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  • ジェンソン・バトン 「2018年は日本でSUPER GTに参戦する」

    ジェンソン・バトン 「2018年は日本でSUPER GTに参戦する」

    ジェンソン・バトンは、2018年に「ヨーロッパではなく、主に日本でレースをする」ことになると認めた。

    ジェンソン・バトンが18日(水)にクリス・エバンスのBBCラジオ番組 Radio 2に出演。今年5月にインディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPに出走したが、F1から正式に引退することを同番組で打ち明けた。

    ジェンソン・バトンは、F1は大好きだが「若手ドライバーに道を譲るべき時だ」とコメント。

    今年、ジェンソン・バトンは、SUPER GTの鈴鹿1000kmにホンダから出走して12位で完走。鈴鹿サーキットで開催された日本グランプリに来場した際には来年は何らかのレースをすることになるだろう。まだそれがアメリカなのか、ヨーロッパなのか、それとも日本になるのかはわからない」と述べていた。

    「交渉中だ。今週末がどうなるか様子を見たい。うまく行けば、そして今週末を楽しめたら、たぶん楽しめると思うけど、来年はここでレーシングをするかもしれない」

    噂されるSUPER GT参戦についてクリス・エバンスとスポーツ記者のヴァソス・アレクサンダーから「ホンダは君のことが好きだし、君もホンダが好きだから、ホンダに違いない」から質問されたジェンソン・バトンは、否定することはせず、「詳細を知っているが、契約に正式にサインするまでは公式発表はできない」と述べた。

  • 【SUPER GT】 DTM最終戦で坂東代表とベルガー代表が共同記者会見

    【SUPER GT】 DTM最終戦で坂東代表とベルガー代表が共同記者会見

    ドイツツーリングカー選手権(DTM)最終戦のホッケンハイムで、SUPER GTを運営するGTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表と、DTMのプロモーターであるITRのゲルハルト・ベルガー代表による共同記者会見が行われた。

    ふたりは、今回のGT500車両とDTM車両のデモランは、『Class One(クラス1)』規定による両シリーズのコラボレーションの発展を促すものだと語った。

    坂東代表は「GT500車両をDTM最終戦に持ってこられて、無事に昨日走行できました。2017年10月14日という日は、日独両国の自動車レースの歴史に新たな一歩が記されたと思います。しかも日産GT-R、レクサスLC500という2台と、ドイツメーカーの3車と共に走れることになりました。5台が一緒に走るところを観て、ちょっと胸を詰まらせる思いがあり、非常にうれしかったです」とコメント。

    ゲルハルト・ベルガーも「坂東さんが言うとおり、歴史的な日でした。今週末ファンに向けて、日本のGT500車両が走る姿を見せられ、コラボレーションの成果を見せることができてうれしく思う」と語った。

    今回のデモランに際して坂東代表は「ITRからコラボレーションの意味を深くするため、実際にGT500車両を持ってこられないかと話しがありました。『今がその時だ』と思い、決断しました。本当にITRとの話をひとつひとつ先に進めてきた結果だと思います。(両団体の)会話だけでなく、実際に車両を持ってきてもう一歩先に進めた(一緒に走れた)ことは、非常に有意義なことだと思っています」と語った。

    ゲルハルト・ベルガーは、GT500車両は2019年から2000cc直列4気筒ターボを採用するが、それを一足先に搭載するGT500車両の走りの感想を問われた。

    ゲルハルト・ベルガーは「僕はレーシングドライバーだったからね。(DTMよりも)別のクルマが速いのは悔しいよ(笑)。そのために我々も仕事を進めないといけないね。GT500車両は直噴エンジンで馬力も大きい。ストレートも速いね。レギュレーションが変わったらDTMマシンもそうなるだろう。音についても素晴らしいと感じたよ。我々のマニュファクチャラー(自動車メーカー)もいま(エンジンの)開発を進めており、それがいいものになると感じた」とDTMの新型エンジンにも想いを馳せていた。

    「多くのマニュファクチャラーがコストの問題を抱え、誰もが新たなレギュレーションの未来図を描くことが重要な課題となった。自分もこのコラボレーションをサポートし、将来に向けて推進したいと確信した。最終的には日本とヨーロッパのすべてのマニュファクチャラーがそろい、コストを下げて同じレギュレーションでできるレースが実現すればと思う。他のマニュファクチャラーも参加してほしいと思うし、より大きな、世界的なプログラムにできれば」

    坂東代表も「クラス1規定の完成に向けては、作業は大詰めに入っています。今後、SUPER GTとDTMの協力体制をより強固なものにしていきたいし、今回のデモ走行により両者のコラボレーションが今後ますます深化していくものになるでしょう。そして、その成功を私は確信しています」と、GTAとITRがさらに緊密にコラボレーションしていくと語った。

  • 【動画】 SUPER GT車両がDTM最終戦でデモ走行

    【動画】 SUPER GT車両がDTM最終戦でデモ走行

    ドイツツーリングカー選手権(DTM)の最終戦で、史上初となるSUPER GTのGT500クラス車両デモランが行われた。

    記念すべきDTMでのSUPER GTのGT500クラス車両の初走行に挑んだは、日産GT-R NISMO GT500(2016年型、No.1 MOTUL AUTECH GT-R)とレクサスLC500開発車両(2016年)の2台。

    ドライブはGT-Rがロニー・クインタレッリ、LC500はヘイキ・コバライネンが担当した。

    DTM/Super GT – Show Run

  • 【SUPER GT】 LEXUS:第7戦タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 LEXUS:第7戦タイ 決勝レポート

    SUPER GT 第7戦の決勝レースがタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、平川亮/ニック・キャシディ組のKeePer TOM’S LC500 37号車がポール・トゥ・ウィンで今季2勝目。ドライバーズランキングでも首位に浮上し、最終戦に臨むこととなった。大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO’S 4CR LC500 6号車が2位で続き、LEXUS LC500が1-2フィニッシュ。トップ6中5台をLEXUS LC500が占めた。

    8日(日)は朝から好天に恵まれたが、決勝レーススタートの僅か30分ほど前に突然のスコールに見舞われ、コースはあっという間にフルウェットに。すぐに雨は止んだが、空にはまだ雲が残っており、ウェットタイヤで行くか、スリックに賭けるか、非常に難しい状況でスタートを迎えた。

    午後3時、気温30度、路面温度33度というコンディションで、セーフティカーランにより決勝レース(66周)がスタート。3周目から本格的な戦いが開始された。ポールポジションの37号車ニック・キャシディはウェットタイヤで順調に首位をキープ。序盤はウェットタイヤを装着した上位勢が予選順位のまま周回を重ねていった。

    路面は徐々に乾いていき、スリックでスタートした車両とのラップタイムが逆転し始めた10周目過ぎから、上位勢もピットへ向かいスリックタイヤへと交換。

    13周目にスリックタイヤに交換したキャシディの37号車はウェットタイヤのまま走り続ける車両を次々にパスし、23周目に首位に復帰。カルダレッリの6号車も3位へとポジションを上げた。

    37号車のキャシディは首位をキープし34周目終了で平川へとドライバーチェンジ。中盤続々と上位勢もピットへ向かったが、2位を走行していたライバル車がピットで大きくタイムロス。これにより6号車が2位にポジションを上げ、LEXUS LC500の1-2となった。

    天候は回復し、路面は完全にドライに。夕方4時を回っても気温33度、路面温度38度まで上がる熱い戦いとなる中、他のLC500勢では、ZENT CERUMO LC500 38号車とau TOM’S LC500 36号車が5,6位、そして後方からはスリックタイヤでのスタートを選択し、一時はほぼ最後尾、1周遅れとなっていたDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車が、ヘイキ・コバライネンの猛追で順位を上げてきた。

    レースは残り2周で3位を走行していた車両がコース脇にストップ。これにより4位以下の順位がひとつずつ繰り上がることに。

    首位の37号車平川は、ずっと後続との差を10秒以上に保ったままトップでチェッカーを受け、ポール・トゥ・ウィンで開幕戦に続く今季2勝目を挙げた。この勝利で平川/キャシディ組はドライバーズランキングでも首位に浮上した。

    2位には大嶋/カルダレッリ組の6号車。6号車もランキングで37号車に6ポイント差の2位へとポジションを上げることとなった。

    立川・石浦組の38号車が4位、中嶋一貴/ロシター組の36号車が5位、猛追を見せた1号車が6位でフィニッシュし、LEXUS LC500はトップ6のうち5台を占める活躍を見せた。

    KeePer TOM’S LC500 37号車 平川 亮
    最高の結果になった。正直スタート前はかなりナーバスになっていて、タイヤ選択にすごく悩んだが、雨の中でのペースも良かった。レースを決めたのは、ドライに交換するタイミングだった。運も味方してくれたのかすごく良いタイミングで入れて、アウトラップも良く、ニックが更に差を広げてくれた。その後僕に交代するときのピット作業も早く、アウトラップもクリーンにまとめられた。それからは全く後ろを見ずに、常に前を向いて、ミスをしないように、順位をキープできるように頑張った。とても良いレースが出来たし、最終戦に向けて良いペースに乗れたと思う。次のもてぎはハンデがなくなるので、開幕戦のようなレースがしたい。

    KeePer TOM’S LC500 37号車 ニック・キャシディ
    信じられないような一日となった。最高の結果で終われたと同時に、私自身にとっても、これまでに戦ってきたGTレースの中で最高の一戦になった。チームや関係者の皆様に感謝したい。ウェットタイヤでスタートし、乾いていく難しいコンディションだったが、タイヤの温度を低く保つために留意しながらも、後とのギャップを維持するように走った。周回遅れの処理などでリスクを負わないように注意したが、クルマは本当に好調で、ペースも良かった。ピット作業も素晴らしかった。(平川)亮はシーズンを通していつも素晴らしい走りをしてくれるが、予想通りにトップを快走してくれた。次のもてぎは重要なレースになるが、この好調を維持して戦えると思うので、楽しみにしている。

    WAKO’S 4CR LC500 6号車 大嶋 和也
    予選4番手ということで、優勝も欲しいところだったが最低限の結果は出せて、LEXUSの1-2の一翼を担うことが出来たのは良かったかなと思う。チャンピオン獲得はまだ諦めるわけにはいかない。最終戦はなんとしても優勝を狙う。我々が優勝しても37号車が2位だと向こうがチャンピオンということになるが、まずLEXUSのチャンピオン獲得のために頑張りたい。僕らに優勝できるポテンシャルがあるとすれば、向こうが2位に入ってくる可能性というのはかなり高い。でもレースなので何があるか分からないし、諦めずに最後まで戦う。クルマは速いし、最終戦はノーハンデで軽くなる。もてぎは毎年得意としているレースなので、もちろん勝ちに行く。

    WAKO’S 4CR LC500 6号車 アンドレア・カルダレッリ
    非常に難しいレースだった。ウェットコンディションで始まって、目標とする37号車が先頭なのに対し、我々は2列目スタートで、前車の巻き上げる水もあり、最初はとても難しかった。また、タイヤ選択も完璧ではなかった。しかしその後プッシュを続け、タイヤ交換後も可能な限りハードにアタックした。クルマのパフォーマンスもよく、2位にポジションを上げることが出来た。更に上を狙ったが、ラインを外すとまだ濡れているところが多く、車のコントロールを失いタイムをロスしてしまうので、2位キープに徹した。ポイント争いでは首位に6ポイント差とちょっと離されてしまったが、レースでは何が起こるか分からない。私自身、2014年にも追う立場で最終戦のもてぎに臨んだことがあるが、あの時は2位でフィニッシュしたがわずか2点足りずにチャンピオンを逃した。それだけに、今年はなんとしてもタイトルを狙いたいし、そのためには勝つだけだ。

    GT300 決勝

    SUPER GT LEXUS

    2番手スタートの中山 雄一/坪井翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車が今季2勝目を挙げ、タイラウンドでのLEXUS両クラス制覇に貢献。中山雄一/坪井組はドライバーズランキングでも2位に浮上し最終戦へ臨むこととなった。

    8日(日)は朝から好天に恵まれたが、決勝レーススタートの僅か30分ほど前に突然のスコールに見舞われ、コースはあっという間にフルウェットに。すぐに雨は止んだが、空にはまだ雲が残っており、ウェットタイヤで行くか、スリックに賭けるか、非常に難しい状況でスタートを迎えた。

    午後3時、気温30度、路面温度33度というコンディションで、セーフティカーランにより決勝レース(66周)がスタート。3周目から本格的な戦いが開始された。

    中山雄一がスタートを担当した51号車は序盤2位をキープ。その後路面は乾き始め、ウェットタイヤで走り続ける51号車は厳しい状況となる中、懸命な走りを続け、最低限となる周回を終えたところでピットイン。坪井へ交代すると共に、スリックタイヤに履き替えた。残り40周近い周回を任されることとなった22歳、GTではルーキーの坪井だが、タイヤをマネージメントしながらもハイペースで着実にポジションアップ。

    各チーム様々な作戦が採られる中、24番手と後方位置からのスタートを強いられた60号車が、スタートで一気に14位までジャンプアップすると、吉本がギリギリまでピットインしないまま走り続け、41周目には首位に浮上。翌周ピットへ向かい、7位でコースに復帰した。

    60号車がピットインしたことで、51号車が首位に浮上。その後は後続との差をコントロールしながら走り抜き、トップチェッカー。第2戦富士に続く今季2勝目を挙げた。この勝利で、中山雄一/坪井組はランキングでも首位に9ポイント差の2位に浮上した。

    JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車 中山 雄一
    スタート前の雨ですごく難しいコンディションになったが、どちらでもタイヤの性能が発揮出来た。昨日の予選も雨に見舞われたが、自信を持って臨み、坪井選手も僕も良いタイムを出して良いポジションからスタートを切れた。今日も、最初路面はしっかり濡れていたので、昨日と同じタイヤでスタートした。予想以上に路面が早く乾いたが、なんとか最低限の周回まで頑張って走り、残りを坪井選手に託した。40周も走らせることになったが、タイヤを持たせて最後まで良いペースで走ってくれた坪井選手の頑張りに感謝したい。今大会、首位と16点差で臨んで、優勝しかない状況で勝てたのは良かったが、9点差での最終戦は厳しい状況であることには変わらない。もてぎも勝つしかないので頑張っていきたい。

    JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車 坪井 翔
    本当に長いスティントだった。でも苦しい前半のウェットタイヤでの戦いで中山選手が耐えて走ってくれた。僕は後半40周ほど走ることとなり、見えない敵との戦いで、ペースも大切だがタイヤも持たせなくてはならず、プッシュしながら、タイヤと相談しながら、という走りだった。それで前車がピットインしたときには2番手だったので、ひたすらブッシュした。トップに立ってからは後とのギャップと相談しながら、タイヤを保って走った。良いタイヤと、序盤頑張ってくれた中山選手に感謝したい。初めてのタイでのレースだったが、シーズン2勝目を上げることが出来、流れは良いと思う。最終戦のもてぎはノーハンデで、条件はみんなイコールだが、僕たちに出来ることはあると思うし、最後まで諦めずに優勝を狙っていけば何か起きると信じて戦う。

    関連:【SUPER GT】 第7戦タイ:KeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン

  • 【SUPER GT】 ホンダ:第7戦タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:第7戦タイ 決勝レポート

    10月8日(日)、タイのブリーラム県のチャン・インターナショナル・サーキットにて、シリーズ唯一の海外戦である第7戦「Chang SUPER GT RACE」の決勝レースが行われました。天候は朝から晴れで、決勝レースは雲の切れ間から照りつける太陽の下でスタートするかに思われた。

    ところがスタート30分前になって急に雨が降り始め、コースはウェットコンディションに。ほとんどのチームがレインタイヤを装着してスタートした。

    3番手スタートの#17 KEIHIN NSX-GT(塚越/小暮)は、スタートを務めた塚越がそのままポジションを守り、コースが乾き始めた13周目にピットインしてスリックタイヤへ交換、2ストップ作戦をとることになった。一方、#64 Epson Modulo NSX-GT(バゲット/松浦)、#8 ARTA NSX-GT(野尻/小林)はレインタイヤのまま周回を重ね、ピットストップの回数を1回のみとする作戦を選んだ。

    塚越はスリックタイヤに交換するタイミングで事実上の順位を4番手に落としてしまいまったが追走を続け、フィニッシュまで27周の段階で2回目のピットインをして小暮に交代した。その小暮も追走を引き継ぎ、残り2周となったところで前走するライバルがスローダウンしたすきに3番手に復帰、そのままチェッカーフラッグを受けた。

    他のNSX勢では、7位に#100 RAYBRIG NSX-GT(山本/伊沢)、8位に#64 Epson Modulo NSX-GT(バゲット/松浦)が入賞し権ポイントを重ねた。次戦はシリーズ最終戦となり、11月11日~12日にツインリンクもてぎで開催予定となっている。

    塚越広大 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)
    スタート前に雨が降ったのでレインタイヤでスタートしましたが、ウォームアップに時間がかかったうえクルマのバランスもアンダーステアが強い状態で厳しい戦いになりました。なんとか3番手のまま後半へつなぎたかったのですが、ドライタイヤへの切り替えのタイミングで順位をひとつ落としてしまいました。その後は、前との差が開かないように周回遅れの処理などに気を遣って頑張り、無事小暮さんに引き継げました。最後はラッキーでしたが頑張ったからこそ引き込めた幸運だと思っています。

    小暮卓史 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)
    スタート前は、天気がどうなるのだろうと心配でしたが、みんな同じ条件だからと自分を落ち着かせてレースに臨みました。本当は優勝したかったし、優勝できるクルマに仕上がっていたと思います。クルマを引き継いでからは頑張って前のクルマに付いていき、抜くチャンスを狙っていましたが、順位を入れ替えるのは厳しい状況でした。それでも、現地のKEIHIN関係者が大勢応援に来てくれた前で表彰台に上がれて良かったです。最終戦はホームコースのもてぎで開催されますし、今回の勢いで優勝したいと思っています。

    佐伯昌浩 (Honda GT プロジェクトリーダー)
    レース前のスコールで、タイヤ選択やピットイン戦略が分かれ目のレースになってしまいました。その中で、17号車は安定したラップタイムを刻むセットアップと戦略で、幸運にも助けられスタートと同じ3位でフィニッシュできて良かったです。大勢の地元応援団がくるところで、シーズン前半強かったレクサス勢が上位に並ぶ中に食い込んでの3位入賞は最終戦へ向けて好材料だと思います。100号車もうまくコンディションに合わせて大きく順位を上げました。この勢いで、最終戦でも上位を目指して頑張っていきます。

    関連:【SUPER GT】 第7戦タイ:KeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン

  • 【SUPER GT】 NISMO:第7戦タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 NISMO:第7戦タイ 決勝レポート

    SUPER GT 第7戦タイの決勝レースが行われ、予選11位からスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は9位フィニッシュを果たし、貴重なランキングポイントを2ポイント獲得した。

    予選日も突然のスコールに襲われたが、この決勝日でもスタート進行中に雨に見舞われた。全車スリックタイヤでスターティンググリッドについたものの、多くのチームがウェットタイヤに履き替えるなど、グリッド上は慌ただしくなった。

    そんななか、クインタレッリがスタートドライバーを務める#23 GT-Rはスリックタイヤのままで待機。雨が降ったのは短時間で、空模様は急激に回復したため、コースコンディションもすぐに回復すると予想しての戦略だった。

    レースはセーフティカー(SC)先導のもとでスタートし3周目に解除。直後はウェットタイヤに履き替えた多くの車両に対し、スリックタイヤの#23 GT-Rは大きくギャップを広げられてしまった。しかし、路面が乾いてくるにつれて一気にペースアップし、11周目にはその時点でのファステストタイムを記録。
    ここから#23 GT-Rの追い上げが始まることになった。

    路面が乾いてきたことで、ウェットタイヤで走行していたマシンがタイヤ交換のためピットに戻ってくるようになったが、なんとか1ピットで済ませようと規定周回数までピットインを伸ばすマシンも見られ、#23 GT-Rの見た目上の順位はなかなか上がらなかった。レースが中盤まで進むとルーティンピットインが始まり、折り返し地点を過ぎた36周の時点で#23 GT-Rは6位まで順位を回復。40周を終えてピットへと戻ってきた。松田へとドライバー交代をすると、タイヤは無交換のままコースへ復帰。暫定11位で後半スティントをスタートした。

    松田は消耗したタイヤでペースを安定させて周回。さらに、一つ前を走る#8 NSXが近づくとペースを上げて追いかけ、56周目の4コーナーで逆転し、ポイント獲得圏内の10位へと上がった。さらに残り2周で上位のマシンが1台ストップしたことで、#23 GT-Rは9位でフィニッシュ。ランキングポイントを2ポイント追加した。ランキング2位につけていた#37 LC500が優勝したため、#23 GT-Rは8ポイント差の3位で最終戦へと臨むことになった。

    #23 ドライバー ロニー・クインタレッリ
    「SCランが始まって路面状況を見たら、1コーナーの先は水たまりが多くて“これは厳しい”と感じました。乾くまでに5周ぐらいかかりましたが、乾いてからはしっかりタイヤもグリップしてくれました。こういった苦しい序盤を経て、9位まで順位を取り戻せたのは良かったです。とにかくポイントは獲りたかったので、大きな2ポイントを手に入れることができたと思います。もてぎには8ポイント差でチャンピオンの可能性を残しています。今年は毎戦ポイント獲得ができていますが、まだ優勝がありません。まずは優勝を目指し、あきらめずに頑張ります」

    #23 ドライバー 松田次生
    「(#8 NSXとのバトルでは)お互いに苦しい中で相手がミスして、抜きどころはここしかないというタイミングでした。3コーナーのブレーキだけでは上手く抜けない感じがしたので、ラインを変えて前に出ることができました。僕たちとしてもノーポイントでは終われないので、何としても抜きたいと思っていました。最終戦は、予選が重要になってくると思います。レクサスよりも速いタイムを出すために、いいクルマを作ることが必要になりますね。頑張ります」

    ニスモ 鈴木豊監督
    「11番手とあまりいいスタートポジションではありませんでしたから、(ドライタイヤでのスタートという)攻めの戦略を採りました。タイヤの無交換に関しても、予選順位が悪ければ必要かと思っていて、実際タイヤの持ちも大丈夫そうでしたので、交換せずに行きました。次生もいいタイムで走ってくれて、この作戦は正解だったと思っています。トップとは8ポイント差でもてぎに入りますが、我々は勝つしかないし、それでも相手次第の部分はあります。でもなんとかチャンピオン獲得に向けて頑張りたい。厳しい戦いになると思いますが、一月ほどのインターバルでしっかりと準備を進め、いいレースをお見せしたいと思います。ファンの皆さんに納得していただけるようなシーズンで終わりたいですね。次戦も暖かい応援を、どうぞよろしくお願いします」

    GT300クラス 決勝レース

    SUPER GT NISMO

    NDDP RACINGの#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠)は、予選6位からスタートしたが、スリックタイヤで走行した序盤は我慢の走りとなった。路面が乾いてからはトップグループと遜色ない走りを見せ、9位まで順位を上げてゴール。2ポイントを獲得した。

    決勝レースのスタート30分前、グリッドウォーク中のスコールのために、コースはウェットコンディションに。#3 GT-Rは徐々に路面が回復すると読み、スリックタイヤのままで決勝に臨むこと戦略をとった。スタートを担当した星野は、グリップしないスリックタイヤでコースに何とかとどまりながら周回。その間にレインタイヤを装着した車両にかわされ、21位まで順位を落とす我慢の走りとなった。それでも10周ほどで路面の水が減るとレインタイヤとスリックタイヤのラップタイム差はほぼ同じとなった。

    ようやく温まったタイヤで星野は追い上げを開始。レインタイヤを履いていた車両が早めにピットインしてスリックタイヤに交換する間に、星野は24周目には順位を5位まで回復。そして26周でピットインして高星に交代した。

    ピット作業もミスなく高星は19位でコースに復帰。そしてトップグループとほぼ同様のタイムで追い上げ、終盤の53周目には入賞圏内の10位まで順位を回復した。さらに残り2周でもうひとつ順位を上げて9位でフィニッシュ。粘りの走りで2ポイントを獲得した。

    #3 ドライバー 星野一樹
    「スタートはスリックタイヤを履いたのですが、昨日と全然違ってあんなに温まらなかったのは誤算でした。そのため同じタイヤを履いたポルシェに先行されて、とにかく我慢のレースになりました。もう少し水が少なかったら完璧だったのでしょうが、雨に翻弄されてしまいました。何とかポイントは取れましたが、今回は勝ちを狙っていただけに残念な結果です」

    #3 ドライバー 高星明誠
    「路面は徐々に乾いて行く傾向でしたので、スリックタイヤを選びました。僕のスティントでは路面も乾きペースが良かったのですが、順位回復はあれが精一杯でした。また交代してすぐからシフトアップがスムーズでないというトラブルもありましたが、何とか9位でゴールできました」

    NDDP RACING 長谷見昌弘監督
    「ちょい濡れの路面でのタイヤの温まりが良くなかったですね。路面が乾いてからはトップと同じようなペースで走れるのですが、予選の一発のタイムもなかなか出ないので、今年の性能調整ではこれが実力なのかなと思います。ドライバーもメカニックもミスはなく接触もなかったし、ポイントも取れたし、まずまずのレースだったと思います」

    関連:【SUPER GT】 第7戦タイ:KeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン

  • 【SUPER GT】 第7戦タイ:KeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン

    【SUPER GT】 第7戦タイ:KeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン

    SUPER GT 第7戦『Chang SUPER GT RACE』の決勝レースが8日(日)、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、GT500クラスはポールポジションからスタートしたNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)が優勝。GT300クラスはNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)が優勝した。

    この日のブリーラムは朝から晴天に恵まれていたものの、現地時間午後3時からの決勝レース直前、スターティンググリッドにGTマシンが並んだ直後、強い雨が降った。雨はすぐに止んだものの、コース上はウエットコンディションになったため、ほとんどの車両は雨用のウエットタイヤを装着、2周のセーフティカーランの後にレースがスタートした。

    レース序盤をリードしたのはポールポジションのNo.37 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)。次いでNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(ヤン・マーデンボロー)、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)と続くが、GT500クラスではシリーズランキントップのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)他の2車がスリックタイヤを選択。路面が乾くのを待つ展開となる。10周過ぎには路面が乾きはじめ、13周を超えると1台、また1台とピットインし、ドライ路面用のスリックタイヤに交換する。

    レース中盤、上位の各車が2回目のピットインを行い、ドライバー交代と給油作業を終えると、トップを守っていたのはNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮)。その背後につけたのは、序盤からNo.17 KEIHIN NSX-GT(後半は小暮卓史)と激しい戦いを展開してきたNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也)だ。序盤2番手につけていたNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信)は、ピットイン時に手間取ってしまい、3番手にポジションダウンしてしまう。

    トップを守る平川は最後まで危なげなく走り切り、2位に12.121秒差をつけたNo.37 KeePer TOM’S LC500が、第1戦岡山以来となる今季2勝目をマーク。ドライバーズランキングでも69点に伸ばし、首位で最終戦を迎える。2位はNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ)でランキングでも2位に。3位は終盤までNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信)がつけていたが、残り2周でまさかのエンジントラブル。これでケーヒンの現地法人の大応援団の声援を浴びたNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が3位となった。前戦までランキング首位だったNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/クインタレッリ)はタイヤ無交換作戦に出たものの、9位で2ポイントを獲得してランキング3位となった。

    GT300クラスは、こちらもウエットタイヤでスタートするチームが多かったが、ドライバー交代が可能な最低周回数を読み、そこまで乾いた路面でウエットタイヤを引っ張り、ピット作業を行うチームが上位の多くを占めた。そのなかで、真っ先にピットに入ったNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)がトップでチェッカー。2位は同じ作戦を採ったNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)となり、ドライバーズランキングでトップに立ち、最終戦にチーム3度目のチャンピオン獲得に挑むことになった。

    GT500クラス
    No.37 KeePer TOM’S LC500
    平川亮
    「ポール・トゥ・ウインを飾ることができて、嬉しいです。スタート前に雨が降ってきて、タイヤ選択では少しナーバスになっていましたが、ウエットタイヤを選んでスタートしたらニック(キャシディ)が良いペースで走って、良いギャップをつくってくれました。ドライタイヤに変えるタイミングも良くて、運も味方してくれたような気がします。ルーティンのピットインでもチームが素晴らしい仕事で作業も速く、ピットアウトしてからはミラーを見ることなく、ずっと前を見て走りました。本当に最高の週末になりました」

    ニック・キャシディ
    「今日は本当にアメージング(驚異的)な日になりました。良いクルマを作ってくれたレクサスと、それを速いクルマに仕上げてくれたチーム、そして素晴らしいパフォーマンスのタイヤを提供してくれたブリヂストンに感謝したいです。今日のようなレースではピットワークが大事だということは分かっていましたが、チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれました。自分がこれまで戦ってきたSUPER GTのレースで最高のレースになりました」

    GT300クラス
    No.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
    中山雄一
    「(公式練習で履いた)ドライタイヤも(昨日の予選で履いた)ウエットタイヤも、ブリヂストンさんが本当に良いものを用意してくれました。今日はフロントローからのスタートになりましたが直前に雨が降ったので、予選で使用したのと同じウエットタイヤを選んでスタートしました。予想以上に早く乾いてきたので、ミニマム(最低周回数)を走ったところで坪井(翔)選手に交替しました。その後はピットから見ているだけでしたが安心して見ていることができました。坪井選手の見事な走りに感謝したいです」

    坪井翔
    「グリッドに着いたところで雨が降ってきて、この先どうなるのか見えてない部分もあって、スタートしたらコースが見る見る乾いていく厳しい展開になりました。上手いタイミングで中山(雄一)選手から交替してドライタイヤに交換してピットアウトして行きましたが、見えない敵との戦いでした。タイヤがタレ(消耗し)ないように気を遣いながら、プッシュするところはプッシュして走りました。残り25周のサインを見た時には長いなぁと思いましたが優勝できて嬉しいです」

    SUPER GT 2017年 第7戦 タイ 結果:GT500

    順位 No. 車名 ドライバー タイヤ
    1 37 KeePer TOM’S LC500 平川亮
    ニック・キャシディ
    BS
    2 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也
    アンドレア・カルダレッリ
    BS
    3 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大
    小暮 卓史
    BS
    4 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路
    石浦宏明
    BS
    5 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴
    ジェームス・ロシター
    BS
    6 1 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン
    平手晃平
    BS
    7 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴
    伊沢拓也
    BS
    8 64 Epson NSX-GT ベルトラン・バゲット
    松浦孝亮
    DL
    9 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
    ロニー・クインタレッリ
    MI
    10 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山哲
    千代勝正
    MI
    11 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀
    小林崇志
    BS
    12 19 WedsSport ADVAN LC500 関口雄飛
    国本雄資
    YH
    13 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀
    中嶋大祐
    YH
    14 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信
    ヤン・マーデンボロー
    BS
    15 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木大樹
    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    YH
  • 【SUPER GT】 LEXUS:第7戦タイ 予選レポート

    【SUPER GT】 LEXUS:第7戦タイ 予選レポート

    SUPER GT 第7戦の予選が唯一の海外戦であるタイのブリーラム・サーキットで行われ、ウェットから乾いていく難しいコンディションの中、最後の最後まで100分の1秒を争うアタック合戦を制した平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM’S LC500 37号車が今季初となるポールポジションを獲得した。

    10月7日(土)タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットは、朝から降ったり止んだりの不安定な天候。

    午前中のフリー走行時には一旦ドライになったものの、その後猛烈なスコールに見舞われ、午後3時からの予選は、雨が止んで乾いていくという、難しいコンディションで行われることとなった。

    GT300クラスのQ1を経て、ライン上はやや乾き始めているが、コースの一部にはまだ川のような水が残っている状況で、午後3時20分よりGT500クラスのQ1(15分)開始。いつもであれば、セッション中盤まで誰もコースインせずに待機するが、今回はまたいつ雨が降り出すか分からない状況もあり、全車セッション開始と共にウェットタイヤで一斉にコースへ向かった。

    周回を重ねるごとに路面が向上し、タイムも上がっていく中、8周目にヘイキ・コバライネンのDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車が好タイムで2番手に浮上。アンドレア・カルダレッリの駆るWAKO’S 4CR LC500 6号車が3番手。キャシディの37号車が6番手。石浦宏明の駆るZENT CERUMO LC500 38号車がトップから1秒以内ながらぎりぎり8番手に滑り込んだ。一方で、中嶋一貴のau TOM’S LC500 36号車は9番手で惜しくもQ2進出ならず。昨年このタイでポール・トゥ・ウィンを果たしたWedsSport ADVAN LC500 19号車は国本雄資がアタックを担当したがタイムが伸びず、15番手でQ1敗退となった。

    午後4時5分から行われたQ2(12分)の時点では何カ所か川は残っているもののかなり路面が乾いており、ほぼ全車がスリックタイヤでアタック。序盤前車に引っかかりタイムを伸ばせなかった37号車の平川が、計測4周目あたりからタイムを伸ばしてポール争いを展開。終盤には、ライバル車両と100分の1秒単位でタイムを塗り替えあう激しい予選となったが、この接戦を制した平川が今季初となるポールポジションを獲得。ランキング2位につける平川/キャシディ組が好位置から明日の決勝をスタートすることとなった。

    大嶋和也がドライブした6号車はトップから僅か0.172秒差ながら2列目4番手。立川祐路の38号差が5番手、平手晃平の1号車が7番手から明日の決勝に臨むこととなった。

    KeePer TOM’S LC500 37号車 平川亮
    今回の大会はウェイトハンデが半分になるということもあり、また、前回の鈴鹿くらいから一発の速さには自信があった。とはいえ残り2戦ということで、この予選がすごく重要になることは分かっていたので、予選前はすごいプレッシャーがあった。予選は前車に引っかかって中々タイムが出せなかったが、最終ラップで上手くタイムをまとめてポールポジションを獲ることが出来たので、率直に嬉しく思っている。

    KeePer TOM’S LC500 37号車 ニック・キャシディ
    素晴らしい気分だ。タイトル争いのポイント状況を鑑みて、明日の決勝が非常に重要なレースだということは分かっていたので、予選も大変なプレッシャーだった。速さには自信があったが、予選時コンディションの変化もあり、一度ピットインしてアタックする作戦が上手く行った。チーム他全員が素晴らしい仕事をしてくれた。そして、Q2で平川選手が最高の走りでポールポジションを獲ってくれた。僕自身は先々週のスーパーフォーミュラで初めてのポールポジションを獲得して、今回SUPER GTでもポールということでとても嬉しい。

    GT300クラスでは中山 雄一/坪井翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車がこのコンビでは過去最高位となる予選2番手を獲得、最前列から明日の決勝をスタートすることとなった。

    10月7日(土)タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットは、朝から降ったり止んだりの不安定な天候。午前中のフリー走行時には一旦ドライになったものの、その後猛烈なスコールに見舞われ、午後3時からの予選は、雨が止んで乾いていくという、難しいコンディションで行われることとなった。

    午後3時から行われたQ1(15分間)では、まだコースの一部にはかなり水が残っており、水煙が上がる状態。そんな中、タイでのフルウェット走行は初めての坪井が好走を見せ、7周目にその時点でのトップタイムをマーク。その後ライバルにかわされたものの3番手という好結果でQ1通過を果たした。

    嵯峨宏紀がアタックしたTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が12番手、佐々木孝太がアタックしたTOYOTA PRIUS apr GT 30号車はぎりぎり14番手でQ2進出。吉本大樹がアタックした SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は21番手でQ1敗退となった。
    2台のTOYOTA PRIUS apr GT 2台のTOYOTA PRIUS apr GT
    SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車(飯田 章/吉本 大樹) SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車(飯田 章/吉本 大樹)

    午後3時45分からのQ2(12分)は、再び降り始めた小雨により、待たしてもタイヤ選択の難しいセッションに。中山雄一がアタックした51号車は、狙っていたほどにはタイムが伸びず、ピットインして別スペックのタイヤへ交換。最後の一発アタックを見事に決め、中山雄一/坪井翔のコンビとしては過去最上位となる予選2番手を獲得。現在トップと16ポイント差の6位で逆転タイトルを目指す51号車が、最前列という好位置から明日の決勝レースに挑むこととなった。

    プリウスの31号車は10番手、30号車は13番手グリッドとなった。

    JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車 中山雄一
    Q1よりも路面が乾いてたので、固い方のタイヤが良いかとみんなで話し合って出て行ったが、思いの外グリップが得られず、タイムが伸びなかった。Q1での坪井選手のタイムにも及ばない感じだったので、少し柔らかめに交換しようと判断し、ピットインした。残りが3分40秒だったが、計測1周出来るまでには帰ってこられて、アタックも全部攻め切れたし、コースアウトもせず、2番手という結果は良かった。明日は今年初めての最前列からのスタートで、ポールの車両の走り方も分かっているので、1周目は上手くクリア出来ると思う。その後のタイヤ摩耗は全く分からないので、明日のサファリやウォームアップで好感触を掴めればトップ争いが出来るはずだ。

    JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車 坪井翔
    Q1はドライであれば行けそうだったのだが、ウェットになってしまった。僕自身、フリー走行の序盤ちょっとウェットで走ったが、その後はほぼ乾いてしまったので、フルウェットコンディションで走るのは初めてだった。感触を探りながらも、なるべく早くタイムを出さなくてはならず、最初からプッシュしたが、コース上の混雑でなかなかクリアラップが取れない状況が続いた。そんな中で少しずつコンディションに慣れていった結果、クリアラップで出せたタイムで3番手につけられたのでとりあえずは良かった。Q2で中山選手が2番手を確保してくれて、初めて最前列という好位置からスタートが切れる。明日は路面コンディション次第だとは思うが、我々のLEXUS RC F GT3は晴れでも雨でも速いと思うので、タイヤ選択を間違えなければ間違いなく良い争いが出来ると思う

  • 【SUPER GT】 ホンダ:第7戦タイ 予選レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:第7戦タイ 予選レポート

    10月7日(土)、タイのブリーラム県のチャン・インターナショナル・サーキットにて、シリーズ唯一の海外戦である第7戦「Chang SUPER GT RACE」の公式予選が行われた。ブリーラムは朝から天候が不安定で、朝のフリー走行はフルウェットコンディションで行われた。

    その後コースは乾いたものの午後になって再び激しい雨が降ってコースはフルウェットコンディションに戻り、午後3時(日本時間の午後5時)からの公式予選は、雨が止み走行ラインのみが乾き出すという難しいコンディションで始まった。

    Q1では#8野尻智紀/小林崇志組が4番手、#17塚越広大/小暮卓史組が5番手、#64ベルトラン・バゲット/松浦孝亮組が7番手のタイムを記録、3台のHonda勢がQ2に進出した。Q1の途中でコースは乾き始めたが、その後コースの一部で再び降雨があり、難しいタイヤ選択が求められる状況下でQ2が始まった。

    ドライタイヤを選んだ#17塚越は慎重にタイヤを暖めるとコースコンディションの好転とともにタイム更新を重ね、最終的に3番手のタイムを記録して公式予選を終えた。#8野尻/小林組は6番手、#64バゲット/松浦組は8番手につけて、明日の決勝レースを迎えることとなった。

    66周で繰り広げられる決勝レースは明日8日(日)の午後3時(日本時間の午後5時)にスタートが切られる予定。

    小暮卓史 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)
    クルマのパフォーマンスは良かったです。ぼくはレインタイヤで走ったのですが、2セット目に交換してコースインしたところ、前にクルマにひっかかってしまいました。タイヤの状態が一番良いラップにタイムが出せず、次の周でタイムを出さなければなりませんでした。もっと良いタイムが出せる感触があっただけに残念です。ただ、無事に塚越にクルマを渡すことができたので良かったです。ドライでもウェットでもクルマのパフォーマンスは高いと思うので、日本ではなかなか経験できないスコールさえなければ、良い結果が出せる手応えがあります。

    塚越広大 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)
    走り出しからスムーズでした。小暮さんが難しいコンディションの中、レインタイヤでQ1を突破してくれましたが、路面が乾き始めていたので、僕はドライでいこうと決めました。途中で雨が一部で降ってひやひやしましたが、慎重にタイヤを暖めてアタックをしました。明日は好位置からスタートできるので、ドライでもウェットでも小暮さんと僕のそれぞれがやるべきことをやって、最低でも順位を落とすことなく、チャンスがあればもっと前でフィニッシュしたいと思っています。レース中にスコールだけは来て欲しくないですね。

    佐伯昌浩 (ホンダ GT プロジェクトリーダー)
    雨が降ったり止んだりで難しいコンディションでしたが、うまくまとめたチームがQ2に残ってくれ、最終的にコンマ1秒という僅差で3位に食い込みました。予選では路面温度が下がっていましたが、NSX勢は、もっと高温になることを想定したセッティングになっていたことも、ポールに届かなかった一因かも知れません。ここでの過去のリザルトを見ると、去年は2位、その前は3位と、NSXとは相性が悪くないコースですから、明日は優勝を狙います。

  • 【SUPER GT】 NISMO:第7戦タイ 予選レポート

    【SUPER GT】 NISMO:第7戦タイ 予選レポート

    SUPER GT第7戦「Chang SUPER GT RACE」がタイ・ブリラムのチャーン・インターナショナル・サーキットで開催。現在ポイントランキングトップの#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は一番厳しいハンディを背負っての戦いとなり、予選では11位となった。

    タイでは、昨年10月に亡くなったプミポン前国王の葬儀が今月末に行われることもあり、チャーン・インターナショナル・サーキットはこれまでのレースとは異なる雰囲気に包まれた。

    普段は「ニッポンを元気に!」というメッセージロゴが貼られているフロントウィンドウ部分には、タイ語の追悼のメッセージが表示され、午前中の公式練習前には1分間の黙禱が捧げられた。

    この日は朝のオープンピット(公開車検)の頃に突然のスコールに襲われたが、公式練習が始まる前には雨も上がり、晴れ間も見えるようになった。セッション開始のタイミングで気温28℃、湿度が70%もある非常に蒸し暑いコンディションで、走りはじめはフルウェットの状態だった路面も一気に回復。#23 GT-Rは順調に走行を重ね、トップタイムから約0.6秒差の10番手となった。

    お昼に再びスコールが襲い、公式予選のコース上はまたウェットコンディションへと戻ってしまった。GT500セッションの前にGT300のQ1が行われたことで、コース上は一部ラインが見えるほどに回復したが、スリックタイヤでタイムが出せるかどうか、非常に難しいコンディションでGT500クラスのQ1がスタートした。

    Q1担当の松田はウェットタイヤを装着し、セッション開始と同時にコースイン。まずは計測2周目に1分32秒411をマークして暫定5番手につけた。3周目にはピットに戻りタイヤを履き替えると、6周目に1分31秒419に自己ベストタイムを更新。ここでQ2進出圏内となる暫定7番手につけたが、それ以上のタイム更新は叶わず、8周目にピットへと戻ってきた。セッション終盤には他車が松田のタイムを上回り、#23 GT-Rは最終的に予選11位となった。

    #23 ドライバー 松田次生
    「今日の予選はコンディションが悪かったですね。セクター2~3は乾いていたのですが、1コーナーでは川ができていました。1コーナーはスリックだとリスクが高いのですが、乾いた部分ではレインタイヤではやや厳しかったです。最後はタイヤがムービングしてしまって、タイムを上げることができませんでした。とても残念です。燃料リストリクターの影響でストレートは少しつらいですが、コーナーは速いですし、ドライタイヤでのフィーリングは悪くないので、明日はいつものように追い上げるレースができると思います。ポイントを稼いで最終戦につなげたいですね」

    #23 ドライバー ロニー・クインタレッリ
    「予選はQ2進出できなかったので残念でしたが、11位というのはとても悪い位置というわけではない。最近はこのあたりの位置から追い上げのレースをたくさんしているので、明日も良いレースができると思います。午前中のフリー走行はドライで走れて、タイヤもクルマもフィーリングがとてもよかったので、バランスよく仕上がっています。できればドライでレースしたいですが、しっかり準備して、皆で力を合わせて頑張りたいと思います」

    ニスモ 鈴木豊監督
    「GT500のQ1の前に、(直前のGT300予選で走行した)高星選手に話を聞きましたが、まだまだドライでは難しいというコメントでした。実際次生が走った時も、1コーナーでは川が流れていましたし、厳しい予選になりました。しかし、ドライコンディションでは、クルマのバランスについてもドライバーからはいいコメントが出ています。ここでの雨は、レースを続けられる量ではありませんから、レインタイヤで長時間戦うようなことにはならないでしょう。そういった意味では我々にもチャンスが巡ってくると思います。今年はこういう位置からスタートするレースを何度も経験し、その結果今のポジションがあります。明日も最後まで粘り強く、あきらめないでいけば、またいい結果が出せるのではと考えています。明日も応援をよろしくお願いします」

    GT300クラス 公式予選
    チャーン・インターナショナル・サーキットで行われるSUPER GT第7戦に、#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠)は、14kgのウェイトを搭載して挑む。予選ではハーフウェット路面の難しいコンディションのなか、星野がスリックタイヤで果敢にアタックし6位につけた。

    例年気温30℃を超えるタイラウンドだが、今年は天候不順で予選日は未明から雨となり、気温は若干低め。朝9時ごろにはスコールに見舞われたため、公式練習は10分遅れの10時10分からスタートした。天候が急激に回復してコースはすぐに乾き、#3 GT-Rは4位とまずまずの位置につけた。#3 GT-Rとこのコースは相性が良く、過去3回の大会では2勝を挙げ、昨年も2位表彰台を獲得しており、予選での躍進に期待がかかった。

    午後に入ると再び激しいスコールがコースを襲い、路面はウェットコンディションで、ところどころにウェットパッチが残る状態だった。午後3時、気温28℃、路面温度30℃というコンディションで公式予選Q1がスタート。高星がレインタイヤでコースインすると1分41秒495のトップタイムをマークしたが、これを更新する車両があり5位に順位を落とした中盤にピットイン。ここで新たなレインタイヤに交換して再びコースインした。そして高星は1分40秒655にタイムアップして7位につけ、上位14台が出走できるQ2への進出を決めた。

    3時45分に公式予選Q2がスタート。コースの一部にウェットパッチが残るコンディションでほとんどの車両がレインタイヤを履くなか、星野はスリックタイヤでコースインした。星野はタイヤを温めながら周回し、セッション終了3分前に1分40秒276をマークして6位につけた。そしてさらにセッション終了間際の周回で、他の車両に引っかかりながらも1分39秒630へ自己ベストを更新。順位は6位から変わらなかったが、表彰台を狙える好位置につけた。

    #3 ドライバー 高星明誠
    「コースはまだ濡れていて、レインタイヤでどうなるかと思いましたが、トラフィックに引っかかりながらも何とかQ2に残ることができました。一度ピットインしてもう1セットのレインタイヤに交換したのは予定どおりです。決勝は雨だとちょっと厳しいと思うので、ぜひ晴れて欲しいです」

    #3 ドライバー 星野一樹
    「コースコンディションはスリックタイヤでは難しいかとも思いましたが、スリックタイヤを選択した判断は間違っていませんでした。最後のアタックでは2位かポールを取れると思ったのですが、レインタイヤでアタックしている他の車両に引っかかってしまいました。正直6位は悔しいですが、ここでは毎年表彰台に乗っているし、明日も表彰台を狙っています。できれば勝ちたいです」

    NDDP RACING 長谷見昌弘監督
    「あの路面コンディションでは、ドライ(スリック)タイヤで行くしかなかったですね。決勝は天気の回復に期待して、好成績を狙いたいと思います」