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  • 【WRC】 ラリー・スペイン:セバスチャン・オジェがシェイクダウン首位

    【WRC】 ラリー・スペイン:セバスチャン・オジェがシェイクダウン首位

    WRC 世界ラリー選手権 第11戦 ラリー・スペインのシェイクダウンテストが5日(木)に行われ、Mスポーツのセバスチャン・オジェがトップタイムを記録した。

    ラリー・スペインのサービスパークは、スペイン北東部カタルニア地方のシーサイドリゾート、サロウに置かれる。ラリー・スペインは競技初日のデイ1がグラベル中心のSSとなり、残る2日間のデイ2およびデイ3はターマックSSで構成される。

    5日(木)に行われたシェイクダウンステージでは、セバスチャン・オジェがトップタイムとある2分05秒2をマーク・2番手には0.3秒差でクリス・ミーク、3番手にはアンドレアス・ミケルセンとシトロエン勢が続いた。

    トヨタは、ヤリ-マティ・ラトバラが6番手、ユホ・ハンニネンが9番手、エサペッカ・ラッピが12番手だった。

    2017 WRC 第11戦 ラリースペイン シェイクダウンステージ

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 セバスチャン・オジェ フォード フィエスタWRC 2:05.2
    2 クリス・ミーク シトロエン C3 WRC 2:05.5
    3 アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC 2:05.0
    4 オット・タナク フォード フィエスタWRC 2:06.3
    5 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC 2:06.3
    6 ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ ヤリスWRC 2:06.9
    7 マッズ・オストベルグ フォード フィエスタWRC 2:07.0
    8 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC 2:07.1
    9 ユホ・ハンニネン トヨタ ヤリスWRC 2:07.3
    10 エルフィン・エバンス フォード フィエスタWRC 2:07.6
  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第11戦 ラリー・スペイン プレビュー

    【WRC】 トヨタ:WRC 第11戦 ラリー・スペイン プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、10月5日(木)から8日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・スペインに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(#11号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#12号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。ターマック(舗装路)とグラベル(未舗装路)の両方のロードサーフェス(路面)を走行する「ミックスサーフェス・ラリー」は新たなる挑戦となるが、クルマの総合性能をさらに高め、好結果を得るべくチーム一丸となってラリー・スペインに臨む。

    今シーズン、ヤリスWRCはスノーラリーの第2戦ラリー・スウェーデンと、グラベルラリーの第9戦ラリー・フィンランドで優勝を果たした。また、8月に開催されたターマックラリーの第10戦ラリー・ドイチェランドでもSS(スペシャルステージ)ベストタイムを記録するなど、様々な路面で着実にパフォーマンスを高めてきている。そして迎える第11戦ラリー・スペインは、ヤリスWRCにとって新たなる挑戦となる。なぜなら、ラリー・スペインは競技初日のデイ1がグラベル中心のSSとなり、残る2日間のデイ2およびデイ3はターマックSSで構成されるからだ。デイ1に関してはグラベル仕様のクルマで走行し、タイヤやサスペンションもグラベル用となる。しかし、デイ1の夜には通常よりも長い75分間のサービス時間が設けられ、ヤリスWRCはグラベル仕様からターマック仕様へと大幅変更され、デイ2以降を戦うことになる。つまり、ラリー・スペインはグラベルとターマックのふたつのラリーを連続して戦うような特殊な一戦であり、クルマには両方の路面での速さが求められる。また、選手はドライビングスタイルをグラベル用からターマック用に、迅速に切り替える必要がある。

    ラリー・スペインのサービスパークは、スペイン北東部カタルニア地方のシーサイドリゾート、サロウに置かれる。グラベルのデイ1はサロウの西側エリアで計6本のSSが行なわれ、SS3とその再走SSであるSS6はグラベル中心のコースながら、途中に比較的長いターマック区間を含む。ただしタイヤや足まわりはグラベル仕様のままで走行することになる。ターマック初日のデイ2はサロウの東北部が戦いの中心となり、SSは全部で7本。1日の最後にはサロウの海岸近くでショートSSが行われる。そして競技最終日のデイ3は、サロウから比較的近い北側から西側にかけてのエリアで6本のターマックSSが行われる。3日間で19本のSSを走行し、その合計距離は312.02km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1297.62kmとなる。

    また、今回TOYOTA GAZOO Racingは、WRCにおけるテクノロジー・パートナーのマイクロソフトと共に「HoloLens(ホロ・レンズ)」サービスをファンブースにて試験導入する。ラリー・フィンランドで実施した「EchoCam(エコーカム)」に続き、2度目の共同施策となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    私がドライバーとしてスペインで戦ったのは、現在のようなミックスサーフェス・ラリーとなる前の時代です。私にとっては未知なるイベントなので、私個人として展望を多く述べることはできませんが、ヤリ-マティはもちろんこのラリーのことを熟知しています。グラベルとターマックというふたつの路面で走るために、他のラリー以上に多くの機材やパーツを用意する必要があり、エンジニアやメカニックの仕事量も格段に増えます。しかし、彼らはクルマがサービスに入った時にすべきことをきちんと把握しており、そのための準備も充分にできているはずです。今季ここまで我々のクルマは着実に進化してきました。そして今回、いくつか新しいパーツやアイディアを投じることで、クルマがさらに良くなることを期待しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
    初日がグラベル、残る2日間がターマックという組み合わせを私は気に入っています。スペインの舗装路はまるでサーキットのようで、WRC最高のターマックSSだと思います。また、グラベルに関しても、とても良いSSが揃っています。スペインに向けては今週2日間テストを行ないました。ターマックではサスペンションを、グラベルではディファレンシャルを集中的にテストしました。我々のクルマはグラベルのフィンランドで勝つだけの速さがあり、ターマックのドイツでも高いパフォーマンスを示しました。ですので、スペインでもきっと高い競争力を発揮できると信じています。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC #11号車)
    事前のテストではドイツの時のように、クルマはとても良いフィーリングでした。本番でもドイツと同じようにラリーを戦う予定です。私はしばらくこのラリーに出ていなかったので、ここ数年間同じコースを使い続けている金曜日のグラベルSSは私にとって大きなチャレンジとなります。ですので、ライバルと対等に戦うためには、かなり攻めて走る必要があるでしょう。ただし、去年のように雨が降らない限りは、それほど大きな差はつかないのではないかと思います。ターマックの土曜日と日曜日に関しては、いくつか新しいSSがあるので、自分にとってはプラスになるのではないかと期待しています。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)
    グラベルとターマックが混合するスペインは、とても挑戦し甲斐があり、今季これまで自分たちが戦ってきた他のラリーとはタイプが完全に異なります。グラベルのSSはポルトガルと似ていると思います。ターマックのSSは非常にユニークで、世界でもっとも素晴らしいターマックステージだと思います。スペインのターマックはクリーンかつスムーズで、フランスのコルシカ島の道ほどツイスティではなく、ドイツの道ほど幅が狭くないため、運転がとても楽しく、ラリーのスタートが待ちきれません。前戦のドイツは浮き沈みが激しいラリーでしたが、最終的には競争力のある速さを得られたので、スペインでは両方の路面で良いパフォーマンスを発揮することができると思います。

  • WRC:2018年 開催スケジュール  … トルコが8年ぶりに復帰

    WRC:2018年 開催スケジュール … トルコが8年ぶりに復帰

    2018年のWRC(FIA世界ラリー選手権)の全13戦の開催日程が発表された。

    2018年もWRCは年間13戦のカレンダー。1月25~28日にモンテカルロで開幕し、11月15~18日に最終戦を迎える。

    開催地には変更があり、今年は第8戦に組み込まれていたポーランドは脱落。代わりにトルコが組み込まれた。

    トルコは2010年以来となるカレンダー復帰。9月13~16日に開催される。

    また、スペインとGB(英国)は日程が入れ替わり、GPが第11戦、スペインが第12戦となった。

    WRCマネージングディレクターのオリバー・シエスラは「トルコの復帰により、2018年のWRCはスウェーデン、アルゼンチン、フィンランドのといった伝統と歴史のあるラリーと新しい要素が魅惑的に融合したシーズンとなる」とコメント。

    「トルコは自動車販売と製造という点で非常に重要なマーケットだ。2016年には約100万台という記録的な販売台数が記録され、カレンダーへの復帰は魅力的なビジネスの根拠と一致している。我々は選手権で、販売されているクルマに焦点を当てたプロダクトを紹介する機会を参戦するマニュファクチャラーに提供している。トルコの復帰が参加メーカーの全会一致で支持されたことを喜ばしいことだ」

    2018年 WRC(FIA世界ラリー選手権) 開催スケジュール

    開催日 開催国
    第1戦 1月25日(木)~28日(日) モンテカルロ
    第2戦 2月15日(木)~18日(日) スウェーデン
    第3戦 3月8日(木)~11日(日) メキシコ
    第4戦 4月5日(木)~8日(日) フランス
    第5戦 4月26日(木)~29日(日) アルゼンチン
    第6戦 5月17日(木)~20日(日) ポルトガル
    第7戦 6月7日(木)~10日(日) イタリア
    第8戦 7月26日(木)~29日(日) フィンランド
    第9戦 8月16日(木)~19日(日) ドイツ
    第10戦 9月13日(木)~16日(日) トルコ
    第11戦 10月4日(木)~7日(日) GB
    第12戦 10月25日(木)~28日(日) スペイン
    第13戦 11月15日(木)~18日(日) オーストラリア
  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド 最終日レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド 最終日レポート

    8月20日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・ドイチェランドの最終日となる競技4日目、デイ4がドイツ西部のボスタルジーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)が総合4位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合7位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #12号車)が総合21位でフィニッシュした。

    ラリー・ドイチェランドの競技最終日は、2本のステージを各2回走行する計4SSで、その合計距離は51.95km。4位の選手と4・2秒差の5位でデイ4をスタートしたハンニネンは、ポジションアップを実現すべくオープニングステージのSS18で全開アタックを敢行しベストタイムを記録。狙いどおり4位浮上を果たし、ターマックラリーでの自己ベストとなる総合4位でフィニッシュした。また、SS19ではラッピがベストタイム、ラトバラがセカンドベストタイムを刻み、ヤリスWRCは今大会5本目となるSS最速タイムを刻んだ。そして、ボーナスの選手権ポイントがかかるパワーステージに指定された最終SSでは、ラッピが1位と0.2秒差の2番手タイムを、ラトバラが3番手タイムをマークし、それぞれボーナスポイントの獲得に成功。ラトバラは総合7位で、ラッピは総合21位で完走を果たした。今回のラリーではヤリスWRCのターマックにおける競争力向上がタイムで証明され、チームはポジティブな形でラリーを締めくくった。

    FIA世界ラリー選手権(WRC)次戦は10月5日から8日にかけて、スペインのサロウを中心に開催される第11戦「ラリー・デ・エスパーニャ」。グラベル(未舗装路)とターマックの両路面が舞台となるシーズン唯一のミックスサーフェスラリーに、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamはラトバラ、ハンニネン、ラッピのヤリスWRC 3台体制で臨む。初日のデイ1はグラベル中心のステージを走行し、デイ2およびデイ3はターマックのステージを走行する。また、デイ1の夜にはグラベル仕様のラリーカーを、ターマック仕様に変更する大掛かりな作業がサービスパーク行われるため、メカニックやエンジニアにとってもラリー・デ・エスパーニャは大きなチャレンジとなる。

    トミ・マキネン (チーム代表)

    今回の自分たちのパフォーマンスには満足しています。ユホは週末を通して素晴らしい走りを続け、SSでは2度ベストタイムを記録しました。彼には表彰台争いをできる速さがあったと思います。ヤリ-マティはラリー序盤非常に速く、金曜日にトラブルが起こらなければきっと優勝争いに加わることができたでしょう。エサペッカは最終日、このような難しい条件のターマックラリーを戦えるという自信を深め、大きく成長しました。来年はきっとラリー・ドイチェランドで優勝争いができるはずです。今回はヤリスWRCのパフォーマンスがターマックラリーでも高いレベルにあると自信を持つことができましたので、今後がとても楽しみです。次戦のスペインでさらに競争力を高めるべく、引き続き改善に努めます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    今朝最初のSSでは、まだ調子が上がっていなかったのでやや遅れをとりましたが、次のSSはうまく走れました。自分が好きなタイプのコースだったので、その再走となるパワーステージには自信を持って臨みました。しかし、SSをスタートしてすぐ左コーナーで何かに当たってしまい、その後はパンクを回避するためペースを落としました。ラリー序盤にトラブルで遅れたことを考えれば、こうしてポイントを獲得できたのは喜ぶべきことだと思います。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    ラリー序盤に大きく遅れてしまいましたが、それ以降は良い戦いができました。4位という結果には本当に満足しています。ラリー期間中を通して、クルマもフィーリングも素晴らしい状態でした。今朝は最初のSSでアタックを楽しみ、その後は少しペースを落としました。今シーズンの前半と比べると、後半はとてもポジティブなラリーが続き嬉しいですね。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)

    昨晩は、うまく行かなかった理由を精査し、原因を見つけることができました。その結果、今朝は状況が改善され2本目のSSはうまく走れましたが、その次のSSではブレーキタイミングの遅れによりコースを外れ、エンジンが止まってしまいました。また、最後のパワーステージではひやっとするシーンもありましたが、幸運にも切り抜けることができました。いろいろありはしましたが、今日のスピードには満足しています。

    関連:【WRC】 ラリー・ドイチェランド 結果:オット・タナクが今季2勝目

  • 【WRC】 ラリー・ドイチェランド 結果:オット・タナクが今季2勝目

    【WRC】 ラリー・ドイチェランド 結果:オット・タナクが今季2勝目

    WRC 世界ラリー選手権 第10戦 ラリー・ドイチェランドが20日(日)に最終日を迎え、オット・タナク(Mスポーツ)がキャリア2度目となる総合首位を果たした。

    最終日は、ボスタルジーのサービスパークを中心に4本のSSが行われた。そのうちSS19の再走ステージとなるSS21「ザンクト・ヴェンデルナー・ラント-2」は、トップ5タイムを刻んだ選手に対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられるパワーステージに指定された。

    優勝はオット・タナク(Mスポーツ)。第7戦ラリー・イタリアに次ぐ、キャリア2度目の総合優勝を成し遂げた。2位にはアンドレアス・ミケルセン(シトロエン)、3位にはセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が続いた。

    トヨタ勢は、ユホ・ハンニネンが4位、ヤリ-マティ・ラトバラが7位、エサペッカ・ラッピは21位だった。

    チャンピオンシップは、首位だったティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)がノーポイントに終わったことで、セバスチャン・オジェ(177ポイント)が17ポイント差をつけて首位に再浮上。2位はティエリー・ヌービル(160ポイント)、3位にはオット・タナク(144ポイント)が続いている。

    2017 WRC 第10戦 ラリードイチェランド 結果

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 オット・タナク フォード フィエスタWRC 2h57m31.7s
    2 アンドレアス・ミケルセン シトロエン C3 WRC +16.4s
    3 セバスチャン・オジェ フォード フィエスタWRC +30.4s
    4 ユホ・ハンニネン トヨタ ヤリスWRC +1m49.2s
    5 クレイグ・ブリーン シトロエン C3 WRC +2m01.5s
    6 エルフィン・エバンス フォード フィエスタWRC +2m03.4s
    7 ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ ヤリスWRC +3m58.2s
    8 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC +4m32.4s
    9 エリック・カミリー フォード フィエスタ R5 +10m19.4s
    10 アーミン・クレマー フォード フィエスタWRC +10m44.3s
  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド 3日目レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド 3日目レポート

    8月19日(土)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・ドイチェランドの競技3日目デイ3がドイツ西部のボスタルジーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)が総合5位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合7位につけた。また、クルマを修復しデイ3で再出走を果たしたエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #12号車)は、総合22位に順位を回復した。

    ラリー・ドイチェランドのデイ3は青空の下でスタート。ラリーの名物であるバウムホールダー軍事演習場内でのステージ「アリーナ・パンツァープラッテ」および「パンツァープラッテ」には大勢の観客が集まり終日ラリーを楽しんだ。パンツァープラッテは非常に手強いステージとして知られ、過去に多くの選手がクラッシュでリタイアを余儀なくされた難コースである。更に、全長41.97kmと今大会最長であり、ただ速く走るだけでなく、タイヤのマネージメント能力も重要となる。その1本目、SS10でハンニネンはベストタイムを記録し、ヤリスWRCのターマック(舗装路)でのパフォーマンスを証明。ハンニネンはSS13で4位に順位を上げた。しかし、パンツァープラッテの再走ステージとなったSS15では、何かしらの衝撃でダンパーが破損。ハンニネンはその後の2本のSSをそのままの状態で走らなければならずタイムをロスしたが、4位と4.2秒差の5位でデイ3を締めくくった。また、SS15ではラトバラとラッピがパンクによるタイヤ交換で大幅にタイムロスしたが、ラトバラはその後SS16でセカンドベストタイムを、SS17ではベストタイムを記録し、良い形で1日を終えた。

    競技4日目最終日となる8月20日(日)のデイ4は、ボスタルジーのサービスパークを中心に、4本のSSが行われる。そのうちSS19の再走ステージとなるSS21「ザンクト・ヴェンデルナー・ラント-2」は、トップ5タイムを刻んだ選手に対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられるパワーステージに指定されている。4本のSSの合計距離は51.94km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は228.50kmとなっている。

    トミ・マキネン(チーム代表)

    良いことも悪いことも起きた、大変な1日でした。ユホはパンツァープラッテをはじめとするSSで素晴らしい走りをし、信じられないようなパフォーマンスを見せてくれました。午後はダンパーのトラブルでやや遅れをとりましたが、それでも4位の選手との差は小さいので明日は面白い戦いになるでしょう。また、今日はヤリ-マティも良いタイムを刻みました。我々のクルマはターマックでの経験がまだ充分ではありませんが、どの部分を改善すればさらに良くなるのかは理解しているので、引き続き改善を続けていきたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    午前中はミスをしたり、タイムが上がらなかったりと、なかなかうまく行きませんでした。午後はかなり攻めて走ったのですが、残念ながらパンクで大きくタイムを失ってしまいました。それでもパフォーマンス自体は悪くなく、午後は速さもありました。明日は、今日の午後の良いフィーリングを保って走れるように頑張ります。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    午前中のパンツァープラッテのSSを走り終え、他の選手と比べて自分のタイムがどれぐらい良いのか分からなかったので、ファステストタイムだったと知り本当に嬉しかったです。そして、午前中のSSは全体的にとても良好でした。午後のパンツァープラッテではダンパーが破損してしまいましたが、それを除けばクルマは本当に良かったと思います。明日はエルフィン・エバンス選手との4位争いとなります。前戦のラリー・フィンランドでは同じような状況で彼に負けましたが、今回はできれば勝ちたいですね。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)

    今日はうまく行かない1日でした。何とか速く走ろうとベストを尽くし、アクセル全開で走ったのですが、なぜかあまり良いタイムが出ませんでした。今晩サービスでクルマにいくつか改善を施すので、明日はきっとタイムも良くなると思います。ゆっくり休み、明日に備えます。

    関連:【WRC】 ラリー・ドイチェランド 3日目:オット・タナクが首位をキープ

  • 【WRC】 ラリー・ドイチェランド 3日目:オット・タナクが首位をキープ

    【WRC】 ラリー・ドイチェランド 3日目:オット・タナクが首位をキープ

    WRC 世界ラリー選手権 第10戦 ラリー・ドイチェランドが19日(土)に3日目を迎え、オット・タナク(Mスポーツ)が総合首位をキープした。

    競技3日目は、ボスタルジーのサービスパークを中心に9本のSSが行われた。デイ3のコースでもっとも注目されるのはバウムホールダーの軍事演習場内が舞台となる「パンツァープラッテ」のステージ。SS10とその再走ステージとなるSS15は全長41.97kmと今大会最長であり、非常に難易度の高いSSとして知られている。

    9本のSSの合計距離は146.67km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は439.80kmとなっている。

    3日目もオット・タナクが首位をキープ。2番手にアンドレアス・ミケルセン(シトロエン)、3番手にはセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が続いた。

    トヨタ勢は、ユホ・ハンニネンが5番手、ヤリ-マティ・ラトバラが7番手、前日デイリタイアを喫したエサペッカ・ラッピは22番手だった。

    2017 WRC 第10戦 ラリードイチェランド 3日目 結果

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 オット・タナク フォード フィエスタWRC 2h31m32.2s
    2 アンドレアス・ミケルセン シトロエン C3 WRC +21.4s
    3 セバスチャン・オジェ フォード フィエスタWRC +29.6s
    4 エルフィン・エバンス フォード フィエスタWRC +1m48.3s
    5 ユホ・ハンニネン トヨタ ヤリスWRC +1m52.5w
    6 クレイグ・ブリーン シトロエン C3 WRC +2m06.7s
    7 ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ ヤリスWRC +4m04.9s
    8 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC +4m31.3s
    9 エリック・カミリー フォード フィエスタ R5 +8m41.8S
    10 アーミン・クレマー フォード フィエスタWRC +8m54.5s
  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド 2日目レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド 2日目レポート

    8月18日(金)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・ドイチェランドの競技2日目デイ2がドイツ西部のボスタルジーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)が総合6位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合8位につけた。なお、SS6終了時点で総合6位だったエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #12号車)は、SS7でコースアウトによりマシンにダメージを受けストップ。チームはサービスパークでクルマを修復し、明日のデイ3での再出走を目指す。

    ラリー・ドイチェランドのデイ2は、時々小雨が降る曇り空の下で競技が始まった。午前中のSSはコースの所々がウェットとなり、多くの選手がコースオフを喫した。そして午後のSSでは雨足が強まり、ターマック(舗装路)のコースは非常に滑りやすいコンディションとなった。しかし、ハンニネンは安定した走りでドイツの濡れたターマックを駆け抜け、チーム内最上位の総合6位でデイ2を走破。ラトバラはSS4終了時点で総合5位につけていたが、SS5でクルマに点火系のトラブルが起こりタイムを失った。それでも総合8位で1日を締めくくり、明日のデイ3に期待を繋いだ。

    競技3日目となる8月19日(土)のデイ3は、ボスタルジーのサービスパークを中心に、9本のSSが行われる。デイ3のコースでもっとも注目されるのは、バウムホールダーの軍事演習場内が舞台となる「パンツァープラッテ」のステージ。SS10と、その再走ステージとなるSS15は全長41.97kmと今大会最長であり、非常に難易度の高いSSとして知られている。9本のSSの合計距離は146.67km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は439.80kmとなっている。

    トミ・マキネン (チーム代表)

    今日は天気が悪く、選手にとっては難しい1日でした。このようなコンディションではミスが起こりやすく、途中まで良い走りをしていたエサペッカがクラッシュしてしまったのは残念です。ヤリ-マティのクルマに起こったトラブルは恐らく点火系だと思いますが、さらなる精査が必要です。ユホは、このラリーでの経験が充分ではないにも関わらず、素晴らしい走りをしました。本日のような走行条件では、とにかくクレバーに戦わなければなりません。明日は重要な1日なので、我々にとって良い展開となるよう願っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    今朝のステージは乾いた部分と湿った部分が混ざり、タイヤのグリップレベルが常に変化する難しい路面でした。しかしクルマのフィーリングはとても良く安定した走りをできていたので、サービスでセッティングを微調整すればさらに走りが良くなるはずだと期待していました。しかし、SS5を前に点火系にトラブルが起こってしまいました。サービスで問題は解決されましたが、強い雨によりコース上が水で覆われ、泥が広がった結果、午後は良いフィーリングが失われてしまいました。少しでも順位を上げるためにも明日は重要な一日となります。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    良い1日になりました。午前中雨はそれほど強くなかったのですが、それでも道はかなり滑りやすく、あるコーナーでコースを外れてブドウ畑の中に突っ込み、クルマのフロント部にダメージを受けてしまいました。その後も走り続けることができたのはラッキーだったといえます。午後は雨が強くなったのでやや慎重に走りすぎたと思いますが、少し順位を上げることができました。このラリーに出るのは数年ぶりで、ステージを良く知らないため、今以上に攻めた走りをするのは難しいと思います。ミスをしやすいとても難しいコースですが、クルマに関しては本当に満足しています。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)

    左、右と曲がるコーナーで、イン側だけでなくコース上にも多くの泥がありました。コーナーへの進入スピードが高すぎたためにクルマがスライドし、コーナー出口の壁に当たってサスペンションにダメージを負ってしまいました。そのため、今日は競技続行を諦めなくてはなりませんでした。それまではとても上手く走れていたので残念です。このような天候でのタイヤ選択は簡単ではありませんでしたが、それでも良いタイムを記録することができました。明日はきっと再出走できると思うので、可能な限り長い距離を走り、経験値を高めたいと思います。

    関連:【WRC】 ラリー・ドイチェランド 2日目:オット・タナクが総合首位

  • 【WRC】 ラリー・ドイチェランド 2日目:オット・タナクが総合首位

    【WRC】 ラリー・ドイチェランド 2日目:オット・タナクが総合首位

    WRC 世界ラリー選手権 第10戦 ラリー・ドイチェランドが18日(金)に2日目を迎え、オット・タナク(Mスポーツ)が総合首位に浮上した。

    競技2日目は、ボスタルジーのサービスパークを中心に、7本のSSが行われた。SS3、SS4、およびその再走ステージであるSS6、SS7はラリー・ドイチェランドの名物であるブドウ畑内の狭い道を走行するコース。7本のSSの合計距離は108.51km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は441.61km。

    雨となった2日目では“モンスーン”の呼称がつけられたフルウェットタイヤが競技で初めて使用された。

    オット・タナクは1時間7分23秒でトップに浮上。2番手には5.7秒差でアンドレアス・ミケルセン(シトロエン)、3番手にはティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が続いた。

    トヨタ勢はユホ・ハンニネン6番手、ヤリ-マティ・ラトバラ8位。なお、エサペッカ・ラッピは、SS7でコースアウトによりマシンにダメージを受けデイリタイアを喫した。

    2017 WRC 第10戦 ラリードイチェランド 2日目 結果

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 オット・タナク フォード フィエスタWRC 1h07m23.0s
    2 アンドレアス・ミケルセン シトロエン C3 WRC +5.7s
    3 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC +28.2s
    4 セバスチャン・オジェ フォード フィエスタWRC +30.6s
    5 エルフィン・エバンス フォード フィエスタWRC +52.1s
    6 ユホ・ハンニネン トヨタ ヤリスWRC +1m14.7s
    7 クレイグ・ブリーン シトロエン C3 WRC +1m24.5s
    8 ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ ヤリスWRC +1m54.7s
    9 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC +2m29.5s
    10 ヤン・コペツキ シュコダ ファビア R5 +3m36.2s
  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド 初日レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド 初日レポート

    8月17日(木)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・ドイチェランドが、ドイツ西部で開幕。競技初日デイ1としてスーパーSSがザールブリュッケンの市街地コースで行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合6位、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)が総合12位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #12号車)が総合13位となった。

    今シーズン3回目のターマック(舗装路)イベントとなるラリー・ドイチェランドのデイ1は、ボスタルジーのサービスパークから約50km南に位置するザールブリュッケンで競技がスタートした。市街地に設けられたスーパーSSのコースは全長2.05kmと走行距離は短いが、コンクリートのブロックに囲まれているためミスは許されない。そのためドライバーたちは細心の注意を払って最初のステージを走行し、ヤリスWRCは3台すべてが明日のデイ2へと駒を進めた。

    競技2日目となる8月18日(金)のデイ2は、ボスタルジーのサービスパークを中心に、7本のSSが行われる。SS3、SS4、およびその再走ステージであるSS6、SS7はラリー・ドイチェランドの名物である、ブドウ畑内の狭い道を走行するコース。雨が降ると路肩の泥がコース内に流れ込み非常に滑りやすくなる。7本のSSの合計距離は108.51km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は441.61kmとなっている。

    トム・フォウラー (チーフ・エンジニア)

    ドライバーはシェイクダウンでクルマの仕上がりに満足していました。ただし、路面が泥に覆われ急激に滑りやすくなっていったので、タイム自体にあまり意味はないと思います。彼らはSS1を問題なく走り終えましたが、本当の戦いは明日からです。ラリー・ドイチェランドは、ラリー・モンテカルロと同じように路面とタイヤのグリップ力が頻繁に変わるため、その変化の見極めが難しく、準備がとても難しいラリーです。また、ラリー・ドイチェランドは天気が変わりやすいイベントでもあり、どうやら週末の天気はあまり良くないようです。しかし、ここまでのところ、すべてがうまく進んでいると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    午前中のシェイクダウンはとても難しい条件での走行となりました。多くの観客が集まったザールブリュッケンでのスーパーSSも決して簡単ではなく、自分たちが走る前に他の選手のアクシデントを見ていたので、とにかくミスをしないように集中力を高め、クリーンな走りを心がけました。結果的に良い走りができたと思います。ラリー・ドイチェランドは、今シーズンもっとも難しいラリーのひとつになるでしょうが、過去には良い思い出もあるので、4位以内でのフィニッシュを目指します。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    クルマは全体的に良いフィーリングですが、朝のシェイクダウンのコースは、大量の泥により舗装された部分が見えないようなところもあり、とても難しく感じました。しかし、ラリーでは同じステージを2回目に走る時など、そのような路面条件となる可能性が高いため、良い経験になったと思います。今晩のスーパーSSはうまく走ることができました。明日も好位置につけられるよう頑張りたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)

    ラリー・フィンランドでの勝利はすでに忘れ、新たなる気持ちで今回のラリーに臨んでいます。シェイクダウンのコースは本当に滑りやすく、細心の注意が必要でした。しかし、あのような悪条件でのターマックの走りかたを知ることもまた重要なので、できるだけ多くの経験を積もうと試みました。ターマックをこのクルマでどのように走るべきなのか、まだ学習中ですので、今週末は学びを得ながらの戦いとなるでしょう。今晩のスーパーSSでは何も問題なく走れたので、明日も引き続き同じように走りたいと思います。

    関連:【WRC】 ラリー・ドイチェランド:ヤン・コペツキが初日のトップ