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  • SUPER GT:日産 GT-RがGT500の表彰台を独占

    SUPER GT:日産 GT-RがGT500の表彰台を独占

    SUPER GT オートポリス戦が、6月1日(日)に決勝の300kmレースが行われ、ポールポジションスタートの#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が一度も首位を譲らずに完勝。同予選2位の#46 S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝)が決勝も2位、予選4番手の#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が3位に入り、1995年以来となるGT-Rによる表彰台独占を達成した。

    予選、決勝ともに好天に恵まれ、二日間合計で38,200名もの観客がオートポリスに集まりまった。前日の予選では、新型GT500車両はこれまでのコースレコードを4秒も縮める速さをみせたが、中でもフロントローに並んだ2台のNISSAN GT-R GT500の速さは際立っていた。

    午後2時過ぎにレースがクリーンスタートすると、クインタレッリがドライブする#23 GT-Rは、序盤からハイペースで後続を引き離しにかかる。本山がスタートを担当した#46 GT-Rは一時#23から4秒ほど離されるが、徐々にギャップを縮め27周目には#23の背後につけ、オーバーテイクのチャンスを待つ。逃げ切りたい#23はペースを上げるが、先行車につまずいた際に#46 GT-Rと軽く接触。しかし、お互いにダメージは少なく、そのまま周回を続け、#23 GT-Rは首位のまま37周目にピットインし、松田にステアリングを託す。

    一方の#46 GT-Rは、30周目に柳田に交代するためピットインを済ませており、後半もGT-Rの1-2態勢は不動だったが、終盤にさしかかった時点で第1コーナーにて大きなクラッシュが発生。セーフティカー(SC)が導入され、レースは中断される。このSCランにより、2台のGT-Rが築いたマージンは帳消しとなった。

    しかし、グリーンフラッグが振られ、残り9周でレースが再開されると#23 GT-Rの松田は速いペースで逃げ切り態勢をとり、65周目のチェッカーフラッグをトップでくぐり抜けた。また、柳田の#46 GT-Rも約6秒差の2位でフィニッシュ。

    前半に4位から一時5位に順位を落とすものの、#12 GT-Rのオリベイラはその後挽回して3位に上がり、そのままマシンを安田に繋ぐ。SCランを経て3位を維持していた安田は、マシントラブルのために終盤には後続のレクサスRC Fに背後に迫られたが、粘り強い走りでポジションをキープ。3位でゴールし、表彰台の3番目のステップに上った。

    #12 GT-Rは開幕戦で3位、前戦富士では優勝しており、今回の3位入賞によりシリーズポイントのリードをさらに広げた。

    日産系チーム総監督 柿元邦彦
    「やっとNISMOが優勝を果たし、あわせてNISSAN GT-Rが1-2-3フィニッシュを達成できてホッとしています。しかし、SCカーが導入されてマージンが消えてしまったので、最後は本当にハラハラしましたね。今年のGT-Rの強さの要因のひとつには、新しい直噴4気筒ターボエンジンの強さがあると思います。終盤の安田の粘りをみてもわかるように、中低速コーナーで後ろに迫るライバルを引き離すことができます。これからシーズン残り全戦で、4台のGT-Rのうち1〜2台を表彰台に上げたいですね。ご声援ありがとうございました」

    #23 GT-Rドライバー 松田次生
    「NISMOに移籍した今年、最初の2戦は悔しい思いをしたので、解決するために何度もチームとミーティングを重ねました。しかし、今回は昨日の予選から流れも良く、チームが僕らドライバーの要望どおりのクルマに仕上げてくれて、それがタイヤと非常にマッチしたことがすべてです。終わってみればこんな完勝ができると思わなかったけど、SCが入った時には、簡単に勝たせてはくれないな、と不安になりました。なので、リスタート後はフルプッシュしました。普通は優勝した後泣いたりしませんが、今回はチェッカーを受けたあと泣けてきました」

    #23 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ
    「日産・NISMOファンの皆さん、お待たせしました。去年も何度か勝てるチャンスはあったけど、今年は3戦目でやっとまともなレースができました。思ったよりタイヤとマシンの状態が良く、前半からプッシュできたし、タイヤもセーブできました。46号車に追いつかれた時は、前のクルマが譲ってくれなかったので、接触してしまいましたが、大きなダメージにならなくて良かった。良い(マシンの)パッケージを見つけたので、次のSUGOもこれをベースに調整していけば良い結果が狙えると思います」

    日産 SUPER GT

  • SUPER GT 第2戦:カルソニックIMPUL GT-Rがポール・トゥ・ウィン

    SUPER GT 第2戦:カルソニックIMPUL GT-Rがポール・トゥ・ウィン

    5月4日(日)、富士スピードウェイでSUPER GT第2戦富士500kmレースが行われ、ポールポジションから110周の決勝レースをスタートした#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が安定した速さを見せて優勝。ポール・トゥ・ウィンを果たした。

    晴天に恵まれたこともあり、この決勝レース日には57,000名を超すレースファンが富士スピードウェイを訪れた。

    前日の予選日は、GT500クラスのトップタイムが#12 GT-Rで、フロントロウには#46 S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝)、3位には#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が続き、さらに6位に#24 D’station ADVAN GT-R(ミハエル・クルム/佐々木大樹)が入るなどGT-R勢の速さが光り、決勝のグリッド前方をGT-Rが占めた。

    アクシデントからレースに戻った松田の#23 GT-Rは後方からハイペースで先行車を追い続け、34周目には10 位にまで挽回。その後、交代したクインタレッリもポジションアップに挑み、45周目には8位となり、63周目にも先行車を捕らえて7位へあげると、そのままポイント圏内でレースをフィニッシュした。

    レースがスタートすると、4周目にGT300車両が第一コーナーで激しくクラッシュし、序盤から7周にもわたるセーフティカー(SC)ランとなった。さらに20周目には、2位を走行していた#46 GT-Rから出火。ドライバーの本山が第2コーナー脇にマシンを止め、かけつけたオフィシャルによって消火されたが、#46 GT-Rはこの時点でリタイアとなった。この作業の間再びSCランとなり、レースリーダーのオリベイラ駆る#12 GT-Rは広げつつあった2位以降との差をその度に縮められてしまった。

    しかし、オリベイラは、再スタート後も危なげない走りで首位を守り続ける。42周目までそのままレースをリードし続け彼は、ピットインし安田に交代。その際、タイヤ交換に手間取りタイムロス。安田は4位でレースに戻ったが、その後再びトップに返り咲いた。最後の30周を担当したオリベイラは、一度も後方を脅かされることもなく、最終的には24秒ものリードを築き、トップフィニッシュを果たした。

    予選3位となり表彰台以上が期待された#23 GT-Rは、#46 GT-Rの離脱で2位にポジションアップ。スタートドライバーのクインタレッリは、ポジションを維持しながら35周目にピットインし、松田にドライバーチェンジした。コースに戻った松田は、一時4位にポジションを落としていた#12 GT-Rに代わって日産勢のトップを走る。さらに、47周目には#18 NSXコンセプトを抜いてフロントランナーの座を奪いかえした。そのまま、#23 GT-Rがレースをリードし続けるかに見えたが、69周目の300Rコーナーで突然スローダウンして停止。スロー走行でピットに戻り、ステアリング系統を修理し、松田はそのままレースに復帰する。しかし、タイムロスは大きく、順位は7位にまで後退。その後、ふたたびクインタレッリにドライバー交代し、8位でレースをフィニッシュした。

    今大会の練習走行から好調に走っていた#24 GT-Rは、6番グリッドからクルムがスタート。他車に遅れをとることなく最初のスティントを5位で終えると、GT500ルーキーの佐々木は3位に順位をあげて最終ランナーのクルムにステアリングを託した。表彰台の可能性もあった#24 GT-Rでしたが、「まだプッシュできる余裕はあったけど異音がするなど不安要素もあり、無理せずフィニッシュすることを選んだ」とクルムは話すように、終盤はペースをコントロールし、4位でチェッカーフラッグを受けた。

    #12ドライバー、安田裕信
    「僕に取ってはむ久しぶりの優勝なので、本当に嬉しいです。最初のJP(オリベイラ)のスティントが完璧だったのに、ピットでロスがあり、また走り出したらタイヤかすを拾ってしまう現象に悩みました。さらに、GT300車両とのコンタクトもあったりして……。それでも最後のスティントでまたJPが危なげない走りだったので、勝てると思いました」

    #12ドライバー、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    「ストレスフルなレースでしたね。序盤からリードを広げる作戦だったので、SCでその度にアドバンテージが消されてしまいましたから。また、タイヤのピックアップにも苦しんだりしましたが、最後はリードが築けたので良かったですね。チャンピオンシップをリードしているので、この先が楽しみです」

    柿元邦彦日産系チーム総監督
    「今回は12号車が優勝できてホッとしました。とは言え、23号車、46号車にトラブルがあったので、フラストレーションもたまりましたね。しかし、GT-Rの速さが本物だということは証明できました。特に12号車は24秒ものマージンを築いてゴールできましたし、24号車は着実に速くなっていると印象づけました。これからにも大いに期待していただけると思います」

  • SUPER GT 開幕戦:レクサス RC Fが1-2フィニッシュ

    SUPER GT 開幕戦:レクサス RC Fが1-2フィニッシュ

    2014年 SUPER GT開幕戦が、岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスはNo.37 KeePer TOM’S RC Fの伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組が優勝した。

    2014年のSUPER GTは、スーパーフォーミュラと基本設計を同じものとするNRE規定の新エンジン、DTM(ドイツツーリングカー選手権)と共通化された新たな新規定シャシーに搭載して戦われる。

    GT500は全車がニューマシンを投入し、レクサスはRC F、ホンダはNSX CONCEPT-GTと、市販化が予定されているマシンをベースにして参戦。

    非常に不安定な天候となった日曜の岡山国際サーキット。やや天候が持ち直すも冷たい風が吹く中、午後2時にドライコンディションで今季開幕戦がスタートの時を迎えた。

    今大会はまず1周のウォームアップラップがあり、続いてもう1周のフォーメイションラップをセーフティーカー先導で行った後、レースがスタートすることとなり、合計2周したのちレーススタートとなる。このウォームアップラップは、午後2時ちょうどにスタートした。

    しかしうまく隊列が整わず、フォーメーションラップが1周追加されたため、決勝は1周減算となり81周の戦いとなった。

    レースが4分の1ほどを消化した20周目あたりから降り始めた雨は路面はセミウェットに。しかしまもなく雨は止み、日が差し始めるという、めまぐるしく変わる天候で、路面もすぐドライへと代わった。

    GT500ニューマシン同士の初戦となった今季開幕戦の覇者はNo.37 KeePer TOM’S RC F。2位にNo.6 ENEOS SUSTINA RC Fが入り、レクサス勢がワン・ツー。3位にはNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rが入り、以下No.39 DENSO KOBELCO SARD RC F、No.18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTと続く結果となった。

    レクサス RC F (SUPER GT) 日産 GT-R (SUPER GT) ホンダ NSX CONCEPT-GT (SUPER GT)

  • ヴィタントニオ・リウッツィ、SUPER GTとスーパーフォミュラに参戦

    ヴィタントニオ・リウッツィ、SUPER GTとスーパーフォミュラに参戦

    ヴィタントニオ・リウッツィが、2014年にSUPER GTとスーパーフォーミュラに参戦することが発表された。

    7日(金)、ホンダは2014年のモータースポーツ活動の概要を発表。ヴィタントニオ・リウッツィが、SUPER GTのGT500クラスおよびスーパーフォーミュラに参戦することが発表された。

    SUPER GTではGT500クラスでオートバックス・レーシング・チーム・アグリの8号車をドライブ。松浦孝亮とチームを組む。

    スーパーフォーミュラでは、HP REAL RACINGの11号車をドライブ。塚越広大とチームを組む。

    スーパーフォーミュラでは、2011年にヒスパニア・レーシングでリウッツィと共にF1を戦ったナレイン・カーティケタンが、トヨタのエンジンを搭載するTEAM IMPULから参戦することが決定している。

    ヴィタントニオ・リウッツィは、2005年にレッドブルでF1デビュー。その後、2011年までの間、トロ・ロッソ、フォース・インディア、ヒスパニア・レーシングからF1に参戦し、81戦を戦った。

    関連:ナレイン・カーティケヤン、スーパーフォーミュラに参戦

  • SUPER GT:GT500、立川祐路/平手晃平がタイトル獲得

    SUPER GT:GT500、立川祐路/平手晃平がタイトル獲得

    SUPER GT 最終戦 MOTEGI GT 250km RACEの決勝レースが、3日(日)ツインリンクもてぎで行われ、3位でフィニッシュしたNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)がGT500クラスのタイトルを獲得した。

    決勝レースのスタートでは、ポールポジションのNo.6 ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也)が好スタートを決めてトップに立つ。その後方ではタイトルも争うNo.17 KEIHIN HSV-010(金石年弘)とNo.38 ZENT CERUMO SC430(平手晃平)、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)が競り合う展開となる。

    後続の争いが熾烈なバトルを繰り広げる中、トップのENEOS SUSTINA SC430は2番手を大きく引き離し、レース中盤のピットインを終えたときには後方のNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路)を15秒近く引き離す。トップを行くENEOS SUSTINA SC430(国本雄資)は、終盤に若干ペースを落とすが、それでも11秒もの大差で逃げ切って優勝を果たした。

    2位には、序盤にポジションを落とすものの、後半に塚越広大の追い上げで巻き返したKEIHIN HSV-010が入った。このKEIHIN HSV-010に抜かれたものの、3位を死守したZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手)がドライバーズとチームのチャンピオンを獲得することとなった。

    LEXUS TEAM ZENT CERUMOは2005年以来のタイトル獲得。立川祐路は3度目の栄冠で、GT500クラス最多タイとなった。平手晃平にとっては初のタイトル。レクサスSC430のタイトル獲得は2009年以来で3度目となる。

    立川祐路 (ZENT CERUMO SC430 38号車)
    「今年1年、クルマの調子は常に良かったのだが、それを結果に繋げられなかった。3戦連続ノーポイントで終わった時は、チャンピオンを諦めかけたこともあった。2年連続でLEXUSがチャンピオンを獲れず、奪還すべくチームやタイヤメーカーと共に頑張って来たことと、開発当初から関わっているLEXUS SC430の最後の年ということを考えると、タイトル獲得は本当に感慨深い」

    平手晃平 (ZENT CERUMO SC430 38号車)
    「4輪にステップアップしてから初めてのタイトルなのだが、まだ実感が湧かない。昨シーズン、ランキング2位でタイトルを逃し、悔しい思いをした。今年はLEXUS SC430にとって最後のシーズンということもあって、開幕戦から意気込んで臨んだのだが、なかなか流れに乗ることが出来ず、シーズン序盤は苦しかった。そんな状況から巻き返してチャンピオンを獲得し、LEXUS SC430で有終の美を飾ることが出来て嬉しい」

  • ももいろクローバーZ、SUPER GT 第6戦 富士の予選日に来場決定!

    ももいろクローバーZ、SUPER GT 第6戦 富士の予選日に来場決定!

    人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が、富士スピードウェイで開催されるSUPER GT第6戦の予選日(9月7日)に来場し、会場を盛り上げる。

    ももいろクローバーZは、予選日7日(土)に実施する場内放送への出演やSUPER GT練習走行終了時のチェッカーフラッグ、ももクロラッピングされたGTカーに同乗走行してコースを実体験レポートするなど様々なイベントが予定される。

    なお、ももいろクローバーZの来場に当たり、SUPER GT第6戦の前売観戦券は、お客様の安全と快適な観戦環境の確保を踏まえ、販売枚数を制限。予定枚数が完売した場合は、決勝日のみ有効の決勝日限定券を前売5,500円,で富士スピードウェイ公式サイト内オンラインチケットページにて販売を予定している。

    また、富士スピードウェイへのアクセスは、電車・バスなどの一般交通機関による来場には限りがあるため、車での来場が推奨させている。

  • SUPER GT、DTMと同じ車両規定の2014年GT500新型車両を公開

    SUPER GT、DTMと同じ車両規定の2014年GT500新型車両を公開

    SUPER GTは、2014年のGT500クラスに参戦するレクサス(トヨタ)、ホンダ、日産の新型車両を鈴鹿サーキットで発表した。

    この新型車両は、欧州の人気レース「DTM(ドイツツーリングカー選手権)」と同じ車両規定のシャシー、空力が使用されており、今後アメリカのレースでも使用されることから各メーカー車両の相互参戦や交流戦などグローバル化が期待されている。

    また、開発コスト、参戦コストを抑え、シリーズ参戦への敷居を下げることにもなるだろう。

    搭載エンジンも来季は一新される。こちらは日本の独自規定の2000ccの直列4気筒直噴ターボとなり、3メーカーがそれぞれ開発、製作し、各車に搭載する。このエンジンは従来のV8、3400ccエンジンと同等の出力を確保しながら、市販車エンジンの開発にも貢献できる技術アプローチを持っており、さらに軽量、省燃費、ダウンサイジングと近年の開発志向にも合致している。

    SUPER GT第5戦ポッカサッポロ1000kmのレース前日にもかかわらず、会場となった鈴鹿サーキットのホスピタリティラウンジには約260名のマスメディアとSUPER GT関係者が詰めかけ、GT500クラスのニューマシンへの関心度をうかがわせた。また、3メーカーからもモータースポーツ部署だけでなく多くの幹部が臨席しており、プロジェクトへの力の入れ様を感じさせた。

    各社のニューマシンは、レクサスがベース車を“LF-CC”、日産が“GT-R”、ホンダが“NSX”とし、国産の同一モノコック(東レカーボンマジック社製)を使用ながらもそれぞれの個性をはっきり打ち出したマシンデザインとなっている。なお、DTMと同じ車両規定ながら、SUPER GT用車両は競技スタイルの相違や日本、アジアの環境の違いから給油口の位置やエアコン搭載などの相違点もある。

    発表会でSUPER GTを運営する株式会社GTアソシエイションの坂東正明代表取締役は、車両を開発、製造する3メーカー、そしてJAFに謝辞を述べると共に、2014年の車両規定に関して「ヨーロッパで成功を収めているレース(DTM)と日本のレース(SUPER GT)それぞれの統括団体、自動車メーカーが集まり、協議し、知恵を出し合うという、これまでなかった画期的な方法で誕生した規則であり、ここにご覧いただく車両はその成果です」と、従来にない画期的なものであることを強調。さらに日米欧のグローバル化の前進を加速するものであるとした。

    臨席したトヨタ自動車株式会社モータースポーツ部の高橋敬三部長は「私たちのレース車両は、昨年9月のパリモーターショーに出品した“レクサス LF-CC”をベースにしたものです。LF-CCは将来のレクサスラインナップに加わる2ドアFRクーペ、スポーティエントリーカーのコンセプトモデルです。従来のSUPER GT車両の速さに加え、環境性能、グローバル化、コスト低減を満たしています。大変申し訳ありませんが、先に行ったテスト走行でトラブルが出てしまい、今日の午後と日曜日の走行は参加できなくなりました。今後、私どもとレクサスのチームで一丸となってクルマを仕上げていき、もっともっと楽しいレースをお見せできるよう努力してまいります」とベース車両等についてコメントした。

    引き続き、本田技研工業株式会社モータースポーツ部の佐藤英夫部長も車両について説明。「我々は2015年に市販予定の新型“NSX”のコンセプト車両をベースにしたGT500車両で参戦いたします。NSXのイメージを大切にし、ミッドシップ(MR)とハイブリッドは譲れないものとして採用しました。この点にご理解いただいたJAF、GTA、トヨタ様、日産様には感謝を申し上げます。FR用の共通モノコックを使用するため、MRとするには大変難しく、ハンディのあるものでしたが、逆に開発陣はチャレンジングなものとなりました。ハイブリッドはGT300に参戦するCR-Z GTのものをGT500用に進化させたものを使用します。NSXの名に恥じることないパフォーマンスをお見せできるようさらに開発を進めていきます」とライバル2社とはひと味違うマシンであることを語った。

    そして、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(NISMO)の宮谷正一取締役社長は「日産では、継続して“日産GT-R”をベースにしたGT500車両で参戦します。GT-Rにはその時代の最新、最高の技術が注ぎ込まれており、日産の技術を象徴するフラッグシップモデルです。GT500車両のベースに選ぶことは至極当然のことです。DTMとの車両規則統合はSUPER GTの価値を更に高めるでしょう。今回はシャシー部分の統合ですが、エンジンはDTMに先行した2リッター直4直噴ターボを採用しました。これは自動車メーカー各社が進める小排気量、低燃費のパワートレインで、意味あるものです。SUPER GTでは燃料流量リストリクターを使用しますが、これはいかに少ない燃料で大きな出力を出すかという極めてチャレンジしがいのある技術で、将来の市販車にも有効な技術だと革新しています。このGT500車両で、来年もこれまで以上にファンにワクワクしてもらえるよう“速いGT-R”を来年のグリッドに並べたいと思います」と、来季のGT-Rについての自信を語った。

    さらにDTMを統括するITRのハンス・ウェルナー・アウフレヒト会長からもビデオメッセージでいよいよ新しい車両がロールアウトされました。ドライバーの皆さんもスポーティですごい車を楽しみしていると思います。さらに観客の皆さんにも魅力的な車で、迫力のあるレースで楽しんでいただけると確信しております」と新GT500マシンの成功を確信する言葉が届いた。また、2017年より同じ車両規定の競技車両を使用するアメリカのGRAND-AM のエド・バフェット社長もビデオメッセージで「今回のSUPER GT新車両の初走行は、北米の視点から考えますと、ITRとGTAとの信頼のおける、そして末長いパートナシップの始まり、と感じます。そこには素晴らしい将来が見えています」と、今回の発表、初の公式走行を“歴史的”を評し、アメリカでもこれに続き新たな車両をデビューさせることに全力を挙げると約束をしていた。

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    関連:
    ・ホンダ、2014年SUPER GT参戦車両「NSX CONCEPT‐GT」を初公開
    ・レクサス、2014年SUPER GT参戦車両「LF-CC」を発表

  • SUPER GT、2014年からDTMとの車両規則の統一に合意

    SUPER GT、2014年からDTMとの車両規則の統一に合意

    SUPER GTのシリーズプロモーターであるGTアソシエイション(GTA)とDeutsche Tourenwagen Masters(DTM)の運営団体であるInternationale Tourenwagen-Rennen e.V.(ITR)は、2014年以降のSUPER GTクラスI(GT500)とDTMの車両規則を、基本的に統一することに合意した。

    10月16日、両団体は都内のホテルにおいて共同記者発表会を行い、坂東正明GTA代表とハンス・ヴェルナー・アウフレヒトITR代表が契約書にサインを交わした。

    今回の合意により、この車両規則に則って製作された車両は、2014年以降SUPER GTクラス?(GT500)とDTMの双方のシリーズへの参加が可能となり、両シリーズのさらなる発展に寄与すると両代表は口を揃えた。

    DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)は、1984年に始まった欧州を代表するレースシリーズ。今季はドイツのみならず5カ国で12戦が開催されている。参加メーカーはアウディ、BMW、メルセデス・ベンツで、“4リッターV8エンジン/2ドア/後輪駆動”というパッケージのツーリングカーで争われている。また、モノコック(車体構造体)やウィングなど空力パーツ、トランスミッションなど主要部品が共通パーツ化されており、車両の戦闘力均衡とコストダウンを果たしている。

    坂東正明 (GTA代表取締役)
    「DTMの運営団体であるITRから、我々GTAが規則統一の提案を受けたのは、2009年SUPER GT最終戦ツインリンクもてぎでのことでした。以来、協議を重ね、ようやく合意に至りました。本日、発表できることを心からよろこんでおります。ITRとのコラボレーションによって、日本でもヨーロッパのように自動車メーカーとモータースポーツの結びつきが深められることを期待しています。またコストの低減とともに国内3メーカーが協力し、日本のものづくり、産業を発展させる上で、DTMから学ぶことは少なくないと思います。一方で、数多くのメーカーの数多くの車種が参加し、さらにタイヤメーカーも5社が競うという、世界でも有数の魅力を持つSUPER GTが、DTMにもたらす好影響も少なくないでしょう。我々は、この提携が両シリーズの発展に大きく寄与するものと信じております。そして、ヨーロッパのDTMとアジアのSUPER GTが、今後さらに協力関係を深めれば、両シリーズの交流戦開催など、世界中のファンの皆様によろこんでいただける、様々な展開も現実のものとなるでしょう」

    ハンス・ヴェルナー・アウフレヒト (Hans Werner Aufrecht) ITR代表
    「今日は我々全員にとって、そして特にモータースポーツにとって特別な日です。新しい技術規則に基づくGTAとITRとの提携によって、夢が現実のものとなったのですから。このプロジェクトの実現は、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、トヨタ、ニッサン、ホンダという参入しているマニュファクチャラー各社、およびDMSBとJAFという統括団体の協力なしには、成し得ませんでした。モータースポーツの歴史の中でも画期的なこの出来事が、コストの劇的な低減に寄与するだけでなく、安全性の向上、そして特にマニュファクチャラーとチームに等しくチャンスが与えられ、世界中の何百万ものファンの目を引きつけて離さないレースの創出へとつながるものと、我々は信じております。坂東氏とGTAならびにJAFに対して、ここに至るまでのご尽力とご支援に、私から個人的にお礼を申し上げます。2014年のシーズン開幕が今から待ち遠しく、このパワフルな提携が導く、今後の可能性が楽しみです」

  • SUPER GT、開幕戦の延期を決定

    SUPER GT、開幕戦の延期を決定

    SUPER GTを主催する株式会社GTアソシエイションは、東日本大震災の影響を考慮し、SUPER GT関係者で議論した結果、4月2日(土)・3日(日)に開催予定の2011年SUPER GT第1戦「岡山GT300kmレース」の開催を延期することを決定した。

    なお、代替日程については、現在検討しており、決定次第発表される。

    また、第2戦「富士GT400kmレース」(4月30日(土)・5月1日(日))以降の大会については、開催に向けて準備を進めているが、大会スケジュールは、今後の状況を見て判断することとしている。

    岡山大会に関するチケットの詳細については、別途発表される。

    坂東正明 (株式会社GTアソシエイション代表)
    このたびの震災で、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い復興をお祈りいたします。

    私自身、今回の巨大地震で、東北、関東地方に大きな被害がでているとの報道を受けて大変なショックを受けています。さらに、生存者の救出に向けて、また福島原発の状況が予断を許さない中、懸命に復旧支援に努力されている関係者の皆さんに、改めて敬意を表したいと思います。

    GTAとしましては、本日開催しましたSUPER GT関係者の会議において協議いたしました結果、地震による各方面への深刻な影響および現在の社会情勢を鑑み、本年の開幕戦岡山大会の開催が困難になったと判断し、延期することを決定いたしました。

    本年のSUPER GTレースの開幕を心待ちにされていた全国のファンの皆様、岡山大会の観戦を楽しみにされていた方には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

    また、SUPER GT、そしてモータースポーツ界全体で何ができるか、しっかりと考えて出来る限りの援助を引き続き議論し、行動していきたいと考えております。

    まずは、震災で被災された地域、被災者の方々への支援活動として、今シーズンの大会を「東日本大震災復興支援大会」として開催することといたします。

  • SUPER GT、東日本大震災の復興を支援

    SUPER GT、東日本大震災の復興を支援

    SUPER GTは、3 月11 日(金)午後に発生した東北地方太平洋沖地震の被災地ならびに被災者の方々への災害復興支援を実施する。

    具体的には、4 月2 日(土)・3 日(日)に開催予定の2011 年SUPER GT 第1 戦「岡山GT300km レース」、4 月30 日(土)・5 月1 日(日)に開催予定の第2 戦「富士GT400kmレース」を、「東日本大震災復興チャリティ大会」とすることとし、岡山国際サーキット、富士スピードウェイと協力して、売上の一部を義援金とする他、各種チャリティイベントを実施する。

    ■東日本大震災復興チャリティ大会での実施内容(予定)

    ・入場料など収益の一部を東日本大震災の義援金として寄付
    ・イベントステージでチャリティオークションを実施し、その売上の全額を義援金として寄付
    ・オープンピット、ピットウォーク、キッズウォークなど各種イベントで災害復興を支援する寄付金を受け付け

    上記対応に加えて、SUPER GT 全体で今回の大震災で被災された方々への哀悼の意を表するとともに、災害を乗り越えていただくため支援するとの思いから、SUPER GT 関係者全員が喪章をつけて大会に臨む他、第1戦のレーススタート時に黙とうをささげる。

    また、レーシングマシン全車のフロントウィンドウへの応援メッセージステッカーの貼付、ドライバーやチーム監督からの応援メッセージの発信を行う他、イベントステージにボードを掲出し、観戦にこられたSUPER GT ファンの方々からの復興応援メッセージを募ることを計画している。

    関連:脇阪寿一、義援金サイト「SAVE JAPAN」設立 - 2011年3月14日