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  • WRC | ラリー・スウェーデン 3日目:トヨタのタナックが総合首位に浮上

    WRC | ラリー・スウェーデン 3日目:トヨタのタナックが総合首位に浮上

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンの競技3日目デイ3が2月16日(土)にトルシュビーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合6位に順位を上げました。なお、デイ2でのリタイア後、ラリー2規定に基づき再出走したヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、総合25位でデイ3を走り切った。

    ラリー・スウェーデンのデイ3は、サービスパークの東側エリアを中心に、スウェーデン国内で8本のSSが行われた。首位のライバルと2秒差の総合2位で1日をスタートしたタナックは、オープニングステージのSS9で逆転に成功し首位に立った。その後、ライバルがミスで大きく遅れ、午前中のステージが終了した時点で総合2位の選手に対するリードは33.8秒となった。タナックは午後のステージでは3本のベストタイムを記録し、差を54.5秒に拡げてデイ3を締めくくった。

    総合8位でデイ2に臨んだミークは、SS9で総合6位に浮上。午前中のステージでは表彰台をめぐる戦いに加わるなど、好調だった。しかし、午後に入り気温が上昇すると路面の雪や氷が解け、ライバルよりも出走順が前方のミークは解けた雪や泥状になったグラベル(未舗装路)のならし役を担う事に。不利な路面条件で思うようにペースが上がらなかったが、それでも総合6位で1日を終えた。なお、ミークは彼の元師匠である、故コリン・マクレーの名を冠したヴァルゴセン2のビッグジャンプ「コリンズ・クレスト」で今大会最長記録となる41mを飛び、観客から拍手喝采を受けた。

    デイ2の最終ステージでコースオフしてデイリタイアとなったラトバラは、ラリー2規定に基づき再出走。朝1番のSS9ではベストタイムを刻んだ。しかし、その後の日中のステージではミークよりもさらに不利な出走順により、厳しい戦いが続いた。なお、自身のチームからプライベーターとしてヤリスWRCで出場のマーカス・グロンホルムは、デイ3全てのSSを走破した。

    競技4日目、最終日となる2月17日(日)のデイ4は、トルシュビーのサービスパークを中心に3本のSSが行われる。SS17/18「リケナス」は、サービスパークの北側に展開する全長21.19kmのステージ。そしてファイナルステージとなる全長8.93kmのSS19「トルシュビー2」は、デイ2のSS8と同じコースを走行し、トップ5タイムを記録した選手にボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のSSの合計距離は51.31km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は202.00kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日、オットはラリーを完全にコントロールしていました。昨日は良くないコンディションで注意深く、あまり攻めすぎないで走るなど非常に上手く戦いましたが、それが今日の出走順に繋がったのです。とても賢いドライビングにより、オットは優勝に大きく近づいたといえます。一方、クリスとヤリ-マティは特に午後のステージで苦戦しました。彼らによると路面は解けた雪で覆われ、ラリー・モンテカルロをもう1度戦っているような感じだったようです。我々も、多くの選手がコースオフするシーンを目にしました。クリスはポディウム争いから少し遠ざかりましたが、彼の前方にいるドライバー達の戦いは激しく、このようなコンディションでは何が起こっても不思議ではありません。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    非常に上手く行った1日でした。朝の路面コンディションは昨日と同じようにとても良く、心から運転を楽しめました。ただし限界までは攻めず、良いリズムを保つ事だけを心がけて走りました。午後のステージコンディションは、昨日の午後とは大きく異なり非常にスムーズでした。昨日頑張って走った事が今日の有利な出走順に繋がり、アドバンテージを得られたのです。2 位の選手に対して大きなマージンができたので、明日はそのリードを最初の2本のSSで保ち、最終のパワーステージではできればポイントを獲得したいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    ラリー2で競技に復帰し、今朝1本目のラメーンではベストタイムを記録するなど良いスタートになりました。ラメーンは、2008年にこのラリーでWRC初優勝を決めた時に走った、とても良い思い出があるSSです。今朝は路面コンディションがとても良かったのですが、午後は非常に難しくなったので、明日のステージに向けたセットアップを試す事にしました。高速で流れるような道でクルマは素晴らしいフィーリングなのですが、テクニカルなセクションでは思うように走る事ができなかったので、何とかセットアップでその問題を解決し、明日のパワーステージでは良い結果を狙いたいと思います。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    昨日に続き、私にとっては今日も複雑な1日でした。路面が良くしっかりと凍結している状況では十分なスピードがあり、表彰台を狙える位置につけていました。クルマのフィーリングは良く、自信も深まってきたので少しハードに攻めてみました。午後は気温が上がり私の出走順では厳しい戦いになると予想していましたが、実際そうなってしまいました。明日は、今現在の順位を守る事に集中しなくてはなりません。

    ラリー・スウェーデン デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 2h19m31.7s
    2 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +54.5s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +54.5s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +56.8s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1m08.7s
    6 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +1m36.5s
    7 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +1m38.1s
    8 ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +3m08.0s
    9 オーレ・クリスチャン・ヴェイビー/ヨナス・アンダーソン (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +5m23.4s
    10 ヤリ・フットネン/アナ・アンティ・リナケト (シュコダ ファビア R5)+5m35.4s
    25 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +14m49.3s

  • WRC | ラリー・スウェーデン 2日目:トヨタのタナックが総合2位に浮上

    WRC | ラリー・スウェーデン 2日目:トヨタのタナックが総合2位に浮上

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンの競技2日目デイ2が2月15日(金)にトルシュビーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合2位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合8位に順位を上げた。なお、デイ2の最終ステージ開始時点で総合2位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、コースオフによりデイリタイアとなったが、ラリー2規定に基づきデイ3で再出走する。

    ラリー・スウェーデンのデイ2は、サービスパークから遠く離れた隣国ノルウェーで多くのステージが行なわれた。午前中は路面の雪が硬く締まっており、タナックは3本のSSのうち2本でベストタイムを記録。総合1位で午前中の走行を終えた。しかし、午後に入って気温が上昇すると、路面の雪や氷が解けて下からグラベル(未舗装路)が出るなどコンディションが悪化。タナックは不利な出走順によりタイムが伸びず総合3位に順位を下げた。しかし、最終ステージのSS8では挽回し、首位と僅か2秒差の総合2位でデイ2を走り切った。

    午前中のステージで総合3位に順位を上げていたラトバラは、午後1本目のSS5でトップに立った。その後、ライバルと激しい首位争いを続けたが、1日の最後のステージでコースアウトしてスタック。復帰することができず、残念ながらデイリタイアとなってしまった。

    ヤリスWRCで臨む2戦目のラリーで、ミークは午前中総合8位に留まったが、午後のステージではペースアップに成功。総合5位に浮上した。しかし、その後SS7のスタートでエンジンがストールしてタイムを失い、総合8位で1日を終えた。それでも総合5位の選手とのタイム差は小さく、デイ3ではトップ5入りを目標に戦う。

    なお、自身のチームである「GRX」からヤリスWRCでプライベート出場の、マーカス・グロンホルムはコースアウトによりSS4でデイリタイアとなったが、デイ3では再出走を予定している。

    競技3日目、2月16日(土)のデイ3は、トルシュビーのサービスパークを中心に8本のSSが行われる。最初の6本のステージはサービスパークの西側に集中し、ラメーン(SS9/SS12)は2016年大会以来の復活となるが、進行方向は以前と逆になる。ハグフォシュ(SS10/SS13)、ヴァルゴセン(SS11/SS14)は多くの観客が集まる名物ステージで、特にヴァルゴセンは有名な「コリンズクレスト」のビッグジャンプで知られている。1日の終わりには、木曜日と同じカールスタードの競馬場でのスーパーSS(SS15)と、サービスパークすぐ横でのトルシュビー・スプリント(SS16)という、2本のショートSSが行なわれる。8本のSSの合計距離は126.18km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は613.31kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日は非常に難しい路面コンディションでの戦いとなりましたが、我々のクルマは持てる力をきちんと発揮しました。今晩最後のステージでのラトバラのハプニングには皆が肩を落としましたが、彼はそこまで非常よくやっていました。また、オットも出走順を考えると健闘していたと思いますし、順位も素晴らしいと思います。クリスは、このラリーでもクルマに良いフィーリングを感じているようです。午後のステージでは彼のドライビングスタイルと路面のコンディションがマッチし、タイムも向上しました。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    午前中のステージのコンディションは素晴らしく、運転を心から楽しむことができました。午後は真逆のコンディションとなりましたが、このラリーではよくあることです。ですので、厳しいコンディションをただ切り抜けることだけに集中して走りましたが、1日の最後のステージではプッシュし、トップの選手に近づくことができました。ただし雪が深く、タイヤにあまりスタッドが残っていなかったので簡単ではなく、何度かヒヤッとする場面がありました。今日は自分の持つ力を全て出し切りましたが、明日もまた同じようなコンディションでの戦いとなるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    クルマはとても運転しやすく、テーム・スニネン選手と接戦を展開するなど今日は概ね良い1日でした。タイヤに大きな負荷をかける走りを続けスタッドが抜けてしまいましたが、それでも路面の雪が削られてグラベル(未舗装路)にわだちが刻まれているようなステージでは特に問題ありませんでした。しかし最終ステージは凍結した路面の上に雪が多く積もり、そこで激しくプッシュしたところユーズドのタイヤが十分にグリップせず、コースアウトしてしまいました。明日は再出走し、良い運転の感覚を取り戻すことが私にとっては重要です。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今朝はなかなかペースが上がらず苦労しましたが、午後の再走ステージで状況は好転しました。路面のコンディションは非常に悪く、一部はまるでラリーGBのように大量の泥で覆われ、一部は雪がぐちゃぐちゃに解けてかなり滑りやすい状態でした。残念ながらSS7ではエンジンがストールしてタイムを失い、順位を3つ下げてしまいました。また、その結果明日は出走順が3つ前になってしまいます。ただし、まだ先は長く明日もまた複雑なコンディションになりそうなので、諦めずに頑張りたいと思います。

    ラリー・スウェーデン デイ2の結果
    1 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) 1h11m05.3s
    2 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +2.0s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +17.8s
    4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +28.6s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +42.0s
    6 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +48.8s
    7 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +52.7s
    8 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +53.1s
    9 ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +1m24.4s
    10 オーレ・クリスチャン・ヴェイビー/ヨナス・アンダーソン (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +2m39.7s
    29 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +9m51.1s

  • WRC | トヨタ:第2戦 ラリー・スウェーデン 初日レポート

    WRC | トヨタ:第2戦 ラリー・スウェーデン 初日レポート

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC)) 第2戦ラリー・スウェーデンが2月14日(木)に開幕。スウェーデンのカールスタードでスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合4位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合5位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合10位につけ、ヤリスWRCは全車が順調に最初のステージを走り切った。

    ラリー・スウェーデンは、14日の午前中にサービスパークが置かれるトルシュビーの近郊でシェイクダウンが行なわれ、全長6.86kmのステージでクルマの最終確認およびセッティング作業を実施。タナックが2番手タイムを、ミークが4番手タイムを、今回が197回目のWRC参戦となるラトバラが9番手タイムを記録した。そして、夜8時過ぎから、トルシュビーから約100km南に離れたカールスタードの競馬場で、SS1として2台同時スタートのスーパーSSが行われた。氷に覆われた全長1.90kmのコースを、ヤリスWRCは全車が堅実に走り、デイ2へと駒を進めた。なお、プライベーターとしてヤリスWRCで久々のWRC出場を果たした元世界王者マーカス・グロンホルムは、総合8位の好位置でラリーをスタートした。

    競技2日目、2月15日(金)のデイ2は、トルシュビーのサービスパークを中心に7本のSSが行われる。ホーフ・フィンスコグ(SS2/5)とスヴルリア(SS3/6)は隣国のノルウェーが舞台となり、ロイデン(SS4/7)はスウェーデンをスタートしてノルウェーに入り、スウェーデンでフィニッシュという二箇国に展開するステージとなる。また、1日の終わりにはサービスパークのすぐ近くでトルシュビー(SS8)のステージが行なわれる。なお、ステージはロイデンとトルシュビーの終盤数km以外は2018年のデイ2と同一。7本のSSの合計距離は137.41km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は541.05kmとなる。

    トム・フォウラー(テクニカル・ディレクター)
    明日からの本格的なステージに向けて、とても良い準備ができました。今朝のシェイクダウンは順調で、我々のクルマは最初の走行でファステストタイムを3回更新しました。その後、多くのクルマが走り路面コンディションは急激に悪化ましたが、最初の走行時がもっとも実際のSSに近い路面状態だったのではないかと思います。そして、その状態で良いパフォーマンスを発揮できたことに満足しています。今週末は気温が高くなりそうなので、路面の雪と氷の融解が大きな問題となるでしょう。我々は朝の1回目の走行時は出走順が比較的前方で、良いコンディションで走れるため自信を持っています。しかし、2回目のリピートステージではコンディションがかなり悪化すると予想されるので、タイヤをうまくマネージし、できるだけスタッドが抜けないように注意して走る必要があります。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    シェイクダウンでは、2回目の走行時に多くのグラベル(未舗装路)が雪の下から顔を出していました。きっと、タイヤマネージメントはかなり難しくなるでしょう。出走順が前方ならば良いコンディションで走れるので、我々にとっては明日が非常に重要な1日となりますし、良いパフォーマンスを発揮しなくてはなりません。今晩の最初のステージは簡単ではありませんでしたが、問題なく走ることができました。クルマの動きはとても良く、自信を持って走ることができているので、明日からの本格的な戦いに向けて準備は万端です。明朝のステージが今からとても楽しみです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    カールスタードでのラリースタートは常に素晴らしい雰囲気です。今回は自分にとって197回目のWRCスタートだったので、少しプレッシャーを感じましたが問題なく走り終え、今はもう明日からの本格的な戦いに集中しています。ステージには大きな雪壁がありますので、きっと楽しんでドライブできるでしょう。気温が高くなると路面の雪や氷が解けて下からグラベルが現れ、スタッドタイヤに大きなダメージを与えるので、あまり暖かくならないことを願っています。シェイクダウンの最初の走行時、路面が凍結している状態でのクルマのフィーリングは最高でした。そして、その後リピートステージを想定していくつかアイディアを試したので、そのような路面コンディションでどうすべきか、理解することができました。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    カールスタードの最初のステージは非常にトリッキーなので、ミスなくクリーンに走ることが目標でした。ステージに雪は少なく、正直なところあまり運転を楽しむことができませんでした。今朝のシェイクダウンでは調子が良く、最初の2回は良いリズムで走ることができました。しかし3回目の走行時はわだちがかなり深くなっていて、コブで飛ばされて雪壁に突っ込んでしまいましたが、スピードには満足しています。今週末は気温が高くなりそうなので、きっと路面コンディションは複雑になるでしょう。ただ、早朝の硬く凍結している路面では非常に運転しやすいので、明日は朝から頑張って走ります。

    ラリー・スウェーデン デイ1の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 1m34.9s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +0.8s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1.1s
    4 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +1.9s
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.0s
    6 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +2.7s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +3.0s
    8 マーカス・グロンホルム/ティモ・ラウティアイネン (トヨタ ヤリス WRC) +4.1s
    9=エリック・ピエタライネン/ユハナ・ライタネン (シュコダ ファビア R5) +4.4s
    9=クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +4.4s

  • トヨタ | 2019年 WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン プレビュー

    トヨタ | 2019年 WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、2月14日(木)から17日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンに、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#10号車)、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(#5号車)の、3台のヤリスWRCで参戦。2017年のWRC復帰初年度、2戦目にしてラトバラが勝利を飾った記念すべき1戦で、チームは優勝を目指して戦う。

    ラリー・スウェーデンはシーズン唯一の「フルスノーラリー」。SS(スペシャルステージ)の平均速度は非常に高く、シーズン最速であるラリー・フィンランドに次ぐ2番目のポジションを、他のラリーと毎年競っている。SSは表面が雪や氷で覆われた森林地帯のグラベル(未舗装路)ステージが中心となり、ラリーカーは金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた雪道専用のタイヤを装着して走行する。雪面が硬く締まっている時は非常に高いグリップ力を得られるが、昨年のように新雪が深く積もるとスタッドが雪面を捉える力が弱まり、早い出走順の選手にとって不利な走行条件となる。また、路肩には雪の壁があり、それをコーナー外側のクッションとして上手く使うことで、より速く大胆なコーナリングが可能となる。ただし雪壁が軟らかい場合はクルマが埋まってスタックすることがあり、また硬すぎる場合はボディやサスペンションにダメージを負う可能性もあるため、硬さの見極めがとても重要になる。

    ラリーの中心となるサービスパークは、昨年と同様スウェーデンのトルシュビーに置かれ、SSは多くの部分が昨年と重なる。ただし一部のステージは走行距離が若干変更され、2016年以来の復活となる新ステージ、SS9/12「ラメーン」は進行方向が以前と逆になるなど、いくつか変更点がある。

    ラリーは2月14日(木)の夜8時過ぎ、カールスタード近郊の競馬場で行われるスーパーSSで競技がスタート。15日(金)はサービスパークを基点に、隣国ノルウェーのステージを含む7本のSSを走行する。16日(土)は人気のビッグジャンプ「コリンズクレスト」で知られる「ヴァルゴセン」のステージを含む8本のSSを走行。ラリー最終日の17日(日)は多くの観客が集う「リケナス」のSSを2回走り、その後サービスパークすぐ近くの「トルシュビー」のパワーステージで幕を閉じる。4日間で19本のSSを行ない、その合計距離は316.80km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1,460.59kmに達する。

    なお、今回はこれまでにラリー・スウェーデンで4勝を飾っているラトバラにとって、記念すべき197回目のWRC出場となる。これは、かつてトヨタのドライバーとして2回WRC王者に輝いたカルロス・サインツの記録を抜き、WRC最多出場回数となる。また、過去に2回WRC王者となったフィンランドの歴史的ドライバー、マーカス・グロンホルムがヤリスWRCで久々にWRC出場を果たす。グロンホルムは自分自身のチームであるGRXからのプライベート出場となり、4台のヤリスWRCが出走するのは今回のラリー・スウェーデンが初となる。

    ラリー・スウェーデンはシーズン唯一の「フルスノーラリー」です。SS(スペシャルステージ)の平均速度は非常に高く、シーズン最速であるラリー・フィンランドに次ぐ2番目のポジションを、他のラリーと毎年競っています。SSは表面が雪や氷で覆われた森林地帯のグラベル(未舗装路)ステージが中心となり、ラリーカーは金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた雪道専用のタイヤを装着して走行します。雪面が硬く締まっている時は非常に高いグリップ力を得られますが、昨年のように新雪が深く積もるとスタッドが雪面を捉える力が弱まり、早い出走順の選手にとって不利な走行条件となります。また、路肩には雪の壁があり、それをコーナー外側のクッションとして上手く使うことで、より速く大胆なコーナリングが可能となります。ただし雪壁が軟らかい場合はクルマが埋まってスタックすることがあり、また硬すぎる場合はボディやサスペンションにダメージを負う可能性もあるため、硬さの見極めがとても重要になります。

    ラリーの中心となるサービスパークは、昨年と同様スウェーデンのトルシュビーに置かれ、SSは多くの部分が昨年と重なります。ただし一部のステージは走行距離が若干変更され、2016年以来の復活となる新ステージ、SS9/12「ラメーン」は進行方向が以前と逆になるなど、いくつか変更点があります。

    ラリーは2月14日(木)の夜8時過ぎ、カールスタード近郊の競馬場で行われるスーパーSSで競技がスタート。15日(金)はサービスパークを基点に、隣国ノルウェーのステージを含む7本のSSを走行します。16日(土)は人気のビッグジャンプ「コリンズクレスト」で知られる「ヴァルゴセン」のステージを含む8本のSSを走行。ラリー最終日の17日(日)は多くの観客が集う「リケナス」のSSを2回走り、その後サービスパークすぐ近くの「トルシュビー」のパワーステージで幕を閉じます。4日間で19本のSSを行ない、その合計距離は316.80km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1,460.59kmに達します。

    なお、今回はこれまでにラリー・スウェーデンで4勝を飾っているラトバラにとって、記念すべき197回目のWRC出場となります。これは、かつてトヨタのドライバーとして2回WRC王者に輝いたカルロス・サインツの記録を抜き、WRC最多出場回数となります。また、過去に2回WRC王者となったフィンランドの歴史的ドライバー、マーカス・グロンホルムがヤリスWRCで久々にWRC出場を果たします。グロンホルムは自分自身のチームであるGRXからのプライベート出場となり、4台のヤリスWRCが出走するのは今回のラリー・スウェーデンが初となります。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    開幕戦ラリー・モンテカルロではとても良い形でシーズンのスタートを切れたので、ラリー・スウェーデンで優勝を争う準備はできています。昨年は路面のコンディションと出走順が大きく影響し、我々にとっては厳しい戦いとなりました。しかし、今年はライバルと比べて良い出走順ですので、それほど心配はしていません。ここ数週間、フィンランドでテストを行なってきたので準備は万端ですし、我々のクルマはスウェーデンのステージにとても合っていると確信しています。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    スウェーデンに向けて十分な準備ができていると思いますが、このラリーでは週末を通してどのような路面コンディションとなるのかを正確に知る事は困難です。昨年は多くの降雪があり、路肩には大きな雪壁ができるなど典型的なウインターラリーのコンディションでした。しかし、新雪によってタイヤのグリップが十分に得られず、早い出走順だった我々にとっては厳しい状況でした。今年はトップ争いができることを期待しています。スウェーデンのステージは流れるように高速で、もし条件が合えば本当に楽しめるラリーですし、我々のクルマもきっと力を存分に発揮できるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
    今年のラリー・スウェーデンは私にとって特別な意味を持つ1戦となります。かつて私は2008年のスウェーデンでWRC史上最年少優勝ドライバーとなり、それから11年後の今年はもっとも経験豊かなWRCドライバーとなります。今、フィンランドでは十分な積雪がありますが、ラリー・スウェーデンでも同様のコンディションとなることを願っています。もしそうなれば、素晴らしいウインターラリーとなるでしょう。2017年にヤリスWRCで初優勝した時のように、優勝争いをできることを期待しています。ただし、そのためにはモンテカルロでは完全には得られなかった、良いフィーリングをつかむ必要があります。

    クリス・ミーク(ヤリスWRC #5号車)
    開幕戦のモンテカルロは私にとってポジティブなスタートとなりましたが、当面の目標は変わりません。クルマについて学び、そしてドライビングを楽しむこと。それが、開幕戦から続くそれぞれ大きくタイプが大きく異なる3つのラリーを戦う上での私の目標です。先週はスウェーデンに向けての充実したテストを、フィンランドで3日間行ないました。雪道用のセットアップで初めての走行でしたが、それは素晴らしい経験でした。とても良いフィーリングが得られましたが、ラリー本番では気温の変化によってコンディションが大きく変わることを忘れてはなりません。できれば、安定した良いコンディションで、皆が楽しめるようなラリーになることを願っています。

  • トヨタ、2019/20年シーズンもFIA世界耐久選手権(WEC)の参戦を継続

    トヨタ、2019/20年シーズンもFIA世界耐久選手権(WEC)の参戦を継続

    トヨタは、2019-2020年シーズンもFIA世界耐久選手権(WEC)への参戦を継続することを発表した。

    2018-2019年はスーパーシーズンとなり、本年は第6戦セブリング1000マイル(2019年3月15日)から始まり、2019年の第8戦ル・マン24時間(2019年6月15・16日)が最終戦となる。

    トヨタは、TMGを本拠にTOYOTA GAZOO Racingとして、2台の改良型「TS050 HYBRID」で参戦。日本の東富士研究所で開発されたTHS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)は、これまでの四輪回生/力行システムを踏襲しつつ、エンジン、モーター/ジェネレーター、バッテリー等に更なる信頼性向上が図られている。この活動で得られた技術は、量産ハイブリッド車やEV車開発へと活かされる。タイヤはミシュラン製を使用する。

    また、TOYOTA GAZOO Racingは、FIA世界耐久選手権(WEC)2019-2020年シーズンに2台のTS050 HYBRIDで参戦することを発表。

    全8戦で行われるシーズンは9月1日の英国シルバーストンで開幕し、2020年6月13~14日のル・マン24時間レースが最終戦になる。

    なお、ドライバー構成については後日発表となる。今期8号車のドライバーを務めているフェルナンド・アロンソは、来期もトヨタからWECに参戦することは明言しておらず「五分五分」だと語っている。

  • トヨタ、新型スープラを大阪オートメッセで国内初披露

    トヨタ、新型スープラを大阪オートメッセで国内初披露

    トヨタは、新型スープラを大阪オートメッセで国内初披露する。

    トヨタは、今年1月の2019年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で新型スープラを世界初公開。TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初のグローバルモデルとなる新型スープラは5代目にあたり、2002年に生産終了してから17年ぶりの復活となる。

    初代スープラが1978年に誕生して以降、どの世代でも直列6気筒エンジンを積んだFR車であったことは共通しており、新型でもこの2つを継承した。加えて今回、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を実現した。

    トヨタは、2/9(土)からインテックス大阪で開催される大阪オートメッセで新型スープラを国内初披露。また、2020年からのSUPER GT参戦にむけたコンセプトカーのGRスープラ スーパーGT コンセプト、FIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦するトヨタ・TS050ハイブリッド、世界ラリー選手権(WEC)に参戦するヤリス・WRCのレプリカなどを展示する。

  • トミ・マキネンがFIA殿堂入り。“親友” 豊田章男社長が祝福

    トミ・マキネンがFIA殿堂入り。“親友” 豊田章男社長が祝福

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのチーム代表を務めるトミ・マキネンが、FIA殿堂入りすることが決定。トヨタ自動車の豊田章男社長が祝福のコメントを発表した。

    元ラリードライバーのトミ・マキネン(54歳)は、1996年から1999年にかけて世界ラリー選手権 (WRC) で4年連続ドライバーズチャンピオンを獲得。通算24勝は歴代6位。2017年よりTOYOTA GAZOO Racing WRTの代表を務めている。

    ホール・オブ・フェーム(殿堂)はFIAが2017年に創設。トミ・マキネン選出を受け、トヨタ自動車の代表取締役社長であり、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのチーム総代表である豊田章男が祝福のコメントを発表した。

    「トミ・マキネンさん、FIA殿堂入りおめでとうございます!」と豊田章男社長はコメント。

    「三菱ランサーで獲った4度のドライバータイトル。そして、TOYOTA GAZOO Racingのチーム代表としてヤリスで獲った昨年のタイトル。これらの功績が認められて殿堂入りの栄誉に輝いたと聞きました」

    「TOYOTA GAZOO Racing WRT総代表としてだけでなく、日本の“いち”ラリーファンとしても、このことを大変嬉しく、そして、誇らしく思います」

    「また、彼は今まで多くのラリーファンを大切にしてこられました。また、もっと多くの方にラリーファンになってもらいたいと心から願い、その努力を続けてきています」

    「もっと多くの方にラリーを楽しんでいただきたいという想いは私も同じです。こうした彼の努力も今回の殿堂入りに際して認めて頂けているのであればこれほど嬉しいことはありません」

    「これからも彼とTOYOTA GAZOO Racingの勝利を目指しつつ、もっともっとラリーファンを増やしラリー業界の発展に一緒に力を尽くせたらと思います」

    「トミ、改めて、おめでとう! 引き続き、一緒に頑張っていきましょう! 親友 豊田章男」

    豊田章男社長とトミ・マキネン

  • WRC ラリー・モンテカルロ | トヨタ、タナックが総合3位表彰台

    WRC ラリー・モンテカルロ | トヨタ、タナックが総合3位表彰台

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第1戦 ラリー・モンテカルロの最終日デイ4が1月27日(日)にモナコ公国を基点に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合3位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合5位で、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合6位でフィニッシュ。ヤリスWRCで出場した全選手が選手権ポイントを獲得した。

    ラリー・モンテカルロのデイ4は、モナコ公国の北側に広がるフランスの山岳地帯で、2本のステージを各2回走行。4本のSSの合計距離は63.98kmだった。路面は全体的にドライコンディションとなり、デイ3までのステージのように雪やアイスバーンに悩まされる事無く、ドライバーたちはスピードの限界で4本のステージに挑んだ。

    デイ3で4本のSSを全て制し、総合7位から5位に浮上したタナックは、デイ4でもその勢いを持続。最初の2本のSSでベストタイムを記録し、総合3位につけていた選手と、4位ラトバラを抜き総合3位に浮上。続く2本のSSでは安定した走りで総合3位の座を堅持し、3年連続となるポディウムフィニッシュを果たした。

    ラトバラは、4位の選手と激しい順位争いを展開していたが、残念ながら逆転には至らず。さらに、タナック選手が総合3位に浮上したことで、4位と僅か1.7秒差の総合5位でラリーを終えた。

    デイ2でパンクにより大きく順位を落としたミークは、その後目覚ましいスピードで順位を徐々に挽回。8カ月以上のブランクを感じさせない、鋭い走りでタナックに匹敵する好タイムを何度も記録した。そして迎えたデイ4では、ボーナスの選手権ポイントがかかる最終SSのパワーステージで、今大会初のベストタイムを記録。最大となる5ポイントを獲得し、総合6位でフィニッシュした。

    WRC次戦は、2月14日から17日にかけて開催される第2戦ラリー・スウェーデン。シーズン唯一のフルスノーラリーであるスウェーデンは、ラリー・モンテカルロとは異なり、雪と氷で表面が完全に覆われたグラベル(未舗装路)の森林ステージが舞台となる。そのためラリーカーは、スタッド(スパイク)が埋め込まれた、雪道専用のスノータイヤで走行。スウェーデンのスノーステージは非常にハイスピードで、チームにとっては17年のWRC復帰初年度に、ラトバラがヤリスWRCで最初の勝利を飾った1戦となる。

    友山茂樹(GAZOO Racing Company プレジデント)
    WRCの2019年シーズンが始まりました。昨シーズンは、参戦2年目にしてマニュファクチャラーズタイトルを獲得したものの、その裏では、通算14回のリタイア、多くのトラブルに見舞われました。今シーズンは、速さと安定感を一段高いレベルに昇華させるべく、チーム一丸となって改善を積み重ねて、開幕戦のラリー・モンテカルロを迎えました。今回のラリー・モンテカルロは、例年同様に刻々と変わる路面状況に加え、昨年にも増して、強力になったライバル達との駆け引きに、最後まで厳しい戦いを強いられましたが、3台とも大健闘しラリーを盛り上げることが出来ました。応援して頂いたファンの皆様に、心より感謝申し上げます。特に途中パンクに見舞われ大幅なタイムロスをしながらも、15ステージ中7つのステージでトップタイムを刻み、3位表彰台を獲得したタナック/ヤルヴェオヤ組は、昨年同様、高い戦闘力を示してくれました。また、終始、冷静な走りで5位に食い込んだラトバラ/アンティラ組、そして、ヤリスWRCでの初ラリーを心から楽しみつつ、パワーステージでは圧倒的な速さを見せつけたミーク/マーシャル組の走りからも、今シーズンの活躍が期待できます。ヤリスWRCの安定したパフォーマンス、また、最高のチームワークからも、シリーズタイトル獲得に向けた手ごたえを感じることが出来ました。TOYOTA GAZOO Racingは、今シーズンも、若き挑戦者として、世界中のWRCファンに興奮と感動をお届けできるものと確信しています。これからも、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamへの応援をよろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    素晴らしい結末、そして非常にポジティブなリザルトでした。貴重な選手権ポイントを獲得する事ができましたし、全部で15本走ったSSのうち、9本でベストタイムを記録できたのは、我々のクルマのパフォーマンスを証明するものです。また、我々と一緒に戦った最初のラリーで、クリスが示したパフォーマンスは非常に印象的でした。これからのシーズン、クリスはきっとライバルから警戒される存在になったと思いますし、皆が彼に注目し続けるでしょう。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    表彰台に立てて本当に嬉しく思います。金曜日が終了した時点では、このような良い結果を期待していませんでした。比較的ドライなターマックステージで、ここまでタイムを挽回できたことに驚いています。今朝は良い走りができたので、後はフィニッシュまで順位を守れば良い状況でした。チーム、グラベルクルー、そしてクルマに心から満足しています。土曜日と日曜日は完璧な仕事ができましたので、自分達を誇りに思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    週末を通して僅差の戦いでしたが、自分にとってはベストな結果ではなく、4位でフィニッシュできなかったことに失望しています。しかし、今になって事前テストで見誤り、間違ったセットアップで今回のラリーに臨んだことに気がつきました。そのため私の運転ではかなりアンダーステアが強く、より速く走るために必要な自信を持てませんでした。とはいえ、ミスのない堅実な週末を送れたので、シーズンの始まりで価値あるポイントを獲得できました。我々のクルマには、ラリーで勝つだけの力があると私は理解しています。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    TOYOTA GAZOO Racingで戦った最初のラリーでパワーステージ優勝を飾り、素晴らしい結果となりました。この週末ステージ優勝は1回だけでしたが、それがパワーステージであったためボーナスポイントを獲得できました。他のドライバー達は最後まで順位争いをしていたので、全力を尽くして走り5ポイントを得られたのは素晴らしい気分です。今回は問題に見舞われましたが、それさえなければ4位も十分可能だったはずです。それでも、自分達の速さを示すことができて本当に良かったと思います。クルマのフィーリングはとても良く、このラリーで全てが自分のものになったような気がします。まだ1戦が終わったに過ぎないので、集中力を失うことなく次のスウェーデンに臨むつもりです。

    ラリー・モンテカルロ デイ4の結果
    1 セバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) 3h21m15.9s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2.2s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +2m15.2s
    4 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +2m28.2s
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2m29.9s
    6 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +5m36.2s
    7 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタ R5) +13m04.6s
    8 ヨアン・ボナート/ベンジャミン・ボウルード(シトロエン C3 R5) +13m56.5s
    9 ステファン・サラザン/ジャック-ジュリアン・レヌッチ(ヒュンダイ i20 R5)+14m06.8s
    10 アドリアン・フォルム/ルノウ・ジャムール (シトロエン C3 R5) +16m03.4s

  • WRC ラリー・モンテカルロ | 3日目を終えてトヨタ勢はわずかに表彰台圏外

    WRC ラリー・モンテカルロ | 3日目を終えてトヨタ勢はわずかに表彰台圏外

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロのデイ3が1月26日(土)にフランス南部のギャップを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 10号車)が総合4位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合5位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合6位につけ、ヤリスWRCは難易度の高いステージで全車が速さを示した。

    ラリー・モンテカルロの競技3日目デイ3は、サービスパークが置かれるギャップの北側エリアで4本のステージを各2回走行。4本のSSの合計距離は93.38kmだった。前日に続きデイ3も天気に恵まれ、雪化粧をした美しい山々が青空に映える1日だった。しかし気温は1日を通してかなり低く、山岳地帯のステージは大部分がドライ路面ながら雪やアイスバーンが広がる所も多く、非常に難しい路面コンディションでの戦いとなった。

    デイ2総合4位のラトバラは、SS10でセカンドベストタイムを記録。モンテカルロで過去7回優勝しているセバスチャン・ローブと激しい3位争いを展開し、一時は総合3位につけた。最終的にはデイ2と変わらぬ総合4位で1日を終えましたが、総合3位のローブとのタイム差は僅か2.3秒。明日の競技最終日も、表彰台を巡る戦いが続く。デイ2でパンクを喫し総合7位に順位を落としたタナックは、午後のステージをドライバーのなかで、スタッドなしの冬用タイヤを唯一選択するなど攻めの姿勢で走行し、結果的にデイ3全てのSSで、ベストタイムを記録。総合5位まで順位を回復した。総合4位のラトバラとのタイム差は15秒と小さく、タナックにも表彰台フィニッシュのチャンスは十分にある。タナックと同様、デイ2でパンクにより総合8位と大きく遅れたミークは、SS10を除く3本のステージでタナックに迫るセカンドベストタイムをマーク。総合6位にポジションを上げ、良い形でデイ3を締めくくった。

    競技4日目、最終日となる1月27日(日)のデイ4は、モナコ公国を基点にフランス南部の山岳地帯で2本のステージを各2回走行する。SS13とその再走ステージであるSS15は、有名なチュリニ峠を通過するラリー・モンテカルロの名物ステージ。また、SS14の再走ステージとなる最終のSS16は、トップ5タイムを記録した選手にボーナスポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSはすべて昨年の最終日デイ4と同じステージとなり、その合計距離は63.98km。リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は224.58kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々のドライバー全員にとって素晴らしい1日でした。オットとクリスは1日を通して安定して速く、特にオットに関しては4本全てのSSで最速でした。今日は全員が良い気分で1日を過ごせたと思いますし、明日もきっとエキサイティングな1日になるでしょう。表彰台に上がるチャンスは十分あり、3位と4位に入る可能性もあると思っています。もしそうなれば、多くのポイントが得られるので期待しています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今日は良い1日で、何事も起こりませんでした。午後のステージではタイムを縮めようと考え、他の選手と異なるタイヤを選びました。結果的には少しだけタイムを縮めることができましたが、そういったトライの積み重ねが重要なのです。チャレンジは成功だったといえるので、何か他と違うことを試すべきだと進言してくれた、私の担当セーフティクルーに感謝します。また、クルマも非常に調子が良く、自信を持つことができました。日中のサービスではセットアップを変更せず、すべてが満足できる状態でした。総合順位で我々の前につけている2選手とのタイム差を約1分縮めることができましたので、明日も最後まで攻め続けます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    セバスチャン・ローブ選手との素晴らしい3位争いを楽しみました。最初彼は私の前にいましたが、その後私が抜かし、最後はまたローブ選手が前に出ましたが、タイム差は僅差です。ローブ選手を抑え続けることができるのではないかと思ったのですが、路面コンディションが複雑な状態になった時、私には強さが少し欠けていたのかもしれません。明日のステージはドライコンディションになると思われますが、私はドライ路面で多くのテストを行なってきたので、クルマに対して自信を持っています。もし自分達が望むような状況になれば、明日はきっとモンテカルロの表彰台に立てるでしょう。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    トリッキーな路面コンディションだったにも関わらず、心から楽しむことができました。ヤリスWRCというクルマはとても自然に、自分の思い通りに運転することが可能で、徐々に自信がついてきました。今日は何本かのステージで、オットにかなり近いタイムが出ました。30kmを越える、雪道とアイスバーンが点在する非常に滑りやすいステージでも差はごく僅かだったので、もう嬉しくてたまりませんでした。クルマについて学ばなくてはならないことは、まだ少しあります。しかし、それが自然に慣れてくるならば、その先には明るい未来が待っていると思います。明日のパワーステージでは、全力を出し、自分の力を試してみたいと思います。

    ラリー・モンテカルロ デイ3の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) 2h38m30.0s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +4.3s
    3 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +1m58.7s
    4 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2m01.0s
    5 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +2m16.0s
    6 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +5m26.8s
    7 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタ R5) +10m12.0s
    8 ヨアン・ボナート/ベンジャミン・ボウルード(シトロエン C3 R5) +11m43.4s
    9 ステファン・サラザン/ジャック-ジュリアン・レヌッチ(ヒュンダイ i20 R5)+12m16.0s
    10 ギヨーム・ド・メヴィウス/マーティン・ヴェイダーク(シトロエン C3 R5) +13m07.0s

  • フェルナンド・アロンソ、来期もトヨタでWEC参戦の可能性は「50/50」

    フェルナンド・アロンソ、来期もトヨタでWEC参戦の可能性は「50/50」

    フェルナンド・アロンソは、来期もトヨタからFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦するかどうかは『50/50』だと語る。

    2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、昨シーズン限りでF1キャリアにピリオドを打っており、2019年のスケジュールは5レースしかない。今週末はウェイン・テイラー・レーシングからデイトナ24時間レースに参戦し、コニカミノルタ・キャデラック DPi-V.Rの10号車を走らせる。

    そして、5月にマクラーレンからインディ500に参戦する前にトヨタと2018/2019年のWECスーパーシーズンのセブリングとスパに参戦し、6月に最終戦のル・マン24時間レースを戦い、WECチャンピオンを目指す。

    世界3大レースでの“3冠”を目標に掲げてWECに参戦したフェルナンド・アロンソは、すでに昨年のル・マン24時間レースで優勝を果たし、トヨタから参戦した目的を果たしている。

    トヨタは昨年後半に2019/2020年シーズンの参戦についてフェルナンド・アロンソと議論を開始したことを明らかにしているが、フェルナンド・アロンソは来期もトヨタに残留する可能性は『50/50』だと述べた。

    「もちろん、このスーパーシーズンをできる限り最高のカタチで終えたいと思っている」とフェウrナンド・アロンソはデイトナでコメント。

    「僕たちは世界選手権をリードしているし、ル・マンが最終戦となる。そこでまた勝つ機会が得られれば素晴らしいだろう」

    「6月までとても忙しいけど、6月以降はWECチャンピオンシップ、5月のインディ500の動向次第だ」

    「今後、他の挑戦が現れるかもしれないし、WECがプライオリティになるかもしれない。それは最後の決定になるだろう」

    フェルナンド・アロンソは、昨年11月にバーレーンで7回のNASCARチャンピオンであるッジミー・ジョンソンとマシンを交換してNASCARマシンを初テストしているが、その分野で自分の腕を試す計画は今のところないと語る。

    「ストックカーに関しては現時点では計画していない。絶対にないとは言えないけど、短期的には計画には含まれていない。またゼロからのスタートだし、すべてを学ばなければならないからね」

    「スケジュールは非常に激しいし、今は正しいタイミングだとは感じていない」