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  • MotoGP | 第8戦 オランダGP 予選:クアルタラロが2戦連続PP獲得

    MotoGP | 第8戦 オランダGP 予選:クアルタラロが2戦連続PP獲得

    MotoGP 第8戦 オランダGPの公式予選が6月29日(土)にTT・サーキット・アッセンで行われ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)がラップレコードを更して2戦連続3度目のポールポジションを奪取した。

    気温30度、路面温度49度のドライコンディションの中、ファビオ・クアルタラロはラップレコードを更新する1分32秒0172をマーク。2戦連続となるポールポジションを獲得した。

    2番手には0.140秒差でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が入り、第2戦アルゼンチンGP以来6戦ぶり3度目の1列目を獲得。3番手には0.441秒差でアレックス・リンス(スズキ)が入り、昨年11月の最終戦バレンシアGP以来今季初めて1列目に進出した。

    マルク・マルケス(ホンダ)は0.714秒差の4番手。ジョアン・ミル(スズキ)が自己最高位の5番手。カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)は6番手。ダニロ・ペトルッチ((ドゥカティ)は7番手。

    フリー走行総合5番手の中上貴晶(LCR・ホンダ)は1.265秒差の8番手。フランコ・モルビデリ(ヤマハSRT)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)が続き、アンドレア・ドヴツィオーゾ(ドゥカティ)は11番手だった。

    バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は、今季5度目の公式予選1止まりとなり、明日の決勝レースを5列目14番グリッドから迎える。

    順位 ライダー マシン 国籍 タイム
    1 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’32.017
    2 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’32.157
    3 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’32.458
    4 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’32.731
    5 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’33.085
    6 C・クラッチロー LCR Honda CASTROL Honda 1’33.228
    7 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati 1’33.282
    8 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’33.295
    9 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’33.314
    10 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati 1’33.323
    11 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati 1’33.692
    12 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’33.762
    13 F・バニャイア Pramac Racing Ducati 1’33.221
    14 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’33.466
    15 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’33.547
    16 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati 1’33.583
    17 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’33.706
    18 J・ザルコ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’33.776
    19 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’33.869
    20 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’33.960
    21 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati 1’34.580
  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第8戦 オランダGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第8戦 オランダGP 予選レポート

    マーベリック・ビニャーレスが2番手フロントロー、バレンティーノ・ロッシは14番手5列目からスタート
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが前日の好調ぶりを維持してQ2で2番手を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは思い通りの走りができず、Q2に進出することなく5列目からのスタートが決定した。

    ビニャーレスは終日、ハイペース。Q2ではクリアスペースを確保して最後尾からスタートし、1ラップ目で4番手につけた。一旦、5番手へ後退したあと再び上げて3番手。ここで7分強を残してピットに戻り、タイヤ交換を行った。素早く作業を終えてコースに復帰したビニャーレスは、一気に1分32秒157へ短縮して2番手以下に0.304秒差をつけて暫定ポール。しかしこのあとファビオ・クアルタラロが上回り、ビニャーレスは0.140秒届かず2番手となった。

    一方のロッシは悔しい結果。フリープラクティス第3セッションを終えて一旦はQ2進出が決まっていたが、コースオーバーによりベストラップを取り消され、Q1に出場することに。Q1ではほとんどのライダーを見送ってから後方からコースに入り、最初のラップで暫定3番手につけたものの、全体のペースが上がるとともに5番手に後退。タイヤ交換後、約3分半を残して2度目の走行に臨み、Q2進出の条件となる2番手を目指したが、一時3番手まで浮上したあと4番手に後退した。この結果、決勝グリッドは14番手。5列目からのスタートとなり厳しい戦いが予想される。

    ファビオ・クアルタラロが今季3度目のポールポジション獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが2戦連続でポールポジションを獲得。MotoGPルーキーとしては最年少記録となる快挙を成し遂げた。
    クアルタラロはフリープラクティス第3セッションで1分32秒471を記録してトップ。Q2セッションでは2スティントの作戦を取り、その最終走行で2015年にバレンティーノ・ロッシが出したラップレコード・1分32秒627を塗り替える1分32秒017をマークした。MotoGP初参戦の今季はこれまでに、スペインGPとカタルニアGPでもポールポジションを獲得している。

    クアルタラロのチームメイトのフランコ・モルビデリも好調を維持しており、毎回、Q2進出を果たしてきた。今回はフリープラクティス第3セッションで1分32秒913の6番手につけ、Q2では9番手を獲得。決勝はグリッド3列目からスタートする。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(予選2番手/1分32秒157)
    「非常に満足しています。ウイーク初日からチーム全員でハードワークを続けていて、とくに今日のフリープラクティス第3セッションでは、1ラップの速さよりも決勝用セッティングに集中しました。決勝では1ラップ目から最終ラップまでプッシュして’ノーマル’でクリーンなレースをすることが重要。失うものは何もないので、110%の力を注ぎます。また、どのコーナーでもミスが出ないようにするためにコース上では安定性と精確性もとても重要になります。自分のラインを走りたいので、ベストの状態を維持してトップに立ちたいと思っています。フロントローからハード・ファイトを目指します」

    バレンティーノ・ロッシ(予選14番手/1分33秒466)
    「午前中まで順調だっただけに、とても悔しい結果です。Q2進出を目指して最終ラップで好タイムを記録しましたが、最終シケイン出口でグリーン・ラインに乗ってしまったのです。これでベストラップが取り消され、Q1を走ることとなりました。それでも、午前中の好調があったのでQ1もきっとうまくいくと信じていましたが、気温上昇によるグリップ低下もあってペースが落ち、Q2に進出することができませんでした」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「ふたりのライダーが明暗を分けました。明るいほうでは、マーベリックが素晴らしいスピードを発揮。ほとんどのセッションでトップに立ち、しかもその強さは1ラップの速さだけでなく、全体のペースに及んでいました。フロントロー・スタートがトップ争いに加わるチャンスを与えてくれるはずですし、私たちとしては第3セクションでもう少しペースを上げられると考えています。バレンティーノも一旦はQ2進出の権利を得ましたが、フリープラクティス第3セッションでのコースオーバーによりQ1を走ることになってしまいました。さらに悪いことに、最初のタイムアタックで好フィーリングをつかむことができなかったのです。2回目の走行は少し良くなりましたが、Q2進出には不十分でした。予想をはるかに超える後方からのスタートとなってしまったわけですが、ここアッセンは上位で大勢がバトルすることで知られています。バレンティーノも好スタートと序盤のペースアップを狙っています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(予選1番手/1分32秒017)
    「話すことは多くはありません。ただただ、ハッピーです。アッセンは世界選手権のなかでも最も伝統あるコースのひとつです。そこでポールポジションを獲得し、コースレコードを塗り替えたことに感動していますし、チームが成し遂げた仕事にも誇りを感じます。セッション終盤でのタイム更新は簡単なことではありませんでしたが、2ラップにわたってハイペースをキープして、ついにこの記録を出すことができたのです。とくに最終セクションのフィーリングは最高でした。昨日も今日も決勝用セッティングに取り組んできたので、明日もきっとうまくいくと信じています。前回のカタルニア以上に厳しいコースなので腕への負担も大きくなっていますが、そのなかでポールポジションを獲得することができて本当にうれしいです」

    フランコ・モルビデリ(予選9番手/1分33秒314)
    「昨日と比べて格段に良くなっています。ペースでも1ラップの速さでも非常に速く走ることができました。とは言え、もっと速いライダーたちのタイムとの違いを見れば、やはり何かが欠けているのです。フリープラクティス第4セッションのペースは悪くなかったので、明日のウォームアップ・セッションでもう一度、様子を見て、決勝ではできればトップ5を目指したいと思っています。上位グループが大集団になれば、前へ出るチャンスもあるはずです」

  • MotoGP | ホンダ 2019年 第8戦 オランダGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 2019年 第8戦 オランダGP 予選レポート

    MotoGP 第8戦オランダGPの予選は、終日、青空が広がった。そのため、金曜日より気温が7℃上昇して30℃へ、路面温度も43℃から49℃まで上り、厳しい条件の中で行われた。その中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP3で総合3番手につけてダイレクトでのQ2進出を果たし、Q2では4番手タイムをマークした。

    2回目のアタックでマルケスは、転倒寸前のスライドを経験した。その後もなかなかクリアラップが取れず、1回目のベストを更新できなかった。こうして今季初めてフロントローを逃すことになったたマルケスだが、FP3、FP4 とタイヤテストに集中、決勝に向けて準備を進めた。

    FP3ではフロントにハード、リアにミディアムを組み合わせ、1分33秒台から34秒台で連続周回をこなしまた。そして、決勝レースとほぼ同じ時間帯で行われるFP4では、フロントにミディアム、リアにハードを装着して1分33秒台前半でラップをこなし、大会2連覇と今季5勝目を期待させる仕上がりとなった。

    初日のフリー走行で10番手だったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は6番グリッドを獲得した。FP3では総合9番手。予選では6番手へとポジションを上げたが、内容的には満足がいかず、決勝レースが厳しい戦いになることを予想した。昨年の大会も終盤まで6台前後が優勝を争うし烈な戦いとなり、クラッチローは6位でフィニッシュしている。クラッチローは決勝日のウォームアップで最後の調整を行い、今季2度目の表彰台獲得に挑む。

    初日のフリー走行で16番手と出遅れた中上貴晶(LCR Honda Idemitsu)は、セットアップの変更で1秒以上のタイム短縮を果たした。フリー走行では総合6番手にポジションを上げてQ2進出を決め、予選では8番グリッドを獲得。最後のアタックでマークしたタイムがキャンセルされなければベストグリッドとなる6番手だっただけに、悔しい結果だった。決勝日のウォームアップで最後の調整に挑み、第5戦イタリアGPで獲得したベストリザルトの5位以上を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 4番手)
    「レースペースには満足しています。いつもよりもライバルが多く、厳しい予選になることはわかっていました。午前中は少し不安定なコンディションでしたが、気温が上がった午後のセッションは、いいタイムを出すことができました。明日のレースは接近戦になると思います。いいペースがあるライダーが、4、5人います。このサーキットはいつも苦戦するところですが、相性がよくないムジェロで2位になり、モンメロでは優勝しているので、いい結果を残せる可能性はあると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 6番手)
    「予選では6番手を獲得できましたが、それほど良い内容ではありません。誰も2回目のアタックで僕をパスするペースがなかっただけのことです。現実的にはおそらく10番目の速さだと思います。昨年は一時は10人のライダーの戦いになりました。大接戦になると思うので、明日のウォームアップでセットアップを前進できるようにがんばらなければなりません。いつものように、できることはすべてやりましたが、今日はあまりマシンのフィーリングがよくなく、タイムが落ちていることは確かなので、その改善に取り組みました。ベストを尽くしました。なんとか2列目を獲得できてうれしいです」

    中上貴晶(MotoGP 8番手)
    「昨日からセットアップをかなり変更して、タイムを1秒以上も短縮、ポジションも大きく上げることができました。Q2では、これまでのベストグリッドとなる6番手タイムをマークしたのですが、最終シケインでコースをはみ出したという判定で、6番手タイムがキャンセルされ8番手に降格となりました。予選で2列目に並ぶことがこの数戦の目標だったので、とても残念です。自分としては、はみ出していないと思ったので、チームから抗議してもらいましたが覆りませんでした。8番手だったとしても、昨日から大きく前進することができたので、決勝では全力を尽くします。昨日から今日にかけて、セットアップは大きく改善されましたが、ハンドリングの重さはそれほど改善されていないので明日は体力的に厳しいレースになると思います。タイヤは、前後ミディアムを予定しています。今日のように暑くなればフロントにハードを選ぶかも知れません。明日のウォームアップで最後の調整をしっかりして決勝ではベストリザルトを目指します」

  • MotoGP | 第8戦 オランダGP:M.ビニャーレスが初日総合1番手

    MotoGP | 第8戦 オランダGP:M.ビニャーレスが初日総合1番手

    2019年のMotoGP 第8戦TTアッセンのフリー走行が6月28日(金)にTT・サーキット・アッセンで行われ、フリー走行1で2番手に進出した総合11位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が今季6度目のトップタイムをマーク。今季3度目の初日総合1番手に進出した。

    気温23度、路面温度43度のドライコンディションの中、今季2度目の1番手発進を決めたファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)は0.180秒差の2番手。フリー走行1で3番手のダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は0.314秒差の3番手を維持。

    フリー走行1で13番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は4番手に浮上。フリー走行1で4番手のアレックス・リンス(スズキ)は5番手。フリー走行1で11番手のアンドレア・イアンノーネは、今季のベストセッションとなる6番手。フリー走行1で6番手のマルク・マルケス(ホンダ)は、0.775秒差の7番手。フリー走行1で12番手のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は9番手。

    フリー走行1で5番手の中上貴晶(LCR・ホンダ)は1.402秒差の16番手。フリー走行1で18番手のホルヘ・ロレンソ(ホンダ)は、精密検査の結果、第6胸椎の骨折が判明したことから欠場した。

    順位 ライダー マシン タイム
    1 マーベリック・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP 1’32.638
    2 ファビオ・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT 1’32.818
    3 ダニロ・ペトルッチ Mission Winnow Ducati 1’32.952
    4 アンドレア・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati 1’33.223
    5 アレックス・リンス Team SUZUKI ECSTAR 1’33.305
    6 アンドレア・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini 1’33.355
    7 マルク・マルケス Repsol Honda Team 1’33.413
    8 ジャック・ミラー Alma Pramac Racing 1’33.415
    9 バレンティーノ・・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP 1’33.517
    10 カル・クラッチロー LCR Honda CASTROL 1’33.727
    11 フランチェスコ・バニャイア Pramac Racing 1’33.815
    12 カレル・アブラハム Reale Avintia Racing 1’33.854
    13 ジョアン・ミル Team SUZUKI ECSTAR 1’33.874
    14 フランコ・モルビデリ Petronas Yamaha SRT 1’33.963
    15 ポル・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing 1’33.971
    16 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU 1’34.040
    17 ヨハン・ザルコ Red Bull KTM Factory Racing 1’34.194
    18 ティト・ラバト Reale Avintia Racing 1’34.370
    19 アレイシ・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini 1’34.537
    20 ミゲール・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 1’34.628
    21 ハフィス・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 1’35.250
    22 ホルヘ・ロレンソ Repsol Honda Team 1’35.661
  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第8戦 オランダGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第8戦 オランダGP 初日レポート

    アッセンのフリープラクティス初日にMonster Energy Yamaha MotoGPがトップ
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはアッセンTTサーキットでプラクティスをスタート。第1セッションと第2セッションの総合でビニャーレスがトップ、ロッシは9位を獲得している。

    ビニャーレスはセッション開始早々にコースに入ると、前回カタルニアでの好調をそのままに序盤からトップに浮上。その後しばらくセッティングに集中したあと、リズムをつかんで再びトップに立ち、そのまま多くの時間帯でポジションをキープした。終盤ではさらに3回、ラップタイムを更新。トップに0.077秒差の1分33秒986を記録し、2番手で第1セッションを終了した。

    午後からの第2セッションでも好調を維持し、セッティングをさらに煮詰めながら残り15分の時点で3番手。タイヤを履き替えて臨んだ最後の走行では初めて1分32秒台に入り、最終的には1分32秒638のベストタイムを記録した。2位に0.180秒差をつけ、第1セッションとの総合順位でもトップを獲得している。

    チームメイトのロッシは第1セッション序盤でテクニカル・トラブルに見舞われて最初の15分をロス。それでも残りの時間をフル活用して2回の走行を行い、着実にペースを上げて1分35秒746を記録した。トップとの差は0.837秒。順位では12番手まで挽回している。

    続く第2セッションでは、ヤマハの敏捷性とアッセンのツイスティなコースとが好相性。ロッシはミディアム・コンパウンドのタイヤで自己ベストを1分34秒513に更新し、残り10分でソフト・コンパウンドに履き替えると、さらに1秒近く短縮して1分33秒517を記録した。トップとの差は0.879秒とやや広がったが、順位では9番手に上げて初日を終了した。

    クアルタラロが2位獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが好調スタート。フリープラクティス第1セッションでトップを獲得し、第2セッションとの総合順位で2番手につけた。クアルタラロのチームメイトのフランコ・モルビデリは決勝用セッティングに集中し、総合14番手となっている。

    クアルタラロは第1セッションの最終走行で1分33秒909をマークしてトップに浮上。モルビデリはセッティングを重視して6回の走行を行い、1分35秒505の17番手で終えた。

    午後からの第2セッションでも、果敢に攻めたクアルタラロは1分32秒818に更新して2番手を獲得。モルビデリは1分33秒963で14番手に留まっており、明日のフリープラクティス第3セッションでQ2進出を目指す。

    フリープラクティス第3セッションは午前中に行われ、現地時間14:10にQ1、14:35にQ2がそれぞれスタートする。

    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合トップ/1分32秒638)
    「マシンのフィーリングはカタルニアとほとんど同じ。自分のライディング・スタイルが良くなってきたことで、ここまで調子が上がっているのだと思います。でもウイークはまだ始まったばかりですから、明日以降もひたすらハードワークに取り組み、決勝に向けて着実に前進を続けなければなりません。結果を残して勢いをつけることが非常に重要。そのためにベストを尽くします。マシンについては、いくつかの部分で改良が必要なので、明日またトライする予定。決勝とその最初の数ラップに焦点を定め、前回のカタルニア同様の作業を行っていくつもりです。フロントロウ獲得を目指し、そこから好スタートを切るためにも、その他にもいくつか、明日のプラクティスのなかで試したいことがあります。ライバルたちはみな、とても速いので、リズムを上げていかなければならないと思っています。いずれにしても今日はとても良い一日でした。この暑さのなかでも、ハードタイヤで気持ちよく走ることができました。それはつまり、マシンがよく走ってくれているということなのです」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合9番手/1分33秒517)
    「今日のところは、あまりうまくいきませんでした。最終的にトップ10に入ることができたのは良かったですが、その一方でペースは少しも上がっていません。コースのいくつかの箇所で思うように走ることができず、ライバルたちに後れを取ってしまうのです。だから明日もまた、たくさんの課題が待っています。それに加えてタイヤやその他すべてのことを決めていかなければなりません」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「総合的に見て非常に順調な一日でした。マーベリックは絶好調で、マシンのフィーリングも上々です。まだ初日とは言え、ここでトップに立てたことで明日以降にさらに弾みをつけることになるはずです。その一方で、バレンティーノのほうはテクニカル・トラブルがあり作業が遅れてしまいました。それでも影響を最小限に抑え、今日の目標だったトップ10に入ることができました。明日のフリープラクティス第3セッションでは、ふたり揃ってQ2進出を目指し、午後からの第4セッションでは、決勝とよく似たコンディションを利用して決勝に向けた準備を行います。タイヤ・スペックの決定も、この時間帯に行うのが最善だと思います」

    ファビオ・クアルタラロ (フリー走行総合2番手/1分32秒818)
    「アッセンのコースは、マシンの素早い向き換えが求められる箇所がたくさんあり、グランプリのなかでも最も難しいコースのひとつだと思っています。ここで総合2位を獲得できたことは大きな成果です。第2セッションではセッティングを少し変更し、ユーズド・タイヤで走りましたが、ペースはほとんど変わりませんでした。明日の予選では2列目までを目指し、フリープラクティス第4セッションで決勝用のタイヤを決める予定です」

    フランコ・モルビデリ (フリー走行総合14番手/1分33秒963)
    「今日は少し手間取りました。コースの最高速の部分で十分に速く走ることができず、コーナーを思うように攻めることもできなかったので、マシンの安定性を上げていかなければならないと感じています。前回のカタルニアと比べると、トップとの差がかなり大きくなっています。ハードタイヤで安定性を欠いたので、状態を把握して原因を探し出さなければなりません。このようにセッティング面の課題はたくさんありますが、今日は少しずつですが前進することができました。アッセンは好きなコースです。明日に向けて集中していきます」

  • MotoGP | ホンダ 2019年 第8戦 オランダGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 2019年 第8戦 オランダGP 初日レポート

    MotoGP 第8戦オランダGPのフリー走行は、午前中は雲の多い天候だったが、午後になって青空が広がる絶好のコンディションとなった。その中で、大会2連覇と今季5勝目を目指すマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、初日7番手。FP1、FP2ともに1セットのタイヤで走行し、決勝に向けてのタイヤ選択に重点を置いた。

    午前中は路面コンディションがあまりよくなく、気温も17℃と低かったために前後ソフトで走行し6番手タイム。青空が広がった午後のFP2は、前後ともにミディアムで走行、1分33秒台でラップを刻み、決勝に向けてタイヤの選択が進んだことを感じさせた。

    この日は、FP1終了後に、ホスピタリティーでHondaのグランプリ参戦60周年を記念して、プレスカンファレンスが行われた。日本人として初めてグランプリで優勝を達成した高橋国光さん、Hondaで初めて最高峰クラスを制覇したフレディ・スペンサーさん、Hondaで最高峰クラス5連覇を達成したミック・ドゥーハンさんとともに現チャンピオンのマルケスも出席。Hondaのグランプリの歴史を築いてきた名選手たちとともに記念撮影を行った。

    チームメートのホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、FP1のセッション中盤に左高速の7コーナーで転倒し、医務室に運ばれた。その後、アッセン市内の病院で検査を受けた結果、胸椎を2カ所骨折していることが判明。今大会の欠場を決めた。ロレンソは、連戦となる第9戦ドイツGPも欠場。第10戦チェコGPの復帰に向けて治療を続ける。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、FP1で7番手、FP2で10番手。土曜日の予選Q2進出に向けてトップ10で初日を終えた。今大会は、トップから1秒差に9台と、過去の大会に比べるとタイム差のある大会となったが、クラッチローの前後の選手たちとのタイム差は接近していて、今大会も激しい戦いとなっている。2日目のフリー走行では、さらに連続周回のアベレージを上げ、予選ではポジションアップに挑む。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、FP1は5番手と順調なスタートを切ったが、午後のFP2では思うようにタイムを短縮できず16番手へと後退した。苦戦の理由は、ハンドリングに不調を抱えていたためだった。2日目のフリー走行と予選でハンドリングの改善に努め、タイム短縮とポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 7番手)
    「7番手という結果には驚いていません。パニックにもなっていません。いつも通り、レースに向けて取り組んでいます。そして、すべてを分析しています。日曜日に向けてタイヤのテストなど、いろいろなことに取り組みました。今のところ同じようなペースのライダーが4、5人いますが、これは重要なことです。明日も引き続き仕事に取り組みます。今日はHondaのグランプリ参戦60周年をHondaのレジェンドとともに祝い、特別な日になりました。今日はロレンソがケガをしてレースを欠場することになりました。残念です。早く回復することを願っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 10番手)
    「10番手というのは期待した結果ではありませんが、天候にも恵まれ、しっかり走ることができてうれしいです。明日はもう少しいい日になることを願っています。問題はみんなのタイムが接近していることです。FP1では僕の前後0.1秒以内に5人のライダーがいました。FP2も同様で、僕は10番手でしたが、17番手とはわずか0.4秒しか離れていません。本当にいいペースがあるライダーは数人いますが、明日はそこに入れるようにがんばらなければなりません」

    中上貴晶(MotoGP 16番手)
    「FP1で軽い転倒をしましたが、その後、問題なくタイムを出すことができて、FP1は5番手とまずまずのスタートが切れました。午後のFP2は、ソフトとハードタイヤを試し、いろいろなセッティングにトライしましたが、思うようにタイムを更新できず後退しました。FP1の時点で、これまでと違うセットアップが必要な状況になっていることを感じていました。とにかく、マシンの切り返しがとても重く、体力の消耗が激しい状態でした。このままではレース距離を走り抜くのも厳しい状況なので、明日はハンドリングの向上をメインに見直さなければなりません。今日は午前から午後にかけて全体的に1秒以上タイムが上がりましたが、自分は0.5秒しか上げられませんでした。厳しいスタートになりましたが、明日に向けて問題点は明確なので、チームとしっかりミーティングをして、しっかりセットアップしていきたいです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 22番手)
    「転倒して胸椎の2カ所を骨折してしまいました。そのためアッセンとザクセンリンクに出場できなくなりました。明日の午前中にルガノに戻り、ブルノに向けてできるすべての治療をします」

  • Moto3 | ホンダ、世界選手権参戦60周年のスペシャルカラーで参戦

    Moto3 | ホンダ、世界選手権参戦60周年のスペシャルカラーで参戦

    Moto3に参戦するホンダ・チーム・アジアの鳥羽海渡と小椋藍は、「Honda Racing アニバーサリー・イヤー」として世界選手権初優勝マシンのカラーリングで参戦する

    本田技研工業は、1959年6月3日にマン島で開催された開幕戦ツーリストトロフィー(125ccクラス)に日本の二輪メーカーとして初めて世界選手権に参戦。今回、初参戦から60年の節目を迎え、「Honda Racing アニバーサリー・イヤー」として記念イベントを実施した。

    ホンダ・チーム・アジアと所属する鳥羽海渡と小椋藍が61年に初優勝を挙げたマシン、RC143のカラーリングを施したMoto3マシンを披露。最初のイベントとして、27日にTT・サーキット・アッセンのグリッド上で軽量級に参戦する。

    第8戦TTアッセン初日の28日は、レプソル・ホンダ・チームのホスピタリティで共同会見を開催し、61年にホッケンハイムで開催された西ドイツGPで日本人として初優勝を挙げた高橋国光、85年に史上初の2クラス制覇を果たしたフレディ・スペンサー、94年から5年連続してチャンピオンに輝いたミック・ドゥーハン、MotoGPクラス今季総合1位のマルク・マルケス、ホンダレーシング取締役レース運営室室長の桒田哲広、国際モーターサイクリズム連盟会長のホルヘ・ビエガス、ドルナスポーツ最高経営責任者のカルメロ・エスペレータが出席。

    決勝レース日の30日には、高橋国光がRC142(59年マン島TTレース参戦車の復刻車)、ミック・ドゥーハンがNSR500(89年モデル)にそれぞれ乗り込み、最高峰クラスの決勝レース前にデモランを実施する。

    ホンダ 世界選手権参戦60周年のスペシャルカラー

  • ホンダ | 世界選手権参戦60周年

    ホンダ | 世界選手権参戦60周年

    ホンダは、創業当時から世界の頂点を目指し、モータースポーツへの挑戦を続けている。

    1954年に創業者の本田宗一郎が、“世界一への夢の達成”を目指して当時の世界最高峰であるFIMロードレース世界選手権(以下、WGP)の「マン島T.T.レース」への出場を宣言。

    その後5年を費やしてマシンを開発し、1959年6月3日に日本の二輪車メーカーとして初めてマン島T.T.レースの125ccクラスに、鈴木淳三選手、谷口尚己選手、鈴木義一選手、田中楨助選手の4選手がRC142で出場してから、60年の節目をむかえることができた。

    その後、挑戦の歴史は二輪車にとどまることなく、1964年には四輪車の最高峰レースであるFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)のドイツGPにロニー・バックナム選手がRA271で参戦した。そして、その後も長きにわたり、世界の頂点を目指したレース活動を続けてきた。また頂点レースだけでなく、二輪車・四輪車ともに多様なカテゴリーのレースに参戦することで、技術と人を磨くとともに、多くのお客さまと楽しさ、喜び、感動を共有してきた。

    ホンダのレース活動における挑戦の歴史の象徴である、マン島T.T.レース参戦から60周年となる今年を、「Honda Racingアニバーサリー・イヤー」とし、記念イベントを数多く実施していく。

    ホンダは「これまでレース活動を支えていただいた、多くのお客さまやモータースポーツ・ファンの皆さまとともに、喜びを共有していきます。あわせて、ホンダがレースに参戦する意義や歴史を、広く伝えるとともに、次世代にも伝承していきたいと考えています」としている。

  • MotoGP | ホンダ 第8戦 オランダGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第8戦 オランダGP プレビュー

    2019年のMotoGP第8戦オランダGPが、6月28日(金)~6月30日(日)までの3日間、オランダ北東部に位置するTTサーキット・アッセンで開催される。オランダGPは、グランプリで最も長い歴史と伝統を誇り、今年で71度目の開催を迎える。グランプリの歴史において、第1回大会から同一サーキットで開催されてきたのはオランダGPのみ。伝統的に6月最終週の土曜日に決勝レースが行われてきたが、68回大会から、日曜日に開催されることになった。

    長い歴史を誇るアッセンのコースレイアウトは、これまで数多の変遷をたどってきた。グランプリが開催された当初は、公道を使用する16.536kmのロングコースだったが、その後はマシンやタイヤの進化に合わせ、何度もコースが改修された。2006年には、コースの大幅な改修が実施され、長らく使用されてきた5.997kmのコースは4.555kmに短縮。コーナーの数も23から18へと少なくなった。

    5.997kmの旧コースは、高速コーナーが連続するリズム感あふれるレイアウトで、選手たちから愛されていた。現在の4.555kmのコースは、周回数を多くすることで、サーキットを訪れる観客やテレビの視聴者を楽しませようという、時代のニーズに合わせたものだが、旧コース同様、高速サーキットという特徴に変わりはない。

    フィリップアイランド(オーストラリアGP)、シルバーストン(イギリスGP)、ムジェロ(イタリアGP)に匹敵するこの高速サーキットは、流れるようにリズムある走りができることから選手たちから高い評価を得ている。また、パッシングポイントが多いことから、毎年、熱いバトルが繰り広げられる。

    その一方で、アッセンは天候が変わりやすく、ときに選手たちを悩ませます。目まぐるしく変化する天候は“ダッチウェザー”と呼ばれ、天候に合わせたセットアップがリザルトに大きく影響するため、チームと選手には集中力が求められる。今年の長期予報は、概ね、晴れ。レースウイークは、30℃前後の暑さが予想される。

    ここまで7戦を終えて、総合首位につけるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、第2戦アルゼンチンGP、第4戦スペインGP、第5戦フランスGP、そして第7戦カタルニアGPで優勝している。そして、開幕戦カタールGPで2位、第6戦イタリアGPで2位と、4勝を含む6度の表彰台で総合首位をキープ。ホームGPとなった前戦カタルニアGPでは、5年ぶりの優勝を達成し、地元ファンの期待に応えた。決勝日の翌日に行われた公式テストでは、モディファイを受けたニューシャシーとニューカウルでの空力テスト、さらにタイヤテストなど多くのメニューをこなし、オランダGP、ドイツGPと続く今季初の2連戦に向けて準備を進めた。

    こうして、開幕戦からRC213Vのパフォーマンスを遺憾なく発揮してきたマルケスだが、ヨーロッパラウンドに入ってからは特に好調で、今季初の2連戦に挑む。昨シーズンは、この2連戦を完封してチャンピオン争いを有利にした。今年もオランダ、ドイツの2連戦を確実に走り切って、シーズン前半を締めくくる意気込みです。

    マルケスはこれまで、アッセンで通算5勝を挙げている。125ccクラス時代の10年に大会初優勝を達成。Moto2クラスでは、11年、12年と2年連続で優勝し、MotoGPクラスでは、デビューした13年に2位、14年の大会ではフラッグ・トゥ・フラッグの難しいレースを制した。15年は最終ラップの最終シケインでバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)と接触して2位。惜しくも優勝を逃した。16年は再び不安定な天候で“フラッグ・トゥ・フラッグとなり、大荒れのレースの中で2位フィニッシュ。17年も“フラッグ・トゥ・フラッグ”となり、優勝争いに加わりながらもチャンピオンシップを優先、着実に走って3位でフィニッシュした。そして、天候に恵まれた昨年は、大集団となった優勝争いを制し、14年以来の優勝を達成。今年は大会2連覇を目指す。7戦を終えて総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に37点差。ミスのない戦いをすることはもちろんだが、マルケスならではの攻めの走りが期待される。

    7戦を終えて総合8位につける中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、今大会もトップ10フィニッシュを目指す。今年は開幕戦から好調で、転倒リタイアに終わったフランスGPを除き、すべてのレースでトップ10フィニッシュを果たした。第6戦イタリアGPではベストリザルトの5位でフィニッシュ。前戦カタルニアGPでは、16番手という厳しいグリッドからのスタートとなり、転倒者の多い難しいレースとなったが、粘り強い走りで8位でフィニッシュした。昨年の大会はリアのグリップ不足と旋回性に苦しみ、加えてシケイン不通過のペナルティーもあり19位に終わっている。アッセンは、Moto2時代の16年に初優勝を達成している得意のサーキット。今大会もトップ10フィニッシュはもちろんのこと、MotoGPクラスのベストリザルトに挑む。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、7戦を終えて総合10位。今年は開幕戦カタールGPで大会初表彰台獲得となる3位でフィニッシュ。幸先のよいシーズンのスタートを切った。しかし、それからは不運のレースや転倒などもあり、思うような結果を残せていない。前戦カタルニアGPでは表彰台争いに加わりたが転倒リタイア。悪い流れに歯止めをかけるチャンスだったが、それを果たせなかった。

    これまでアッセンでは、3位表彰台に立った13年をはじめ、17年の大会では4位。昨年は8台に膨れあがったトップ集団の中で6位でフィニッシュした。アッセンでは、これまで表彰台にあと一歩というレースを何度も経験している。前戦カタルニアGP後のテストでは、セットアップの方向性を確認してこれからの戦いの準備を終えた。今大会の走りに注目される。

    今季、Repsol Honda Teamに移籍したホルヘ・ロレンソは、第5戦フランスGPの11位を最高位に総合15位と苦戦している。課題はコーナーリング。そのコーナーリングスピードに大きく影響するマシンのバンク角が不足しているロレンソだが、レースをこなす毎にタイヤのエッジグリップをうまく使えるようになり、コーナーリングスピードも上がってきた。本来の走りが出来れば、優勝候補の常連になる選手だけに、今大会の走りに大きな注目される。前戦カタルニアGPは痛恨の転倒でリタイア。今大会はその雪辱に挑む。

    今年はHondaにとって世界選手権参戦60周年を迎える。グランプリの長い歴史の中で、唯一、連続開催となっているアッセンでセレモニーが行われる。過去、アッセンでは、MotoGP(500cc)で21勝、250cc14勝、350cc6勝、Moto3(125cc含む)18勝、50cc3勝を挙げてきた。これまでグランプリ通算778勝を挙げているHondaが、記念すべき大会に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「オランダGPの行われるアッセンは、連続する高速コーナーの切り返しで、正確で安定した走りをすることが重要になります。過去の戦いでは、いいバトルを何度も繰り広げてきました。そして、すばらしいショーをファンに見てもらえたので、今年もアッセンでレースをすることがとても楽しみです。日曜日はきっとすばらしいレースができると思います。天気もよさそうなので、力強い走りをする自信があります」

    中上貴晶(MotoGP 総合8位)
    「カタルニアのレースとテストを終えてアッセンに来ました。テストはとても有意義なもので、今後に向けて大きな成果がありました。2019年型RC213Vのテストができました。18年と19年のマシンの違いを知ることは、とても興味深くポジティブでした。アッセンは好きなサーキットなのでとても自信があります。アッセンは不安定な天候が多いサーキットですが、どのようなコンディションに対しても準備をしっかり整えたいと思います。気温が上がったら、レースディスタンスのパフォーマンスに集中して取り組みます。カタルニアGPでは予選で苦労しました。レースではいいグリッドを獲得することがとても重要なので、そこを改善できるようにがんばりたいです。まずは予選に集中して取り組み、次にレースに集中したいです。今大会もポテンシャルを見せられるようにがんばります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合10位)
    「カタルニアGPではスピードがあることを見せることができましたが、うまく結果につなげることができませんでした。今週はオランダGPですが、またアッセンを走れることがうれしいです。このサーキットは歴史があり特別な場所です。今年は特にHondaが世界選手権参戦60周年の記念すべき年であり、重要な通過点となりますが、Hondaのレース史に関わることができてうれしく思います。アッセンのレイアウトはユニークで、とても好きです。過去に表彰台を獲得したこともありますし、昨年は大集団の優勝争いとなり、トップと4秒差でフィニッシュ。MotoGPの歴史でも、最もすばらしいレースの一つとなしました。LCR Honda CASTROLチームは今年、すばらしい仕事をしています。日曜日にまたトップグループで戦えることを願っています」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合15位)
    「今シーズン、最も安定した走りができたバルセロナを終えて、アッセンに来ました。バルセロナの決勝では、思ったような結果は残せませんでしたが、レースウイークを通して強くなることができたし、マシンを改善することができました。今週末もこのような週末にしたいです。Repsol Honda Teamとともにいい仕事を続けて、バルセロナのようなスピードを出せたらと思っています」

  • MotoGP |  ヤマハ 第8戦 オランダGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第8戦 オランダGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、アッセンへ
    今週末、アッセンTTサーキットで開催される第8戦オランダGPのスタートを待ちきれないMonster Energy Yamaha MotoGP。前回カタルニアでは上位を走りながらともにリタイアに終わったバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、その翌日に行われたテストでも多くの成果を獲得しており、好調を維持してウイークに臨む。

    ロッシはモーターサイクル・レースの”聖地”とも呼ばれるアッセンで数多くの好成績を残している。最高峰クラスでは合計8回(2002年、2004年、2005年、2007年、2009年、2013年、2015年、2017年)の優勝のほか、2001年に2位、2003年に3位と大活躍。低排気量クラスでも、250cc(1998年)と125ccクラス(1997年)で優勝、250cc(1999年)で2位を獲得している。前回はわずか2ラップで多重クラッシュに巻き込まれてノーポイントとなったが、ここでその雪辱を果たし、ランキング5位からの浮上を目指す。

    チームメイトのビニャーレスもロッシと同様のアクシデントに見舞われた。しかし決勝翌日に行われたテストではファステスト・ラップを記録する好調ぶり。ここアッセンでもその勢いを維持し、前回は届かなかった表彰台に上ることが目標となる。2011年は125ccクラスで優勝、2012年はMoto3で優勝、2013年は同2位、2014年はMoto2で2位と、過去8年で2回の優勝を含めて4回、表彰台に上っている。

    アッセンTTサーキットは1955年、ダッチGPの開催地として建造。しかしそれ以前の1949年から、公道コースとしてモーターサイクル世界選手権に使用されていた。現在のアッセンは全長4.5km、6つの左コーナーと12の右コーナーを持つ。マシンの素早い向き換えや、高速コーナーと低速コーナーの適度な組み合わせがライダーたちに好まれている。とくにメインストレートへと続くGeert Timmerと名付けられたシケインでは毎回のようにオーバーテイクが繰り広げられ、グランドスタンドから激しい攻防を見守ることができる。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team、意気揚々とアッセンへ
    第7戦では初表彰台を獲得するなど急成長を続けているPETRONAS Yamaha Sepang Racing Team。ファビオ・クアルタラロとフランコオ・モルビデリは今週末、第8戦オランダGPに臨む。

    クアルタラロは世界選手権デビューシーズンの2015年にMoto3クラスで、昨年はMoto2で、いずれも2位を獲得しており、ここアッセン・サーキットには非常に良い印象を抱いている。MotoGPで初参戦となる今年も開幕以来の好調をそのままに、さらに上のポジションを目指す。クアルタラロは第7戦終了時点で合計51ポイントを獲得してランキング7位。これまでにMotoGPマシンで6,871.92km、1,402ラップを走行し、前回カタルニアGPフリープラクティス第3セッションでの転倒を除いてほとんどミスは見られない。

    チームメイトのモルビデリもMoto2で表彰台に上った経験を持ち、2016年に3位、2017年には優勝を果たしてその年にチャンピオンに輝いている。前回のカタルニアGP後のテストでも好調ぶりを見せており、その成果を結果につなげるべく第8戦に臨む。シリーズポイントでは合計34ポイントのランキング12位につけている。

    オランダGP決勝は6月30日(日)、現地時間14:00にスタート。全26ラップで競われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「ここからはアッセン、ザクセンリンクと2週連続のレースになります。前回はピット内での作業が非常に順調に進んでいて、実際にスピードとペースが十分に上がっていました。決勝も最初の2ラップはとてもフィーリングが良かったのです。ここオランダでも、またトップを目指してハードワークに取り組みます。カタルニア・テストでの好調ぶりを生かすことができるでしょう。ベストを尽くします」

    マーベリック・ビニャーレス
    「カタルニア・テストを終え、高いモチベーションを持ってアッセンに来ています。テストはとても順調で、前回レースでの好フィーリングを再確認することができました。セッティングについては開幕以来、最高の状態と感じており、カタルニアGPでも、あのアクシデントが発生するまではそれが十分に発揮されていたと思います。M1の好調ぶりを確かめるためにも、早くマシンに乗りたいです。チャンピオンシップは残念ながら、すでに手から離れてしまっていて、事実上、タイトル獲得は不可能です。だからこそ、来シーズンとその先の未来を見据えて、できるだけ多くのポイントを手にしてシーズンを終えたいと思っています」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「カタルニアGP翌日のテストで大きな収穫を得ることができ、自信と少しの野心を持ってアッセンに臨みます。前回は非常に残念な結果に終わり、チャンピオンシップの展望にも重大な影響を及ぼすことになってしまいました。しかしながら、私たちはここからまた力強く復活することを決意しており、カタルニアでの不運をモチベーションの燃料として、さらに上を目指そうとしています。表彰台に立ちたい。そのためにすべてのセッションでトップを走ることが私たちの目標です。バレンティーノとマーベリックはアッセンのコースを気に入っているので、自信を持って臨み、良い結果を得られると確信しています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコオ・モルビデリ
    「前の2回のレースは最終的に残念な結果になってしまいましたが、私たちとしては良いフィーリングを残すこともできました。とくに前回のカタルニアではフロントローを獲得できましたし、そのあとのテストでもハイペースをつかみました。今回も好調のまま臨み、ここまでの成果を決勝で生かせるようベストを尽くします。アッセンは相性が良く、2017年には優勝もしているのでウイークのスタートを待ちきれない気持ちです。目標は好順位で走り切ること。総合ランキングのための高ポイントを期待しています」

    ファビオ・クアルタラロ
    「前回の好成績でますますモチベーションが上がっています。でも冷静さを失うことなく、これまで通りの仕事を続けていくことが大切です。自分たちの目標が何であるかは、常にはっきりと意識しています。これからもルーキー・オブ・ザ・イヤーから目線をそらすことなく、ステップ・バイ・ステップで前進するのみです。今の取り組み方を続けていくことができれば必ず、ポールポジションや優勝など、成功にたどり着けると確信しています。前腕の手術後の経過も順調。先週のテストも好調でしたし、アッセンでは2回、表彰台に上った経験もあるので、ウイークのスタートを楽しみにしています」