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  • WRC | トヨタ 第9戦 ラリー・ドイチェランド プレビュー

    WRC | トヨタ 第9戦 ラリー・ドイチェランド プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、8月16日(木)から19日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・ドイチェランドに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    前戦ラリー・フィンランドで、タナック/ヤルヴェオヤ組が今シーズン2勝目を飾り、チームは高いモチベーションを持ってラリー・ドイチェランドに臨む。ドイツは今シーズン3回目、そして4月の第4戦ツール・ド・コルス(フランス)以来となるターマック(舗装路)ラリーだが、コースのキャラクターはツール・ド・コルスと大きく違う。ラリー・ドイチェランドはもともと異なる地域で開催されていた3つのラリーが合体し、ひとつの大きなイベントになったという歴史がある。そのため地域ごとにステージの特徴はかなり異なる。トリアーの町から近いモーゼル河沿いのステージは、ブドウ畑の中の狭く曲がりくねった道を走行する。バウムホールダー軍事演習場が舞台となる「パンツァープラッテ」をはじめとするステージは、舗装路面の状態が刻々と変わり、コンクリート状の路面はグリップ力が低く、特に雨が降ると非常に滑りやすくなる。また、サービスパークが置かれるボスタルジー(ボスタル湖)周辺のザールラント地方のステージは全体的に道幅が狭く高速。それぞれの地域ごとに最適なクルマのセットアップは異なり、変わりやすい天気がセットアップとタイヤ選択をさらに難しくする。

    今年のラリー・ドイチェランドはザンクト・ヴェンデルの町がスタート&フィニッシュ地点となり、16日(木)にはデイ1としてオープニングのスーパーSSが行なわれる。17日(金)のデイ2は2本のブドウ畑のステージを含む3本のステージを各2回走行。18日(土)のデイ3はバウムホールダー軍事演習場を中心とする4本のステージを各2回走る。そして、競技最終日となる19日(日)のデイ3はブドウ畑のステージを2回走行し、ボーナスポイントの獲得がかかるパワーステージに指定された、ボーゼンベルグのSSでラリーは閉幕する。4日間で18本のSSを走行し、その合計距離は325.76km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1221.89kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    良いフィーリングでラリー・ドイチェランドに臨む事ができると考えています。ラリーに向けての事前テストは上手く行ったと思いますし、ここまでのところ、ヤリスWRCは舗装路で高いパフォーマンスを示しています。今回のラリーでも進化の継続を期待しています。昨年積み重ねた経験により、我々はいくつかのの領域について改善をしてきました。オットは昨年ドイツで優勝しており、きっと今年も活躍してくれるはずです。一方、ヤリ-マティとエサペッカは去年SSでベストタイムを記録しましたが、バウムホールダーのステージではパンクを喫し、その厳しさを知りました。道幅がとても狭く路面に泥が出ているようなステージもあり、このラリーではミスをしやすいので注意が必要です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    ラリー・フィンランドが終わってリラックスしていますし、良いフィーリングでラリー・ドイチェランドを迎えられそうです。引き続き好調を保ち、今年の終わりまで良いリズムで戦い続けられる事を期待しています。去年の時点で我々のクルマには既に高い競争力があったので、今年のドイツでもきっと速さがあるでしょう。畑の中の田舎道は狭く、高速で私にとってはとても楽しめるステージです。また、軍事施設内のステージにも良いセクションがいくつかあります。ただし、このラリーは天気が変わりやすいので、しっかりと準備をして臨まなくてはなりません。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    フィンランドで優勝した事もあり、ドイツに向けては高い目標を設定しています。これからは、ひとつひとつのラリーで最高の結果を得ることを目標に掲げ、その上で再び選手権争いに加わる事ができるかどうか見極めたいと思います。私は多くの異なるタイプの道にチャレンジする事が好きなので、ドイツでは毎年ラリーを楽しんでいます。このラリーでは天気の変化を読む力がとても重要です。なぜならタイヤ選択が大きな差を生み、私は去年正しいタイヤ選択もあって勝利を手にする事ができたからです。ヤリスWRCの舗装路でのパフォーマンスはとても高いので、優勝争いをするための条件がすべて整っている事を期待していますし、とても自信があります。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    ラリー・ドイチェランドはいつも、非常にチャレンジし甲斐のあるラリーです。雨が降る事が多く、1日の間にしばしばコンディションが変わります。コーナーのイン側をカットして走ると泥が路面にかき出され、それがラリーを難しくします。私は過去にこのラリーで苦戦しましたが、困難に立ち向かう事は好きですし、再び舗装路を走るのはとても楽しみです。ツール・ド・コルスでは良いクルマのセットアップが見つかり、スピードも十分にありました。ドイツは大きく異なるラリーではありますが、ツール・ド・コルスの時と同じように良い走りができる事を願っています。

  • タミヤ、トヨタ ヤリスWRCの電動RCカーを発売

    タミヤ、トヨタ ヤリスWRCの電動RCカーを発売

    タミヤは、トヨタがWRC(FIA 世界ラリー選手権)に参戦するWRカー『ヤリスWRC』の電動RCカーを発売する。

    トヨタは、2017年に18年ぶりにWRCに復帰。初年度に2勝を記録し、ドライバーズ選手権で最上位4位、マニュファクチャラーズ選手権3位でシーズンを締めくくった。今年もヤリス WRCで参戦し、前戦ラリー・フィンランドで、オット・タナックが今シーズン2勝目を挙げている。

    タミヤは、1/10電動RCカーシリーズの新製品として「トヨタ ガズー レーシング WRT/ヤリス WRC」を発表。

    空力を追求した複雑なフォルムをポリカーボネートで実感たっぷりに再現。ライトケースやカナードなどはポリカーボネートの別部品、ドアミラーや大型リヤウイングも樹脂部品で用意したスケール感の高さが魅力。シャーシはシャフト4WDのTT-02を採用している。

    組立キット(58659)は2018年9月1日(土)ごろ発売。価格は12,960円(本体価格12,000円)。また、XBシリーズ(完成モデル:57903)は2018年9月29日(土)ごろ発売を開始する。価格は27,864円(本体価格25,800円)。

  • WRC ラリー・フィンランド | トヨタのオット・タナックが今季2勝目!

    WRC ラリー・フィンランド | トヨタのオット・タナックが今季2勝目!

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第8戦ラリー・フィンランドの競技最終日デイ4が7月29日(日)にいユバスキュラを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が今季2勝目を飾った。また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は総合3位でフィニッシュ。総合4位につけていたエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)は、クラッシュによりリタイアとなった。

    ラリー・フィンランドのデイ4は、ユバスキュラの東側エリアで2本のステージを各2回走行。デイ3で総合2位の選手に39秒のギャップを築いていたタナックは、注意深く最初の3本のSSを走行した。しかし、トップ5タイムを記録した選手にボーナスの選手権ポイントが与えられる、最終のパワーステージでは今ラリー12回目となるベストタイムを記録し、第5戦ラリー・アルゼンティーナ以来となる今シーズン2勝目を手にした。タナックとヤルヴェオヤはパワーステージを走り終えた直後、チーム総代表の豊田章男トヨタ自動車社長、チーム代表のトミ・マキネンと共にクルマのルーフ上に立ち、優勝の喜びを分かち合った。パワーステージを制しボーナスの5ポイントを獲得したタナックは、ドライバーズ選手権では依然3位ですが、2位の選手との差を大幅に縮めた。また、チームはマニュファクチャラーズ選手権2位のチームとの差をわずか1ポイントに縮めた。

    総合3位でデイ4をスタートしたラトバラは、2本のSSベストタイムを記録。総合2位の選手との差を2.5秒まで縮めたが、残念ながら逆転はならず。それでも、開幕戦ラリー・モンテカルロ以来となる総合3位でラリーを締めくくった。また、デイ3で総合4位に順位を上げていたラッピは、デイ4最初のSS20でクラッシュ。残念ながら完走を果たす事ができなかった。なお、ヤリスWRCはラリー・フィンランドの全23本のSSのうち、18本でベストタイムを記録するなど、高速グラベルラリーにおけるパフォーマンスを証明した。

    WRC次戦は、8月16日(木)から19日(日)にかけてドイツ西部のボスタルジーを中心に開催される、第9戦「ラリー・ドイチェランド」。完全なターマック(舗装路)ラリーとしては今シーズン2戦目となり、ブドウ畑の中の狭くツイスティな道、軍事演習場内の滑りやすいコンクリート路、そして一般的な峠道など、様々なタイプの舗装路を走行する。また、地形および季節的に雨が降る事も多く、路面がウェットになると途端に難易度が跳ね上がるのも、ラリー・ドイチェランドの特徴。

    豊田 章男(チーム総代表)
    トヨタガズーレーシングワールドラリーチームの本拠地で母国とも呼べる、ここフィンランドでの勝利が、これほど嬉しいものとは思いませんでした。この感動をもたらしてくれたチームのみんなにお礼を言いたいと思います。この場に一緒にいさせてくれて、そして、その一番高いところからの景色を見させてくれて本当にありがとう! ドライバー達が、ホームロードを心から楽しんで運転しているのが、コースサイドから見ていても伝わってきました。フィンランドの道が、ドライバーにとって楽しく、安心して走れるクルマをつくってくれたのだと思います。 今回初めて、チームのホームタウンで戦うラリーに参加し、地元の皆さんが、こんなにもトヨタガズーレーシングを温かくサポートし、応援してくださっている姿を見て、この地が本当の意味で「母国」なんだと実感することができました。SSやサービスパークには、トヨタガズーレーシングの旗やフィンランド、エストニアの国旗を振りながら「I love TOYOTA! I love Yaris!」と声援を送る人が溢れていました。街には「Welcome to my home roads」と書かれたヤリスの大きな看板が掲げられ、ハンバーガーショップに入れば店員がトヨタガズーレーシングのTシャツを着ていました。18年振りの復帰から2年目で、こんなにも我々が地元の皆さんに温かく迎え入れてもらえていることを知るとともに「母国」で勝利することの喜び、素晴らしさを知ることができました。応援してくださったファンの皆様に、あらためて感謝いたします。本当にありがとうございました。今シーズンの戦いはまだ続いて参ります。エストニア、フィンランド、日本の国旗が並んで掲げられる姿を今後もファンの皆様にご覧いただけるように、引き続き、チームのみんなと努力を重ねてまいります。応援よろしくお願いいたします。今はまだ、日本でのWRCは開催されておりませんが、もう一つの母国である日本で、今日のように三カ国の旗がはためくことを表彰台の上で空を見上げながら想像していました。近い将来、その日を迎えられたらと、改めて強く願っています。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    何という週末、何というラリーでしょうか! 我々にとって本当に素晴らしい瞬間でした。特にオットは、信じられないような走りを続け、最終のパワーステージでも勝利しました。また、最終ステージまで2位の座を競い続けたヤリ-マティの戦いも素晴らしかったと思います。彼の2位浮上は叶いませんでしたが、それでも我々にとってのホームイベントでこのような良い結果を得られた事に、とても満足しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    2位でフィニッシュするために、全力を尽くして走りました。本当に素晴らしい戦いができたと思います。ミスなくすべてを上手くまとめ、このようなハードな戦いを続けられた事で自信がつきました。久々にポディウムに上がり、しかもそれが地元のフィンランドだったこともあり、本当にハッピーです。オットの優勝も含め、チームにとって大きな意味を持つ結果だと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    すべてが自分が望んだように進み、完璧な週末となりました。金曜日は早い出走順によってかなり苦労しましたが、その後はリードを拡げて行く事ができました。完璧な準備をしてラリーに臨み、チームも手厚くサポートをしてくれました。すべてがひとつになれば、このような良い結果が得られるのです。私にとってホームイベントのようなこの1戦で、フィンランドに拠点を置くチームと共に挙げた優勝は特別なものです。そして、サポートしてくれた人々の前での勝利は格別な気分です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    残念ながら、私のラリーは今朝最初のSSをスタートした後すぐに終わってしまいました。クルマはとても良いフィーリングで、ミスは自分のせいです。コーナリングラインが少しワイドに膨らみ、タイヤが路肩の溝に落ちて木の切り株に当たりスピンしてしまったのです。金曜日は厳しいスタートになりましたが、その後状況は良くなりました。このような形でラリーが終わってしまったのは残念ですが、それでもオット、ヤリ-マティ、そしてチームが良い結果を得て嬉しく思います。

    ラリー・フィンランド デイ4の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2h35m18.1s
    2 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +32.7s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +35.5s
    4 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m35.6s
    5 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2m15.0s
    6 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m19.2s
    7 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +2m29.5s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +3m08.4s
    9 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3m51.8s
    10 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +8m37.4s
    R エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC)

  • WRC 第8戦 ラリー・フィンランド 3日目 | オット・タナックが首位を堅守

    WRC 第8戦 ラリー・フィンランド 3日目 | オット・タナックが首位を堅守

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第8戦ラリー・フィンランドの競技3日目デイ3が7月28日(土)にユバスキュラを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を守った。また、総合3位のヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、総合2位とのタイム差を縮め、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)は総合4位にポジションを上げた。

    ラリー・フィンランドのデイ3は、ユバスキュラの南側エリアに広がる4本のステージを各2回走行する、全8本のSSで競われた。デイ2でマッズ・オストベルグとの首位攻防戦を展開しトップに立ったタナックは、デイ3最初のSS12からSS16にかけて、5ステージ連続でベストタイムを記録し2位との差を最終的に39秒に広げた。

    デイ2で総合3位につけたラトバラは、SS16でベストタイムをタナックと分け合い、7本のSSでトップ3タイムを記録。その結果、総合2位との差を前日の17.3秒から5.4秒に縮め、総合2位の座を十分に狙える位置でデイ3を走り終えた。また、デイ2で総合8位だったラッピは、SS17から3ステージ連続でベストタイムをマークし総合4位に浮上。ヤリスWRCはデイ3の全8SSでベストタイムを記し、午後は3本のステージでトップ3を独占した。

    競技4日目最終日となる7月29日(日)のデイ4は、ユバスキュラのサービスパークを中心に4本のSSが行なわれる。そのうちSS21/23「ルイヒマキ」は、大きな三連ジャンプで知られるラリー・フィンランドの名物ステージ。また、最終ステージのSS23は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は45.72km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は192.97kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    本当に素晴らしい1日でした。3人のドライバー、そして我々のクルマのパフォーマンスは驚くべきものでした。今朝のオットのスピードは圧倒的で、もちろん凄い走りだったのですが、そうは見えずとても簡単に走っているようでしたし、すべてを自分のコントロール下に置いていたと思います。また、ヤリ-マティとエサペッカもどんどんと走りが良くなっていき、午後は確固たる自信を持って、とてもハードに攻めていました。きっと明日は面白い1日になると思います。特に、ヤリ-マティと2位の選手とのタイム差は少ないので、興味深い展開となるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    1日を通して楽しむ事ができました。午前中のステージでは依然スピードがやや不足していましたが、日中のサービスでクルマのセッティングを少し見直したところ、より良いフィーリングが得られ、さらにプッシュできるようになりました。攻めた結果としてタイヤの摩耗がかなり進みましたが、それでもなお速く走り続けられた事に自分でも驚きました。明日はもちろん、2位を目指してアタックするつもりです。ただし、そのためにリスクを冒すにしてもコントロールできる範囲内でアタックしなくてはなりません。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今日も全体的に良い1日でした。今朝の出走順は昨日よりもはるかに良く、良いリズムで走る事ができたので、それほど激しく攻めていなかったにも関わらず2位との差を拡げることができました。午後は路面がかなり荒れており、なおかつ十分な差を築いていたので、さらに慎重に走りました。正直なところ、抑えて走るのはあまり楽しくないのですが、リードをさらに拡げることができ良かったと思います。明日はスムーズで速いステージがあるので、とても楽しみです。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今日は、特に午後のステージで力強い走りができたと思います。午前中から楽しんで走り、ポジションを3つ上げる事ができました。そして午後のステージでは思いきり攻め、タイヤの摩耗をまったく気にせず走りました。実際、リスクのある大きな挑戦で、最後のステージではタイヤの表面にあまりゴムが残っていませんでしたが、それでもベストタイムを出す事ができました。明日は、私の後方の選手達に対するリードを守り続ける事を目標に走ります。

    ラリー・フィンランド デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2h13m18.2s
    2 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +39.0s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +44.4s
    4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m20.6s
    5 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m29.6s
    6 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m45.1s
    7 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2m07.6s
    8 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +2m17.9s
    9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m56.4s
    10 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3m34.5s

  • WRC 第8戦 ラリー・フィンランド 2日目 | オット・タナックが首位を堅守

    WRC 第8戦 ラリー・フィンランド 2日目 | オット・タナックが首位を堅守

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第8戦 ラリー・フィンランドの競技2日目デイ2が7月27日(金)にユバスキュラを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を堅守。デイ1で総合8位だったヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、総合3位に浮上。エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)は総合8位につけ、ヤリスWRCは全車がデイ2を走破した。

    ラリー・フィンランドのデイ2は、起伏が多い森林地帯のグラベル(未舗装路)ロードを舞台に、激しい首位争いが繰り広げられた。デイ1のSS1を制しトップに立ったタナックは、デイ2のSS2でもベストタイムを記録した。しかしSS3以降のステージは出走順が早いタナックに不利な路面条件となり、マッズ・オストベルグが首位に浮上。以降、頻繁に首位が入れ替わる首位攻防戦がしばらく続いた。しかし、SS9でトップに立ったタナックはその後ポジションを守り続け、オストベルグに5.8秒差をつけ総合1位でデイ2を締めくくった。なお、タナックはデイ2で合計5本のベストタイムをマークしヤリスWRCのパフォーマンスを証明した。

    デイ1総合8位のラトバラは、午前中のSS3でベストタイムを刻み、総合3位にポジションアップ。以降安定した走りを続け、総合2位のオストベルグと17.3秒差の総合3位で1日を終えた。また、ラッピはSS2でエンジンがストールし大幅にタイムロスしたが、午後はSS2番手タイムを2回記録するなどペースアップに成功。総合7位と僅か0.3秒差の総合8位につけ、さらなるポジションアップを目指してデイ3に臨む。

    競技3日目となる7月28日(土)のデイ3は、ユバスキュラのサービスパークを中心に8本のSSが行なわれる。そのうちSS14/17「カカリスト」は、有名なオウニンポウヤのステージの一部を走行する。また、SS13/19「ピラヤコスキ」は、2017年と完全に同じステージを走る唯一のSSとなる。8本のSSの合計距離は142.86km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は684.51kmと、4日間でもっとも長い距離を走行する1日となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    全体的に良い1日でした。オットはSSで3番手スタートと、決して簡単ではない出走順でした。今年の路面は過去にないほど乾いており、早い出走順のドライバーはルーズグラベルの掃除役を担うため不利な走行条件でしたが、それでもオットは信じられないような速さを披露してくれました。明日は出走順の不利が解消されるので、とても楽しみです。ヤリ-マティも、明日はきっとスピードを上げてくれるはずです。明日我々が走るステージで、彼はいつも飛ぶように速いので、期待しています。エサペッカは、朝センターデフに問題が起こりクルマの挙動が少しナーバスでした。しかし、問題が解決した午後は調子が良くなり嬉しそうでしたので、明日に期待したいと思います。我々にとってのホームラリーで、すべてが上手く進んでおり、とても嬉しく思います。競争は予想通り激化していますが、私には自信があります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    とても良い1日だったと思います。今朝最初のSSでは上手くリズムを掴めませんでしたが、2本目のSSでは掴む事ができました。また、クルマのセッティングをやや硬めに変更したところ、安定性が高まり満足できるようになりました。午後の最初のSSはやや慎重になり過ぎましたが、その後気合いを入れ直し3位の座を取り返す事ができました。今回は楽しんでドライブできていますし、明日はさらにドライビングを改善できるのではないかと期待しています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今日1日の自分の戦いに満足しています。クルマに大きな自信を感じてこのような道を走るのは、本当に素晴らしい気分です。エンジンのストールで少しタイムを失いましたが、それ以外は完璧でしたし、自分の力をすべて発揮できたと思います。出走順の影響で今日は路面が滑りやすく苦労しましたが、上位争いをしたライバルと明日は同じような条件で走る事ができるので楽しみです。ただ、そうはいっても簡単には行かないでしょう。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    朝は大変でした。最初のSSのジャンクションでエンジンをストールしたことで気分的にかなり落込み、その後走りのリズムを失ってしまいました。しかし、日中のサービスでエンジニアが小さな問題を発見し解決してくれたので、午後は状況が良くなり自分が期待していたようなスピードで走る事ができました。もちろん優勝が目標でしたが、ラリーはまだ2日残っているので、順位を上げるチャンスは十分にあると思います。

    ラリー・フィンランド デイ2の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 1h04m14.9s
    2 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +5.8s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +23.1s
    4 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +36.4s
    5 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +46.1s
    6 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +58.9s
    7 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +1m01.1s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m01.4s
    9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1m34.1s
    10 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m57.7s

  • WRC 第8戦 ラリー・フィンランド | トヨタのオット・タナックが初日首位

    WRC 第8戦 ラリー・フィンランド | トヨタのオット・タナックが初日首位

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第8戦 ラリー・フィンランドが7月26日(木)に開幕。デイ1としてユバスキュラの市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合8位につけ、ヤリスWRCは全3台が順調なスタートをきった。

    ラリー・フィンランドは、26日(木)の午前中に、ユバスキュラ近郊の全長4.26kmのグラベル(未舗装路)コース「ヴェサラ」でシェイクダウンが行なわれ、ラトバラが3番手タイムを、タナックが4番手タイムを、ラッピが10番手タイムを記録した。その後、夜7時からユバスキュラの市街地でスーパーSS「ハルユ」が行なわれ競技が開幕。ターマック(舗装路)とグラベル(未舗装路)の両方を含む全長2.31kmのショートステージで、タナックがベストタイムを記録しデイ1で首位に立った。

    競技2日目となる7月27日(金)のデイ2は、ユバスキュラのサービスパークを中心に10本のSSが行なわれる。そのうちSS4/9「アサーマキ」は新たに設けられたSSで、その他のSSもステージの一部が変更されている。また、SS3/8「ウリア」は、息を呑むようなビッグジャンプで知られるラリー・フィンランドの名物ステージ。10本のSSの合計距離は126.37km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は539.93kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    今晩最初のステージとは違い、午前中のシェイクダウンはラリー・フィンランドの主要なSSと共通する部分が多いグラベルコースでした。ただし、路面のコンディションが急速に悪くなっていったため、他のチームのクルマとのタイム比較は難しいと思います。我々のクルマに問題は何もなく、ドライバーたちもクルマのセットアップを大きくは変えませんでした。今年のSSはテクニカルでツイスティなセクションが増えましたが、それでも大部分は道幅が広く、ハイスピードでジャンプも多い典型的なラリー・フィンランドのステージです。そのような道に対し我々は自信を持っていますが、ライバルも進化しており、有利な出走順の選手もいるので、明日からの競争はかなり激しくなるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    最初のSSのタイムは悪くなかったと思います。いくつかミスをしましたが、重要なのはステージを走りきり、ラリーをスタートした事です。今朝のシェイクダウンは順調で、途中で小さなセッティング変更を施したところ、クルマのフィーリングはとても良くなりました。今回のラリーでの第一目標はミスなく走る事ですが、もしすべてが上手く行けば、表彰台フィニッシュや、優勝争いに加わることもできるはずです。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    最初の市街地SSは、途中にかなりハイスピードなセクションもあり、とても挑戦し甲斐がある良いステージでした。ミスのない良い走りができて嬉しく思います。しかし明日は、今日と正反対ともいえるステージが我々を待っています。朝のシェイクダウンでは、ラリー本番に向けて準備がすべて整っていることを確認しました。我々のクルマはこのラリーで高い戦闘力があると思いますので、それを最大限引き出して走る必要があります。きっと長く、厳しい戦いになるでしょうが、我々の目標はトップに立つ事です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    ユバスキュラの中心部でラリーをスタートするのは、いつも良い気分です。多くの観客が集まり、多くの人がフィンランド人選手や我々のチームを応援してくれます。SS1ではミスなく、去年よりも良い走りができました。また、朝のシェイクダウンでもクルマのフィーリングは良く、運転が簡単に感じられ、リスクを冒すことなく走りました。明日からのステージは滑りやすいルーズグラベルに覆われた路面が多く、出走順がタイムに大きく影響します。そのため明日の午前中のステージはかなり重要で、出来る限り良い走りをして、良い位置を狙いたいと思います。

    ラリー・フィンランド デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 1m49.2s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.7s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.8s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.9s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.7s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1.8s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1.8s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.3s
    9 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +2.6s
    10 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.6s

  • WRC | トヨタ:第8戦 ラリー・フィンランド プレビュー

    WRC | トヨタ:第8戦 ラリー・フィンランド プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、7月26日(木)から29日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦ラリー・フィンランドに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#9号車)の3台のヤリスWRCで参戦する。

    ラリー・フィンランドは、WRC全戦の中でもっとも平均速度が高いグラベル(未舗装路)イベント。サービスパークはフィンランド中部の都市ユバスキュラに置かれ、サービスパークを中心に森林地帯の道で競技が行われる。

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのファクトリーはユバスキュラの近郊にあり、チームにとってラリー・フィンランドはホームイベントとなる。また、ラトバラとラッピはフィンランド人、そしてタナックはフィンランド近隣エストニアの出身であり、彼らにとっては他のラリー以上に大きな意味を持つ1戦。ヤリスWRCでの初参戦となった昨年は、ラッピが初の総合優勝を遂げ、ユホ・ハンニネンが総合3位に入るなど、チームはシーズン最高の結果を得た。

    ラリー・フィンランドのグラベルステージは、全体的に非常に高速で路面はフラット。大きなジャンプや、うねりのあるクレスト(丘)越えが連続するため、精度の高いペースノートと、正確なライン取りが重要となる。例年、上位を争う選手達のタイム差は少なく、僅かなミスが勝負に大きな影響を及ぼしす。今年のSS(スペシャルステージ)は、2017年に使われたSSのうち約65%が変更され、全体の40%近くが新規となる。

    競技は7月26日(木)の夜、ユバスキュラの公園を舞台とする「ハルユ」のSSでスタート。27日(金)から29日(日)にかけて、森林地帯のグラベルSSでハイスピードな戦いが行われる。4日間で23本のSSが行なわれ、その合計距離は317.26km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1426.84kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    フィンランドはチーム全員にとってエキサイティングなイベントです。フィンランドのファンからは特に素晴らしいサポートを受けていますし、オットを応援するためエストニアからも多くのファンが訪れるはずです。昨年のこのラリーでの優勝は我々にとって特別な事でした。そして、その再現が今回の目標です。ヤリスWRCはフィンランドのような道との相性が良く、我々の3人のドライバー達もハイスピードなコースに自信を持っていますので、全員が優勝争いに加わる事ができると信じています。ラリーに向けて良い準備が出来ていますが、それでもライバルとの戦いはきっと激しいものになるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
    ラリーを心待ちにしています。私にとっては、シーズン後半戦をポジティブにスタートするための大きなチャンスです。私のホームイベントということで、力強い応援をいつも感じていますし、フィンランドで作られたクルマをドライブする今はさらに強くそう思います。昨年はチーム全員が一体となっていることを強く感じました。今年はルート変更があり、それが大きなチャレンジのひとつでもあります。いくつかのステージは過去に走った事がありますが、随分と昔の事ですし、知らないセクションもかなりあります。ですから、より公平な条件での戦いとなるでしょう。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    ラリー・フィンランドは私のお気に入りのラリーのひとつです。非常にハイスピードであり、ジャンプでは高い技術力が求められるなど、かなり特殊なラリーです。道をリスペクトして走らなくてはなりません。今年は、私が知らない新たな道がコースに組み込まれ、より大きなチャレンジになりそうです。プレイベントテストに加え、先週末にはラリー・エストニアに出場し準備は万端です。ラリー・エストニアでは多くのファンの前で優勝する事ができましたが、彼らの一部はきっとラリー・フィンランドにも来てくれるでしょう。フィンランドでもファンに良い結果を報告できるように、頑張りたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    私にとってラリー・フィンランドは常に特別な1戦でしたが、昨年優勝した事によって、さらにその想いが強まりました。とても楽しみであるのと同時に、今年はより大きなプレッシャーを感じます。もちろん良い結果を望んでいますが、それは誰もが同じなので頑張らなくてはなりません。優勝のハードルは昨年よりも上がっていると思います。チーム内での、そしてライバルチームの選手との戦いはさらに厳しくなるでしょう。また、新たに設定されたステージも、大きなチャレンジとなります。我々のクルマには競争力があるので、良いペースノートを作り、良いドライビングの流れを掴むことに集中したいと思います。

  • 【WRC】 トヨタ、キミ・ライコネンのテストに前向きな姿勢

    【WRC】 トヨタ、キミ・ライコネンのテストに前向きな姿勢

    トヨタWRCチームの代表を務めるトミ・マキネンは、フェラーリのF1ドライバーであるキミ・ライコネンにヤリス WRCでのテスト機会を与える準備をしている。

    フェラーリと1年ごとの契約を結んでいるキミ・ライコネン(39歳)は来季の去就が不明となっている。フェラーリは、今季ザウバーでF1デビューを果たし、4度の入賞を果たす活躍をみせている育成ドライバーのシャルル・ルクレールの昇格を検討しているとされている。

    F1モナコGPでは、キミ・ライコネンがトヨタからWRCに復帰するとの噂が流れた。噂は双方が否定することで鎮まったかに思えたが、トヨタのチーム代表を務めるトミ・マキネンは、キミ・ライコネンのテストのためのドアは開かれていると Autosport に語った。

    「彼は今は何もテストをしていないが、してもいいはずだ」とトミ・マキネンはコメント。

    「彼がクルマを走らせたければ、私は彼を走らせるだろう。疑問はない。

    トミ・マキネンは、2009年にラリーフィンランドに先駆けて、キミ・ライコネンをフィンランドとイタリアのイベントに出場させている。

    「彼がどのような走りをするかはわかっている。彼はとてもいい走りをするし、クレイジーではない」とトミ・マキネンは付け加えた。

    キミ・ライコネンは、一時F1を離れて2010年から2011年にWRCに参戦。初シーズンのトルコでの5位入賞がベストリザルとなっている。

    以前からキミ・ライコネンは将来的にラリーに復帰する可能性を口にしており、特に新生代のWRカーをテストすることに熱心だとされている。

    現在、トヨタWRCのスポーティングディレクターを務めるカイ・リンドストロームは、キミ・ライコネンのすべてのラリーでコ・ドライバーを務めている。

    「皆さんもキミがフィアットで数回ラリーを走ると言う前にドライブをしていたことはご存じだろう」とカイ・リンドストロームはWRCにフル参戦する前の2009年にS200アバルトでラリーに参戦していたことに言及。

    「彼はまだ何も言っていない。彼は1戦くらいラリーをしたいと言うかもしれない。彼がクルマに乗るのは興味深いだろう。だが、まだ何も話していない」

    カイ・リンドストロームは、「トミはライコネンは非常に面白い男だ」と話していると明かし、もしキミ・ライコネンがトヨタでラリーに出たいと言った場合にはそれが実現するのは“簡単”なことだとしつつも、期待しすぎないように警告した。

    「トミは彼のことをよく知っているし、キミは私のことをよく知っている」とカイ・リンドストロームはコメント。

    「だが、この種の話は本当に慎重でなければならない。もし我々が何かを言えば、突然、キミがクルマに乗るとか、チームからフル参戦するなどと報じられてしまう。その種のことは、ちょっとばかげている」

    5度のWRCチャンピオンであり、今シーズンも6度目のチャンピオン獲得にむけて好パフォーマンスを披露しているセバスチャン・オジェは、キミ・ライコネンがWRCに復帰することになれば、それはWRC界にとっても良いことだと語る

    「もし彼が復帰したいのであれば、彼は良い仕事をすると確信している」とセバスチャン・オジェはコメント。

    「彼がそれは望んでいるかだけの問題だ。だが、ライコネンのような名前が参戦することは、このスポーツにとって決して悪いことではない。それは確かだ」

    しかし、2010年にキミ・ライコネンとシトロエンのジュニアチームでチームメイトだったセバスチャン・オジェは、ライコネンは不在の間にWRカーはかなりの進化を遂げていると警告する。

    「僕たちは数年前に彼がWRCに来たときのことを覚えているし、彼は苦労していた。しばらくラリー離れてて戻ってくるのは簡単なことではない。特に今は彼が以前参戦していた時と比べてさらにレベルは高くなっていると感じている」

    キミ・ライコネンに関しては、マクラーレンも2019年のFドライバーとして起用を検討していると報じられている。

  • 【WRC】 トヨタ:ラッピが総合3位で今季初の表彰台 / ラリー・イタリア

    【WRC】 トヨタ:ラッピが総合3位で今季初の表彰台 / ラリー・イタリア

    2018年 FIA世界ラリー選手権 (WRC) 第7戦ラリー・イタリア サルディニアの競技最終日となるデイ4が6月10日(日)、サルディニア島のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合3位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合7位で、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)が総合9位でフィニッシュ。ヤリスWRCは全3台が完走を果たした。

    ラリー・イタリア サルディニアの最終日デイ4は、アルゲーロの北側で4本のSSが行なわれた。前日から続いた好天により路面は全体的にドライコンディションとなったが、それでも一部濡れた路面も残り、突然タイヤがグリップを失うような難しいコーナーも数多くあった。デイ3で総合3位に順位を上げたラッピは、2位とも4位ともタイム差が大きく開いていたため、無理に攻めることはせず安定した走りを続け総合3位を堅守。今シーズン初めて表彰台に上がり、ドライバーズ選手権ランキング4位に順位を上げた。オルタネーターのトラブルによりデイ3の最終SSを走り終えた後リタイアしたラトバラは、サービスでクルマを修復しラリー2規定に基づき再出走。デイ3よりもひとつ順位を上げ、総合7位でフィニッシュしポイントを獲得した。また、デイ3で再出走したタナックはトップ3タイムを何度も記録し、ボーナスの選手権ポイントがかかる「パワーステージ」に指定された最終SSでも3番手タイムをマーク。総合順位を上げることはできなかったが、貴重な選手権ポイントを獲得しドライバーズ選手権ランキング3位の座を守った。

    WRC次戦は、7月26日(木)から29日(日)にかけて、フィンランドのユバスキュラを中心に開催される第8戦「ラリー・フィンランド」。ユバスキュラ近郊にファクトリーを構えるTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamにとってはホームイベントであり、昨年はラッピがWRC初優勝を果たし、ユホ・ハンニネンが3位に入るなどチームにとって2017年のベストラリーとなった。ラリー・フィンランドはWRCでもっとも平均速度が高いグラベルラリーであり、サスペンション、エアロダイナミクス、エンジンパフォーマンスなど、クルマの総合的なパフォーマンスが求められる1戦だ。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    表彰台フィニッシュというエサペッカの結果は、素晴らしいものです。金曜日には少しタイムを失いましたが、その後は本当に良い走りでした。集中力を切らさず、ミスもしなかった彼の今回の戦いは、ポディウムに相応しいものでした。もっとも、ヤリ-マティもオットも表彰台争いをできるだけの速さがあったので、完全には満足していません。彼らふたりのクルマに問題が起こってしまい、本当に運が悪かったと思いますが、これがラリーというものですし、あのような事は特に今回のように荒れたラリーでは十分に起こり得るものです。今年のサルディニアは我々が予想していた以上にタフで、多くのクルマに問題が起こりリタイアをしました。荒れた路面にも関わらず皆全開でアタックしているので、クルマが強いだけでは十分ではなく、運も少し必要なのです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    昨日は残念な結果となってしまいましたが、再出走することができて本当に良かったと思います。クルマのフィーリングは良く、タイヤをセーブしていたにも関わらずタイムも上々でした。運悪く最後のパワーステージではコーナーでエンジンをストールさせてしまいました。左コーナーに少し高い速度で入ったところ、轍が非常に深く失速したのです。今回は本当に表彰台に立ちたかったのですが、ポジティブな気持ちで休暇をとり、次戦フィンランドで再挑戦します。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    とてもタフな週末でしたが、多くを学びました。何が、どのような理由で起こったのかをきちんと理解し、今後同じ問題が起こらないようにする必要があります。全体的にクルマのフィーリングは良く、速さも十分にありました。我々に少し足りていなかったのは一貫性ですが、必ずや克服できると思います。チームは依然成長過程にありますが、急速に学習しています。私はチームを信頼していますし、困難を乗り越えることで我々はより強くなれると信じています。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今日は問題なくクルマをフィニッシュに導くことが、自分たちの仕事でした。私自身とチームの自信を高めるために、今回の結果はとても重要な意味があります。ポディウムフィニッシュに値する戦いをしたと、自分でも思います。今回より前にもチャンスはありましたが、自分のミスでその機会を失ってしまいました。前戦ポルトガルと今回のサルディニアではミスなくラリーを戦うことができ、一貫性とパフォーマンスを両立できたので、この良い流れを次戦フィンランドに繋げたいと思います。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ4の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 3h29m18.7s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.7s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m56.3s
    4 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m55.2s
    5 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +3m10.9s
    6 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +4m31.7s
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +11m22.1s
    8 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +13m14.6s
    9 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +13m18.2s
    10 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +15m30.4s

  • 【WRC】 トヨタ:第7戦 ラリー・イタリア サルディニア 3日目レポート

    【WRC】 トヨタ:第7戦 ラリー・イタリア サルディニア 3日目レポート

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・イタリア サルディニアの競技3日目デイ3が6月9日(土)にサルディニア島のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合3位にポジションを上げた。また、デイ2でのリタイア後ラリー2規定に基づき再出走したオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)は、前日の総合19位から9位に浮上した。

    なお、総合3位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、最終SSを走り終えた後リエゾン(移動区間)でクルマに問題が発生したため、走行を断念した。

    ラリー・イタリア サルディニアのデイ3は、アルゲーロの東側で7本のSSが行なわれた。デイ2は天気が安定せず、路面は一部ウェットで泥に覆われたステージも多くあったが、デイ3は概ね好天に恵まれ濡れていた路面も時間と共に乾いていった。デイ2で総合3位に順位を上げたラトバラは、4.4秒差の4位ラッピと激しいポジション争いを演じ、両者のタイム差はSS10終了時点で0.9秒に縮まった。その後僅差の攻防が続き、ラッピはSS13でベストタイムを記録するなど健闘したが、最終的にはラトバラが差を5.3秒に拡げ3位の座を堅守した。しかし、ラトバラのクルマはオルタネーターのトラブルによりサービスパークへと向かうリエゾンでストップ。自力での修理を試みるもサービスパークに戻ることはできず、デイからリタイアすることになった。チームはサービスパークでクルマを修理し、ラリー2規定に基づきデイ4で再出走しポイント獲得を目指す。一方、前日ジャンプの着地でクルマのフロントまわりにダメージを負いリタイアとなったタナックは、メカニックの渾身の作業により万全な状態となったクルマで再出走。10分のペナルティタイムを加算されながらもSS10でベストタイムを、SS14ではセカンドベストタイムを記録し、総合9位で1日を終えた。

    競技4日目、ラリー最終日となる6月10日(日)のデイ4は、アルゲーロのサービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行する。そのうち、SS18の再走ステージであるSS20「サッサリ~アルジェンティエラ」は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。 4本のSSの合計距離は42.04km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は172.27kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日、ヤリ-マーティとエサペッカはとても素晴らしい戦いを続けていたので、最終ステージの後ヤリ-マーティのクルマにトラブルが起きてしまい、本当に残念に思います。何が起こったのかを正確に調べている段階ですが、ステージを走り終えたあたりでバッテリーの電圧が落ちたようです。エサペッカは素晴らしい走りをしていたので、もし明日表彰台に上がったら、それは素晴らしい結果といえます。ヤリ-マティには明日の再出走を期待していますし、オットと共にポイント獲得のチャンスは十分にあると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    このような結果になってしまいましたが、それでも全体としては良い1日でした。SSだけを見れば、とても上手く走れていたと思います。路面が荒れている所では注意深く走り、スムーズな所ではハードに攻めました。エサペッカのタイムはとても良く、差がどんどんと縮まっていったので、最後のステージは全力で攻めましたが、フィニッシュ近くでオルタネーターの警告が表示され、その後ロードセクションでバッテリーの電圧が下がってしまいました。今回は絶対に表彰台に上がりたいと思っていたので本当に悔しいですが、明日も諦めずに戦い続け、できるだけ多くのポイントを獲得したいと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    昨日はとても悔しい1日となってしまったので、再出走は自分にとって非常に意味があることでした。今日は日中のサービスでクルマにいくつか変更を施し、午後はとても気分良く走ることができました。クルマはほぼ完璧で、良いリズムで走れたと思います。本当はあともうひとつ順位を上げたかったのですが、残念ながら最後のステージでなぜかパンクを喫し、差が少し開いてしまったため明日の挽回はやや難しい状況になりました。それでも最後まで諦めるつもりはありません。ひとつ上の順位を目指し、明日も全力でアタックします。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    とても楽しい1日でした。ヤリ-マティとの戦いは素晴らしく、あるステージでは私の方が速く、次のステージでは彼のほうが速く走るなど、午前も午後も良いバトルが続いていました。それだけに、ヤリ-マティのクルマに問題が起きる形で戦いが終わってしまったのは残念です。午後はクルマのフィーリングがとても良かったので、大きな自信を感じて走ることができました。ただし、自分たちよりも順位が上の選手とも、下の選手とも大きな差がついているので、明日はもうハードに攻める必要はありません。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ3の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 3h02m16.9s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3.9s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +54.2s
    4 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m01.8s
    5 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +2m03.9s
    6 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +3m13.6s
    7 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +10m41.4s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +10m48.3s
    9 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +12m27.4s
    10 マルティン・プロコップ/ヤン・トマネク(フォード フィエスタ RS WRC) +13m02.1s