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  • トヨタ、WEC開幕戦で参戦初のワン・ツー・フィニッシュ

    トヨタ、WEC開幕戦で参戦初のワン・ツー・フィニッシュ

    トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)第1戦シルバーストン6時間レースでTS040 HYBRID #8が優勝。#7が2位で続き、トヨタ・レーシングは新型TS040 HYBRIDのデビュー戦をチームにとってWEC参戦初となる1-2フィニッシュで飾った。

    1000馬力を誇るパワーを4輪駆動で路面に伝えるTS040 HYBRIDは、アンソニー・デビッドソン、ニコラス・ラピエール、セバスチャン・ブエミの3人が駆る#8が圧倒的な速さを見せた。同車はレース序盤に首位に立つと、その後は一度もポジションを譲ることなく、2014年シーズンの開幕戦を制した。

    変わりやすい天候に苦しみながらも、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、中嶋一貴の#7が2位で続き、トヨタ・レーシングはWEC参戦初となる、1-2フィニッシュを飾った。

    コースコンディションは完全なドライからヘビーウェットコンディションまで、めまぐるしく変わった。最後は予定されていたチェッカーフラッグの時間まで30分程を残して、豪雨により赤旗が出され、レースはその時点で終了となった。

    レースはスタート直後から激しい順位争いが繰り広げられたが、ポールポジションからスタートを切った#7のブルツは首位をキープ。#8のブエミも5番手スタートから1周目に3位へと順位を上げた。

    2台のTS040 HYBRIDは、雨が降り始める40分過ぎ前後まで、首位争いを展開。雨が降り始めた中での最初のピットインで、#7がウェットタイヤを、#8は溝の無いインターミディエイトタイヤを選択した。

    ピットアウト後まもなく雨は小降りとなり、インターミディエイトタイヤを選択した#8のブエミは首位に立つと、TS040 HYBRIDの4輪駆動ハイブリッドシステムの利点も活かし、後続に大きな差を付けて行った。

    #7のブルツは、路面が乾いていく中でウェットタイヤのグリップが低下し、3位に後退して中嶋へとドライバー交代。中嶋は急速に乾いていく路面へ向け、スリックタイヤを選択した。

    #7のすぐ後にピットへ向かった#8も同様にスリックタイヤへと交換し、ラピエールに交代。#8が着実に首位を走行する一方で、#7の中嶋は2位へと順位を上げ、レースが折り返しを過ぎた時点で、#7をサラザンへと託した。

    その後、セーフティカーが導入されたことで、バトルは一旦中断。2位に1周差をつけて首位を走行していた#8は、このチャンスを活かしてラピエールからデビッドソンへとドライバーチェンジを行った。

    レースが残り1時間になるころ、コースは激しい雨に見舞われ、TS040 HYBRIDは2台揃ってウェットタイヤへと交換。ドライバーは#7がサラザンから中嶋へ、#8はデビッドソンからブエミへと交代し、最後の1時間へと臨んだ。

    しかし、雨はさらに強さを増し、チェッカーまで残り40分ほどで再びセーフティカーが導入された。数周のセーフティカーランの後、レース続行は不可能な状況と判断され、短縮終了が決定された。これにより、トヨタ・レーシングは参戦15戦目にして6勝目を挙げることとなった。昨年の最終戦バーレーンで勝利を挙げているトヨタ・レーシングにとっては、シーズンをまたいでの2連勝となる。

    #8のドライバーは表彰台の頂点で、1905年から続く伝統のRAC(英国王立自動車倶楽部)ツーリスト・トロフィーを授与され、デビッドソンはまた、イギリス人レーシングドライバーズクラブメンバーの最高位ドライバーに送られるリチャード・ロイド・トロフィーを獲得した。

    シーズンの第2戦となるスパ・フランコルシャン6時間レースは、2週間後の5月3日(土)にベルギーで開催される。

    木下美明 チーム代表:
    今シーズン開幕戦のシルバーストン6時間レースでトヨタ・レーシングが1、2位表彰台という、最高のスタートを切ることが出来た。チーム全員の努力に感謝している。TS040 HYBRIDの開発に我々は冬の間全力を傾けてきたが、その努力が報われて、とても嬉しい。ここシルバーストンで、信じられないくらい多くの観客を前に、最高の雰囲気の中で、ライバルとの素晴らしいレースを見てもらえたことを誇りに思う。今日の天候は非常に不安定だったが、我々は慎重にレースを進め、戦略も見事に当たった。チームのスタッフ全員がこの結果を嬉しく思っているが、アウディ、ポルシェとの戦いは非常に接近しているだけに、次戦スパも気を抜くことなく、全力でチャレンジしたい。

    TS040 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/中嶋一貴)
    決勝レース:2位、166周、ピットストップ6回、最速ラップ:1分44秒326

    アレックス・ブルツ:
    非常に厳しいレースだった。レース環境が目まぐるしく変わったが、自分を試し、このコンディションをマスターするには最高の環境だった。1位、2位を獲得し、選手権をリード出来たことは、トヨタ・レーシングにとっては最高の出来だった。チームにとってここまで最高の成績が得られるとは夢のようだ。しかし、戦いは非常に接近しており、これから先も厳しいレースが続くはずだ。とにかく手を抜かないでプッシュし続けなければならない。

    ステファン・サラザン:
    トヨタ・レーシングにとって最高のシーズン開幕になった。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、チームメイトのドライバーも難しいコンディションの中で素晴らしいレースをしてくれた。スタートではアレックスがリードし、一貴も最高の走りをした。私も良いスティントを走ることが出来たと思う。リスクを犯さず完走を目指し、その結果表彰台を獲得出来、ポイントを稼ぐことが出来た。これは重要なことだ。チームにとって最高の一日だった。

    中嶋一貴:
    今日は良い仕事が出来たので満足している。厳しい天候にもかかわらず可能な限りプッシュしたが、#8とのギャップが1分以上開いた時にはこれ以上は困難だと悟った。チームにとっては最高の一日で、素晴らしいシーズンのスタートになった。チーム全員がむしゃらに働いた結果としての初めての1−2フィニッシュを誇りに思う。自分たちを褒めたい。

    TS040 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ニコラス・ラピエール/セバスチャン・ブエミ)
    決勝レース:1位、167周、ピットストップ6回、最速ラップ:1分44秒646

    アンソニー・デビッドソン:
    私の地元のレースで勝てた素晴らしい週末となった。チームはこの週末、素晴らしい仕事をしてくれた。もし、ドライコンディションであれば、アウディとポルシェと激しい戦いになっていたと思うが、雨が来ることは分かっていたし、ウェットコンディションへ向けてのチームの的確な対応が功を奏した。我々はタイヤ選択も正しく、レース運びも完璧だったことが勝因となった。また、ツーリスト・トロフィーとリチャード・ロイド・トロフィーを獲得出来たことも格別だ。 本当に素晴らしい成果で、この上ない週末となった。

    ニコラス・ラピエール:
    この週末の戦いは、拮抗して始まったが今日は2台が異なる戦略でレースに臨んだ。そして、その戦略が見事に合って、チーム全員にとって素晴らしいシーズンのスタートを切ることが出来た。さらに、最後まで何が起こるか分からない中でも十分なマージンを持っていた。 戦略上、チームが良い仕事をしてくれたことが結果に結びついた。シーズン開幕戦はいつも特別だが、今日の勝利は特に誇りに思う。それは、勝利だけでなくツーリスト・トロフィーを獲得し名前を刻めたことだ。

    セバスチャン・ブエミ:
    この結果を本当に喜んでいるし、TS040 HYBRIDのシーズン初レースで我々が勝てたことは、チームにとっても大きな自信になった。コンディションは最後には非常に難しいものとなり、完全なウェットで、セーフティカーの後ろについて走るのすら大変だった。しかし、全体としては、TS040 HYBRIDの状態は良かったので、この後のシーズンへの自信にもなった。とはいえ、戦いは非常に拮抗しており、スパでもまた良い戦いが出来ることを願っている。この結果は嬉しいが、次のレースに向けて、すぐに気持ちを切り換えなければいけない。

    関連:
    ・アウディ、WEC開幕戦はダブルリタイア
    ・ポルシェ、919ハイブリッドがデビュー戦で3位表彰台 (WEC開幕戦)

  • トヨタ TS040 HYBRID、開幕戦の公式練習初日をトラブルなく完了

    トヨタ TS040 HYBRID、開幕戦の公式練習初日をトラブルなく完了

    トヨタは、2014年FIA世界耐久選手権(WEC)シーズンの開幕戦シルバーストン6時間レースへ向けてレースウィーク初日となる公式練習セッションを終えた。

    1000馬力を発揮し、昨年に比べて25%の燃費削減を実現した新型TS040 HYBRIDは、公式練習初日をトラブルフリーで終えた。チームはこのセッションを最大限に活用し、週末へ向けての準備を続けている。

    今日行われた2回90分間の公式練習セッションで、アレックス・ブルツとステファン・サラザン、中嶋一貴組の#7は各々のセッションで5番手と3番手タイム。アンソニー・デビッドソンとニコラス・ラピエール、セバスチャン・ブエミ組の#8は3番手と5番手につけた。

    シーズン最初の公式セッションとなったこの日、好天に恵まれたが風の強い中で、正午直前に1回目のセッションが開始された。ブルツとブエミがそれぞれのTS040 HYBRIDをドライブし、シルバーストン・サーキットでの最初のラップを刻んだ。

    セッション前半からチームはセットアップの評価を行い、両ドライバー共に忙しく走行を重ねた。セッション中盤に#7はブルツからサラザンへと交代。まもなく#8も、この日35歳の誕生日を迎えたデビッドソンがステアリングを引き継いだ。

    TS040 HYBRIDはトラブルなく、順調に公式練習第1回目のセッションを完了。共に約200kmの距離を走破した。

    公式練習第2回目のセッションも1回目と同様の作業が続けられた。#7の中嶋がタイヤの評価に集中する一方で、#8はブエミがセットアップ作業を続けた。#7はその後サラザン、ブルツと交代し、#8は終盤にラピエールがドライブ。2台のTS040 HYBRIDは共にこの日400km以上を走り切った。

    明日19日(土)は午前9時(日本時間午後5時)から1時間に渡って公式練習第3回目が行われ、公式予選は午後12時35分(同午後8時35分)より25分間で実施される。6時間の決勝レースは20日(日)正午(同午後8時)にスタートする。

    TS040 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/中嶋一貴)
    公式練習第1回目:5番手(1分45秒066)33周
    公式練習第2回目:3番手(1分44秒097)46周

    アレックス・ブルツ:
    とても長かった冬を終え、ついにレースの現場に立つことが出来て嬉しい。晴天時のシルバーストンは本当に良いコースだ。新しい燃料規則が定められたため、意識を改めなくてはならず、それに順応する必要がある。これだけパフォーマンスが接近しているというのは非常に興味深い。どのマニュファクチャラーがベストポジションにつくのかはまだ分からないが、ファンにとってもとても面白い状況だろう。しかしそれは我々にとれば、目標であるライバルとの争いを勝ち取るために、さらにハードな努力を続ける必要があるということを意味する。

    ステファン・サラザン:
    シルバーストンに再び来られたことを喜んでいる。最初のセッションでは異なるセットアップを試し、その後、一貴がロングラン走行を実施したことで、いくつかの貴重な情報が得られた。私は2回目のセッションでチェックのために一度ドライブしただけだ。風の状況はわずかに変わったが、コースコンディションは最初のセッションよりも向上していた。これまでのところ、全てが上手く行っている。いつも通り、データを解析して明日の予選に向けての準備を行うことになる。

    中嶋一貴:
    今日は全てが順調だった。2回目のセッションでロングランを担当したが、調子も良く、車両のバランスにも満足している。ロングランでのタイヤの摩耗具合をチェック出来たので、決勝レースの戦略を立てる上でも有用な情報となるだろう。ラップタイムから何が読み取れるのかは分からない。我々はそれぞれの車両のプログラムに則って全て作業をこなしてきた。全体的に良い初日であり、明日の予選への準備が出来ていると共に、目標も明確だ。

    TS040 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ニコラス・ラピエール/セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第1回目:3番手(1分44秒661)37周
    公式練習第2回目:5番手(1分45秒329)36周

    アンソニー・デビッドソン:
    シルバーストンで、地元のファンの前に戻ってくることが出来て嬉しい。TS040 HYBRIDの感触は良好で、バランスに関する作業をこなしたが、全てが上手く進んでいる。我々はアウディとポルシェと良い勝負をしているように感じられ、面白いレースになると思う。天候は重要な要素であり、レインコンディションになれば、ハイダウンフォースなセッティングについて考慮する必要があるだろう。全体的に見れば良い一日で、車両の信頼性も高い。決勝レースへ向けて良い兆候だ。

    ニコラス・ラピエール:
    私は最初のセッションではドライブしなかったが、アンソニーとセバスチャンが多くの周回をこなしてくれた。2回目のセッションでドライブしたが、新型TS040 HYBRIDでこのコースを走るのは非常に面白かった。最良のバランスを得るべく様々なセッティングを試し、決勝レースでの戦略を最適化するために多くの作業をこなした。予選で最善を尽くせば、良い位置につけられると思う。

    セバスチャン・ブエミ:
    今日のテストは順調に進んだ。異なる仕様のタイヤと様々なセットアップオプションを試すなど、全てのプログラムを完了した。今日得られたデータを使って、予選、そして決勝レースに向けて更にパフォーマンスを向上させることになるだろう。我々がどの位置にいるのかを判断するのはまだ少し早いが、予選後には我々のポジションについての答えが出るはずだ。非常に接近した戦いになると思っており、それだけに日曜日までハードワークを続けなくてはならない。

  • ポルシェ 919ハイブリッド、WEC公式テストで3556 kmを走破

    ポルシェ 919ハイブリッド、WEC公式テストで3556 kmを走破

    ポルシェは、ポール・リカール・サーキットにおいて2日間にわたって開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)の公式テストで、LMP1カテゴリーに参戦する新開発の919ハイブリッドの集中的なテストを行った。

    ポルシェ チームが他のWEC参戦チームとテストを行うのは今回が初めてのことで、異なるクラスの速度差を体感できる最初の機会でもあった。

    1周5.791 kmのポール・リカール・サーキットでは、LMP1車両が記録した全クラスを通した最速ラップ(1分41秒289、ポルシェ919ハイブリッド、ブレンドン・ハートレー)と、最も遅いGTカーのタイム差は約20秒だった。また、これに先立ち数日前にも同サーキットで2台の91ハイブリッドを使用したプライベートテストも行った。

    金曜日と土曜日の2日間、ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組(カーナンバー14)とティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー組(カーナンバー20)は、合計614周(3,556 km)を走破。彼らは、数え切れないほどのドライバー交代の練習をしたほか、エンジニア達と車両のセッティングをさらに煮詰めた。

    チーム監督であるアンドレア・ザイドルは「WEC主催者であるFIAによる素晴らしい運営のもと、この公式テストでは予定していたプログラムを完了することができました。プライベートテストでは6時間分のレース距離を2本カバーするのと同等の耐久テストを行うことが出来ましたが、今日は予選を想定したテストも実施しました。チームワーク、パフォーマンスや信頼性など、あらゆる面で順調な仕上がりを見せました。ただし、ライバル達は多くのノウハウがあるので、一夜にして彼らのアドバンテージに追い付くことができないことはわかっています。4月20日のシルバーストンで開催されるシーズン開幕戦まで、やるべき仕事がまだ多く残されています」と述べた。

    サーキットの外では、もうひとつの重要な発表があった。ポルシェ919ハイブリッドは、6メガジュールクラスのホモロゲーションを取得。これは、1周当たりブーストに使用できる回生した電力を定義するもの。また各メガジュールクラスにより、1周回当たりに使用できる燃料の量も規定される。

    LMP1テクニカル・ディレクターであるアレクサンダー・ヒッチンガーは「最適なメガジュールクラスを決定するには、複雑な計算が必要です。簡単に言えば、車両全体のコンセプトで許容される範囲内で可能な限り大きく強力なエネルギー回生システムを設計しました。これにより6メガジュールクラスに適合する回生エネルギーを発生させることができます」と述べた。

    ポルシェAG取締役会長のマティアス・ミューラーおよび研究開発担当取締役のヴォルフガング・ハッツは、サーキットにおいてLMP1プロジェクトの責任者を務めるフリッツ・エンツィンガーからプロジェクトの進捗に関する情報を直接収集した。

    各ドライバーのコメント

    ロマン・デュマ(カーナンバー14)
    「私達は大きな進歩を遂げました。公式テストでは事前に抱いていた期待をさらに超える結果を出せたと思っています。しかし、周囲からの期待は絶大なものです。ここでの歓迎ぶりには感動しました。しかし、次の目標への集中力を切らさないようにしています。それは、シルバーストン6時間レースを完走することです」

    ニール・ジャニ(カーナンバー14)
    「私達の開発速度は、ここポール・リカールに吹くミストラルの風と同じほど速いものでした。全体的に、良好な結果が得られました。問題は解決できましたし、新たな問題も見付かりましたが、現在その解決に取り組んでいます。ロマンとマルクとの息もぴったりです。セッティングに関しては、これまでと同じ方向で調整を続けます」

    マルク・リーブ(カーナンバー14)
    「あらゆる点で、チームにとってよいテストとなりました。そして、車両間の速度差を実際に体験できたのも非常に重要なポイントです。シルバーストンでは、これはさらに厳しさを増すでしょう。ポール・リカールは非常に長いサーキットであり、全車が同時に走行していた訳ではありませんから」

    ティモ・ベルンハルト(カーナンバー20)
    「もちろん昨年6月のシェイクダウンと現在との比較というだけでなく、さらに重要なのはチームスピリットとチームが一丸となって働くという点でも、今回のテストは最も重要なものとなりました。特に、3モデルすべてが揃ったLMP1カーがほぼ同レベルで仕上がってきていることが証明された今回のテスト結果は、ファンにとっても非常によい知らせとなるはずです」

    ブレンドン・ハートレー(カーナンバー20)
    「初めてポルシェのワークスドライバーとしての参加したことと、ル・マン・プロトタイプのトップクラスで走れたことは、感動的な体験でした。テストプログラムではもちろんトップタイムを出すはことが一番大切なことではなかったのですが、私にとっては嬉しいことでした」。

    マーク・ウェバー(カーナンバー20)
    「このテストは大きな節目となりました。初めて2台の919ハイブリッドを投入したため、作業を担当するクルーは膨大な量の仕事をこなす必要がありました。その甲斐あってテストはスムースに運び、クルーにとって長い週末の努力が報われました。走行するたびに順調な仕上がりになっていますが、これはとても励みになりました。ポール・リカールのコースレイアウトは、このクルマに非常によく合っているようです。シルバーストンでどれくらいのパフォーマンスを発揮できるか、今から愉しみにしています」

    同じくポール・リカールでのテストに参加したGTE-Proカテゴリーに参戦するポルシェのワークスチーム「ポルシェチームマンタイ」もプログラムを順調に消化。2日間に渡るすべてのセッションでカーナンバー92のポルシェ911 RSRはトップタイムを記録した。

    シーズン直前となる今回のテストでは、マルコ・ホルツァー/フレデリック・マコウィッキ/リヒャルト・リーツが470馬力を誇るヴァイザッハ生まれのGTマシンのステアリングを握った。このトリオは、もう1台の911 RSRを駆るチームメイト、イェルク・ベルクマイスター/パトリック・ピレ/ニック・タンディとともに、シルバーストン(イギリス)で行われるシーズン開幕戦に臨む。

    昨年のル・マン24時間レースで見事ワンツーフィニッシュを果たした919 RSRは今シーズン、すでにデイトナ24時間とセブリング12時間で2連勝を飾っている。

  • GP2王者ファビオ・ライマー、レベリオンからWECに参戦

    GP2王者ファビオ・ライマー、レベリオンからWECに参戦

    GP2王者のファビオ・ライマーは、2014年のWEC世界耐久選手権でレベリオン・レーシングのLMP1カーを走らせることになった。

    レベリオンとの契約は、ファビオ・ライマーは金曜日と土曜日にポール・リカールで開催されたWEC公式テストに続いて発表された。

    テストでは、ファビオ・ライマーは、旧型のロータ・トヨタ/B12/60の一台を走らせていた。

    レベリオンのチームマネージャーを務めるバート・ヘイエンは「我々はプロトライプのドライビング能力を評価するためにロータ・トヨタLMP1で彼をテストしたかった」と述べた。

    「ドライビング面とエンジニアとのフィードバックという点でテストは非常にポジティブだったし、シーズンにむけて契約に合意したと言えることを嬉しく思っている」

    ファビオ・ライマーは、テストでP1カーに適応できたと述べた。

    「たくさんのラップを走れたし、クルマで自分のドライビングスタイルを見つけ始めていた」とファビオ・ライマーはコメント。

    「多くの自信を得られているし、もっとプッシュできると思う。でも、それらのクルマでベストなドライビングをするまでにはやらなければならない作業がたくさんあるとわかっている」

    レベリオン・レーシングは、オレカが製造するレベリオン R-Oneがまだ完成しておらず、4月10日の開幕戦シルバーストンでは旧型車で参戦するとみられている。

    関連:ファビオ・ライマー、GP2のチャンピオンを獲得

  • ポルシェ、WEC公式テストでトップタイム

    ポルシェ、WEC公式テストでトップタイム

    WEC世界耐久選手権の公式テストが、28日〜29日の2日間フランスのポール・リカール・サーキットで行われ、今年からLMP1クラスに復帰するポルシェがトップタイムを記録した。

    2014年のLMP1クラスでは、アウディ、トヨタ、そしてポルシェという3つのワークスチームが激突。4月20日のWEC開幕戦シルバーストン6時間レースにむけて公式テストが行われた。

    2日間の最速タイムを記録したのは、#20 ポルシェ 919ハイブリッドのブレンドン・ハートレー。両日にトップタイムを記録したハートレーは、金曜日の午後に1分41秒289を記録した。同じ#20に乗るティモ・ヘルハルトとマーク・ウェバーも初日に1分42秒台を記録している。

    2番手タイムは、#2 アウディ R18 e-tron quattroのアンドレ・ロッテラーが記録した1分42秒073。3番手タイムは#14 ポルシェ 919ハイブリッドのロマン・デュマの1分42秒126だった。

    トヨタ TS040ハイブリッドは、#7が金曜日の午後に1分42秒356を記録して4番手タイム。5番手には#1 アウディ、6番手は#8 トヨタという結果だった。

    各ファクトリーチームは、テストのタイムを重要視しておいらず、各々がそれぞれのテストと開発プログラムを実施していたと主張。

    3つのメーカーが、走らせたマシンは空力構成も異なっていた。ポルシェはローダウンフォース仕様、トヨタは一台がル・マン向けの空力構成、もう一台がスプリント仕様、そしてアウディはハイダウンフォース仕様を走らせていた。

    テストの結果は、ターボディーゼルのアウディと、ガソリンエンジンのポルシェとトヨタの燃料配分もさらに混乱させた。FIAとACIは新規約に基づいてテスト前に燃料を配分したとしているが、それらを公表はしていない。

    1つの結論としては、先週ポール・リカールでテストを行っていたポルシェの信頼性。2台の919ハイブリッドは、第5セッションの最後に#14にエンジントラブルが発生するまで大きな問題なく走行した。

  • ポルシェ、ワークスマシン4台体制でル・マンに参戦

    ポルシェ、ワークスマシン4台体制でル・マンに参戦

    ポルシェは、WEC世界耐久選手権およびル・マン24時間レースに4台のワークスマシンで参戦する。

    ル・マン24時間レースの主催者であるパリのフランス西部自動車クラブ(ACO)は、6月14日〜15日に開催される第82回大会のエントリーリストを発表。

    ポルシェは、2台の919ハイブリッドでトップカテゴリーであるル・マン・プロトタイプ(LMP1)に挑む新たなワークスチームを「ポルシェ チーム」として登録した。2台の919ハイブリッドのカーナンバーは14と20となる。

    また、2台の911 RSRでGTE Proクラスにエントリーするワークスチームの名称は「ポルシェ チーム・マンタイ」となる。昨年1-2フィニッシュを達成した911 RSRは、今年も91と92のカーナンバーを付けてスタートする。

    ポルシェのワークスドライバーであるティモ・ベルンハルト(カーナンバー20)およびロマン・デュマ(カーナンバー14)は、ル・マン24時間レースを含む全8戦で争われるWECに参戦する2台のル・マン・プロトタイプのそれぞれを割り当てられた。その結果、2台の919ハイブリッドの両車をル・マンでの総合優勝経験者がドライブすることになる。ベルンハルト(ドイツ、33歳)およびデュマ(フランス、36歳)は、共に2010年にアウディで総合優勝を果たしている。

    なお、2014 FIA世界耐久選手権における、他4名のLMP1ポルシェ ワークスドライバーであるブレンドン・ハートレー(ニュージーランド、24歳)、ニール・ジャニ(スイス、30歳)、マルク・リーブ(ドイツ、33歳)およびマーク・ウェバー(オーストラリア、37歳)とのチームの組み合わせはまだ未定となっている。

    チーム監督であるアンドレア・ザイドルはパリで、「この2名のドライバーを2台の車両に振り分けるというのは、彼らの耐久レースおよびル・マンでの特別な経験を考えれば、当然の選択です。私達のエントリーの承認は、ル・マンへの道における、もうひとつの大きな節目です。3月末のポール・リカール・サーキットにおける公式テストでのライバル達との初顔合わせ、そしてもちろん4月のシルバーストンでのシーズン開幕を非常に愉しみにしています」と述べ。

    919ハイブリッドは、ル・マンのプロトタイプのトップカテゴリーに課せられる新たな効率レギュレーションを満たすべく開発された。919ハイブリッドは、スーパーチャージャー付きの小排気量のV4エンジン、フロントホイールを駆動する1つの電気モーター、および2つのエネルギー回生システムで構成される非常に複雑なハイブリッドシステムを搭載している。

    GTでの1-2フィニッシュの再現を目指す GTE Proクラスでは、ポルシェは再度ポルシェ チーム・マンタイから2台の911 RSRを投入し、アストンマーチン、コルベット、フェラーリおよびSRTバイパーのワークスチームと争う。2013年シーズンの最終レースに投入されたこのヴァイザッハ生まれのGTスポーツカーでは、数々の細部が見直された。フロントエンドのエアロダイナミクスの変更、リアウイングのワイド化、シャシーの運動学的な適合により、ハンドリングバランスの強化および操縦性の改善が実現。

    「2013年シーズン、911 RSRはル・マンでの1-2フィニッシュによって耐久レースでのポテンシャルを強烈に見せつけました」と、ポルシェのモータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステンが述べた。

    「デイトナ24時間レースでは、最適化を行った911 RSRで再び伝統の耐久レースの優勝を飾りました。これは、間違いなく2014年のル・マンへのよい兆しです」

  • ポルシェ、LMP1クラス復帰に向けた新パートナーを発表

    ポルシェ、LMP1クラス復帰に向けた新パートナーを発表

    ポルシェは、WEC世界耐久選手権のトップカテゴリーであるLMP1クラスへの復帰に際し、ワークスチームの公式パートナーとしてシェフラー・グループとフェルティンス・ブルワリーを迎え入れた。

    さらに、WECのル・マンプロトタイプ(LMP1)には、米国バッテリーメーカーのA123システムズの新しいバッテリーが搭載される。ポルシェのグローバルパートナーであるエクソンモービル(油脂類)とミシュラン(タイヤ)も同様にポルシェ ワークスチームの活動に参入する。

    ポルシェのLMP1プロジェクト担当のバイスプレジデント、フリッツ・エンツィンガーは「これらのパートナーは、長年の協力関係や広範な技術交換により、強い一体感を備えています。もちろん、6月に開催されるル・マン24時間は、レースにおける最大の挑戦であるだけでなく、マーケティングの面でもシーズンのハイライトとなります。私達はパートナーとともに、ル・マン24時間に加え7つのWECシリーズすべてのレースで優勝を狙います」とコメント。

    シェフラー・グループは、エンジン、ギアボックスおよびシャシーテクノロジーと、パワートレーン、ハイブリッドコンポーネントおよびEモビリティーテクノロジーの最適化を提供するサプライヤーとして、ポルシェAGにおいて定評ある長年の開発パートナーとなっている。ポルシェLMP1チームの公式パートナーとしての長期契約が、この関係をいっそう強化することになる。カスタマーロイヤリティープログラムとグローバルコミュニケーション活動が、シェフラー・グループのセンターステージとなり、2台のニューポルシェ919ハイブリッドのリアウイングには、グループのロゴが取り付けられます。

    ポルシェのワンメイクカップに長年関与してきたC.&A.フェルティンス・ブルワリーは、ポルシェ モータースポーツLMP1チームの2014年公式パートナーとなる。ドイツのメシェデ-グレーヴェンシュタインにおいて、長年の伝統のなかで培われてきたビール醸造所のプレミアムビールが、チームとブランドのおもてなし用に提供される。フェルティンス・ブルワリーは、企業間取引だけでなく、活性化とコミュニケーションに関する活動も計画している。

    ポルシェは、非常に複雑な919ハイブリッドのエネルギー保存システムの技術開発パートナーとして、A123システムズとの提携を果たした。LMP1チームの専用バッテリーのサプライヤーであるA123システムズは、複雑なハイブリッドシステムの開発に先導的な役割を果たす。

  • 日産、2015年からWECのLMP1クラスへの参戦を確約

    日産、2015年からWECのLMP1クラスへの参戦を確約

    日産は、2014年からWEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦することを確約した。

    日産は、2014年のル・マン24時間レースに電力駆動レーシングカー「Nissan ZEOD RC」で特別エントリー枠「ガレージ56」に参戦するために取り組んでいる。

    日産は、プロジェクトの鍵となる決定がなされ、2015年のWEC世界耐久選手権の開幕戦にむけて1999年にル・マンに参戦した日産 R391以来と車両を進めていることを明らかにした。

    日産のグローバル・モータースポーツ・ダイレクターを務めるダレン・コックスは「どのようなモータースポーツプログラムも会社の取締役会の決定に依存していますが、我々は全てが実現できるように推進しています」とコメント。

    「我々は決定を下しており、サプライヤーとの議論に入っています。2015年4月のシルバーストン(今年と去年の開幕ラウンド)をターゲートにしています」

    ダレン・コックスは、日産のプランの詳細は明かさなかったが、ハイブリットパワープラントの内燃要素がガソリンで動くことを認めた。

    「我々は従来の方法でそれを行ってはいません。世界的なプロジェクトであり、NISMOとベン(ボウルビー:ZEODのデザイナー)が関与しています」

  • マーク・ウェバー、ポルシェのLMP1カーをテスト

    マーク・ウェバー、ポルシェのLMP1カーをテスト

    マーク・ウェバーは、今週アルガルベ・サーキットでポルシェのLMP1カーをテストした。

    今年F1を引退したマーク・ウェバーは、来年の1月のバーレーンで予定されているテストまでポルシェのLMP1カーを走らせる予定がなかった。レッドブルとの契約は12月末までだが、レッドブルはマーク・ウェバーのテストを許可している。

    「この魅力的なプロジェクトの初日は僕にとって激しい経験だった。こんなに早くにプロジェクトに加わる機会を与えてくれたレッドブル・レーシングに感謝したい」

    「これは僕たち全員にとって大きく、重要なステップだ。素早くチームに融合できるし、LMP1レースカーのさらなる開発に貢献することができるからね」

    ポルシェのLMP1プログラム担当副社長フリッツ・エンツィンガーも、マーク・ウェバーをテストに参加させてくれたポルシェに感謝の言葉を述べた。

    アルガルベでのテストでは、ミシュランとともに行われ、ポルシェはサスペンションとタイヤのテストに集中した。

    ポルシェの社内チームは、6月にヴァイサッハでLMP1カーをシェイクダウンさせた後、ラウジッツ、マニクール、モンツァ、ポールリカールで1台のマシンでテストを完了している。

    フリッツ・エンツィンガーは、テストで“重要な進呈”を果たしたと説明した。

    「全ての走行距離が重要だったし、開発を前進させる新しいデータを我々に提供してくれた」とフリッツ・エンツィンガーは述べた。

    「我々の努力は2014年まで変わらずに続いていく。4月中旬のシルバーストンでのシーズン開幕までやることはたくさんある」

  • フェルナンド・アロンソ、アウディのWECカーに興味津々?

    フェルナンド・アロンソ、アウディのWECカーに興味津々?

    フェルナンド・アロンソが、パリで開催されたFIA Galaで今年のWEC世界選手権を制した「アウディ R18 e-tron quattro」を興味津々と眺めている動画公開され、注目を集めている。

    今年のF1世界選手権を2位で終えたフェルナンド・アロンソは、FIA Galaに出席。会場には、WRCやWECといった世界選手権を制したマシンが展示された。

    フランスのテレビ局 Canal+ でコメンテーター務めるジャーナリストのジュリアン・フェブリューがアップした動画では、フェルナンド・アロンソが「アウディ R18 e-tron quattro」を興味深げに見つめる光景が撮影されている。

    エンジニアのアンドレア・ステラと一緒に「アウディ R18 e-tron quattro」を凝視するフェルナンド・アロンソは、リアホイールを携帯で撮影し、コックピットを覗き込むなど興味津々の模様。

    親友のマーク・ウェバーは、2014年からポルシェからWECに参戦することが決定。F1引退後のWEC参戦もありえる?