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  • アウディ、2015年 R18 e-tron クワトロを発表 / WEC世界耐久選手権

    アウディ、2015年 R18 e-tron クワトロを発表 / WEC世界耐久選手権

    アウディは、2015年のWEC世界耐久選手権に参戦するLMP1カー「アウディ R18 e-tron クワトロ」を正式発表した。

    2015年の新型アウディ R18 e-tron クワトロは、1周あたりのエネルギー放出量を昨年までの2MJから4MJに変更している。

    昨年からLMP1クラスでは、1周あたりのエネルギー放出量を4段階(2MJ/4MJ/6MJ/8MJ)から選択することができるようになっている。

    アウディ・スポーツの新エンジニアリンク責任者イョルグ・ザンダーは「2014年以降のLMPスポーツカーに効力を有している改革的なレギュレーションの可能性は、決してフルには使われていませんでした。ルールは多くのポテンシャルを秘めており、将来の開発のために多くの可能性があります」とコメント。

    「現在参戦する4つの自動車メーカーが総力を結集していることによる技術の進化は、燃費を減らすのと変更して、今シーズンのラップタイムを大幅に向上させると予想しています」

    Audi R18 e-tron quattro R18 e-tron クワトロ 新型アウディ R18 e-tron クワトロ 画像

  • Nissan GT-R LM NISMO、WEC開幕2戦を欠場

    Nissan GT-R LM NISMO、WEC開幕2戦を欠場

    日産は、ル・マン24時間レースに集中するためにWEC世界耐久選手権の開幕2戦を欠場することを決定した。

    日産は、今月のセブリングのテストをパーツ不足で切り上げたことを含め、FF駆動のNissan GT-R LM NISMOの開発プログラムで困難なスタートを切っており、WEC開幕2戦のシルバーストンとスパを欠場することを決定した。

    ニスモのグローバルヘッドオブブランド、マーケティング&セールスを務めるダレン・コックスは「今年の我々のメインの目標は常にル・マンでした。そして、我々は再度そのレースに集中することに決めました」とコメント。

    「このような異なるクルマで多くのチャレンジに直面しているのは秘密ではありませんし、レースでよりももしろ4月や5月のテストで経験したいです」

    ダレン・コックスは、WECとFIAは日産の決定を“非常に支えてくれている”と付け加えた。

    WEC代表のジェラルド・ヌブーは「日産はシーズン開幕戦を逃す最初のメーカーではないし、彼らは最後でもない。以前、トヨタも同じことをしたが、彼らは今、ワールドチャンピオンだ」とコメント。

    「LMP1ハイブリッドのプログラムを構築することは非常にチャレンジングだ。かなりの時間がかかる。我々はル・マンから日産がWECのLMP1グリッドに並ぶことを完全に信頼している」

    マシンは、シルバーストン開幕戦の30日以内にホモロゲートされなければならないが、ダレン・コックスは、Nissan GT-R LM NISMOがクラッシュテストに合格しなかったという噂を認めてはいない。

    一部報道では、Nissan GT-R LM NISMOのフロントのロール構造にマイナーな問題があるが、来週の再テストまでには調整されるとされている。

    Nissan GT-R LM NISMOは、ツインターボV6のエンジンマウントに関連した問題が発覚したセブリングのテスト以降、テストを実施していない。

    ダレン・コックスは、来週アメリカで開発が再開されると述べた。

    日産は、3月27/28にポールリカールで開催されるWEC公式テストも逃すことになるが、4月12日のWEC開幕戦シルバーストンにショーカーを展示し、LMP1ドライバーも出席する予定としている。

  • 日産、マックス・チルトンをNissan GT-R LM NISMOのドライバーに起用

    日産、マックス・チルトンをNissan GT-R LM NISMOのドライバーに起用

    日産は、今季Nissan GT-R LM NISMOを駆る9人のドライバーの最後2人として、元F1ドライバーのマックス・チルトンと、日産のレギュラードライバー、アレックス・バンコムを発表した。

    ジュネーブ・モーターショーに先駆けて発表を行ったもので、同イベントでは日産のLM P1マシンがヨーロッパで初めて公開される。

    今回日産に加入するマックス・チルトンは、F1で2シーズンを過ごしたが、デビューシーズンの2013年にはすべてのレースを完走しており、レース運びのうまさが光る新人として評判となった。速さを兼ね備えたミスのない走りは現在のLM P1レースには欠かせない要素であり、今季新たなチームで挑む日産にとって大きな戦力となる。

    「毎年着々に成長している日産のような、選手権でも存在感のあるメーカーで走るというお話をいただき、とても光栄に思います」とマックス・チルトンは述べた。

    「ル・マンは本当にやりがいのある挑戦ですし、ワークスドライバーとして、あのレースを走ることはまた一つ夢が実現したようなものです。私は常に最高レベルでレースをすることを目指しています。Nissan GT-R LM NISMOに投入された技術は、フォーミュラ1のマシンと同じくらい優れています。チームのみなさんにお会いして、このプロジェクトにかける思いや情熱を目の当たりにしました。コースで走る日が待ち切れません」

    You Tubeのモータースポーツ動画のファンなら、アレックス・バンコムのレーシングスキルはおなじみだろう。

    アレックス・バンコムはオンボード動画から伝わる迫力のある走りで人気を集めており、特に昨年GTレース・モンツァでのオープニングラップで17台を抜き去った動画は、視聴数50万回を突破している。一方で、日産のGTアカデミーが立ち上がった2008年から、勝者たちの指南役として活躍している。今季はNissan GT-R LM NISMOに車載カメラを搭載して走るその日が待ち切れない思いでいる。

    「まさに夢が実現したような思いです」とアレックス・バンコムは述べた。

    「連絡を受けた時は衝撃が大き過ぎて、これまでにないくらい顔から笑みを消すことができませんでした。GTアカデミーの指南役を務めてきたことが報われました。特にルーカス(オルドネス)やヤン(マーデンボロー)のようなドライバーが成長したことを本当にうれしく思います。そして今度は、私が彼らと共にNissan GT-R LM NISMOでル・マンに参戦するのです。マシンのことはかなり理解していますし、その日が待ち切れません。斬新なデザインですし、新しいマシンならどれでも同じように、まだ開発やファインチューニングは必要ですが、とてもワクワクしていますしチームに参加することができて本当にうれしいです」

    「チームにアレックスとマックスを迎えることができて、うれしく思います」とニスモのグローバルヘッドオブブランド、マーケティング&セールス、ダレン・コックスは述べた。

    「彼らはそれぞれ異なる経緯でチームに参加することになりました。アレックスはGT4の350Z でGT4ヨーロピアンカップに参戦して以来、日産でドライブしてもらうようになり、現在は日産のすべてのレーシングカーをドライブしています。マックスはF1での活躍が知られていますが、それより前、2007年にはわずか16歳でLM P1に参戦していました。この2人のドライバーが加わったことで、日産のLM P1のドライバーズラインナップは幅広いスキルを持つベストの顔ぶれとなりました。昨年F1、LM P2、GP3、GT3、V8、GT500に参戦していたドライバーが集まっているのです。もちろん、プレイステーション3のグランツーリスモ6で戦っていたドライバーもいます!」

    マックス・チルトンは、マルク・ジェネ、ミハエル・クルム、ヤン・マーデンボロー、オリビエ・プラ、ハリー・ティンクネルとともに、4月12日、英国シルバーストンで行われるWECの開幕戦に参戦する。22号車、23 号車のドライバーの組み合わせについては、後日発表される。

    アレックス・バンコムはル・マン24時間で、松田次生、ルーカス・オルドネスと共に#21 Nissan GT-R LM NISMOをドライブする。

    今週は米国フロリダ州にあるセブリンク・インターナショナル・レースウェイでLM P1のテストを続けることになっており、マックス・チルトン、マルク・ジェネ、ヤン・マーデンボロー、オリビエ・プラ、ハリー・ティンクネルがドライバーを務める。

  • エイドリアン・スーティル、Nissan GT-R LM NISMOでル・マンに参戦?

    エイドリアン・スーティル、Nissan GT-R LM NISMOでル・マンに参戦?

    エイドリアン・スーティルが、2015年に日産からWEC世界耐久選手権に参戦するのではないかと噂されている。

    昨年後半、エイドリアン・スーティルはザウバーと2015年の契約を結んでいたが、ザウバーは2015年のドライバーとしてフェリペ・ナスルとマーカス・エリクソンと契約。スーティルは法的措置をほのめかしていた。

    だが、それ以降、エイドリアン・スーティルにとっては静かな冬のシーズンとなった。

    エイドリアン・スーティルは、ハースF1のドライバー候補に挙げられているが、ハースの2016年のF1参戦にむけて準備を整えている段階。

    Blick の記者ロジャー・ブノワは、2015年にグリッド復帰を目指すマノー(元マルシャ)もエイドリアン・スーティルのオプションだとしつつ、「エイドリアン・スーティルは、日産とともに世界耐久選手権に参戦するのを好むだろう」と述べた。

    日産は、FF駆動のNissan GT-R LM NISMOで、今年からLMP1クラスで、トヨタ、アウディ、ポルシェに挑む。

    日産は、3015年のル・マンに3台、9名のドライバー体制で挑むが、まだ2つのシートが空いている。

    最近、エイドリアン・スーティルは「何をするつもりかについて話すことができない」とコメント。

    「でも、F1以外のカテゴリーがあるのも事実だ」

  • トヨタ、2015年型TS040ハイブリッドを3月26日に発表 / WEC

    トヨタ、2015年型TS040ハイブリッドを3月26日に発表 / WEC

    トヨタは、2015年のWEC参戦車両『TS040ハイブリッド』をポール・リカール・サーキットでお披露目する。

    WECは、3月27日からポール・リカールでFIA合同テストが予定されており、これに先立つ3月26日にトヨタ・レーシングは2015年参戦車両TS040 HYBRIDをお披露目する。

    発表会には、1号車のアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、2号車のアレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの6名のドライバーが参加する。

  • 小林可夢偉、トヨタ TS040ハイブリッドのテストに参加

    小林可夢偉、トヨタ TS040ハイブリッドのテストに参加

    小林可夢偉が、トヨタがWEC世界耐久選手権に参戦するTS040ハイブリッドのテストに参加していたことが明らかになった。

    トヨタは先週、アラゴンでアップデートされたTS040ハイブリッドでによる2度目のテストを実施した。テストには、小林可夢偉、ジャン・エリック・ベルニュ、マシアス・ベシェが参加した。

    小林可夢偉は、2015年にトヨタのドライバーに復帰し、チームルマンからスーパーフォーミュラに参戦することが決定している。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、レギュラードライバーのアンソニー・デビットソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴が日本で開催された“2015年トヨタ モータースポーツ活動発表会”に参加しており、2台のクルマでテストを行うには追加ドライバーが必要だったと述べた。

    「我々の3名のドライバーはすでに予定があったので、仕事をするためにドライバーが必要だった」とパスカル・バセロンは述べた。

    「3名のドライバーを試すテストではない。2台のクルマの走行距離を重ねるためのテストだった」

    パスカル・バセロンは、テスト兼リザーブドライバーのシュートアウトではないとしたが、3人のうちのひとりを2015年のテスト兼リザーブドライバーの役割を与えるだろうとしている。

    トヨタは、2015年のWEC世界選手権でアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴が1号車、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイが2号車を走らせることを発表している。10月のWEC富士ラウンドでトヨタのラインナップから外れたニコラ・ラピエールは、契約下にあるもののチームでの役割を与えられていない。

    また、パスカル・バセロンは、新車がこれまでの2回のテストで“適切なマイレージ”を走破したと説明した。

    「いくらかゲインが得られたし、全てがうまくいっているので満足している」とパスカル・バセロンは述べた。

    「だが、ここまでは自分たち自身とのレースであり、おそらくライバルも進歩しているだろう」

  • 【WEC】 ポルシェ 919ハイブリッドが初優勝

    【WEC】 ポルシェ 919ハイブリッドが初優勝

    ポルシェは、2014年FIA世界耐久選手権のサンパウロ最終戦においてロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組のポルシェ919ハイブリッドが初優勝を達成した。

    ティモ・ベルンハルトおよびブレンドン・ハートレーと共にもう一台のポルシェ919ハイブリッドをドライブするマーク・ウェバーは、6時間のレースの終了まで30分を切った頃、6位を走行していたが、高速の最終コーナーでタイヤバリアに非常に激しく激突した。

    チームがサーキットのメディカルセンターから最初に受け取った情報では、彼の負傷はそれほど深刻ではない、ということだった。しかし、彼は精密検査のためにサンパウロの病院に搬送された。レースは、ニール・ジャニがステアリングを握るカーナンバー14の919ハイブリッドがセーフティカーの先導でフィニッシュして幕を閉じた。

    カーナンバー14のレース展開:
    マルク・リーブは2番グリッドからスタートを切ったが、1周目でトヨタに抜かれ1つポジションを落とした。順位を取り戻すための息を呑むような追撃を見せた後、彼は37周で3位のままポルシェ919ハイブリッドをニール・ジャニに渡した。スイス人のジャニはトヨタを攻め続け、順位を入れ替えたものの、76周で車両をデュマに引き継いだ時点では、また3位になっていた。ロマン・デュマは、88周でトヨタが他車に接触した際に再び抜き返す。105周目、デュマは右側リアタイヤのパンクのため、予定より早くピットに戻らなければならなかった。再びマーク・リーブがステアリングを握った後、119周でもう一台のポルシェ919ハイブリッドがトラブルに見舞われたことにより、カーナンバー14が首位に立った。リーブは144周でピットに入り、再度デュマにクルマを預けた。183周目に、ジャニが2位でマシンを受け取った。222周目のピットストップでは、彼はコックピットに留まり、タイムを稼ぐためにタイヤを交換しないという賭けに出た。この賭けが功を奏し、919ハイブリッドは初優勝を果たした。

    カーナンバー20のレース展開:
    ティモ・ベルンハルトはポールポジションからスタートし、38周でウェバーに交代する時点で、12秒のリードを確保してした。マーク・ウェバーは多少のトラフィックの問題はあったもののリードを保ち、79周でブレンドン・ハートレーにマシンを渡した。ニュージーランド人のハートレーとカーナンバー20は、原因不明のトラブルでエンジン出力が低下したため優勝の夢は間もなく途絶えた。119周でハートレーからベルンハルトに交代し、彼は3位でレースを続けた。153周を過ぎたところでフルコースコーションが出されイエローフラッグが振られる中、ハートレーが再びステアリングを握った。193周で再びウェバーに交代したが、すでに6位に後退していた。彼は227周で最後のピットストップを終え、レース終了まで30分を切った239周目、高速の最終コーナーで激しいクラッシュを喫した。

    レース後のコメント:
    フリッツ・エンツィンガー (LMP1プロジェクトのトップ)
    「現時点における最も重要な情報は、マーク・ウェバーの容態が良好であるという医師からの第一報です。私はWECのデビューシーズンで初優勝を達成できたことが信じられません。また、マークのアクシデントもあり、勝利を素直に喜ぶことができません。今週末すべてのセッションで私達が最速で、両車共にフロントローに並びました。決勝は最終ラップまでスリルの連続でした。研究開発期間も含めた3年におよぶ厳しい年月の末、すばらしいチームによってデビューシーズンで優勝を飾ることができました。チームにはおめでとうの言葉を送ります。私は彼らを誇りに思います」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「私達が得ている情報では、あの重大なアクシデントにもかかわらず、マークは大丈夫であるとのことです。この週末、ドライバー、メカニックおよびエンジニアの全員が、今年の課題の最終ステップを完了しました。それは、自力で優勝するということでした。私達は、デビューシーズンで学んだことを証明することができました。それは、タイヤマネージメントであり、ピットストップであり、その他のオペレーションです。私達は、あらゆる面でトップに辿りつきました。現場であるサーキット、そして本居地ヴァイザッハで貢献してくれた全員に大きな感謝の意を表します。2014年のミッションは完了した今、次のシーズンを愉しみにしています」

    ポルシェ919ハイブリッド(No. 14)のドライバーのコメント
    ロマン・デュマ(36歳、フランス)
    「私達がポルシェのためにレースに勝てたことはすばらしいことです。しかし、それにも増して大切なのは、マークが大丈夫だということです。今日の私の最初のスティントは、右側リアタイヤのパンクのため、予定より早く終わりました。原因はわかりませんが、何かの破片を踏んだのでしょう。次のスティントでは、リアタイヤの空気圧を変更し路面のグリップレベルが改善できたため、ずっとよい時間を過ごすことができました。クルマは、本当に好調でした」

    ニール・ジャニ(30歳、スイス)
    「厳しいレースでした。すべての周回が予選モードで、カーナンバー8のトヨタとはよいバトルができました。最後の作戦が上手く行ったのは、ほとんど信じられないようなことでした。ロマンとマルクと一緒に、919ハイブリッドの最初のポールポジションを獲得し、今回は初優勝を達成しました。私にとって、今年は夢のシーズンでした。次の夢は、世界選手権タイトルとル・マンでの優勝です。私達は、ドライバーズタイトルでも3位になりました。このような結果を誰が信じていたでしょうか?」

    マルク・リーブ(34歳、ドイツ)
    「チームにとってすばらしい日になりました!1周目でトヨタに抜かれて順位を1つ落としました。驚いたことにトヨタはコーナーでブーストを使って私を驚かせました。その後、919ハイブリッドは最速のクルマだったにもかかわらず、トップに立つことはできませんでした。私はあらゆることを試しましたが、トヨタは隙を見せませんでした。私の2回目のスティントでの最大の問題は、トラフィックでレーシングラインを外さなければならない場面でのタイヤのグリップでした。まるで、氷の上をドライビングしているようでした」

    ポルシェ919ハイブリッド(No. 20)のドライバーのコメント
    ティモ・ベルンハルト(33歳、ドイツ)
    「私の最初のスティントは、スタートから最初のピットストップまで、レースをリードするという単純明快なものでした。私は、12秒のリードでマーク・ウェバーにクルマを渡しました。トラフィックへの対処が非常に難しく、特に私のスティントの最後にかけて、遅い車両に大いに悩まされました。高い気温も非常に厳しかったです。その後の2回目のスティントは、1回目ほど満足の行くものではありませんでした。それは、私達のクルマが持ち前のパワーを完全に発揮できない状態に陥っていたからです。ただし、それはもう重要ではなく今はマークが無事であることが何よりです」

    ブレンドン・ハートレー(25歳、ニュージーランド)
    「今回は感情が激しく揺さぶられるレースでしたが、何より重要なのはマークが大丈夫だということです。私の最初のスティントの序盤は、レースをリードして気持ちのよいものでした。ティモとマークがすばらしい仕事をして、クルマを首位につけてくれ、それは感動的でした。その後、私が10周ほどした時点で、残念ながらエンジンの出力が低下し後退しました。それでもこのサーキットを走行するのは素晴らしい経験でした。しかし、それよりマークのことが心配です」

  • アウディ:トム・クリステンセン、引退レースで表彰台獲得

    アウディ:トム・クリステンセン、引退レースで表彰台獲得

    アウディは、FIA世界耐久選手権(WEC)最終戦で、充実した結果を残した。

    アウディはサンパウロ大会にて今シーズン6度目の表彰台を獲得し、今季で引退を表明していたトム・クリステンセンが、最後のレースで新たなトロフィーを獲得した。

    アウディは今シーズン、マニュファクチャラーズ選手権2位、マルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ組がドライバーズ選手権の2位を獲得した。

    アウディのトップパフォーマンスは最後のレースまで健在だった。今回のレースでも、トム・クリステンセンは、その並外れた技量を存分に発揮した。

    ルーカス・ディ・グラッシとロイック・デュバルらとトリオを組んだル・マンで9回の優勝記録を持つトム・クリステンセンは、ブラジルの地で3位となり、現役最後のトロフィーを獲得した。トム・クリステンセンはレースの最終局面で、ゼッケン7号車のトヨタを相手に、少ない燃料にも関わらず、素晴らしいラップタイムでバトルを展開。前回のレースで今季限りでの現役引退を表明していたトム・クリステンセンは、多くの感謝と賛辞に溢れた、感動的な週末を過ごした。

    トム・クリステンセンには、ブラジル自動車協会からメダルが授与されたほか、土曜日にはLap of honorを受賞し、ゼッケン1号車のAudi R18 e-tron quattroは車体に「Thanks Tom – Mister Le Mans’」のペイントが施され、ゴールではすべてのWEC参加チームがメッセージを掲げ、表彰台でも彼を讃えるセレモニーが行われるなど、スポーツカー、GT、ツーリングカーを合わせ、アウディドライバーとして参戦し素晴らしい活躍を遂げた138レースを締めくくるに相応しいフィナーレとなった。

    ルーカス・ディ・グラッシにとっても、今回のレースは特別なものとなった。生まれ故郷のサンパウロの地で、6番手スタートから激しい追い上げにより3位を獲得する姿を多くの観客にアピールすることが出来た。

    もう1台のゼッケン2号車にも、表彰台獲得のチャンスは巡っていたが、ブノワ・トレルイエがレースラップを開始した直後、システムをリセットしなければならない事態が発生し、コース途中でマシンを停めなければならなくなった。トレルイエは、たった1人でわずか30分でマシンを修復し、6番手でレースに復帰した。その後マシンを引き継いだアンドレ・ロッテラーは、ファステストラップを記録するハイペースで周回を重ね、ボディのダメージ修復を行ったにも関わらず、5番手まで浮上した。レースは、マーク・ウェバーのクラッシュによって介入したセフティカーによりレース途中で終了成立となった。

    アウディはWEC3年目のシーズンを終え、素晴らしい結果を残してきた。2012年の開幕からの24戦でアウディは13回の優勝(勝率54%)を誇り、これはLMP1クラスでもっとも優れた成績。2012年と2013年には、ドライバーズならびにマニュファクチャラーズタイトルを獲得している。そして2014年シーズンのハイライトは、2000年以来続く、13回目のル・マン24時間レース優勝となった。

    Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
    「とても感動的な週末でした。特に、表彰台を奪取した、トム・クリステンセンの最終スティントの走りは見事でした。このブラジルの地で、我々はWECシーズン最後の最後まで充実した結果を残せるよう努力を惜しみませんでした。もちろん、優勝を目指していましたが、それでも表彰台を獲得した今回の結果を得られたことは、素晴らしいことだと考えています」

    トム・クリステンセン (Audi R18 e-tron quattro 1号車)
    「みんなには、本当に感謝をしています。私は、アウディドライバーとして初めて参加した2000年のセブリングのレースで表彰台を獲得しましたが、最後のレースも、厳しい局面を乗り越え、表彰台獲得で締めくくることが出来ました。ピットストップの回数を減らすため、最後は燃料消費を極力抑えて走ることになっていましたが、それは私が担当するスティントでした。セフティカーが入るまで、その状況はとても厳しいものでした。初優勝を遂げたポルシェ、そしてタイトルを獲得したトヨタに、おめでとうと申し上げます。アウディというベストなチームと共にキャリアを過ごすことが出来た私は幸せでした。今週末は、私のキャリアの中で最高のものでした」

  • 日産:LMP1カー『Nissan GT-R LM NISMO』を初テスト

    日産:LMP1カー『Nissan GT-R LM NISMO』を初テスト

    日産は、2015年からWEC世界耐久選手権に参戦するLMP1マシン『Nissan GT-R LM NISMO』の初テストを実施したと報じられている。

    日産の公式発表ではないが、Nissan GT-R LM NISMOのテストは、アリゾナにある日産のテストトラックで数日間にわたり行われ、長年、日産のドライバーを務めるミハエル・クルムがステアリングを握ったという。

    日産は今年9月、Nissan GT-R LM NISMOの初走行を11月の第一週に実施する予定だと述べていた。

    NISSAN GT-R LM NISMOの公式発表は、セブリングでの公開テスト前の12月上旬に予定されていたが、それは来年2月頃に延期されたという。詳細やドライバーラインナップに関しては、その際に発表されるものと考えられている。

  • トヨタ、ドライバーズ選手権でWEC初タイトルを獲得!

    トヨタ、ドライバーズ選手権でWEC初タイトルを獲得!

    トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)バーレーン6時間レースで勝利を収めると同時に、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミがドライバーズタイトルを獲得しま。

    レースに優勝したのはアレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイが操るTS040 HYBRID 7号車だった。この勝利はトヨタにとって2014年WECでの記録すべき5勝目にった。

    アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミの8号車は突然襲って来たトラブルの修理に貴重な時間を失ったが、トラブル解決後は果敢に追い上げ、総合11位でゴールし、最終戦サンパウロ6時間レースを前に、2014年のドライバーズチャンピオンに輝いた。

    トヨタのドライバーがFIA世界選手権でチャンピオンタイトルを獲得したのは、1994年に世界ラリー選手権(WRC)を制したディディエ・オリオール以来となる。

    今日の結果は、トヨタのマニュファクチャラーズタイトル獲得に大きなアドバンテージをもたらした。チームは2位のアウディに40点差をつけて、11月30日に行われるサンパウロ6時間レースに向かう。1レースあたりの1チーム最大獲得可能ポイントは44点のため、最終戦でトヨタが5点以上獲得すればマニュファクチャラーズタイトル獲得が決まる。

    レースはトヨタにとってドラマに満ちたものだった。スタート直後からブルツ、ブエミはライバル達とポジション争いを展開、第1コーナーではやや遅れたものの、7周目にはブエミの8号車がトップに躍り出て、ブルツの7号車は3位に付けた。

    レースが開始されて30分が経過した時点でコース全域にわたって黄旗が出されたが、トヨタはそのタイミングを逃さず2台をピットへ入れ、タイヤ交換、給油を済ませた。ピットインをしなかったライバル達が黄旗下でスロー走行を強いられていたため、2台のトヨタはタイムロスを最小限に留め、黄旗が解除された時にはブエミの8号車が3位、ブルツの7号車が4位につけていた。その後2台はペースを上げ、レースが1時間を過ぎた頃には1-2位でレースをリードしていた。

    1時間半経過時点で、トヨタの2台は僅か9秒のインターバルで同じ周にピットイン、7号車はブルツからコンウェイに、8号車はブエミからデビッドソンに交替してレースに復帰した。8号車はコースへ復帰した時にまだレースをリードしていたが、そこに思わぬトラブルが待っていた。オルタネーターが壊れ、その交換に予定外のピットインを強いられた。交換にかかった時間は30分。デビッドソンが8号車をレースに復帰させた時には総合26位に後退し、トップから17周遅れになっていた。この8号車のピットインによって、レースは7号車がリードすることになった。

    一連の騒動が収まってからは、2台のTS040 HYBRIDにはそれぞれ異なる任務が与えられた。7号車には最終戦でマニュファクチャラーズタイトル獲得を可能にするために勝利を、8号車には完走をしてドライバーズタイトルを獲得することが命題とった。

    そして、2台のTS040 HYBRIDのドライバー達はこの任務を見事に果たした。レースが半分を消化した時にコンウェイから運転を代わったサラザンはそのままリードを堅持し、デビッドソンからステアリングを受け取ったブエミは最速タイムを更新しながら追い上げた。そして、いよいよレースは最後の1時間に突入、サラザンからブルツに替わった7号車はトップを快走。8号車はデビッドソンがブエミから運転を引き継いだ時点で、何と13位まで順位を上げていた。

    最後の数周は2台のTS040 HYBRIDはほとんどテール・トゥ・ノーズの状態で走行を重ねたが、最後はブルツが7号車をトップでゴールに導いた。2位のポルシェとは50秒460の差が開いていた。8号車はデビッドソンの手で総合11位(LMP1クラス8位)でゴール、2台共に完走を果たして任務を遂行した。

    木下美明 チーム代表:
    アンソニーとセバスチャンのドライバーズチャンピオン獲得を皆で祝いたいと思います。このタイトル獲得は、ドライバーはもちろん、チーム全員の努力の賜物でもあります。とくに今年は燃料効率に関する新規則の始まりの年でもあるので、本当に意味のある大きな成果だと思います。彼らは、この新規則での初代チャンピオンとなり、これによって我々のTHS-R(トヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング)の性能が証明されたことを非常に誇りに思います。ケルンのTMGの全社員、日本のトヨタのモータースポーツユニット開発部やハイブリッド先行開発部他、オレカをはじめ、我々に支援をいただいているパートナーの皆様、全ての方々に感謝申し上げます。また、このプロジェクトを始めた頃からずっと応援いただいているファンの皆様、本当に有難うございました。もちろん、今日優勝したアレックス、ステファンとマイクの3人にも、心からお祝いを述べたいと思います。このところ7号車にはいろいろなことがありましたが、今日はとても速く、非常にタイヤに厳しいサーキットであるにも関わらず、安定して走ってくれました。本当に良くやってくれたと思っています。

    TS040 HYBRID 7号車:
    (アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ)
    決勝結果: 1位 195周、ピットストップ6回、最高ラップタイム:1分46秒377

    アレックス・ブルツ:
    チームメイトが世界チャンピオンを獲得し、とても喜んでいます。今シーズン、彼らはとても頑張りました。ドライバーとして、ずっと一緒に頑張って来て、我々はとてもうまく行っていました。今、彼らには世界チャンピオンの喜びに浸ってもらいたいと思います。そして、我々もレースに勝ちました。この週末、始めのセットアップで良い方向性を見つけてくれたステファンには本当に感謝しています。我々のTS040 HYBRIDは強かったけれど、それもチーム全員のおかげです。

    ステファン・サラザン:
    セバスチャンとアンソニー、世界チャンピオン獲得おめでとう。今シーズンの彼らの走りは凄かったし、この瞬間を待ち望んでいたと思います。このようなレースが出来、かつ再び優勝も出来るとは素晴らしいことです。特にここバーレーンでは、昨年8号車で優勝しているのですから。私のスティントでは、レース終盤でのスプラッシュアンドゴー(給油ピットイン)を避けるよう、燃費走行しなければならなかったので、それに集中をしました。全てうまく行きました。アレックスとマイクの二人も素晴らしい仕事をしてくれ、実際のところ、チーム全員、この週末、そしてこのシーズンを通じて、本当に頑張ってくれています。

    マイク・コンウェイ:
    アンソニーとセバスチャンには、世界チャンピオン獲得を祝福したいと思います。彼らは今シーズン本当に頑張りました。そして、今日は我々の7号車も最高の結果が出せました。ステファンとアレックスのスティントは見事だったし、私は自分の走りにも満足しています。チームが私にくれた信頼とサポートに応えることが出来て、本当に嬉しいです。トヨタ・レーシングでのわずか2戦目でWEC初優勝が叶うとは凄いことですし、素晴らしい日になりました。末永く忘れられない記憶になるでしょう。

    TS040 HYBRID 8号車:
    (アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ)
    決勝レース:11位 177周、ピットストップ7回、最高ラップタイム:1分45秒989

    アンソニー・デビッドソン:
    信じられないような一年でした。個人的にも、私自身の長いキャリアの中で最高の成果であり、今日は最高の一日となりました。私にとって初めての世界チャンピオンということは、多くのことを意味するはずですが、まだ実感が湧きません。チームは素晴らしい仕事で、最速のTS040 HYBRIDを用意してくれました。勝ってタイトルを決めるという望みは叶いませんでしたが、不満はありません。トラブルの後、迅速な作業でコースに戻してくれたメカニックには本当に感謝しています。8号車のクルーだけでなく、7号車のクルーも手伝ってくれました。チャンピオン獲得は真にチームの努力によるもので、関わった全ての人に感謝しています。素晴らしい一日になりましたが、まだもう一戦、ブラジルでの最終戦で勝利し、マニュファクチャラーズタイトルも獲得するという仕事が残っています。

    セバスチャン・ブエミ:
    本当に嬉しい。世界チャンピオンを獲得出来て素晴らしい気分です。望んだレース結果でのタイトル獲得ではありませんでしたが、とても幸せです。ポルシェ、アウディという強敵と競い合って、チャンピオン獲得が果たせたことは、本当に素晴らしいです。我々は勝てるTS040 HYBRIDを持っていましたが、7号車が勝ってくれたことも喜んでいます。チャンピオン獲得には、最高のレースカーとチームが必要であり、それを与えてくれたチームに感謝しています。ドライバーズチャンピオンの獲得ではありますが、このタイトルはチームのものです。アンソニーと私だけでなく、ここにいるスタッフ全員、そしてケルンや東富士研究所にいる全ての関係者の努力無しには成し得なかったものです。次戦ブラジルでマニュファクチャラーズタイトルも獲得出来れば、更に素晴らしい一年となるでしょう。