タグ: SUPER GT

  • 【SUPER GT】 ホンダ:第2戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:第2戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    2018年のSUPER GT 第2戦が5月3日(木)~4日(金)に富士スピードウェイで開催され、ホンダ勢はGT500クラスでNo.8 ARTA NSX-GTが8位、No.100 RAYBRIG NSX-GTが9位入賞。GT300クラスではNo.34 Modulo KENWOOD NSX GT3が初ポイントを獲得した。

    初日木曜日の午前は、発達した低気圧の影響で朝から風雨が強まり霧で視界不良となったため、フリー走行は中止となった。

    午後には天候が回復したが、タイムスケジュールの関係から、予選は通常の一次予選・二次予選の形式ではなく、GT300クラス、GT500クラスそれぞれ20分間の計時セッションを行って決定することになった。その結果、No.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)がホンダ勢最上位の6番手につけた。

    金曜日の決勝レースは、通常より長い500kmの長丁場。5万5000人の大観衆が見守る快晴の空の下でレースがスタートした。

    No.16 MOTUL MUGEN NSX-GTは6番手のポジションを守ってレースをスタートするが、その背後には予選で12番手と奮わなかったNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)、さらに、その後方にNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)が続いた。

    No.8 ARTA NSX-GTは最初のドライバー交代が終わった段階でHonda勢のトップに立ち、No.100 RAYBRIG NSX-GT、No.16 MOTUL MUGEN NSX-GTがそれを追う形となった。2回目のドライバー交代を終えたNo.8 ARTA NSX-GTはそのまま110周のレースを走りきり8位に入賞、No.100 RAYBRIG NSX-GTは30kgのウエイトハンデを抱えながらも9位でフィニッシュして、ともにシリーズポイントを獲得した。

    開幕戦優勝のNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)は惜しくも11位。No.16 MOTUL MUGEN NSX-GTはタイヤトラブルで中嶋、武藤が相次いで予定外のピットストップを行って順位を落とし、No.64 EPSON MODULO NSX-GTはトラブルで無得点に終わtt。シリーズランキングではNo.17 KEIHIN NSX-GTが2位、No.100 RAYBRIG NSX-GTが3位につけている。

    GT300クラスではNo.34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹)がクラス8位に入賞し、今シーズン初ポイントを獲得した。

    野尻智紀(8位)
    「富士はダウンフォースの少ないサーキットで、セットアップで対応するのは難しく、予選では苦戦しました。しかし、決勝に向けてなんとかグリップを出そうとチームと考えて決勝に臨みました。レースではマシンを乗りこなそうと格闘しました。その中で、まだまだセットアップやドライビングを今年のマシンに合わせて工夫する必要があるなと、いろいろ気づいたこともありました。次のレースまで時間はありませんがHondaのホームサーキットでいい成績を出せるよう準備をします」

    伊沢拓也(8位)
    「僕が担当した第1スティントでは抜きつ抜かれつの状態になりましたがんばりました。しかし、2回目のスティントではペースを上げられず、今後に課題が残りました。とはいえ、予選12番手からポイント圏内まで順位を上げられたのでほっとしています。もう少し上の成績ならよかったのですが、ドライバーもチームもミスなくレースをした結果今シーズン初ポイントを獲得できたので、次につながったかなと思います。鈴鹿は得意なコースですから、チャンスはあると思っています」

    佐伯昌浩 (プロジェクトリーダー)
    「事前テストのときからこのコースに合わせきれていなかったうえ、悪天候のためフリー走行の走り込みができなかったので、予選で苦戦してしまいました。エンジンの煮詰めももう一歩必要でしたし、タイヤ選択も分かれ目になりました。決勝レースでは、ベストラップという点ではライバルに対し遜色なかったのですが、路面温度の変化に対してラップタイムが安定せず少しずつ差をつけられてしまいました。第3戦はホームコースの鈴鹿なので、いい結果を出せるようがんばります」

  • 【SUPER GT】 レクサス:第2戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 レクサス:第2戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    SUPER GT 第2戦が富士スピードウェイで500kmレースとして開催。レクサス勢は中盤まで首位を走行したが、2度目のピット作業で逆転を許し、No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/坪井翔)が2位、No.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏)が3位表彰台。4位、5位にもLEXUS LC500が入り、レクサス勢は惜しくも勝利を逃したものの、長丁場のレースで2位から5位を占める結果となった。GT300クラスではNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/平手晃平)がレースを通して上位を争い、2位表彰台を獲得した。

    SUPER GT 第2戦「FUJI GT 500km RACE」が5月3日(木)、4日(金)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。恒例となったゴールデンウィーク開催の富士大会。例年通り、通常よりも長い500kmで争われた。今大会は、WEC(世界耐久選手権)開幕戦スパ6時間に参戦する中嶋一貴と小林可夢偉が欠場。代わりのドライバーとしてau TOM’S LC500 36号車はジェームス・ロシターが、39号車は若き坪井翔が出場することとなった。

    ■予選
    3日(木)は、前夜からの暴風雨は朝方には止んだものの、併催のFIA-F4の予選中に霧が濃くなり、赤旗で中断されると、その後の走行セッションもキャンセルに。午前中に1時間45分に渡って予定されていたSUPER GTの公式練習は、天候の回復した午後に僅か30分間のみ、加えて通常は2セッションのノックアウト方式で行われる予選も、各クラス20分ずつ、各1セッションのみの計時方式へと変更されて行われることとなった。

    昼のピットウォークの頃には霧も晴れて日差しも顔を出し、路面も完全なドライに。やや風は冷たいものの、気温21度、路面温度34度というコンディションで午後2時45分より予選が開始された。

    GT500クラスは午後3時15分に開始。セッションが始まると同時にほとんどの車両がコースインし、5周ほどでアタックを終えるとピットイン。1度目のアタックを終えた時点で、全15台がほぼ1秒以内に入るという、今季のSUPER GTを象徴する、極僅差での争いとなり、セッション後半も緊張感溢れるアタックが繰り広げられた。

    各車1分28秒台をマークしての争いとなる中、“富士マイスター”とも呼ばれる38号車の立川祐路が、唯一1分27秒台に入れる驚速タイムでトップに浮上。終盤各車タイムを更新していくも立川祐路のタイムには及ばず、立川祐路が自身の持つGTでの通算ポールポジション記録を更新する23度目のポールポジションを獲得。2番手には16kgのウェイトハンデを積みながらも、38号車と僅か0.13秒差のタイムをマークした大嶋和也のNo.6 WAKO’S 4CR LC500が続き、LEXUS LC500は“ホーム”富士でフロントローを独占する速さを見せた。

    関口雄飛、ヘイキ・コバライネンがアタックした36号車と39号車がそれぞれ4、5番手。国本雄資がアタックしたNo.19 WedsSport ADVAN LC500は8番手、重めのウェイトに苦しみながらも健闘を見せた平川亮のNo.1 KeePer TOM’S LC500は惜しくも他の車両に引っかかり9番手となった。それでもレクサス勢は、前戦岡山で苦戦した予選で最前列独占、トップ5に4台、そして全車がトップ10グリッドと速さ復活をアピールした。

    GT300クラスでは、今季よりSUPER GTにデビューし2戦目の18歳、宮田莉朋がアタックを担当することとなったNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3が大健闘を見せ6番手グリッドを獲得。平手晃平がアタックしたNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTも速さを見せ7番手。No.96 K-tunes RC F GT3は18番手、No.30 TOYOTA PRIUS apr GTが25番手、No.35 arto RC F GT3は27番手から決勝レースに臨むこととなった。

    ■決勝
    4日(金)は朝から晴れ渡り、富士山もその雄大な姿を見せる中、グランドスタンドは5万人を超えるモータースポーツファンで埋め尽くされた。風は強いものの、日差しは暖かく、5月らしい過ごしやすい気候の気温18度、路面温度36度というコンディションの下、午後2時40分、静岡県警の白バイとパトカーに先導されての安全運転啓発パレードラン、フォーメーションラップを経て、110周(500km)で争われる決勝レースのスタートが切られた。

    立川祐路がスタートを担当した38号車、大嶋和也の6号車が最前列に並んでスタートを切りましたが、スタート直後のタイヤが暖まっていない状況で、ライバルの先行を許すこととなり、2位、3位へ後退。その後に続く形となったジェームス・ロシターの36号車とヘイキ・コバライネンの39号車はペースで勝り、LEXUS LC500同士での激しい上位争いが展開された。

    このバトルを抜け出したのが39号車のヘイキ・コバライネン。17周目に38号車をパスし、23周目のストレートでライバルのGT-Rに並ぶとTGRコーナー(1コーナー)進入で首位浮上を果たした。

    首位に立った39号車は、ライバルの追撃を何とか凌ぎながら、首位を守ったまま37周目終了で1度目のピットイン。ヘイキ・コバライネンから22歳の坪井翔へとドライバー交代を行いました。

    2015年、FIA-F4選手権の初代チャンピオンに輝き、今年は全日本F3とGT300クラスに参戦。今大会は小林可夢偉の代役として初のGT500車両でのレースとなった坪井翔だが、初めてとは思えないほどの落ち着いたドライビングで首位を堅守。一時は2位を6秒以上も引き離しての好走を見せた。

    その後方では、LC500同士の3位争いが激化。20周以上に渡って36号車の関口と、38号車の石浦によるバトルが繰り広げられた。前戦2位、3位に入ったことで重いウェイトハンデを課されてのレースとなった6号車と、10番手スタートとなってしまった1号車も追い上げを見せ、1位と、3位から6位までをLC500が占める形となった。

    75周目、首位を守りきった39号車の坪井翔がピットイン。給油とタイヤ交換、ヘイキ・コバライネンへのドライバーチェンジを行ったが、翌周ピットへ向かったライバルは、ピット作業時間で上回り、39号車の前でコースに復帰。ヘイキ・コバライネンはライバルのアウトラップでの逆転を狙いましたが惜しくも届かず。レースの中盤を支配する速さを見せたLC500だったが、惜しくも逆転は叶わず、39号車が2位、38号車が3位で表彰台獲得となった。22歳の坪井翔は初のGT500出場でいきなりの表彰台獲得。また、坪井翔同様代役として出場したジェームス・ロシターが好走を見せた36号車が4位、6号車は5位。1号車は終盤まで6位につけていたが、残り2周でかわされ7位フィニッシュとなった。

    GT300クラスでは、平手がドライブする31号車が7番手スタートからスタートで5位、翌周には4位へとポジションを上げ、前を行く車両を攻めて激しい3位争いを展開。GT300クラスは様々なピット作戦を採るチームが多く、順位は激しく入れ替わったが、終盤全車が2度目のピットを終えた時点で、2度目のピットでタイヤ無交換作戦を採った31号車は2位へ浮上。見事“ホーム”富士で2位表彰台を獲得した。予選で6位に入った宮田がスタートとフィニッシュの2スティントを担当した60号車も上位争いを繰り広げ、7位でフィニッシュ。ポイント獲得を果たした。

    ヘイキ・コバライネン (No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500)
    クルマはとても良い感触でした。予選は完璧とは言えなかったのですが、速いのは分かっていました。目標は最初のスティントでトップに立ち、ギャップを広げるということでした。首位に立つことは出来ましたが、ギャップを広げるまでには至りませんでした。ただ、坪井君は、練習走行がほとんどできなかったのにもかかわらず、第2スティントで素晴らしい走りを見せてくれました。将来のGT500ドライバー候補として高い才能の持ち主だと思います。私が担当した最後のスティントでは、タイヤを充分に暖めきれず、ライバルの先行を許してしまいました。最初のスティントと比較してもリアのグリップが足りない状況でしたが、後続との差をなんとかコントロールして走り続けました。2位は悪くない結果だと思います。次戦鈴鹿では更に良い結果を狙います。

    坪井翔 (No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500)
    そもそも事前のテストもあまり出来ず、昨日もほとんど走れなかったので、僕の中での準備が全く出来ておらず、正直走る前は不安要素しかありませんでした。ヘイキさんに色々教えて貰いながら、ヘイキさんの走り方も見ながら勉強して、イメージを作っていきました。滑ると言われて心配していたアウトラップもミス無く行けましたし、タイヤを壊さないという面でも上手く出来たと思います。40周という長距離は正直走ったことがなかったのですが、良いクルマでしたし、タイヤも良かったので、自分の出来る最大限の力を発揮すべく走り続けました。自分の仕事としては責任はしっかり果たせたと思っているので、合格点かなとは思っています。GT500車両は、やっぱり加速が速いので、雑には運転できないですし、300がいっぱいいる中で、的確な判断をしないと平気で1秒2秒とロスしてしまうので、そういう意味では頭をすごく使うので疲れました。このGT500クラスでの経験を活かして、次戦のGT300クラスでも良いレースを戦いたいと思います。

    立川祐路 (No.38 ZENT CERUMO LC500)
    予選は上手く行ったのですが、決勝に関しては正直ちょっと辛かったです。クルマのバランスを合わせきれず、大分フロントタイヤが厳しい状況でした。今週は予選日にほとんど走行時間が無くて、レース前のウォームアップ走行25分だけだったので、そこで確認して調整もしたんですが、それでも合わせきれませんでした。予選は1周だけなので何とかなりましたが、ロングランではちょっとしたバランスの悪さが響いてしまいました。3位には入れましたが、正直今日は自分としてはとても悔しい結果なので、この悔しさを次の鈴鹿では晴らしたいと思います。

    石浦宏明 (No.38 ZENT CERUMO LC500)
    昨日全く走れず、今日のウォームアップ走行で初めて走るという状況でした。ロングランでアンダーステア症状が出てしまうということで、セッティングの調整もして貰ったのですが、実際に決勝を走り始めたら、立川さんからの無線でやはり厳しいと伝えられました。それを気にしながらの走行になったのですが、前後にクルマが結構いる状況で、タイヤをいたわったりする余裕もなくバトルをすることになり、36号車に先行を許してしまいました。こちらの方がペースは良さそうだったので、何とか逆転しようと色々トライしたのですが、押さえられて、最後は差を広げられてしまったのは反省点かなと思います。ただ、今回のような変則的なスケジュールで、完璧なクルマにするのはみんな大変な状況だったと思うのですが、そんな中でも3位になれたというのは、ポイントの面では良かったと思います。

  • 【SUPER GT】 NISMO:第2戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 NISMO:第2戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    2018年のSUPER GT 第2戦 富士スピードウェイの決勝レースで、予選3位からスタートしたNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が逆転優勝を飾った。

    決勝日は、まさにゴールデンウィークにふさわしい快晴となった。強い陽射しが照り付けていたが風も強く、気温は18℃、路面温度は36℃と比較的穏やかなコンディションで決勝レースがスタートした。

    No.23 GT-Rのスタートドライバーを務めたロニー・クインタレッリは、シグナルがグリーンに変わりレースがスタートした直後、1コーナーで予選2位のNo.6 LC500をかわすと、さらにダンロップコーナーでポールシッターのNo.38 LC500をアウト側から抜き去り、オープニングラップでトップに躍り出た。その後、ハイペースで追ってきたNo.39 LC500にいったんトップは譲ったものの、1秒以内の差を保って2番手を走行。37周目にピットに入り、松田次生にドライバー交代をして第2スティントをスタートさせた。No.39 LC500も同じタイミングでピットに入り、両者の順位は変わらず。GT300クラスに引っかかってしまうタイミングにより6秒ほどにギャップは広がってしまったものの、スティントの終盤には4秒ほどにその差を縮め、75周を終えて2度目のピット作業へ向かった。このピット作業でNo.39 LC500を抜くことに成功し、No.23 GT-Rは再びトップに浮上。コース復帰直後のNo.39 LC500との差は2.2秒だったが、最後のスティントを託されたロニー・クインタレッリは最後まで安定したラップタイムを並べ、No.39 LC500を引き離していった。最終的には、10秒近くのマージンを築いてトップチェッカー。今季初優勝を飾った。

    予選13位と後方からのスタートとなったNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)は、スタートドライバーを務めたマーデンボローが粘りの走りで周回を重ね、5番手までポジションを上げてから36周目にピットイン。第2スティントを担当した佐々木は実質10番手でコース復帰すると、44周目には前を走るNo.16 NSX-GTにストレートで並び9位にポジションを上げた。さらにNo.100 NSX-GT、No.18 NSX-GTもかわして7位に上がると、76周目に再びマーデンボローに交代。終盤に、前を走るNo.1 LC500との差を一気に詰めて109周目にかわし、6位入賞でチェッカーを受けた。

    予選7位のNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)は千代がスタートドライバーを担当。予選でも使用しているレーススタートタイヤとコンディションがあまりマッチせず、第1スティントは苦しい戦いとなった。第2、第3スティントではペースを取り戻し、第3スティントでは上位陣とそん色のないベストタイムも記録。10位でチェッカーを受けた。

    予選15位からのスタートとなったNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)は、タイヤと路面コンディションが合わず苦しいレースとなり、13位完走となった。

    ロニー・クインタレッリ (No.23 MOTUL AUTECH GT-R / 決勝優勝)
    「予選ではポールポジションを獲れるクルマのポテンシャルを感じていただけに悔しい3位でした。とにかく岡山のようにならないようにと注意しながらのスタートでしたが、その中でも非常に反応のいいスタートが切れて、“絶対に前に出るんだ”という攻めの気持ちで1コーナーに入った結果、1台を抜くことができて、さらに1周目のバトルでトップで帰ってくることができました。トラフィックの中では苦しい場面もありましたが、単独で走るとペースも悪くなかったです。最後のスティントも、最終ラップまで攻め続けましたが、まさかこれだけのマージンを作れるとは思いませんでした。終盤まで安心して走れて、優勝できてうれしいです」

    松田次生 (No.23 MOTUL AUTECH GT-R / 決勝優勝)
    「最初のスティントでロニーが苦しそうだったので、僕のスティントも苦しい戦いになるだろうと考えていました。運悪く、黄旗が振られている区間でGT300クラスに引っかかってしまい、ギャップが広がってしまったのですが、『近づけば最終的には逆転できる』と無線で伝えられて、インラップのぎりぎりまでフルプッシュして差を詰めて戻りました。最後のロニーのスティントでは、アウトラップもすごく頑張ってくれて、チームとロニーと、みんなのおかげで優勝できました。まさか自分が20勝という記録を達成できるとは思っていませんでした。この勝利のうち、たぶん半分近くはロニーと一緒に挙げたもの。運も味方してくれたところもあると思いますが、これからも勝利数を増やせるよう、もっともっと努力していきたいと思います」

  • 【SUPER GT】 第2戦富士 決勝:No.23 MOTUL AUTECH GT-Rが優勝

    【SUPER GT】 第2戦富士 決勝:No.23 MOTUL AUTECH GT-Rが優勝

    2018年のSUPER GT 第2戦「富士500km」の決勝が4日(金)に富士スピードウェイで行われ、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が優勝を果たした。

    決勝日の富士スピードウェイは快晴。ゴールデンウィーク後半ということもあり、サーキットには5万5000人が来場。気温は22度、湿度30%、路面温度37度というコンディションで決勝レースはスタートした。

    1コーナーではポールポジションからスタートしたNo.38 ZENT CERUMO LC500の立川祐路がホールショットを奪うも、オープニングラップで3番手スタートのNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが首位に浮上。その後方でもレクサス勢による激しい3番手争いが繰り広げられる。

    その後、No.36 DENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンがハイペースで追い上げ、23周目にトップに浮上。2番手のNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rを引き離す。

    本大会は500km(110周)で行われ、ドライバー交換を伴う2度のピットストップが義務づけられる。34周目にNo.36 au TOM’S LC500を皮切りにGT500勢が1回目のピットストップを開始。

    34周目にはトップのNo.36 DENSO KOBELCO SARD LC500がピットイン。第2スティントでは、WECに参戦する小林可夢偉の代役としてGT500デビューとなった22歳の坪井翔が第2スティントでベストタイムを記録する素晴らしい走りを見せ、ベテランの松田次生が駆るNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rを引き離す。

    73周目のNo.36 au TOM’S LC500を皮切りにGT500勢が2回目のピットストップを開始。

    76周にNo.36 DENSO KOBELCO SARD LC500がトップでピットインし、ヘイキ・コバライネンに交代。だが、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rが素晴らしいピットストップで逆転。その後はロニー・クインタレッリがハイペースで飛ばし、コバライネンの差を広げて独走態勢。そのままNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がトップでチェッカーを受けた。松田次生はGT500で20勝目となり、GT500の最多勝利記録を更新した。

    2位にはNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/坪井翔)。冬季テストや開幕戦では大きくペースが遅れていたが、第2戦で見事な挽回を示した。

    3位にはNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)。以下、5位までレクサス勢が占めた。ホンダ勢はNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)の8位が最上位となった。

    GT300クラスは、No.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)が実質トップを譲ることのないパーフェクトなレースで優勝した。高木真一はGT300歴代最多となる19勝目を挙げた。

    2018年 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ 決勝 結果 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバー タイヤ WH
    1 23 MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ/松田次生 MI 12
    2 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/坪井翔 BS  
    3 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 6
    4 36 au TOM’S LC500 関口雄飛/ジェームス・ロシター BS  
    5 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト BS 16
    6 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS  
    7 1 KeePer TOM’S LC500 平川亮/ニック・キャシディ BS 22
    8 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也 BS  
    9 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/ジェンソン・バトン BS 30
    10 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 8
    11 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/小暮卓史 BS 42
    12 19 WedsSport ADVAN LC500 国本雄資/山下健太 YH 4
    13 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 10
    14 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 中嶋大祐/武藤英紀 YH 2
    15 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL  
  • 【SUPER GT】 第2戦富士 公式予選:ZENT CERUMO LC500がポール獲得

    【SUPER GT】 第2戦富士 公式予選:ZENT CERUMO LC500がポール獲得

    2018年のSUPER GT 第2戦「富士500km」の公式予選が3日(木)に富士スピードウェイで行われ、No.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)がポールポジションを獲得した。

    濃霧による視界不良のため、練習走行が中止となったことで、第2戦はスケジュールと予選方式を変更。Q1/Q2のノックアウト予選方式から、20分の一発勝負となった。

    ポールポジションを獲得したのはNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)。予選を担当した立川祐路は、GT500で歴代最多となる23回目となるポールポジション獲得となった。

    2番手にはNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト)とレクサス勢が1-2。レクサス勢は全マシンがトップ10内に入った。

    日産勢の最速はNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(関口雄飛/ジェームス・ロシター)の3番手、ホンダ勢の最速はMOTUL MUGEN NSX-GT(中嶋大祐/武藤英紀)となった。開幕戦のウィナーであるNo.17 KEIHIN NSX-GTは14番手だった。

    2018年 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ 公式予選

    Po. No. マシン ドライバー タイヤ WH タイム
    1 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 6 1分27秒904
    2 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト BS 16 1分28秒074
    3 23 MOTUL AUTECH GT-R ロニー・クインタレッリ/松田次生 MI 12 1分28秒147
    4 36 au TOM’S LC500 関口雄飛/ジェームス・ロシター BS   1分28秒229
    5 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/坪井翔 BS   1分28秒471
    6 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 中嶋大祐/武藤英紀 YH 2 1分28秒524
    7 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 8 1分28秒571
    8 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS   1分28秒623
    9 19 WedsSport ADVAN LC500 国本雄資/山下健太 YH 4 1分28秒638
    10 1 KeePer TOM’S LC500 平川亮/ニック・キャシディ BS 22 1分28秒676
    11 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/ジェンソン・バトン BS 30 1分28秒683
    12 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL   1分28秒808
    13 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也 BS   1分28秒838
    14 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/小暮卓史 BS 42 1分28秒907
    15 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 10 1分28秒978
  • 【SUPER GT】 第2戦富士 公式練習:MOTUL AUTECH GT-Rがトップ

    【SUPER GT】 第2戦富士 公式練習:MOTUL AUTECH GT-Rがトップ

    2018年のSUPER GT 第2戦「富士500km」の公式練習が3日(木)に富士スピードウェイで行われ、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がトップタイムを記録した。

    元々は午前中に予定されていた公式練習だったが、濃霧により中止に。その後スケジュールは変更され、12時50分から30分の公式練習が行われた。

    富士スピードウェイの天候は回復し、気温22度、路面温度29度でセッションは開始。

    トップタイムを記録したのはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)。2番手のNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)に0.214秒差をつける1分29秒518をマークした。3番手にはNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト)、4番手にはNo.64 Epson Modulo NSX-GT(松浦孝亮/ベルトラン・バゲット)が続いた。

    この後、14時45分からGT300の予選、15時15分からGT500の予選を実施。予選フォーマットも変更となり、通常のQ1・Q2形式ではなく、20分の一発勝負の予選が行われる。

    2018年 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ 公式練習

    Po. No. マシン ドライバー タイヤ タイム
    1 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 1分29秒581
    2 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 1分29秒795
    3 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト BS 1分30秒276
    4 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 1分30秒287
    5 1 KeePer TOM’S LC500 平川亮/ニック・キャシディ BS 1分30秒328
    6 36 au TOM’S LC500 ジェームス・ロシター/関口雄飛 BS 1分30秒333
    7 12 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー BS 1分30秒434
    8 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 本山哲/千代勝正 MI 1分30秒541
    9 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 1分30秒670
    10 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/ジェンソン・バトン BS 1分30秒693
    11 19 WedsSport ADVAN LC500 国本雄資/山下健太 YH 1分30秒821
    12 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 1分31秒065
    13 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也 BS 1分31秒103
    14 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/小暮卓史 BS 1分31秒590
    15 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/坪井翔 BS 1分31秒630
  • 【SUPER GT】 第2戦 富士スピードウェイ:濃霧によりスケジュール変更

    【SUPER GT】 第2戦 富士スピードウェイ:濃霧によりスケジュール変更

    2018年のSUPER GT 第2戦 富士スピードウェイが3日(木)に初日を迎えたが、午前中に予定されていた公式練習が濃霧により中止に。それに伴い3日のスケジュール変更が発表された。

    SUPER GT 第2戦は、午前8時40分から公式練習が行われる予定だった。しかし、富士スピードウェイには前日よるから雨が降り続き、3日朝はサーキットに霧が立ち込めるコンディション。

    そのため、公式練習はスタートが数回にわたってが、10時を過ぎてもコンディションは好転せず、セッションは中止となった。

    その後、SUPER GTは3日のスケジュールを変更することを発表。12時50分から30分の公式練習を行い、14時45分からGT300の予選、15時15分からGT500の予選を実施。予選フォーマットも変更となり、通常のQ1・Q2形式ではなく、一発勝負の予選が行われることになった。

    2018年 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ スケジュール
    ■5月3日(木)予選日
    11:40- : ピットウォーク
    12:50-13:20 : 公式練習
    14:45-15:05 : GT300予選
    15:15-15:35 : GT500予選(各1回のみ)

  • 【SUPER GT】 第2戦 富士スピードウェイ プレビュー

    【SUPER GT】 第2戦 富士スピードウェイ プレビュー

    2018年のSUPER GT 第2戦 「FUJI GT 500km RACE」が5月3日(木)、4日(金)に富士スピードウェイで開催される。

    開幕戦岡山ではNSX-GT勢が活躍したが、次戦の富士は岡山とコースの特徴もレース距離も違うだけに、ライバル勢の巻き返しも期待される。第2戦富士はチームの総合力が問われるだけに、シーズンの流れを引き寄せる重要な一戦となるだろう。

    開幕戦岡山では、予選も決勝もワン・ツーを決めたHonda NSX-GT。決勝レースではNSX-GT同士のトップ争いを制して、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)がポール・トゥ・ウインを決めた。昨年まで課題となっていた車体のバランスや安定性が向上し、さらに今季型エンジンのパワーアップで格段の性能アップとなったようだ。

    3月の公式テスト富士では今季型エンジンがまだ間に合わず、ライバルに遅れを取った感もあったが、開幕戦後の公式テスト鈴鹿では、No.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)のバトンがベストタイムを記録し、ハイスピードの勝負でも十分戦えることを示した。開幕戦を勝ったNo.17はウェイトハンディが重くて厳しいだろうが、No.100や昨年の第5戦富士を制しているNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)が、上位を争ってきそうだ。

    一方、開幕戦はNSX-GTにしてやられたLEXUS LC500。しかし、予選9位のNo.1 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)が決勝で猛追撃し、一時はトップを奪ってみせた。接触から来るステアリングトラブルもあったが最終的に3位表彰台を獲得している。

    NISSAN GT-R NISMO GT500もドライ路面の予選Q1ではNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)がトップタイムを奪っており、決勝でもスタートの違反さえなければ、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)とともにが表彰台に上っていた可能性は十分にあった。Q1では全15台がわずか1.5秒の間にひしめき合うほどの状況だった。マシンの性能以上に、チームの力が問われる今シーズンと言えよう。

    それだけに第2戦富士は、LC500とGT-Rの反攻が見られそうだ。中でもチャンピオンとしてLEXUSのホームコース富士に戻ってくるNo.1、そして実力的には彼らに負けていないNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト)。また先の公式テスト富士で好調だったNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/山下健太)も要注意だ。

    第2戦は500kmレースで、ドライバー交代も最低2回といつもより多くなる。また、レース時間も長くなるため、天候の変化やタイヤのトラブルなど波乱の要素も増えてくる。ドライバーの速さだけでなく、監督やエンジニアの判断、ピットワークの速さも勝負の鍵となる。このように、第2戦富士ではピットの動きも見逃せない。

    なお、第2戦では、中嶋一貴(No.36 au TOM’S LC500)と小林可夢偉(No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500)がWEC参戦で欠場するため、No.36には昨年のレギュラーであるジェームス・ロシターが、No.39にはGT300での活躍が著しい坪井翔がスポットで初のGT500出場となる。

    2018年 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ スケジュール
    ■5月3日(木)予選日
    08:40 – 10:25 SUPER GT : 公式練習
    14:20 – 14:55 SUPER GT : ノックアウト予選(Q1)
    15:05 – 15:33 SUPER GT : ノックアウト予選(Q2)

    ■5月3日(金)決勝日
    11:15 – 11:40 SUPER GT : 選手紹介
    13:05 – 13:25 SUPER GT : ウォームアップ走行
    14:40 SUPER GT : 決勝レース(110Laps)

  • 【SUPER GT】 公式テスト鈴鹿:2日目もバトンのRAYBRIG NSX-GTが最速

    【SUPER GT】 公式テスト鈴鹿:2日目もバトンのRAYBRIG NSX-GTが最速

    SUPER GT公式テスト2日目が17日(火)に鈴鹿サーキットでの行われた。晴天に恵まれた前日から一転、曇り空に覆われ、午前はドライコンディションだったが、午後は雨が降り出して路面はウエットとなる。

    それでも、各チームはレインタイヤのテスト機会と精力的に走行を重ね、ドライでもウエットでもRAYBRIG NSX-GTがタイムシートのトップに立った。

    午前のセッション3は雨の心配もあったが、天気は曇りで路面はドライ。序盤からNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)がタイミングモニターの最上段につけた。この100号車は2人が走行時間をシェアし、山本はテストメニューに専念。バトンは攻めて1分46秒672のセッション最速タイムを記録した。

    2番手は1分46秒850のNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)で、松田がマークした。前日は午前が15番手、午後が5番手とタイムは控えめだったが、ここでキッチリと結果を出してきた。松田は「いいタイヤとセットが見つかりました。ロング(決勝想定の連続走行)でも良いフィーリングで、内容のあるテストになりました」と笑顔でコメント。

    3、4番手はセッションの進行と共にNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)、No.64 Epson Modulo NSX-GT(松浦孝亮/ベルトラン・バゲット)、No.24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)、No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)と変わっていく。最終的にはNo.1 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)のキャシディが1分47秒154で3番手となり、NSX-GT、GT-R、LC500でトップ3を分け合った。

    午後には雨が予想されたために、セッションは15分間延長されたが、その延長時間も残り2分となったところで、GT300の車両がデグナーカーブでコースオフ。赤旗が提示され、そのままセッションは終了となった。

    午前は一時小雨が舞ったが、何とか路面はドライで終えた。しかし昼のインターバルから雨粒も大きくなり、午後のセッション4が始まる頃には完全なウエット路面となる。

    定刻の13時30分にセッション4の走行はスタート。最初の15分間はセーフティカー(SC)訓練が実施され、その後は通常の走行に突入した。

    午後2時過ぎにNo.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)とNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)が第2コーナーで接触。壊れたパーツがコース上に飛散し、それを回収するために赤旗が提示されて走行中断となる。雨ながら幸いにも赤旗はこの1回だけで、雨用セットのトライ、ウエットタイヤのデータを採るいい機会と各チームは精力的に走り込んでいた。

    この雨の中でもNo.100 RAYBRIG NSX-GTの速さに陰りはない。SC訓練から数周をバントが走り、以後は山本が周回を重ねる。セッション序盤は、開幕戦の勝者であるNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)がトップに立っていたが、山本が1分53秒565をマーク。結局、そのタイムを誰も上回れず、公式テスト鈴鹿は終了となった。

    山本は「クルマのフィーリングも悪くないし、何よりドライでもウエットでも速く走れたことで、ライバルに対して(100号車は)嫌な存在だ、と印象付けることができた。これが大きかった」と満足げだった。2、3番手にもNo.8 ARTA NSX-GT、KEIHIN NSX-GTと続き、NSX-GT勢がトップ3を占めることとなった。

    セッションの最後にはNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)の石浦が、1分54秒892で4番手となり、これにNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト)が続く形に。GT-R勢ではNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)がマーデンボローのタイムで7番手となった。

    シーズン序盤の公式テストは今回が最後。そして、序盤の山場となる5月は第2戦富士500km(5/3,4)と第3戦鈴鹿300km(5/19,20)の2連戦を迎える。今回のテストは、直接的には第3戦の鈴鹿に向けたものだが、チームによっては第2戦富士の最終確認も行っていた。

    GT500クラス・トップタイム
    ジェンソン・バトン(No.100 RAYBRIG NSX-GT)
    今日は路面温度も低くてとても難しい一日になったね。でも昨日からまた少しクルマが良くなっていて、もちろん僕自身もクルマに対する理解が進んで、トップタイムをマークすることができた。午後のセッションは、SC訓練の時だけドライブして、あとはナオキさん(山本尚貴)に任せた。だから、ウエットコンディションでの状態を確認はしていないけれど、ナオキさんによると悪くないみたい。
    この次のレースは(開幕戦岡山と)キャラクターの違う富士で、その次が今回走った鈴鹿だけど、チームはいい仕事をしてくれると信じている。それだけに富士も鈴鹿も楽しみだよ。本当に、ほぼパーフェクトなテストになってハッピーだね。

    2018年 SUPER GT 公式テスト鈴鹿2日目 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバー タイヤ タイム
    1 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/ジェンソン・バトン BS 1分53秒565
    2 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也 BS 1分54秒530
    3 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/小暮卓史 BS 1分54秒707
    4 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 1分54秒892
    5 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト BS 1分54秒968
    6 1 KeePer TOM’S LC500 平川亮/ニック・キャシディ BS 1分55秒068
      12 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー BS 1分55秒313
    8 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 1分55秒530
    9 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 1分55秒565
    10 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 1分55秒858
    11 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 1分56秒069
    12 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 1分56秒205
    13 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 1分56秒732
    14 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 本山哲/千代勝正 MI 1分56秒99
    15 19 WedsSport ADVAN LC500 国本雄資/山下健太 YH 2分01秒343
  • 【SUPER GT】 公式テスト鈴鹿1日目:RAYBRIG NSX-GTのバトンが最速

    【SUPER GT】 公式テスト鈴鹿1日目:RAYBRIG NSX-GTのバトンが最速

    SUPER GT公式テストが4月16日(月)、開幕戦の余韻も残る鈴鹿サーキットで実施された。早朝から好天に恵まれ、コースは1日を通じて完全なドライコンディション。午前と午後それぞれ2時間ずつのセッションが行われた。

    鈴鹿サーキットでのSUPER GTは、今季から第3戦となり、5月19、20日に開催される。距離も昨年までの1000kmから300kmとなり、新たな戦略とタイヤ選択が要求される。それだけに各チームはこれまで以上に精力的に走行を重ねた。公式テスト鈴鹿は明日まで行われる。

    平日にもかかわらず早朝から多くのファンが詰めかけたなか、10時から2時間のセッション1がスタート。開始から5分ほどでGT300車両がコースサイドに停まってしまい赤旗が出される。5分ほどで再開となるが、その時点でNo.1 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)が好タイムを刻んできた。ドライブする平川は、コースレコード(1分47秒074)を上回る1分46秒899をマーク。この後、1分46秒台に入るマシンはなかなか現れなかったが、セッション後半に入ってNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)が1分46秒818を出してみせる。だが、直後に平川が1分46秒542まで詰め、これが午前のトップタイムとなった。

    今回のテストでは1カ月後に迫った第3戦の鈴鹿(5月20日決勝)に向けてのタイヤ選び、それに併せたマシンのセットアップがメインのメニューとなる。開幕戦岡山で見事なワン・ツーを飾ったHonda NSX-GT勢を統括する本田技術研究所(HRD Sakura)のSUPER GTプロジェクトリーダー、佐伯昌浩は「ウェイトハンディのない状態で互角の戦いができたと(開幕戦のパフォーマンスを)分析しています。良いスタートが切れたのですが、今回のテストでは各チームに、今年仕様のエンジンを用意できず、昨年仕様で走ってもらっているんです」と苦笑する。

    第3戦鈴鹿の前には第2戦富士もあるため、見込みのウェイトハンディについても考えているようだ。佐伯昌浩は「各チームで(第2戦を)想定したウェイトを乗せていると思います。今回のエンジンと(今年仕様のエンジンとで)は、数字的には言えませんが明らかにパワー差があるので、チームさんにはそれで(今回のテストの)評価をしてほしいとお願いしています」と、苦笑いしながらも十分手応えを得ているようだった。

    14時20分から始まったセッション2では、開始からしばらくは各車がロングラン走行を行っていた。序盤はNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)の中嶋、No.100 RAYBRIG NSX-GTのバトンで、NSX-GTがワン・ツー。これにNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)が続く。その後、No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)やNo.24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)も加わり。上位陣は僅差でひしめき合う。そして開幕戦を制したNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)の塚越が1分46秒606でトップとなり、混走時間が終了した。

    専有走行となってもKEIHIN NSX-GTのタイムは、しばらく更新されない。ラスト3分となったところで、各車が最後のアタックに入り、No.24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rの髙星が1分46秒177でトップに。その直後にNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)の石浦が1分46秒の壁を破って1分45秒903をマーク。これでトップタイムは決定と思われたが、最後の最後でNo.100 RAYBRIG NSX-GTのバトンが区間ベストを連発。コントロールラインを抜けると1分45秒787という今日のベストタイムをマークした。

    ジェンソン・バトン(No.100 RAYBRIG NSX-GT)
    ベストタイムをマークすることができて、とてもハッピーだよ。クルマのフィーリングはいいね。バランスが取れていて、走っていても楽しいよ。今日の午後は随分走り込むことができた。ロングラップを走ってみて、タイヤがどう変わっていくのか、ということも改めて良く分かってきた。それにトップタイムをマークできたことで、自分自身に自信を持つことができた。最後にステアリング系のトラブルが出てきて、ハンドルがとても重くなったけれど、それは大した問題じゃないと思う。本当にハッピーな1日になったね。

    2018年 SUPER GT 公式テスト鈴鹿1日目 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバー タイヤ タイム
    1 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/ジェンソン・バトン BS 1分45秒787
    2 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 1分45秒903
    3 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 1分46秒177
    4 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/小暮卓史 BS 1分46秒606
    5 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 1分46秒698
    6 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 1分46秒714
    7 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也 BS 1分46秒818
    8 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト BS 1分46秒846
    9 12 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー BS 1分47秒019
    10 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 1分47秒501
    11 19 WedsSport ADVAN LC500 国本雄資/山下健太 YH 1分47秒618
    12 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 本山哲/千代勝正 MI 1分47秒793
    13 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 1分47秒869
    14 1 KeePer TOM’S LC500 平川亮/ニック・キャシディ BS 1分47秒871
    15 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 1分54秒610