カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • ホーナー レッドブルF1電撃解任 フェルスタッペン陣営から“最後通告”の噂

    ホーナー レッドブルF1電撃解任 フェルスタッペン陣営から“最後通告”の噂

    F1界では現在、レッドブルがマックス・フェルスタッペン陣営から「ホーナーを切るか、マックスが去るか」という“最後通告”を突きつけられていたとの噂が広まりつつある。

    クリスチャン・ホーナーは水曜にレッドブルのチーム代表職を解任され、この突然の人事はF1界に衝撃を与えた。彼は前日の火曜にその決定を通達されたとされている。

    ホーナー解任の正確な理由について、チームからの公式説明はなく、その背景は憶測の域を出ない。しかしこの決断は、レッドブルの成績低下が続く中で、1年以上前に持ち上がった性的ハラスメントおよび支配的な言動に関する疑惑(本人は不正行為なしと判断されていた)を巡る騒動とも時期的に重なっている。

    英BBCスポーツは、水曜にパドック内で流れていた「最大の噂」として、フェルスタッペン陣営からの“最後通告”があった可能性を報じている。曰く「ホーナーが去るか、マックスが去るか」という二択をレッドブルに迫ったというのだ。

    フェルスタッペンの父ヨスは、ホーナーと対立関係にあったことで知られており、昨年には「このスキャンダルがチームを分断している」と警鐘を鳴らしていた。

    実際、レッドブルはその後、空力設計の要エイドリアン・ニューウェイやスポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーといった重要人物を次々と失っている。

    BBCのF1特派員アンドリュー・ベンソンはこう述べている。

    「現時点で噂の真偽は分からない。レッドブルは公の理由を示しておらず、今後も語らない可能性が高い。だが、フェルスタッペンは繰り返し『落ち着いた環境でレースがしたい』と述べてきた。その点で、レッドブルは少なくとも過去18カ月以上、まったくその理想からかけ離れていた」

    「最終的にはこういうことだ。成績は下降線をたどっていた。成功の鍵を握る上級幹部たちは去った。いくつもの判断ミスが重なった。ブランドの評判を脅かす問題も未解決のままだ。そして、チームの最重要資産(フェルスタッペン)に関する不確実性があった」

    「そういう状況であれば、どんな企業のCEOの将来も危うくなる。最終的に、レッドブルはホーナーを続投させる理由を失ったのだろう」

    クリスチャン・ホーナー F1 マックス・フェルスタッペン

    フェルスタッペンの将来は今やF1界最大級の話題のひとつであり、彼が2026年以降にメルセデスもしくはアストンマーティンへ移籍する可能性が報じられている。中でもメルセデスとの関連性は最近一気に高まり、タイトル争いから脱落しつつある現状を受け、フェルスタッペンが「銀の矢」への衝撃的な移籍を視野に入れているとの情報もある。

    フェルスタッペン本人は去就について明言を避けているが、ホーナーは在任中、「マックスは2026年以降もチームに残ると確信している」と主張し、噂を「雑音」に過ぎないと一蹴していた。

    しかしそのホーナーは、雨に翻弄されたイギリスGPでフェルスタッペンが5位に終わった数日後、突然チームから解任されることとなった。

    かつてはホーナーを支えていたレッドブルの筆頭株主チャレーム・ユーヴィッディヤが、今回の解任劇ではその支援を撤回したとされており、それが決定打となった可能性もある。

  • マックス・フェルスタッペン メルセデスF1移籍の現実的な可能性は2027年?

    マックス・フェルスタッペン メルセデスF1移籍の現実的な可能性は2027年?

    2027年が、マックス・フェルスタッペンにとって「チーム移籍」を決断するより現実的なタイミングかもしれない――そう語ったのはメルセデスF1代表のトト・ヴォルフだ。

    レッドブル・リンクでは、4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンとメルセデスとの交渉が再開されたという噂が飛び交っており、興奮気味のメディアの見出しの中には「2026年に移籍か」と報じるものもある。

    しかしヴォルフは、そのタイミングについて慎重な見方を示している。

    「マックスは忠誠心の強い人物だ」とヴォルフはオーストリアの新聞『Kleine Zeitung』および『Krone』に語った。

    「たとえレッドブルで状況が悪化していると感じたとしても、彼が最初のチャンスで飛び出すとは思えない」

    また、フェルスタッペンの将来に影響を与える要因として、レッドブル内部のヘルムート・マルコをめぐる動きや、来年のマシンが競争力を保てるかどうかが挙げられるとも指摘した。

    2026年から導入されるまったく新しい仕様のパワーユニットは、大きな性能差を生む要素になるとされており、フォードと初めて手を組むレッドブルに対して、長年の実績を持つメルセデスが優位に立つ可能性がある。

    「彼ら(レッドブル)の新しい体制と人材から何か良い結果が出ることもあるかもしれない」とヴォルフは述べた。

    「でも、それが実現する可能性を計算してみると、最初から大きな成果を出すというのは、かなりの離れ業だと思う」

    ヴォルフは、メルセデスのエンジン開発体制が「30年間かけて築かれたもの」だと強調し、2013年に自然吸気エンジン時代が終わって以降、メルセデスがF1を支配したことをその証拠として挙げた。

    「もちろん、また2014年のようになってくれればとは思っている。ただし、マクラーレン、ウィリアムズ、アルピーヌにも我々のエンジンが供給されることになる」

    「ひとつ確かなのは、エンジンで完全に失敗したチームが出てくれば、(タイム差は)コンマ数秒どころの話ではなく、それ以上の大きな問題を抱えることになるということだ。レッドブルであれフェラーリであれ、あるいは我々自身であっても、同じことが言える」

    マックス・フェルスタッペン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    とはいえ、ミスを犯す可能性はメルセデスにもあるとヴォルフは認めている。

    「我々はまったくの手探り状態だ」とヴォルフは率直に語った。

    「もしかしたら、マシンやエンジンの両面で我々が見落としているコンセプトがあるかもしれない。最大の違いはバッテリーになるとは思うけど、いずれにしても我々は現行マシンにはもうあまり力を注いでいない」

    この状況は他のトップチームにも当てはまるようで、ヴォルフは「今は少人数のチームだけがセットアップの最適化に取り組んでいる」と説明した。

    「空力面での長期的な開発はもう行われていない」

    「他のチームがアップデートを時折導入したとしても、焦点はすでに100%来年に向けられている。今から来年の準備を始めるようなチームは、相当なリスクを背負うことになる」

    アストンマーティンのトラックサイド責任者であるマイク・クラックもこの見解に同意しており、「これからは、改善内容を記載する技術文書もつまらないものになるだろう」とコメントしている。

  • フェルスタッペンがメルセデスのF1マシンでシムレース マルコ「現実とは別」

    フェルスタッペンがメルセデスのF1マシンでシムレース マルコ「現実とは別」

    マックス・フェルスタッペンの今後が再びF1界の大きな焦点となっている。

    イギリスGPを終えたレッドブルは、ポールポジション獲得という希望と、滑りやすい路面で苦戦した決勝での失速という失望を味わったが、それ以上に衝撃だったのは、その数日後にクリスチャン・ホーナーが解任されたという事実だ。

    オランダ紙『De Limburger』は、イギリスGP週末の時点ですでにホーナーの立場が危うくなっていたと報じ、「マーク・マテシッツとチャレーム・ユウウィッタヤの両オーナーに対し、今回のアップグレードで大きな前進があると約束していたが、それが果たされなかった」と伝えていた。

    結果的に、ホーナーは約20年にわたるレッドブルでのキャリアに終止符を打つこととなった。

    ホーナーの去就と並行して、フェルスタッペンの将来も不透明さを増している。『Sport1』は、ホーナーがレース週末にマックスの父ヨス・フェルスタッペンと再び衝突していたと報道。チーム内の緊張感は頂点に達していた。

    ラルフ・シューマッハは『Sky Deutschland』で「マックスは以前よりも距離を置いているように見える」と語り、「予選では結果を出しているが、彼自身がレッドブルの力が衰えてきていると実感している」と分析した。

    『De Telegraaf』のエリク・ファン・ハーレン記者も「舞台裏でホーナーにかかる圧力が増していた」とし、解任の背景にチーム内外の不協和音があったことを示唆している。

    元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは「レッドブルにとってフェルスタッペンは最大の資産。彼が去れば、ホーナーに残る理由もなかった」と指摘。「マックスが2026年以降どこで走るか、その決断は今後2週間以内に下されるだろう」と語っていた。

    また、フェルスタッペンはイギリスGPの週末に、シムレースでメルセデスのF1マシンを使用していたことがファンの間で話題に。この件についてヘルムート・マルコは『Osterreich』紙に「それには気づかなかった」としつつ、「でも、なぜダメなんだ?実際にはアストンマーティンやフェラーリ、アウディにも乗っている。だからメルセデスに乗っても構わない」と語っている。

    ただし、マルコはフェルスタッペンの契約内容について「成績に基づく解除条項はまだ発動されておらず、現時点でメルセデスと契約を結ぶことはできない」と強調した。

    一方で、マルコは今後のアップグレードに望みをつなぐ。

    「スパで予定されているアップグレードで、再びポールや勝利争いができる可能性はある」と語ったものの、「タイトル争いはもう終わった。今はノリスとピアストリの戦いだ。特にノリスは2戦連続で素晴らしい走りを見せている」と認めている。

    レッドブル帝国を20年間率いてきたホーナーが姿を消した今、フェルスタッペンがどこへ向かうのか、その動向はチームの命運をも左右することになるだろう。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1との契約解除金は190億円との報道

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1との契約解除金は190億円との報道

    マックス・フェルスタッペンが2025年にメルセデスへ移籍することに「イエス」と答えたとする報道が波紋を呼んでいる。

    Sky Italiaは、移籍の実現に向けて残された障害はメルセデス上層部の承認のみであり、フェルスタッペンの巨額年俸に加え、1億3000万ドル(約190億円)超のレッドブルとの契約解除金の支払いが議題になっていると伝えている。

    元レッドブルのF1ドライバーで、現在は母国オランダのZiggo Sportで解説を務めるロバート・ドーンボスは、フェルスタッペンには契約解除を可能にする2つの条項があると主張。

    「ひとつはマックスがドライバーズランキングでトップ2に入っていない場合。もうひとつは、レッドブルがコンストラクターズランキングでトップ3に入っていない場合に発動される」と説明し、「その条項があることは100%確信している」と断言した。

    しかしこの発言に、父であり共同マネージャーのヨス・フェルスタッペンは「ドーンボスは頭のネジが外れたようなことを言っている」と一蹴。

    さらにフェルスタッペン陣営と近いことで知られるオランダの著名ジャーナリスト、エリク・ファン・ハーレンも「メルセデスの関心は確かにあるが、私の知る限り正式なオファーは出されていない。実際には先週と何も変わっていない」と冷静に現状を分析している。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ただしSky Italiaは、メルセデスの正式オファーはまだ取締役会の承認待ちであり、仮にそれが通ればすぐに動き出す可能性もあると指摘。一部の役員は「2026年にはドライバーに関係なく最高のマシンを手にする可能性がある」として、超高額となるフェルスタッペン獲得の必要性を疑問視しているという。

    この報道と連動する形で、メルセデスがジョージ・ラッセルに対して1年契約の延長を提示したものの、ラッセル側がこれを拒否したとも報じられている。F1解説者マーティン・ブランドルは「ラッセルは現在、複数のF1チーム代表に連絡を取り始めている」と見ており、去就にも不透明感が増している。

    こうした中、ドーンボスは「マックスはレッドブルを離れる」と確信を語り、「レッドブルの物語はいつか終わる運命だった。続いてほしかったが、それが現実だ」とコメントしている。

    今週末のF1イギリスGPを前に、フェルスタッペンの将来をめぐる憶測はさらに加熱している。

  • フェルスタッペン ホーナーに感謝「数えきれないF1記録を一緒に打ち立てた」

    フェルスタッペン ホーナーに感謝「数えきれないF1記録を一緒に打ち立てた」

    マックス・フェルスタッペンが、退任したレッドブルの元チーム代表クリスチャン・ホーナーに敬意を表し、これまで共に収めてきた「素晴らしい成功」と「数えきれない記録」について振り返った。

    レッドブルは水曜日、ホーナーが即時退任したことを正式に発表。2005年にF1初参戦を果たして以来、20年以上にわたりチームを率いてきた指揮官のキャリアに幕が下ろされた。

    フェルスタッペンがレッドブルに昇格したのは2016年シーズン序盤のことで、トロ・ロッソ(現レーシングブルズ)から移籍し、スペインGPで初戦勝利を飾った。それが、後に続く数々の栄光の始まりとなった。

    以来フェルスタッペンは、通算65勝、116回の表彰台、44回のポールポジションを記録。さらに2021年から2024年にかけて4年連続でF1ワールドチャンピオンに輝くなど、ホーナーとともに圧倒的な強さを見せてきた。

    ホーナーの退任が発表された数時間後、フェルスタッペンはSNSを通じて短いメッセージを発信した。

    「僕の初勝利から4度のワールドチャンピオンまで、僕たちは素晴らしい成功を分かち合ってきた。記憶に残るレースを共に勝ち取り、数えきれない記録を打ち立ててきた。すべてに感謝してる、クリスチャン!」

    なお、フェルスタッペンは次戦ベルギーGPから新たなチーム代表の下で戦うことになる。後任はレーシングブルズのチーム代表を務めていたローラン・メキースで、彼はホーナーの後を継いでレッドブルの新たな指揮官に就任する。

    一方、メキースの後任には、2024年からレーシングディレクターとしてチームに加わっていたベテランエンジニア、アラン・パーメインが起用される。

  • フェルスタッペン陣営 ホーナーのレッドブルF1代表解任に「何も変わらない」

    フェルスタッペン陣営 ホーナーのレッドブルF1代表解任に「何も変わらない」

    マックス・フェルスタッペンのマネージャーは、クリスチャン・ホーナーの解任を受けても「何も変わらない」と断言している。

    レッドブル・レーシングの親会社であるレッドブルGmbHは、水曜朝にホーナーが「本日付でオペレーション業務から解放された」と発表した。

    この決定により、2005年のチームF1参戦初年度から続いたホーナーの20年にわたるチーム代表としての任期に終止符が打たれた。

    マックス・フェルスタッペンはホーナーのレガシーにおいて中心的な役割を果たしており、2022年から4年連続でドライバーズタイトルを獲得してきたが、彼自身はメルセデス移籍の噂が絶えず、今も注目を浴びている。

    昨シーズンには、フェルスタッペンの父ヨスが、女性従業員による不適切行為の申し立てを受けて「ホーナーは辞めるべきだ」と明言していた。ホーナーは社内および外部の調査で潔白とされた。

    それから18か月後、ついにホーナーはチームを去ることとなったが、フェルスタッペンのマネージャーであるレイモンド・フェルメーレンにとっては、日常は変わらないという。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング クリスチャン・ホーナーマックス・フェルスタッペンとレイモンド・フェルメーレン

    フェルメーレンは、オランダ紙De Telegraafに対し、次のように語った。

    「この決定については、事前にレッドブルの経営陣から知らされていた」

    「判断の背景について詳しく説明するかどうかは、レッドブル次第だ」

    「我々は引き続きスポーツ面に注目しており、再びトップに返り咲くためにさらなるパフォーマンスを求めている。

    その意味では、何も変わらない」

  • フェルスタッペン F1イギリスGPのピアストリの10秒ペナルティは「奇妙」

    フェルスタッペン F1イギリスGPのピアストリの10秒ペナルティは「奇妙」

    マックス・フェルスタッペンは、F1イギリスGP決勝中のセーフティカー再スタート時に起きたオスカー・ピアストリとの一件について、ピアストリに10秒ペナルティが科されたことに驚きを示した。

    ピアストリはセーフティカー導入中に急減速したとしてレース後に裁定を受け、10秒のタイムペナルティを科されていた。この裁定が直接の要因となり、母国優勝のチャンスを失い、チームメイトのランド・ノリスが勝利を手にした。

    ピアストリはペナルティを不当だと感じており、「同じようなことは以前のセーフティカー再開時にもしていた」と釈明している。

    実際、今年のF1カナダGPでも似たような場面が発生している。当時はジョージ・ラッセルがセーフティカー下で突然減速し、後方のフェルスタッペンが一時的に前に出る場面があったが、ラッセルには一切の裁定は下されていない。レッドブルが抗議したものの、FIAは動かなかった。

    今回の件についてフェルスタッペンは、レース後にピアストリのペナルティを知らされて驚いたと語っている。

    「冷えたタイヤの状態だったから、(ピアストリのブレーキングは)完全に予想外だった」とフェルスタッペンはコメント。

    「レースが終わった後に彼がペナルティを受けたと知ったけど、正直に言ってちょっと驚いた。同じようなケースは自分も何度も経験してきたけど、オスカーが初めて10秒ペナルティを科されたというのは奇妙に感じる」

    ダウンフォース不足で苦しんだ日曜のレース
    フェルスタッペンにとっては、予選でポールポジションを獲得したとはいえ、決勝日は厳しい展開となった。

    レッドブルは直線スピードを重視してリアウイングを小型仕様とするセッティングを選択。しかしこの判断が裏目に出た。ウェット~ドライと変化したコンディションの中で、ダウンフォース不足がグリップとタイヤの摩耗に悪影響を及ぼした。

    ピアストリとの一件の直後、フェルスタッペンはコントロールを失ってスピンし、11番手まで順位を落とす。その後、着実に追い上げてランス・ストロールをパスし、最終的には5位でフィニッシュした。

    「正直、何が起きるのか分からなかった」とフェルスタッペンは語る。

    「高速と低速の両方でバランスが難しくて、コーナーの進入でタイヤの摩耗が激しかった。途中で大きく姿勢を乱してしまったこともあって、さらに状況は悪化した」

    「そこから挽回するにはペースが足りなかったし、それが一番の懸念だった。戦略判断は正しかったと思う。できるだけ引っ張ってからピットインしたのも功を奏した。最終的に5位という結果は、あれだけのことが起きた後ではベストだったと思う」

    「リアウイングの選択は明らかに厳しいものだったけど、たとえもっとダウンフォースがあってもマクラーレンと戦えるような状況ではなかった。それは間違いない」

  • マックス・フェルスタッペン F1イギリスGP決勝「リアウイングの選択が裏目に」

    マックス・フェルスタッペン F1イギリスGP決勝「リアウイングの選択が裏目に」

    マックス・フェルスタッペンは2025年F1イギリスGPで5位フィニッシュ。序盤にトップを走行していたものの、雨と低ダウンフォース仕様の影響で苦戦を強いられ、スピンで大きく順位を落とす展開となった。

    レッドブルはストレートスピード重視のセッティングを選択していたが、予想外のウェットコンディションがそれを直撃。リヤウイングの設定が裏目に出たとフェルスタッペンは語った。

    「今日は良いレースじゃなかった。こんなにウェットになるとは思っていなかったし、予報が夜の間に変わって僕たちには不利になった。今日のリアウイングでは本当に難しかった。ダウンフォースが足りなくて、高速でも低速でもうまくバランスが取れなかった」とフェルスタッペンはコメント。

    2度目のセーフティカー明けのリスタートでは、スロットル操作でスピンを喫して大きくポジションを失い、10番手まで順位を落とした。

    「リスタートでスロットルを踏んだときにスピンして、かなりポジションを落としてしまった。あれが何だったのか正直よく分からない」

    マックス・フェルスタッペン F1 イギリスGP レッドブル・レーシング

    その後はカルロス・サインツJr.の後ろで足止めを食う場面もあったが、なんとか5位まで巻き返した。ただし、マシンのペース自体には不満を抱えていた。

    「そのあとも走り続けたけど、マシンのペースが全然なかったのは良くなかった。ポジティブな点を挙げるとしたら、戦略面はすべて正しかったこと。インターで走り続けた判断も含めて、ピットインのタイミングも良かった。ただ、インタータイヤ自体のペースがちょっと足りなかった。それがレースってものだし、5位で満足することはないけど、次に進むだけ」

    順位以上に内容には納得がいっていない様子だったが、ニコ・ヒュルケンベルグの初表彰台には賛辞を送った。

    「僕自身は楽しいレースじゃなかったけど、ニコが初めて表彰台に上がったのは本当に良かった。今夜はきっとお祝いしていると思う」

    次戦はフェルスタッペンが最も得意とするスパ・フランコルシャンでのF1ベルギーGP。「スパはカレンダーの中で一番好きなサーキットだから、次はもっといい週末にしたい」と巻き返しを誓った。

  • フェルスタッペン ポール獲得でアントネッリに感謝「今度一緒にパスタを」

    フェルスタッペン ポール獲得でアントネッリに感謝「今度一緒にパスタを」

    2025年F1イギリスGP予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンは、予選Q3の最終プッシュラップで「トウ(空力的スリップストリーム)」を提供してくれたメルセデスのキミ・アントネッリに感謝を示し、「今度一緒にパスタを食べよう」とジョーク交じりに語った。

    フェルスタッペンは決勝をフロントロー最前列からスタートすることとなり、マクラーレン勢のオスカー・ピアストリとランド・ノリスをコンマ1秒少々の僅差で抑えて今季4度目のポールポジション(日本、サウジアラビア、マイアミに続く)を手にした。

    予選後、イタリア『Sky Italia』のインタビューでフェルスタッペンは笑顔で次のようにコメントした。

    「キミには少し助けられたから、お礼を言ってたんだ。トウをもらったからね。今度一緒にパスタでも食べないとね」

    この発言は、ちょうど1週間前のF1オーストリアGP決勝でアントネッリがオープニングラップで誤ってフェルスタッペンに接触・リタイアさせたばかりという経緯を踏まえると、皮肉まじりの冗談としても解釈できる。

    また、フェルスタッペンとメルセデスの関係をめぐっては、移籍の噂が絶えない。現行契約は2028年までレッドブルに残留する内容とされているが、内部のパフォーマンス条項により早期離脱の可能性も取り沙汰されており、ブラックリーのトト・ヴォルフ代表との交渉も続いているとされる。

    仮にフェルスタッペンがメルセデスに加入した場合、現ドライバーのうちジョージ・ラッセルがシートを失うとの見方が強く、その場合はアントネッリとフェルスタッペンが2026年からチームメイトとなる可能性が浮上している。

    現時点では確定的な動きはないが、すでに両者の関係性が良好であることは、シルバーストンでのフェルスタッペンの冗談が示していると言えるだろう。

  • フェルスタッペン F1イギリスGP予選「月まで届くようなアンダーステアを克服」

    フェルスタッペン F1イギリスGP予選「月まで届くようなアンダーステアを克服」

    マックス・フェルスタッペンは「月まで届くようなアンダーステア」と形容した難しいRB21を操り、シルバーストンで驚異的なラップを決めて2025年F1イギリスGPのポールポジションを獲得した。

    予選Q3の序盤、オスカー・ピアストリが暫定トップに立ち、ルイス・ハミルトンが2番手、ランド・ノリスが3番手、フェルスタッペンは4番手につけていた。だが、現世界王者は最後のアタックで全セクターを完璧にまとめ、最終ラップで逆転。ピアストリに0.103秒差をつけて今季4度目、マイアミ以来のポールを決めた。

    マクラーレン勢を抑えてのポールについて、フェルスタッペンは「正直、楽じゃなかった」と語る。レッドブルは今週末、ロー・ダウンフォースの攻撃的なセットアップを採用。ストレートでは非常に速かったが、風が強く不安定な中でのコーナリングには苦戦したという。

    「かなり良かったけど、風や突風のせいで一貫したラップタイムを出すのが本当に難しかった。ストレートですらマシンが動いていたから、予測がつかない場面もあったけど、最後のラップはうまくまとまった」

    「ロー・ダウンフォース仕様で高速コーナーにしっかりコミットする必要があって、それを少しずつ積み重ねていった。Q3ではそれがうまくいったんだ」

    その一方で、フェルスタッペンは「第3セクター以外はすべてのコーナーで少しずつ違ってた」と明かし、ラップ全体としては決して完璧ではなかったと振り返る。

    「最初のラップはQ2のときと全然感触が違って、オーバーステアもあったし、アンダーステアも場所によっては出てた。ラップそのものはすごく良かったとは言えないけど、あんなにタイムが上がるとは正直思ってなかった。それがうまくいったから嬉しいよ」

    フェルスタッペンによれば、金曜の走行ではひどいアンダーステアに悩まされており、「昨日のウイングでは少し遅く見えたし、本当に曲がらなかった。まるで月まで曲がらない感覚だった」と語る。だがレッドブルは一夜でセットアップを大幅に変更し、土曜にはバランスが劇的に改善された。

    「昨日はアンダーステアが強くて、同時に一部ではオーバーステアもあって、バランスを取るのがすごく難しかった。でも今日はアンダーステアが改善されて、それが押し込める余地を生んだ。F1ではアンダーステアはとにかく遅いから、それを抑えることが必要だった」

    マックス・フェルスタッペン F1 イギリスGP イギリスグランプリ

    決勝はタイヤと天候がカギに
    土曜の予選で最高の一発を決めたとはいえ、フェルスタッペンは決勝については慎重な見方を示している。レッドブルは今季を通してタイヤの摩耗に苦しむ傾向があり、加えて日曜は天候の変化も予想されるからだ。

    「とにかくベストを尽くすしかない。レースではいつもタイヤライフに少し苦しんでるし、それが明日どうなるかは分からない」

    「天気もどうなるか分からないし、雨が降るかもしれない。ストレートの速さがあるのはいいけど、このサーキットではタイヤマネジメントが本当に重要だ」

    「高速コーナーがたくさんあって厳しいけど、レースが楽しみだよ。僕は今タイトル争いをしてるわけじゃないから、楽しんでベストな結果を目指すだけだ」