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  • WRC | トヨタ:第10戦 ラリー・トルコ 2日目レポート … ラトバラが4位

    WRC | トヨタ:第10戦 ラリー・トルコ 2日目レポート … ラトバラが4位

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第10戦 ラリー・トルコの競技2日目が9月14日(金)にトルコ南西部のマルマリスを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)が総合4位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (8号車)が総合5位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合7位につけ、ヤリスWRCは全3台がデイ2の難しいコースを走りきった。

    ラリー・トルコのデイ2は、マルマリス北西の山岳地帯で3本のステージを各2回走行。6本のSSの合計距離は144.84kmと、4日間でもっとも長い1日になり、路面は一部濡れていたが、強い日差しと高い気温により全体的にはドライコンディションになった。事前の予想通り路面は非常に荒れており、クルマのボディとタイヤに大きな負荷がかかる過酷な環境下でのラリーとなったが、ヤリスWRCは全車がトラブルなく6本のSSを走破。ラトバラは経験に裏打ちされた安定した走りを実践し、トップと16.3秒差の総合4位で1日を終えた。また、タナックは午前中はやや苦しい展開となったが、デイ2最終のSS7で今大会初のベストタイムを記録。タナックはチームに加入した今シーズンの開幕戦からすべてのラリーでSSベストタイムを記録してきたが、その記録をさらに伸ばす事に成功した。

    競技3日目となる9月15日(土)のデイ3は、サービスパークの西側エリアで3本のステージを各2回走行する。そのうちSS8/11「イェシェレベレデ」は全長34.24kmと、今大会2番目に走行距離が長いステージ。6本のSSの合計距離は130.62km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は306.32kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日は非常に厳しいコンディションに直面しましたが、それでもヤリスWRC全車が技術的な問題なくサービスに戻って来られたのは喜ぶべき事です。ドライバーは皆、冷静にラリーを戦い、クルマにも強さがありました。また、最後のSSでのベストタイムには勇気づけられました。もしパフォーマンスの改善にもう少し集中して取り組めば、きっと継続的に良いタイムが出るはずです。明日はまた新しい1日ですし、このようなラリーでは依然あらゆる可能性が残されていると、私は思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    今朝の最初のステージは、前走車の土煙で視界が悪かったにも関わらず、良いタイムが出ました。その後のステージでは少しタイムを失ってしまいましたが、午後は状況が良くなりました。ステージはとても荒れていたので、とにかくクレバーに安定した走りを続けるよう集中し、ミスをしないように注意して走りました。その結果、1位と16秒差の4位で1日を終える事ができました。明日のステージは路面コンディションが今日よりも少し良いので、我々にとってはチャンスだと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    朝の路面コンディションは、予想していたよりも悪くありませんでした。ただし滑りやすいルーズグラベルによってタイヤのグリップレベルが十分に得られず、さらなる改善の必要性を感じました。午後は非常に大変でしたが、問題が起きないように走った結果、順位を上げる事ができました。そして、最後のステージは路面がとてもスムーズだった事もあり、良い走りができました。明日はさらにクルマが良くなるように、エンジニアと共に一生懸命努力しています。総合1位とのタイム差はまだそれほど大きくないので、トップ争いに加わるべく頑張りたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今朝のステージではかなり苦戦しましたが、それでも何とか問題なく走り切りました。午後の再走ステージでは路面がさらに悪くなる事が予想され、クルマが沈み込んだ際に岩で下まわりを打つ可能性が高まると考え、サスペンションのセッティングを硬めに変更しました。しかし、その結果タイヤのグリップ力が落ち、長いステージではかなりのタイムを失いました。そこで移動区間のリエゾンでいくつか調整を加えた所、グリップ力が回復しました。今日の終盤の良い流れを明日も保ち、安定したタイムを記録し続けられるように走りたいと思います。まだまだ長い距離が残っているので、いかなる事も起こり得るでしょう。

    ラリー・トルコ デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h52m28.2s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.3s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.6s
    4 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +16.3s
    5 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +31.9s
    6 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +35.1s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +36.8s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +50.1s
    9 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m02.9s
    10 ヘニング・ソルベルグ/イルカ・ミノア(シュコダ ファビア R5) +6m52.0s

  • WRC | トヨタ:第10戦 ラリー・トルコ 初日レポート

    WRC | トヨタ:第10戦 ラリー・トルコ 初日レポート

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第10戦ラリー・トルコが9月13日(木)に開幕。デイ1としてトルコ南西部のマルマリス市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合3位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合7位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合9位につけた。

    2010年以来のWRC開催となるラリー・トルコは16日の午前中に、サービスパークが置かれるマルマリスのアスパラン近くのグラベル(未舗装路)コースでシェイクダウンが行なわれ、ラトバラが3番手タイムを、タナックが4番手タイムを、ラッピが6番手タイムを記録した。その後、夜8時からマルマリスの中心部でのセレモニアルスタートに続き、市街地の特設ステージでSS1がスタート。3名のドライバーは全長2kmのステージを駆け抜け、順調にラリーのスタートを切った。

    競技2日目となる9月14日(金)のデイ2はサービスパークの北東、ムーラの周辺で3本のステージを各2回走行。そのうちSS2/5「チェティベリ」は全長38.10kmと、今大会最長の難関ステージとなる。6本のSSの合計距離は144.84km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は414.90kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    初めて出場するラリーですので、今朝のシェイクダウンはポルトガルの事前テストで導き出したセットアップをチェックする、大事な機会でした。レッキ(コースの事前下見走行)の段階で、自分達が予想していた以上に路面が荒れている事が分かったので、車高を少し上げる必要がありました。その調整作業は上手く行き、シェイクダウンでは技術的な問題もなく、とても良いタイムが出た事でドライバー達は満足していました。今回はきっと誰にとっても非常に過酷なラリーになると思いますので、信頼性と耐久性が重要となります。予め気温がかなり高くなると予想していたので、冷却系の改善に取り組んで来ました。既に事前テストの時点で自信を得ていましたが、今朝のシェイクダウンで温度を上手く制御できたので、さらに自信が深まりました。今晩の市街地ステージは問題なく終わり、明日からの本格的な戦いに向けて準備は万端です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    レッキで初めてステージを走りましたが、良いコンディションの道もあれば、非常に荒れた道もありました。きっと挑戦しがいのあるラリーになると思いますし、スピードよりも耐久力が重要になるでしょう。シェイクダウンでは最初の走行でクルマにかなり大きな衝撃を受けたので、車高をもっとも高い位置まで上げ、その状態で十分な安定性が得られるようにセッティングをしました。ラリー期間中はきっと様々な事が起こるでしょうから、冷静に、ミスなく走る事が重要です。今晩の最初のステージでは、それを実践できたと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    マルマリスはとても良い所ですし、オーガナイザーの歓迎も素晴らしく胸が弾んでいます。今晩の市街地SSは特に問題なく走り終えましたが、重要なのは明日からのグラベルステージです。レッキの時点でかなり荒れそうだと思っていましたが、今朝のシェイクダウンでそれを確信しました。我々が予想していたように、きっと信じられないくらい難しいラリーになるでしょう。シェイクダウンではクルマのフィーリングはとても良く感じられましたが、このラリーでは信頼性の高さこそが重要です。良いフィーリングを得られれば、それがスムーズな走りに繋がり、最終的に良い結果に結びつくと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今晩の最初のSSは上手く走れたと思いますが、明日以降のステージは今日とはまったく違います。シェイクダウンでのクルマの動きは良く、最初の2回は良い走りができました。しかし、その後サービスに戻りさらにもう1回走った時には、路面コンディションが劇的に変化していました。きっと誰にとってもタフなラリーになると思いますし、クルマを労り、そしてタイヤの摩耗に注意して走る必要があります。

    ラリー・トルコ デイ1の結果
    1 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2m03.9s
    2 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2.5s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +2.8s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3.1s
    5 カイエタン・カイエタノビッチ/マチィ・シュツェパニアク (フォード フィエスタ R5) +3.1s
    6 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +3.4s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +3.5s
    8 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +3.9s
    9 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +4.0s
    10 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +4.3s

  • WRC | トヨタ 第10戦 ラリー・トルコ プレビュー

    WRC | トヨタ 第10戦 ラリー・トルコ プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、9月13日(木)から16日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・トルコに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    第8戦ラリー・フィンランド、第9戦ラリー・ドイチェランドと2戦連続でタナックが優勝を飾り、チームは良い流れを維持すべく次なるイベント、ラリー・トルコに臨む。

    トルコでWRCが開催されるのは2010年以来となり、今回で7回目となる。ただし、開催地は以前にWRCが行なわれたトルコ南西部のアンタルヤ県や、北西部のイスタンブール県ではなく、地中海に面する南西部ムーラ県のマルマリスが中心となる。そのため、すべての参加者にとって新たな挑戦となり、ゼロの状態からペースノートを作らなければならない。レッキ(コースの事前下見走行)では、コースの情報をいかに正確にペースノートに書き記すかが重要な課題となる。

    ラリー・トルコは今シーズン6回目のグラベルラリーであり、様々な路面のステージが予想される。マルマリス周辺の道は比較的スムーズだが、北側に広がるムーラ周辺の山岳路は石や岩が多く、クルマとタイヤに厳しいステージといえる。WRCの規則によってトルコでの事前テストは禁じられているため、チームはトルコと似たような路面、気候で走行できるポルトガル南部で先週事前テストを実施し、ラリー・トルコに向けた準備を終えた。

    ラリーのサービスパークは、地中海に面したマルマリスの市街地から少し内陸に入ったアスパランに置かれ、そこを中心にSS(スペシャルステージ)が行なわれる。競技初日となる9月13日(木)は、夕方マルマリスの市街地でのセレモニアルスタートに続きスーパーSSが1本行なわれる。14日(金)のデイ2は、マルマリスの北側エリアで3本のステージを各2回走行。15日(土)のデイ3は西側エリアで3本のステージを各2回走る。そして、最終日となる16日(日)は、北側エリアでの2本のステージに加え、サービスパークの近くで2本のステージが行なわれる。そのうち、SS14の再走ステージかつ最終SSとなる「マルマリス2」は、ボーナスポイントの獲得が可能な「パワーステージ」に指定されている。SSは全部で17本用意され、その合計距離は312.44km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は875.34kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    直近2戦の結果は素晴らしく、もちろんその好調を維持するのが今回の目標です。しかしトルコはすべてのチームにとって初めてのラリーであり、知らない事が多くあります。私は初めてトルコでWRCが開催された2003年の大会に出場しましたが、コンディションは非常に厳しく、路面はかなり荒れていた事を覚えています。ただし今回は違うエリアでの開催となるため、一体どのようなコースなのか正確には分かりません。我々はできる限りの準備をしてきましたし、先週はポルトガル南部で成功裏にテストを終えました。我々がラリーで直面するであろう状況、特に高い気温に対する備えができたのではないかと思っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
    完全に新しいWRCイベントに向けた準備は数年ぶりです。新たにペースノートを作ったり、コースの特徴に対する知識が十分ではなかったり、同じステージを2度目に走る時に路面がどう変化するのかなど、未知なる事ばかりです。私は2008年にアンタルヤ周辺で開催されたWRCトルコ大会に初めて出場しましたが、非常に暑く、ロングステージはとてもハードで、タイヤに厳しいラリーでした。ですから今回もそれと似たようなラリーになるのではないかと予想していますし、かつてWRCが開催されていたアクロポリス・ラリーにも似ているのではないかと思っています。事前テストは上手く行き、特にサスペンションに関して進化があったので、クルマにはとても満足しています。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    最近2戦の良い結果にはもちろん満足していますが、それでも依然1戦、1戦が勝負です。ラリー・トルコに対するノウハウはあまりないため、どのようなラリーになるのか予想できません。荒れた路面での戦いになるだろうと言われていますが、実際どうなのかはレッキをすれば分かるでしょう。ただし、気温がかなり上がるのは間違いないと思います。ポルトガル南部での事前テストはトルコに向けて良い準備になりましたし、戦うために必要な事はすべてやったと思います。現時点でできる事はあまりなく、後は自分達で実際にステージを確認するだけです。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    トルコは予想外のラリーになると予想しています。路面は荒れていて、滑りやすいルーズグラベルが多く、タイヤマネージメントが鍵を握るだろうというのが、我々が得ている情報です。ですから、午後の距離が長い再走ステージが重要になるでしょう。事前テストでは、気温が35度程度の荒れた路面を走るとタイヤの摩耗がかなり進む事が分かりました。とはいえ、全体的にテストは非常に上手く行き、良いセッティングを見つける事ができました。何か新しい事を学ぶチャンスだと思いますので、チャレンジを楽しみにしています。今のところ、早い出走順でルーズグラベルで覆われた路面を走るのが私はあまり得意ではないので、それを改善したいと思っています。

  • WRC | 2019年にラリージャパンが復活へ!開催契約を締結

    WRC | 2019年にラリージャパンが復活へ!開催契約を締結

    2019年の世界ラリー選手権(WRC)でラリージャパンが復活することが発表された。

    今年1月、2019年の日本開催を目指してWRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会が発足。10年ぶりとなる日本でのWRC開催を目指して、様々招致活動を行ってきた。

    WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会は8月22日(水)に活動経過報告会を開催。

    WRCプロモーターとWRC日本ラウンドの開催契約を締結したことを発表した。日程は9月もしくは11月が候補に挙げられているものの、まだ決定しておらず、12月に発表されるFIAの国際競技カレンダーへ掲載されることで正式開催決定という運びになる。

    開催地は愛知県と岐阜県の2県にまたがる地域での開催を予定しており、イベント施設は愛・地球博記念公園(モリコロパーク)の使用を計画している。

    世界ラリー選手権(WRC)は、過去北海道でラリージャパンとして2004年から2010年までに日本ラウンドが6回開催されたが、その後は日本での開催はなかった。

  • トヨタ 豊田章男社長 「全力で走れるクルマをつくる責任を果たせていない」

    トヨタ 豊田章男社長 「全力で走れるクルマをつくる責任を果たせていない」

    トヨタ自動車の代表取締役社長でTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team総代表を務める豊田章男が、トヨタが1-3フィニッシュを果たしたWRC 第9戦ラリー・ドイチェランドについてコメントを発表した。

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第8戦ラリー・フィンランドの競技最終日デイ4が7月29日(日)にユバスキュラを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が今季2勝目を飾った。

    また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は総合3位でフィニッシュ。だが、総合4位につけていたエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)は、クラッシュによりリタイアとなった。

    豊田 章男(チーム総代表) コメント
    週末、ドイツで行われた世界ラリー選手権でタナック選手、ヤルヴェオヤ選手組が優勝し、フィンランドに続く2連勝を果たしてくれました。

    加えて、フィンランドでは悔しい想いをしたラッピ選手、フェルム選手組が3位表彰台に立ち、TOYOTA GAZOO Racing WRTとしては2戦連続での1-3フィニッシュとなりました。

    ヤリスWRCのエンジンは、ドイツにあるTMG(Toyota Motorsport GmbH)でつくられています。

    その設計・開発に携わる関係者が見守る地ドイツでドライバー達がポディウムに立った姿は、私にとっても、とても嬉しく、感動的なシーンとなりました。

    感動的な週末に導いてくれたチームのみんな、本当にありがとう。

    そして、いつも応援いただいているファンの皆様、今週も熱い声援を送ってくださり、ありがとうございました。

    一方で、悔しい想いもありました。

    ラトバラ選手がマシントラブルにより、ドイツの道を完走できずに終わってしまいました。

    先日、ラトバラ選手は、私に「ヤリスは乗りやすいクルマです」と話してくれました。

    今回も彼は「ヤリスの運転を心底楽しめている」と言ってくれていましたが、マシントラブルで彼のドライブを止めてしまいました。

    我々はドライバーが安心して全力で走れるクルマをつくる責任があります。しかし、まだ我々には、それが果たせていません。

    この悔しさを、しっかり受けとめもっといいクルマをつくるチャンスに変え、努力していかなければならないと、改めて、強く感じています。

    ドライバーが安心して走りを楽しめるクルマを目指し、今後も戦ってまいります。

    皆さま、引き続き、応援よろしくお願いいたします。

  • WRC ラリー・ドイチェランド | トヨタのオット・タナックが今季3勝目

    WRC ラリー・ドイチェランド | トヨタのオット・タナックが今季3勝目

    2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・ドイチェランドの競技最終日 デイ4が8月19日(日)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が、前戦ラリー・フィンランドに続き優勝を果たし、今シーズン3勝目を飾った。また、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は総合3位に入り、今季2回目の表彰台フィニッシュを達成した。なお、総合3位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、メカニカルトラブルによりリタイアとなった。

    ラリー・ドイチェランドのデイ4は、モーゼル河近くのブドウ畑を中心とする「グラフシャフト」のステージを2回連続で走り、その後サービスパーク方面へと移動。トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定された「ボーゼンベルク」の農道ステージを走行するという3本のSS計72.18kmでタイムを競った。

    デイ3で総合2位の選手に対し、43.7秒差を築いたタナックは安定した走りで最初の2本のSSを走破。最後のパワーステージは全開で攻め、セカンドベストタイムを記録して優勝を決めると共に、ボーナスの4ポイントを獲得した。今回、タナックはSS2を除く全てのSSで首位の座を保ち続け、そしてヤリスWRCは初めてターマックラリーをリード。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは 2017年のWRC参戦以来初となる、ターマックラリー優勝を果たした。

    デイ2で総合5位に順位を上げたラッピは、上位の選手が脱落した事もあってふたつポジションを上げ、総合3位でフィニッシュした。ただし、脱落した選手の中には、僅差の2位争いをしていたラトバラも含まれ、チームにとっては少し残念な結末となった。ラトバラはオープニングのSS16でクルマに技術的な問題が発生。自分たちの力で修復を試みましたが問題解決には至らず、リタイアを余儀なくされた。なお、タナックとラッピによるダブルポディウムにより大量のポイントを得たチームは、マニュファクチャラーズランキングにおいて、トップのチームと13ポイント差の2位に浮上した。

    WRC次戦は、9月13日(木)から16日(日)にかけてトルコで開催されるラリー・トルコ。トルコでのWRC開催は2010年以来だが、地中海に面したリゾート、マルマリスを舞台とするのは今回が初めて。ラリー・トルコの路面はグラベル(未舗装路)であり、フラットで高速なステージと、多くの石が転がる荒れた山岳ステージが入り混じった、複雑なコースになると予想される。また、9月中旬は日中気温がかなり上昇するため、クルマの熱対策が重要な課題のひとつとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々のチームにまたしても素晴らしい時間が訪れました。オットは前戦のラリーフィンランドに続き今回もまた週末を通して傑出していました。唯一、今朝ヤリ-マティのクルマに問題が起こってしまった事には失望しました。我々は彼が今日のステージできっと活躍するだろうと確信していたので、本当に残念に思います。運に恵まれなかったとも言えますが、できる限りヤリ-マティをサポートするつもりです。ドイチェランドはミスをしやすいラリーなのですが、エサペッカは、ミスなくクリーンな素晴らしい走りをしました。今回は、チーム全員の献身的な働きにより、ターマックラリーで素晴らしい結果を残す事ができました。そして、今季の残るラリーにも最大限の努力で臨もうと、皆がモチベーションを高めています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    最初のSSに向かうロードセクションで止まった時、ギヤを1速に入れようとしたのですが、入りませんでした。油圧ポンプが止まってしまったのです。ギヤチェンジを手動に切り替える事はできたのですが、油圧ポンプが作動していないためギヤボックスに大きなストレスがかかり、結局駆動を完全に失いました。今年は何度も運の悪い出来事に遭遇してきましたが、今週末は良いフィーリングを感じていただけに残念です。クルマのパフォーマンスは非常に高く、戦いを楽しめたことが今回1番の収穫です。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    間違いなく、今まででもっとも大変な思いをして手にした勝利です。週末を通して激しいバトルが続き、ひたすら全力で攻め続けなくてはなりませんでしたが、金曜日のブドウ畑のステージでは、快適に運転する事ができました。土曜日の午前中はあまり自信を持てなかったのですが、チームが日中のサービスでクルマを大幅に改善してくれました。そして今日は、クリーンな走りだけを心がけました。我々のチームは今週末本当に強く、とても満足しています。選手権争いについても正しい方向に進んでいると思いますが、それでも自分としては1戦、1戦を大事にしています。現在は次戦トルコに集中しており、できる限り万全な準備をしてラリーに臨みたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    本当に大変な週末でしたが、それでも問題もミスもなく戦い続けた結果、ポディウムに立つ事ができました。自分のまわりでは、昨日から今日にかけて色々な出来事がありましたが、それがラリーというものであり、自分もそのような経験をしてきました。週末を通して前進する事ができたと思いますが、それでもダーティな路面で限界がどこにあるのかを理解するためには、もう少し多くの距離を走る必要があります。ドイチェランドはミスに寛容なラリーではないので、今回はミスをしないよう、細心の注意を払って走りました。

    ラリー・ドイチェランド デイ4の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 3h03m36.9s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +39.2s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m00.9s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m34.5s
    5 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m02.9s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m13.8s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m39.1s
    8 マリヤン・グリーベル/アレクサンダー・ラーツ (シトロエン DS3 WRC) +10m41.2s
    9 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +13m12.8s
    10 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +13m16.6s
    R ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC)

  • WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド  | トヨタのオット・タナックが優勝

    WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド | トヨタのオット・タナックが優勝

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第9戦 ラリー・ドイチェランドの競技最終日 デイ4が8月19日(日)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が今季3勝目を飾った。

    競技4日目最終日となる8月19日(日)のデイ4は、ボスタルジーのサービスパークを中心に3本のSSが行われた。

    SS16とその再走ステージであるSS17「グラフシャフト」は、ふたたびモーゼル河畔のブドウ畑が舞台。そして、最終ステージのSS18「ボーゼンベルク」は、トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定された。

    オット・タナックは、2位に39.2差をつけて圧勝。前戦ラリー・フィンランドに続いて2連勝、今季3勝目を挙げた。2位にはティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)、3位にはエサペッカ・ラッピ(トヨタ)が続いた。

    ヤリ・マティ・ラトバラ(トヨタ)は、SS16でテクニカルトラブルによりリタイアで終えることになった。

    ラリー・ドイチェランド 結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +39.2s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m00.9s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m34.5s
    5 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m02.9s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m13.8s

  • WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 3日目 | トヨタのタナックがリード拡大

    WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 3日目 | トヨタのタナックがリード拡大

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第9戦 ラリー・ドイチェランドの競技3日目 デイ3が8月18日(土)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が首位の座を守った。また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は総合3位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は総合5位に、それぞれ順位を上げた。

    ラリー・ドイチェランドのデイ3は、バウムホールダー軍事演習場内の名物ステージ「パンツァープラッテ」や、ザールラント州のカントリーロードを舞台とするステージなど、4本のSSをサービスを挟んで各2回走行。8本のSSの合計距離は150.12kmに及んだ。デイ2で総合2位のセバスチャン・オジエ選手に12.3秒のリードを築いたタナックは、コンスタントな走りでタイム差を保っていた。そして、SS13でオジエ選手がパンクで大きく順位を落とした結果、新たに総合2位に浮上したダニ・ソルド選手とのタイム差は42.8秒になった。タナックは残る2本のSSを慎重に走り、最終的に43.7秒差を築いてデイ3を締めくくった。デイ2で総合5位に順位を上げたラトバラは、2本のベストタイムを記録するなど1日を通して好調を維持し、総合2位と僅か0.8秒差の総合3位にポジションを上げた。また、ラッピも1本のベストタイムと3本のセカンドベストタイムを刻み、総合5位に浮上した。

    競技4日目最終日となる8月19日(日)のデイ4は、ボスタルジーのサービスパークを中心に3本のSSが行われる。SS16とその再走ステージであるSS17「グラフシャフト」は、ふたたびモーゼル河畔のブドウ畑が舞台となる。そして、最終ステージのSS18「ボーゼンベルク」は、トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のSSの合計距離は72.18km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は240.37kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    3台のクルマがトップ5に入るという、これ以上ないくらい良い状況で明日の最終日を迎えることになりました。オットはリードをとても上手くコントロールし、明日はまだ何本か長いステージが残っていますが、十分なタイム差がある為、余裕を感じます。また、ヤリ-マティがライバルと僅差の戦いを楽しんでいる姿を目にして嬉しく思います。ヤリ-マティとエサペッカは明日さらに順位を上げるチャンスがあり、私には彼らが大きな自信を持っているように見えます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    とても楽しい1日でした。朝から良いスタートを切り、午後のステージも上手く行ったので嬉しい気分です。軍事施設内のステージではダニ・ソルド選手のペースに及びませんでしたが、ザールラントの農道ステージではかなりプッシュしました。ある所では彼の方が速く、またある所では自分の方が速いという様な感じでステージが進み、我々は非常に小さなタイム差で1日を終えました。このような戦いは本当に楽しいですし、明日もバトルが続く事を楽しみにしています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今日もまた良い1日となりました。ただし、これまでとは違うタイプの道をこのクルマで走る事に慣れなければならなかったため、午前中は簡単ではなく、タイム差も小さかったのでかなり激しくプッシュする必要がありました。しかし、日中のサービスで施したセッティング変更が上手く機能し、正しい方向に進んだ結果、午後はフィーリングがとても良くなりました。今は心からクルマを楽しんでいますし、快適に運転できています。2位との差は大きく広がり、明日はいくつかの良いステージが控えていますので、楽しんで走る事が何よりも大切だと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    全体としてはまあまあな1日でした。バウムホールダー演習場内のステージではかなり苦戦しました。今朝は足まわりのセッティングが柔らか過ぎて、午後のステージに向けてはそれを改善して臨んだのですが、それでも思うようにタイムが伸びずフラストレーションが溜まりました。一方で、農場内のステージでは良いフィーリングで走る事ができ、2回目の走行では土や砂利が路面に広がっていたにも関わらず良いタイムを記録できました。総合4位の選手とのタイム差はとても少ないので、明日どのような展開となるのか楽しみです。

    ラリー・ドイチェランド デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2h23m27.1s
    2 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +43.7s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +44.5s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +52.5s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +58.8s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m50.7s
    7 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m51.2s
    8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m57.0s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +2m20.4s
    10 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m34.4s

  • WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 2日目 | トヨタのタナックが首位堅持

    WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 2日目 | トヨタのタナックが首位堅持

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第9戦 ラリー・ドイチェランドの競技2日目デイ2が8月17日(金)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を堅持した。また、デイ1総合15位のヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は総合5位に、総合12位のエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は総合7位に、それぞれ順位を上げた。

    ラリー・ドイチェランドのデイ2は、モーゼル河畔のブドウ畑内のステージを始めとする、3本のステージを各2回走行した。タナックはオープニングのSS2こそ3番手タイムに留まったが、以降はSS3からSS7にかけて5ステージ連続でベストタイムを記録。2位の選手とのタイム差を12.3秒に拡げた。ちなみに、ターマック(舗装路)ラリーでヤリスWRCがラリーをリードしたのは2017年参戦以来初めてであり、ターマックでのクルマの進化を確認できた1日となった。ラトバラとラッピは、1日を通してライバルチームの選手と僅差の総合4位争いを続け、ラトバラは安定した走りで総合5位に。総合4位の選手との差は僅か1秒。また、ラッピはSSの2番手タイムを2回記録。SS2からSS4にかけて総合4位につけていたが、その後ややペースが上がらず総合7位で1日を終えた。

    競技3日目となる8月18日(土)のデイ3は、ボスタルジーのサービスパークを中心に4本のSSを各2回走行する。そのうちSS8/12「アリーナ・パンツァープラッテ」、SS9/13「パンツァープラッテ」は、バウムホールダー軍事演習場内を走行するラリー・ドイチェランドの名物ステージ。軍事演習場内の道は舗装路ながら路面の状態が目まぐるしく変わり、アスファルトではなくコンクリートで舗装された特殊な路面も多くある。全般的にタイヤに厳しい路面が続き、特にパンツァープラッテは全長38.57kmと今大会最長のステージのため、タイヤの摩耗コントロールが非常に重要となる。8本のSSの合計距離は150.12km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は453.94kmと、デイ3は4日間でもっとも長い距離を走行する1日となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)昨日から今日にかけての7本のSSで6本のベストタイムを記録し、このような順位でデイ2の夜を迎えられ、本当に素晴らしい気分です。オットはクルマに全幅の信頼を寄せているので、とてもイージーに走っているように見えます。ターマックにおけるこのクルマのパフォーマンスは、去年のシーズン始めからチーム全員が続けてきたハードワークの産物です。また、ヤリ-マティとエサペッカもクルマに良いフィーリングを感じていると思います。このラリーはコースコンディションの違いが大きいため、走りに自信を持つのが本当に難しいのですが、彼らは明日に向けて良いポジションにつけています。明日のパンツァープラッテのSSは一部の道がかなり荒れていますが、非常にハイスピードなコースなので全開で走らなければなりません。いかなる事も起こりうるステージだと言えます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    今朝は、これまで経験したことがないくらい後方からのスタートだったため、路面に多くの泥が出ており、そのようなコンディションに対する自信がやや欠けていました。しかし、日中のサービスでフロントデフのセッティングを少し変えたところ、午後のステージでは状況がかなり良くなりました。午後の再走ステージ、特にミッテルモーゼルの2回目のSSの走りにはとても満足していますし、明日は良い戦いができると思います。明日は、このラリーで自分が最も好きなステージが続きます。道幅が広いため、より多くのレーシングラインを通れることが、気に入っている理由です。また、路面が今日のステージよりもクリーンである事も、私には合っています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    ほぼ完璧な1日でした。良いドライビングができたと思いますし、クルマも本当に良く走ってくれました。このクルマで、本日のような非常に特殊なステージを走るのは初めてでしたし、すべてが自分にとっては新しい体験でした。しかし、すぐに対応する事ができ、最初のステージから良いリズムが感じられたので、1日を通して思いっきり攻める事ができました。午後のステージは、ランチタイムに雨が降ったためコーナーごとにタイヤのグリップレベルが異なり、とても難しく感じました。それでも、ミスのないクリーンな走りができました。明日は、挑戦し甲斐があるバウムホールダー演習場内のステージを走るなど大変な1日となるでしょうが、自分のアプローチは今日と変わりません。まだまだ先は長いので、集中力を最後まで保ち続ける必要があります。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    午前中の1回目の走行はとても良かったと思います。路面のコンディションは良好で、クルマも最高でした。しかし午後は状況が大きく変わり、ブドウ畑の道はいくつかのコーナーで泥や砂利が多く出ていて滑りやすく、かなり苦戦しました。ただしクルマに問題があった訳ではなく、自分が自信を持てなかっただけです。絶対にミスをしたくなかったので、少し抑え過ぎてしまいました。とはいえ、明日は長い1日ですし出走順も悪くありません。4位の選手との差はたった5秒なので、頑張りたいと思います。

    ラリー・ドイチェランド デイ2の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 59m22.6s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +12.3s
    3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +27.4s
    4 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +37.8s
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +38.8s
    6 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +42.7s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +42.8s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +58.0s
    9 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +59.0s
    10 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m21.4s

  • WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 初日 | トヨタのタナックが総合1位

    WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 初日 | トヨタのタナックが総合1位

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・ドイチェランドが8月16日(木)に開幕。デイ1としてドイツ西南部のザンクト・ヴェンデル市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合12位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合15位につけ、ヤリスWRCは全車がSS1を走破した。

    ラリー・ドイチェランドは16日の午前中に、サービスパークが置かれるボスタルジーの近くでシェイクダウンが行なわれ、全長5.52kmのターマック(未舗装路)ステージでタナックが全体のベストタイムを、ラトバラが2番手タイムを、ラッピが8番手タイムを記録した。そして、夕方7時過ぎにザンクト・ヴェンデルの市街地でSS1がスタート。大きな牧草ロールによって形づくられた、全長2.04kmの非常にタイトなターマックコースで、タナックがベストタイムを記録。初日を首位で終えました。また、ラッピとラトバラはタナックに対しやや遅れをとったが、それでも15位ラトバラとタナックの差は2.6秒に過ぎず、明日のデイ2が本格的な戦いの始まりとなる。

    競技2日目となる8月17日(金)のデイ2は、ボスタルジーのサービスパークを中心に3本のSSを各2回走行する。そのうちSS2/5「シュタイン・ウント・ヴァイン」、SS3/6「ミッテルモーゼル」は、古都トリアーから近いモーゼル河畔のブドウ畑が主舞台となる。ブドウ畑内の舗装路は幅が狭く、ヘアピンコーナーや、直角コーナーがとても多いのが特徴。また、雨が降ると路面が非常に滑りやすくなり、難易度が大幅に上がる。6本のSSの合計距離は101.42km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は449.52kmとなる。

    カイ・リンドストローム(スポーティング・ディレクター)
    最初のSSを大きな問題なく、そしてベストタイムで終える事ができ満足しています。また、午前中のシェイクダウンでは1、2番手タイムを記録し良い出だしとなりました。もちろん、シェイクダウンのタイムはラリーの最終結果に何も影響しませんが、クルマの仕上がりが良く、ドライバー全員が喜んでいる姿を見るのはやはり嬉しい事です。このラリーで、我々は常に天気を注視しています。週の初めの天気予報では雨が降らない見込みでしたが、どうやら明日の金曜日は降雨がありそうです。もし雨が降ると、ブドウ畑のステージは誰にとっても非常にトリッキーになるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    しばらくグラベル(未舗装路)のラリーが続いたので、シェイクダウンでの狙いは、グラベルとは大きく異なるターマックでのドライビング感覚を取り戻す事でした。そして、4回の走行でその感覚を取り戻すことができました。ラリーう・ドイチェランドに向けたテストを終えた後、セッティングに関していくつかクリアにしたい事があったのですが、それをシェイクダウンで確認する事ができましたし、クルマの仕上がりには満足しています。スーパーSSでは小さなミスでエンジンが止まってしまいましたが、だからといって世界が終わったわけではありません。このラリーではしばしばタイヤ選択で勝敗が決まるので、明日は天候の変化に注意する必要があります。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    すぐに良いペースをつかむ事ができて良かったと思います。このラリーに向けてのテストを行なったのは今から数週間前でしたので、まずは午前中のシェイクダウンでターマックの走行感覚を思い出し、満足出来る形で終える事がとても重要でした。シェイクダウンではクルマに少しセッティング変更を施しましたが、全体的なバランスは良好でした。SS1は全体的にかなりタイトで、我々のクルマに合っていないコースでした。走りのフィーリングはあまり良くなかったので、ベストタイムが出たのには驚きました。きっと、誰にとっても難しいステージだったのでしょう。明日からの本格的なステージが楽しみです。この週末、優勝争いはかなり激しくなると思われますが、全力で臨みたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    前戦ラリー・フィンランドでのクラッシュがあったので、シェイクダウンは走りの感覚を取り戻すための良いチャンスでした。シェイクダウンのコースは非常にスムーズで、クルマはかなりグッドフィーリングでした。SS1では良い感覚がまったく得られませんでしたが、明日からのステージとはタイプが大きく異なるので、気にするべきではないでしょう。今週末は良い結果を期待しており、表彰台に上がる事が最低限の目標です。ターマックラリーとクルマの仕上がりには自信があるので、優勝を狙って戦いたいと思います。

    ラリー・ドイチェランド デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2m11.2s
    2 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +0.1s
    3 オーレ・クリスチャン・ヴェイビー/スティグ・ルンネ・スクヤルモエン (シュコダ ファビア R5) +0.2s
    4 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.4s
    5 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +0.6s
    6 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.9s
    7 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.0s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1.1s
    9 ウンベルト・スキャンドラ/アンドレア・ガスパリ (シュコダ ファビア R5) +1.3s
    10 カイエタン・カイエタノビッチ/マチィ・シュツェパニアク (フォード フィエスタ R5) +1.4s
    12 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.5s
    15 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.6s