カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • レッドブルF1代表 「フェルスタッペンにはPRロボットになってほしくない」

    レッドブルF1代表 「フェルスタッペンにはPRロボットになってほしくない」

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが2023年に率直に発言したことを振り返り、彼には「PRロボット」になってほしくないと語った。

    フェルスタッペンは、さまざまな場面でより率直な発言をするようになっており、ラスベガスGPではF1がエンターテインメントに傾きすぎてスポーツの要素から離れていると感じたと雄弁な独白を披露した。

    トリプルワールドチャンピオンのラスベガスに対する評価と、ストリートサーキット全般に対する彼の熱意のなさは、たとえF1自体が新しいイベントに対する批判をそれほど面白くないと感じたとしても、多くのF1ファンに好意的に受け入れられた。

    しかし、F1チーム代表のホーナーによれば、ドライバーが「ロボット」になることを望んでいないフェルスタッペンの率直さは評価されるべきものだという。

    「ドライバーには選択の自由があると信じている」とホーナーはAutosportに語った。「彼らはロボットではなく、意見を持っている。マックスはワールドチャンピオンとして発言権を持っているし、PR的な見解を述べるよう強制することもない」

    「彼はとても正直で若い男だし、自分がどう見ているかを話してくれる。実際それはとても新鮮なことだと思う」

    17歳でデビューし、18歳で初優勝を飾ったフェルスタッペンがこの数年で大きく変わったとは考えていないとホーナーは語る。

    「彼は少し成熟してきたし、変わってきていると思う。最近は少し顔の毛が増えてきた」とホーナーはジョークを飛ばした。「だが、彼の本質は変わらない。彼はマシンに乗り、マシンを運転し、仕事をする」

    「彼はF1にまつわるすべての騒動を楽しんでいるわけではない。彼はプロフェッショナルな仕事をしている。彼はただの純粋なレーサーであり、地に足が着いているだけだ。ここでレースをしていないときは、GTカーを運転しているか、オンラインでレースをしている。彼はそれを生きがいとしているんだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    しかしホーナーは、2023年のグランプリ22戦中19勝を挙げたフェルスタッペンに忍耐力が備わり、レース展開に対する“卓越した”コントロール能力が備わったことで、1周目にアクシデントを起こしがちだったティーンネイジャーの頃の無謀なイメージが払拭されたと指摘する。

    「レース中のコントロール、レースの読み方、タイヤマネージメントを見れば、彼は傑出している」とホーナーは付け加えた。

    「彼は今年、昨年、2021年のレースから得た経験を活かしている」

    「多くの点で、最初のコーナーはキャリアの初期よりも控えめになっている。彼のタイミングは素晴らしい。これまでの彼のレース運びを見れば、最初の2~3周ですべてを終わらせようと焦ることなく、レースを通して自分のやり方を構築している」

  • F1チーム代表が選ぶ2023年ベストドライバーはマックス・フェルスタッペン

    F1チーム代表が選ぶ2023年ベストドライバーはマックス・フェルスタッペン

    マックス・フェルスタッペンは、2023年に圧巻の3度目のワールドタイトル獲得に続き、F1チーム代表による年次投票で3シーズン連続で年間最優秀ドライバーに選ばれた

    今年で6回目となるF1チーム代表によるドライバー・オブ ザ・イヤー投票。Formula1.comは、2023年の10チームの代表にに対し、個人ランキングは秘密にするという条件で、その年のトップ10ドライバーのリストを提出するよう依頼した。

    投票結果は、現行のポイントシステム(25-18-15-12-10-8-6-4-2-1)に換算され、F1チーム代表がシーズンを通じて最もよい仕事をしたと思うドライバーのランキングを決定する。

    フェルスタッペンがトップとなったのは当然だろう。22戦19勝と圧倒的な強さを見せ、後続に290ポイントもの大差をつけてシーズンを終えた。

    フェルナンド・アロンソ 2023年のF1世界選手権アロンソは今シーズン、自分の才能を少しも失っていないことを示した。

    フェルスタッペンが獲得した240ポイント(250ポイント満点)は、昨年を33ポイント上回った。アストンマーティンでの最初のシーズンでチーム首脳陣に感銘を与え、投票で2番目に優秀なドライバーだったフェルナンド・アロンソに112ポイントの差をつけた。

    ベテランのダブルワールドチャンピオンであるアロンソは、シーズンを通して8回の表彰台を獲得し、ドライバーズランキングで総合4位でフィニッシュ。チーム代表投票では昨年より2つ順位を上げ2位となった。

    7回の表彰台(うち6回はP2)を獲得したランド・ノリスは、昨年より3つ順位を上げて3位でF1チーム代表の表彰台に上った。フェラーリのシャルル・ルクレールは2つ順位を下げて4位だった。

    7度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンはドライバーズ選手権では3位するも2年連続で未勝利に終わった。F1チーム代表の投票ではハミルトンは5位となった。

    ルイス・ハミルトン 2023年のF1世界選手権メルセデスにとってトリッキーな1年となったが、ルイス・ハミルトンはドライバーズランキングで3位を獲得した。

    レッドブル以外で唯一2023年シンガポールGPを制したカルロス・サインツは、マクラーレンでのデビューシーズンで印象的な走りを見せた新加入のオスカー・ピアストリを抑えて6位だった。

    アレックス・アルボンが8位で初めてラインキング入り。このタイ人ドライバーはウィリアムズをコンストラクターズチャンピオンシップで7位に導き、多額の賞金をチームにもたらした。

    最も大きく順位を落としたのはジョージ・ラッセルで、2022年の3位から9位へと交代。チームメイトのハミルトンに敗れて2度の表彰台にとどまった。チャンピオンシップ2位のセルジオ・ペレスがトップ10に入った。

    投票に参加したチーム代表(アルファベット順)は、アレッサンドロ・アルンニ・ブラビ、ブルーノ・ファミン、クリスチャン・ホーナー、マイク・クラック、ギュンター・シュタイナー、アンドレア・ステラ、フランツ・トスト、フレデリック・バスール、ジェームス・ボウルズ、トト・ヴォルフでした。

    マックス・フェルスタッペン 2023年のF1世界選手権 F1チーム代表が選ぶベストドライバー

  • フェルスタッペン 「ストリートサーキットと縁石がレッドブルF1の改善点」

    フェルスタッペン 「ストリートサーキットと縁石がレッドブルF1の改善点」

    F1ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングのテクニカルディレクターであるピエール・ワシェは、2024年に向けてチームが改善する必要があるエリア、つまり低速コーナーと縁石を明確にしている。

    2023年シーズンでレッドブルRB19が唯一の敗北を喫したのは、レッドブルが典型的なイベントセットアップ作業の中で車高設定の調整でミスを犯し、この2つの要素が組み合わさったシンガポールでカルロス・サインツがフェラーリに勝利する一因となった、

    Autosportの独占インタビューに応じたフェルスタッペンは、レッドブルが2021年のコストキャップを違反したペナルティによって2023年の大半の開発期間が短縮されたことによる「理想的ではない」影響について、チームにとって「自分たちがどのような方向性で作業しているのかを知ることができれば役に立つ」と語った。

    統計的にF1史上最も支配的なマシンであるRB19の改良と改善において、レッドブルはどこに力を注いでいるのかと尋ねられたフェルスタッペンは「主にストリートサーキットと低速、縁石だね」と答えた。

    「ある意味で、それらのことは現時点での僕たちはベストではない」

    ピエール・ワシェ レッドブル・レーシング

    Autosportは、アブダビで行われた2023年シーズン最終戦でワシェにこのコメントを求め、そこでワシェはフェルスタッペンの評価を認めた。

    しかし彼はまた、レッドブルが今年苦戦を強いられたと感じた数少ないエリアに対処しようとする際、RB19の最高の資質を犠牲にしないよう注意する必要があることも示唆した。

    「チームは同じ弱点を認識している。おそらくマックスはドライバーなので、マックスとは異なる観点からかもしれないが、それは多かれ少なかれ非常によくまとめられており、我々は来年に向けて取り組まなければならない」とワシェは語った。

    「低速は明らかに(1つの)エリアだ。バクーでの予選や異なるトラック(のタイプ)を見ればわかるように、90度コーナーはベストではない。シンガポールも素晴らしいものではなかった」

    「また、縁石やバンピーなトラックを走る能力も完璧ではないので、このエリアを改善する必要がある」

    「我々のシステムでも、このビジネスでも、タダで手に入るものはない」

    「何かの全体的なポテンシャルを向上させることはできるが、ほとんどの場合、それはマシンの他の側面にも影響を与える」

    「したがって、自分たちが築き上げた強みを壊さないように細心の注意を払わなければならない」

    「我々がやろうとしているのは、長所をあまり損なうことなく弱点を改善することだ」

  • マルク・マルケス F1王者マックス・フェルスタッペンは「リアルキラー」

    マルク・マルケス F1王者マックス・フェルスタッペンは「リアルキラー」

    MotoGPライダーのマルク・マルケスとF1王者マックス・フェルスタッペンは、ホンダパワーとレッドブルが複数の世界タイトル獲得に貢献したこと以外にも共通点がある。それはそのメンタリティーだ。

    MotoGPでマルク・マルケスが若いライダーとして成功を積み重ねている一方で、F1ではマックス・フェルスタッペンがさらに若いドライバーとして名声を高め、3つのワールドタイトルを獲得している。

    マルケスはレッドブルのサポートを受けながらホンダのファクトリーチームに所属(今シーズン限りで移籍)し、フェルスタッペンはホンダのエンジンサポートを受けながらレッドブルに所属している。

    したがって、ある意味で2人のキャリアは類似しており、両王者に共通する性格的特徴に邪魔されることなく、その成功は否定できない。少なくとも、マルク・マルケスはそう考えている。RacingNews365の独占インタビューで、マックス・フェルスタッペンの話題に触れた際に明らかになった。

    「僕はマックス・フェルスタッペンがとても好きなんだ」とマルケスは話し始めた。2人はレッドブルやホンダのイベントで時々顔を合わせる間柄だ。「彼はリアルキラーだからね」

    リアルキラー(真の難題)というコメントについてマルケスは「勝つためには、成功するためには、ヒーローになるためには、キラーでなければならない。それはどういう意味か? 勝利という神聖な目標以外は、何も気にしないということだ」と説明した。

    「その目標をどのように達成するか、そして実際にどのように勝利するかは、実際には重要なことではない。彼の最優先事項は勝つことであり、その点で僕たちは同じメンタリティを持っている。だから、僕は彼のことがとても好きなんだ」とマルケスは繰り返した。

  • F1王者マックス・フェルスタッペン ケリー・ピケと娘との私生活を語る

    F1王者マックス・フェルスタッペン ケリー・ピケと娘との私生活を語る

    マックス・フェルスタッペンはプライベートを重視しているが、3度のF1ワールドチャンピオンの私生活の一部はよく知られている。

    元F1ドライバーであるネルソン・ピケの娘でガールフレンドのケリー・ピケは定期的にパドック内からフェルスタッペンをサポートしており、フェルスタッペンがレースで優勝した時には祝賀会の最前列にいることも多い。

    ケリーには4歳の娘がおり、その父親はフェルスタッペンがレッドブルで後任となったドライバー、ダニール・クビアトだ。

    フェルスタッペンは『TIME』に対し、個人的な関係について珍しく次のように語っている。

    「僕は父親ではないし、それが目的でもない。彼女にとって、自分の父親と良好な関係を築くことが常に非常に重要だ」

    「でも、家にいるときは毎日会っている。とても仲がいい。彼女はとてもかわいいよ」

    マックス・フェルスタッペンとケリー・ピケ

    F1トラック以外のフェルスタッペンの主な趣味はシミュレーター レースだ。それは、たとえ彼がレースをしていないときでも…彼はまだレースをしていることを意味する。

    「他のスポーツも観ているけど、本当に情熱を注げるものはない」とフェルスタッペンは語った。

    ケリー・ピケは自身の献身について「『OK、スイッチを切る時間よ」と思ったこともあったわ」と語った。

    「太陽は外を照らしているし、他にやるべきことがあることを優しく思い出させる必要があるの」

  • レッドブルF1代表 「フェルスタッペンは史上最高のF1ドライバーに値する」

    レッドブルF1代表 「フェルスタッペンは史上最高のF1ドライバーに値する」

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンがF1史上最高のドライバーの一人に挙げられるに値すると述べた。

    フェルスタッペンは今年、22戦中19勝を挙げ、3度目のF1タイトルを獲得した。現在、F1レース勝利数において歴代3位にランクされており、キャリアの中でこれ以上の勝利を収めているのはルイス・ハミルトンとミハエル・シューマッハだけだ。

    2022年の一方的なキャンペーンに続いて、今年も圧倒的な伸びを見せたが、ホーナーがフェルスタッペンが昨年を上回ることができるかどうか確信が持てなかったことを認めた。

    「マックスは今年、信じられないような活躍をした」とホーナーはメディアに語った。「2022年以降、それを超えることができるとは誰も思っていなかった思う」

    「すべての記録を塗り替えた。そしてドライバーとして、彼の成長ぶりを見ていると、彼は常に進化し続けていると思う」

    「レースを読む力、タイヤをケアする力、絶対に結果を出すべき重要な瞬間がいつなのかを見極める力。何度も何度も、彼はそうしてきた。カタールでチャンピオンを獲得して以来、彼はまったく調子を落とさなかった」

    「彼が達成した記録、F1で3番目に多く勝利したドライバーになったこと、3度の世界チャンピオンになったこと、シーズン最多勝利の統計など、彼が成し遂げたことすべてを考えれば、このスポーツで最も偉大なドライバーの一人として語られるべきだろう」

    「彼はその地位を獲得したと思う。そして驚異的なのは、彼が26歳でそれを成し遂げたことだ。彼にはまだ多くのレースが待っている」

  • フェルスタッペン 2023年F1シーズンのベストパフォーマンスは「鈴鹿」

    フェルスタッペン 2023年F1シーズンのベストパフォーマンスは「鈴鹿」

    マックス・フェルスタッペンが、レッドブル・レーシングとの2023年F1シーズンにおけるベストとワーストのパフォーマンスを選んだ。

    フェルスタッペンとレッドブルは今季22戦中それぞれ19勝と21勝を挙げ、競合を圧倒した。Autosportとのインタビューで、フェルスタッペンはその傑出する多くの勝利のなかから、今年最高のレース週末と最悪のレース週末を選ぶことをAutosportとのインタビューで求められた。

    熟考の末、3度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは「スパは今回も非常に強い週末だったと思う」と語った。

    おそらく日本は非常に強かった。1周目から信じられないようなドライビングだった。スクリーンを見て、『よし、いいスタートだ!』と思った。バランス的には、おそらく日本の予選は本当にいい走りだった」

    フェルスタッペンの鈴鹿サーキットでの週末は、フリープラクティス開始直後からペースに乗り、セクター1の有名なS字でライバルを圧倒していた。

    その週末、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアトリがレッドブルにとって最大の脅威となったが、フェルスタッペンはQ3ですぐにコンマ2秒を奪い、その後もパープルセクターを重ねて、ピアストリにコンマ6秒差をつけた。

    決勝でも、フェルスタッペンは鈴鹿のツイスティなセクションで誰よりもコンマ5秒速いタイムを記録。フィールドを猛攻撃し、ノリスに19秒、ピアストリに36秒、フェラーリとメルセデスには40秒以上の大差をつけて優勝した。

    マックス・フェルスタッペン 鈴鹿サーキット

    興味深いことに、フェルスタッペンはレッドブルが唯一勝利を逃したシンガポールを今年最悪の週末に選んでいない。

    レッドブルは、ストリート・サーキットのバンプに負け、フェルスタッペンは11番グリッドから5位でフィニッシュした。チームメイトのセルジオ・ペレスも同様に13番手から控えめな8位へと順位を上げた。

    「最悪だったのはやはりバクーだった」とフェルスタッペンは語る。とにかくすべての進み具合に満足していなかった」

    「シンガポールでは僕たちはただ外れていただけだった。おそらくセットアップでもいくつかミスをした。とにかくめちゃくちゃだった。僕にとって、シンガポールではある意味、何も起こらなかった。あれはカウントしていない!」

    アゼルバイジャンではシャルル・ルクレールにコンマ2秒差でポールポジションを奪われたフェルスタッペンは、予選とスプリントで3位に入った後、グランプリではペレスに次ぐ2位でフィニッシュした。

    書類上ではレースは悲惨なものとは程遠いものだったが、フェルスタッペンはRB19に乗った中で最悪のレースだったと語った。

    そこで彼は、バクーのレース後半を利用してステアリングホイールのセットアップオプションを実験し、シーズン後半に適用するのに役立つ結果をもたらした。

    「人生で最高のスティントではなかったかもしれない。それは単にブレーキバイアス、ディファレンシャル、エンジンブレーキの間で多くのツール(変更)を試していたからでもある」とフェルスタッペンは説明した。

    「クルマも新しかったし、90度コーナーのあるストリート・サーキットだったから、クルマに少し違った挙動を求めたのかもしれない」

    「だからこそ、スティント全体を通して多少の行き当たりばったりだったと思うけど、スティントの終わりは実際には非常に強かった。最初から追い抜こうとしてすでにタイヤにかなりのダメージを負っていたと思う」

    「あのレースを終えて、『よし、レースには勝てなかったけど、今後のレースに向けて多くのことを学んだ』と思った」

  • マックス・フェルスタッペン F1スプリントチャンピオンは「何の意味もない」

    マックス・フェルスタッペン F1スプリントチャンピオンは「何の意味もない」

    マックス・フェルスタッペンは、2024年にフォーメットが調整され、F1スプリントチャンピオンが設けられる可能性について「何の意味もない」と明言した。

    フェルスタッペンは、2023年に6つのスプリントのうち4つで優勝。新シーズンにはさらに6つのスプリントが開催される予定であるが、F1の代替週フォーマットを声高に批判している。

    しかし、スプリントレースが開催される4年目のシーズンに向けてフォーマットの微調整が行われる予定であり、リバースグリッドの可能性や、別のスプリントチャンピオンシップを設ける可能性も潜在的なアイデアとして挙げられている。

    フェルスタッペンにこれらの案を提示したところ、彼はあまり良い印象を持たなかったようだ。

    「レースでラインを越えたときも、メインでラインを越えたときも同じだから、僕にとってそれは何も問題ではない」とフェルスタッペンはメディアに語った。

    「僕にとってスプリントを制することに満足感はない。正直なところ、彼らはやりたいようにやるだろう」

    「僕はそれがまり面白いとは思わない。前にも言ったように、失敗していると感じているのに、なぜ変更を加えようとし続ける必要があるのだろうけ」

    「通常のレース形式で全チームが接近するだけでも十分エキサイティングだ」

  • マックス・フェルスタッペン 圧勝の2023年F1シーズンを振り返る

    マックス・フェルスタッペン 圧勝の2023年F1シーズンを振り返る

    マックス・フェルスタッペンにとっては「勝利がすべて」だ。F1史上最も圧倒的なシーズンを締め括ったオランダのライオンが、F1ワールドチャンピオン3連覇までの道のりを振り返った。

    “史上最高” 尽くしのF1 2023シーズンでマックス・フェルスタッペンが達成した記録の数はあまりに多く、その重みで各記録の重要性が潰れてしまうように思えるほどだ。

    しかし、このオラクル・レッドブル・レーシングを牽引するエースドライバーは第21戦ブラジルGPでひときわ重大な記録を成し遂げた。それは、過去71年間破られず、2023シーズン前までは更新不可能とさえ考えられていた金字塔だ。

    ブラジルGPを制してシーズン17勝目を飾った結果、2023シーズンのフェルスタッペンの勝率はかつて1952シーズンにアルベルト・アスカリが残した75%をはるかに超え、85%という前代未聞の数字(※)に達した。少なくとも、この数字と記録はフェルスタッペンの3冠達成シーズンがいかに驚異的だったかを裏付けている。

    ※さらに第22戦ラスベガスGP・最終戦アブダビGPでも優勝した結果、2023シーズンのフェルスタッペンは開催中止となった第6戦エミリア・ロマーニャGPを除く全22戦で19勝をマーク。最終的な勝率は86.4%に到達した。

    では、フェルスタッペンにとって、この圧倒的なシーズンにおけるハイライトは何だったのだろうか? 後悔しているミスはあるのだろうか? ワールドチャンピオン3連覇を成し遂げた26歳のオランダ人ドライバーが、第21戦ブラジルGP後にパーフェクトシーズンの中で特に際立っていた瞬間をピックアップした。

    まずはバーレーンでのテストと開幕戦まで時を戻しましょう。RB19がチャンピオンシップを制圧するマシンになることは最初から実感できていましたか?
    マックス・フェルスタッペン:大興奮はしなかった。僕たちはとても落ち着いていたよ。RB19の感触は良かったけれど、ライバルたちがどんなことをしているかは分からなかったから、とにかく平静を保ち、自分たちの走行プランに徹する必要があった。テストは非常に安定していて、トラブルにいくつも遭遇することもなく、マシンを上手く走らせることができた。かなり順調だった。

    開幕戦はライバル勢とかなりの接戦になると予想していた。だから、バーレーンでのRB19の好調ぶりには良い意味で驚かされたけれど、あくまで1レースに過ぎない。当然、そのあとも自分たちのマシンが速く、特にレースで強いことが分かれば、見通しはかなり明るくなる。

    また、僕たちは、圧倒的なマシンでも簡単にミスが起きてしまうようなタフなコンディションでも良いリザルトが得られた。ほとんどのレースで僕たちは驚異的な仕事をやってのけることができた。

    マックス・フェルスタッペンフェルスタッペンの驚異的なシーズンは開幕戦バーレーンでの優勝から始まった

    RB19はいきなり圧倒的だったわけではありません。サウジアラビアではメカニカルトラブルに見舞われ、あなたもRB19に100%満足していませんでした。状況が変わったのはいつだったのでしょうか?
    バクー(第4戦アゼルバイジャンGP)だ。僕が勝ったわけではないから最高のレースではなかったけれど、多くの学びを得た。実際にレースで優勝するよりも得られた学びの方が重要になるときもある。なぜなら、バクー以降の僕たちは素晴らしい快進撃を続けることになったからね。

    僕たちがバクーで発見したのは、ブレーキバイアス、デフロック、エンジンブレーキ間のごくわずかなマシンセッティングだ。このような部分はマシンへの理解を深めている段階では扱いが非常に難しい。でも、バクーはそのセッティングを試して最適解が得られたという意味で重要なレースだった。
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    バクーでの学びが1週間後のマイアミGP優勝に活きたのですね。
    そうだね。でも、自分の予選のせいで少しばかり難しくしてしまった(フェルスタッペンは9番手から決勝をスタート)けれどね! とはいえ、僕たちに優れたレースペースがあることは分かっていた。良いリザルトが得られる自信もあった。

    いずれにせよ冷静を保つ必要があった。なぜなら、僕は大半のライバルと違う戦略を選び、ハードタイヤでスタートしてファーストスティントをかなり長く引っ張る必要があったからね。あのときはこれがかなり上手く機能したんだ。

    だから、マイアミが再び軌道に乗るための素晴らしい週末になったことは確かだ。バクーで試したセッティング変更はマイアミでもう少し感触が良くなり、よりニュートラルに感じられるようになった。

    今シーズン最も印象に残っている瞬間のひとつが、モナコGPであなたが獲得したポールポジションです。Q3最後のフライングラップで、あなたは最終セクターに入るまでフェルナンド・アロンソに0.3秒遅れていましたが、コントロールラインを越えるとアロンソに0.084秒差をつけていました。セクター3のコーナー数はわずか7ですが、どのようにしてあのようなタイムを出したのでしょう?
    自分が遅れを取っていることは分かっていたし、あの最終セクターを普段通りにまとめるだけでは追いつけないことも分かっていた。あの時は「ウォールにクラッシュするか、信じられないようなセクタータイムが出るかどうかはともかく、全力で攻めなければ」と考えていた。

    ときには、コンフォートゾーンの少し外側へ踏み出してリスクを取らなければならない。普段ならその必要はないけれど、ストリートサーキットではそのようなリスクを取るべき場合もある。

    確かにあのときはマシンの左右が何度かガードレールをかすめていたね! でもラッキーなことに上手くいった。あのような瞬間はアドレナリンが大量に出るから面白い。モナコのようなサーキットは心拍数が高いままだし、良いラップをまとめるために要求される集中力も他のサーキットより常に少し高めだ。

    マイアミGPは10連勝、そして他を寄せ付けないパフォーマンスの始まりとなりました。あなたが最も圧倒的な強さを示せたと考えているのはどのレースですか?
    当然だけれど、すべてのレースが異なる展開になる。マシンがいきなり最高のときもあれば、最初は全然まとまっていないときもある。そうかと思えば、すべてがまとまりドライブの感触が信じられないほど素晴らしい週末もある。

    バルセロナはそれに近い感じだったと思う(スペインGPでのフェルスタッペンはポールポジション / ファステストラップ / 優勝 / 全周回リードの “グランドスラム” を達成)。

    でも、個人的にバルセロナよりさらに良かったのは鈴鹿での日本GPだ。前戦のシンガポールはかなり落胆させられる結果だったけれど、FIAがフロントウイングの新規定を導入したことも敗因のひとつだった。

    あのときは誰もが「新規定のせいでマックスはシンガポールで苦戦した」と言っていたけれど、僕としては「新規定なんて関係ないことを鈴鹿で見せてやる」という気持ちだった。鈴鹿で良いリザルトを手に入れるためにものすごく燃えていた。

    鈴鹿でのポールポジションがあなたにとって今年最高の予選だったのでしょうか?
    最高の予選は他にも数回あった。ベルギーGPでのポールポジションはカウントされないかもしれないけれど(ギアボックス交換による5グリッド降格ペナルティが科された)、僕が一番楽しめた予選のひとつだ。雨上がりのスパのようなコンディションでは、ドライバーの実力をすべて出さなければならない。

    とはいえ、鈴鹿でのRB19はまるでレールの上を走っているかのようで、ドライブしていて信じられない気持ちだった。あのとき、僕はドライブしながら笑顔を浮かべていたけれど、予選ラップでああなることは滅多にない。

    マックス・フェルスタッペン F1ザントフォールトのトリッキーな天候もフェルスタッペンの勝利を阻めなかった

    今シーズン最大のプレッシャーを感じたのはどのレースでしたか?
    良い質問だね。路面コンディションにもよるからなんとも言えない。たとえば、ザントフォールトの決勝は雨の中をスリックタイヤでドライブしていた。

    普段ならウェットでのドライビングは楽しいけれど、チャンピオンシップをリードしているのにコースアウトしてスタックしてしまったら、大量のポイントを失うことを知っていた。だから、当然ながら限界の少し下あたりをキープしながらドライブするわけだけれど、ある意味それもまた危険なんだ。

    あのときスリックを履いて走っていた僕はちょっとプレッシャーを感じていたはずだ。失うものが何もない後方のドライバーたちが自分より少し速くなるときがある。タイトル争いをしているときはまったく異なる心境になるんだ。

    2023シーズンは数多くの記録が達成されましたが、最も印象的だったひとつがセバスチャン・ベッテルが保持していた歴代最多連勝記録の更新で、あなたはイタリアGPで10連勝を達成しました。あなたは常々「記録のためにレースをしているわけではないので、スタッツは重要ではない」と発言していますが、イタリアGPのスタート前は記録更新が頭をよぎったのではないですか?
    あの週末は優勝できるチャンスが大きいことを知っていたので、とにかく落ち着くことを意識していた。もちろん、10連勝の可能性については「そうなれば素晴らしい」とは思っていた。

    レース前に若干ナーバスになるのはいつものことだけれど、自分にできるのはミスを犯さないようにすることと、できるだけベストなレースをすることだけだ。ナーバスになるのは記録更新がかかっているからではなくて、突然マシンに違和感を覚える可能性があるからだ。

    好調が続いていると、世間は連勝記録を意識するようになる。チームにとってはすごく良いことだけれど、僕自身は週末ごとの自分のパフォーマンスを評価していくだけだ。

    マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシングオラクル・レッドブル・レーシングのクルーたちと3度目のタイトル獲得を祝うオラクル・レッドブル・レーシングのクルーたちと3度目のタイトル獲得を祝う

    カタールはいかがでしたか? タイトル獲得がドラマティックな展開の代わりにスプリントレース2位入賞で決まったことは気になりませんでしたか?
    気にならないね。次のチャンスが来たらタイトルを決めてやろうと固く心に決めていた。正直に言うと、タイトルを獲れるのなら、いつ・どのようにして獲るかは関係ない。僕にとってはチャンピオンになることが最も重要だ。

    あなたの2023シーズンは17勝・表彰台獲得2回・ポールポジション11回・スプリント4勝・ファステストラップ8回・史上最多ポイント獲得・史上最多連勝・チーム史上最多優勝回数・最多勝率の更新(本インタビューが収録された第21戦ブラジルGP終了時点)など、目覚ましい記録尽くしの1年になりました。では、今年ミスを犯した場面はあったのでしょうか?
    そう来たか(笑)。そうだね、シルバーストンではピットレーンに出ていきなりウォールにヒットしてしまった。あれは少し恥ずかしかった。

    でも、あの前に誰かをひいてしまったせいで色々あった。1本のケーブルがマシンに引っかかってしまい、ホイールが乗り越えたことでマシンが跳ね、一旦後ろを向いてから前を向き直そうとしたときに上手くターンできなかった。だから、あれはミスということになるね。

    真面目な話、現在はバジェットキャップ制度が導入されているし、結果としてウイングを壊してしまったことに変わりはなく、チームにとって出費になる。だから、あれは僕のミスだし、自分に怒りを感じていた。

    自分に怒りを感じるときがたまにあるけれど、翌日に違う結果を出せることも分かっている。だから「このミスは忘れて明日に向けて集中して挽回しよう」という心境だった。僕はいつもこう考えるようにしている。

  • F1王者マックス・フェルスタッペンを“扇動”するランピアーゼの存在

    F1王者マックス・フェルスタッペンを“扇動”するランピアーゼの存在

    マックス・フェルスタッペンは、2023年に最高のF1パフォーマンスレベルに到達するためには、レッドブルのエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼからのチーム無線メッセージに「ちょっとした扇動」が必要だったと語った。

    レッドブルが圧倒的な強さでランキング首位を独走し、全体的にオルタナティブな物語に飢えていたシーズンにおいて、2人のやりとりは定期的に注目されるテーマとなった。

    人の関係について尋ねられたワールドチャンピオンのフェルスタッペンは、ランビアーゼがしばしば切り出す辛辣な口調を高く評価していると語った。

    「そういう関係なんだ」とフェルスタッペンは説明した。「あまり動揺するわけではないけど、とても単調だったり、ただ『コピー….あれをチェックして』と言うだけのエンジニアがいたらは望んでいない」

    2023年に最高のパフォーマンスを発揮するためには、ランビアーゼの挑発が必要かと尋ねられたフェルスタッペンは「そうだね。それが僕のやり方なんだ」と答えた。

    また、フェルスタッペンは、今シーズンのF1テレビ放送で、しばしば辛辣なチーム無線のやりとりがどれだけ放送されたかについて、「みんなはそれが好きなんだと思う」と語った。

    「でも、それが僕たちの関係なんだ。僕たちはとても率直で、気に入らないことがあればもちろん伝える」

    「メッセージに注目が集まるのはF1のせいも少しある。彼らは何でも放送してしまうからだ」

    「彼らはそれを放送する必要なんてないはずだ。僕が言いたいことはわかるよね。だから、彼らもエキサイトするのが好きなんだと思う」

    「でも、僕たちの関係がそういうふうに変わったことはない。もちろん、僕たちはレースに勝つためにそこにいるからね。レース後も全く問題はない」

    マックス・フェルスタッペンとジャンピエロ・ランビアーゼ

    フェルスタッペンはまた、メルセデスのドライバーであるルイス・ハミルトンがイギリスGPの余波で公言した、無線での悪態に関する指摘も否定した。

    ハミルトンはシルバーストーンでフェルスタッペンとマクラーレンのランド・ノリスに次ぐ3位でフィニッシュした後、「彼が『F』を前につける時点で、本気だとわかるだろう」とジョークを飛ばしていた。

    2023年シーズンの後半に行われたオースティンのレースでは、フェルスタッペンが終盤にハミルトンの猛追を受けながらブレーキトラブルに苦しんでいたため、ランビアーゼのメッセージに声を荒げて苛立った。

    しかし、フェルスタッペンは自分のコメントや無線での口調は「プレッシャーとは関係ない」と主張した。

    「オースティンでは起こっていることに満足できなかったし、一貫性を保つためにブレーキングに集中する必要があった」とフェルスタッペンは説明した。

    「でも、彼ら(他のドライバー)がそう考えるのはいいことだ。でも、僕にとっては決して…まあ、たとえプレッシャーがかかっていたとしても、とにかくミスはしない。だから大丈夫だ」