カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • トヨタ、10月にWEC撤退か継続かを決断

    トヨタ、10月にWEC撤退か継続かを決断

    トヨタは、10月にFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1での活動を継続していくか否かを決定する。

    今年7月、ライバルのポルシェは今シーズン末でLMP1での活動から撤退することを発表。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはまだ計画にコミットするにはまだ時期尚早だと述べた。

    「我々にはさらに情報が必要だし、そのあとで決定してくつもりだ。10月まで決定することはないだろう」とパスカル・バセロンはコメント。

    「カレンダーがどうなるか、新しいコンペティターが来るのか、レギュレーションがどうなるのかを理解する必要がある」

    バスカル・バセロンは、2018年もWECを継続するかどうかは、2020年からのLMP1規約によると説明した。

    「我々が残留する場合、それは2020年との関連になる」とパスカル・バセロンは述べた。

    2020年の新しいLMP1規約では、ゼロエミッション走行とプラグイン・ハイブリッド技術が導入される予定となっている。

    パスカル・バセロンは、WECが“技術タンクを空にしない”ことが重要だとし、トヨタは今週末のメキシコラウンドで発表する将来についての発表で情報を“吸収する”つもりだと述べた。

    トヨタは、2018年までWEC参戦をコミットしているが、パスカル・バセロンは、7月にポルシェ撤退の噂が広まった際に、ファクトリーのライバルがいることが必要であり、見直さなければならないと述べていた。

    バスカル・バセロンは、TS050ハイブリッドの2018年版の作業は継続していると強調したが、ル・マン24時間で3台目のクルマを走らせることは考えにくいと認めた。

    「現時点でそのようなオプションは考えていない」

  • 【WEC】 トヨタ:WEC 第5戦 メキシコ6時間 公式練習初日レポート

    【WEC】 トヨタ:WEC 第5戦 メキシコ6時間 公式練習初日レポート

    前戦ニュルブルクリンク6時間レースから1ヶ月半の夏休みを挟んで、FIA WEC(FIA世界耐久選手権)第5戦は大西洋を渡ったメキシコで恒例の6時間レースとして幕を開けた。しかし、1週間前にアメリカ・テキサス州を襲った台風“ハーベイ”の影響でメキシコにも低気圧が居座り、レースの週末を控えて連日の悪天候。公式練習走行初日となった金曜日も、エルマノス・ロドリゲス・サーキットは朝から雨が降り注いだ。

    午後5時20分から行われた1回目の公式練習走行は、コースが完全に濡れた状態でスタート。雨こそ落ちていなかったものの、2台のTS050 HYBRIDはミシュラン・ウエットタイヤを装着しての走行になった。セッションが進むにつれてコースは乾き始め、使用タイヤもインターミディエイトからドライへと変更になったが、コースが完全に乾いたのは最後の30分だけ。セッティングに費やす時間も限られており、チームは空力デバイスのアジャスト、スリックタイヤの評価に注力した。

    しかし、TS050 HYBRID #7号車、#8号車共に週末に予想される雨天レースに備え、ウェットコンディションでのハイブリッド・エネルギーのリカバリー、ターボのブースト調整など、細かい作業は行えた。ただ、他のレースと違って初日の公式練習走行は1回だけ。それぞれのドライバーも十分に走り込むことが出来たとは言えなかった。

    コースが乾いてからドライ・タイヤでの走行が始まるとラップタイムは急激に短縮されたが、まだTS050 HYBRIDの全性能を引き出すまでには至らず、この日のベストタイムも昨年のポールポジション・タイムから2秒遅かった。明日の土曜日は、2回の公式練習走行が行われ、その後、午後6時20分から公式予選が行われる。

    TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習第1回目: 3番手 (1分28秒029), 35周

    TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式練習第1回目: 4番手 (1分29秒131), 44周

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    変わりゆくコンディションの中での1セッションを終えただけなので、状況を語るのは難しいです。コース上の混雑もあり、我々はまだクリアラップでのアタックは出来ていません。いつもは金曜日に行っている車両バランスに関する作業をこれから進めていき、明日は更なるパフォーマンス向上を目指します。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    ウェットコンディションを含む、この週末に向けてのあらゆるコンディションでの準備が出来ました。時間が限られていたので、まだ改良すべきポイントはあります。まずまずのスタートが切れたと思いますが、まだ幾つかの領域でやるべきことがあり、それによってラップタイムは向上していくはずです。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)

    今日は、この週末予想される天候へ向けて3タイプのタイヤ全てを試すことが出来たので良かったです。我々の走行ペースは悪くないと思いますが、まだレースウィークは始まったばかりですし、ここからどこまで改良出来るかが重要です。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    コンディションがめまぐるしく変わる中で、全てのタイヤを試すことが出来ました。ドライブの難しい状況で、ドライコンディションでのラップタイムに関してはまだ改良の余地があります。とはいえTS050 HYBRIDの感触は良いので、更なるパフォーマンスを引き出すべく作業を続けます。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    ウェットからドライまで全てのコンディションを経験することが出来ました。1セッションしか無い金曜日だったので、いつものように充分なデータを得られていません。これからTS050 HYBRIDを最善の状況にすべく準備をする必要があり、明日は忙しい一日になるでしょう。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    ニュルブルクリンクの後の長い休暇を終えて、レースの現場に戻れたことを喜んでいますし、私自身にとっては初めて走るこのサーキットへの準備も出来ました。TS050 HYBRIDの感触は良いですし、良いリズムで走れていると思います。まだまだやるべきことは多いですが、バランスには満足しています。

    WEC 第5戦 メキシコ6時間 公式練習初日

    順位 No. ドライバー チーム/車種 周回 タイム
    1 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    46 1:27.026
    2 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム//
    ポルシェ919ハイブリッド
    44 1:27.675
    3 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    35 1:28.029
    4 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    44 1:29.131
  • マクラーレン、ル・マン24時間へのLMP1カーでの参戦を検討

    マクラーレン、ル・マン24時間へのLMP1カーでの参戦を検討

    マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、2019年以降にFIA 世界耐久選手権(WEC)、もしくはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のいずれかのプロトタイププログラムを含め、あらゆるスポーツカーレースへの参戦を本格的に検討していると述べた。

    ザク・ブラウンは、WECのトップクラスであるLMP1はF1レベルの支出に近づいたことで自動車メーカーの参戦が不可能になったと考えており、現在のLMP2規約やIMSA選手権のDPiなどにインスピレーションを得た新たな方向性が必要だと考えている。

    マクラーレンは、1995年にル・マン24時間レースでJ.J.レート/ヤニック・ダルマス/関谷正徳が走らせるマクラーレン F1 GTRで勝利を収めている。

    ザク・ブラウンは、以前からマクラーレンとしてル・マンに復帰することを望んでいると述べていた。

    「WECがリセットボタンを押す機会があると私は信じている」とザク・ブラウンはコメント。

    「彼らには、ファクトリーとプライベーターが勝つチャンスがあると知りながた一緒にレースをしていたポルシェ956や962の時代に戻ってほしい。」

    「現在のルールではそれは可能ではない。だが、LMP2カテゴリーの成功に見てみると、コストは全員が利益が得られるように管理されている。私はそのような考え方をLMP1に移行させてみたい」

    「IMSAのDPiの状況も少し似ている。自動車メーカーはその方向で話をしている」

    「WECが、ハイブリッド技術のエレメントでルールパッケージにおいて同じスピリットと費用対効果を再現できるのであれば、我々は関心を持つだろう」

    ザク・ブラウンは、LMP1のハイブリッド技術は近年でコストが上昇したことで、自動車メーカーは投資に見合った利益を得られていないと語る。

    「現在、LMP2カーは数年前のLMP1カーよりも最高速度が高くなっている。WECのフルシーズンのために500万ドルをLMP2に費やしていることを考えればそれは本当に印象的だ」

    「現在のLMP1の投資レベルでは、費用が増加しても、20倍の改善はみられない。だが、LMP1カーにそれらの教訓を踏まえ、2000万ドルの予算であれば、我々は非常に興味を持つだろう」

    「まずは経済的水準を設定し、スポーツの偉大な歴史に反映させてほしい」

    「必ずしもIMSAのDPiプラットフォームを再現する必要はないが、そのようなスピリットが必要かもしれない」

    「もう一つの選択肢は、DPiを完全にグローバルなプラットフォームにするというものだ。それも興味深いことになるだろう」

    ザク・ブラウンは、トップレベルのカテゴリーは市販車市場と技術的な関連性を維持すべきであると考えている。

    「モータースポーツではどの自動車メーカーにとってはR&Dが利益になる必要があるが、それだけが理由ではない」とザク・ブラウンはコメント。

    「効率的な支出でなければ意味はない。投資回収と比例する必要がある。結局のところ、モータースポーツはマーケティングだ」

  • 【WEC】 トヨタ:WEC 第5戦 メキシコ6時間 プレビュー

    【WEC】 トヨタ:WEC 第5戦 メキシコ6時間 プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは2017年FIA世界耐久選手権(WEC)の後半戦初戦となる、第5戦メキシコ6時間レースを戦うべく、大西洋を渡る。

    今シーズンのWECでは全9戦中4戦が終了しており、TOYOTA GAZOO Racingはライバルであるポルシェとマニュファクチャラーズチャンピオン争いを続けている。メキシコラウンドを迎える時点で、TOYOTA GAZOO Racingは39.5ポイント差の2位。1レースあたり1チーム2台が獲得出来る最大ポイントは44ポイントのため、まだまだ充分に世界選手権獲得圏内と言える。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブするTS050 HYBRID #7号車は、これまで4戦中3戦でポールポジションを獲得しており、今シーズン初勝利を目指してメキシコ戦に臨む。

    中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの3名がドライブするTS050 HYBRID #8号車は第1戦シルバーストンと第2戦スパの2戦で勝利。ドライバーズチャンピオンシップでポルシェ#2号車に30ポイント差の2位につけている。

    レースの舞台となるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは、標高2,285mの高地に位置し、シリーズ中で最も空気の薄いサーキットのひとつとして知られており、ダウンフォースの確保も重要となる。そのため、チームは7月中旬に行われた前戦ニュルブルクリンク6時間同様、ハイ・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDで勝利へと臨む。

    首都メキシコシティに位置する1周4.304kmのコースは2016年に25年振りのWECカレンダー復帰を果たした。TOYOTA GAZOO Racingは昨年、#6号車が公式練習中のアクシデントによるモノコック交換という困難を乗り越え、表彰台を獲得した。

    今年のメキシコ大会は、チーム代表に村田久武が就任して最初のレースとなると共に、欧州から離れる遠征戦初戦となる。アメリカ、日本、中国、バーレーンと続く遠征戦へ向け弾みをつけるためにも、2台のTS050 HYBRIDの活躍に期待がかかる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing 代表)

    メキシコのレースを楽しみにしています。私にとってチーム代表として初めてのレースとなるので、好結果を残したいと思っています。東富士(研究所)とケルン(TMG)のスタッフは前戦ニュルブルクリンク以来、ハードワークでこのメキシコ戦、そしてその後の遠征戦へ向けTS050 HYBRIDの準備を進めて来ました。このシリーズ後半戦のサーキットは我々の車両が得意とするコースであり、ドライバーズ、マニュファクチャラーズの両選手権争い制覇はまだ十分可能です。それだけに重要なのは、全てのレースで出来る限り多くのポイントを獲得することであり、メキシコでの我々の目標は明確です。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    WECシーズンの長い夏休みを経て、再びレースに戻れるのは嬉しいです。メキシコは後半戦のスタートなので、良いパフォーマンスを示すことが重要ですし、マニュファクチャラーズ選手権争いのためにも多くのポイント獲得が必要です。TS050 HYBRIDはニュルブルクリンクの時よりも速さを増していると思っており、上位争いが出来るはずです。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    昨年のメキシコ戦は本当に楽しかったです。狭く、曲がりくねったコースで、コース上は混雑し、追い抜きは困難です。しかし、流れるようなコーナーは最高です。また、とても熱狂的なファンと再び会うのも楽しみにしています。スタジアムセクションを埋め尽くす観客を見るのは素晴らしい経験でした。今大会も間違いなくポルシェとの接近戦になるでしょうが、トップに立てればと思っています。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)

    ニュルブルクリンクでのポールポジションと表彰台獲得の後、次のメキシコ戦を待ち望んでいました。昨年のメキシコでの戦い振りを考えれば、コースは我々のTS050 HYBRIDに向いていると思いますし、本当に楽しみです。ラテンアメリカ圏でのレースであり、母国アルゼンチンからもそう遠くないので、多くの熱狂的なファンに会えるでしょうし、彼らの前でレースを戦う雰囲気は大好きです。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    昨年のレースで初めてメキシコを訪れましたが、レースの後もリラックスした時間を過ごし、あの国の雰囲気を本当に楽しむことが出来ました。訪れるのに良い国というだけでなく、コースもとても面白いです。我々はまだドライバーズ、マニュファクチャラーズの両選手権タイトルを争っていますので、完璧なレースを戦い、2台揃っての表彰台獲得を目指します。そのためにも、可能な限りハードにプッシュして行きます。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    メキシコのコースは好みなので、再び走るのが楽しみです。ストレートはとても長く、良い追い抜きポイントです。スタジアムセクションはこのサーキットの特徴のひとつで、グランドスタンドを埋め尽くしたファンの前で走るのは最高の気分です。ル・マンとニュルブルクリンクの後、メキシコで再び勝利争いが出来ることを切望しています。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    今シーズン残りのレースを通して優勝争いが出来ると思っていますが、まずはメキシコです。私自身は昨年、肋骨の負傷によりメキシコでのレースを欠場したため、初めて走るコースとなります。昨年もTS050 HYBRIDが速さを見せたサーキットなので、今年は更に強さを見せられると思っています。上位を争い、選手権制覇のために、可能な限り多くのポイントを獲得出来ることを期待しています。

  • BMW、2018年参戦マシン『M8 GTE』でのテストを重ねる

    BMW、2018年参戦マシン『M8 GTE』でのテストを重ねる

    BMWは、2018年からFIA 世界耐久選手権(WEC)のGTE Proクラスに参戦するマシン『M8 GTE』のトラックテストを重ねており、7月のドイツ・ラウジッツに続き、バルセロナのカタロニア・サーキットでテストを実施した。

    BMW M8 GTEは、2018年からFIA世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦する予定となっており、デビュー戦は来年1月のデイトナ24時間を予定している。

    今回のテストでは、4名のドライバーが参加。マーティン・トムチェク(開発ドライバー)、ニック・キャッツバーグ、ブルーノ・シュペングラー(DTMドライバー)、そして、2016年のル・マン24時間レースにデンプシー・プロトン・レーシングから参戦したフィリップ・エングがBMW M8 GTEのテストを実施した。

  • 【WEC】 トヨタ:村田久武がWECチーム代表およびTMG社長に就任

    【WEC】 トヨタ:村田久武がWECチーム代表およびTMG社長に就任

    村田久武が8月1日(火)より新たにドイツケルン市に拠点を構えるTOYOTA GAZOO Racing (WEC)チーム代表並びにTOYOTA Motorsport GmbH(TMG)社長に就任した。

    新社長となる村田久武は、2006年、初めて専用ハイブリッド車両でレースに挑戦し、2012年からトヨタが参戦することになったFIA世界耐久選手権(WEC)におけるレース用ハイブリッドパワートレーン開発を率いてきた。

    2015年4月からTOYOTA GAZOO Racing (WEC)チーム代表、並びにTMG社長として職務に携わってきた佐藤俊男は、この度、トヨタ自動車パワートレーンカンパニーへ帰任することになり、村田久武が佐藤俊男のポジションを引き継ぐ。

    かつての米国CARTシリーズやグループCカーによるル・マン24時間レースに挑戦した経験を持ち、更には近年、好成績を上げているSUPER GTや全日本スーパーフォーミュラ選手権で培ったモータースポーツへの広い見識を持つ村田久武新社長のTMGでの活躍が期待される。

    TOYOTA GAZOO RacingのWECプロジェクトと共に、村田久武は、新社長として、トヨタ自動車の先行開発プロジェクトや一般カスタマー向けの技術開発事業等、TMGの全般の事業にも関わり、経営を担うことになる。

    新社長となる村田久武は、TMG着任後、ロブ・ロイペン チーム・ディレクター兼ビジネスオペレーション担当副社長、パスカル・バセロン技術部門担当副社長とともにTMGを支える。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing (WEC) 新チーム代表

    TMGで新しい業務を担うことを誇らしく思います。LMP1ハイブリッド車両開発プロジェクトのスタート当初より、TMGの関係者とは強い絆を結んできておりましたが、この度、更に緊密な関係を築きつつ、すべての分野において成功に向かって挑戦していくことになりました。2015年以来TMGのトップとしてリーダーシップを発揮されてきた佐藤俊男社長には格別な労いを述べるとともに、新しい職場での活躍をお祈り申し上げたいと思います。

    佐藤俊男TOYOTA GAZOO Racing (WEC) 元チーム代表

    これまでの3シーズン、一緒に懸命に働いてくれたTOYOTA GAZOO RacingチームとTMGの関係者の皆様全員に心から感謝を申しあげます。このチームとTMG、両方の組織の一員になれたことを嬉しく思いますし、低迷した2015年シーズンから着実な進歩を遂げられたことを誇らしく思います。今後、自分自身はトヨタ自動車に帰任し、パワートレーンカンパニーの中で新たな業務に携わることになりますが、日本からチームとTMGを応援して参ります。引き継ぐ村田久武新社長を全面的に支援すると共に彼の成功を心からお祈り申し上げます。また最後になりますが、ファンの皆様、関係会社の皆様、これまでの暖かいご支援、本当にありがとうございました。

  • トヨタ 豊田章男社長、ポルシェのWEC撤退は「本当に寂しく、残念」

    トヨタ 豊田章男社長、ポルシェのWEC撤退は「本当に寂しく、残念」

    トヨタ自動車の豊田章男社長が、ポルシェがFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスから撤退することを受けてコメントを発表した。

    ポルシェは29日(金)、今シーズン限りでWECのLMP1クラスから撤退し、2019年からフォーミュラEに参戦することを発表した。

    豊田章男社長は「ポルシェがWEC(世界耐久選手権)LMP1から撤退することを決めたと聞き大変残念に思います」とTOYOTA GAZOO RacingのFacebookページにコメントを寄せた。

    「昨年、ル・マン24時間レースにおいて、ポルシェチームとは、優勝を懸けて競い合うような良い戦いができ、私どもトヨタのことをライバルと認めていただけました」

    「そして本年の戦いに向けて、そのポルシェの気持ちに応えたい、そして超えたい…その想いで我々は努力を重ねることができ、新たな技術や技能を実現することに力を尽くせています」

    「今年のル・マンでは、Dr.ポルシェと再会でき、お話をさせていただきました。ポルシェも、我々と同じく、もっといいクルマづくりの為にモータースポーツに取り組んでいるというお話を聞きました。それを、ずっと前から、継続して取り組まれているポルシェは本当に尊敬すべきカーメーカーです」

    「そのポルシェと、来年は同じ道で競い合い、技術を高め合うことが出来なくなると思うと、本当に寂しく、残念に感じます。しかし、まだ戦いは終わっていません。今年、残された5戦を全力で競い、お互いの心に・・・、そしてファンの皆さまの心に残る素晴らしいレースをしましょう」

    「感謝の気持ちでいっぱいですが、感謝の言葉は、シリーズが終わった後に、述べさせてください。その時に、どちらが「チャンピオンおめでとう」という言葉を添えられるか?それを楽しみに戦いを続けましょう」

    「ポルシェの皆さま、よろしくお願いします」

    関連:ポルシェがフォーミュラEに参戦 | 公式リリース

  • トヨタ、ポルシェのWEC撤退に「ポルシェがいないのは悲しい」

    トヨタ、ポルシェのWEC撤退に「ポルシェがいないのは悲しい」

    ポルシェのWEC撤退発表を受け、ライバルであるトヨタがチームの公式Twitterでコメントを発表した。

    28日(金)、ポルシェは今シーズン限りでFIA 世界耐久選手権のLMP1クラスから撤退することを発表。2019/2020シーズンからフォーミュラEに参戦することを発表した。

    ポルシェの撤退により、LMP1クラスに参戦する自動車メーカーはトヨタ1社となる。

    トヨタは「2018年にポルシェがLMP1でレースをしないのは悲しい。我々は2014年以降、ポルシェチームと多くの激しいレースを戦ってきたことを名誉に思う」とコメント。

    「2017シーズンはまだ終わっていない。我々は残り5レースでバトルを続けていく。歴史に残るような素晴らしいレースをしよう!」

    関連:ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

  • ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

    ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

    ポルシェは、今シーズン限りでWEC(FIA 世界耐久選手権)のLMP1クラスでの活動から撤退し、フォーミュラEに参戦することを発表した。

    ポルシェは、2014年にWECのLMP1クラスに復帰。2018年まで参戦をコミットしていたが、1年前倒しで撤退することを決定。ポルシェは、2019/20シーズンからフォーミュラEに参戦する。

    ポルシェは、今週2018年限りでDTMから撤退し、フォーミュラEへの参戦を表明したメルセデスと同じタイミングでの参戦することになる。

    ポルシェの研究開発担当役員を務めるミヒャエル・シュタイナーフォーミュラEへ参戦し、成功を収めることは、我々が開発中のミッションEの論理的な成果といえます。独自に開発したテクノロジー採用の自由度が増しているフォーミュラEは非常に魅力的なカテゴリーです」とコメント。

    ポルシェはこれまでにない革新的なドライブコンセプトに取り組んでいます。我々は極限のレベルで争われるフォーミュラEを、環境性能、効率性そして持続可能性を前進させるための最良の競争の場として捉えています」

    フォーミュラEと合わせて、ポルシェはGTカテゴリーでの活動を活発化させていく。

    「多様なマニュファクチュアラーが参戦し、高いクオリティのシリーズを運営するWECとIMSAは、我々の労力を911RSRに集中することを決意させました。ナンバーワンになるという目標を達成するには、投資が必要です」

    ポルシェのLMP1代表を務めるフリッツ・エンツィンガーは「何もないところからル・マンに向けてチームを作ることは大きなチャレンジでした」とコメント。

    「この数年間で、私たちは信じられないほどの成功を収める優れたチームへと成長しました。これは我々が前へ進むための基礎となります。私はフォーミュラEでも高いレベルで戦えることを確信しています。モチベーションは高く、新しいチャレンジに興奮しています」

    フォーミュラEのCEOを務めるアレハンロド・アガグは、ポルシェの決定はフォーミュラEにとって巨大な瞬間だと述べた。

    「このプロジェクトを開始した5年前に誰かにポルシェのようなブランドとのパートナーシップを発表することになると言われても信じなかっただろう」とアレハンロド・アガグはコメント。

    「フォーミュラEにあらゆるレースと遺産を代表するポルシェのような名前があることは一般の認識を変える我々の探求の変曲点だ」

    ポルシェは911 RSRによるGTカテゴリーに注力し、ル・マン24時間およびWECとアメリカのIMSAウェザーテックスポーツカーチャンピオンシップ、その他の耐久レースにおけるGTカテゴリーへの参戦は継続する。

    昨年のアウディの撤退に続くポルシェの決定により、LMP1クラスには自動車メーカーはトヨタしか残らなくなる。トヨタは、2018年までWECへの参戦をコミットしているが、それはポルシェがこのシリーズを継続することが前提条件だて述べている。

    2014年よりLMP1クラスにポルシェ 919ハイブリッドで参戦し、2015年、2016年、2017年のル・マン24時間レースにおいて3連覇をして19勝目を達成していた。

  • ポルシェ、WEC撤退を検討 … 7月中に決断

    ポルシェ、WEC撤退を検討 … 7月中に決断

    ポルシェは、今月末までにWECのLMP1クラスでの将来を決断することを明かした。

    ポルシェ撤退の噂は、フォーミュラEのモナコおよびベルリンで同社の関係者が目撃されたことで加速。また、今月5日(水)には2021年以降のF1エンジンのレギュレーションを検討する会議“パワーユニット ワーキンググループ”にメーカーとして参加しており、F1参戦も噂されている。

    この件についてポルシェのLMP1代表を務めるフリッツ・エンツィンガーは「7月末までに決断を下すつもりだ」と実際にWEC撤退を検討していることを認めた。

    だが、フリッツ・エンツィンガーはそれ以上は語ろうとせず、週末のWEC 第4戦 ニュルブルクリンクに集中しているとした。

    2015年8月、ポルシェは当初の2014年から2016年までの3年間のレースプログラムを延長。理論的には2018年末までLMP1でのレースにコミットしている。

    ライバルであるトヨタは2019年までWECへの参戦をコミットしているが、ポルシェが撤退することになった場合、そのプランがどうなるかは不明だと述べている。

    「現時点で我々がわかっている状況では、我々のマネジメントは来年までコミットしている」とトヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはコメント。

    パスカル・バセロンは、2016年末のアウディに続いてポルシェが撤退することになれば“問題”だと認める。

    「状況が変わったとき、我々の戦略を見直すことになる。だが具体化されていないことについてこれ以上述べることはできない」

    「我々のポジションがどうなるかはわからない。だが、我々には競争相手が必要なのは確かだ」

    パルカル・バセロンは、先月のル・マン24時間レースの週に2020年の新レギュレーションが発表された際、新たなメーカーがLMP1クラスに参戦することを期待していると述べていた。

    関連:ポルシェ、WECを撤退してF1に参戦?