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  • SUPER GT | NISMO:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    SUPER GT | NISMO:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    8月5日(日)、富士スピードウェイでSUPER GT第5戦「富士500マイルレース」が開催。予選5位から序盤にトップに躍り出た#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)がレースの最終スティントまで首位をキープするも、終盤にアクシデントに見舞われ後退。#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)が6位入賞となった。

    ポールポジションの#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)はクインタレッリがスタートドライバーを務め、序盤は予選2位からスタートした#24 GT-Rの高星が#23 GT-Rに食らいつき、激しいトップ争いを展開した。

    10周を過ぎるあたりで両者の差は1秒以上に開き、第1スティントは#23 GT-Rが首位をキープ。佐々木がスタートドライバーを務めた#12 GT-Rも4位に上がり、3番手につける#36 LC500を除く上位4台中3台をGT-Rが占める展開となった。

    第2スティントは、ピット作業で#24 GT-Rを逆転し、#36 LC500もかわした#12 GT-Rが2位浮上。#23 GT-Rの松田と#12 GT-Rのマーデンボローによる熾烈なトップ争いはしばらく続いたが、55周目の1コーナーで2台が並び、Aコーナーで#12 GT-Rが逆転に成功。トップに躍り出た#12 GT-Rはその後ペースを上げ、#23 GT-Rとの差を大きく広げていった。その後#12 GT-Rは第4スティントまで順調に走行を続け、2位との差も20秒以上まで広げていったが、最終スティントに入り、佐々木がチェッカーを目指して最後のプッシュに努めている中、148周目に突如スロー走行に陥りピットイン。マシンの修復を行い2周遅れでコースへ復帰すると、ペースも戻りポジション回復のために猛チャージを続け、12位でチェッカーフラッグを受けた。

    第2スティントでトップの座を#12 GT-Rに明け渡した#23 GT-Rは、#36 LC500との2位争いを展開。安定したペースを保つことができずにコース上で逆転を許すも、ピット作業で再び前に出るというレース展開が続いた。その後はタイヤの消耗も大きく、他よりもタイヤ交換を1回多く行うことになり、表彰台争いから後退。それでも最終スティントのクインタレッリがレース終盤の153周目に全体のファステストラップを塗り替える猛チャージを見せて、9位フィニッシュ。ポイント獲得を果たした。

    序盤に首位争いに加わっていた#24 GT-Rは、タイヤのグリップ低下もあり順位を下げるも、ポイント圏内を走行。他のマシンがトラブルやアクシデントに見舞われるなか、安定した走りでコンスタントに周回を重ねた結果、日産勢最上位となる6位入賞で6ポイントを獲得した。

    予選4位の#3 GT-Rはコースオフにより順位を下げ、中団の中でペースアップが難しいレースとなった。最終的にはミッショントラブルに見舞われ、139周目にガレージイン。そのままレースを終えることとなった。

    高星明誠 (#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R/決勝6位)
    「レースがスタートしてすぐは23号車についていけてチャンスがあるなと思っていたのですが、思っていたよりもタイヤの消耗が激しく、攻めの走りというよりも守りの走りをせざるを得ませんでした。悔しいレースになりましたが、次戦のSUGOはヨコハマタイヤとの相性もいいサーキットなので、気持ちを切り替えて頑張りたいと思います」

    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ (#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R/決勝6位)
    「予選2位からのスタートでしたから、表彰台は行けると思っていたし優勝争いを目指していました。その目標からすると残念な結果ですが、自分たちができることを最大限やり遂げたレースです。その点では、ポイントも獲得できてポジティブな部分もありました。次のSUGOは条件もいいですし、優勝を狙って頑張ります」

  • SUPER GT | ホンダ:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    SUPER GT | ホンダ:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    8月4日(土)~5日(日)、静岡県の富士スピードウェイで2018年度SUPER GTシリーズ第5戦が開催された。異常気象とも言える猛暑が続く中だが、多くの観衆が詰めかけ、レースウイークが始まった。

    薄く流れる雲のすき間から太陽が照りつけ、気温・路温とも急上昇する厳しいコンディションとなった土曜日の練習走行では、#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)が5番手、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が8番手につけた。

    しかし午後の公式予選では、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)が8位に食い込んだものの、#17 KEIHIN NSX-GTがセンサートラブルで出走できず、さらに他のNSX-GT勢もQ2進出を果たせなった。

    またGT300クラスの#34 Modulo KENWOOD NSX GT3は、公式練習でクラス3番手となる好タイムを記録しながら、セッション中に他車に追突されて車両が破損したため、残念ながら今大会への出走を見合わせることとなった。Modulo Drogo Corseは、今月末に迫った鈴鹿10時間耐久レースに間に合わせるよう準備を進めていくことになる。

    日曜日午後1時30分、真夏の太陽の下で今シーズン最長の500マイル(約800km)にも及ぶ決勝レースが始まった。NSX-GT勢予選最上位だった#8 ARTA NSX-GTは8番手のポジションを守りながら序盤を戦い、さらに14番グリッドから着実に追い上げてきた#17 KEIHIN NSX-GT、そして序盤にイエローフラッグ中の追い越しによるペナルティーを受けた#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)が続く展開となった。

    高温の中の長距離レースを戦う過程で上位車がトラブルやミスで順位を落とす一方、#8 ARTA NSX-GTを先頭にした3台のNSX-GTは確実に予定のピット作業とドライバー交代を消化しながら、安定したペースで周回を重ね、揃って順位を上げていった。長いレースも折り返して後半に入り、3回目のピット作業を終えた段階で#17 KEIHIN NSX—GTが#8 ARTA NSX-GTをオーバーテイクして5番手へ浮上。その後も3台のNSX-GTは5秒から10秒の間隔を保って安定したペースで走行を続け、チェッカーフラッグを目指した。

    最終的に#17 KEIHIN NSX-GTは3位まで順位を上げてフィニッシュ、4位に#8 ARTA NSX-GT、5位に#100 RAYBRIG NSX-GTと続いて、それぞれシリーズポイントを獲得した。この結果、5位に入賞した#100 RAYBRIG NSX-GTの山本/バトン組は8点を加え、シリーズランキングでは2位と同点の3位(優勝回数差による)につけた。塚越/小暮組も2点差でこれを追う僅差の展開で、残り3戦のチャンピオンシップ争いに加わっていくことになる。

    佐伯昌浩 プロジェクトリーダー
    「今回は結果的に全車、今シーズン2基目のエンジンを積んでレースを戦うことになりました。予選ではウエイトが軽いクルマに対して苦しい展開になるのは分かっていましたが、我々は高温での耐久性を見越してタイヤを選択して持ち込んでいたので、レースになれば上位へ行けると予想していました。今年のNSX-GTは、ウエイトを積んだ状態でもうまく走れるようにと狙って進化させましたが、タイヤも含めた開発がうまく噛み合って機能した結果が出たと感じています」

    塚越広大
    「走っていれば上位に行ける速さがあったと思うので、予選に出走できなかったのは残念です。ただ、長距離のレースに向けて決勝で速いクルマ作りをしてきましたから、慌てず少しずつ着実に順位を上げようと集中しました。戦略もピット作業もドライバーも、みんなができる限りの力を出した結果、表彰台に上がれたのでとてもうれしいです。僕たちは今回ウエイトハンデが50kgと重かったので、ここで1ポイントでも獲って、燃料流量を絞られてもウエイトを下ろそうと思っていました(ウエイトハンデは最大50kgまでで、それ以上は燃料リストリクターとの組み合わせでハンデ調整される)。次のレースに向けて狙い通りになりました」

    小暮卓史
    「予選を走れずに、最後尾に近いところからスタートしたのに、表彰台まで追い上げることができて、すばらしい結果になりました。チームと、レース向けのクルマ作りをしてきたので、着実に走ればそれなりの順位まで上がれると思っていましたが、表彰台まで来られるとは思いませんでした。ここまで僕たちは決勝がうまくいかない傾向があって、なんとかしようとチームが前回のレースで得られたデータを元にうまくクルマを作ってくれました。猛暑の中、長いレースでしたが、前半は少し暑い感じがしたものの後半は涼しくなったので体力的には何の問題もありませんでした。次のレースは勝負ですね」

  • SUPER GT 第5戦 富士 | au TOM’S LC500が優勝!TOM’Sが1-2達成

    SUPER GT 第5戦 富士 | au TOM’S LC500が優勝!TOM’Sが1-2達成

    2018年 SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイの決勝レース『富士500マイル』が8月5日(日)に行われた。

    GT500クラスを制したのは#36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)。2位に#1 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ/平川亮))が入り、SUPER GTでTOM’S史上初のワンツーフィニッシュを達成。3位には#17 KEIHIN NSX-GT(小暮卓史/塚越広大)が入った。GT300では#55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)が優勝した。

    静岡県警の白バイ9台とパトロールカー4台による交通安全啓発パレードラップを行い、フォーメーションラップを経て、午後1時37分、全177周で争われる今季最長の500マイル(約807km)のレースがスタートした。

    レース序盤は、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)とNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(高星明誠)、その後ろの3番手にはNo.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)が続く展開から始まった。トップ3台は徐々にそれぞれの間隔が開いていくかと思われたが、3番手を走行していた36号車が23周目に2番手へ浮上。さらに前を行く23号車に肉薄したところで、23号車は31周目にピットイン。ここからこの日最初のルーティンのピットインが本格化していく。

    ここで暫定トップに立った36号車は、36周終わりで最初のピットイン。しかし右リアのタイヤ交換に手間取り、各車が1回目のピットインを終えた時点で4番手にまで後退してしまう。これでトップ3は、23号車(松田次生)、No.12 カルソニック IMPUL GT-R(ヤン・マーデンボロー)、24号車(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)とNISSAN GT-R NISMO GT500勢が占めることとなった。

    中盤まで実質トップの23号車から、その座を奪い取ったのは同じGT-Rの12号車だ。55周目にトップに立つと、そのままレースをリード。一方、GT-Rの牙城を切り崩したのは、36号車(中嶋一貴)だ。60周目に24号車をパスすると、64周目には23号車もパスし12号車を猛追する。

    12号車は70周終了時点で2回目のピットイン。順調にコースへ復帰。一方の36号車は73周終わりでピットインしたものの、再び右リアのタイヤ交換に時間がかかり、順位を落としてしまう。各車2回目のピット作業を終えて、トップは12号車、23号車、そして3番手にはNo.1 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)、4番手に24号車となる。No.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)は、ピットの遅れを取り戻すべくプッシュを続けると、79周目には、1号車をパスし、3番手にまで順位を戻していた。

    レースは折り返しを過ぎても、トップはNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)のまま。これをNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)とNo.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)が追いかけるという状況が続く。3度目のピットインは無難にこなした36号車(中嶋一貴)が2番手に上がったものの、12号車のトップは変わらない。

    しかし、1号車が125周目に23号車をパスしてから、LEXUS LC500勢、Honda NSX-GT勢の反攻が激化する。さらに後方からはNo.17 KEIHIN NSX-GT(小暮卓史)、No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)、そしてNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)を挟んでNo.100 RAYBRIG NSX-GT(ジェンソン・バトン)が追いかける。

    そして142周を終え、トップ12号車がついに義務のドライバー交代を含むピットイン4回目を順当にクリア。これで12号車が優勝をたぐり寄せたかに見えた。だが148周目に12号車は突如スローダウン。インタークーラーのパイプが外れたため一度ピットに戻り、3分ほどでコースへ復帰。これで大きくポジションを下げ、2016年第5戦富士以来の優勝は遠ざかってしまった。

    これでNo.36 au TOM’S LC500(関口)がトップに立ち、2番手にはNo.1 KeePer TOM’S LC500(キャシディ)となる。ここで、36号車のペースが乱れ、間隔は一時1秒350差にまで詰まった。だが、これは関口が安全策のブレーキングをしていたためで、結局順位を入れ替えるまでには至らす。前戦タイで最終ラップにガス欠となってレースを失ってしまった悪夢を振り払う走りで、500マイルのトップチェッカーを受けることとなった。また、チームによると、SUPER GTでのTEAM TOM’Sのワン・ツーは初めてとのこと。

    3位には、予選をエンジントラブルで走れず14番グリッドからのスタートとなったNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が入る。GT-R勢では、No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)の6位が最高位となった。

    シリーズランキングでは、No.1 平川/キャシディが47ポイントでトップに立ち、No.36 関口が単独で2位、そして5位ゴールのNo.100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴/ジェンソン・バトンが3位となった。

    また、昨日の公式練習で大クラッシュし、マシンを大破したNo.38 ZENT CERUMO LC500はチームの懸命の修復が間にあって最後尾からタート。調整不足の否めないマシンを立川祐路と石浦宏明が懸命にドライブし、8位入賞を果たした。

    GT500
    No.36 au TOM’S LC500
    中嶋一貴
    今回の富士で勝たないと、僕たちにとっての今シーズンが終わってしまう。そう考えてレースに臨んでいたので、勝つことができてホッとしています。このコンビでは初優勝ですし、TEAM TOM’Sとしても初のワン・ツー・フィニッシュということで、チームにとってもうれしい週末になりました。(終盤までトップを走っていた)TEAM IMPULさんには申し訳ない気持ちもありますが、僕たちのクルマの速さは彼らと同等か、部分的には上回っていたと思っています。だから僕たちドライバーはノーダメージで走りきることだけを考えていました。ピット作業でハプニング(2度のタイヤ交換時の遅れ)が起きた時には、少しガッカリしたところもありました。正直なところ、最後のピットインで(関口)雄飛に変わった時には“2位でも仕方ないのかな”と思ったりもしました。僕はともかく、雄飛には不運続きで“ちょっと酷かな”とも思いました。でも雄飛が最後まで諦めずに走ろうとしたことでご褒美として1位が手に入ったんだと思いました。雄飛にとっても良かったな、と。ここまで不運なレースも多かったのですが、“どこかで1回勝ったら帳尻が合うだろう”と考えてもいました。残り3戦ですが、ここから勝負に行きたいですね。

    関口雄飛
    「今年からTEAM TOM’Sに移籍してきて、今回が初優勝、というか初めての表彰台で、とても嬉しいです。チームも初のワン・ツーということで本当に良かったです。ピット作業でのタイムロスは、人間なのでミスもある、仕方ない、と思っています。だって、怒ったところで(ロスした)時間が取り戻せるわけじゃないですからね。それよりも“少しでも追い上げて行こう”と気持ちを切り替えました。僕は最初と中間、そして最後のスティントを担当したのですが、レース前から『ブレーキがきつくなるから』と聞かされていたので、特に最後のスティントでは、随分気を遣って走りました。フィーリング的には問題はなく大丈夫だったのですが、摩耗的に厳しくなるだろうと。だからストレートエンドで通常のブレーキングポイントより大分手前で、一度アクセルオフしてブレーキを踏んだりして、確認しながら走っていました。終盤、トップスピードにばらつきがあったのは(その計測地点である)ストレートエンドで、通常のブレーキングポイントより大分手前で、一度アクセルオフしてブレーキを踏んだりしていたからだと思います。クルマ自体、最後まで持ってよかったです。次回からは(ウェイトハンディが)50kgを超えるので燃リス(燃料流量リストリクター)が絞られることになります。GT500で走るようになってから6シーズン目なんですが、燃リスが絞られるのは初めて。だからちょっと興味があるというか楽しみな部分もあります(苦笑)。ただ次回のSUGOは燃リスの影響が少ないコースなので、上位を狙いたいですね」

    GT300
    No.55 ARTA BMW M6 GT3
    高木真一
    「前回のタイでは2位を走っていたのに、スローパンクチャーで台無しになってしまいました。ただその時は、正直言って5〜6位を走っていたらいつの間にか2位になっていた感じで“(2番手走行は)できすぎだったんじゃないかな”とも思っていました。そして、今回の富士は元々BMW M6 GT3にとっては相性がよく、好結果を残せてきているので“タイでノーポイントに終わったことで、ウェイト(ハンディ)が増えなくてよかった”と気持ちを切り替えてレースウィークに臨みました。実際問題、タイで2位に入って+30kgのウェイトを載せていたら、今日の結果はなかったと思います。もちろん、今回は優勝が目標でしたが“最低でも表彰台を”と思っていました。タイヤを供給してくれるブリヂストンさんも含めて、チームの皆が一丸となっていいクルマに仕上げてくれ最高のレースウィークになりました。個人的に通算優勝20勝の最多記録は、特に気にしてはいません。次回のSUGOはM6にとってはあまり相性が良くないので、ラスト2戦、得意なオートポリスともてぎでがんばるのは当然ですが、来週のSUGOテストにも参加して、そこで増えたウェイト(ハンディ)を積んでクルマを合わせこみ、完走狙いというか、ちゃんとポイントが獲れるよう準備します」

    ショーン・ウォーキンショー
    「僕は2番目のスティントと4番目のスティントを担当したのですが、スタートで高木(真一)さんが素晴らしい仕事をしてくれたので、僕は高木さんがつくってくれたギャップを拡げていくだけでした。(僕にとって)最初のスティントはハードタイヤを選びました。タイヤは最後までグリップが安定していてコンシスタントな(ラップを刻める)スティントとなり、高木さんが作ってくれた流れを、より確かなものにすることができました。最後のスティントはミディアムタイヤを選んで走りました。路面温度も少し下がっていたようですが、このコンディションとミディアムタイヤとはとても相性が良く、グリップも最後まで安定していて最高な結果になりました。前回のタイでは2位を走っていたのに、スローパンクチャーでノーポイント。とても悔しい結果に終わっていたけど、今回の優勝で(チャンピオンシップの)流れを取り戻すことができました。今の気分は最高です! これでランキングトップになれたのは嬉しいのですが、次回のSUGOは僕たちにとってあまり相性がよくありません。でも表彰台を狙う作戦で、悪くてもポイントを獲れるようがんばってチャンピオンを目指します」

    2018年 SUPER GT 第5戦 富士 決勝 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバ タイヤ WH
    1 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 30
    2 1 KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディ/平川亮 BS 58
    3 17 KEIHIN NSX-GT 小暮卓史/塚越広大 BS 50
    4 8 ARTA NSX-GT 伊沢拓也/野尻智紀 BS 48
    5 100 RAYBRIG NSX-GT ジェンソン・バトン/山本尚貴 BS 64
    6 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 14
    7 6 WAKO’S 4CR LC500 ジェームス・ロシター/大嶋和也 BS 58
    8 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 52
    9 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 62
    10 19 WedsSport ADVAN LC500 山下健太/国本雄資 YH 26
    11 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 70
    12 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS 36
    13 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 6
    14 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 16
    15 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 18
  • SUPER GT 第5戦 富士 予選 | MOTUL AUTECH GT-Rが予選完全制覇

    SUPER GT 第5戦 富士 予選 | MOTUL AUTECH GT-Rが予選完全制覇

    2018年のSUPER GT第5戦『FUJI GT 500mile RACE』の予選が、8月4日(土))に富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)のクインタレッリがポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.25 HOPPY 86 MC(松井孝允/坪井翔/近藤翼)が、クラス・ポールポジションとなった。

    公式予選はこれまで同様にQ1、Q2と2段階に台数が絞られていくノックアウト方式で行われた。

    なお、午前の公式練習でクラッシュして大きくマシンを壊したNo.38 ZENT CERUMO LC500は修復が間に合わず、予選出走は叶わず。予選前にエンジントラブルが発生したNo.17 KEIHIN NSX-GTも予選を走行できなかった。

    GT500クラスの予選Q1は気温31度、路面温度44度と非常に暑い中、予定通り午後2時55分にスタート。15分間の走行時間があったが、GT500予選の定石通り時間前半は動きはなし。ラスト7分となって、各車がコースインしていく。

    そしてタイヤのゴムが十分に発動し始めたラスト1分で皆がアタック開始。その中、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生が、この暑さでは驚異的と言える1分29秒006の好タイムを叩き出し、Q1の1位となった。2位にもNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(千代勝正)が入り、NISSAN GT-R NISMO GT500がワン・ツーを決めた。3位には、6月のル・マン24時間レースで総合優勝を果たした中嶋一貴のNo.36 au TOM’S LC500がつけた。ドライバーズランキングでトップのNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン)、同2位のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)は11、9位に終わり、Q2進出は果たせなかった。

    予選Q2はQ1より短い10分間で午後3時38分から開始。ここでもセッション後半になってから各車コースイン。Q1で好調だったNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが1分28秒461とQ1で松田が出したトップタイムを大きく更新して、NISSAN GT-Rの今季初ポールポジションを確定させた。予選2位はNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(高星明誠)が入り、これで決勝のスターティンググリッド最前列はNISSAN GT-Rが独占することになった。3位にはNo.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)、4位にはNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲)と続いた。Honda NSX-GT勢では8位にNo.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)がつけた。

    GT300クラスはNo.25 HOPPY 86 MCの坪井翔が、Q2最後のアタックで1分37秒312を記録してポールポジションを獲得。今年5月に富士で行われた第2戦の勝者であるNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一)が2番手に入り、富士3連勝(SUPER GTの同一サーキット&同一選手の記録)に向けて好ポジションを得た。なお、午前の公式練習で他車のコースアウトに巻き込まれ、車両を破損してしまったNo.34 Modulo KENWOOD NSX GT3は車両修復が叶わず、予選を前にこの大会をリタイアすることとなった。

    GT500クラス
    No.23 MOTUL AUTECH GT-R
    ロニー・クインタレッリ
    「2番手(No.24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R)とのタイム差は僅かでも、ポールを獲ることができて良かった。Q1で(松田)次生選手がトップタイムをマークしていたけど、2番手以下とは僅差だったから、最初から最後までフルプッシュの連続でした。セクター1(コース1/3の最初の部分)で少しロスがあったけど、そこから何とか挽回できました。第2戦の富士ではポールを獲れず悔しかったので、今回、ポールを獲ることができ本当に良かったです」

    GT300クラス
    No.25 HOPPY 86MC
    坪井 翔
    「初めてのポールポジションですが、Q2を走るのも今回が初めてで、もうそれだけでドキドキでした。さらにチームメイトの松井(孝允)選手がQ1で素晴らしい走りを見せてくれたので、走る前からプレッシャーは半端なかった。でも朝の練習からクルマが速いことは分かっていたので、何とか自分なりにベストな走りをしようと思いました。クルマのポテンシャルを引き出して、ポールポジションを獲ることができて本当に嬉しいです」

    2018年 SUPER GT 第5戦 富士 公式予選 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバ タイヤ WH タイム
    1 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 2 1分28秒461
    2 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 14 1分28秒493
    3 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 28 1分28秒749
    4 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 18 1分28秒872
    5 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS 2 1分29秒068
    6 19 WedsSport ADVAN LC500 山下健太/国本雄資 YH 4 1分29秒222
    7 1 KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディ/平川亮 BS 52 1分29秒430
    8 8 ARTA NSX-GT 伊沢拓也/野尻智紀 BS 48 1分29秒563
    9 100 RAYBRIG NSX-GT ジェンソン・バトン/山本尚貴 BS 64 1分29秒464
    10 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 2 1分29秒482
    11 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 30 1分29秒670
    12 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 2 1分29秒683
    13 6 WAKO’S 4CR LC500 ジェームス・ロシター/大嶋和也 BS 28 1分30秒033
      17 KEIHIN NSX-GT 小暮卓史/塚越広大 BS 42  
      38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 3  
  • SUPER GT | 2019年の開催スケジュールを発表

    SUPER GT | 2019年の開催スケジュールを発表

    SUPER GTは、2019年のSUPER GTシリーズの開催スケジュールを発表。来季の開催数は、全8大会が予定されている。

    7月26日(木)、株式会社GTアソシエイションは2019年のSUPER GTシリーズの開催スケジュールを発表。2019年シーズンは、今年同様に国内6サーキットで7大会、海外サーキットではタイでの1大会を予定しており、全8戦で行われる。

    2019年のSUPER GT開幕戦は、4月14日(決勝)に岡山国際サーキット、第8戦(最終戦)は11月10日(決勝)にツインリンクもてぎで開催される。海外大会は第4戦で6月30日(決勝)にタイ(チャン・インターナショナル・サーキット)で行われる。

    なお、開催日程は他の世界選手権レースの開催予定が変更された場合、変更されることもあるとしている。

    2019年SUPER GT カレンダー(JAF、FIA申請中)

    ラウンド 日程 開催サーキット 県/国
    第1戦 4月13日・14日 岡山国際サーキット 岡山県
    第2戦 5月3日・4日 富士スピードウェイ 静岡県
    第3戦 5月25日・26日 鈴鹿サーキット  三重県
    第4戦 6月29日・30日 チャン・インターナショナル・サーキット タイ
    第5戦 8月3日・4日 富士スピードウェイ 静岡県
    第6戦 9月7日・8日 オートポリス 大分県
    第7戦 9月21日・22日 スポーツランドSUGO 宮城県
    第8戦 11月9日・10日 ツインリンクもてぎ 栃木県

    注)上記日程は、国内の世界選手権レースの開催予定を前提に調整しましたが、今後に世界選手権イベントの開催予定が変更された場合は、変更の可能性があります

  • 【SUPER GT】 NISMO:第4戦 タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 NISMO:第4戦 タイ 決勝レポート

    SUPER GT 第4戦の決勝がタイのチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、GT500クラスに4台のNISSAN GT-R NISMO GT500が出場。予選7位からスタートした#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)が順位を上げ6位に入賞。3戦連続でのポイント獲得となった。

    日本と同様、連日猛暑の続くタイのブリラムは、前日に行われた予選セッション直前にスコールに見舞われたものの、決勝日は朝からじりじりと灼けるような暑さが続き、チェッカーが振られるまで雨が落ちることなく、終始ドライコンディションでのレースとなった。

    #12 GT-Rのスタートドライバーはヤン・マーデンボロー。序盤は混戦の中で順位を前後させながら、予選4位からスタートした#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)のオリベイラを追いかけていった。スタートから20周を過ぎたあたりで両車が接近。2台は23周目に入った1コーナーへ並びながら入っていくが、わずかに接触。#24 GT-Rは止まり切れずにコースアウトし、そのまま戦列を離れることとなった。

    #12 GT-Rもこのアクシデントの影響で一時ポジションを下げ、ほぼ折り返し地点となる32周を終えたところでピットへと向かう。ドライバー交代を行った佐々木大樹は暫定10位でコースへと復帰すると、全車がピット作業を終えた時点で9位を走行することに。#12 GT-Rは、先行していた#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)をオーバーテイクし7位に浮上すると、最終ラップで上位のマシンが1台スローダウン。これで6位に上がり、予選順位よりもポジションアップしてのチェッカー。これで#12 GT-Rは3戦連続での入賞、ポイント獲得を果たすこととなった。

    一方、予選15位からスタートした#23 GT-Rはクインタレッリがスタートドライバーを務め、じわじわとポジションアップする粘りのレースを展開。34周を終えてピット作業へと入った。NISMOチームはタイヤ無交換作戦を選択し、後半スティントを担当した松田はユーズドタイヤで残りの周回をこなすことになったが、終盤はペースを上げられず。最終的には12位となった。同じく#3 GT-Rもタイヤの無交換作戦を決行し一時は順位を上げたが、最終的に13位となった。

    ヤン・マーデンボロー (#12 カルソニック IMPUL GT-R/決勝6位)
    「クルマのペースは非常に良かったし、後半スティントの大樹もとてもいい仕事をしました。#24 GT-Rと接触してしまい、クルマにダメージを負ってしまいましたが、それでもポジションを6位まで取り戻せたのは良かったです。もう少し上に行きたかったので悔しい気持ちもありますが、次の富士大会に集中していきたいと思います」

    佐々木大樹 (#12 カルソニック IMPUL GT-R/決勝6位)
    「クルマにダメージがあったんですが、それでも速さを保っていました。富士ではまだ軽い状態で挑めるので、チャンピオン争いに残るためにも、次戦の富士では必ず大量ポイントを獲りたいと思います。ここ3戦安定してポイントを獲れているので、次は表彰台に上がれるよう頑張ります」

    GAINER TANAX GT-RがNISSAN GT-R NISMO GT3 2018年モデルに初勝利をもたらす
    4番グリッドからのスタートで、安田裕信がステアリングを握った#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)は、上位車との距離を冷静に図りながら序盤を周回し、5周目に3位にまで浮上する力強いレースを展開。中盤には2位までポジションを上げると、23周目に早めのピットインで平中に交代。その平中も素晴らしいレースペースで周回し、他の車両がピットインを終えた43周目には首位浮上を果たす。その後、ライバルのGT3勢も#11 GT-Rを捉えようとペースを上げてきたが、平中は後続との差を縮めさせることなく、完璧なマネジメントを見せてリードを保つことに成功。後続のバトルで追走するライバルが入れ替わった58周目以降も落ち着いたドライビングを見せ、61周目にトップチェッカー。2018年型のNISSAN GT-R NISMO GT3に初勝利をもたらした。

    関連:【SUPER GT】 第4戦 タイ 結果:DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝

  • 【SUPER GT】 ホンダ:第4戦 タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:第4戦 タイ 決勝レポート

    6月30日(土)~7月1日(日)、チャーン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム県)で2018年度SUPER GTシリーズ第4戦が開催された。タイでのSUPER GT公式戦は2014年の初開催以来、今年で5回目。

    土曜日は朝から太陽が照りつけ、気温・路面温度とも急上昇する中で練習走行が行われ、トップ5にNSX-GTが2台食い込む結果となったが、午後の公式予選が始まる直前に雷を伴ったスコールがやってきて、コースは一気にフルウエットへ。予選タイムアタックにはタイヤ選択と交換タイミングが非常に難しいコンディションとなった。

    Q2進出の8台に4台のNSX-GTが食い込み、ポールポジションを目指して争った結果、#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)がポールポジションを獲得。2番手には#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が続き、5番手に#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)、8番手に#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)が並んで、予選トップ8に4台のNSX-GTが並ぶ結果となった。

    決勝レースは日曜日、快晴の空の下で始まった。#16 MOTUL MUGEN NSX-GTの武藤が先頭に立ってレースをリードしたが、2番手につけた#39 DENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンが2秒弱の差で続き、振りきれないまま緊迫した走行が続いた。序盤3番手につけていた#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)もライバルの追撃を受けて徐々に順位を落としていった。

    #16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤)は19周目に#39 DENSO KOBELCO、27周目に#6 WAKO’S CR LC500のオーバーテイクを許し、3番手となって29周を走り終えてピットイン、タイヤ交換と給油を行って中嶋にマシンを引き継いだ。しかしピット作業でタイヤ交換に手間取り、コースに戻ったときには大きく順位を落としてしまう。

    その後、中嶋は追い上げにかかったが、後方からも追撃を受ける苦しい状況でレース終盤を戦うことになり、結局5番手でレースを走りきり、チェッカーフラッグを受けた。#17 KEIHIN NSX-GT(小暮)は7位、#64 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バゲット/松浦孝亮)は9位でフィニッシュして、シリーズポイントを獲得した。

    レースは#39 DENSO KOBELCの小林可夢偉がトップチェッカーを受け、GT300クラスは#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が優勝した。#34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹)がGT300クラス9位となり今季2度目の入賞を記録した。

    また、ランキング首位でこの一戦に臨み、最も重いウエイトハンデと燃料リストリクターで戦った#100 RAYBRIG NSX-GTは厳しいレースを11位で終え無得点だったが、ランキング上位のライバルもまた得点を伸ばせませなかった。

    佐伯昌浩 (プロジェクトリーダー)
    「予選は雨からドライに変わるタイミングでタイヤ選択がうまくいき、Honda勢が上位に並びましたが、レースではウエイトハンデもあり、軽いクルマが順位を上げてくるだろうと予想はしていました。その中で、TEAM MUGENはウエイトハンデも少ないのでなんとかがんばって5位でまとめきってくれました。シリーズ後半に向けて仕切り直すような形になりましたが、チャンピオンを目指してがんばります。エンジンは、今回のレースが終わった時点でチェックを行い、それ次第で早ければ次の富士で2基目を投入することになります」

    武藤英紀 (5位)
    「予選でポールポジションを取り、スピードを示すことができた週末だったと思います。ただ、決勝はライバルが非常に速く、スタートから全力で飛ばしましたがあれが限界で、GT300を処理する過程で順位を落としてしまいました。そんな中で自分たちのポテンシャルはすべて引き出せたので、シーズン後半に向けて可能性が見えました。課題も残ってはいますが、予選で速さをみせる自信がつきました」

    中嶋大祐 (5位)
    「予選では、クルマもタイヤも高いパフォーマンスを発揮してくれて、自分たちが昨年から目指していたものを達成できたなとうれしく思います。決勝では、ピット作業で少しトラブルがあって順位を落としましたが、自力で2台オーバーテイクもできました。ただ、いろんなことをして38号車(ZENT CERUMO LC500)を押さえていたんですが、最後はさすがに力尽きてポジションを落としてしまったのは残念です。でも今回は、昨年の僕たちにはできなかったことができ、敵を見て戦うことができたので、結果をポジティブに受け止めてシリーズ後半に臨みます」

    関連:【SUPER GT】 第4戦 タイ 結果:DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝

  • 【SUPER GT】 LEXUS:第4戦 タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 LEXUS:第4戦 タイ 決勝レポート

    タイ・ブリーラムのチャン・サーキットでSUPER GT第4戦が行われ、予選3番手スタートのヘイキ・コバライネン/小林可夢偉組 DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車が今季初勝利を飾った。2位に大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト組 WAKO’S 4CR LC500 6号車、3位に国本雄資/山下健太組 WedsSport ADVAN LC500 19号車と続き、LEXUS LC500が表彰台を独占する速さを見せた。GT300クラスでも嵯峨 宏紀/平手 晃平組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が2位、吉本 大樹/宮田 莉朋組 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が3位で表彰台を獲得した。

    SUPER GT第4戦「Chang SUPER GT RACE」が6月30日(土)、7月1日(日)の両日、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで開催された。

    SUPER GTシリーズ唯一の海外遠征戦となるタイラウンド。2014年にサーキットの新設と共に初の大イベントとして行われ、今年で5回目。2016、17年は10月の第7戦として行われてきたが、今年は2015年以来となる6、7月開催となった。LEXUS GAZOO Racingはこのタイラウンドとの相性が良く、過去4戦中3勝を挙げている。今季はライバルの巻き返しや不運もあり、ここまで未勝利のLEXUS LC500勢のシーズン初勝利に期待がかかった。

    予選
    6月30日(土)は朝から強い日差しが照りつけ、南国特有の暑さの中で午前中の公式練習が行われたが、午後3時に予定されていた予選を前に、空は一気に雲に覆われ、激しいスコールと共に路面はあっという間にヘビーウェットに。しかし、このスコールも10分ほどで去り、予選は予定よりも15分遅れで、ウェットコンディションの下で開始されることとなった。

    ノックアウト方式の予選、GT500クラスは午後3時35分にQ1(15分間)が開始。直前に走ったGT300車両によりライン上の一部は乾きかけてきているものの、まだまだウェット、という難しいコンディション。ほとんどの車両が一旦ウェットタイヤでコースに出たものの、すぐにピットへ戻り、スリックタイヤで再アタックに入る、という状況となった。

    この難コンディションの中で好走を見せたのが、2週間前のル・マン24時間レースで2位表彰台を獲得したばかりの小林の39号車。セッション後半、想像以上に早く乾いていく路面を上手く読み、目まぐるしく塗り替えられていくタイムシートの中で、セッション終了直前にQ2進出条件のトップ8圏内へ浮上。GT500ルーキーの山下がQ1を担当した19号車も小林のタイムを上回り、39号車と19号車の2台がQ2進出を果たした。一方で、ほかの4台のLEXUS LC500勢はタイヤをコンディションに合わせきれず、36号車が10番手、6号車が11番手、1号車が12番手、38号車が13番手と後方グリッドから決勝レースでの巻き返しを図ることとなった。

    Q2は午後4時18分開始。この頃にはほぼ路面は乾いていましたが、今度は逆に空模様が怪しい状況に。セッション開始から5分ほど経つと、コースの一部では雨が降り始めた。そんな中で気を吐いたのが39号車のコバライネン。まず最初のアタックでコースレコードを更新するタイムを叩き出し暫定トップへ。その後、ライバルにタイムを更新されるも、最後まで逆転を狙ってアタックを続けた。コースの前半ではタイム更新が期待できるアタックだったが、コース後半で降り始めた雨により惜しくも叶わず。

    Q2に進んだ8台中7台がこれまでのコースレコードを更新する速さを見せた中で、コバライネンの39号車は2列目3番手と好位置を確保。2016年のタイラウンドウィナーである19号車の国本雄資も3列目6番手とまずまずのポジションから決勝レースをスタートすることとなった。

    GT300クラスは、直前のスコールにより完全なウェットコンディションで午後3時15分よりQ1(15分)がスタート。完全ドライだった午前中の公式練習とは全く異なるコンディションでの予選セッションとなった。水煙を上げながらのアタックで各チーム苦戦を強いられる中、96号車は新田守男がベテランの意地を見せ13番手タイム。上位14台が進めるQ2への進出を果たした。31号車は惜しくも16番手、60号車が18番手、地元凱旋レースとなった35号車は19番手、30号車が22番手でQ1敗退となった。

    路面がほぼドライとなったQ2では、96号車を駆る、昨年のタイラウンドウィナーである中山雄一が好走を見せ、7番手グリッドを獲得した。予選後、上位グリッドの2台が車検で失格となったため、96号車は5番手グリッドに。ほかの4台も、2つずつグリッドが繰り上がって決勝レースのスタートを切ることとなった。

    決勝
    7月1日(日)も暑い一日に。午後3時のスタート時点での気温は33度、路面温度は47度という猛暑の中、66周、300kmで争われる決勝レースのスタートが切られた。

    LEXUS勢最上位の3番手からスタートを切った39号車のコバライネンは、1周目に2位に上がると、首位追走に入った。その後方でも、予選で後方グリッドに沈んだLEXUS勢が速さを見せ、次々にポジションアップ。6番手スタートの19号車は、GT500クラスルーキーの山下が徐々にポジションを上げ、11周目に一気に2台パス、39号車に次ぐ3位に浮上した。また、速さを見せたLEXUS勢の中でも際だったのが6号車のローゼンクヴィスト。SUPER GTでは今季デビューのルーキーながら、11番手グリッドスタートから12周目には5位、14周目には4位へとポジションを挙げ、LEXUS LC500は序盤にして早くも2-3-4位体制となった。

    首位をテール・トゥ・ノーズで追うまでに至った39号車は、19周目、メインストレートで並びかけ、その後も再三にわたる追撃の末に、4コーナーでパス。ついに首位を奪った。その後方でも、勢いに乗る6号車のローゼンクヴィストが山下に続き前を行くライバル車両もパス、更に首位の39号車コバライネンとの差を詰めて行った。

    中盤、各車ピットへ向かい、ドライバー交代と給油、タイヤ交換。ここで追い上げを見せていた1号車は左リアタイヤの交換に手間取り、タイムロス。7位まで追い上げていた1号車だったが、大きく順位を落とすこととなってしまった。

    36周目に首位を行く39号車がピットイン。コバライネンから小林へとドライバーチェンジ。首位のままコースへ復帰した。今年からSUPER GTにフル参戦し、ここタイのチャン・サーキットを走るのは初めての小林に対し、2位で追う6号車の大嶋は、これまで4戦全戦に出場し、表彰台3回と得意にするコース。小林を再三にわたって攻め、息詰まるようなバトルが終盤まで繰り広げられた。

    中嶋 一貴から5位で36号車のバトンを受け取った関口も、2016年に優勝を果たすなどこのコースを得意としており、ファステストラップを更新しながらの猛追。優勝時のチームメイトであった国本がドライブする19号車に追いつくと、表彰台争いのバトルを繰り広げた。このバトルを49周目に関口が制し、36号車が3位へ浮上。関口は首位を争う2台にも追いつき、LEXUS LC500同士三つ巴の優勝争いに。

    51周目にもファステストタイムをマークするなど速さの衰えない関口は、56周目、6号車の大嶋がGT300車両に引っかかった隙を逃さずパス。2位へと上がると、更に小林の39号車に襲いかかった。何度も並びかける2台だったが、小林も巧みなライン取りで抜かせず、その後でチャンスを窺う6号車と共に、3台での首位争いはレース最終盤まで続いた。

    39号車小林か、36号車関口か、という息を呑むようなバトルは、ファイナルラップ、突然の36号車のスローダウンで閉幕。36号車は残り1周というところで痛恨の燃料切れに見舞われ、コース脇に車両を停めることとなってしまいました(1周遅れ完走扱いの10位)。

    小林可夢偉はトップを守ってチェッカーを受け、SUPER GTでの自身初勝利を飾った。LEXUS勢にとっても今季初勝利。2位には11番手スタートから見事な追い上げを見せた6号車、3位に19号車が続き、LEXUS勢は表彰台を独占。4位にも38号車が入り、今季ここまでの3戦で勝利のなかったLEXUS勢が得意なタイで、速さを見せ、後半戦へ向けて逆襲の狼煙を上げることとなった。

    GT300クラスでは、14番手からスタートした嵯峨がドライブする31号車と、16番手スタートの吉本がドライブする60号車が序盤から猛烈な追い上げ。吉本の60号車は4位までポジションを上げて、レース半分よりもやや早めに宮田へとドライバー交代を行った。ほぼ同時に31号車も嵯峨から平手へと交代。一方で、予選で5番手につけた96号車は、ベテラン新田がぎりぎりまでピットを引っ張る作戦に。

    全車がピットを終え、レースも終盤に入ると、3位を走行していた60号車宮田を、31号車の平手がパス。更に、2台は揃って、タイヤの厳しくなった前車をパスし、31号車が2位、60号車が3位でチェッカー。31号車は第2戦富士に続き今季2度目の2位表彰台。60号車は参戦4年目にして初、そしてルーキーの宮田にとってもGT初の表彰台獲得となった。96号車は10位でポイント獲得を果たした。

    ヘイキ・コバライネン (DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車)
    もちろん勝ててとても嬉しいです。特に、可夢偉選手との初勝利というのはとても重要なことです。我々のチームは今季、開幕戦の岡山で下位に沈み、第2戦富士では2位表彰台、第3戦鈴鹿は私のミスでリタイアと、ジェットコースターのような浮き沈みの激しいシーズンを過ごして来ており、何とか好成績を獲得すべく、懸命な努力を続けてきました。ようやくこの週末、その結果が得られて本当に嬉しく思っています。

    小林可夢偉 (DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車)
    自分にとっては初めてのサーキットなので、正直なところ、来る前は勝てるとは思っていませんでした。前戦の鈴鹿では、僕は予選も決勝も走っておらず、その前の富士もWECで欠場したため、事実上、開幕戦の岡山以来、久しぶりにLC500に乗ってのレースでした。そんな中で勝てたというのはすごく嬉しいし、チームがすごく頑張ってくれました。ここまで仕上げてくれたチームのみんな、そしてもちろん前半すごく頑張ってトップで僕に車を渡してくれたヘイキにも感謝します。状況としてはそんな簡単なレースではなかったのですが、ヘイキがとってくれたマージンを使いながら、何とか1位をキープできればと頑張りました。また、(大嶋)和也と(関口)雄飛もすごくフェアに戦ってくれました。

    大嶋和也 (WAKO’S 4CR LC500 6号車)
    11番手からのスタートでしたが、ペースは非常に良くて、フェリックスが2位まで追い上げてくれるという、本当に予想以上の走りで僕にバトンを渡してくれました。僕もあと1台を目指し、抜きたかったのですが、39号車もペースが速く、チャンスをものにできず悔しさの残るレースになってしまいました。これでタイでは4連続表彰台と、本当に調子の良いコースなんですが、今年も勝てませんでした。悔しいですが、次のレースで頑張ります。

    フェリックス・ローゼンクヴィスト (WAKO’S 4CR LC500 6号車)
    LEXUSにとって、表彰台独占というとても良い一日になりました。11番手グリッドからのスタートで2位フィニッシュできたということで、タフでしたが、良いレースが出来たと思います。LC500はとても好調でしたし、タイヤの選択も上手くいきました。残念ながら勝つことは出来ませんでしたが、とにかく楽しいレースでしたし、みんなも喜んでいます。もう一つ上の順位は、次の富士で狙います。

    国本雄資 (WedsSport ADVAN LC500 19号車)
    ファーストスティントで山下選手が結構追い上げてくれて、自分に交代したあと3位でコースに復帰できたのですが、ライバル勢のペースも速く、特に36号車のペースが結構速くて追いつかれてしまい、トラフィックに引っかかったところで抜かれてしまいました、ただ、去年から今年と、なかなかいい流れに乗れず、結果も全然出ていなかったので、ここで3位を取れたのはポジティブなことだと思います。後半戦には自分たちが得意なサーキットがあるので、またそこで表彰台獲得、優勝できるように、開発を頑張ります。

    山下健太 (WedsSport ADVAN LC500 19号車)
    スタート担当だったので、スタートダッシュで前の車を抜くつもりだったのですが、逆に抜かれてしまいました。しかしそこからのペースは悪くなく、予選で前に行った人たちよりも自分の方が速かったのと、展開的にも恵まれて、3台くらい抜くことが出来ました。ただ、単独走行時のペースは、今回前でフィニッシュしたLEXUS勢と比べると結構違うので、そこは今後の課題だと思います。それでも取り合えず3位表彰台が獲得出来たのは良かったです。

    関連:【SUPER GT】 第4戦 タイ 結果:DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝

  • 小林可夢偉、SUPER GT初勝利 「正直、勝てるとは思っていなかった」

    小林可夢偉、SUPER GT初勝利 「正直、勝てるとは思っていなかった」

    小林可夢偉は、SUPER GT 第4戦 タイでSUPER GT初勝利を挙げた。

    No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500はヘイキ・コバライネンがスタートドライバーを担当。スタートで2番手に浮上する。首位をテール・トゥ・ノーズで追うまでに至った39号車は、19周目、メインストレートで並びかけ、その後も再三にわたる追撃の末に、4コーナーでパス。ついに首位を奪う。

    36周目に首位を行く39号車がピットイン。コバライネンから小林可夢偉へとドライバーチェンジ。首位のままコースへ復帰する。

    その後、No.36 au TOM’S LC500の関口雄飛が迫り、何度も並びかける2台だったが、小林可夢偉も巧みなライン取りで抜かせず、その後でチャンスを窺うNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也)と共に、3台での首位争いはレース最終盤まで続く。

    39号車小林か、36号車関口か、という息を呑むようなバトルは、ファイナルラップ、突然の36号車のスローダウンで閉幕。36号車は残り1周というところで痛恨の燃料切れに見舞われ、コース脇に車両を停める。

    小林可夢偉はトップを守ってチェッカーを受け、SUPER GTでの自身初勝利を飾った。LEXUS勢にとっても今季初勝利。

    小林可夢偉
    自分にとっては初めてのサーキットなので、正直なところ、来る前は勝てるとは思っていませんでした。前戦の鈴鹿では、僕は予選も決勝も走っておらず、その前の富士もWECで欠場したため、事実上、開幕戦の岡山以来、久しぶりにLC500に乗ってのレースでした。そんな中で勝てたというのはすごく嬉しいし、チームがすごく頑張ってくれました。ここまで仕上げてくれたチームのみんな、そしてもちろん前半すごく頑張ってトップで僕に車を渡してくれたヘイキにも感謝します。状況としてはそんな簡単なレースではなかったのですが、ヘイキがとってくれたマージンを使いながら、何とか1位をキープできればと頑張りました。また、(大嶋)和也と(関口)雄飛もすごくフェアに戦ってくれました。僕はレース後半を担当しましたが、終盤で(関口)雄飛と競り合うことになりました。競り合いながら『どうやらペース自体は向こうの方が速いみたいだ』と感じていました。それでもターン1で僕の方が速かったので抜かれなかったんだと思います。それにトラフィックを上手く使えたことも良かったですね。初めてのサーキットで、しかも久々のレースだったからGT300車両を、どのくらいのリスクを払って抜けばいいのか、ちょっと分からない部分もありましたが、何とかポイントを持って帰ろう、と思いながら走っていました。次回は富士の500マイルですが、ここでも勝てるようがんばります。

    ヘイキ・コバライネン
    もちろん勝ててとても嬉しいです。特に、可夢偉選手との初勝利というのはとても重要なことです。我々のチームは今季、開幕戦の岡山で下位に沈み、第2戦富士では2位表彰台、第3戦鈴鹿は私のミスでリタイアと、ジェットコースターのような浮き沈みの激しいシーズンを過ごして来ており、何とか好成績を獲得すべく、懸命な努力を続けてきました。ようやくこの週末、その結果が得られて本当に嬉しく思っています。

    関連:【SUPER GT】 第4戦 タイ 結果:DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝

  • 【SUPER GT】 第4戦 タイ 結果:DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝

    【SUPER GT】 第4戦 タイ 結果:DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝

    2018年のSUPER GT第4戦『Chang SUPER GT RACE』の決勝レースが7月1日(日)にタイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで行われた。

    GT500クラスは、No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉)が予選3位から逆転優勝。GT300クラスはNo.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が優勝した。

    予選日は、予選開始前にスコールが降り、予選時間には雨は止んだものの路面が濡れている中での難しいコンディションだった。だが、決勝日は雲もあるが、南国らしい澄み切った青空がのぞく、好天の下でのレースとなった。

    現地時間午後3時ちょうどにレースはスタート。好スタートを切って先行するポールポジションのNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀)を追うのは、No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンだ。勢いに勝るDENSO KOBELCO SARD LC500は19周目にトップに立つと後続を引き離す。ポジションを下げるMOTUL MUGEN NSX-GTに代わり、DENSO KOBELCOを追うのは、同じLEXUS LC500のNo.6 WAKO’S 4CR LC500(フェリックス・ローゼンクヴィスト)だ。2台のLC500は3秒ほどの差を保ったまま、所定のピットインを終了。

    双方共に速やかにピット作業を終えてポジションは変わらない。だが、DENSO KOBELCO SARD LC500(小林可夢偉)のすぐ後ろまでWAKO’S 4CR LC500(大嶋和也)は迫り、激しいトップ争いを行った。この2台にNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資)とNo.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)も接近し、4台のLC500による上位争いとなる。

    一時、ハイペースな追い上げを見せたau TOM’Sの関口が、WAKO’S 4CRを抜いてDENSO KOBELCOの小林に迫る。だが、この激闘はラスト1周に思わぬ結末を迎えた。なんとau TOM’Sがガス欠症状でストップしてしまう。これで楽になったDENSO KOBELCO SARD LC500の小林は自身にとって初優勝となるゴールをくぐった。コバライネンは通算3勝目で、今季結成された元F1ドライバーコンビの記念すべき勝利だ。LC500にとってはこれが今季初優勝。しかも2、3位もWAKO’S 4CR LC500とWedsSport ADVAN LC500が入り、表彰台はLC500の独占となった。

    Honda NSX-GT勢の最上位は5位のMOTUL MUGEN NSX-GT(後半は中嶋大祐)で、NISSAN GT-R NISMO GT500の最上位は6位のNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)となった。

    GT300クラスは、予選2位から好スタートを切ったNo.21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン)がスタート直後にトップとなって逃げるも、他車との接触からのマシントラブルでリタイア。代わってトップに立ったNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一)をNo.11 GAINER TANAX GT-R(安田裕信)が僅差で追う。ピットイン後は、GAINER TANAX GT-R(平中克幸)がトップに立ち、そのまま優勝した。2位にはNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/平手晃平)。3位にはNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/宮田莉朋)が入った。

    GT500クラス
    No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500
    ヘイキ・コバライネン
    「このサーキットで勝つことができたし、カムイ(小林可夢偉)さんと一緒に勝つことができて、非常にいい週末になりました。今シーズンの僕たちは、まるでジェットコースターのような展開で、開幕戦の岡山では最低のレースになったし、富士ではまずまずのレースになり、前回の鈴鹿は僕のミスで台無しにしてしまいました。でも今日は勝つことができて本当に嬉しいです」

    小林可夢偉
    「このサーキットを走るのは今回が初めてだったし、鈴鹿でも決勝を走ることがなく富士は欠場していたので、このクルマでレースを走るのは開幕戦の岡山以来。そんな状況だったので、正直なところ、ここに来るまでは勝てるとは思えませんでした。だから、勝って嬉しいのはもちろんですが、がんばってくれたチームとヘイキ(コバライネン)さんに感謝したいです」

    GT300クラス
    No.11 GAINER TANAX GT-R
    平中克幸
    「今回は走りだしからクルマの調子が良くて、特にクルマとタイヤのマッチングが素晴らしく、練習走行から手応えを感じていました。そして実際に結果に繋がりました。GT-Rの2018年モデルは速い、と前評判がありましたが、ここまで楽なレースはなかった。でも、そんな中でもチームが一丸となって努力した結果が、今日の優勝に繋がったんだと思います。優勝できて本当にうれしいです」

    安田裕信
    「僕にとっては今回がSUPER GT参戦100戦目になりました。その記念すべきレースで優勝できて気分は最高です。FIA GT3はクルマによってコースの得意不得意があります。ここはGT-Rとの相性が良いと言われていたし、走りだしからクルマの調子も良かったですね。僕は前半を担当しましたが、落ち着いてポジションを上げて行くことができました。後半は平中選手がんばって、GT-Rの今季初優勝を飾ることができました」

    2018年 SUPER GT 第4戦 タイ 決勝 結果 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバ タイヤ WH
    1 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 30
    2 6 WAKO’S 4CR LC500 ジェームス・ロシター/大嶋和也 BS 28
    3 19 WedsSport ADVAN LC500 山下健太/国本雄資 YH 4
    4 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 3
    5 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 2
    6 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS 2
    7 17 KEIHIN NSX-GT 小暮卓史/塚越広大 BS 42
    8 1 KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディ/平川亮 BS 52
    9 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 2
    10 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 28
    11 100 RAYBRIG NSX-GT ジェンソン・バトン/山本尚貴 BS 64
    12 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 2
    13 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 18
      24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 14
      8 ARTA NSX-GT 伊沢拓也/野尻智紀 BS 48