カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • 角田裕毅 F1シート喪失にフェルスタッペン言及「ハジャーはロジカルな選択」

    角田裕毅 F1シート喪失にフェルスタッペン言及「ハジャーはロジカルな選択」

    2025年F1アブダビGPを迎え、角田裕毅が今週末でフェルスタッペンのチームメイトを務めるのは最後となる。レッドブルは2026年のラインアップとしてアイザック・ハジャーの昇格を発表しており、角田裕毅は2025年末でレースシートを失うことになる。

    角田裕毅は今季、ラウンド3でリアム・ローソンと交代してレッドブルに加入したが、ポイント面ではフェルスタッペンとの差は過去最大に広がっている。

    フェルスタッペンは依然としてタイトルを争う立場にある一方で、角田裕毅はトップ10入りさえ厳しい状況だ。

    フェルスタッペン「ハジャーはロジカルな選択」
    フェルスタッペンは木曜会見で主にタイトル争いについて質問を受けたが、レッドブルのラインアップ変更についても見解を求められた。

    フェルスタッペン陣営はこれまで、ラインアップ変更よりもマシン改善を優先すべきという姿勢を示してきた。しかし、今季RB21で7勝を挙げている以上、大きく批判する立場にはない。

    実際フェルスタッペンは、多くを語ることを避けつつ、ハジャー昇格を「ロジカルな選択」とだけ述べた。

    「その決定はもう下されているし、もちろん火曜日だけで決まった話でもない。チームの選択だ。僕が何を言えるだろうか」

    「今になって誰かの反応が変わったと感じることもない。最終的には、チームのために走るという点は変わらない」

    「ロジカルな選択だと思う。あまり言うことはない」

    角田裕毅は2027年に向けて動く可能性
    角田裕毅は2026年、インディカーへ移籍するとの噂もあったが、実際にはレッドブルおよびレーシングブルズのリザーブとして残留する。

    アレックス・アルボンやセルジオ・ペレスが経験したように、1年のブランクを経てF1復帰を目指すことになる。

    ハースは角田裕毅を高く評価しており、トヨタとの関係強化も日本人ドライバーに有利に働く可能性がある。

    ただし現時点でアストンマーティン行きの可能性は低く、ホンダPU供給が2026年から始まるにもかかわらず、角田裕毅の起用は検討されていないとされる。

    レーシングブルズでハジャーに勝てたのか?
    角田裕毅は自身のレッドブル移籍について、こう振り返っている。

    「唯一の後悔は、いいクルマ(レーシングブルズ)に乗れなかったことです…あれは僕が何年もチームと一緒に開発してきたマシンで、僕のDNAが確かに入っていると思います」

    角田裕毅はRBカーへの強い思い入れを示しつつ、アブダビGP前の記者会見では悔しさを隠さなかった。

    しかし、ミッドフィールドで安定した結果を残してきた点を考えれば、ヤス・マリーナで迎える最終戦がF1での最後になるとは限らない。

    まとめ
    フェルスタッペンは角田裕毅の2026年離脱決定について多くを語らず、ハジャー昇格を「ロジカル」とだけ述べるにとどまった。

    角田裕毅は強い悔しさを示しつつも、2027年以降のF1復帰を視野にリザーブとして残留する。

    アブダビGPは、角田裕毅にとって“最後ではない最後”となる可能性を残している。

  • マックス・フェルスタッペン F1アブダビGP決戦前に心境「失うものは何もない」

    マックス・フェルスタッペン F1アブダビGP決戦前に心境「失うものは何もない」

    マックス・フェルスタッペンは、タイトル決戦となるF1アブダビGPを前に「とてもリラックスしている」と語り、シーズン後半にレッドブルとともに「苦しい時期から巻き返してきたことに満足している」と強調した。

    フェルスタッペンは現在ドライバーズ選手権2位。首位ランド・ノリスとの差は12ポイント。8戦で5勝を挙げる圧巻の追い上げで射程圏に捉え、わずか数カ月前にピアストリから104ポイント差をつけられていた状況を考えれば、異例の逆襲と言える。

    週末直前も「普段通り」 娘との時間やGT3の準備に集中
    フェルスタッペンは木曜メディアデーで、アブダビ入りまでタイトル争いのことは特に考えていなかったと明かした。

    「娘と一緒に過ごしたり、来年のGT3の準備をしたり、シムレースチームの計画を立てたりしていた。普通のことをして過ごしていた」

    「何も失うものはない」 タイトル決戦でもプレッシャーなし
    この週末に向けた心境について問われると、フェルスタッペンは極めて冷静だった。

    「とてもリラックスしている。失うものは何もない。ただここに来られて楽しんでいる。というより、僕はシーズン後半を本当に楽しんできた。チームと一緒に、苦しい時期からどう巻き返してきたかをね」

    「レース後のデブリーフで失望や苛立ちを感じていたところから、再び勝って笑えるようになった。最高だよ。ただ受け入れるだけだ」

    「僕にとってはここに座ってタイトルを争えていること自体が“ボーナス”だ。すべてはシンプルなんだ。いい週末にしたいけど、結局は僕のコントロールの範囲外でもある。ただ楽しむつもりだ」

    マックス・フェルスタッペン アブダビグランプリ

    タイトル争いの分岐点は「選べない」
    今季の中でタイトルを逃し得た“決定的瞬間”があったかという問いには、フェルスタッペンは首を振った。

    「結局は24戦で争われるタイトルだ。良いレースもあればそうでないレースもある。僕たちは勝つには十分なペースがなかったレースも多かった。でも、いま僕たちはここにいる」

    「シーズン全体としては本当に誇りに思っているよ。後半戦にどう巻き返したかも含めてね。最後まで楽しみ続けたい。ただ特定の瞬間を選ぶのは難しい」

  • マックス・フェルスタッペン マクラーレンF1の戦略は「興味深い動きだった」

    マックス・フェルスタッペン マクラーレンF1の戦略は「興味深い動きだった」

    F1カタールGP決勝で優勝したマックス・フェルスタッペンは、序盤のセーフティカー(SC)周回でピットに入らず走行を続けたマクラーレンの戦略について「興味深い動きだった」と語った。ピアストリとノリスは唯一ステイアウトを選択し、これが勝敗を左右する結果になった。

    ピレリが課したタイヤ最大25周制限の条件下で、18台がSC中にピットインする中、ピアストリとノリスのみが走行を継続。

    これによりフェルスタッペンはリードを奪い、今季7勝目を挙げた。ドライバーズランキングではノリスとの差を12ポイントに縮め、最終戦アブダビへ望みをつないだ。

    フェルスタッペン「“興味深い動きだな”と思った」
    レース後、フェルスタッペンはマクラーレンの判断について次のように語った。

    「“それは興味深い動きだな”と思った。もちろん僕らには少しギャップができたけれど、こちらも25周を走り切るためにタイヤを生かさなければならなかった。このサーキットでは摩耗がとても大きい。でも、うまくいったよ」

    ピアストリはポールポジションからスタートして主導権を握っていたが、マクラーレンの判断によってフェルスタッペンが先行。最終スティントで巻き返すには距離が足りず、ピアストリは2位、ノリスは4位でフィニッシュした。

    マックス・フェルスタッペン

    「難しい週末でも勝つことができた」フェルスタッペンのレース総括
    フェルスタッペンは今季7勝目を挙げた自身のレースについても語った。

    「僕らにとって本当に素晴らしいレースだった。あのセーフティカーでピットインを選んだのは正しい判断だった。ここで勝てて本当に嬉しいし、最後まで戦い続けることができる。信じられないよ」

    「僕らにとって少し難しい週末だったと思うけれど、それでもレースに勝つことができた。それが最も重要なことだ」

    フェルスタッペンはランキング2位に浮上し、首位ノリスとは12ポイント差。3位のピアストリも依然としてタイトル争い圏内におり、最終戦アブダビは3者によるタイトル決戦の舞台となる。

  • メルセデスF1代表 “アントネッリが譲った”発言のフェルスタッペン陣営を批判

    メルセデスF1代表 “アントネッリが譲った”発言のフェルスタッペン陣営を批判

    メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフは、2025年F1カタールGP終盤におけるジャンピエロ・ランビアーゼ(マックス・フェルスタッペンのレースエンジニア)の無線発言を「ブレインレス(考えなし)」と痛烈に批判した。

    問題となったのは、ランド・ノリスがキミ・アントネッリをペナルティメットラップで追い抜いた場面について、ランビアーゼがフェルスタッペンに「アントネッリがただ脇に寄ってノリスを行かせたように見える」と伝えたこと。これにヴォルフが強く反応し、レース後の取材で厳しい言葉を投げかけた。

    ノリスの逆転オーバーテイクが引き起こした火種
    レース終盤、ノリスはアントネッリの後ろでしばらく苦戦していたが、メルセデスの新人がターン10でワイドにふくらんだことでオーバーテイクが成立。この2ポイント差がタイトル争いに大きく影響し、最終戦アブダビへのノリスのリードは 12ポイント に。

    ランビアーゼはこの場面について無線でフェルスタッペンに「アントネッリはただ引き返ってノリスを行かせたように見える」と伝え、これがヴォルフの逆鱗に触れた。

    ヴォルフ「完全なナンセンス。腹が立つ」
    ヴォルフはレース後のSky Sportsの取材で、明確に怒りを表した。

    「これは完全にナンセンスだ。そんなことを言うなんて信じられない」

    「我々はコンストラクターズ選手権の2位を争っている。キミ自身もポディウム(3位)を狙って戦っていた。どうすればこんなことを言えるのか?腹が立つ。レース内容にもミスにも怒っているが、この発言は本当に理解できない」

    ヴォルフは、アントネッリの走行が“意図的”である可能性を強く否定した。

    ジャンピエロ・ランビアーゼ(マックス・フェルスタッペンのレースエンジニア)

    ランビアーゼはすでに謝罪、ヴォルフも「空気はクリアになった」
    一方、彼はすでにランビアーゼ本人と会話したことも明かした。

    「GP(ランビアーゼ)と話した。彼はあの瞬間とてもエモーショナルだったのだろう。彼らはP3が必要だったんだ。今の結果ではタイトル争いの条件が変わってしまった」

    「私は彼に言った。『キミはただオフしただけだ』と。前のコーナーで少し挙動が乱れ、その影響で次の左コーナーの進入スピードが落ち、そこでアクセルを入れた時にああいうことは起こり得る。GPとはすべてクリアだ」

    ランビアーゼは「状況を見ていなかった」と釈明し、SNSで騒ぎになったことへの謝罪も行ったという。

    アントネッリ「予想外の“マッシブ・モーメント”。ただのミス」
    当のキミ・アントネッリも、ノリスへの“譲り”疑惑を完全否定した。

    「正直、とても悔しい。ポディウムが近かっただけにね」

    「カルロス(サインツ)の後ろで多くの時間を失った。ダーティーエアがきつくて、タイヤのオーバーヒートも酷かった。ハードでカルロスに追いつくためにプッシュした結果、ターン9で少し速く入りすぎて大きなスライドが出た」

    「予想外だったけど、とにかくリアを失ってコースオフした。ただのミスだよ。あそこでポジションを失ったのは本当に残念だった。あと2ポイントあったはずなのに」

    アントネッリは状況を具体的に説明し、パフォーマンスの限界を攻めた結果だったと語った。

    タイトル争いは最終戦アブダビへ
    この結果、ランキングは以下のように推移した。

    ・ランド・ノリス:首位、フェルスタッペンに対して 12ポイント差
    ・マックス・フェルスタッペン:2位
    ・オスカー・ピアストリ:首位から 4ポイント差の3位

    最終戦アブダビは、3者によるタイトル決定戦となる。

  • マックス・フェルスタッペン F1カタールGP優勝「最高の判断だった」

    マックス・フェルスタッペン F1カタールGP優勝「最高の判断だった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が、2025年F1カタールGPで戦略勝負を制し、タイトル争いを最終戦アブダビへ持ち込んだ。スタート直後にランド・ノリスを1コーナーでかわすと、当初はオスカー・ピアストリの背後で静観する展開。しかし、ニコ・ヒュルケンベルグとピエール・ガスリーの接触によるセーフティカーが状況を一変させた。

    25周上限のタイヤルールにより、ほぼ全車がこのタイミングでピットイン。

    これに対しマクラーレン勢は敢えてステイアウトを選択したため、通常条件での2回ストップを強いられる形となった。この判断が勝敗の分岐点となった。

    「賢い判断だった」フェルスタッペンはチームの決断を絶賛
    レース後、フェルスタッペンは戦略の的確さを称えた。

    「これは僕たちにとって信じられないレースだった。セーフティカーでピットに入る判断は正しかった。すごく賢い判断だったし、勝てて本当にうれしい。まだ戦い続けられる」

    「タイヤの摩耗が激しいサーキットだから、25周もたせるのは簡単じゃなかった。でもすべてがうまくいった。マクラーレンがピットに入らなかったのは興味深かったけれど、そのおかげで僕たちにはギャップができた」

    週末を通して悩まされた「バウンシング」も克服し、スプリントで表彰台を逃した反撃として、予選3番手からの逆転優勝を実現。最終的にピアストリに約8秒差をつけフィニッシュした。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) カタールグランプリ

    タイトル争いは最終戦へ。ノリスとの差は12ポイント
    今回の優勝で、フェルスタッペンはランド・ノリスとの差をわずか12ポイントに縮め、3人によるタイトル決戦は最後まで継続することになった。

    「可能性はまだ全部残っている。どうなるか見てみよう。あまり心配はしていないよ」

    レッドブルは戦略判断でマクラーレンを上回り、フェルスタッペンに再びタイトル争いの舞台を整えた。決着はアブダビでの最終戦に委ねられる。

  • ランド・ノリス、フェルスタッペンの「マクラーレンF1でならとっくに王者」に反論

    ランド・ノリス、フェルスタッペンの「マクラーレンF1でならとっくに王者」に反論

    ランド・ノリスは、マックス・フェルスタッペンが「自分が2025年のマクラーレンのような支配的なマシンに乗っていたら、とっくにタイトルは決まっていた」と語った件について、「ナンセンスだ」と切り捨てた。

    ノリスは日曜決勝で勝利すれば自身初のワールドチャンピオンを決められる状況にあり、シーズン終盤のこのタイミングで両者の舌戦が激しさを増している。

    フェルスタッペンは今季のマクラーレンの支配力について触れつつ、「もし自分たちがあのレベルのマシンに乗っていたなら、選手権はとっくに終わっていた」と主張。一方でノリスは、4度の王者を尊重しつつも「彼には分かっていないことも多い」と反論した。

    フェルスタッペン「他チームの失敗のおかげでまだ戦えている」
    フェルスタッペンは、今季5回目のタイトル獲得の可能性について問われると、「5つは4つより良い。でも取れなくても人生は変わらない」と冷静に語った。

    さらに、今季のタイトル争いについては「我々がここまで戦えているのは他の人たちの失敗のおかげだ。シーズン全体を見れば、もし僕たちが彼ら(マクラーレン)のような支配的なマシンを持っていたら、とっくに決まっていた」とコメントし、マクラーレンの優位性を強調した。

    ノリス「尊敬しているが、分かっていないことも多い」
    スプリント後、フェルスタッペンの発言を聞いたノリスは、まず4度王者としての実績には敬意を示した。

    「マックスはなんでも言える立場にある。4回も世界王者になったドライバーだし、達成したことは本当にすごい。尊敬しているよ」

    しかしその直後に続けた。

    「でも、分かっていないことも多い。レッドブルの“攻撃的なやり方”というか、よくナンセンスなことも言う。聞きたいなら聞けばいいし、僕たちは僕たちで集中するだけだ。彼なら早く決めていたかもしれない? でもまだ決めていないし、ずっと試しているだけだね」

    ランド・ノリス(マクラーレン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

    予選2番手のノリス「オスカーはいい仕事をした」
    日曜決勝に向けた予選では、ノリスはQ3最後のアタックでターン2のアンダーステアによりコースオフを避けるためラップを中断し、2番手に終わった。

    「少しアンダーステアになってオフしそうだったから中断するしかなかった。オスカーはいいラップをまとめたし、週末ずっと速い。文句はないよ。僕はP2からスタートだ」

    決勝については、序盤が勝負になると見ている。

    「最初の数周が一番のチャンスだと思う。その後はみんな同じような展開になるはずだ。今夜いくつか見直して、どこを改善できるか確認するよ。昨日よりも今日のほうがクルマに満足しているし、いい位置につけている」

  • フェルスタッペン 「タイトルを逃してもF1スペインGPの接触が原因ではない」

    フェルスタッペン 「タイトルを逃してもF1スペインGPの接触が原因ではない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年のタイトルを逃したとしても、シーズン前半のスペインGPでの接触事件が決定打になることはないと語った。

    フェルスタッペンは現在、ランキング2番手のオスカー・ピアストリと同点で、首位ランド・ノリスとは24ポイント差。残るはカタールとアブダビの2戦、最大58ポイントが懸かる。シーズン序盤のマクラーレン勢の支配と、レッドブルの苦戦を考えれば、彼が依然としてタイトル争いに踏みとどまっていること自体が“驚異的”と言える展開だ。

    レッドブルは第16戦モンツァで投入したアップグレードを境に流れを変え、直近7戦で4勝を挙げて一時は104ポイント差あったギャップを詰めてきた。2025年のフェルスタッペンは“シーズン最強のドライバー”と評される一方で、彼自身が「批判点」と認める唯一の出来事が、6月のスペインGPだった。

    バルセロナでは、セーフティカー明けのリスタート直後にジョージ・ラッセルにターン1で仕掛けられ接触。エスケープロードへ逃げた後、チームが誤った判断でラッセルにポジションを返すよう無線で指示したことでフェルスタッペンの怒りが爆発した。最終的には10秒加算ペナルティで10位に終わり、9〜11ポイントを失う結果となった。

    フェルスタッペンはF1TVに「当時の対処は後悔している」と語ったが、それでもタイトルを逃す原因をこの一件に求めるつもりはないと強調する。

    「どうして自分があの状態に至ったのかも理解しないといけない」とフェルスタッペンは語り、土曜スプリントの予選を6番手で終えた後に続けた。

    「問題は、僕が腹を立てた“その瞬間”だけじゃない。その前の判断で多くのことを間違えていたんだ。僕はレースに対してすごく情熱を持っているから、ああいう状況になった。『レースはもう終わりだからどうでもいい』なんて思えなかった」

    「もちろん、あれは振り返れば“良くなかった瞬間”だ。でも、シーズンの最後にタイトルを逃したとしても、『あの瞬間で失った』とは思わない。僕たちは全体的なパフォーマンスで失っているんだ。逆に言えば、僕たちが最大化したり、時に実力以上に引き出せたレースがあったから、いまも戦えている」

    さらにフェルスタッペンは、シーズンを通じた自己評価として「ほぼ毎週最大化できた」としつつ、それだけでタイトル争いに残っているわけではないとも言及する。

    ピアストリがバクーの1周目でクラッシュした例や、オースティンのスプリントでのマクラーレン同士の接触、さらにはラスベガスGPでの2台同時失格など、ライバル側の取りこぼしもタイトル争いを混乱させた要因だ。

    「もし取れなくても、僕の人生が変わるわけじゃない」とフェルスタッペンは言う。「五度目? 取れたら素晴らしいけど、現実的に見る必要がある」

    「僕たちがまだ戦えているのは、他のチームのミスもあるからだ。シーズン全体を見れば、僕たちがやってきたことだけが理由じゃない。僕たちは本当に多くのレースで最大限を引き出した。でも、もしあれほど支配的なクルマを持っていたら、タイトルはもっと前に決まっていたはずだ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペンの発言が示す“2025年タイトル争いの構図”

    フェルスタッペンはスペインGPの“唯一の失敗”を認めつつも、それが決定打ではなく、シーズンを通じたマシン性能の不足が最大の原因だと冷静に分析している。一方で、マクラーレン側の失点がタイトル争いを混沌とさせたという指摘は、2025年シーズンの本質を突いている。

    残り2戦。ノリスが逃げ切るのか、ピアストリが逆転するのか、あるいはフェルスタッペンが“大逆転で五度目”へ向かうのか──2025年のタイトル決戦は、最後まで予測不能となっている。

  • マックス・フェルスタッペン F1カタールGP予選「限界があって攻められない」

    マックス・フェルスタッペン F1カタールGP予選「限界があって攻められない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、カタールGP予選で抱えていたマシンの問題が大きすぎてポール争いは難しかったと認めつつも、「何が起きてもおかしくない」と決勝に向けて前向きな姿勢を示した。

    ランキング首位のランド・ノリスから25ポイント差以内につけているフェルスタッペンだが、今週末のルサイル・インターナショナル・サーキットでは、たびたびマシンの“バウンシング”に苦しめられてきた。

    予選は3番手も「まだ限界があって攻め切れない」
    レッドブル・レーシングは4つのセッションを通して完全な解決策を見いだせず、マクラーレン勢に挑むフェルスタッペンの戦いは困難を極めた。

    それでも予選では3番手で終え、ポールを獲得したオスカー・ピアストリから0.264秒差に収めた。

    フェルスタッペンはマシンの進歩を問われると、次のように語った。

    「この予選は少し良くなったと思うけど、それでもまだかなり離れていると言うしかない。少しハッピーになれたけど、まだ僕たちがラップ全体でもっとプッシュすることを許してくれない限界がある。でもP3には入れた」

    「2列目スタートは、ここは追い抜きが難しいからチャンスは増える。明日どうなるか見てみるよ。正直、この週末はタフだ。今のところ僕が求めるものではなかったけど、明日どうなるか見てみよう」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) カタールグランプリ

    スプリントでの改善も、ノリスには接近できず
    週末唯一のプラクティスで問題を特定して以降、フェルスタッペンは徐々にマクラーレン勢に近づいてきた。グリッド6番手から4位で終えたスプリントでは、オープニングラップでフェルナンド・アロンソと角田裕毅をかわしたが、その後は3位のノリスについていくことができなかった。

    「何が起きてもおかしくない」決勝はスタートが勝負
    タイトル争いを最終戦アブダビへ持ち込むためには、決勝でノリスより多くポイントを取る必要がある。フェルスタッペンは決勝に向けてこう述べる。

    「スプリントで見た通りだよ。明日も完全に違うとは思っていない。ベストを尽くすだけだ。良いスタートを決めて、そこからどうなるか。何が起きてもおかしくない」

    「ドライブは少し良くなったけど、昨日や今日の午後にあった同じ問題をまだ抱えている。軽くはなったけど、十分ではない。中速コーナーでの問題なんだ。アンダーステアが強すぎて、思うように攻められないし、タイヤも過熱する。このサーキットではダブルパンチみたいなものだよ」

  • マックス・フェルスタッペン F1カタールGPスプリント予選「ただ生き延びるだけ」

    マックス・フェルスタッペン F1カタールGPスプリント予選「ただ生き延びるだけ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は2025年F1カタールGPのスプリント予選で6番手に沈み、週末序盤から厳しい戦いを強いられた。

    ドライバーズタイトル争いでランド・ノリスに24ポイント差を追う立場ながら、ルサイルでの初日からマシンのバウンシングとハンドリングの問題に悩まされている。

    唯一のフリー走行に続き、スプリント予選でも改善は見られず、SQ3ではグラベルに飛び出す場面も発生。フェルスタッペンは「このままのバランスでは明日のスプリントは“生き延びるだけ”」と語り、先行きに不安を残した。

    フェルスタッペン「セットアップはロックされている。生き延びるだけ」
    フェルスタッペンはスプリント予選後、開口一番に「良くなかった」とため息をついた。

    「最初のラップから本当にひどいバウンシングで、アンダーステアが強くて、それが高速ではオーバーステアに変わる。速さを出したいときに欲しくないすべての症状が出ていた」

    「スプリント用のセットアップはロックされているし、ステアリング上でいくつか調整を試したけど全然効かなかった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) カタールグランプリ

    FP1後にもいくつか変更を加えたものの、効果はなかったという。

    「FP1の後にもいくつか触ったけど、予選ではまったくうまくいかなかった。何が起きているのか理解しなければならない」

    スプリントに向けての見通しについては、悲観的なコメントが続いた。

    「このバランスのままなら、スプリントは楽しくないだろう。ただ生き延びるだけだ」

    「そのあとにクルマを変えて、グランプリ予選に向けて立て直すよ」

  • マックス・フェルスタッペン F1カタールGP展望「完璧な週末が必要」

    マックス・フェルスタッペン F1カタールGP展望「完璧な週末が必要」

    マックス・フェルスタッペンが、2025年F1カタールGPへの展望を語った。

    フェルスタッペンはラスベガスGP後にチャンピオンシップのポイント差が縮まったものの、カタールGPでは「これまで通り1戦ずつ取り組む」という姿勢を維持すると語った。スプリントが行われる週末で追加ポイントの重要度が高まる中、フェルスタッペンは“完璧な週末”が求められると認めている。

    また、ルサイル・サーキット特有の高温と高負荷によるタイヤマネジメントの難しさ、そして義務化された2ストップ制にも触れ、チームとしての総合力が鍵になる週末だと見ている。

    「ラスベガスのあとチャンピオンシップのポイント差は縮まったけれど、カタールに向けて、僕たちはこれまでと同じように週末にアプローチして、1レースずつ集中していく」とフェルスタッペンはコメント。

    「毎週末、できるだけ多くのポイントを最大化し、マシンから最高のパフォーマンスを引き出すことだけに集中しているし、今回もそれを変えるつもりはない」

    「今週末はスプリントがあるので、さらに多くのポイントが獲得できる。僕たちは完璧な週末を過ごすことしか許されない。ルサイルは難しいサーキットで、暑さからタイヤマネジメントが重要だし、義務化された2ストップを正しくこなす必要がある」

    「僕たちはこのポジティブな流れを維持することに集中しているし、チームもベストなパフォーマンスを持ち込むために全力でプッシュしている。」

    マックス・フェルスタッペン カタールグランプリ