カテゴリー: トヨタ

  • ヤルノ・トゥルーリ、「期待値はいつも通り高い」

    ヤルノ・トゥルーリ、「期待値はいつも通り高い」

    1月10日(金)、ドイツ・ケルンで行われたプレシーズンイベントにて、パナソニック・トヨタ・レーシングで4シーズン目を迎えたヤルノ・トゥルーリは「私はいつも前向きだから、期待値はいつも通り高い」と自信をみなぎらせた。

    「チームには、しかるべきポジションを確保するために必要なポテンシャル、資源、人材がそろっている。来シーズンに向けて素晴らしいF1カーを手に入れることが出来ると信じている」

    「2007年シーズン中盤からトラクション・コントロールやエンジンブレーキを禁止した新しい規則に則った新しいF1カーに対してインプットを行って来た。電子制御の面でも大きな変更があり、チームとともにこの対策にも時間を割いて来た。チームがセットアップを決められるよう、最善の努力をしている」

    33歳のイタリア人であるヤルノ・トゥルーリは2004年シーズン終盤にパナソニック・トヨタ・レーシングに加わり、2008年はチームでの4シーズン目となる。その間、チームと親密な関係を築いてきており、今年こそそれが成果を生むと信じている。

    「チームと一緒に仕事をすることに喜びを覚え、居心地も良い。エンジニアを良く知っており、彼らがどのように作業するかを熟知しているので、そこからしっかりとした絆が生まれる。これは利点でもある。2007年の様々な問題を乗り越えるべく、チームとして一致団結して、共に前進している」

    「成果やパフォーマンスの面からすると2007年は非常に厳しい年であった。しかし、我々は大きな改良と進化を遂げることに専念している。私はチームを熟知しており、チームは私のことを熟知している。我々はお互いの可能性を良く知っており、共存していることこそ利点と確信する」と付け加えた。

  • 小林可夢偉:インタビュー

    小林可夢偉:インタビュー

    F1ドライバーになった感想は?
    「F1のサードドライバーになれて非常に楽しみにしている反面、やらなくてはいけないことがたくさんあるのも分かっている。シングルシーターフォーミュラレースに参戦するためにヨーロッパに移ってからは、F1ドライバーになることをずっと夢見て来た。今、自分がF1ドライバーだと言えるのがとても感慨深い。チームの誰もが素晴らしいF1カーを仕上げようと思っているし、今年それを達成するために一生懸命努力している。」

    チームの印象は?
    「チームに対する印象は非常に良い。皆大変なプロフェッショナルであり、ハードに働いている。誰もが成功する決意に溢れており、そのチームの一員になれるのは嬉しい。このようなプロフェッショナルなチームに加わることが出来て光栄だ。」

    12月のテストはどうでしたか?
    「テストは順調で、レースカーで走った2日間には満足している。最後にF1 カーをテストしてから約1年経っていたので、全てのシステムに慣れ、強大なパワーやグリップに慣れるのに良い機会だった。テストカーの手応えは良く、問題は無かった。2日間で200周以上こなしたので、かなりハードで集中しなければならなかったが、今年のテストに向けて良い準備になったはずだ。

    サードドライバーとしての役割をどう思いますか?
    「私の役割は可能な限りF1カーを進化させ、チームに貢献することだ。F1では開発には終わりがなく、勝ち続けるためには常に進化し続けなければならないので、サードドライバーの役割は非常に重要だと思っている。」

    F1車両のどこがそんなに特別なのですか?
    「GP2に似ているが更に優れている。全てが極限まで突き詰められており、F1カーをドライブするというのは特別な経験であった。F1カーの限界、グリップの限界、集中力の限界で走るというのはとても厳しく、高いレベルでのパフォーマンスが要求される。」

    GP2でレースするのは楽しみですか?
    「GP2はレベルが高い選手権で、初めて本当に大きく力があるレーシングカーでレースを戦うことになるので、とても楽しみだ。F3と比べると、GP2の方が馬力もグリップも高いので、私にとっては大きな違いとなる。私にとっては最初のシーズンのチャレンジだが、他のドライバーと対等に競争し成功したいと思っている。」

    F1に到達するためにどれだけ苦労してきましたか?
    「私は9歳の時からレースを始め、それからずっとF1ドライバーになるためだけでなく、出来るだけのものを達成しようと努力を続けてきた。レースのキャリアを始めた時は、F1についてなんて考えてもいなかった。とにかくそれぞれのレースで勝つことだけを望んでいた。その時点での私の状況からはF1という世界は遙か遠いものであり、将来に関してあまり考えたことはなかった。それぞれのレースに勝利することが私の目標であったが、ヨーロッパでシングルシーターフォーミュラのレースを初めてから、F1への夢が始まった。F1ドライバーになるためには、懸命な努力と、強い意志が必要だ。」

    TDPはあなたにとってどのように貢献してきましたか?
    「私は14歳の時に日本でTDPに加わり、その後、1年だけフォーミュラトヨタを戦って、ヨーロッパへと渡った。それからTDPはたくさんの支援と応援をしてくれた。英語の授業や、ドライビングやフィードバックの改善など、多くの面で助けとなった。TDPには本当に感謝している。今シーズンF1に私と中嶋一貴の2人のTDP出身ドライバーを輩出しているので、その成果は出ていると思う。」

    なぜパリに住んでいるのですか? パリのどこが好きなのですか?
    「パリは大企業のビジネスマン、芸術家、デザイナーなどの有名な人が集まっていて、街に独特の雰囲気をかもし出している。パリで時間を過ごすのは魅力的だし、住むのは楽しい。まだフランス語が話せないのが残念だか、それでもパリでの生活を楽しんでいる。」

    オフの時間には何をしていますか?
    「普段は毎日トレーニングをしている。後は洗濯をしたり、主婦のような生活をしている。体を鍛えるためにジムに通ったり走ったりしている。パリ周辺の公園やセーヌ川周辺を走っているが、素晴らしい景観の場所がたくさんあるので、走るのには最高の街だ。」

  • トヨタ、2008年の新型マシン“TF108”を発表

    トヨタ、2008年の新型マシン“TF108”を発表

    パナソニック・トヨタ・レーシングは、2008年シーズンのF1世界選手権で、上位へと挑戦すべく新型“TF108”を発表した。

    ドイツ・ケルンのチームのテクニカルセンターで、パナソニック・トヨタ・レーシングの主要なメンバーと、ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロック、小林可夢偉の3名のドライバーが登場し、新型“TF108”の幕を外し、その姿を披露した。発表会はインターネットで全世界にライブ中継された。

    TF108の主な変更箇所はホイールベースの延長、空力性能の向上、サスペンションの改良や新しいギアボックスである。風洞実験やシミュレーションでは、TF108が確実に進化していることが示され、これにより、チームはレースで勝つこと、世界選手権争いに加わるという長期的な目標に近づくと期待している。

    TMG会長兼チーム代表である山科忠は
    「もちろん我々の究極の目標は表彰台の中央に立つことだ。我々は勝利することを目指してF1に参戦しており、近々達成したいと思っている。我々の2008年の明確な目標は、結果を大きく改善することだ。なぜなら昨年のパフォーマンスに満足していないからだ。我々は本当に競争力のあるF1カーを手に入れられると思っている。そうすれば、ドライバーは常にポイント圏内でフィニッシュし、表彰台を狙えるはずだ」

    「ファクトリーでは全員がモチベーションを高め、カイゼン、即ち継続的な改良を目指して可能な限りの努力をし続けている」

    「チームワークは非常に優れており、すべての部門間のコミュニケーションも非常に良いことが、TF108の開発に貢献した。全員が一丸になって努力をしており、私はとても満足している。ここには本当のチーム精神が存在する」

    「このチームは高い可能性を持っている。適材適所に人材と資源が配置されており、見通しは明るいと思っている」

    と2008年シーズンへの抱負を語った。

    TF108は、1月13日にヘレスサーキットでのシェイクダウンが行われる予定。

  • トヨタ TF108

    トヨタ TF108

    TOYOTA TF108
    TF108の主な変更箇所はホイールベースの延長、空力性能の向上、サスペンションの改良や新しいギアボックス。TF107はTF106の進化だったが、TF108の新しいパッケージは、近年のトヨタF1カーとは異なるものとなった。TF108の第一の空力デザインコンセプトは、F1カー全体を適正化にする方向に向けられた。また、TF108は新しいギアボックスと、RVX−08用の新しい電子制御システム(ECU)を有する。

    シャシー構造 カーボンファイバー及びハニカム構造
    燃料タンク ATL製安全タンク
    サスペンション カーボンファイバー製トラックロッド/プッシュロッド付
    カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーン 
    ショックアブソーバー ペンスキー製
    ホイール BBS製鍛造マグネシウム
    タイヤ ブリヂストン製ポテンザ
    ブレーキキャリパー ブレンボ製
    ブレーキマスターシリンダー ブレンボ製
    ブレーキ素材 ヒッコ (前後カーボン製)
    ステアリング トヨタ製パワーステアリング
    ステアリング表示板 トヨタ製カーボンファイバー
    トヨタ/マネッティ・マレリ製計器板
    ドライバーシート ドライバー体型成型カーボンファイバー製
    ドライバー拘束具 タカタ
    ドライバーHANSデバイス トヨタ・デザイン
    エレクトロニクス トヨタ/Magneti Marelli plus McLaren Electronics Systems ECU (as required by FIA rules)
    トランスミッション 7速後退付ギア
       
    TF108 フロント TF108 サイド
       
    <ディメンション>  
    全長 4636mm
    全高 950mm
    全幅 1800mm
    総重量 605kg(ドライバー及びカメラ含む)
       
    <エンジン主要諸元>  
    エンジン・コード RVX-08
    気筒数 8
    排気量 2398cc
    馬力 およそ740馬力
    最高回転数 FIAの規定により、最高回転数19,000rpm
    バルブ駆動 圧搾空気式
    スロットル駆動 油圧
    スパークブラグ デンソー製
    燃料及び油脂類 エッソ製
  • トヨタ、TF108発表会をライブ中継

    トヨタ、TF108発表会をライブ中継

    パナソニック・トヨタ・レーシングは、1月10日(木)にドイツ・ケルンにあるチームのテクニカルセンターで行われるプレシーズンイベントをインターネット上でライブ中継する。イベントの模様はwww.toyota-f1.comで、日本時間午後6時30分から午後7時10分にかけてリアルタイムで動画中継が行われる。

    このライブ中継は、ファンにとって“TF108”を目にする初の機会であり、また、開発に携わったチームメンバーによる変更点やその理由も説明される。

    “TF108”の初披露だけでなく、トヨタ自動車とパナソニック・トヨタ・レーシングのトップマネージメント及びレースドライバーのヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロック、そしてサードドライバーの小林可夢偉も登場し、来るシーズンへ向けた抱負と新型車について語ることとなる。

  • トヨタ、ウルトとパートナー契約

    トヨタ、ウルトとパートナー契約

    トヨタは、アッセンブリーや修理用製品を供給する世界的な企業「ウルト(Würth)」をオフィシャルサプライヤーとして迎えることを発表した。

    2008年シーズン、自動車アッセンブリーをはじめとするウルトの技術が「TF108」に投入され、ウルトのロゴは、トヨタのピットやチームトラック、公式イベントで露出されることになる。

    今回のパートナーシップは、1月10日でケルンで開催されるイベントで初披露される。

    ウルトは、2006年と2007年シーズンをBMWザウパーのオフィシャルサプライヤーとしてサポートしている。

  • トヨタ、キングフィッシャー航空とのスポンサー契約を解除

    トヨタ、キングフィッシャー航空とのスポンサー契約を解除

    トヨタは、キングフィッシャー航空とのスポンサー契約を解除したことを発表した。キングフィッシャー航空は、トヨタと2008年末までスポンサー契約を結んでいた。

    キングフィッシャー航空のビジェイ・マリヤ氏は、今季スパイカーを買収。来シーズン、新チーム「フォース・インディア」のチームオーナーとしてF1に参戦する。

  • トヨタ、新型「TF108」は1月10日ドイツ・ケルンで発表

    トヨタ、新型「TF108」は1月10日ドイツ・ケルンで発表

    パナソニック・トヨタ・レーシングはスペインのヘレス・サーキットで行われた4日間に渡る合同テストを終え、2007年シーズンの幕を閉じた。最終日はティモ・グロックとヤルノ・トゥルーリがテストを担当し、来年以降へと向けた開発を行った。

    午前中は曇り空となり、両ドライバー共に路面のコンディションが改善されるのを待っての作業となった。他の全てのチーム同様に、2007年の間に30000kmと制限されたテスト走行距離のために、残りの周回数は慎重にこなされることとなったが、今年最後となったこの日のテストを有意義に活用した。

    2人のドライバーはどちらも2009年に向けたスリック(溝なし)タイヤを試し、ヤルノ・トゥルーリは2009年の規則変更への準備として、ダウンフォースを減らした状態でテストも行った。また、ヤルノ・トゥルーリがスタンダードECUに関する更なる情報を収集している間に、ティモ・グロックは空力及びメカニカルなセットアップ作業をこなした。

    今年のテストは終わることとなったが、来年1月10日に発表される“TF108”の開発へとハードワークは続行される。

  • ティモ・グロック、「この新しいチャレンジを楽しみにしている」

    ティモ・グロック、「この新しいチャレンジを楽しみにしている」

    2008年のパナソニック・トヨタ・レーシングのレギュラーシートを獲得したティモ・グロックのコメント。

    「再びF1レースドライバーになれるというのはとても素晴らしい気分であり、この新しいチャレンジを本当に楽しみにしている。

    私はここ数年、このチャンスを得るために懸命な努力を続けて来た。そして、私に信頼を寄せてくれたパナソニック・トヨタ・レーシングに感謝したい。サーキットにおいてこのチームを見て来て、チームと私が共に前進するために上手くやって行けるであろうと確信している。ることだ。」

    私は2004年以来F1でレースを戦ってはいないが、定期的にテストには参加しており、勘を取り戻すにはそれほど時間はかからないと思っている。私はこれまで努力を積み重ね、いくつかの選手権で幸運にもチャンピオンを獲得して来た。しかし、私の最終的な目標は常に、フルタイムで戦うF1レースドライバーであった。

    私はドライバーとして、そして人間的にも、この経験が私を強くしてくれると信じている。

    もちろん、F1へと復帰することと共に、GP2シリーズでのチャンピオン獲得というのは本当に名誉であり、既に、同じGP2チャンピオンを獲得したニコ・ロズベルグやルイス・ハミルトンが活躍しているのは大きな励みである。私も来シーズン、彼らと同様に強い印象を示せるようにしたい。F1への復帰が果たせた今、次の目標は、私自身と、パナソニック・トヨタ・レーシングにとって2008年を成功したシーズンとす

  • トヨタ、ティモ・グロックと契約

    トヨタ、ティモ・グロックと契約

    トヨタモータースポーツ有限会社(TMG)は、2008年のパナソニック・トヨタ・レーシングのレースドライバーとして、ティモ・グロックと契約したことを発表した。

    2007年のGP2シリーズチャンピオンであるティモ・グロックは、パナソニック・トヨタ・レーシングと複数年契約を結んだ。チームは現在、12月4日から行われる予定のF1ヘレス合同テストに彼を参加させることについて、2007年シーズンに彼が所属した、BMWザウバーF1チームとの合意を得ようとしている段階である。

    TMG会長 兼 チーム代表 山科忠
    「ティモ・グロックが2008年、我々パナソニック・トヨタ・レーシングでレースドライバーとなることが決まり、大変嬉しく思っている。ティモ・グロックは、チームのさらなる進歩と、目標達成を手助けしてくれる能力を持っていると確信している。彼は様々なカテゴリーのモータースポーツで素晴らしい経験を重ねて来ており、その評価は今年、激戦のGP2シリーズを勝ち抜いたことで更に高まった。そこで我々が見たものは、F1に向けた素晴らしい準備であった。彼はGP2でファイティングスピリットと高いレース技術を証明しており、彼はまさに我々の求めるドライバーだと判断した」