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  • 日産、2016年にNissan GT-R LM NISMOで世界耐久選手権に復帰

    日産、2016年にNissan GT-R LM NISMOで世界耐久選手権に復帰

    日産は、2016年のFIA世界耐久選手権(WEC)にNissan GT-R LM NISMOを復帰させると発表。チームは6月に行われたル・マン24時間以降、ル・マンで起きた技術的問題の解決に向けてテストに取り組み、LM P1復帰への開発プログラムを進めてきた。

    チームは人員の強化も図った。ベン・ボウルビーに集中していた業務を軽減するため、メキシコ日産からマイク・カルカモが新たにチームに加わり、チーム代表に就任した。

    「ベンがやっていた業務量は膨大です。マシンをデザインし、レースやテストのオペレーションも担当していました。これは、誰がやったとしても、なかなかこなせる量ではありません」とマイク・カルカモは語る。

    「特に、マシンコンセプトは開発に高いレベルを要求するものでした。私のこれまでの、日産のエンジニアリングプロセスやプロジェクトをプランニングしてきた経験は、ベンをサポートし、チームがマシン製作により集中できるようになるでしょう。新しい形のマシンの性能を引き出すには多くの時間がかかりますが、我々の挑戦を明確にし、さらに高いレベルに達するための基盤を作っていきます」

    ル・マン以降、チームはマシンに対しいくつかの変更を加えているが、オリジナルデザインは維持する。チームは、テキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカで、ハリー・ティンクネルとオリビエ・プラがステアリングを握り、2日間のテストを行った。
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    このテストはKERS(エネルギー回生システム)なしでの走行となった。タイヤは、ル・マン後にさらに変更を加えたものではなかったが、以前ここで走行した時に比べマシンは速くなり、信頼性に関する問題は出なかった。

    「我々は最高レベルで戦うことにすべての力を注いでいます。そこで勝てなければ喜ぶことはできません」とニスモ代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)宮谷正一は語る。

    「LM P1への挑戦を進めている間にも、ヨーロッパではブランパン耐久シリーズのプロクラスでNissan GT-R NISMO GT3とともにドライバーズタイトルを獲得しました。また、日本では昨年に続きSUPER GTのGT500クラスでの年間タイトルを狙っています。レースは私たちのDNAの一部であり、それを目指して我々は進んでいきます」

    ニスモのグローバルヘッドオブブランド・マーケティング&セールス、ダレン・コックスは加えて、「マイクをチームに迎え、我々のマシンは技術的な問題を解決し飛躍するでしょう。2016年に照準を定め、マイクがプロジェクトを支え、ベンとチームが我々の目標とするレベルまでマシンの力を引き上げてくれると思っています」と述べた。

  • トヨタ、ホームレースとなるWEC第6戦 富士6時間レースへ

    トヨタ、ホームレースとなるWEC第6戦 富士6時間レースへ

    10月11日(日)、富士スピードウェイでFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦 富士6時間レースが行われる。

    TOYOTA GAZOO Racingは、トヨタのホームコースでのレースに2台のTS040 HYBRIDで臨む。

    霊峰・富士の麓に位置する富士スピードウェイでは、2012年からWEC富士6時間レースが開催されてるが、TOYOTA GAZOO Racingは、過去3年のレースをすべて勝利で飾ってきた。特に昨年は1-2フィニッシュを飾り、記念すべき世界耐久選手権王者への道を駆け上った。

    昨年の富士6時間レースでは、アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミが勝利を挙げ、ドライバーズ・タイトル獲得に向けての礎とした。今年はこの2人に2012年、13年の勝者である中嶋一貴が加わり、TS040 HYBRID #1号車を操る。

    中嶋一貴と組んで富士6時間レースで過去2勝を挙げているアレックス・ブルツは、今年はステファン・サラザン、マイク・コンウェイと共にTS040 HYBRID #2号車を走らせる。コンウェイはTOYOTA GAZOO Racingの一員として初めての富士スピードウェイ出場となる。

    富士スピードウェイは16のコーナー、1.475kmにも及ぶ長いメインストレートを備えた、1周4.563kmの国際サーキット。1965年に開場した当時、第1コーナーには巨大な30度バンクが待ち受けていたが、1974年にバンクは廃止されている。1976年に日本で初めてF1日本グランプリがこの富士スピードウェイで開催されたことは、日本のモータースポーツにおけるマイルストーンとなっている。2000年にトヨタ自動車が富士スピードウェイの経営に加わって以来、大幅な改修がなされ、2007年と08年の2年間、再びF1日本グランプリが開催されたことはまだ記憶に新しい。

    F1グランプリでも有名になったこの富士スピードウェイfsが、実はスポーツカー(耐久)レースの長い歴史で彩られている。特にトヨタにとれば特別な場所ともいえる。1967年に初めて開催された富士1000kmレースでは、トヨタ2000GTが見事な優勝を飾っている。また、それ以後2年間にわたり、トヨタの象徴的なレースカー、TOYOTA7が勝利を挙げている。また、富士におけるスポーツカーレースは、1982年から7シーズンに渡ってWECのカレンダーに組み込まれ、そのうちの3年間はWSPC(World Sports Prototype Championship=世界スポーツプロトタイプ選手権)という名称で開催された。

    今週末に開催される富士6時間レースは、10月9日(金)に行われる2回の公式練習に始まり、10日(土)には公式練習と公式予選が行われる。決勝レースは11日(日)午前11時にスタートする。

    佐藤俊男 チーム代表
    ホームレースとなる富士スピードウェイでのレースは、我々にとって毎シーズンもっとも大事な戦いのひとつです。 日本のファンの皆さんからはいつも熱い応援を頂き、温かく迎えて頂いていることに心から感謝致します。 これまでの3年間、富士では非常に良い成績を収めることが出来ておりますので、今年も出来る限りのプッシュをしていきます。  尚、我々のハイブリッドシステムを開発している東富士研究所が富士スピードウェイのすぐ近くにありますので、今週末は開発に携わった仲間たちにTS040 HYBRIDの戦う姿を見てもらえる貴重な機会になります。彼らのサポートとともに、多くのトヨタ自動車社員の方々やトヨタグループのパートナーの皆様にも、現地で応援頂ける事、大変ありがたく思っています。チーム一丸となって臨みます。

    アンソニー・デビッドソン (TS040 HYBRID #1)
    富士でのホームレースが楽しみです。ファンの皆さんと、応援に駆け付けてくれたトヨタ自動車の仲間達にも良いレースを見せたいと思います。我々は、富士では無敗という素晴らしい記録を持っています。またウィニングランを、というには厳しい挑戦だと思いますが、まだまだ分かりません。この季節の富士の天気は予想し辛く、ウェットコンディションになれば流れは我々に有利に向いてきます。あらゆるチャンスをものにするべく、全て出し切ります。

    セバスチャン・ブエミ (TS040 HYBRID #1)
    富士は我々のホームレースなので、いつも特別な思いがあります。3連覇という凄い記録がありますが、残念ながら今年は良い結果を残すのが少々厳しいことも分かっています。救われるとすれば富士の天候でしょう。我々のファンや大勢のトヨタ社員の前で走るのですから、とても気合が入ります。レースには前向きに立ち向かって行きますし、この週末は最高の結果を出せるよう全力を尽くします。

    中嶋一貴 (TS040 HYBRID #1)
    私にとって富士はWECシリーズの中でも大きな意味を持っています。耐久レースの長い歴史がある富士スピードウェイで、日本のファンの皆さんを前にLMP1で走るのは素晴らしいことです。富士は私の大好きなサーキットのひとつで良い思い出がたくさんあります。私自身のWEC初優勝が2012年の富士、というのもそのひとつです。このサーキットは良く知っており、普段は得意としています。今シーズンのスーパーフォーミュラでは、7月に表彰台にも上がっています。外食時には、チームメイトに代わって注文もしなければいけませんが、それも含め、チームメイトに日本を紹介するのも、また楽しみです。

    アレックス・ブルツ (TS040 HYBRID #2)
    富士はスポーツカーレースの長い歴史を持つ偉大なサーキットです。難しいコースで、正しいセットアップを見出すのは驚くほど大変です。非常に長いストレートと高速コーナー、そして後半のトリッキーなセクターと、バラエティに富んだレイアウトです。そのため、ドライバーにも、エンジニアにとっても正しいセッティングを見出すのは挑戦であり、公式練習セッションが重要です。富士は我々のホームレースであり、我々のファンとトヨタ関係者のためにも、良いレースを見せられることを楽しみにしています

    ステファン・サラザン (TS040 HYBRID #2)
    富士はシーズンを通しても好きなサーキットのひとつです。昨年我々は非常に力強いレースを見せることが出来たので、今年も楽しみです。日本はファンが熱狂的で、特にトヨタのドライバーとしてレースを戦うことは素晴らしい体験です。パドックでは常に多くのサインを求められ、多くのファンが応援してくれていることを実感出来、とても嬉しいです。集まってくれた多くのファンが楽しめる、素晴らしいレースを見せられることを期待しています。

    マイク・コンウェイ (TS040 HYBRID #2)
    私にとって、トヨタドライバーとして初めての訪日となりますが、待ち切れません。2013年にはLMP2チームの一員として日本で戦っており、レースファンの熱心さは知っています。今回のレースへ向け、シミュレーターでの練習は積んで来ており、準備はできています。トヨタにとってのホームレースを経験することを楽しみにしています。ハイブリッドシステムが開発された東富士研究所を訪問出来るのも楽しみです。過去我々は富士で強さを示しているので、全力を尽くし、好結果を目指します。

  • 日産、残りのWECシーズンも参戦見送りを決定 – 2016年に再始動

    日産、残りのWECシーズンも参戦見送りを決定 – 2016年に再始動

    日産は、今シーズンの世界耐久選手権の残りのレースへの参戦を見送ることを決定。2016年にGT-R LM NISMOで復帰することを明らかにした。

    日産は、6月のル・マン24時間レースでGT-R LM NISMOをレースデビューさせたが、技術的なトラブルに遭遇。8月には問題解決のために当面のレースプログラムを見合わせることを発表していた。

    その決定は、ニュルブルクリンク、オースティン、富士でのレースまでだとみられていたが、日産は11月の上海とバーレーンのレースも欠場することを選んだ。

    日産は、フロントエンジン・前輪駆動、狭い後輪に8MJのハイブリッドシステムを搭載するGT-R LM NISMOの当初のコンセプトの立て直しに取り組んでいる。

    日産の広報担当は「エネルギー回生システムの開発はしばらくの間、進行しています」とコメント

    「最初のダイナモテストは年末前になると予想されており、クルマで走らせる前に完全なダイナモサイクルに入ります」

    レースで作動しなかったToroTrakによって設計・製造されたシステムに代わり、新しいサプライヤーで開発が行われていると理解されている。

    日産のLMP1組織は、ベン・ボウルビーに代わり、日産メキシコからNISMOに異動したマイク・カルカモが新チームプリンシパルに就任。組織が再編成されている。ベン・ボウルビーは、テクニカルディレクターの役割に集中している。

    「ベンがやっていた業務量は膨大です。マシンをデザインし、レースやテストのオペレーションも担当していました」とマイク・カルカモは述べた。

    「これは、誰がやったとしても、なかなかこなせる量ではありません。特に、マシンコンセプトは開発に高いレベルを要求するものでした」

    「私のこれまでの、日産のエンジニアリングプロセスやプロジェクトをプランニングしてきた経験は、ベンをサポートし、チームがマシン製作により集中できるようになるでしょう。」

    日産は先週、オースティンでテストを実施。オリビエ・プラとハリー・ティンクネルが運転した。

    日産は、ル・マンでハイブリッドパワーなしで走行したGT-R LM NISMOは「以前よりもかなり速くなっており、重大な信頼性トラブルはまったく発生しなかった」と声明で述べた。

  • ジェンソン・バトン、F1引退後はWECに転向?

    ジェンソン・バトン、F1引退後はWECに転向?

    ジェンソン・バトンは、F1キャリアがいつ終わるかについては言及を避けているが、F1引退後はWECでレースをすることは“考えられる”と述べた。

    F1シンガポールGP後、ジェンソン・バトンは、将来について決断を下したと述べ、もはやF1を楽しめていないことを示唆。鈴鹿でF1引退を発表すると噂されたが、現時点では2016年の状況についてコメントを控えている。

    しかし、どこかの段階でWECでレースをすることを想像することはできるかとの質問、ジェンソン・バトンは、かつては除外していたWECへの熱が増してきたと述べた。

    「適切な状況であれば、将来それをすることは考えられる」とジェンソン・バトンは AUTOSPORT にコメント。

    「ここ2年間にわたって多くのレースを見てきたし、チームの雰囲気が気に入っている。大規模なチームイベントだよね」

    「24時間レースで優勝を成し遂げることは、全てのドライバーが大好きだろうと思う。非常に特別な業績だ」

    「確かに将来WECで自分がレースをしていることを考えられるね」

    “適切な状況”について詳細を尋ねられたジェンソン・バトンは「適切なチームだね。全てが揃っていて、LMP1でレースをする適切な機会だ」とコメント。

    しかし、2016年にポルシェからオファーがあったら魅力的かとの質問にはコメントを避けた。

    マクラーレンのジョナサン・ニールは、ジェンソン・バトンにチームに残ってほしいが、まだ交渉中であることを明らかにし、「ドライバーがチームにいたくないのであれば、それを尊重しなければならない」と認めている。

    ジェンソン・バトンは、マクラーレンとの議論のステータスを詳しく述べることは拒否した。

    「来年について付け加えることは何もないよ」とジェンソン・バトンは述べた。

    「それについては十分に話したと思う」

    2016年の決定において鍵となる要因は何かと質問されたジェンソン・バトンは「成功するかどうか、それが最も重要だ」と述べた。

  • トヨタ、1号車が4位フィニッシュ / WEC第5戦 COTA6時間レース

    トヨタ、1号車が4位フィニッシュ / WEC第5戦 COTA6時間レース

    トヨタにとってサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)6時間レースは苦しい戦いになったが、今年のFIA世界耐久選手権(WEC)で開幕戦の3位表彰台に次ぐ4位でレースを終えることが出来た。

    4位に入賞したのはアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴の乗るTS040 HYBRID #1号車。アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車はレース中盤のアクシデントで残念ながらリタイアを喫した。

    この結果、トヨタはメーカー選手権をリードするポルシェから119点差で3位を維持している。

    レースはまだ日の高い午後5時にスタートした。スタート時の気温は33度。閉鎖された運転席で仕事をこなすドライバーにとって、非常に厳しい条件下でのレースになった。そのため、約45分毎に行われる給油のためのピットストップごとにドライバー交替を行う作戦を取った。また、暑い条件下で大きな負担がかかるタイヤも同時に交換を予定した。

    スタートドライバーを務めたのは#1号車がブエミ、#2号車がブルツ。ブエミはスタート直後の数周で1台のアウディをかわして4位を走行したが、暫くするとスタート順位と同じ5位に落ち着き、ブルツの#2号車を伴っての走行となった。

    レースが3分の1を消化した頃、2台のTS040 HYBRIDは揃ってマイナーなトラブルに見舞われた。まず、デビッドソンの駆る#1号車がピットレーンへの進入でトラブルにあい、予定外の1周をこなさなければならなくなった。予定外の周回だったために燃料切れの心配があり、最小限の燃料使用に留めるために速度を落として走行、チームメイトの#2号車に5位の座を譲る結果になり、6位に後退した。

    #1号車をトラブルが襲った暫く後、今度は#2号車に災難が降り掛かった。コンウェイがドライブ中に2台のGTカーに行く手を阻まれてスピン、あわやのところで立て直して事なきを得た。しかし、レースが中盤戦に差し掛かった頃、再び周回遅れを抜こうとした際に第11コーナーでコントロールを失ってスピン、今度はガードレールとの接触を避けきれず、TS040 HYBRIDの前後部に大きなダメージを負ってレースからリタイアせざるを得なかった。

    その後、#1号車が先のピットレーン進入時のトラブルを問われてストップ・ゴーのペナルティを科せらた。その後は問題なくレースが進み、#18号車ポルシェを襲った技術的なトラブルにも助けられて、中嶋の運転する#1号車は優勝したポルシェ#17号車から2周遅れの4位でレースを終えた。

    このレースを終えてWECはアジアでの2連戦に向けて海を渡る。最初はトヨタのホームレースである富士6時間レースが10月11日(日)に、続いて中国における上海6時間レースが11月1日(日)に行われる。その後WECは11月21日(土)のバーレーン6時間レースでシーズンを締めくくる。

    佐藤俊男 チーム代表:
    暑く、厳しいレースであったのは我々だけではありませんが、#1号車にとってはまずまずの結果だったと思います。昨年のル・マン以来、そして、私にとってはチームに加わって初めてのリタイアを味わいましたが、残念ながらこういうことはモータースポーツにおいては、起こり得ることです。また素晴らしいパフォーマンスを発揮し、それにふさわしい勝利を成し遂げたポルシェを祝福します。いよいよ次戦は、富士スピードウエイで行われる、我々にとっては最も大切なホームレースです。しっかりと準備をして、強さを見せられるように、固い決意で日本に向かいます。

    TS040 HYBRID #1号車:
    (アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
    決勝: 4位、183周、ピットストップ7回、グリッド:5番手、最速ラップ:1分49秒455

    アンソニー・デビッドソン:
    我々には厳しい週末でしたが4位でフィニッシュ出来たのはちょっと嬉しいです。我々のTS040 HYBRIDは今週とても運転しづらく、コンディションは、誰にとっても易しいものではありませんでした。ちょっとしたミスもあったので、次戦の富士ではスッキリしたいと思います。これからのレースも全力で頑張りますが、特に富士のホームレースはやる気がみなぎっています。

    セバスチャン・ブエミ:
    ある意味、難しい週末でしたが、想定はしていました。そんな中でも、私はTS040 HYBRIDの運転を楽しめましたし、来年に向けて、コースやタイヤやクルマについて、出来る限り多くのことを学ぼうとしました。来年は、我々が以前いたポジション、つまり首位争いに戻れるようにしたいと願っています。

    中嶋一貴:
    私がTS040 HYBRIDに乗り込む頃には暑さもそれほどではなくなっていたので、予想していたほど暑さには悩まされませんでした。最後まで激しくプッシュしましたが、おそらく路面コンディションのせいか、非常に苦しみました。それでもレース前に予想していたよりも良い結果の4位を何とか獲れたので、これが富士に向けての大きな弾みになればと思います。

    TS040 HYBRID #2号車:
    (アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    決勝: リタイア、89周、ピットストップ3回、グリッド:6番手、最速ラップ:1分50秒182

    アレックス・ブルツ:
    今日のオースティンは我々にとって良いレースとはなりませんでした。レースを戦っていればこういうことは起こり得ます。ドライバーズポイント争いで当面の競争相手となっている、チームメイトとのリードを守りたかったのですが… 決勝レースに向けてのセットアップは3人のドライバー全員にとってとても上手く行きましたが、それを活かすことが出来ませんでした。次戦へ向け気持ちを切り替えます。

    ステファン・サラザン:
    残念ながら何度かのアクシデントによりリタイアとなってしまいました。これもレースです。我々は順調なレースを戦い、TS040 HYBRIDも好感触でした。ベストを尽くしましたが、厳しい結果となってしまいました。次戦ホームレースとなる富士が良いレースとなるよう挑みます。

    マイク・コンウェイ:
    TS040 HYBRIDの感触は良く、着実なレースを戦っていました。しかし、前を行くGTカーの背後に着いたとき、突然その車両のリアが流れ、走行ラインが乱れました。急激な動きだったので避けようとしてコントロールを失い、クラッシュしてしまいました。私のミスです。チームに陳謝します。

  • ファン・パブロ・モントーヤ、ポルシェのLMP1マシンをテスト?

    ファン・パブロ・モントーヤ、ポルシェのLMP1マシンをテスト?

    ファン・パブロ・モントーヤが、ポルシェのWECマシンである919ハイブリッドをテストするチャンスを得るかもしれない。

    インディカーに参戦するファン・パブロ・モントーヤは、WECとル・マン24時間レースへの関心を示しており、今週末WECが開催されているオースティンにポルシェのゲストとして訪れている。

    ポルシェ LMP1チーム監督のアンドレア・ザイドルは、ファン・パブロ・モントーヤとチームのLMP1担当副社長であるフリッツ・エンツィンガーは2001〜2004年にウィリアムズBMWで一緒に働いており、今でも連絡を取っていると説明した。

    「我々はBMW時代から彼を知っているし、私は彼のクルマを担当していた」とフリッツ・エンツィンガーは AUTOSPORT に述べた。

    「彼はWECに非常に興味を持っており、レースの全てを細かく見ている」

    「我々はゲストとして彼をここに招待し、テストの可能性について話をした。今後、それがどう発展するか見てみるつもりだ」

    だが、アンドレア・ザイドルは、ファン・パブロ・モントーヤが、近い将来にポルシェのLMP1に加わるプランはないと強調した。

    「我々は現在の9名のドライバーに非常に満足している」とフリッツ・エンツィンガーは述べた。

    ポルシェは、来年のル・マン24時間レースでも、今年のレースを制したニコ・ヒュルケンベルグ、ニック・タンディ、アール・バンバというラインナップで挑みたいとの願望を表明している。

    アンドレア・ザイドルは、ニコ・ヒュルケンベルグの復帰は、ル・マン24時間レース前に2週間のテストデーがF1カレンダーと衝突しないかに依存していると述べた。

    「両方のカレンダーが確定したときに最終的にわかることになる。そのあと、我々とフォース・インディアとで合意できるかは彼次第だ」

    アンドレア・ザイドルは、準備として5月のスパに参戦できなかったとしても、ポルシェはニコ・ヒュルケンベルグのル・マン参戦を望んでいると述べた。

    「F1とスパが重なった場合でも、彼には経験があるので、ニコとル・マンを戦えると思っている」

  • トヨタ、3列目グリッドからスタート / WEC 世界耐久選手権

    トヨタ、3列目グリッドからスタート / WEC 世界耐久選手権

    アメリカ・テキサス州オースティンで開催されているFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)6時間レースは、9月18日(金)に公式予選を行い、TOYOTA GAZOO Racingは2台のTS040 HYBRIDが揃って3列目のグリッドから明日の決勝レースへとスタートすることになった。

    アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴のTS040 HYBRID #1号車が、チームメイトのアレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車のタイムを凌いで5番手グリッドを獲得し、#2号車は6番手グリッドとなった。

    公式予選はまだ日の高い午後6時過ぎに始まり、気温はまだ高く33度もあった。それぞれのクルマを最初に走らせたのは#1号車がブエミ、2号車がコンウェイだったが、LMP2カーが1台ピットロード出口に止まったために赤旗が提示され、2人はその影響を受けてしまった。予選順位はそれぞれのクルマでタイムアタックを行った2人のドライバーのベストタイムの平均値で決まる。今回は#1号車が中嶋とブエミ、#2号車はコンウェイとブルツが走った。

    公式予選の序盤、#2号車が#1号車を凌ぐタイムを記録していたが、終了してみれば#1号車が#2号車の前に出た。しかし、#1号車もポールポジションを獲得した#18ポルシェから2秒以上の遅れがあり、レースは挑戦の色合いの強いものになりそうだ。

    明日のレースは非常に高い気温のもとで行われることになりそうだ。2台のTS040 HYBRIDはレースで最高の性能を発揮出来るように、レース中のタイヤ戦略も含めて準備が整っている。ちなみに、3回の公式練習で走り込んだ2台のTS040 HYBRIDは、合計195周、1075kmを走破している。

    決勝レースは19日(土)午後5時にスタートを切り、6時間後の午後11時にチェッカーフラッグを受ける。

    TS040 HYBRID #1号車:
    (アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
    公式練習3回目:6番手(1分49秒112)26周
    予選:  5番手(平均1分48秒990)

    セバスチャン・ブエミ:
    多少の差違はありますが予想通りのポジションと言えます。明日は決勝レースでの走行ペースに集中し、ライバルとの差を縮めます。我々はベストを尽くし、可能な限り多くのことを学ぶべく臨みました。我々にとっては納得の行くセッションであり、少なめの燃料と新しいタイヤでこのサーキットをドライブするのは素晴らしい経験でした。あとは明日の決勝レースを待つだけです。

    中嶋一貴:
    予選はチームメイト同士でのタイムアタック争いとなり、接近した戦いを楽しみました。高い気温によるものなのか、今日行われた他のレースが原因なのかは分かりませんが、コースのコンディションは理想的とは言えませんでした。そのため、タイムアタックは非常に難しいものとなりました。しかし、なんとか最後の周回で全てをまとめることが出来ました。チームとしては良い仕事が出来たので、明日もこの調子を維持したいと思います。

    TS040 HYBRID #2号車:
    (アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習3回目:5番手(1分49秒221)23周
    予選:  6番手(平均1分49秒176)

    アレックス・ブルツ:
    自分の走りについては、満足行くものではありませんでした。公式練習3回目ではオーバーステア気味だったのですが、フロントタイヤを上手く働かせることが出来ず、アンダーステア症状にも見舞われてしまいました。そのため私は最初の2周で再びコースコンディションを見直さなければなりませんでした。最初のアタックラップでは自身の最高タイムを更新出来ましたが、翌周はコース上の混雑に阻まれてしまいました。リズムを見出すことが出来ず、残念な予選となってしまいました。

    マイク・コンウェイ:
    最初のアタックラップでタイムを出すつもりだったのですが、最終コーナー手前でミスを犯してしまい、コンマ数秒を失いました。翌周もアタックを続け、なんとか上手く行きました。暑いコンディションのせいもあって最後のセクターは非常に滑りやすく、今日の公式練習時とは感触が異なりました。誰もが同じ問題を経験したとは思いますが、決勝レースも同じ状態になりそうなので、対策が必要です。

  • トヨタ:WEC第5戦公式練習初日 レポート

    トヨタ:WEC第5戦公式練習初日 レポート

    9月17日(木)、アメリカ・テキサス州オースティンでFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースの公式練習初日が行われた。

    夏のような暑さと高い湿度がドライバーやチームのスタッフを苦しめたが、1時間半ずつ2回・合計3時間の公式練習は昼と夜の両条件下で行われ、9月19日(土)の午後5時から深夜11時に及ぶ決勝レースに向けて、確かな手応えを得ることが出来た。

    アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴の乗るTS040 HYBRID#1号車は公式練習1回目を4番手、公式練習2回目を5番手で終えた。アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車はそれぞれのセッションで5番手、6番手だった。中嶋一貴にとってこのサーキットを走るのは初めての経験だった。

    公式練習1回目は日も高い真昼に行われ、9月半ばにもかかわらず気温は35℃にも達していた。それでもチームはレースに向けて最適なセットアップを見つけようと、様々な種類のタイヤをトライし、公式練習1回目では2台のTS040 HYBRIDはライバルのLMP1より多くの周回をこなした。周回数は2台の合計で68周、距離にして375kmに及んだ。#1号車でベストタイムを出したのはブエミ、#2号車はコンウェイだった。

    午後8時から始まった公式練習2回目はル・マン以来の夜間走行となった。TOYOTA GAZOO Racingはこのセッションで数回にわたりコースを外れて走行したために、5分間のペナルティを3回(#1号車が1回、#2号車が2回)受けた。しかし、それ以外はスムーズにセッションを終えることが出来た。このセッションでもブエミが#1号車のベストタイムを、コンウェイが#2号車のベストタイムを記録した。

    18日(金)は、公式練習3回目が午前10時半から行われ、午後6時15分から公式予選が行われる。

    TS040 HYBRID #1号車:
    (アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
    公式練習1回目:4番手(1分51秒279)34周
    公式練習2回目:5番手(1分50秒132)40周

    アンソニー・デビッドソン:
    ちょうど昨年と同じように降雨後のドライコンディションでしたが、またこのサーキットに戻って来られて嬉しいです。今日は、この週末に期待が持てるTS040 HYBRIDのセットアップを見出すことが出来ました。もちろん肝心なのはレースでのペースですが、明日の公式予選を前に、公式練習3回目で、TS040 HYBRIDの戦闘力を最大限引き出すために、もう少々、手を加えたいと思っています。

    セバスチャン・ブエミ:
    私の大好きなサーキットのひとつに戻って来られてとても嬉しく、今日は全てが上手く行きました。午後から夜間のセッションにかけて、TS040 HYBRIDは非常に良くなりました。コースの状態も良く、夜間走行でも昨年のように雨が降らなかったのが幸いでした。運転も楽しく、明日、ニュータイヤと少量の燃料で走るのが楽しみです。

    中嶋一貴:
    オースティンは初めてなので、レースを前に多くの周回をこなせたことがとてもプラスになりました。アンソニーとセバスチャンも良いアドバイスをくれましたから、心構えは出来ています。ここはとても素晴らしいコースです。特にとてもエキサイティングなセクター1が印象的です。走行のリズムとコースの感触は掴めましたし、TS040 HYBRIDのバランスも良好です。セットアップを更に煮詰めるためにやることはありますが、良いスタートが切れたと思います。

    TS040 HYBRID #2号車:
    (アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習1回目:5番手(1分52秒180)34周
    公式練習2回目:6番手(1分50秒224)38周

    アレックス・ブルツ:
    素晴らしいオースティンのサーキットに戻れて喜んでいます。セットアップ面では、最初の公式練習セッションからハードに作業する必要がありましたが、夜間のセッションでは改善することが出来ました。TS040 HYBRIDの持つパフォーマンスをかなり引き出せていると思いますが、更に研ぎ澄ますべく作業を続けて行きます。今日はこのサーキットにおけるTS040 HYBRIDについて多くを学び、いくつかの改善も出来たのでチームにとって良い一日だったと思います。

    ステファン・サラザン:
    今日はセットアップ面で順調に進み、TS040 HYBRIDの良いバランスを見出すなど、多くの改良を果たせました。このコースはとても好きですが、最速タイムが出せなかったり、他の車両に行く手を阻まれたりするとフラストレーションが溜まることもあります。我々は決勝レースに向けた準備のためにベストを尽くしており、それこそが最も重要です。

    マイク・コンウェイ:
    私にとってトヨタでのデビューを果たしたオースティンで再びドライブ出来るのはとても嬉しいことです。午後のセッションではタイヤについて進展し、バランスにも満足しています。これから今日得られたデータを解析し、明日以降に備えます。

  • トヨタ:WEC 第5戦 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レース プレビュー

    トヨタ:WEC 第5戦 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レース プレビュー

    9月19日(土)にFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦がアメリカ・テキサス州オースティンで行われる。TOYOTA GAZOO Racingは、大西洋を渡る。

    ヨーロッパ大陸で行われた4戦を終え、WECは遠征戦となる後半戦に突入する。その幕開けがサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されるCOTA6時間レース。このレースは夕方スタートし夜間にゴールするため、ル・マン24時間レースを彷彿とさせるレースといえる。

    TOYOTA GAZOO Racingは、このCOTA6時間レースに過去2度参戦、ポールポジションを1回、表彰台フィニッシュを2回経験している。

    今年のレースでは、TS040 HYBRID #1号車には2014年の世界チャンピオン・コンビであるアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミが乗ってCOTAに凱旋するが、彼らとチームを組む中嶋一貴にとれば、COTAは初めてのサーキット、初めてのレースになる。

    TS040 HYBRID #2号車はアレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3人で挑む。コンウェイはちょうど1年前のCOTA6時間レースでTOYOTA GAZOO Racingの一員としてデビュー、今年はその経験を活かし2年目のレースを戦う。

    COTA6時間レースのスケジュールは、他のレースと異なり夕方から始まる。9月17日(木)の公式練習は1回目が午後2時45分から、2回目が午後8時から行われる。翌18日(金)の公式練習3回目は午前10時30分から行われ、LMPクラスの公式予選は午後6時15分から行われる。そして、19日(土)の決勝レースは午後5時にスタート、ゴールは深夜11時。この夜間走行の多いCOTA6時間レースに向けて、TOYOTA GAZOO Racingは万全の準備を整えて海を渡る。

    佐藤俊男 チーム代表:
    欧州での4戦の後、この週末のオースティンから始まる海外遠征戦が楽しみです。ニュルブルクリンク戦以降、我々のチームは懸命にTS040 HYBRIDを仕上げ、このオースティンのレースでの最適な戦略を練って来ました。今後の戦いも全力で臨んで行きます。オースティンでの最初の公式練習は、TS040 HYBRIDのセットアップを最適化し、レース戦略を決める上で、重要なものです。私にとってサーキット・オブ・ジ・アメリカは初めて訪れるサーキットですが、この時期は非常に暑くなると聞いています。我々のドライバーもピットクルーも、これに備えて厳しいトレーニングを重ねています。

    アンソニー・デビッドソン (TS040 HYBRID #1):
    オースティンはWECのカレンダーの中で最も好きなサーキットのひとつです。暑いところですがいつも楽しいレースイベントですし、この週末は健闘出来るよう願っています。6時間のレースですから、何が起きるか分かりませんが、LMP1の各メーカーの信頼性は非常に高く、あまりトラブルもありません。我々もミスなく戦い、チャンスを狙っていきます。そして再び表彰台に立てるよう、頑張ります。

    セバスチャン・ブエミ (TS040 HYBRID #1):
    この週末は、我々のTS040 HYBRIDの戦闘力を最大限に引き出し、全てをミスなく完璧にこなせるように集中します。厳しい戦いになるでしょうが、何が起こるか分かりませんから、目標は最大限の努力をすることです。昨年のように雨になれば、我々にもチャンスはあります。私はこのサーキットが本当に好きです。昨年は勝てませんでしたが、我々は最速で、ポールポジションを獲ったことが良い思い出になっています。全体の雰囲気も、街も好きで、訪れるのが楽しみです。

    中嶋一貴 (TS040 HYBRID #1):
    私にとっては初めてのオースティンでのレースとなりますが、コースについては色々聞いています。他のドライバーが皆、ここで走るのが非常に楽しいと言うので、今回TS040 HYBRIDで走ることをとても楽しみにしています。LMP1の戦いがさらに壮観に見えるナイトレースはいつも楽しい挑戦で、これがこの週末のレースの見所でしょう。このところ戦いは激化していますが、我々は、レース中のパフォーマンスに焦点を当て、その準備に専念します。私も、チームの誰もが、全力で戦う覚悟です。

    アレックス・ブルツ (TS040 HYBRID #2):
    オースティンは最高のコースで、ここに戻れることを喜んでいます。しかし、暑さと高い湿度で、ドライバーにとっては最も厳しいレースのひとつでもあります。LMP1の車内コンディションは決して快適なものではないので、いつも以上のトレーニングを積んで準備して来ました。私がこのコースを特に好きなのはウェットの時で、WECで走った過去2シーズンの間に、我々は激しい雨にも遭遇しました。この経験は、ウェットコンディションで我々のTS040 HYBRIDに、より高い競争力を発揮させる上で役に立つと思います。

    ステファン・サラザン (TS040 HYBRID #2):
    我々はもちろんベストを尽くします。競争も、コンディションも厳しくハードなレースになるでしょう。良い戦略でミス無く戦い、ベストを尽くすために努力と挑戦を続けます。シーズン前半戦で経験して来た通り、強力なライバルへの挑戦は厳しいものですが、頑張ります。オースティンのコース自体は、個人的にシーズン中ベストのひとつと言えるほど好きです。コース前半はとてもクイックで、ドライブしていて楽しい、最高のコースレイアウトです。

    マイク・コンウェイ (TS040 HYBRID #2):
    マイク・コンウェイ オースティンに戻るのが楽しみです。特にオースティンは私がトヨタでデビューした場所でもあります。昨年のレースは突然の激しい雨に見舞われて非常にドラマティックな展開となり、困難な戦いでした。しかし、このコースは好きですし、幸いにもインディカーのレースで経験を積んで来たこともあり、アメリカでのレースを楽しんでいます。アメリカのサーキットは素晴らしい雰囲気で、ファンのためのイベントになっています。多くのファンの前でエキサイティングなレースが出来ることを期待しています。

    サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースでのTOYOTA GAZOO Racingの戦績
    2013 #8:予選3番手、決勝2位
    2014 #7:予選5番手、決勝6位 #8:予選1番手、決勝3位

  • トヨタ、WEC第4戦 ニュルブルクリンクで5位・6位フィニッシュ

    トヨタ、WEC第4戦 ニュルブルクリンクで5位・6位フィニッシュ

    FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ニュルブルクリンク6時間レースは、8月30日(日)に決勝レースを行い、TOYOTA GAZOO Racingのアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴の乗るTS040 HYBRID#1号車が5位、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車が6位に入賞した。

    今回のレースは、TOYOTA GAZOO Racingの本拠地ケルンのTMGから僅か90km南に位置する伝統のサーキットで、3日間延べ6万2000人の観衆を迎えて行われた。

    ニュルブルクリンクでLMP1が走るレースが行われたのは2009年以来のこと。

    ニュルブルクリンク6時間レースの結果、2014年のWECチャンピオンチームであるTOYOTA GAZOO Racingは、ポルシェから95点引き離されてマニュファクチャラーズ選手権3位に付けている。ドライバーズ選手権では#2号車に乗るブルツ、サラザン、コンウェイの3人が7位に付けている。

    決勝レースは好天に恵まれ、気温も30度を記録する真夏のような気候の中で行われた。スタートは#1号車を中嶋、#2号車をコンウェイが担当、2台は3列目のグリッドから6時間に及ぶ長い戦いを始めた。1周5.137kmのグランプリコースはコース幅が狭く、LMP1クラスの戦いではコース上の混雑が最大の問題点だった。遅い先行車を巧みなリズムで抜き去るには、高次元の車両バランスが要求された。

    レースでは色々な事が起こるが、3時間を経過した時点でアクシデントによりコース上に散乱した部品を片付けるために2度のフルコースイエローが出されたが、2台のTS040 HYBRIDには大きな影響はなく、5位と6位から上位を目指し着実に走行した。レースはそのまま進行し、6時間を終えた時点で#1号車はデビッドソンが、#2号車はブルツがステアリングを握り5位と6位でチェッカーフラッグを受けた。優勝はポルシェ#17号車だった。

    WECは今シーズン全8戦を折り返し、第5戦は9月19日(土)に米国テキサス州オースティンにあるCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で行われる6時間レースが舞台となる。そのアメリカのレースを皮切りにWECはヨーロッパを離れ、ホームレースとなる日本でのWEC富士6時間レース(10月11日決勝)、中国、バーレーンと長い旅に出る。

    佐藤俊男 チーム代表
    今日は暑さの中ではありますが、的確なピットストップ作業とレースマネジメント、そして確実なドライビングと、チームはプロの仕事をしてくれたと思います。しかしながら結果は満足出来るものではありませんでした。ライバルに対して十分な速さが無かったと思います。WECは耐久レースですが、どのチームにも大きなトラブルはなく、LMP1のそのレベルの高さをここでも確認することが出来ました。今日は、非常に大勢のトヨタファンの皆さんと、ドイツトヨタやトヨタヨーロッパからのゲストにグランドスタンドで応援いただき、とても感謝しております。シーズンの欧州ラウンドは終わりますが、残る4戦に向けてケルンと日本にて引き続き改良に傾注して行きます。

    TS040 HYBRID #1号車
    (アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
    決勝レース : 5位 200周、ピットストップ6回、グリッド : 5番手、最速ラップ : 1分40秒207

    アンソニー・デビッドソン
    我々は今日、これ以上はない完璧な仕事をしたと思います。何のトラブルもなく、チームのエンジニアとメカニックの仕事ぶりには、感謝しています。我々は今後のレースに向け更なるチャンスを見つけようとしており、決して諦めてはいません。出来ることを全てやった今日、この挑戦は楽しいものでした。

    セバスチャン・ブエミ
    チームメンバー全員が本当に良くやってくれました。我々は全力を尽くし、集中も切らさず、最善を尽くし、技術的問題もありませんでしたから、今日の戦いには満足しています。レース結果は満足行くものではありませんが、まだまだやれます。気持ちを次のレースに切り替え、やるべきことへまい進します。

    中嶋一貴
    今日は少々物足りないレースでした。というのも、現実的には2台のTS040 HYBRIDでお互いに競いあう以外、バトルが無かったからです。我々は決して諦めず、持てる力を出し切ったと思います。自分のスティントでの走りとラップタイムには満足しています。これからも更にプッシュし、全力で戦い続けます。

    TS040 HYBRID #2号車
    (アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    決勝レース : 6位 199周、ピットストップ6回、グリッド : 6番手、最速ラップ : 1分40秒738

    アレックス・ブルツ
    ドイツでWECのレースが戦えたのは素晴らしいことで、信じられないほど多くの観客が訪れてくれた最高のイベントでした。我々にとってのレース自体は完璧とは言えず、何故タイムを失ったのか詳細を調べる必要があります。我々は感覚を研ぎ澄まし、常に自分たちのパッケージを最適化し続けなくてはなりません。それが今季残りのレースへ向けた我々の使命です。

    ステファン・サラザン
    最大の努力をし、常にチャンスをうかがって、可能な限りベストなレースを戦いました。ハードにプッシュし、一切ミスなく全力を尽くしました。結果は望んだものではありませんが、時にはそういうこともあります。私はイベントを楽しみましたし、非常に多くのファンが来てくれたことは本当に素晴らしいことでした。

    マイク・コンウェイ
    初めてのサーキットで良いスタートが切れたことには満足しています。最初のスティントでは、TS040 HYBRIDのバランスの面で若干苦戦しましたが、レース後半で再びドライブした時にはとても良くなっていました。最後までずっとプッシュを続け、可能な限り最速のタイムを刻むべく集中しました。その点では上手く行ったと言えますが、もちろん次戦アメリカではもっと良い結果を望んでいます。