ジャニ / マルク・リーブ)だった。

    2016年のドライバーズタイトルはポルシェ #2号車(ロマン・デュマ / ニール・ジャニ / マルク・リーブ)が獲得。トヨタ #6号車(小林可夢偉 / ステファン・サラザン / マイク・コンウェイ)の逆転優勝は叶わなかった。

    LMP2クラスはG-Drive Racing #26号車、GTE ProクラスはAston Martin Racing #95号車、GTE AmクラスはAbu Dhabi-Proton Racing #88号車が優勝を飾った。

    2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間レース 結果

    Pos No Cat Team Car Gap
    1 8 P1 Audi Sport Team Joest Audi R18
    2 7 P1 Audi Sport Team Joest Audi R18 19.282
    3 1 P1 Porsche Team Porsche 919 Hybrid 1 Lap
    4 5 P1 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050 – Hybrid 51.205
    5 6 P1 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050 – Hybrid 1:27.797
    6 2 P1 Porsche Team Porsche 919 Hybrid 3 Laps
    7 13 P1 Rebellion Racing Rebellion R-One – AER 10 Laps
    8 4 P1 Bykolles Racing Team CLM P1/01 – AER 15 Laps
    9 26 P2 G-Drive Racing Oreca 05 – Nissan 18 Laps
    10 43 P2 RGR Sport by Morand LIGIER JS P2 – Nissan 6.619
    11 36 P2 Signatech Alpine Alpine A460 – Nissan 25.362
    12 31 P2 Extreme Speed Motorsports LIGIER JS P2 – Nissan 45.315
    13 30 P2 Extreme Speed Motorsports LIGIER JS P2 – Nissan 19 Laps
    14 35 P2 Baxi DC Racing Alpine Alpine A460 – Nissan 56.389
    15 45 P2 Manor Oreca 05 – Nissan 20 Laps
    16 37 P2 SMP Racing BR01 – Nissan 22 Laps
    17 27 P2 SMP Racing BR01 – Nissan 26 Laps
    18 44 P2 Manor Oreca 05 – Nissan 1:32.212
    19 95 Pro Aston Martin Racing Aston Martin Vantage V8 27 Laps
    20 51 Pro AF Corse Ferrari 488 GTE 17.370
    21 71 Pro AF Corse Ferrari 488 GTE 28 Laps
    22 67 Pro Ford Chip Ganassi Team UK Ford GT 34.836
    23 97 Pro Aston Martin Racing Aston Martin Vantage V8 29 Laps
    24 66 Pro Ford Chip Ganassi Team UK Ford GT 25.546
    25 77 Pro Dempsey – Proton Racing Porsche 911 RSR (2016) 55.772
    26 88 Am Abu Dhabi-Proton Racing Porsche 911 RSR 31 Laps
    27 78 Am KCMG Porsche 911 RSR 12.909
    28 83 Am AF Corse Ferrari F458 Italia 32 Laps
    29 86 Am Gulf Racing Porsche 911 RSR 33 Laps
    30 50 Am Larbre Competition Chevrolet Corvette C7-Z06 37 Laps
    31 98 Am Aston Martin Racing Aston Martin Vantage V8 116 Laps

    関連:【動画】 2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間レース ハイライト

  • 【WEC】 ポルシェ #2号車が2016年 ドライバーズタイトルを獲得

    【WEC】 ポルシェ #2号車が2016年 ドライバーズタイトルを獲得

    2016年 WEC 最終戦 バーレーン6時間レースで行われ、ポルシェ #2号車(ロマン・デュマ / ニール・ジャニ / マルク・リーブ)が2016年のドライバーズタイトルを獲得した。

    ランキング首位で最終戦に挑んだポルシェ #2号車は、レースを6位でフィニッシュして合計160ポイントを獲得。2016年のドライバーズタイトルを獲得した。

    ポルシェは、コンストラクターズタイトルと合わせて2冠を達成。2年連続で両タイトルを連覇した。

    ランキング2位だったトヨタ #6号車(小林可夢偉 / ステファン・サラザン / マイク・コンウェイ)が5位でフィニッシュしたことで、145ポイント差で3位に転落。

    最終戦で優勝したアウディ #8号車(ルーカス・ディ・グラッシ / ロイック・デュバル / オリバー・ジャービス)が146.5ポイントで2位でシーズンを終えた。

    関連:【WEC】 バーレーン6時間 結果:アウディが1-2フィニッシュで有終の美

  • 【WEC】 2016年 ドライバーズタイトルの行方は?・・・タイトル獲得条件

    【WEC】 2016年 ドライバーズタイトルの行方は?・・・タイトル獲得条件

    2016年のドライバーズポイントをかけた戦いが最終戦バーレーンGPで決する。

    現在、152ポイントで首位に立っているのはポルシェ #2号車(ロマン・デュマ / ニール・ジャニ / マルク・リーブ)。予選でポールポジションを獲得できなかったため、2位のトヨタ #6号車(小林可夢偉 / ステファン・サラザン / マイク・コンウェイ)に17ポイント差でバーレーン6時間レースの決勝レースを迎えることになった。

    WECは、F1と同じく1位から10位まで25-18-15-12-10-8-6-4-2-1とポイントが与えられ、11位以下には0.5ポイントが与えられる。

    そのため、ポルシェ #2号車は、5位以上でフィニッシュすれば、2016年のドライバーズタイトルを獲得する。

    逆転タイトルを狙うトヨタ #6号車は厳しい状況にある。現在135ポイントのトヨタ #6号車がタイトルに望みを繋げるためには優勝は必須条件といえる。

    優勝の場合は160ポイントとなり、ポルシェの6号車が6位以下だった場合、ポイントと優勝回数で並び、2位の獲得数で上回る。2位の場合はポルシェ #2号車が11位以下でなければタイトルは獲得できない。

    ポルシェ #2号車 ドライバータイトル獲得の条件

    ・5位以上
    ・6位〜10位で、トヨタ #8号車が2位以下
    ・11位以下で、トヨタ #8号車が3位以下

    トヨタ #6号車 ドライバータイトル獲得の条件

    ・優勝で、ポルシェ #2号車が6位以下
    ・2位で、ポルシェ #2号車が11位以下

    注目のバーレーン6時間レースの決勝レースは、19日(土)の22時(現地時間16時)からスタートする。

    関連:【WEC】 ポルシェ #2号車が2016年 ドライバーズタイトルを獲得

  • トヨタ:2016 WEC最終戦 バーレーン6時間 予選・・・タイム抹消で3列目

    トヨタ:2016 WEC最終戦 バーレーン6時間 予選・・・タイム抹消で3列目

    11月18日(金)、FIA世界耐久選手権(WEC)第9戦バーレーン6時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDはベストタイム抹消によって、3列目5,6番手から明日の決勝レースをスタートすることとなった。

    TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、予選セッションが始まると力強い走りでタイムを刻んだが、共に4輪コースアウトの判定を受け、ベストタイムを抹消された。

    #5号車のアンソニー・デビッドソンは2周目の第13コーナーの出口で、#6号車のマイク・コンウェイは5周目の第4コーナー出口で、それぞれコースをはみ出したと判断された。共にベストタイムをマークしていた周回だったため、#6号車は5番手、#5号車は6番手グリッドにつくことになった。
    #5号車デビッドソンは、予選でコースコンディションが良くなるタイミングを待って、ライバルに比べてかなり遅くコースインする作戦を取った。その甲斐あって好タイムを記録したものの、残念ながら4輪コースアウトの判定でそのタイムは抹消された。その結果、デビッドソンはもう1周のタイムアタックを行うことになったが、タイヤグリップのピークは過ぎてしまっており、先に出したタイムより1秒も遅いタイムに甘んじた。

    #6号車も狙い通りの結果にはならなかった。予選が始まるとまず小林可夢偉がタイムアタック。すぐにコンウェイにステアリングを託すと、コンウェイはたちまち1分40秒の壁を破るタイムを記録した。このタイムは昨年のポールポジション・タイムを上回る素晴らしいタイムだった。しかし、残念ながらこのコンウェイのタイムもデビッドソンと同様の理由で抹消されてしまう。本来なら再び小林へと交代して更なるタイムアップを狙う予定だったが、コンウェイのタイム末梢により、続けてもう一度アタック。しかし、グリッド3列目の壁を破ることは出来ず、5番手グリッドとなった。

    今回は予選こそ不本意な成績だったが、バーレーンのレースはTOYOTA GAZOO Racingにとって相性の良いレースと言われる。過去4回の挑戦で2勝を挙げており、勝率5割。決勝レースこそ、本領を発揮して表彰台を狙う。特に#6号車にとってはドライバーズ・タイトル獲得がかかっているレースだけに、一瞬の気も抜けないレースになりそうだ。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第3回目: 3番手 (1分40秒852), 32周
    公式予選 6番手 (平均1分40秒776)

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第3回目: 6番手 (1分41秒276), 28周
    公式予選 5番手 (平均1分40秒222)

    中嶋一貴
    悔しい予選になってしまいました。ベストを尽くしましたが、私はコース上の混雑に阻まれてしまい、それ以上出来ることはありませんでした。しかしこれはあくまで予選です。我々は主に決勝レースを見据えて準備してきました。明日は必ず上位争いをご覧にいれます。

    アンソニー・デビッドソン
    不満の残る結果です。私のアタックラップ自体はとても満足行くものだったのですが、第13コーナーでのはみ出し判定によって、タイム削除のペナルティを受けてしまいました。このためもう1周アタックしなくてはなりませんでしたが、既にタイヤグリップの頂点は過ぎてしまっていました。残念な予選結果でしたが、TS050 HYBRIDの決勝レースでのペースは悪くないので、必ず今日の思いをはらします。

    小林可夢偉
    私がアタックを担当したセッション開始直後は、あまり良いコースコンディションではありませんでしたが、その中でのタイムはまずまずでした。マイク(・コンウェイ)のタイムが抹消されたことで、我々にはタイムを更新出来る可能性はなくなってしまいました。今日の結果は残念ですが、6時間もの長い決勝レースで予選グリッドにあまり意味はありません。ドライバーズチャンピオンを目指して、最後まで全力を尽くします。

    マイク・コンウェイ
    TS050 HYBRIDの能力を最大限に発揮して良いアタックが出来ただけに、タイム抹消は残念です。自分自身ではコースアウトはないと思ったのですが、判断を尊重します。最前列グリッドも狙える手応えがあったのですが、叶いませんでした。ただ、決勝のレースペースには自信があり、良い結果が狙える確信があります。明日も全開でアタックします。

    関連:【WEC】 2016年 ドライバーズタイトルの行方は?・・・タイトル獲得条件

  • 【WEC】 バーレーン6時間 予選:アウディ#8号車がポールポジション

    【WEC】 バーレーン6時間 予選:アウディ#8号車がポールポジション

    WEC 最終戦 バーレーン6時間レースの予選が18日(金)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。

    ポールポジションを獲得したのはアウディ R18 #8号車。ルーカス・ディ・グラッシが最速タイムとなる1分38秒828を記録。平均タイムは1分39秒207で、ポルシェ 919ハイブリッド #1号車を0.264秒上回った。

    タイトルリーダーのポルシェ 919ハイブリッド #2号車は3番手となり、決勝レースで5位でフィニッシュすれば、タイトルを獲得する。

    トヨタは#6号車が5番手、#5号車が6番手だった。

    WEC 最終戦 バーレーン6時間の決勝レースは、明日19日の22時(現地時間16時)からスタートする。

    WEC 2016 最終戦 バーレーン6時間 予選結果 (LMP1)

    Pos No Driver Car Driver 1 Driver 2 Average Gap
    1 8 Lucas DI GRASSI
    Loïc DUVAL
    Oliver JARVIS
    Audi R18 1:39.587 1:38.828 1’39.207  
    2 1 Timo BERNHARD
    Mark WEBBER
    Brendon HARTLEY
    Porsche 919 Hybrid 1:39.339 1:39.604 1’39.471 +0.264
    3 2 Romain DUMAS
    Neel JANI,
    Marc LIEB
    Porsche 919 Hybrid 1:39.886 1:39.452 1’39.669 +0.462
    4 7 Marcel FÄSSLER
    André LOTTERER,
    Benoît TRÉLUYER
    Audi R18 1:39.496 1:39.900 1’39.698 +0.491
    5 6 Stéphane SARRAZIN
    Mike CONWAY
    Kamui KOBAYASHI
    Toyota TS050 – Hybrid 1:40.094 1:40.351 1’40.222 +1.015
    6 5 Anthony DAVIDSON
    Sébastien BUEMI,
    Kazuki NAKAJIMA
    Toyota TS050 – Hybrid 1:41.110 1:40.443 1’40.776 +1.569
    7 13 Mathéo TUSCHER
    Dominik KRAIHAMER,
    Alexandre IMPERATORI
    Rebellion R-One – AER 1:45.546 1:44.637 1’45.091 +5.884
  • トヨタ:2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間 公式練習レポート

    トヨタ:2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間 公式練習レポート

    11月17日(木)、FIA世界耐久選手権(WEC)の2016年シーズン最終戦となる第9戦バーレーン6時間レースが開幕。初日は2度の公式練習が行われ、TOYOTA GAZOO Racingは着実なスタートを切った。

    TOYOTA GAZOO Racingはこの最終戦で2つの大きな目標、マニュファクチャラーズ選手権2位獲得とドライバーズ選手権のチャンピオンタイトルを獲得に挑む。

    最終戦を前に、マニュファクチャラーズ選手権3位につけるTOYOTA GAZOO Racingのポイントは207点で、同2位のアウディとは15点差。しかし、このレースの獲得ポイントは1位25点、2位18点、3位15点。2台のTS050 HYBRIDの成績次第でアウディを逆転することが可能であり、今シーズン後半の快進撃がそれを裏付ける。

    ドライバーズ選手権はポルシェ#2号車のドライバーが152点でトップだが、2番手のTS050 HYBRID #6号車の小林可夢偉/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイは135点で、17点差につける。こちらの得点も同様に優勝25点、2位18点、3位15点に加えてポールポジションで1点。決して簡単ではないが、逆転は不可能ではない。

    こうした背景の下、バーレーン初日は、各々1時間半の公式練習走行が行われた。TOYOTA GAZOO Racingは過去4回のバーレーン6時間レースで2勝を挙げており、このサーキットは得意なコース。19日(土)の決勝レースは現地時間の午後4時にスタートし、午後10時にゴールする。このため、走行初日となる17日(木)は昼夜に渡って変化する環境に適応すべく、精力的に車両セッティングを進めた。

    決勝レースに向けての最重要課題は路面温度の変化にいかに適したタイヤを選択出来るか。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは好感触を掴み、昨年のタイムと比較すると3秒以上も速いタイムを記録し、明日の予選、明後日の決勝レースに大きな希望を繋いで初日を終えた。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第1回目: 6番手 (1分43秒504), 36周
    公式練習第2回目: 6番手 (1分42秒859), 42周

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第1回目: 4番手 (1分42秒865), 36周
    公式練習第2回目: 4番手 (1分40秒603), 38周

    中嶋一貴
    ここバーレーンではタイヤの摩耗が進んでいってからが難しいので、今日はその点の解析に重点を置きました。両セッション共にそれをふまえた車両セットアップとタイヤの評価をこなし、概ね順調でした。満足な車両のバランスに仕上っていますので、このまま良いレースが戦えると思います。いつものことですが、予選についてはそれほど重要視していません。

    アンソニー・デビッドソン
    決勝レースに合わせた車両のバランスを仕上げる作業をこなし、公式練習1回目と2回目のセッションでは大きくセッティングを変えてみました。今日の内容には満足しています。主な目的は、バーレーンの決勝レースにおける重要な要素である、車両のバランスと、タイヤの摩耗具合の確認です。明日は更なる速さを目指したいところですが、今日のところは順調です。

    セバスチャン・ブエミ
    概ね良い一日で、最終的に車両セットアップも順調に仕上がったと感じています。我々は1周のタイムアタックはせず、決勝レースへむけた車両セッティングに集中しました。トラブルなどは一切無く、多くの周回をこなせたのは良かったです。それによってとても多くのデータを収集出来ましたので、ベストセッティングを見出すべく分析を行っていきます。

    小林可夢偉
    今日は2回のセッション共に全く問題なくこなせました。タイヤの摩耗による車両挙動の変化が大きいため、バランスを取るのが難しいのですが、決勝レースについては心配していません。レースウィークは今日始まったばかりで、まだまだやるべき事はたくさんあります。これから更に良くなっていきますので、期待していてください。

    ステファン・サラザン
    良い一日を過ごし、両セッションでの進捗には満足しています。TS050 HYBRIDを大きく進化させることが出来、マイク、可夢偉と私の3人共にここで力強いレースが出来るという自信があります。明日、決勝レースへ向けた最後的なセットアップを仕上げ、今シーズンの最終戦に臨みます。

    マイク・コンウェイ
    まずまずの一日でした。向上出来た部分はいくつかありましたが、決勝レースのペースという意味でライバルと比べると、ほとんど差は無いように見えます。更なるラップタイム向上のために、決勝レースまでさらなる努力が必要です。しかし今日は初日としては悪くありません。恐らく土曜日の決勝は非常に接戦になると思います。

  • トヨタ:2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間 プレビュー

    トヨタ:2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間 プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは今週末、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるバーレーン6時間レースにおいて、激戦が繰り広げられた2016年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)を締めくくる最終戦を迎える。

    このシーズン最終戦で、TOYOTA GAZOO Racingはドライバーズ選手権の逆転タイトルと、マニュファクチャラーズ選手権の2位、そして今季2勝目を目指す。

    小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3名が駆るTS050 HYBRID #6号車は、ドライバーズチャンピオン争いで現在、首位のポルシェ#2号車と17ポイント差の2位。チャンピオン獲得は簡単ではないが、最終戦では最大26ポイントを獲得出来、逆転の可能性がある限り全力を尽くす。

    前戦、上海で今季初の表彰台に上った中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミの#5号車もまた、マニュファクチャラーズ選手権の順位を上げるために全力を上げる。前戦上海で選手権のタイトルは決定したが、現在ランキング3位につけるトヨタと、2位のアウディとは15ポイント差。今大会での、2台揃っての最大獲得ポイントは44ポイントで、ランキング2位獲得へ逆転可能な範囲と言える。

    第5戦メキシコ以降の4レースで、トヨタは1勝を含む5回の表彰台を獲得し、選手権ポイント争いにおけるライバルとの差を着実に詰めながら最終戦のバーレーンを迎える。ここバーレーンはトヨタにとって良い思い出の詰まったサーキットだ。バーレーンでWECが行われた過去4年のうちトヨタは2013年、2014年の2勝を含む3年連続の表彰台を獲得している。それだけでなく、2年前にはデビッドソンとブエミの2人がドライバーズタイトルを獲得した地でもある。
    1周5.412km、15のコーナーを持つバーレーン・インターナショナル・サーキットは、今季、新開発された2.4リッター直噴ターボエンジンと8MJ対応のハイパワー型バッテリーで構成されるハイブリッドシステムから1,000馬力を発生するTS050 HYBRIDにとって、様々なドラマのあった2016年シーズンを締めくくる舞台となる。

    アウディ、ポルシェとの厳しいレースが展開された2016年シーズン、TS050 HYBRIDは常に勝利を目指して争い続けた。ル・マン24時間レースは衝撃の結末となったが、チームはホームレースである富士戦では劇的なシーズン初勝利を飾った。

    今シーズンは11月19日(土)の決勝レースで幕を閉じるが、チームはそのままバーレーンに残り、WECのルーキーテストに参加する。そこではLMP2クラスで戦ってきた23歳のブラジル人ドライバー、ピポ・デラーニがTS050 HYBRIDをドライブする予定になっている。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racingチーム代表)
    今週末のバーレーンでの今シーズン最終戦が楽しみです。このレースには、年間ドライバーズチャンピオンとマニュファクチャラーズ選手権での2位争いがかかっており、LM P1-H車両で参戦する3社の間で、間違いなく熾烈な戦いが展開されると予想されます。実際のところ、我々がドライバーズチャンピオンを獲得するのは簡単ではありません。いくらかの運も必要な状況です。しかしながら我々の目標は力強くレースを戦い、少しでも良い成績を残すことです。その結果、一年間チームが頑張った成果として、マニュファクチャラーズ選手権については2位を獲得したいと思います。いつものように全力でこのレースに臨みます。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #5号車)
    バーレーンは我々の得意とするコ−スで、TS050 HYBRIDでレースをするのが楽しみです。昨年は苦戦が続きましたが、その中でもバーレーンでは良いレースが出来ました。今年はTS050 HYBRIDで大きな進化を遂げましたので、しっかりしたレースが出来ると思っています。バーレーンでは力強さを発揮し、上位争いが出来るものと信じています。2戦連続で好結果を得るべく全力で頑張ります。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #5号車)
    これで2016年シーズンも最終戦を迎えるのかと驚いてしまいます。随分厳しいシーズンでした。バーレーンは設備も充実し、とても気持ちの良いコースです。ここではいつも良いレースが出来ているので、今回も好結果でシーズンを締めくくるべく、#5号車のスタッフの士気は上がっています。目標はもちろん優勝であり、スパ戦やル・マン24時間では不運に見舞われながらも速さを発揮出来ているので、充分に可能性はあると思っています。勝利のために全力を尽くします。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #5号車)
    前戦上海でようやく表彰台に上れてほっとしました。この勢いを継続し、バーレーンでも力強いレースが出来るように願っています。不運の多かった今シーズンでしたが、前戦が転機となって、良い結果で締めくくれればと思っています。バーレーンは好きなコースで,これまでに何度も好成績を上げていますし、長いストレートからのハードブレーキ、そして一気に加速と、我々の車両に向いているコースだと思っています。勝利のために戦うのが楽しみです。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #6号車)
    最終戦バーレーンを迎えるに当たって、タイトル獲得のチャンスがあるということが我々にとって大事な意味を持ちます。もちろん容易ではありませんが、その目標へ向けて全力で戦います。自分自身としては、今季はLMP1-Hでの初勝利を飾るなど、とても素晴らしいシーズンでした。バーレーンのコースは過去の経験でとても良く知っていますし、ここでレースをすることをいつも楽しんできました。それだけに今大会にも十分な自信があります。我々のTS050 HYBRIDはこのコースに向いていると思っていますので、勝利を目指して頑張ります。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #6号車)
    バーレーンでの戦いに気分が高揚しています。シーズン最後の締めくくりになり、毎年独特な雰囲気の下で行われる素晴らしいイベントだからです。我々はまだドライバーズタイトル争いに留まっています。17ポイント差は確かに大きいですが、何が起こるか分からないのがレースなので、諦めずに最後まで戦い続けます。ここ数戦、我々は素晴らしい競争力を発揮出来ており、また、頼もしい走りをしてくれるチームメイトは心強いばかりです。最後のレースに向けて充分な準備を整えて、全力を尽くします。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #6号車)
    バーレーンではこれまでに良い結果を残しており、大好きなサーキットです。私にとってのWECの初勝利はバーレーンでしたし、昨年唯一の表彰台もバーレーンでした。我々はまだタイトル争いをしており、このシーズン最終戦が楽しみです。日々の改良を続けて来たことで、ここ数戦は予選でも良い結果が出ています。バーレーンでも同じように上位を戦い、チームにとって素晴らしい結果でシーズンを締めくくれることを願っています。

  • 【WEC】 トヨタ、ホセ・マリア・ロペスを2017年のドライバーに起用との報道

    【WEC】 トヨタ、ホセ・マリア・ロペスを2017年のドライバーに起用との報道

    トヨタは、2017年のWECドライバーとしてホセ・マリア・ロペスと契約を結んだと Autosport が報じた。

    3度目のWTCCチャンピオンであるホセ・マリア・ロペス(33歳)は、今年10月の香港でDSバージンからフォーミュラEへの参戦を開始している。

    シトロエンの2016年末でのWTCC撤退に先駆け、昨年の冬からホセ・マリア・ロペスはトヨタのLMP1カーをテストしていた。

    ホセ・マリア・ロペスの契約はまだ正式発表されていないが、トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、チームが2017年のドライバーラインナップをすでに決定していることを明らかにしている。

    ドライバーラインナップに変更があるかと質問されたパスカル・バセロンは「おそらく」と Autosport にコメント。

    だが、それがホセ・マリア・ロペスかとの質問には回答を拒否。トヨタは、1月までホセ・マリア・ロペスとの契約を発表することはないと考えられている。

    ホセ・マリア・ロペスが、既存の2台のラインアップを誰のシートに座るかは不明なままだが、44歳のステファン・サラザンと交代になると推測されている。

    元ルノーのF1テストドライバーで、GP2ウィナーのホセ・マリア・ロペスは、すでにGTカテゴリーでスポーツカーを経験している。2007-2008シーズンには、アメリカン・ル・マン・シリーズとFIA GT選手権にフェラーリから参戦しており、2010年のFIA GT1世界選手権ではサン・ルイスでアストンマーティンに一戦限りの出場を果たしている。

  • 小林可夢偉、WEC逆転ドライバーズタイトルへ「やるしかない!」

    小林可夢偉、WEC逆転ドライバーズタイトルへ「やるしかない!」

    小林可夢偉が戦うトヨタ TS050ハイブリッド6号車は、WEC 第8戦 上海6時間レースで2位表彰台を獲得。最終戦アブダビでの逆転ドライバーズタイトルへの望みを繋いだ。

    レースで6号車は2度にわたってパンクという不運に見舞われた。しかし、小林可夢偉の攻撃的な走りもあり、2位表彰台を獲得。また、5号車も3位でフィニッシュし、2014年の上海以来となる2台揃っての表彰台獲得となった。

    「5号車と6号車今年初の表彰台で終われました!」と小林可夢偉は自身のInstagramに投稿。

    「我ら6号車は2回に渡るタイヤパンクに見舞われ優勝争いからは外れましたが、なんとか最後の1時間で2位までポジションを戻す事ができました。2週間後にバーレーンで行われます最終戦へむけなんとかポイントリーダーとの差を詰めて残り17ポイント! これをバーレーンで逆転出来ればなんと!世界チャンピオン!」

    「次は予選ポールポジションそしてレース優勝! やるしかない!」

    関連:【動画】 2016 WEC 第8戦 上海6時間レース ハイライト