カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • マックス・フェルスタッペン 2026年F1規則を酷評「スパではF3並みのパワー」

    マックス・フェルスタッペン 2026年F1規則を酷評「スパではF3並みのパワー」

    フェルスタッペンは、F1ベルギーGP予選後、2026年のパワーユニット規則によってスパ・フランコルシャンの魅力が大きく損なわれていると語った。スパは多くのドライバーが最高のサーキットの一つに挙げるが、現在のマシンでは「F3並みのパワー」で走る区間があると指摘している。

    予選ではレッドブル・レーシングのチームメイト、アイザック・ハジャーのトウを活用して2番手を獲得したフェルスタッペン。しかし、その結果とは裏腹に、2026年仕様のマシンに対する不満を改めて口にした。

    「F3並みのパワー」で走るスパ
    2026年のF1マシンは、内燃エンジンと電動パワーの配分が変更されたことで、サーキットによっては電力を使い切り、内燃エンジンだけで走行する時間が長くなる。

    フェルスタッペンは、特にスパのセクター2でその影響が顕著だと説明した。

    「セクター2の大部分ではエンジンだけで走っている。出力は450馬力か500馬力くらいかな。たぶんF3マシンと同じくらいのパワーだけど、F1のダウンフォースはそのままだ」

    「だから、もちろん運転していてすごく楽しいものではないことは想像できる。でも正直、またここで文句を言いたくはない。たぶん出口で誰かに撃たれるだろうからね」

    「以前も言ったように、僕は精神的にこの状況へ適応しようとしている。好きなF1ではないし、僕が求めているものでもない。でも家にいて何もしないわけにもいかない。だから今はベストを尽くすだけだ」

    サインツJr.「どうして受け入れたのか」
    フェルスタッペンだけでなく、多くのドライバーが現在のスパでの走行感覚に不満を抱いている。

    ウィリアムズのカルロス・サインツJr.は、F1そのものを否定するつもりはないと前置きしながらも、2026年マシンではスパ本来の魅力が失われたと語った。

    「去年ほど予選ラップを楽しめたドライバーはいないと思う。スパでは、このマシンによって確実に多くのものを失った」

    「とはいえ、自分たちのスポーツを悪く言い続けても意味はない。誰もが十分ではないことは分かっているし、将来は改善されるはずだ。来年は一歩前進し、その翌年はさらに良くなることを願っている」

    さらに、開発段階でのシミュレーションを振り返り、こう疑問を投げかけた。

    「2022年や2023年のシミュレーションを見て、『これでいい』と判断した人たちは、一度何が起きたのか見直すべきだ。本来なら、こうなる前に対処されるべきだった」

    「それでも今はエキサイティングなレースができているし、F1というスポーツは成長を続けている。だから前を向いて進むしかない」

    マックス・フェルスタペンフェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    ピアストリ「プーオンはもはやコーナーではない」
    マクラーレンのオスカー・ピアストリも、スパを象徴する高速コーナー、プーオンの性格が大きく変わったと指摘した。

    「プーオンはかなり奇妙だった。もうコーナーというより『ストレートの途中にある曲がり』と呼ぶほうが適切かもしれない」

    「昔から素晴らしいコーナーだったし、僕自身も得意としていた場所だから残念だ」

    さらに、コーナーごとに出力が大きく変化することも難しさにつながっていると説明した。

    「今年は状況が本当に違う。コーナーによっては約1000馬力で立ち上がれるけれど、別の場所では550〜600馬力程度しかない。そうした違いに頭を切り替えるのは本当に難しい」

    「そういう意味では新しい難しさもあるけれど、これまでとはまったく違うスパになってしまった」

    2026年のパワーユニット規則は燃費と電動エネルギーの活用を重視した設計となっているが、スパ・フランコルシャンのような高速サーキットでは電力不足が顕著となり、多くのドライバーが従来のF1らしい迫力や走りの楽しさが失われたと感じている。フェルスタッペン、サインツJr.、ピアストリはいずれも改善の必要性を認めつつ、今後のレギュレーション改良に期待を寄せた。

  • 【動画】レッドブルF1のトウ戦略 ハジャーがフェルスタッペンをフロントローへ導く

    【動画】レッドブルF1のトウ戦略 ハジャーがフェルスタッペンをフロントローへ導く

    レッドブル・レーシングは、F1ベルギーGP予選でマックス・フェルスタッペンをフロントローに送り込むため、アイザック・ハジャーを使ったトウ戦略を実行した。パワーユニット交換によって決勝を最後尾からスタートするハジャーがQ3でフェルスタッペンをサポートし、チームとして2番グリッド獲得に貢献した。

    フェルスタッペンはポールポジションのアンドレア・キミ・アントネッリに0.3秒以上届かなかったものの、最終アタックで2番手に浮上。

    本人もハジャーのトウがなければ、予選順位は6番手前後まで下がっていた可能性があると認めている。

    最後尾スタートのハジャーをトウ役に起用
    ハジャーはベルギーGPを前に複数のパワーユニットコンポーネントを交換したため、決勝では最後尾からスタートすることが決まっていた。

    通常の予選順位が決勝のスタート位置に影響しない状況を踏まえ、レッドブルはQ3でハジャーをフェルスタッペンのトウ役として起用した。

    2回のアタックでハジャーはスタブロー通過後にペースを落とし、フェルスタッペンに最終シケインまでトウを与えた。最後のアタックではブランシモンで両車が接触しかけるほど接近しながら、理想的なタイミングでトウを成立させた。

    フェルスタッペンはその最終アタックで2番手タイムを記録し、日曜日の決勝をフロントローからスタートすることになった。

    フェルスタッペン「トウがなければ6番手だった」
    フェルスタッペンは予選後、ハジャーの協力が結果を大きく左右したと説明した。

    「間違いなく助けになった。そうでなければ僕はここには立っていなかった」

    「トウがなければ、たぶん6番手くらいだったと思う。アイザックは最後尾からスタートすることが分かっているなかで、最終セクターで本当にいい仕事をして、僕にトウを与えてくれた。だから僕たちはここに立てている」

    スパ・フランコルシャンはケメルストレートだけでなく、スタブローからブランシモン、最終シケインへと続く区間でもスリップストリームの効果が大きい。前方のマシンの後方に入ることで空気抵抗が減少し、最高速を伸ばすことができる。

    一方で、前走車との間隔やタイミングを正確に合わせる必要があり、少しでもずれればアタックそのものを失うリスクもある。レッドブルはハジャーのスタート位置を踏まえ、1台の予選結果よりもフェルスタッペンのグリッドを優先する判断を下した。

    ハジャー「チームにとって正しいことだった」
    ハジャーはQ3で自身のタイムを記録せず、フェルスタッペンにトウを与える役割に専念した。それでも、チームの決断に迷いはなかったと語る。

    「僕が本当に彼を2番手に押し上げたのかは分からない。たぶん少しは助けになったと思う。でも彼自身がとてもいい走りをしていたし、いずれにしても前方にはいただろう」

    「そこにボーナスを与えることは、間違いなく正しい判断だった。チームのためにも、彼のためにも嬉しい」

    決勝を最後尾からスタートするハジャーにとって、Q3で自己ベストを狙うメリットは小さかった。レッドブルはその状況を利用し、フェルスタッペンのポールポジション獲得の可能性を少しでも高める戦略を選択した。

    結果的にポールには届かなかったものの、フェルスタッペンは僅差の上位争いを制し、2番グリッドを確保した。


    アントネッリには届かずもフロントローを確保
    フェルスタッペンはアントネッリから0.3秒以上遅れた一方で、フェルスタッペンから7番手のオスカー・ピアストリまでの差も約0.3秒しかなかった。

    つまり、ハジャーのトウによるわずかなタイム短縮がなければ、フェルスタッペンは複数台に先行を許していた可能性が高い。本人が「6番手くらい」と語ったのも、その僅差を物語っている。

    「明日は周りのドライバーをミラーで見ながら走ることになると思う。でも少なくとも今日は本当にいい結果だった」

    「マシンは週末を通してかなり良かった。もちろんキミのレベルではなかったかもしれないけど、チームとしてうまくやり切り、フロントローに並べたことには満足している」

    レッドブルのトウ戦略はフェルスタッペンをポールポジションへ導くことはできなかったが、混戦の予選で2番手を獲得するうえで決定的な役割を果たした。最後尾スタートが決まっていたハジャーをサポート役に回し、エースの決勝スタート位置を最大化したチーム判断は、大きな成果をもたらした。

  • フェルスタッペンとサインツJr.が審議対象 ハミルトン事故後の黄旗違反疑い

    フェルスタッペンとサインツJr.が審議対象 ハミルトン事故後の黄旗違反疑い

    F1ベルギーGPのフリー走行3回目で、マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツJr.がダブルイエローフラッグ下で十分に減速しなかった疑いにより、FIAスチュワードの審議対象となった。

    問題の場面は、セッション終盤にルイス・ハミルトンがフェラーリをクラッシュさせた直後に発生した。事故現場へ接近したフェルスタッペンが減速する一方、後方のサインツJr.が急接近してタイヤをロックさせ、両者が接触しかねない状況となった。

    ハミルトンがFP3終盤にクラッシュ
    ハミルトンはスパ・フランコルシャンのファーニュ・シケイン出口でマシンのコントロールを失い、バリアに衝突した。

    この事故は、前日のフリー走行2回目でピエール・ガスリーが同じ場所で喫したクラッシュとよく似たものだった。ハミルトンのフェラーリは右リア部分に大きなダメージを負い、予選に向けてチームは限られた時間で修復作業を進めることになった。

    事故後、コース上ではダブルイエローフラッグが提示された。現場へ接近していたフェルスタッペンはファーニュの進入手前でペースを落としたが、その後方を走っていたサインツJr.は急減速するレッドブルに追いつき、激しくタイヤをロックさせた。

    サインツJr.「前のマシンが突然ブレーキをかけた」
    サインツJr.は無線で、フェルスタッペンの減速が急だったと主張した。

    「前のマシンがかなり突然ブレーキをかけた」

    一方のフェルスタッペンは、ダブルイエローフラッグが出ていたにもかかわらず、サインツJr.が後方から急接近してきたことに強い不満を示した。

    「一体何なんだ? 信じられない。ダブルイエローなのに、後ろのマシンが僕に追突しそうになった。本当に信じられない」

    映像では、フェルスタッペンが減速した直後にサインツJr.が急接近し、接触を避けるために強くブレーキを踏んだ様子が確認された。

    両ドライバーに黄旗区間での減速義務違反の疑い
    FIAはフェルスタッペンとサインツJr.の双方について、ダブルイエローフラッグ下で十分に減速しなかった可能性があるとして調査を開始した。

    両ドライバーとレッドブル・レーシング、ウィリアムズのチーム代表者は、現地時間14時25分にスチュワードへの出頭を求められた。

    ダブルイエローフラッグ下では、ドライバーは大幅に速度を落とし、必要であれば停止できる状態で走行しなければならない。単に前走車との距離を調整するだけでなく、事故現場にいるマーシャルや停止車両への危険を避けることが求められる。

    今回の審議では、フェルスタッペンが十分な減速を行っていたかに加え、サインツJr.が黄旗区間への接近時に適切な速度まで落としていたかが焦点となる。

    フェルスタッペンは3番手 サインツJr.は18番手
    フリー走行3回目では、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが最速タイムを記録した。ランド・ノリスが0.139秒差の2番手、フェルスタッペンが僅差の3番手に続いた。

    ジョージ・ラッセルはチームメイトのアントネッリから0.367秒差。サインツJr.は18番手にとどまり、16番手だったウィリアムズのチームメイト、アレクサンダー・アルボンから0.702秒遅れだった。

    フェラーリはハミルトンのマシンを予選開始までに修復する必要があり、クラッシュによるダメージの範囲も大きな懸念材料となる。

    なお、フェラーリは金曜日のフリー走行1回目終了後、各マシンで2セットずつのタイヤを規定どおり物理的に返却しなかったとして、ドライバー1人につき5000ユーロ、合計1万ユーロの罰金を科されている。スポーティングペナルティは科されなかった。

    フェルスタッペンとサインツJr.に対する審議結果次第では、予選前にグリッド降格やその他のペナルティが決定される可能性がある。事故現場での安全確保に直結するダブルイエローフラッグ違反だけに、スチュワードが両者の速度やブレーキング、各チームから提出されたデータをどのように評価するかが注目される。

  • フェルスタッペン F1ベルギーGP初日で現実認識「FP2が本当の実力差だった」

    フェルスタッペン F1ベルギーGP初日で現実認識「FP2が本当の実力差だった」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1ベルギーGP初日のフリー走行1回目(FP1)でトップタイムを記録したものの、レッドブル・レーシングの本当の競争力はフリー走行2回目(FP2)で明らかになったとの見方を示した。

    スパ・フランコルシャンでの初日は好スタートを切ったように見えたが、フェルスタッペンはFP2こそが勢力図を正確に映し出したセッションだったと評価。アンドレア・キミ・アントネッリが率いるメルセデスとの差は「驚くようなものではない」と受け止めている。

    FP2で見えた「本当のギャップ」
    FP1では最速だったフェルスタッペンだが、その結果だけでは実力を判断できないと語る。一方で、マシンが初日から適正なセットアップ領域に入っていたことは収穫だったという。

    「僕自身は問題なく走れたし、大きなトラブルもなかった」

    「マシンはかなり良いウインドウに入っていた。FP2では本当のギャップがもう少し見えたと思うけど、それは驚きでも予想外でもない」

    FP2ではアントネッリから約0.5秒遅れとなったが、その差はレッドブルが事前に想定していた範囲内だったと説明した。

    エネルギーマネジメントが弱点
    フェルスタッペンは、マシンバランスには満足しながらも、スパ特有の長いストレートで露呈する弱点を認めた。

    「このサーキットはエネルギーマネジメントがかなり重要になる。僕たちは何チームかのライバルよりストレートで少し遅いようだ。でもバランス自体はかなり良かった」

    2026年型パワーユニットでは電力の使い方がラップタイムに大きく影響するため、スパではその差がより鮮明になったとみられる。一方で、RB22のコーナリングバランスは予想以上に良好だったことも前向きな材料となった。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    ダウンシフトの問題は改善
    FP2ではダウンシフト時の挙動に不満を示し、無線では「受け入れられない」と訴える場面もあった。しかし走行後には、大きな問題ではないとの認識を示した。

    「僕はそういう部分にはすごく敏感なんだ。改善したいと思っているからね」

    「ソフトウェアのアップデートかダウングレードがあって、シフトが学習するまで少し時間がかかったんだと思う。終盤にはまた良くなっていた」

    新リアウイングでも悲観せず
    レッドブル・レーシングは、オーストリアGPとイギリスGPで発生したリアウイング関連のトラブルを受け、ベルギーGPでは回転式リアウイングの使用を見送り、従来型の仕様へ変更している。改良版は次戦ハンガリーGPで投入される見込みだ。

    スパでは空気抵抗の面で若干不利になる可能性があるものの、フェルスタッペンは大きな影響はないと考えている。

    「開き方が違うだけだよ。でも僕たちは自分たちに集中しているし、がっかりするようなことはない。今日は良い一日だった」

    「ライバルと比べてどれだけ余力があるかは分からない。でもドライビングの感触は悪くなかった」

    初日はマシンの仕上がりに一定の手応えを得た一方で、FP2ではメルセデスとの純粋な速さの差も確認された。フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングが正しい方向へ進んでいることを認めつつも、現時点ではライバルが依然として優位に立っているとの現実を冷静に受け止めている。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1残留明言せず「未来を見据えている」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1残留明言せず「未来を見据えている」

    マックス・フェルスタッペンは、2028年末まで契約を結ぶレッドブル・レーシングに残留する可能性について質問を受けたが、自身の将来について明確な回答を避けた。

    マクラーレン移籍説が浮上するなか、フェルスタッペンは新たな決定事項があれば自ら公表すると強調。現在はレッドブルの競争力を取り戻すため、マシンが抱える問題の解決と将来に向けた体制づくりに集中していると語った。

    マクラーレン移籍説に「話すことはない」
    フェルスタッペンは2016年にレッドブル・レーシングへ昇格して以来、チームとともに4度のF1ワールドチャンピオンを獲得してきた。

    しかし、2026年の新レギュレーション導入後は安定した競争力を発揮できず、信頼性問題や予期せぬクラッシュにも直面している。

    オーストリアGPとイギリスGPではリアウイングに関連する問題が発生。レッドブルがトップ争いから後退するなか、2028年末までの契約をフェルスタッペンが全うしない可能性が取り沙汰されている。

    ベルギーGPを前にマクラーレン移籍説について尋ねられたフェルスタッペンは、具体的な回答を避けた。

    「それについて話すことは何もない」

    「自分の将来について、イエスとかノーとか、あれこれ言いたくはない。何か新しいことがあれば、自分から話すと何度も言ってきた」

    フェルスタッペンは残留を明言しなかった一方で、離脱を決断したとも語っていない。現時点では将来に関する報道から距離を置き、レッドブル内部での改善作業を優先している姿勢を示した。

    イギリスGP後すぐにファクトリーへ
    フェルスタッペンは、イギリスGPで自身のレースを終わらせる原因となったような問題を再発させないため、レッドブルのファクトリーで対策が進められていると説明した。

    「今は未来を見据えながら、マシンにある現在の問題を解決しようとしている。そこについてはオープンに話し合っている」

    「もちろん、レースの後に少し失望したり、腹を立てたりすることはある。でも、例えばシルバーストンの後も、家に帰って気持ちをリセットした」

    「水曜日にはファクトリーへ戻って、次の週末に向けた準備を始めた。僕はチームと過ごしてきたすべての年月で、ずっとそういうやり方をしてきた」

    「競争力が少し高い年もあれば、そうではない年もある。でも、僕の取り組み方やチームとしての働き方は何も変わらない」

    フェルスタッペンは、成績が振るわない状況でも仕事への姿勢は変わっていないと強調した。

    イギリスGP後に不満を表したとしても、それを引きずるのではなく、問題を分析して次戦への準備に切り替えることが重要だという。

    人材流出も「プロセスの一部」
    近年のレッドブルでは、エイドリアン・ニューウェイやジョナサン・ウィートリーをはじめ、長年チームを支えた主要人物が相次いで離脱している。

    フェルスタッペンは、残ってほしい人材がいることを認めながらも、スタッフの入れ替わりはモータースポーツでは避けられないものだと受け止めている。

    「人はやって来て、そして去っていく。それもプロセスの一部だと思う」

    「残ってほしいと思う人がいることもある。もちろんそうだ。でも、それが人生であり、スポーツでもあると思う」

    「前へ進み続けて、新しい才能を見つけなければならない。常にそういうところを見ているし、僕たちもそれをやっている」

    フェルスタッペンの発言からは、単に現在のマシンを改善するだけでなく、レッドブルが再びタイトルを争うための組織を構築できるかどうかも重視していることがうかがえる。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    15歳の若手ドライバーを支援
    自身の将来について明言を避ける一方で、フェルスタッペンは若手ドライバーの育成にも活動の幅を広げている。

    自身のレーシングチームでは、マクラーレンの育成プログラムに所属する15歳のドリース・ファン・ランゲンドンクと契約。将来的なF1参戦を目指す若手を支援している。

    「ドリースはカート時代から長い間、大きな才能を示してきた。誰かがほかの選手より少し特別かどうかは、かなり早い段階で見分けることができると思う」

    「彼は今、F4でもその才能を示し続けている。だからこそ、彼を助けて導いていくことはとてもエキサイティングだ」

    「もちろんマクラーレン側とも協力しながら、彼の将来にとって正しい判断をしていく」

    「彼はF1に到達したいと思っている。僕はそれが将来実現するように手助けしようとしている。本当に参加するのが楽しみなプロジェクトだ」

    フェルスタッペンはレッドブル残留を明言しなかったものの、現在もチームの改善作業に深く関与している。今後の判断では、短期的な成績だけでなく、技術面と組織面の双方でレッドブルが再建への明確な道筋を示せるかが重要になりそうだ。

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1残留を明言 フェルスタッペン加入説を一蹴

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1残留を明言 フェルスタッペン加入説を一蹴

    オスカー・ピアストリが、2027年にマックス・フェルスタッペンがマクラーレンへ加入し、自身のシートを奪うとの憶測を明確に否定した。

    ベルギーGPを前に、2027年もマクラーレンで走るのかと問われたピアストリは、わずか一言「イエス」と回答。その後も現在のチームへの信頼を強調し、去就を巡る噂を一蹴した。

    2027年残留を一言で明言
    近年のF1パドックでは、フェルスタッペンの将来が大きな話題となっている。レッドブル・レーシングとの契約は2028年まで残っているものの、契約解除条項を行使すれば2027年に移籍できる状況にあるとされている。

    メルセデスとフェラーリには現時点で空席がなく、移籍先候補として現実味があるのはマクラーレンとの見方も浮上。オーストリアGPの週末には、フェルスタッペン陣営がマクラーレンと接触を開始したとの報道も流れた。

    しかし、マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、フェルスタッペンの実力には敬意を示しつつも、ランド・ノリスとピアストリという現在のドライバーラインアップに満足しているとの考えを繰り返し表明している。

    それでも一部では、フェルスタッペン加入が実現した場合にピアストリがシートを譲るのではないかとの憶測が続いていた。これに対し、先週にはマネージャーのマーク・ウェバーも「何も変わっていない」と語り、ピアストリがノリスとともに残留すると強調していた。

    「僕は今の立場に満足している」
    ベルギーGP開幕前の記者会見で、「2027年もマクラーレンでレースをするのか」と直接質問されたピアストリは、一言だけこう答えた。

    「イエス」

    その後、ピアストリは自身の考えを次のように説明した。

    「それが議論になっているとは思わなかった」

    「もちろん、そういう噂は見聞きしている。でも、僕は今の自分の立場にも、このチームでの状況にもとても満足している。ザクとアンドレアは、この件についても素晴らしい対応をしてくれたし、とても安心させてくれた」

    また、フェルスタッペンの置かれた状況にも理解を示した。

    「明らかにマックスは今の状況に満足していなくて、いろいろな選択肢を探っている。昨年もメルセデスとの話があったし、特別新しいことではない」

    「でも、僕は自分のいる場所にも、このチームが向かっている方向にもとても満足している」

    チームへの信頼は揺るがない
    さらにピアストリは、F1のドライバー市場では情報収集が重要だと認めつつも、自身の将来に不安はないと強調した。

    「僕自身はあまり気にしていない。ドライバー市場がどう動いているのか、いろいろな情報を知ることは重要だと思う」

    「でも、僕はこのチームを信頼しているし、チームから伝えられていることも、自分に寄せられている信頼も分かっている。それが僕にとって一番大切なことだ」

    フェルスタッペンの去就を巡る憶測は今後も続くとみられるが、ピアストリ本人は2027年もマクラーレンの一員として戦う意思を、これ以上ないほど明確な形で示した。

  • マックス・フェルスタッペン 妹ビクトリアの結婚式に出席 父ヨスは涙で祝福

    マックス・フェルスタッペン 妹ビクトリアの結婚式に出席 父ヨスは涙で祝福

    マックス・フェルスタッペンが、妹ビクトリア・フェルスタッペンさんの結婚式に出席し、家族とともに門出を祝った。式では父ヨス・フェルスタッペンが感極まり涙を流す場面もあり、家族の温かなひとときがSNSを通じて公開され、大きな注目を集めている。

    結婚式にはフェルスタッペンのパートナーであるケリー・ピケや、2人の娘リリーちゃんも出席。さらにケリー・ピケと元F1ドライバーのダニール・クビアトとの娘ペネロペちゃんも参列し、家族そろって新郎新婦を祝福した。

    ビクトリア・フェルスタッペンさんが結婚
    ビクトリア・フェルスタッペンさんは7月12日、オランダ・マーストリヒト近郊のシャトー・ネールカンヌで、交際8年になるトム・ホイツさんと結婚した。

    26歳のビクトリアさんとトムさんの間には、すでにルカくん(5歳)、リオくん(4歳)、ヘイリーちゃん(1歳)の3人の子どもがおり、2025年4月にはフランス・パリのエッフェル塔で婚約していた。

    父ヨス・フェルスタッペンが涙
    式では父ヨス・フェルスタッペンが娘の手を引いてバージンロードを歩き、感極まって涙をぬぐう姿が家族が公開した写真に収められていた。

    ヨス・フェルスタッペンはInstagramで複数の写真とともに、娘へ向けて次のようなメッセージを投稿した。

    「君の父親であることを、これからもずっと誇りに思う」

    「夫のトムとともに、愛と喜び、そして幸せに満ちた人生を送れることを願っている」

    フェルスタッペン家が集結 マルコも出席
    結婚式にはフェルスタッペンの母ソフィー・クンペンさんも出席し、フェルスタッペン一家が勢ぞろいした。

    また、元レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコも招待客として式に姿を見せた。

    ベルギーGPでF1復帰
    家族との時間を過ごしたマックス・フェルスタッペンは、今週末のF1ベルギーGPで再びレースに臨む。

    ベルギーGPとハンガリーGPは夏休み前最後の2連戦となり、その後のサマーブレイク期間には、マクラーレン移籍説などが取り沙汰される自身の将来について検討するとの見方も続いている。

    家族の祝福ムードに包まれたフェルスタッペンは、妹の結婚という節目を見届けたあと、シーズン後半戦に向けて再びF1の戦いへ戻る。

  • フェルスタッペン代理人 F1去就報道を否定「2028年までレッドブルに残る意思」

    フェルスタッペン代理人 F1去就報道を否定「2028年までレッドブルに残る意思」

    マックス・フェルスタッペンのマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンが、去就を巡る憶測について口を開き、2028年までレッドブルとの契約を全うする意向を明らかにした。

    フェルスタッペンにはマクラーレンとの接触や契約解除条項の存在など様々な報道が続いているが、マネジメント側は現時点で条項を行使する考えはないと強調した。

    マネージャーが去就報道を否定
    レイモンド・フェルミューレンはオーストリア紙『OE24』の取材に対し、フェルスタッペンは現在の契約を尊重する考えだと説明した。

    「様々なことが書かれているが、事実はマックスがレッドブルでの時間を最後まで全うしたいと思っているということだ。彼は2028年まで契約があり、それを履行したいと考えている」

    また、契約解除条項についても、存在することと実際に行使することは別問題だと語った。

    「この条項があるからといって、それを発動するという意味ではない。過去数年でも発動できたが、そうはしなかった」

    マクラーレン移籍説が浮上
    フェルスタッペンの将来を巡っては、マネジメント陣がマクラーレンと予備的な協議を行ったと報じられ、移籍の可能性が大きな話題となっていた。

    一方で、マクラーレンCEOのザク・ブラウンはランド・ノリスとオスカー・ピアストリのラインアップを維持する方針を繰り返し示しており、フェルスタッペン加入の可能性を事実上否定している。

    フェルスタッペンは2028年末までレッドブルと契約しているものの、一定の成績条件を満たさない場合に契約を解除できる条項が含まれているとされ、その適用時期は10月になると報じられている。

    アムステルダムでの会合にも説明
    フェルミューレンは、父ヨス・フェルスタッペンやヘルムート・マルコとアムステルダムで会談したことについても、特別な意味はないと説明した。

    「以前から予定されていたプライベートな集まりだった。それに、マックスの妹の結婚式もあった」

    フェルスタッペン本人もイギリスGPの週末にはマクラーレン移籍説についてコメントを避けていた。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    レッドブルでは信頼性問題が続く
    2026年シーズンのフェルスタッペンは、マシンの信頼性にも苦しめられている。

    オーストリアGP予選では高速域でリアウイングが破損してクラッシュ。続くイギリスGP決勝でも、3位走行中に再びリアウイングのトラブルが発生しリタイアを喫した。

    レース後、フェルスタッペンは次のように不満をあらわにしている。

    「オーストリアでも運が良かったし、ここでも運が良かった。でも、こんなことが続けば本当にうんざりする」

    今回のマネージャーの発言により、現時点ではフェルスタッペン陣営が2028年までレッドブルに残留する意向であることが改めて示された。ただし、契約には解除条項が存在するとされており、今後のチーム状況やマシン開発の行方が引き続き注目される。

  • ヘルムート・マルコ フェルスタッペン陣営との会談報道を否定「毎年の恒例訪問」

    ヘルムート・マルコ フェルスタッペン陣営との会談報道を否定「毎年の恒例訪問」

    マックス・フェルスタッペンの将来を巡る憶測が続くなか、レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、先週アムステルダムでフェルスタッペン陣営と会談した理由について説明した。

    父ヨス・フェルスタッペン氏やマネジャーのレイモンド・フェルミューレン氏との面会は、2027年以降の去就協議ではないと強調し、「以前から予定されていた私的な訪問だった」と報道を否定している。

    アムステルダムでの会談は「毎年の恒例訪問」
    先週、ヘルムート・マルコがアムステルダムでヨス・フェルスタッペン氏、そしてマックス・フェルスタッペンのマネジャーを務めるレイモンド・フェルミューレン氏と会談している姿が目撃された。

    このタイミングは、フェルスタッペンのレッドブル残留に疑問符が付き、2027年以降の去就を巡る憶測が過熱している時期と重なったため、将来について重要な協議が行われたのではないかとの見方が広がった。

    しかし、83歳のマルコはオーストリア紙『Osterreich』に対し、特別な意味はなかったと説明した。

    「これは以前から予定されていた私的な訪問だった」

    「私は毎年一度、フェルスタッペン一家を訪れている。それにヨスの娘も結婚したからね」

    フェルスタッペンの将来を巡る憶測は継続
    マルコが説明した後も、フェルスタッペンの将来を巡る憶測は収まっていない。

    4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンには、マクラーレンやアストンマーティンへの移籍説に加え、F1から一定期間離れる「サバティカル(休養)」の可能性まで取り沙汰されている。

    一方で、この一連の報道について、関係者はいずれもオーストリア紙の追加取材には応じなかったという。

    同紙は、パドック内では次のような見方も出ていると伝えている。

    「フェルスタッペンは単にレッドブルに圧力をかけたいだけで、実際にはチームを離れる意思はないという噂も流れている」

    「それでも、こうした一連の行動はチーム首脳陣を次第にいら立たせている。しかし、契約は来季末まで残っているため、この移籍騒動は今後もしばらく続く可能性がある」

    フェルスタッペン本人は依然として将来について明言しておらず、レッドブル残留か、それとも新天地への移籍かという議論は、2026年シーズン後半に向けてもF1最大の注目テーマの一つとなりそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1離脱条項を行使せず 2027年残留か

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1離脱条項を行使せず 2027年残留か

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、契約に盛り込まれた離脱条項を行使できる状況となるものの、2027年シーズンもチームに残留する意向だと報じられた。

    イギリスGPでのリタイアにより、フェルスタッペンはハンガリーGP終了時点でランキング2位以内に入れないことが確定。これにより契約上は離脱条項を発動できる立場となるが、レッドブル側は残留を確信しているという。

    2027年もレッドブル残留の見通し
    フェルスタッペンはこれまで公の場でレッドブル残留を明言していない。一方で、F1公式ポッドキャスト『F1 Nation』で司会を務めるトム・クラークソンは、チーム関係者から得た情報として次のように語った。

    「レッドブルから聞いている話では、契約条項の上では離脱することは可能だが、2027年もチームに残り、もう1年様子を見るつもりだという」

    2022年に締結した長期契約には成績に応じた離脱条項が盛り込まれており、報道ではレッドブルがその権利を放棄する見返りとして巨額の報酬を提示したとも伝えられている。しかし、フェルスタッペン自身が残留を選ぶのであれば、その交渉自体は意味を持たなくなる可能性がある。

    移籍先の選択肢は限られる
    仮にフェルスタッペンがレッドブルを離れるとしても、現時点で有力チームの空席はほとんどない。

    フェラーリは2027年もルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのコンビを維持する方針で、ジョージ・ラッセルも自身のメルセデス残留について「100%確信している」と語っている。

    マクラーレンについてもランド・ノリスとオスカー・ピアストリのラインアップを変更する予定はないとされており、フェルスタッペンの現実的な移籍先は極めて限られている状況だ。

    パーマー「実は選択肢は多くない」
    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、現在のドライバー市場について次のような見解を示した。

    「パドック全体が最高のドライバーだと評価している人物にしては、実際のところ選択肢はそれほど多くないように見える」

    さらに、メルセデスの将来についても言及した。

    「オスカー(・ピアストリ)とジョージ(・ラッセル)の2人が状況を変える可能性を持つ存在だ。ジョージがタイトルを獲得できず、『このチームはキミ(・アントネッリ)のものになりつつある』と感じるようになれば、新天地を考える可能性もある」

    「ただ、もしジョージが離れたとしても、トト・ヴォルフがキミ・アントネッリのチームメイトにマックス・フェルスタッペンを迎えるだろうか。私はそれは問題を生む組み合わせだと思う。キミはすでにナンバーワンドライバーになれる実力を示しており、セカンドドライバーになるつもりはないはずだ」

    「キミは実力を大きく引き上げた。もしジョージが去ったとしても、以前ほどフェルスタッペンが理想的な後任とは言えなくなっている」

    2028年以降が本格的な移籍市場となる可能性
    一方で、2028年には複数のトップチームでシートが空く可能性があり、ドライバー市場の勢力図が大きく変わるとの見方もある。

    そのため、フェルスタッペンが近年ライバルチームと接触を続けているのは、2027年ではなく2028年以降を見据えた長期的な選択肢を探るためではないかとの見方も浮上している。