カテゴリー: トロロッソ

  • アレクサンダー・アルボン 「ハミルトンを抜きにいきたくはなかった」

    アレクサンダー・アルボン 「ハミルトンを抜きにいきたくはなかった」

    トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1ドイツGPのレース終盤のルイス・ハミルトンのバトルでタイムを失うことがなければ、さらに強力な結果を残せたはずだと語る。

    ライバルがドライタイヤに交換した際、アレクサンダー・アルボンはステイアウトすることを選択してルイス・ハミルトンの真後ろの4番手に順位を上げた。

    しかし、ルイス・ハミルトンとバトルをしている最中にフレッシュなタイヤに交換したカルロス・サインツに抜かれてしまう。アレクサンダー・アルボンは、故意にポジションを維持することを避けたかったと語る。

    「僕たちはトップ5を走行していたし、ペースはあると思っていた。前のドライバーに負けていなかったし、後ろのドライバーは後退していた。展開にはとても満足していたし、レースの4分の3は僕たちがフィニッシュした位置にいたと思う」

    「残念ながら、リスタートがあった。僕はルイスを捕えていた。最も好ましくないと思っていたことだった。彼をオーバーテイクしたくはなかった。でも、そのポジションにいることを余儀なくされたので、試みなければならなかった。僕たちは少し順位を失った。スリックタイヤのドライバーたちはかなりアンダーカットを成功させた」

    「彼らが出てきたときにはすでに僕たちの5秒前にいた。僕たちがドライタイヤに交換しなかったという事実の方が大きいけどね。僕たちは他がピットインしたときにステイアウトした。誰も責めるつもりはない。後方のドライバーは彼らがリスクを冒していることをわかっていたし、それがうまくいった」

    カルロス・サインツに順位を奪われたアレクサンダー・アルボンだが、それでも自己ベストとなる6位でフィニッシュ。チームメイトのダニール・クビアトはトロロッソに11年ぶり2度目の表彰台をもたらしている。

    「昨日は雨で波乱の展開になることを求めていたし、実際にそうなった。自分自身に本当に満足しているし、チームにも満足している」

    「チームは信じられないような仕事をした。2台のクルマの全ての判断が正しかった」

    ルイス・ハミルトンがスピンを喫して最後尾まで後退した後、アレクサンダー・アルボンはピエール・ガスリーとバトルを展開。ガスリーは残り2周でアルボンに接触してリタイアを喫した。

    「彼はヘアピンの立ち上がりでいい走りをしていたし、僕は守りにいった。不運なことのひとつだった。僕はそれ以上は行きたくなかった。でも、接近スピードがかなり高く、僕たち二人は接触した。ビデオを見ていないので、それが僕の今の感覚だ。あとで見てみるよ」

  • ホンダF1、1992年以来のダブル表彰台という偉業を達成 / F1ドイツGP

    ホンダF1、1992年以来のダブル表彰台という偉業を達成 / F1ドイツGP

    F1ドイツGPの決勝は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが3位表彰台を果たし、表彰台を2台のホンダのF1パワーユニット(PU)搭載のマシンが飾るというすばらしい結果の歴史的な一戦となった。

    雨で迎えた日曜の決勝レースはコンディション確認のため3周のフォーメーションラップから始まったが、その後周回数を減らし、レースはスタンディングスタートが切られることとなった。

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーはスタートで出遅れ、ポジションを落としてしたが、マックス・フェルスタッペンはすぐに3番手までポジションアップ。ピエール・ガスリーは早めのピットストップでさらにポジションを落としてしたが、懸命に追い上げを開始した。

    アレクサンダー・アルボンは16番手からスタートだったにも関わらず8番手までポジションアップし、初めてとなったウエットコンディションのF1でも力強さを見せた。

    コンディションが変わり、ピットストップが必要な状況になると、25周目のセーフティカーのタイミングでマックス・フェルスタッペンはミディアムタイヤに履き替える。しかしその後再度雨が降り始めると、チームは早めにインターミディエイトタイヤに再度変更する判断を下す。タイミングのいいピットストップのおかげで、マックス・フェルスタッペンはトップに立つことになった。

    その後もマックス・フェルスタッペンはピットインを繰り返し、全部で5回のピットストップを実施。チームは確実にピット作業を行い、マックス・フェルスタッペンも多くのドライバーたちがミスをおかす中で、冷静さを保ちレースに集中し、ここ3大会で2度目の優勝へとチームを導いた。

    3度目のセーフティカー中、残り20周となった時、トロロッソ・ホンダが思いきった作戦に出る。ダニール・クビアトが他チームに先駆けてスリックタイヤに変更。結果的に他のチームよりも1周早いタイミングでの判断をしたおかげで3番手に浮上し、その後ランス・ストロール(レーシングポイント)をオーバーテイクして、2番手にまでポジションアップを果たした。

    レースを通して両チームの作戦と判断はすばらしく、レース終盤ではホンダ PU搭載の4台すべてのマシンがトップ7以内を走行していた。しかしレース残り5周で再開した最後のセーフティカーの後、アレクサンダー・アルボンとピエール・ガスリーが6番手争いで接触し、マシンにダメージを負ったピエール・ガスリーは惜しくもリタイアとなった。

    また、セーフティカーにより各マシンの差が縮まり接近戦となったため、ダニール・クビアトはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にオーバーテイクされるが、3位表彰台を獲得。トロロッソとしては2008年以来の表彰台、そしてホンダとしては1992年以来のダブル表彰台という偉業を達成することとなった。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「フェルスタッペン選手が今季2勝目、クビアト選手が3位表彰台獲得と、すばらしいレース結果になりました。レースはウエットとドライが入り混じる難しいコンディションにより大荒れの展開となりました。そんな中、両ドライバーのすばらしいドライビング、非常に的確なチームのストラテジー、それに幾度にも渡ったピット作業を迅速かつ確実に成し遂げたピットクルーの仕事により、見事ダブル表彰台を獲得することができました。両チームのすばらしい仕事に、感謝しています。前回のオーストリアでのAston Martin Red Bull Racingの表彰台に続き、今回はRed Bull Toro Rosso Hondaとも一緒にポディウムに登ることができました。Toro Rossoと昨年ゼロから一緒にプロジェクトをスタートしてきた歴史を思うと、Hondaにとっても本当にうれしい表彰台になりました。Scuderia Toro Rossoのメンバー全員に、心からおめでとうの言葉を送ります。今日はこの特別な一日を、両チームと一緒に祝おうと思います。そして明日からはまた、来週末にやってくるハンガリーGPに向けた準備を進めます」

    本橋正充 (ホンダF1 チーフエンジニア/トロロッソ 担当)
    「いままでToro Rossoと一緒にたくさん苦労してきましたし、格別な想いです。ここのところ調子があまりあがらなかった中で、今日も本当に難しいレースになりました。そんな中で、すべてがうまく噛み合ったと思います。昨年も4位入賞はあったのですが、いつもあと一歩のところでうまくいかないレースも多かったです。そんな中、今日は本当に『やりきった』と言う手応えを感じられた、忘れられないレースに成りました。チーム、ドライバー、そしてすべてのHonda F1のメンバーの努力に感謝しています。そしてここまで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます」

    フランツ・トスト (トロロッソ代表)
    「今日のレースは、とてもエキサイティングなFormula1の一戦となりました。フェルスタッペン選手、優勝おめでとう!そしてHondaにとって、このPU時代の競争の中での2勝目は、たいへんすばらしい結果です! そして、ダニール・クビアト選手には誰よりも大きな『おめでとう』を言いたいです。彼の3位表彰台は成るべくして成した結果だったと思います。 今日のような難しいコンディションの中、彼は数々の巧みなオーバーテイクを見せ、最後の最後までミスなくレースに集中していました。雨は我々の味方となってくれたようです。雨の神に感謝しなくてはなりません。ダニールのタイヤ交換のためのピットインのタイミングは早くリスクがありましたが、結果的に表彰台獲得という結果につなげることができました。そのようなすばらしい作戦を立てたチームには賞賛の言葉を送りたいです。エンジニアたちがセットアップですばらしい仕事をしてくれたおかげで、今日は最高のマシンでレースができました。そしてアルボン選手の今日のレースで見せたパフォーマンスにも、とても満足しています。このように目まぐるしく変化するコンディションの中、F1マシンで走行することは、彼にとって初めての経験だったにも関わらず、6位でレースを終えるのには重要であったし、タイヤマネージメントもしっかりコントロールできていたと思います。Toro Rossoのチームのみんなに、今日のすばらしいレースに貢献してくれたことに感謝します。次戦のブダペストでのレースでは過去にもいい結果を残しています。またすばらしいレースができるのを楽しみにしています」

    クリスチャン・ホーナー (レッドブル・レーシング代表)
    「今日のマックスとチームのパフォーマンスは信じられないほどで、5回のピットストップを経ての優勝になりました。マックスはこの難しいコンディションでも集中して、すばらしいペースを発揮して勝利をつかみ取りました。Hondaにとってはダブル表彰台という最高の結果になりましたし、Toro Rossoと、昨日父親になったばかりのダニール・クビアトにも心からおめでとうと言いたいです。今日はピットクルーもすばらしい仕事をしてくれたので、それに報いるためにも、我々のチーフメカニックであるフィル・ターナーに表彰台でコンストラクターズトロフィーを受け取ってもらいました。ピエールについては、いい展開が訪れた時間帯もありましたし、トップ5以内でフィニッシュも可能だっただけに残念です。アルボンとの接触は私も目にしましたが、幸いにも両者にケガはありませんでしたし、ピエールもここからばん回してくれるでしょう」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ/優勝)
    「このようなレースで優勝できて最高ですし、Hondaとともに今季2勝目を挙げられたのもすばらしいことです。スタートで何が起きたのか自分でもよく分かっていませんが、右側のグリッドにいたマシンはみんなグリップが低かったように思います。クラッチをつないだときにはひどいスタートになっていましたが、冷静にメルセデスの後ろにつけました。気流が乱れ、路面が乾いてタイヤにも厳しくなっていたので、パスするのはたいへんでした。そこからは、戦略の判断がすべて当たりました。スリックタイヤに変えたときには360度回るスピンを喫してしまいましたが、幸いにも走行を続けることができました。再びインターミディエイトを履いてからはレースをリードしてペースをコントロールすることができましたし、マシンのペースを十二分に発揮しました。先頭に立ってからはなるべくリスクを避けたのですが、全体的な感触もよくなっていました。とても難しいコンディションで、サバイバルレースになりましたし、変化する状況への対処は簡単ではありませんでした。チームの判断はすべて正しく、他チームの状況やセクタータイムを注視しながら適切な情報を与えてくれました。最高のチームですし、みんなが連携していい仕事をしてくれました。僕にとってはこれまでで最も難しいレースの一つで、そこでトップに立てたのは最高の気分です。ウエットでのドライビングを楽しみましたが、それはマシンがよかったからこそだと思います。自分の腕とマシンの両方が力を発揮できてのこの結果に、とても満足しています。(母国オランダのカラーである)オレンジを身につけたファンがたくさん来てくれましたし、首位に立ってその光景を目にするのはすばらしかったです。チームのみんなに感謝しています。たいへんだったけど、最高の決勝日になりました」

    ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ/3位)
    「F1での2度目のチャンスとなる今シーズン、こうして表彰台にまた戻って来ることができて最高の気分です。再び表彰台に上ることは難しいのではないのかと思っていたので、信じられないぐらいうれしいです。今はいろいろな感情が高ぶって、少し落ち着く時間が必要かもしれないですね。Toro Rossoにとってベッテル選手がモンツァ(2008年イタリアGP)で優勝して以来の表彰台という、すばらしい結果になりました。そんな記念すべき日に貢献することができ、とても幸せです。チームのみんな、一人一人のおかげです、本当にありがとう。ここのところ、自分のキャリアの中でもっとも良い状態だと感じていました。今シーズンは自分自身でも成長し、冷静に考えることを覚え、上位争いができる準備は整っていると感じていたので、今日のこの結果で自分自身に、そして周りの支えてくれた人たちに証明することができました。この結果を一度とは言わず、また何度も繰り返せるようにしていきたいです。今日のようなレースは簡単なものではなく、あのタイミングでのピットインの判断はとても難しいものでした。チームと僕にとってともに勝つも負けるも半々の確率でしたが、今日は共に表彰台を勝ち取ることができたすばらしい結果になりました」

    アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ/6位)
    「いいレースになりました!このサーキットでのウエットコンディションでマシンがどう反応するか確かではなかったので、スタートは少し慎重になりました。F1で初めてこのようなコンディションで走行しましたが、満足のいくパフォーマンスを見せることができたと思っています。レースペースもよく、すこし運もありましたし、最初のピットストップのタイミングの判断も正しい時を見定められました。4番手を走行していた時は「さあ、行くぞ!」ととても興奮しました。残念ながらウエットタイヤからドライタイヤに替えるための2回目のピットストップはタイミングを逃し、ダニール(クビアト選手)の一周後に入ることになり、その間に4台に抜かれてしまいました。途中まで4番手で走行できていたからか、6位という結果が残念に感じてしまうのは可笑しいかもしれませんね。あの厳しい予選から決勝にはここまで持ち直してくれた、チームのすばらしい働きに感謝しています」

    ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ/リタイア)
    「常識では考えられないようなレースでした。雨やクラッシュ、それにともなうセーフティカーとピットストップによって、まるで運試しのような戦いになりました。自分にも多くのチャンスがあっただけに、それをつかめずリタイアに終わったのはとても残念です。レース終盤、僕はアレックス(アルボン)と数周にわたって争っていましたが、接触してフロントウイングが外れ、それによってパンクしたためにマシンを止めざるを得ませんでした。言うべき言葉が見つかりませんが、こういうレースでポイントを獲得できなかったのは悔しく感じています。スタートでは、ホイールスピンを喫してスピードを上げられず、ターン1にかけてポジションをかなり落としたことで追い上げがたいへんでした。今日のようなコンディションでは、いつピットインするのか、もしくはしないのかという判断に運が絡むものです。ただ、ペースはよかったので、次戦のハンガリーに向けてプッシュし続けていきます。チームとHondaにとっては、今日のマックスの勝利によって多くのポイントを稼げてすばらしい結果になったと思います」

  • ダニール・クビアト、待望の第一子長女が誕生 「表彰台は娘に捧げる」

    ダニール・クビアト、待望の第一子長女が誕生 「表彰台は娘に捧げる」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1ドイツGPで3位表彰台を獲得する前日に待望の第一子が誕生していた。

    2週間前の前戦イギリスGPの時点でガールフレンドで、ネルソン・ピケの娘ケリーがいつでも第一子を出産できる準備が整っていることを明かしていたダニール・クビアト。

    イギリスGPの時点では「レース後になると思ってはいるけど、すべての準備は整っている。でも、レース後になることを願っているよ」とダニール・クビアトは語っていたが、残念ながら出産には立ち会えなかった。

    F1ドイツGPのレース後の記者会見でまもなく第一子が誕生するのではと質問されたダニール・クビアトは「彼女は昨晩生まれたよ・・・」と手短に答えた。

    「僕にとって信じられないレースだったし、多くのことが起こった。全員にとって同じだったと思うけどね。序盤はまあまあだったと思う。常にトップ10あたりを走っていたし、今日はポイントが可能だと思っていた」

    「最初にスリックで行くことを選んだときは間違ったタイミングだった。2回目は完璧だタイミングだったと思うし、他がスリックに交換するためにピットに入らないのを見たときはやったと思ったし、3番手にいることに興奮したよ」

    「2位になるためにはストロールをオーバーテイクしなければならなかった。そこからは終盤に速いクルマが僕を捕えるのに時間がかかることを願っていた。でも、この表彰台には満足している。チームにとっても素晴らしい結果だ。2008年にセバスチャンが獲得した前回の表彰台から11年だからね。今日は全員がとてもハッピーだと思うし、満足していいと思っている」

    「もちろん、僕としてはこの表彰台をガールフレンドのケリーと娘に捧げるよ」

    それでも、トロロッソに2006年以来となる勝利をもたらしたダニール・クビアト。ハンガリーGPとの連戦となるため、娘に会うのはいつになるかはわからないが、幸せな週末になったことは間違いないだろう。

  • トロロッソ・ホンダ F1代表 「雨の神に感謝しなければならない」

    トロロッソ・ホンダ F1代表 「雨の神に感謝しなければならない」

    トロロッソ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トストが、ダニール・クビアトが3位、アレクサンダー・アルボンが6位とダブル入賞を果たしたF1ドイツGPの決勝レースを振り返った。

    トロロッソ・ホンダにとって戦略判断が決め手となった。残り20周となった時、ダニール・クビアトを他チームに先駆けてスリックタイヤに変更するという思いきった作戦に出る。

    結果的に他のチームよりも1周早いタイミングでの判断をしたおかげで3番手に浮上し、その後ストロールをオーバーテイクして、2番手にまでポジションアップ。最終的にセバスチャン・ベッテルに抜かれてしまったが、3位表彰台を獲得。トロロッソ・としては2008年以来の2度目のF1での表彰台となった。

    アレクサンダー・アルボンは16番手からスタートだったにも関わらずオープニングラップで8番手までポジションアップし、初めてとなったウエットコンディションのF1でも力強さを見せる。レース残り5周で再開した最後のセーフティカーの後、ピエール・ガスリーが6番手争いで接触があったが、マシンへのダメージやペナルティはなく、F1でのベストリザルトとなる6位でレースをフィニッシュした。

    「今日のレースは、とてもエキサイティングなF1の一戦となった」とフランツ・トストはコメント。

    「フェルスタッペン、優勝おめでとう! そしてホンダF1にとって、このPU時代の競争の中での2勝目は、たいへんすばらしい結果だ! そして、ダニール・クビアトには誰よりも大きな『おめでとう』を言いたい。彼の3位表彰台は成るべくして成した結果だったと思う。今日のような難しいコンディションの中、彼は数々の巧みなオーバーテイクを見せ、最後の最後までミスなくレースに集中していた。雨は我々の味方となってくれたようだ。雨の神に感謝しなければならない」

    「ダニールのタイヤ交換のためのピットインのタイミングは早くリスクがあったが、結果的に表彰台獲得という結果につなげることができた。そのようなすばらしい作戦を立てたチームには賞賛の言葉を送りたい。エンジニアたちがセットアップですばらしい仕事をしてくれたおかげで、今日は最高のマシンでレースができた」

    「そしてアルボンの今日のレースで見せたパフォーマンスにもとても満足している。このように目まぐるしく変化するコンディションの中、F1マシンで走行することは、彼にとって初めての経験だったにも関わらず、6位でレースを終えるのには重要であったし、タイヤマネージメントもしっかりコントロールできていたと思う」

    「トロロッソのチームのみんなに、今日のすばらしいレースに貢献してくれたことに感謝する。次戦のブダペストでのレースでは過去にもいい結果を残している。またすばらしいレースができるのを楽しみにしている」

  • アレクサンダー・アルボン、6位入賞「途中まで4番手だったので残念」

    アレクサンダー・アルボン、6位入賞「途中まで4番手だったので残念」

    トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1で初めてのウエットレースとなったF1ドイツGPの決勝で6位入賞を果たした。

    16番手からスタートしたアレクサンダー・アルボンは、序盤に8番手までポジションアップし、初めてとなったウエットコンディションのF1でも力強さを見せる。

    セーフティカー導入のタイミングでピットストップを成功させたアレクサンダー・アルボンは一時4番手を走行するも、ドライタイヤへの交換のタイミングを逃して8番手まで後退。それでも粘り強く順位を上げ、F1での自己ベストとなる6位フィニッシュを果たした

    「いいレースになった!」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「このサーキットでのウエットコンディションでマシンがどう反応するか確かではなかったので、スタートは少し慎重になった。F1で初めてこのようなコンディションで走行したが、満足のいくパフォーマンスを見せることができたと思っている。レースペースもよく、すこし運もあったし、最初のピットストップのタイミングの判断も正しい時を見定められた」

    「4番手を走行していた時は「さあ、行くぞ!」ととても興奮した。残念ながらウエットタイヤからドライタイヤに替えるための2回目のピットストップはタイミングを逃し、ダニール(クビアト)の一周後に入ることになり、その間に4台に抜かれてしまった。途中まで4番手で走行できていたからか、6位という結果が残念に感じてしまうのは可笑しいかもしれないね。あの厳しい予選から決勝にはここまで持ち直してくれた、チームのすばらしい働きに感謝している」

  • ホンダF1 本橋正充、トロロッソ・ホンダ初表彰台に歓喜「苦労してきた」

    ホンダF1 本橋正充、トロロッソ・ホンダ初表彰台に歓喜「苦労してきた」

    トロロッソ・ホンダでパワーユニット(PU)のチーフエンジニアを務めるホンダF1の本橋正充が、F1ドイツGPでのトロロッソ・ホンダとしての初表彰台の喜びを語った。

    F1ドイツGPでは、14番グリッドからスタートしたダニール・クビアトが、思い切った戦略が奏功して3位表彰台を獲得。トロロッソとしては2006年の優勝以来となる表彰台、そして、ホンダF1としてはトロロッソとの初表彰台となった。

    「いままでトロロッソと一緒にたくさん苦労してきましたし、格別な思いです」と本橋正充はコメント。

    「ここのところ調子があまり上がらなかった中で、今日も本当に難しいレースになりました。そんな中で、すべてがうまく噛み合ったと思います」

    「昨年も4位入賞はあったのですが、いつもあと一歩のところでうまくいかないレースも多かったです。そんな中、今日は本当に『やり切った』という手応えを感じられた、忘れられないレースになりました」

    「チーム、ドライバー、そして、すべてのホンダF1のメンバーの努力に感謝しています。そして、ここまで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます」

  • ホンダF1、復帰後初のダブル表彰台 「特別な一日を両チームと祝いたい」

    ホンダF1、復帰後初のダブル表彰台 「特別な一日を両チームと祝いたい」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、レッドブルとトロロッソによってダブル表彰台を達成したF1ドイツGPの決勝レースを振り返った。

    雨による大波乱の展開となったF1ドイツGPでレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが3位表彰台を獲得した。

    ホンダF1としてはF1オーストリアGPに続く2勝目。シーズン2勝を挙げたのは27年ぶりとなる。また、昨年、トロロッソとF1プロジェクトを開始してからトロロッソ・ホンダとしての初表彰台となった。

    「フェルスタッペン選手が今季2勝目、クビアト選手が3位表彰台獲得と、すばらしいレース結果となりました」と田辺豊治はコメント。

    「レースはウエットとドライが入り混じる難しいコンディションにより大荒れの展開となりました。そんな中、両ドライバーのすばらしいドライビング、非常に的確なチームのストラテジー、それに幾度にも渡ったピット作業を迅速かつ確実に成し遂げたッピットクルーの仕事により、見事ダブル表彰台を獲得することができました。両チームのすばらしい仕事、感謝しています」

    「前回のオーストリアでのアストンマーティン・レッドブル・ホンダの表彰台に続き、今回はレッドブル・トロロッソ・ホンダとも一緒にポディウムに登ることができました」

    「トロロッソと昨年ゼロから一緒にプロジェクトをスタートしてきた歴史を思うと、ホンダにとっても本当にうれしい表彰台になりました。スクーデリア・トロロッソ・ホンダのメンバー全員に、心からおめでとうの言葉を送ります。今日はこの特別な一日を、両チームと一緒に祝おうと思います」

    「そして、明日からはまた、来週末にやってくるハンガリーGPに向けた準備を進めます」

  • ダニール・クビアト、3位表彰台 「信じられないぐらいうれしい」

    ダニール・クビアト、3位表彰台 「信じられないぐらいうれしい」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1ドイツGPの決勝で3位表彰台を獲得した。

    ダニール・クビアトは14番グリッドからスタート。そして、3度目のセーフティカー中、残り20周となった時、トロロッソ・ホンダは思いきった作戦に出る。クビアトは他チームに先駆けてスリックタイヤに変更。

    結果的に他のチームよりも1周早いタイミングでの判断をしたおかげでダニール・クビアトは3番手に浮上し、その後ランス・ストロール(レーシングポイント)をオーバーテイクして、2番手にまでポジションアップを果たす。

    再びセーフティカーにより各マシンの差が縮まり接近戦となったため、ダニール・クビアトはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にオーバーテイクされるが、3位表彰台を獲得。トロロッソとしては2008年以来の表彰台となった。

    「F1での2度目のチャンスとなる今シーズン、こうして表彰台にまた戻って来ることができて最高の気分だ。再び表彰台に上ることは難しいのではないのかと思っていたので、信じられないぐらいうれしい」とダニール・クビアトはコメント。

    「今はいろいろな感情が高ぶって、少し落ち着く時間が必要かもしれない。トロロッソにとってベッテルがモンツァ(2008年イタリアGP)で優勝して以来の表彰台という、すばらしい結果になった。そんな記念すべき日に貢献することができ、とても幸せだ。チームのみんな、一人一人のおかげです、本当にありがとう」

    「ここのところ、自分のキャリアの中でもっとも良い状態だと感じていた。今シーズンは自分自身でも成長し、冷静に考えることを覚え、上位争いができる準備は整っていると感じていたので、今日のこの結果で自分自身に、そして周りの支えてくれた人たちに証明することができた。この結果を一度とは言わず、また何度も繰り返せるようにしていきたい」

    「今日のようなレースは簡単なものではなく、あのタイミングでのピットインの判断はとても難しいものだった。チームと僕にとってともに勝つも負けるも半々の確率だったが、今日は共に表彰台を勝ち取ることができたすばらしい結果になった」

  • ダニール・クビアト、3位表彰台 「ホラー映画のような展開だった(笑)」

    ダニール・クビアト、3位表彰台 「ホラー映画のような展開だった(笑)」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1ドイツGPの決勝レースで3位表彰台を獲得した。

    14番手からスタートしたダニール・クビアトは、終盤のセーフティカー導入時にドライタイヤに交換する戦略が奏功。トロロッソにとっては、2006年の優勝以来となる表彰台を獲得した。

    前日に子供が生まれたダニール・クビアトにとってスペシャルな勝利となった。F1ドイツGPではマックス・フェルスタッペンが優勝し、ホンダはダブル表彰台を獲得している。

    ダニール・クビアト
    「また表彰台に戻ってこられて最高の気分だよ。このチームに久々に帰ってきて成果を挙げらたのは、スペシャルなこと。ちょっとしたブラックコメディ入りのホラー映画のような展開だったね(笑)」

  • ホンダF1、2006年以来となる予選2番手 / F1ドイツGP

    ホンダF1、2006年以来となる予選2番手 / F1ドイツGP

    F1ドイツGPの予選は、ホンダのPUを搭載したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2番手、決勝のフロントローを獲得する素晴らしい結果となりました。予選2番手という結果は、ホンダF1としては2006年以来となる。

    レッドブル・ホンダは土曜日の走行セッションでも力強さを見せ、ピエール・ガスリーも金曜日のアクシデントから見事に立て直し、自身の予選最高位となる4番手を獲得した。

    トロロッソ・ホンダのアルボン選手はQ1での最後のアタック中にランド・ノリス(マクラーレン)の背後に引っかかり、思ったようにタイムを伸ばすことができず、残念ながらQ1敗退となった。チームメートのクビアト選手もQ2にて敗退となり、決勝14番グリッドを獲得した。

    2台のレッドブル・ホンダがポールポジションをトップ10の中で争うことになり、フェラーリのマシンが信頼性の問題により走行ができなくなったため、ポールポジション争いはメルセデスとの対決となった。

    マックス・フェルスタッペンは最初のアタックラップにて決勝2番グリッドを決めるタイムをマークし、最後のアタックも最終セクター前まで自己ベストタイムを更新し続け速さを見せた。

    ピエール・ガスリーもポールポジション争いの中にいたものの、マックス・フェルスタッペンと0.067秒差につけていた周に最終コーナーでの四輪脱輪によりタイム抹消となった。それでも、ピエール・ガスリーは決勝4番グリッドを獲得。レッドブル・ホンダは日曜の決勝グリッドの2列目までに2台が位置するという予選結果となった。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はフェルスタッペン選手が2番手・フロントローを獲得、またガスリー選手はキャリア最高となる4番手を獲得し、レースに向けて非常に期待が持てる予選結果となりました。ただ、Q2でフェルスタッペン選手のPUモードを変更したところ、小さな問題が発生してしまったことについては、チームとドライバーに対して申し訳ないと感じています。また、トロロッソについてはアルボン選手がトラフィックの影響により不運にもQ1敗退となりました。明日のレースでは雨も予想されるので、そのような状況に対するシミュレーションも含め、チームとともに十分な準備を進めます」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ/2番手)
    「このサーキットでフロントローを獲得できたことは、僕たちチームそしてHondaにとって大きな進歩となりました。昨晩の作業でよりよいパフォーマンスを発揮できるよう改善することができ、最高の予選日となりました。今朝のFP3とQ1で走行した際のマシンの感触はとてもよく満足して走ることができました。Q2ではモード設定に問題があったため、ミディアムタイヤでアタックできなかったことは残念ですが、ピットですぐにセッティング修正を行うことができました。もちろん、本来であればポールポジション争いをするはずだったフェラーリの2台が、トラブルにより走れなかったことも大きかったとは思います。しかしフロントロー獲得のためには、どの瞬間もその場にいて最大限戦うことが必要です。(スタート時のタイヤがソフトのため)明日の決勝はメルセデスとは違う作戦で戦う予定です。計画とは異なりますが十分に戦えると感じているので、スタートでソフトタイヤがどのように活かせるかがカギとなりそうです。今日の予選は接戦で、決勝レースに強いマシンを準備できているのでチャンスはあると思います。明日の天候はまだ読めませんが、雨が降ればレースはおもしろくなるかもしれません。明日の決勝レースですべてを発揮して戦えるよう挑みます」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ/4番手)
    「今日の予選では納得のいくラップが何周か走行でき、4番グリッド獲得という結果に満足しています。昨晩メカニックたちが遅くまでマシンの修復作業をしてくれたので、彼らに感謝するためにも、グリッド2列目獲得はとても喜ばしい結果となりました。昨日のアクシデントはプッシュしすぎて限界を超えてしまったのが原因でした。このような出来事は起こってしまうことですが、今日持ち直すことができよかったです。明日は雨の予報もあり、チャンスは多いにあると思います。僕にはまだ改善しなくてはならないことや、もっとうまくできたはずのこともありますが、いい方向に向かっていると感じています。今からは明日へと気持ちを切り替え、決勝レースでとにかく先へ進むことに集中しなくてはなりません。天気は予想がつかないものですが、雨が多く降る北フランス出身の僕にとっては慣れている環境です。マックスのレースペースを見ていると、明日は期待できるのではないかと思いますが、昨年のレースのように最後まで何が起こるかわかりません。チームが最大限にプッシュしてくれているおかげで大きく前進できていますし、オーストリアでのマックスの優勝はさらにチームへの追い風になりました。トップとの差はまだ少しありますが、近づいてきているので、チームとして大いに改善できていると感じています」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ/14番手)
    「中団のタイム差はとても僅差でした。今日の予選はできる限りのことをやった結果だと思います。最終セクターで少しアウトに出てしまったことで0.1秒ほどロスしてしまいましたが、前方のマシンはわずか0.3秒差という接近した中での走行でした。しかし、今日のようなコースコンディションでは、ライバルとなるチームよりも力強さがなかったので、その原因を解明しなくてはなりません。大事なのは決勝レースであり、今日とは全く違う予報がされている天気が大きなカギとなりそうです。もし雨が降れば、今日の結果に関わらず混戦となる予感がしています。ポイント獲得のために、明日は最大限の力で戦います」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ/17番手)
    「最適なペースとは言えなかったかもしれませんが、今日の予選でQ2への進出は可能だったはずでした。17番グリッドよりも確実に速いペースで走れていたので、今日の予選結果が悔しくてたまりません。ノリス選手の約0.5秒後ろからアタックを開始しました。彼にブロックをされたわけではないのですが、最終セクターでみんなが追いついてしまうコースレイアウトなので、仕方のないことでした。ノリス選手のマシンのギアボックスがすぐそこに迫るほど接近したため、どうすることもできませんでした。こういった出来事は起こってしまうことであると思います。決勝レースでポジションを上げるポテンシャルは持っているはずなので、明日に向けて気持ちを切り替え決勝に挑みます」