カテゴリー: トロロッソ

  • トロロッソ・ホンダ:F1オーストリアGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:F1オーストリアGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、そして、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPへの意気込み、舞台となるレッドブル・リンクについて語った。

    壮大なアルプス山脈を背にしたレッドブル・リンクは、F1のカレンダーの中でも特にフォトジェニックだ。しかし、容赦のないカーブがドライバーを苦しめるので、その景色を楽しむ余裕はないだろう。“マシンの壊し屋”とも呼ばれ、ドライバーとパワーユニットは厳しい試練に直面する。

    ピエール・ガスリー
    「僕にとってのホームグランプリだった先週のフランスGPに続いて、今週末はチームにとってのホームグランプリとなります。トロロッソは、オーストリアを本拠地とするレッドブルファミリーの一員でもありますからね。レッドブル・リンクでは、ジュニアカテゴリー時代に何度か表彰台に上がったことがあります。このトラックはロングストレートが多い非常に高速なレイアウトが特徴です。GP2ではレッドブルのジュニアドライバーとして同地でのレースに参戦しましたが、まさにレッドブルのホームグランプリですので、多くの声援をもらいました。今週末は、F1ドライバーとして同じような応援をしてもらえると思うと楽しみです。フランスGPでも多くの方が応援してくれましたが、ここオーストリアでも、すばらしい雰囲気の中でレースができると思います。本当にいいリザルトを獲得したいので、ここで僕たちのマシンが競争力を発揮できることを祈っています。ここは1周が非常に短く、ラップタイムが1分10秒を切るぐらいですが、その分、周回数は多くなっています。個人的にはコーナーが多いレイアウトの方が好みですが、ここでは僕が好きな高速セクションもトラックの中盤にいくつか設定されていますし、ロングストレートでは、オーバーテイクのチャンスがあるでしょう。今シーズンのマシンはダウンフォースを多く作り出すデザインになっており、これまで全てのトラックでラップレコードが更新されてきています。そうした背景からも、今週末はドライバーにとって非常に刺激的なレースが楽しめそうです。レッドブル・リンクは自然が美しい地域にありますが、やっぱり僕は都会の方が好きみたいです(笑)」

    ブレンドン・ハートレー
    「今週末はレッドブルにとってのホームレースとなるので、僕たちトロロッソ・ホンダにとっても特別な大会です。舞台となるレッドブル・リンクはLMP2で走ったことがあり、走っていてとても楽しいトラックです。まだ子供だったときに、よくゲームのGrand Prix 3とGrand Prix 4をプレイしていたのですが、いつもこのサーキットを選んで走っていました。ここは1周が短いので、集中力がない子供が気に入るサーキットだったのかもしれませんね。なので、以前はA1リンクと呼ばれていたレッドブル・リンクについては、10歳のときからずっと知っています。何度もプレイしていましたよ(笑)。オーストリアGPはレッドブルファミリーの一員にとって、とてもエキサイティングな週末です。今週末は多くの応援が受けられると思います。また、今大会から新しいフロントウイングを導入する予定なので、それに関しても期待しています。レッドブル・リンクは長い歴史とユニークな個性を持ったサーキットで、ロケーションもすばらしいです。1周は短いですが、非常にチャレンジングなトラックでもあります。トラックの中盤は高速セクションになっており、終盤にも気を許せないコーナーが待ち受けています。ロングストレートもそこまで長くはないので、ドライバーにとってはあまり息をつく暇がなく、非常に忙しいサーキットでもあります。ここでは、正しいブレーキングも非常に重要です。ドライバーとしての仕事の大部分はブレーキングと言ってもいいですからね。ブレーキングがコーナー全体をどれだけ効率よく抜けられるか、そしてストレートへの立ち上がりを決めます。ブレーキペダルの踏み込み方や離し方で、マシンの姿勢も決まります。ドライブに関する全ての起点が、ブレーキペダルだと言っても過言ではないでしょう。このサーキットにはいくつかのトリッキーなセクションがあります。特にターン5は下りでのブレーキングになるので、ブレーキにロックがかかってしまいがちなんです。それまでの上りでのブレーキングと違って、重力が自分の方にかかってくるので、ロックがかかってしまう危険が大きくなります。F1マシンから最大限の性能を発揮するには、こうした複雑な作業をすべてこなさなくてはなりません」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「3連戦の第2戦目となるオーストリアGPは、レッドブルグループにとってのホームレースになります。ここでレッドブル トロロッソ・ホンダとしていい戦いをしたいと思っています。レースの舞台となるレッドブル・リンクは緑豊かな美しい丘陵地帯に位置し、起伏に富むコースレイアウトと、前回のフランスGPを越える60%前後の高いエンジン全開率が特徴として挙げられます。標高が約700mと高く平地に比べて空気が薄いことで、冷却効率の低下やターボチャージャーの仕事量上昇が起こりますので、高い全開率と合わせてパワーユニットにとってはタフなサーキットです。このサーキットでの基本的なエネルギーマネージメントについては大きな懸念はありませんが、予選ラップタイム、レース中の戦闘力など、トータルでパワーユニットパフォーマンスが発揮できるように最適な設定を煮詰めていきます」

    関連:2018年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 現場レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 現場レポート

    トロロッソ・ホンダのチームスタッフがピエール・ガスリーにとってのホームグランプリにチーム一丸となって挑んだものの、期待していた結果を獲得することができなかった第8戦F1フランスGPの週末を振り返った。

    フランスGP直前の火曜日、ホンダは2019年からレッドブルへのパワーユニット供給に合意したことを発表。直後のフランスGPは、メディアを始めとした関係者から多くの関心を集めていた。

    そんな独特の緊張感の中で始まったフランスGPは、これもまた独特の雰囲気に包まれたグランプリとなった。フランスGPとしては10年振りの開催、そしてポール・リカール・サーキットでは実に28年ぶりというエポックメイキングな大会だった。屈指の歴史と伝統を誇り、ヨーロッパのモータースポーツの象徴とも言うべきフランスでのグランプリ復活に、サーキットは初日から沸いていた。決勝日には6万5000人、週末を通して15万人という多くのファンや観客が押し寄せ、会場内でのイベントやレース前のセレモニーも華やかさと伝統を意識した、独特の雰囲気を醸し出していた。

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーにとっては母国グランプリであり、前戦から投入されたアップデートを施したパワーユニットの手応えも相まって、大会前のガスリーは強い意気込みを見せていた。トロロッソ、そしてホンダもそれに応えるべく準備を進め、チーム全体にとってもフランスGPは特別なグランプリとなっていた。「ピエールにいい結果を」チームのだれもがそう思っていたに違いない。

    前戦では、パワーユニットのトラブルやレース中のクラッシュなど、少し歯車の狂いが感じられたトロロッソ・ホンダだが、今回もその流れを変えることはできなかった。初日の金曜日、ピットガレージの電源が落ちるというアクシデントが発生。想定外の出来事で、チームは混乱した。またP2ではパワーユニットのトラブルに見舞われ、ハートレーはパワーユニット交換を余儀なくされた。これは運では済まされないことだが、悪い流れの中でのトラブルは、負の流れを加速させてしまったようだ。

    「P2の最終盤でハートレー選手のパワーユニットにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした。これから問題の原因と、パワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」とホンダ F1 テクニカルディレクターの田辺豊治は苦しい表情を見せた。トラブルを起こしたパワーユニットはすぐさま日本のHRD Sakuraへ送られ、原因究明と対策が進められている。

    土曜日、2台はともにパワーユニットを交換し、P3と予選に臨む。ガスリーは前日は比較的好調だったが、これはマイレージを考慮してカナダGPの予選で使用したパワーユニットでの走行だった。2日目からは、カナダGPのレースで使用した最新仕様のパワーユニットで挑んでいた。P3は想定外の激しい降雨により、ほとんど走行できないセッションとなったが、前日のデータを基にパワーユニットのセットアップを実施。ただ、周囲のライバルが予選終盤に向けてタイムアップを果たす中でガスリーのタイムは伸び悩み、予選は14番手。ガスリーも、チームも落胆せざるを得ない結果だった。

    決勝では、ガスリーは1周目にアクシデントでリタイア。強い意気込みで臨んだ母国グランプリでの最悪の結果に、ガスリーは落胆を隠せなかった。一方、パワーユニット交換のペナルティーで最後尾からのスタートとなったハートレーは、降雨を予測した戦略でジャンプアップを狙う。が、降水確率60%、空には雨雲も顔を覗かせながらレース中の降雨はなく、ハートレーにチャンスは訪れなかった。

    「全体として難しい週末になりました。初の母国グランプリとなったガスリー選手がスタート直後にクラッシュに巻き込まれリタイアとなったことは、我々だけでなくフランスのファンにとっても、残念な結果です。来週にはまたすぐにオーストリアGPがやってきますので、気持ちを切り替えて準備を進めます」と田辺豊治。サマーブレイク(夏休み)前の、6週間で5戦という過密スケジュールの初戦は、こうして終わった。流れを好転させるべく、チームスタッフは懸命の努力を続けながら連戦に挑む。

  • ピエール・ガスリー 「ホンダの新スペックPUの信頼性は疑問」

    ピエール・ガスリー 「ホンダの新スペックPUの信頼性は疑問」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1カナダGPで導入されたホンダのアップグレード版パワーユニットに故障が連発したことで、信頼性に疑問が残っていると語る。

    ホンダF1は、F1カナダGPで新スペックのF1パワーユニットをトロロッソ・ホンダの2台に投入したが、フリー走行3回目にピエール・ガスリーのユニットに不具合が発生し、予選前に旧スペックに戻すことを余儀なくされた。

    今週末のF1フランスGPでは、フリー走行2回目に今後はチームメイトのブレンドン・ハートレーのユニットにトラブルが発生。土曜日にむけてパワーユニット一式を交換せねばならず、ハートレーは決勝を最後尾グリッドからスタートする。

    F1フランスGPの予選を14番手で終えたピエール・ガスリーは、セッション後にパワーユニットがカナダほど強力だとは感じられなかったとし、信頼性について懸念が残っていると認めた。

    「カナダは本当に有望だったけど、予選で新スペックを走らせたのが今週末が初めてだったし、カナダほど良くは感じなかった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「いくつか説明があるとは思うけど、現時点ではあまりわからない。僕たちは少し苦戦を強いられている」

    「信頼性は依然として疑問のままだ。でも、僕はやる気に満ちているし、最大限のパフォーマンスを発揮して、頑張るだけだ」

    「現時点で僕の方はまったく問題は起こっていない。そのエンジンで多くのレースを走る必要があるし、それが理由で金曜日はマイレージをセーブすることに決めた」

    「レースで速く、カナダのようにオーバーテイクできることを期待している」

    関連:2018年 F1フランスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1フランスGPの決勝レースでブレンドン・ハートレーが最後尾から粘り強く戦い、14位でフィニッシュ。母国GPのピエール・ガスリーは、1周目にアクシデントでリタイアに終わった。

    2018年のF1世界選手権 第8戦フランスGPは、快晴の下、午後4時10分から決勝レースが行われた。気温は24度、路面温度は44度、ところどころに雲が広がり降水確率60%のコンディション。

    予選14番手のピエール・ガスリーは7列目からのスタート。ブレンドン・ハートレーは、パワーユニット交換のペナルティを科され最後列20番手からのスタート。トロロッソ・ホンダの2台は、ガスリーがスーパーソフトタイヤ、ハートレーがウルトラソフトタイヤでスタートした。

    スタート後の3コーナーで、ピエール・ガスリーは他車と接触しスピン。マシンにダメージを負ったガスリーは、その場でマシンを止めてリタイアとなった。

    1周目に複数のアクシデントが発生し、SCが導入された。ブレンドン・ハートレーは、この混乱を切り抜けポジションを上げた。6周目にレースが再開され、ハートレーはレース中盤まで14番手を走行。徐々にペースを上げていく。最後尾スタートということもあり、降雨の可能性も考慮した戦略でタイヤ選択をしたハートレーは、ウルトラソフトタイヤながら交換のタイミングを引き伸ばし38周目にピットイン。スーパーソフトタイヤに交換しコースに戻った。レース終盤の48周目、ハートレーは2台をパスし14番手にポジションを上げて、そのままフィニッシュを迎えた。

    第9戦 F1オーストリアGPは、レッドブルリンクで6月29日~7月1日に行われる。

    ブレンドン・ハートレー (14位)
    「最後尾スタートとなりポジションアップが困難かと思われましたが、結果としてはいいレースができたと思います。序盤にエリクソン選手(Sauber)といいバトルができましたが、ピットストップの間に逆転されてしまいました。1周目のバトルの中で何台かシケインをカットするマシンもありましたが、僕は距離を置いてマシンの安全を第一に走行しました。もっと前進を見せられるレースにしたかったのですが、今日はうまくペースをつかむことができませんでした。最後尾からスタートし、難しいレースとなり2台のウィリアムズをオーバーテイクするのが精一杯でしたが、できる限りのことはやったと思います」

    ピエール・ガスリー (リタイア)
    「たったの3コーナーでレースを終えてしまい、とても悔しいレースになりました。インからオコン選手(Force India)をオーバーテイクしようとしたとき、彼から見えていたと思っていましたが、インを閉めてきた彼との接触を避けることができませんでした。フランスGPで私たちフランス人同士が接触を起こしてしまい、とても残念な一戦になってしまいました。せっかく母国で開催されるレースだったのでいい一戦にしたかったのですが、このような結果となってしまいまだ自分の中でうまく気持ちを整理できていません」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今回のフランスグランプリは、全体として難しい週末になりました。 初の母国グランプリとなったガスリー選手がスタート直後にクラッシュに巻き込まれ、レースを終えたことは、我々だけでなくフランスのファンにとっても残念な結果になりました。 PU交換によるペナルティの影響で最後尾からのスタートとなったハートレー選手は、いくつかのオーバーテイクを見せて順位を上げました。その後も最後まで堅実な走りを続けたものの、ポイントの獲得には至りませんでした。 来週にはまたすぐにオーストリアグランプリがやってきますので、気持ちを切り替えて準備を進めます」

    関連:F1フランスGP 決勝:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで圧勝

  • 【動画】 ピエール・ガスリー、接触により0周リタイア / F1フランスGP

    【動画】 ピエール・ガスリー、接触により0周リタイア / F1フランスGP

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1フランスGPの決勝レースを接触により0周リタイアで終えた。

    14番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、3コーナーで前を走るエステバン・オコン(フォース・インディア)に接触。両者はマシンにダメージを負ってその場でリタイアすることとなった。

    ピエール・ガスリーもエステバン・オコンもフランス出身。母国グランプリの二人が接触してリタイアという残念な結果となった。

    オープニングラップでは2番グリッドのセバスチャン・ベッテルと3番グリッドのバルテリ・ボッタスが接触。ベッテルはノーズ、ボッタスは左リアタイヤをパンクさせてピットイン。それぞれ最後尾から追い上げることになった。

    オープニグラップ終了時の順位オープニグラップ終了時の順位

  • ピエール・ガスリー、F1フランスGPに特別ヘルメットを用意

    ピエール・ガスリー、F1フランスGPに特別ヘルメットを用意

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、母国グランプリとなる今週末のF1フランスGPでスペシャルヘルメットを着用している。

    今年、トロロッソ・ホンダでF1フル参戦を果たしたフランス出身のピエール・ガスリーは、10年ぶりにF1カレンダーに復帰したフランスGPで母国レースを走ることになった。

    今週末にむけてピエール・ガスリーはスペシャルヘルメットを用意。通常の赤・白・青のトリコロールのデザインにはアレンジが加えられ、アラン・プロストやジャン・アレジといったヘルメット全体に過去にF1に参戦したフランス人ドライバーの名前がちりばめられている。

    「自分の故郷に降り立ち、その雰囲気を楽しむことはすばらしい体験になると思います」とピエール・ガスリーは語る。

    「僕にとっての初のF1フル参戦の年にフランスGPが復活するなんて、本当にすばらしいことです。いまから興奮しています」

    「アラン・プロストやほかのフランス人ドライバーは、“母国の国旗が至るところではためく中、レースをするのは本当に特別な体験だ。観客はみんな、フランス語で励ましの言葉をかけてくれるしね。ホームグランプリには、ほかのレースでは決して味わえない特別な雰囲気があるよ”と言っていました。F1ドライバーとして、それを体験できるのは本当にすばらしいことです」

    ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット

    ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット①ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット②ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット③ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット④ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット⑤ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット⑥

  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1フランスGPの予選でピエール・ガスリーが14番グリッドを獲得。パワーユニットを交換して臨んだブレンドン・ハートレーは17番手に終わった。

    第8戦フランスGP2日目の土曜日に、プラクティス3と予選が行われた。前日のプラクティス2でパワーユニットにトラブルが発生したブレンドン・ハートレーは、新たなパワーユニットに交換してプラクティス3に臨んだ。

    午前中は曇りだったポール・リカール・サーキットだが、午後1時にプラクティス3が始まると、突然雨に見舞われた。トロロッソ・ホンダの2台は、ともにウルトラソフトタイヤでコースインしたものの、すぐにピットに戻り、天候の回復を待つことに。しかし、天候の改善する様子が見られないため、セッション終盤にウエットタイヤを履いてコースイン。わずかに周回を重ねたのみでセッションは終了となった。

    予選は、雨が上がり、コンディションも回復した午後4時に開始された。雨の影響で気温21℃、路面温度30℃と、前日に比べて温度の低いドライコンディション。Q1では、ピエール・ガスリーが1回目のアタックで1分33秒160をマーク、ハートレーも1分33秒128と、ともに自己ベストを更新。2回目のアタックでも、1分32秒447と大きくタイムを伸ばしたガスリーがベスト10入りを果たした。一方、ハートレーは2回目のアタックで1分33秒025とベストラップをまとめきれず、タイムは伸び悩む。最終的にガスリーは10番手でQ2進出を果たしたが、ハートレーは17番手でQ1敗退となった。

    Q2に進んだピエール・ガスリーは、1回目のアタックは1分32秒550、2回目のアタックは1分32秒460と区間ベストは出すものの、トータルでQ1のタイムを上回ることができなかった。結果、14番手でQ2を終え、Q3進出はならなかった。

    明日の決勝レースは、ピエール・ガスリーが7列目14番手から、ブレンドン・ハートレーはパワーユニット交換のためにペナルティーを科され、最後尾からのスタートとなる。フランスGP決勝レースは24日(日)午後4時10分(日本時間午後11時10分)にスタートする。

    ピエール・ガスリー (14番手)
    「Q3に進出したかったのですが、あまりいいペースではなかったので、可能性が低いことは分かっていました。セルジオ・ペレス(フォース・インディア)とのタイム差はわずかだったので、もう1つポジションを上げることは不可能ではなかったと思いますが、そうするための速さがありませんでした。ホームグランプリでこのグリッドは残念ですが、全力は尽くしました。マシンは全体的に良好ですが、ロングストレートがある第2セクションでタイムをロスしているので、その原因を探らなくてはなりません。昨日の方がいい手応えがありましたが、今日の中団争いは非常にタイトで、あとコンマ数秒足りませんでした。ホームのファンの前で走れるのは本当にすばらしいことです。彼らは本当にすばらしい声援をくれます。明日は最も大事な決勝レースが待っているので、ファンの応援を力に変えてがんばりたいです。できることは全てトライし、モナコでポイントを獲得したように、ここフランスでも入賞を果たしたいと思っています」

    ブレンドン・ハートレー (17番手)
    「エンジンペナルティーにより、明日は後方からのスタートになります。ですが、昨日のロングランシミュレーションを含め、週末を通してマシンの手応えはいいので、レースに向けては前向きです。今日の予選では、1回目のタイムアタックではスタートもうまくいき、トップ10に入っていたと思います。2回目ではトラフィックに引っかかり、うまくクリアラップを取れませんでした。終盤では雨も降っていたので、実力を全て発揮することは叶いませんでした。もしも天候が今日のように予測不可能なものになれば、明日のレースでも入賞のチャンスがあると思います」

    ギヨーム・デゾテウス (トロロッソ パフォーマンスエンジニア)
    「今日のFP3ではスタートからの急速な天候の変化に、各チームが翻ろうされました。少なくともピエールは、半周はドライで走行することができたのでよかったです。ブレンドンに関してはPUを交換したためインスタレーションラップしかできず、ドライタイヤでタイムを刻むことができませんでした。セッションの残りでは激しい雨が降ったため、予選がウエットになった場合に備えてウエットタイヤとインターミディエイトタイヤを温存するため、走行することはできませんでした。昨日のペースから考えて、予選ではもっといい結果を期待していたのですが、残念なものとなってしまいました。今日の予選はQ2のスタートで特に顕著でしたが、セッション中にコンディションが急速に変化する難しいものとなりました。Q1では、ブレンドンが惜しくもわずか0.2秒の差でQ2進出を逃しました。ピエールはセッションの終わりに力強い走りを見せ、見事Q2へ進出してくれましたが、そこでタイムアップを果たせませんでした。最後のアタックではアンダーステアに苦しみ、マシンの性能を最大限に発揮できていなかったようです。今日のデータを基に、その原因を探らなくてはなりません。明日の決勝レースに関しては、ピエールが14番手、ブレンドンはかなりグリッド後方からのスタートになりますが、スタート時のタイヤを選択可能ですし、できる限り上のポジションを目指したいと思っています」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のFP3は突然の雨によりほとんど走行できませんでしたが、昨日のセッションで得たデータを元にセットアップを進め、PUとしては問題ない状態で予選に臨むことができました。ただ、予選についてはハートレー選手がQ1敗退、母国グランプリのガスリー選手も14位と、残念な結果となりました。入賞可能なグリッドではありますし、3連戦をいいかたちでスタートするためにも、明日はポイント獲得を目指してレースに臨みます」

    関連:F1フランスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • トロロッソ・ホンダ 「昨日のペースから考えれば残念な予選結果」

    トロロッソ・ホンダ 「昨日のペースから考えれば残念な予選結果」

    スクーデリア・トロ・ロッソのパフォーマンスエンジニアを務めるギヨーム・デゾテウスが、F1フランスGPのFP3と予選でのトロロッソ・ホンダのパフォーマンスを振り返った。

    午前中は曇りだったポール・リカール・サーキットだが、午後1時にプラクティス3が始まると、突然雨に見舞われた。「今日のFP3ではスタートからの急速な天候の変化に、各チームが翻ろうされました」とギヨーム・デゾテウスはコメント。

    前日のプラクティス2でPUにトラブルが発生したブレンドン・ハートレーは、新たなパワーユニットに交換してプラクティス3に臨んだ。トロロッソ・ホンダの2台は、ともにウルトラソフトタイヤでコースインしたものの、すぐにピットに戻り、天候の回復を待つことに。

    しかし、天候の改善する様子が見られないため、セッション終盤にウエットタイヤを履いてコースイン。わずかに周回を重ねたのみでセッションは終了となった。

    「少なくともピエールは、半周はドライで走行することができたのでよかったです。ブレンドンに関してはPUを交換したためインスタレーションラップしかできず、ドライタイヤでタイムを刻むことができませんでした」

    「セッションの残りでは激しい雨が降ったため、予選がウエットになった場合に備えてウエットタイヤとインターミディエイトタイヤを温存するため、走行することはできませんでした」

    予選は、雨が上がり、コンディションも回復した午後4時に開始された。雨の影響で気温21℃、路面温度30℃と、前日に比べて温度の低いドライコンディションとなった。

    トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが17番手でQ1敗退。ピエール・ガスリーはQ2進出を果たしたものの、トータルでQ1のタイムを上回ることができず、14番手でQ2を終え、Q3進出はならなかった。

    「昨日のペースから考えて、予選ではもっといい結果を期待していたのですが、残念なものとなってしまいました」とギヨーム・デゾテウスは語る。

    「今日の予選はQ2のスタートで特に顕著でしたが、セッション中にコンディションが急速に変化する難しいものとなりました。Q1では、ブレンドンが惜しくもわずか0.2秒の差でQ2進出を逃しました」

    「ピエールはセッションの終わりに力強い走りを見せ、見事Q2へ進出してくれましたが、そこでタイムアップを果たせませんでした。最後のアタックではアンダーステアに苦しみ、マシンの性能を最大限に発揮できていなかったようです。今日のデータを基に、その原因を探らなくてはなりません」

    「明日の決勝レースに関しては、ピエールが14番手、ブレンドンはかなりグリッド後方からのスタートになりますが、スタート時のタイヤを選択可能ですし、できる限り上のポジションを目指したいと思っています」

    F1フランスGP決勝レースは24日(日)午後4時10分(日本時間午後11時10分)にスタートする。

    関連:F1フランスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • ブレンドン・ハートレー、PU一式を交換して最後列スタート / フランスGP

    ブレンドン・ハートレー、PU一式を交換して最後列スタート / フランスGP

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1フランスGPのフリー走行2回目に発生したホンダのF1パワーユニットの故障によって6つ全てのコンポーネントを交換。決勝を最後列からスタートすることが確定した。

    F1フランスGPのフリー走行2回目のセッション終盤、ブレンドン・ハートレーは、パワーユニットのトラブルでコース上にストップ。エキゾーストからは炎が出ており、大きなダメージの可能性が予想されていた。

    セッション終了後、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「FP2の最終盤でハートレー選手のパワーユニットにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした」とコメント。

    「これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

    その後、ホンダF1は故障したブレンドン・ハートレーのF1パワーユニットを調査のために日本に輸送。金曜日の夜にブレンドン・ハートレーのマシンのF1パワーユニットの6つ全てのコンポーネントを交換。

    これにより、ブレンドン・ハートレーは内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hを4基目、MGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスを3基目とすべてのコンポーネントが年間使用制限の上限に達し、決勝では大量のグリッドペナルティを科せられることになった。

    ホンダのF1パワーユニットは、前戦F1カナダGPでもピエール・ガスリーのパワーユニットが故障。同じく全コンポーネントを交換して最後列からスタートしている。プレシーズンテストから信頼性の改善を示してきたホンダだが、ここへきて、またも信頼性への懸念が高まってきた。

    関連:【動画】 ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)にテクニカルトラブル

  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1フランスGP初日のフリー走行で、母国GPのピエール・ガスリーがP1で8番手、P2で10番手とトップ10入り、ブレンドン・ハートレーは両方のセッションで15番手だった。

    シーズン第8戦となるフランスGPが、ポール・リカール・サーキットで開催された。フランスGPは2008年以来10年ぶり、ポール・リカールでのF1GPは1990年以来28年ぶりとなる。

    ミストラルと呼ばれる長いストレートにシケインが追加されたが、コースレイアウトに大きな変更はなく、ストレートを主体としたパワーサーキットであることが特徴。また、今年初めに路面の改修が行われ、グリップレベルが変わったこともポイントの一つとなっている。

    快晴の下、初日の金曜日はプラクティス1、プラクティス2が行われた。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーにとって母国GPとなるフランスGPに、チームは強い意気込みを持って臨んでいる。

    正午、気温25℃で迎えたプラクティス1では、ガスリー、ハートレーともにスーパーソフトタイヤによる走行を行った。前戦より投入されたニュースペックのパワーユニットやマシンのセッティングのプログラムを順調に消化。ガスリーは1分33秒685のタイムで8番手、ハートレーは1分34秒664で15番手となっている。

    日差しも強く、気温29℃、路面温度は51℃に上昇したコンディションで、午後4時にプラクティス2が始まった。序盤、ガスリーとハートレーは、ウルトラソフトタイヤでのアタックシミュレーションを行い、ガスリーが1分34秒535、ハートレーが1分35秒697をマーク。その後、ガスリーはスーパーソフトタイヤで、ハートレーはウルトラソフトタイヤでロングランを行い、周回を重ねセッティングを進めた。

    セッション終盤、ハートレーが、パワーユニットのトラブルでコース上にストップ。チームは明日の予選に向けて、原因究明と対策を行う。プラクティス2ではガスリーが10番手、ハートレーが15番手でセッションを終了した。

    パワーユニットとしては、ストレートが長く、低速コーナーも多いコースに対応したエネルギーマネージメントの調整と、ドライバビリティーの調整を中心にプログラムを消化している。

    フランスGPは23日(土)、午後1時(日本時間日午後8時)よりプラクティス3、午後4時(日本時間午後11時)より予選が行われる。

    ピエール・ガスリー
    「初のF1フル参戦シーズンで母国GPの初日を走ることが出来て、いい気分でした。FP1で8番手、FP2で10番手というのはポジティブなスタートですし、いいペースで走れていると思います。まだまだいいパフォーマンスが出来ると思っているので、明日はもっとペースを上げられるように頑張ります。今日の前半は風が強く、セッションの合間で風向きが変わるとても難しいコンディションで、正しいセッティングを見つけるのが大変でした。正しいセッティングを見つけられたと思いますし、予選でいい結果を出して、母国GPを素晴らしいものにしたいです」

    ブレンドン・ハートレー
    「FP2の最後にパワーユニットに不具合が起こり、フランスGPの初日は残念な終わり方になりました。パワーユニットトラブルの原因はまだはっきりと分かりませんが、走行を終了させなければなりませんでした。何が原因だったのか、これからチームスタッフが究明する必要があります。しかし、その前までは比較的順調な1日だったと思います。2台ともいいペースで走れていましたし、ピエールはFP2でスーパーソフトタイヤでいいラップタイムを出しました。マシンにポテンシャルはありますし、明日全ての力を出し切れるように今夜は夜を徹した作業を行います」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフエンジニア)
    「F1カレンダーに新しく加わったサーキットに来るのはいつも気分が高揚しますし、10年ぶりにフランスに戻ってこれてうれしいです。新しいサーキットなのでファエンツァ、ビスター、ミルトンキーンズ、さくらの各ファクトリーでの入念な準備が必要でした。午前のセッションでは、シミュレーションと実際のサーキットの違いにより、最適なエネルギーマネージメントを行えず、タイムを少しロスしましたが、 チームスタッフの作業によってセッション中にコースに戻ることが出来ました。しかし運悪くガレージの電源が落ちてしまい、距離測定器やタイム測定器はもちろん、無線も使うことが出来なくなりました。したがってレギュレーションで定められた40分の走行時間上限を終えてもドライバーにピットに戻るように伝えることが出来ませんでした。ブレンドンは運よく戻ってきましたが、ピエールはタイムアタックに入っていて戻ることが出来ずに、ペナルティーを負うことになりました。それ以降は多くの周回をこなし、普段よりも多くのプログラムを行うことが出来て、いいセッションになりました。事前にシミュレーションを数多く行いましたが、実際のサーキットではトラック温度や風など、さまざまな違いがありました。したがって、FP1は最適なセッティングを探ることに注力しました。FP2ではマシンにさらなるセッティングを試みましたが、風向きが午前から180°変わったため、向かい風が追い風になるなど、バランスがまったく変わることになりました。しかし、日曜にも同じような風が吹くことが予想されるので、日曜の予習が出来たという意味ではよかったです。タイヤマネージメントでは、ブレンドンはロングランでハードタイヤを選択したので、マシンのポテンシャルを最大限出し切ることは出来ませんでした。一方のピエールは、基本走行をスーパーソフトタイヤで行い、ウルトラソフトに履き替えたので、マシンの力をより引き出すことが出来て、いいラップタイムを記録しました。ブレンドンがセッションを途中で終えることになったパワーユニットの不具合は、原因を究明中です。彼はソフトタイヤを履いて走り始めたところで、ソフトタイヤに対する理解を十分に深めないまま日曜の決勝で走らなければなりません。タイヤに対する理解が足りなくはなりますが、それほど大きな問題にはならないでしょう。今日のデータを分析して、日曜のレースには最善の戦略で臨みたいです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「ここポール・リカール・サーキットでの初日でまず確認すべきことは、事前に行ってきたシミュレーションと実際の走行データとの相関が取れているかどうかについてでした。午前は初走行ということもあり、パワーユニットとしてはエネルギーマネージメントの最適化に時間を費やしています。ここからさらに予選に向けて、調整の余地があると感じています。母国グランプリとなるガスリー選手がいいペースで走行を続けていたことは前向きに捉えていますが、FP2の最終盤でハートレー選手のパワーユニットにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした。これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

    関連:
    ・F1フランスGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1フランスGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム