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  • MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 予選レポート

    マルケス今季10回目のポールポジション獲得。クラッチローは5番グリッドから決勝に挑む。
    MotoGP 第16戦日本GPは、19日、フリー走行と予選を行い、前戦タイGPでライダーズタイトルを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季10回目のポートポジション(PP)を獲得した。過去、ツインリンクもてぎでは2度の優勝(125cc、Moto2クラス時代を含めると4勝)を達成しているマルケスですが、これがツインリンクもてぎでは初めてのPP獲得となった。

    初日のフリー走行では、これまでと違うセッティングにトライしたこともあり、3番手でしたが、ウエットコンディションとなった今日のFP3では2番手、FP4ではトップタイムをマークし、ドライでもウエットでも準備を整えた。明日の決勝では今季10勝目を目指す。

    初日12番手のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、Q1でトップタイムをマークすると、Q2で5番手と大きくポジションを上げた。午前中のFP3、午後のFP4はウエットコンディションとなり、ダイレクトでのQ2進出は果たせなかったクラッチローだが、この日初めてのドライコンディションとなったQ1でリズムをつかむと、Q2でさらにタイムを短縮した。決勝では、2年連続表彰台獲得と今季初優勝の期待も膨らむ。

    今大会を終えると右肩の治療のために終盤の3戦を欠場することが決まっている中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、フリー走行がウエットコンディションとなったことで肩への負担が軽減された。そのため、全セッションでしっかり周回を重ね、タイムも着実に短縮したが、ドライコンディションとなったQ1では3番手に終わり、惜しくもQ2進出を逃した。しかし、初日のフリー走行で感じた右肩の不安がやや解消されたことで、決勝に出場することを決断した。決勝レースの目標はトップ10。今季ラストランに全力で挑む。

    ホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、ウエットコンディションとなったFP3とFP4でリズムをつかめず、辛うじてドライコンディションとなったQ1でも完全な走りができず、19番手に終わった。初日のフィーリングのよさがウエットコンディションで中断されたかたちのロレンソだが、過去3回優勝しているツインリンクもてぎで、今季ベストを目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「MotoGPクラスでは、初めてもてぎでポールを獲得できて、とてもうれしいです。ここが、全サーキットの中でPP(ポールポジション)を獲得していない最後の一つだったとは気がつきませんでした。もてぎでは、いつも少し苦戦してしまうのですが、今日は予選のセットアップがとてもうまくいき、これまでとは違うかたちで走ることができました。Hondaのホームコースでポールポジションからスタートすることは大切なことです。FP4から強さを感じていましたが、コンディションが本当に普通ではありませんでした。ラインを外すと、まだ少し濡れていました。明日はヤマハ勢とドゥカティのドヴィツィオーゾからのプレッシャーがあると思うので、ウォームアップ走行で少し作業を進めたいと思います。目標は優勝です。コンディションを見極めたいと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 5番手)
    「今日はそれほど悪くありませんでした。昨日はあまりいい日ではなかったので、その状況を好転させることができてよかったです。予選はウエットの部分がたくさん残っていたので難しかったです。フィーリングはよく、プッシュすることができました。ウエットパッチに乗ってしまいコンマ数秒落としてしまいましたが、ベストは尽くし、2列目を獲得できました。明日が楽しみです。表彰台を獲得できることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 13番手)
    「昨日は、右肩が本当に厳しい状態でしたが、今日はウエットコンディションになり、肩への負担がかなり軽減されました。FP3、FP4と周回数もこなせましたし、FP3では1分56秒台までタイムを短縮して、安定したアベレージもこなせました。ウエットコンディションでも路面コンディションがよくなったFP4では、1分51秒台までタイムを上げることができて9番手につけました。そしてライン上が乾き、スリックタイヤで挑んだQ1では、もう少しでQ2進出を果たせるところまでいきました。今日は全体的に肩を休めることができたこともあり、明日の決勝に出場します。厳しいレースになることは覚悟していますが、大勢のファンの声援がすごく力になるし、一つでも上のポジションを狙います。簡単ではありませんが、目標はトップ10です。最後まで全力を尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 19番手)
    「今日は自分にとって難しい一日となってしまいました。ミックスコンディションはいつも苦手ですが、今日もコース上に水のあるところが2カ所ほどあり慎重になりました。そこでタイムをロスしてしまいました。昨日からのスピードを再現することができず、とても残念でした。19番手からのスタートは理想的とは言えませんが、天気がよくなりそうなので期待しています。ウォームアップと決勝がドライになれば、これまでよりもいい結果が狙えると思います」

  • MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 予選レポート

    Monster Energy Yamaha、予選でグリッド2列目と4列目を獲得
    変わりやすい天候に翻弄されたウイーク2日目。Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはそれぞれQ2で4番手と10番手を獲得した。懸命のハードプッシュを見せたビニャーレスは僅差でフロントローを逃し、グリッド2列目からスタート。ロッシは路面が乾きはじめたFP4で好タイムを記録したものの、Q2では同様のフィーリングをつかむことができず4列目となった。

    ビニャーレスはクリアラップを確保するため最後尾からスタート。すぐさま5番手につけたものの、ライバルたちのペースが上がるなかで6番手に後退してピットに戻ってきた。この時点で残り時間は7分。2分後にコースに復帰したときには9番手まで下げていたが、ふたつのセクションでベストタイムを更新するなどペースを上げ、1分46秒090で2番手へ浮上した。このあともう1ラップのチャンスが残っていたが、タイムを短縮することはできず、4番手へ後退してセッションを終えた。トップとの差は0.327秒だった。

    チームメイトのロッシは最初のトライで6番手につけ、さらにペースを上げていったが順位では11番手へ後退。ここでピットに戻り、素早くタイヤを交換して2度目のアタックでポジションアップを目指した。順調にペースを上げたものの、ポジションを上げることはできず12番手へ後退。最終ラップで1分46秒558へと更新し、A・エスパルガロ(アプリリア)と同タイムの9番手に浮上した。しかしエスパルガロが1ラップ前に記録していたため、ロッシは10番手となりグリッド3列目を逃すこととなった。

    PETRONAS Yamaha SRTがダブル・フロントロー!
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロは、難しいコンディションを克服して、それぞれ2番手と3番手を獲得。ふたりが揃ってフロントローからスタートするのは今季3度目となる。

    FP3とFP4のほとんどがウエットコンディションとなった中、モルビデリはQ2でこの日初のスリックタイヤを履いたが、素早く適応して1分45秒895を記録。トップに0.132秒差と迫り、スペインGP以来今季2度目の2番手を獲得した。

    クアルタラロはモルビデリに0.049秒差、ポールポジションに0.181秒差の1分45秒944で3番手となり、今季10度目となるフロントローを獲得。昨日のフリープラクティスでトップ、また前回タイGPでは終始、優勝争いを展開するなど絶好調が続いており、明日の決勝ではトップサテライトのリード拡大を目指すほか、ルーキー・オブ・ザ・イヤー決定の可能性にも期待がかかる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(予選4番手/1分46秒090)
    「このように路面が徐々に乾いてゆくコンディションでは、いつも苦戦していたのですが、今日は非常に好調でした。セカンドローの先頭は目標にかなり近いものなので、満足していますし、モチベーションも上がっています。明日はきっといいレースができると思います。もちろんトップを目指しベストを尽くします」

    バレンティーノ・ロッシ(予選10番手/1分46秒558)
    「ブレーキング性能を向上させるために、いつもと少し違うものを試してきました。難しい仕事ですが、あきらめずにトライを続けています。今日もブレーキングは万全の状態ではありませんでしたが、それ以外のセッティングは、かなりいいところまで来ています。FP4が好調だったので、Q2ももう少し上げていけると思っていましたが、終わってみればこのような結果になっていました。明日は完全なドライになりそうです。昨日のドライではいいペースが出ていました。今日もほぼドライでしたが、誰もがコンディションに苦しめられました。明日までにもう少しでも改善し、ポジションを挽回していきたいと思います」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「予想していたとおり、天候が今日の順位に大きく影響しました。コースコンディションが刻々と変わり、FP3はウエット、FP4は半々、そしてQ2はほとんどドライという状態でした。ビニャーレス選手はこれによく適応し、どんな状況でもよい走りができて、すべてのセッションでハイペースを維持していました。フロントローを狙っていましたが、最後にほんのわずかの差で逃してしまいました。それでも2列目も十分に好位置であると言っていいと思います。ロッシ選手はFP4終盤、路面が乾いていく状況のなかでソフトタイヤに好感触を得ていたので、Q2でももっと上へ行けるはずでした。グリッド4列目からでは厳しいレースになると思いますが、明日は一日中、晴れるようなので、そこへ向かってよい準備をしていきます。午前中のウォームアップでいくつかのアイディアを試し、タイヤチョイスも行います。フルドライを期待しています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ(予選2番手/1分45秒895)
    「昨日のドライに続き、今日はウエットでもとてもいい仕事ができました。予選はハーフウエットからハーフドライになりましたが、そこでも速さを見せることができ満足のセッションになりました。FP4の最後でスリックタイヤを試していなかったので、Q2でここまでいい走りができるとは思っていませんでした。天候が大きく影響しましたし、昨日は1秒もペースが速かったのですから、ライバルたちと差を計るのは簡単ではありませんが、決勝のなかでそれを明らかにすることができるでしょう」

    ファビオ・クアルタラロ(予選トップ/1分45秒944)
    「ウエットでもドライでもいいペースが出ていましたが湿気には弱いところがあったので、今日は、このようなコンディションのなかで大きく前進できたと思います。プランにはなかったことですが、問題を解決できたのは素晴らしいことです。明日のウォームアップでもう少しペースを上げ、決勝では好スタートを決めなければなりません。フィーリングはとてもよく、今回もまた表彰台争いを目指していけると思います。100%の力を注ぎ、トップを目指します」

  • MotoGP | 第16戦 日本GP 予選:マルク・マルケスがもてぎ初ポール獲得

    MotoGP | 第16戦 日本GP 予選:マルク・マルケスがもてぎ初ポール獲得

    2019年のMotoGP 第16戦日本GPの予選が10月19日(土)にツインリンクもてぎで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が最高峰クラスではもてぎで初となるポールポジションを獲得した。

    気温20度、路面温度21度の曇り空のもと、マルク・マルケスは1分45秒763をマークし、今季10度目、最高峰クラス62度目、キャリア通算90度目のポールポジションを奪取した。

    2番手にはフランコ・モルビデリ、3番手にはファビオ・クアルタラロが続き、ヤマハSRT勢がフロントローを獲得。2列目にはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、カル・クラッチロー(LCRホンダ)、ジャック・ミラー(プラマック)が並ぶ。

    ドゥカティ勢はアンドレア・ドヴィツィオーゾが7番手、ダニオ・ペトルッチが8番手と3列目に並ぶ。

    バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は11番手。中上貴晶(LCRホンダ)は、Q1敗退を喫して明日の決勝は13番グリッドからスタートする。

    Pos. No. Rider Team Motorcycle Time
    1 93 M.マルケス レプソル・ホンダ・チーム ホンダ 1’45.763
    2 21 F.モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT ヤマハ 1’45.895
    3 20 F.クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT ヤマハ 1’45.944
    4 12 M.ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP ヤマハ 1’46.090
    5 35 C.クラッチロー LCRホンダ・カストロール ホンダ 1’46.189
    6 43 J.ミラー プラマック・レーシング ドゥカティ 1’46.337
    7 4 A.ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム ドゥカティ 1’46.410
    8 9 D.ペトルッチ ドゥカティ・チーム ドゥカティ 1’46.427
    9 41 A.エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ アプリリア 1’46.558
    10 46 V.ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP ヤマハ 1’46.558
    11 42 A.リンス チーム・スズキ・エクスター スズキ 1’46.600
    12 36 J.ミル チーム・スズキ・エクスター スズキ 1’46.616
    13 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ ホンダ 1’46.998
    14 63 F.バニャイア プラマック・レーシング ドゥカティ 1’47.594
    15 44 P.エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング KTM 1’47.654
    16 88 M.オリベイラ レッドブルKTMテック3 KTM 1’47.894
    17 82 M.カリオ レッドブルKTMファクトリー・レーシング KTM 1’47.979
    18 17 K.アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング ドゥカティ 1’48.121
    19 99 J.ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム ホンダ 1’48.492
    20 55 H.シャーリン レッドブルKTMテック3 KTM 1’48.522
    21 50 S.ギュントーリ チーム・スズキ・エクスター スズキ 1’49.186
    22 29 A.イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ アプリリア 1’49.243
      53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング ドゥカティ  
  • MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 初日レポート

    Monster Energy Yamaha、もてぎの初日にダブルトップ5獲得
    第16戦日本GPがツインリンクもてぎでスタート。Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはベースセッティングに手ごたえを掴み、ビニャーレスはFP1でトップ、FP2で2番手を獲得して総合2番手と絶好調。チームメイトのロッシは終始、ユーズドタイヤを使用しながら総合5番手につけた。

    FP1の序盤で早々にトップ立ったビニャーレスは、その後、特徴的なストップ&ゴーのコースにセッティングを適合させることにエネルギーを集中。そのなかで徐々にラップタイムを更新し、セッション開始から25分後にはもう一度トップに返り咲いたが長くは続かなかった。しかし最後の5分で全車がアタックをはじめると、マシンをプッシュしトップを奪還。1分45秒572のベストタイムで0.258秒差をつけファビオ・クアルタラロの追撃を退けた。

    午後からのFP2も着実に前進。終盤までトップに近い位置を維持したあと、リアタイヤをソフトコンパウンドに替えてアタックに挑むと1分45秒085で再びトップに浮上。その後、クアルタラロが上回り、0.321秒差で総合2番手となった。

    一方のロッシはFP1の開始早々に3番手へ。その後はロッシ自身が事前に語っていたとおり、ユーズドタイヤを使用して決勝用セッティングに専念した。セッション終盤にはライバルたちがニュータイヤに履き替えてアタックを行ったが、ロッシはピットに戻ることなくそのまま続行。その結果、トップのビニャーレスから0.848秒差の12番手となった。

    FP2も様々なセッティングオプションを試しながら複数のタイヤスペックをテスト。その後、マシンに問題があったため、セッティングを素早く調整してセカンドマシンで走行。残された時間は極めて短かったが、終了数分前に4回目の走行を開始して冷静に1ラップ。残り10秒でフィニッシュラインを通過すると、最後のラップに全力を注ぎ、1分45秒466へ更新して5番手に浮上した。トップとの差は0.702秒だった。

    クアルタラロが初日総合トップ! モルビデリも6番手と健闘
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリは日本GPのウイーク初日、FP1とFP2の総合結果でそれぞれトップと6番手を獲得する好調なスタートを切った。2日目・土曜日は午前中に雨が予想されているため、この結果が非常に重要な意味を持つこととなる。

    MotoGPで初めてツインリンクもてぎを走るクアルタラロは、午前中のFP1ではコースに慣れることに重点を置きながらも2番手獲得と好調。午後からのFP2では1分44秒764のベストタイムで2番手以下をコンマ3秒も引き離した。明日はウエットコンディションを経験することで、マシンの理解をさらに深めるチャンスにも恵まれそうだ。

    チームメイトのモルビデリも好調。FP1ではクアルタラロに続く2番手を獲得し、第2セッションとの総合タイムではトップから0.798秒差の6番手。セッティングは確実に向上しており、クアルタラロ同様、明日は異なるコンディションで新たなトライを行う予定だ。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(フリー走行総合2番手/1分45秒085)
    「とってもうれしい結果に、今日は非常にポジティブです。明日の天気がどうなるかわからないので、セッティングでたくさんのことを試しましたが、すべてに好感触を得ることができましたし、実際、両セッションともフィーリングは本当にすばらしかったのです。明日はもう一歩前へ、とくにメカニカルな部分でさらに改善を図りたいと思っていて、そのための最善の方法を見つけ出すことが重要です。またウエットでも速さを維持したいと思っています。もともとヤマハの得意とするところで、常に上位をキープできます。ですから明日の予選では、雨でもフロントローを狙っていきます。今日は心拍数を測定したのですが、ブレーキングで何度か上がっていました。ここが最も手間取る場所というわけです。10~11ラップも走ると実感するようになります」

    バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合5番手/1分45秒466)
    「明日の天気予報が雨なので、タイムアタックのための時間を最後に少し残しておこうと考えていました。でも残念ながらマシンにブレーキングで問題が出てしまったので、タイヤを外し、セッティングの異なるセカンドマシンに装着しなければなりませんでした。それでも何とか、4回目の走行の2ラップ目を残り10秒でスタートすることができて、そこで好タイムを出してトップ10に入ることができました。明日の天候を考えれば、これはとても重要なことです。それ以外は、それほど悪くありません。ペースも順調です。多くのライダーが、リアにソフトコンパウンドを選んでペースを上げています。私たちはどうすべきか、これからよく考えたいと思います。明日もハードワークは続きますが、初日としては非常に順調です」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「日本GPを好調にスタートすることができました。とくに明日の雨を考えると、初日によい仕事ができたことを評価したいと思います。試したいことがいくつかあったので、できるだけ多くをこなせるようハードワークに励みました。ビニャーレス選手はスタート直後からスピードがあり、すべてにおいて自信を持って臨み、その結果としてトップと2番手を獲得。ロッシ選手はFP1、FP2ともにユーズドタイヤでのライディングに集中し、いよいよタイムアタックに挑もうとしたときにマシンに問題が出て時間を費やしてしまったのですが、幸い、チェッカーが出される10秒前にラインを通過することができたので、最後の1ラップで記録を更新して5番手を獲得しました。ビニャーレス選手もロッシ選手も総合的には非常に順調で、周回を重ねたタイヤでもハイペースを維持できました。明日の天気を考えれば、ふたり揃ってトップ10に入れたことは非常に重要です。私たちにとって決して楽ではないこのコースで、ヤマハの4台がトップ6に入っている事実が、ヤマハの進化を証明しています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(フリー走行総合トップ/1分44秒764)
    「両セッションともハイペースを維持。初日を順調に終えることができました。タイムアタックではリアタイヤがもう少し効いてくれると思っていただけに大満足とはいきませんでしたが、この好調を喜ぶべきでしょう。初日からたくさんのことを試し、興味深いデータを収集することができました。明日は雨の予報なので、今から準備万端と言うのは気が早すぎるかもしれませんが、良い方向へと進んでいることは間違いありません」

    フランコ・モルビデリ(フリー走行総合6番手/1分45秒562)
    「FP1ではブレーキングのポイントを見つけるのに苦労しました。ここもてぎはヘビー・ブレーキングの箇所がたくさんあるので、初めはなかなかうまくいきませんでした。でも周回を重ねるうちにラインがわかってきて、改善すべき点も明らかになりました。そして一日の終わりには、タイムアタックだけでなく決勝ペースでも大きな成果をあげることができたのです。今日は合計40ラップを走行しましたが、走れば走るほど多くを学べたのです。ですから明日、予報に反して晴れてくれたら、もっともっと速くなれると思います。逆にウエットコンディションになれば、ただコースへ出てベストを尽くすだけです。MotoGPではウエットの経験が少ないので予想がつきませんが、Q2進出の権利は確保できているので、あとは予選で前の3列までを目指したいと思います」

  • MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP プレビュー

    タイトルを獲得したマルケスがホームGPに凱旋。今大会は、コンストラクターズタイトル獲得に挑む。
    ロードレース世界選手権 第16戦 日本GPが、10月18日(金)~20日(日)の3日間、栃木県・ツインリンクもてぎで開催される。ツインリンクもてぎでは、1999年に初めて日本GPが開催された。2000年から03年までの4年間は、鈴鹿サーキットで日本GP、ツインリンクもてぎでパシフィックGPと日本で年2回開催が実現した。04年からはツインリンクもてぎだけの開催となり、日本GPの舞台として定着した。

    日本GPが秋の開催になったのは2010年からで、シーズン終盤のタイトル決定の一戦として、世界のレースファンの注目を集めてきた。今年は前戦タイGPでマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がシーズン9勝目を挙げて4年連続6度目のタイトルを獲得した。今年の日本GPは、マルケスにとって初めてタイトルを獲得して迎えるHondaのホームGPとなるが、チャンピオン争いのプレッシャーから解放されたマルケスの走りに大きな注目が集まる。

    これまでマルケスは、日本GPで多くのファンの記憶に残るレースをしてきた。タイトル王手で迎えた14年は、2位表彰台に立ち2年連続でチャンピオンを決めた。この年は15戦を終えて11勝を挙げるすばらしい走りで、Hondaとしては初めてホームグランプリでのタイトル獲得となり、ファンも関係者も歓喜に沸く大会となった。

    翌15年はタイトル獲得を果たせなかったが、16年は再び日本GPがタイトル決定の舞台となり、マルケスはシーズン5勝目を挙げて2年ぶりにタイトルを獲得。17年は、雨のレースで総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とし烈な優勝争いを繰り広げて2位。続くオーストラリアGP、マレーシアGPの連戦では1勝づつ挙げて互角の戦い。そして最終戦決着となったバレンシアGPで先着の3位になり、見事、2年連続、最高峰クラスで4度目のタイトルを獲得した。昨年は、3度目のタイトル王手で日本GPを迎え、シーズン8勝目を挙げて3年連続5回目のチャンピオン獲得を果たした。

    マルケスは、13年に史上最年少記録で最高峰クラス初のポールポジション(PP)、優勝、そしてタイトルを獲得した。14年はシーズン最多PP記録(13回)と最多優勝記録(13勝)を達成した。以後も多くの史上最年少記録を更新し続けてきた。今年は史上最年少26歳で最高峰クラス6度目、通算8回のタイトル獲得を達成。最高峰クラス6回のタイトル獲得は、ジャコモ・アゴスチーニの8回、バレンティーノ・ロッシの7回に続く歴代3番目の記録となり、偉大な記録をブレイクする可能性が大きくなった。チャンピオンとして日本GPに凱旋するマルケスの今季10回目のPPと10勝目に大きな注目が集まっている。

    総合9位のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、ツインリンクもてぎで今季3度目の表彰台獲得に挑む。これまでツインリンクもてぎでは、ウエットコンディションとなった15年に6位、ドライコンディションで行われた16年に5位と着実に苦手意識を克服してきた。17年は転倒リタイアに終わったが、18年の大会では2位表彰台に立ち、今年は日本GP初制覇に挑む。

    ホームグランプリを迎える中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、大会開幕を前に来季の継続参戦が発表され、地元ファンの前で今季最高のモチベーションで挑む。Moto2クラスに出場していた17年はPP獲得を果たして決勝6位。MotoGPクラス初挑戦となった昨年は予選12番手。決勝はレース中に接触がありコースアウトを喫し、その後、猛列に追い上げて15位でフィニッシュした。今年は、これがシーズン最後のレースとなる。シーズン中の転倒事故で右肩を痛め、日本GP終了後に手術を行うため終盤の3戦を欠場する。万全な体調ではありませんが、ベストグリッド、ベストリザルトに挑む。

    ケガから復帰して5戦目を迎える迎えるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、HondaのホームGPで今季ベストに挑む。過去、日本GPでは、09年、13年、14年と3度の優勝を達成しています。本来の走りがまだできていない状態だが、Hondaファンの声援の中で今季最高の走りが期待される。

    15戦を終えてコンストラクターズポイントでは、2位のドゥカティに77点差。今大会、75点差以上なら4年連続25回目のコンストラクターズタイトルが決まる。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「Hondaのホームで行われるレースは特別です。もてぎでは、これまでタイトルを獲得したレースは何度かありますが、今年はチャンピオンとして大会を迎えます。タイトル獲得に向けて、いつも支えてくれるHondaとHRCのすべてのひとに会うことができます。そして、今大会からは別のタイトル獲得に向けてがんばらなければなりません。まだコンストラクタータイトルとチームタイトルが残っています。もてぎのレース、そして日本のファンは特別です。とても楽しみです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
    「タイGPは難しい週末だったので、今週末は前進しなければなりません。毎年そうですが、今年もHondaのホームレースをとても楽しみにしています。昨年は2位という最高の結果を残すことができました。今年もレースウイークを通してすべてのHondaのひとに会えることを楽しみにしています。日曜日はチームとHondaのために全力を尽くします。もてぎから連戦となり忙しくなりますが、いい結果を出して、オーストラリアとマレーシアに向けてエネルギーになることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 総合12位)
    「僕にとってホームグランプリはとても重要です。なにより日本のファンに会えるのがとても楽しみです。今週末はたくさんのファンがもてぎに来てくれることを願っています。なぜならみんなの応援がモチベーションにつながるからです。目標はいつもと同じで、レースに向けて一生懸命取り組み、トップ6に入ることです。日曜日には全力を尽くします。どのような週末になるのか楽しみです。LCR Honda IDEMITSUのためにすばらしい仕事ができるようにがんばります。アッセンで転倒してから肩の状態がよくないので、僕にとっては今シーズン最後のレースになります。来週手術を行うというのはとても難しい決断でした。来シーズンはもっと強くなって戻ってこれたらと思います。また一年、HRCとLCR Hondaと一緒に仕事ができることを発表できてとてもうれしく思います。とても強いきずながあります。来年がとても楽しみです。来年は僕の本当のパフォーマンスが見せられると信じています」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合19位)
    「難しい2つのレースを終えて日本に向かいます。僕もチームも、もてぎに向けていくつかアイディアがあるので、いい結果を残せることを願っています。このサーキットにはいい思い出があります。Hondaのライダーとして初めて日本の観客の前で行うレースなので特別なものになると思います」

  • MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、トリプル・ヘッダーをスタート
    Monster Energy Yamaha MotoGPは、チームにとって特別なレースとなる日本GP出場のためツインリンクもてぎへ。ヤマハのコースというわけではないものの、マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは同メーカーのホームGPで素晴らしいショーを演じようとモチベーションを上げている。

    2週間前のタイGPでは今季4度目の3位を獲得して今季6度目となる表彰台に上ったビニャーレス。シリーズ・ランキングでは4位をキープし、3位にわずか4ポイント差と迫っている。1週間のインターバルでは台湾は台北を訪れてYamaha Motor Taiwan主催の’Cheer for Maverick’のイベントにも参加。ますます表彰台への意欲を高めてこの週末を迎えている。

    ツインリンクもてぎでは2012年と2013年にMoto3で2位、2014年はMoto2で2位、2016年はMotoGPで3位を獲得して合計4回、表彰台に上っている。

    チームメイトのロッシはタイGPと日本GPのインターバルを有意義に活用。ここから3連戦となる日本、オーストラリア、マレーシアの熱狂的ファンに支えられて、現在のランキング6位からさらなるランクアップを目指し、ランキング3位との22ポイント差を縮めるべく全力で挑む。

    昨年は4位で表彰台に一歩、届かなかったが、2001年と2008年は優勝、2000年、2002年、2003年、2004年、2006年、2009年、2015年は2位、2010年と2014年は3位でそれぞれ表彰台に上っている。

    ツインリンクもてぎは1997年、マシンテストを目的に建設。1999年には初めてJapanese Grand Prixが開催され、翌2000年からはPacific Grand Prixとして多くのモータースポーツ・ファンを引きつけた。2004年には鈴鹿サーキットに代わって再びJapanese Grand Prixを開催。以来、MotoGPの舞台としてのステータスを維持している。全長4.8kmのコースに6つの左コーナーと8つの右コーナーが設けられ、様々なハードブレーキングや加速が繰り返される。記憶に残るエキサイティングなレースが何度も展開されてきた。

    クアルタラロとモルビデリ、トップ・サテライトを目指してもてぎへ
    前回タイGPで好成績を残したPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリ。アジア/オセアニア3連戦の初戦となる日本GPも、勢いをそのままに力強い走りを目指す。

    クアルタラロは前回、レースのほとんどをリードしたあと最終コーナーでその座を譲り2位。悲願の優勝は実現しなかったが、これでまた一歩、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに近づき、計算上はこの日本GPで決定することが可能となる。Moto2に出場した昨年はトップでチェッカーを受けたものの、技術的な違反があり記録が取り消されているだけに、MotoGPで臨む今回こそ着実に好成績を残したいところ。

    一方のモルビデリはMoto2で表彰台を獲得した経験権を持ち、このところの好調ぶりとともに今回もトップ6入りを目指している。またチーム・ランキングでトップ・サテライト獲得に貢献することも大切な目標だ。

    日本GPは10月18日(金)、10:50にフリープラクティスがスタート。決勝は20日(日)、全24ラップで競われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス
    「私はもてぎのコースが大好きです。いつも全力でプッシュしていますが、今回もきっといいレースができると信じています。昨年は難しい展開になってしまったのですが、あのときはマシンに良いフィーリングをつかめずにいました。今はマシンが本当に素晴らしく、好タイムまでどんどんプッシュしていくことができるのです。初めは様子を見ていきますが、どんな場合でも全力でプッシュすることに変わりはありません」

    バレンティーノ・ロッシ
    「ここからの3連戦の間にマシンに関する問題を解決したいと思っています。最近の成績には満足できていないので、もてぎではこれまでとは違う新しい解決策にトライするつもりです。コースは大好きなので、いいレースができるよう頑張ります」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「日本GPは私たちにとって、とても重要な一戦です。ヤマハのホームレースであり、トリプル・ヘッダーのスタートでもあるからです。これからの3週間で3回のレースに臨むわけですが、これは誰にとっても厳しい挑戦です。100%の集中力をキープし、チームとしての心身の耐久性を証明しなければなりません。伝統的には私たちにとって易しいコースではありませんが、日本のファンのみなさまに素晴らしいショーをお見せするためベストを尽くします。金曜日が楽しみです」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ
    「この数週間と同様の方法で作業を続け、好成績獲得にチャレンジし、表彰台を目指していきたいと思っています。またルーキー・オブ・ザ・イヤーからも目を離すことができず、もしも今回優勝できたらここで決定するのですが、いずれにしても急ぐ必要はありません。これまではマルク(マルケス)が非常に速かったのを見てきましたが、昨年は私もいい走りができましたし、MotoGPマシンで走る今回はきっと素晴らしいフィーリングを味わえると思います」

    フランコ・モルビデリ
    「今回は非常に重要なレースです。ヤマハのホームレースですから、彼らのために好成績を残すべく全力でトライしなければなりません。ここには良い思い出を持っています。表彰台に上ったことがありますし、コースはもちろん日本という国そのものが大好きなのです。レイアウトは特徴的で、非常にトリッキーですが私にはとても合っています。残りのシーズンの目標は、このところの好調の波を維持し、確実にレースを走り切り、課題を克服してもう一歩、前へ進むこと。MotoGPではどんなことでも起こり得ますが、ヤマハはシルバーストン以来、好調が続いているので、ここからの3連戦もその勢いを維持していきたいと思っています」

  • MotoGP | 中上貴晶、2020年もLCR Honda IDEMITSUから参戦

    MotoGP | 中上貴晶、2020年もLCR Honda IDEMITSUから参戦

    株式会社ホンダ・レーシングは、FIMロードレース世界選手権MotoGPクラスにLCR Honda IDEMITSU(エルシーアール・ホンダ・イデミツ)より参戦中の日本人ライダー中上貴晶が、2020年シーズンも引き続き同チームより参戦することを発表した。

    2018年よりMotoGPクラスに参戦しHondaのRC213Vを駆っている中上貴晶は、ライディングと戦績の両面で向上を続けている。2019年シーズンは通算9回のトップ10フィニッシュを達成し、第6戦イタリアGPではMotoGPクラスでの自身ベストリザルトである5位を獲得。MotoGPクラス参戦1年目の2倍以上のポイントを獲得しています(第15戦タイGP終了時点)。

    現在27歳の中上貴晶はLCR Honda IDEMITSUとの契約を更新し、自身のホームレースである日本GPに臨む。関係者全員が引き続き同選手と仕事ができることを喜ぶと同時に、来年さらにいい結果を残したいと考えている。

    また中上貴晶は、シーズンを通して苦しんできた肩の故障を治療するため、日本GP後に手術を行う。術後のリハビリにより、シーズン終了までの3戦を欠場。2月7日にセパン(マレーシア)で行われる2020年シーズン初テストでの復帰を目指す。

    中上貴晶
    「LCR Honda IDEMITSUから引き続き参戦できることを喜んでいます。Hondaには手厚いサポートと競争力のあるマシンの提供を行ってもらい、シーズンを通して成長することができました。2020年シーズンも引き続き協力して、いい走りをしていきたいです。第8戦オランダGPでの接触後、肩に痛みを感じ、うまく力が入りませんでした。故障を抱えたまま走行を続けてきましたが、望むような走りができず、LCR Honda IDEMITSUやHondaと相談して手術することを決断しました」

    株式会社ホンダ・レーシング 取締役レース運営室室長 桒田哲宏
    桒田哲宏「2020年シーズンも引き続き中上貴晶選手のMotoGPクラスへの参戦をサポートすることを誇りに思います。中上選手は2019年シーズンを通して成長を続けてきました。彼の努力は日本を始めとしたアジア地域の若者の手本になっています。故障の治療が上手くいき、2020年シーズンさらに活躍してくれることを願っています」

  • FIAとFIM、モータースポーツの安全性向上のために協力

    FIAとFIM、モータースポーツの安全性向上のために協力

    F1の統治機関であるFIA(国際自動車連盟)とMotoGPの統治機関であるFIM(国際モーターサイクリズム連盟)は、モータースポーツの安全性向上のためにタッグを組み、今後、多くの安全プロジェクトに取り組んでいくことを発表した。

    現在、2つの統治期間は、トラックリミット、縁石、アスファルトのランオフエリアを含めたサーキット使用のためのペイントの新たな規格を開発するために協力している。

    新たなペイント規格は、様々な条件下での摩耗特性や可視性など、多くのパフォーマンス基準を定義するものとなる。その結果、ウエットとドライコンディションの両方で突然グリップを失うことによる事故のリクスを含め、一貫して効果的を生んでいる。

    これはFIAとFIMが計画していく多くのコラボレーションプロジェクトの最初となり、サーキットや競技者の安全デバイスの共同作業など、関連する広範な研究プロジェクトを進めていく。

    FIA会長のジャン・トッドは「多くの安全プロジェクトにおいてFIMとのコラボレーションを実施できることは大きな喜びだ」とコメント。

    「2つの統治機関の安全性を結び付けることで、世界中のあらゆる種類のモータースポーツの基準を向上させることができる」

    FIM会長のホルヘ・ビエガスは「FIMとFIAは世界中のサーキットを共有している。安全基準への共同アプローチは、業界のためのプロセスを簡素化するだけでなく、世界中の競技者に最高レベルの安全性を保証する」

  • マルク・マルケス、MotoGPで4年連続6回目のチャンピオンを獲得

    マルク・マルケス、MotoGPで4年連続6回目のチャンピオンを獲得

    2019 FIM ロードレース世界選手権権シリーズ 第15戦タイGP(10月6日決勝)において、株式会社ホンダ・レーシングの契約ライダーで、レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)のマルク・マルケスが優勝。4年連続6回目のシリーズチャンピオンに輝いた。

    マルク・マルケスはHondaのワークスマシン「RC213V」を駆り、今シーズンの開幕戦で2位獲得、第2戦で優勝し4連覇に向け順調なスタートを切った。

    第3戦アメリカズGPでは表彰台を逃したものの、その後は優勝8回、2位4回とすべてのレースで表彰台に登壇する安定した戦績でポイントを獲得。全19戦で争われるMotoGPクラスにおいて、残り4戦を残しシリーズチャンピオン獲得を決定した。

    マルク・マルケスは、2013年にHondaワークスチームのレプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスにRC213Vで参戦し、史上最年少でチャンピオンになった。翌2014年には開幕10連勝を含む、年間13勝を挙げ2年連続でチャンピオンを獲得。2015年はタイトルを逃したものの、2016年から4年連続でチャンピオンとなっている。なお、マルケスのMotoGPクラス通算成績は、ポールポジション獲得61回(史上1位)、通算53勝(史上4位)としている。

    マルク・マルケス
    「今年もHondaとともに世界チャンピオンになることができて光栄です。2019年は自分にとって、最も一定したパフォーマンスが出せた一年です。必要な時に踏ん張ってこのレベルで戦えたのは、Honda、そしてチームの素晴らしい仕事のおかげです。世界選手権参戦60周年を迎えたHondaのためにMotoGPタイトルを獲得できたことを誇りに思います。関係者の皆様、そして今シーズンもずっと支えてくれたファンに感謝しています」

    野村欣滋(株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長)
    「Hondaにとって世界選手権参戦60周年の節目にあたる年に、MotoGPのチャンピオンを4年連続で獲得してくれた、マルケス選手の栄誉を称えたいと思います。ファンの期待に応える果敢なライディング、それを支える不断のトレーニング、彼のレースに取組む姿勢、全てに心から敬意を表します。チャンピオン獲得にあたって、最大限の努力をしてくれたチームスタッフ、そしてレース活動を支えてくれた多くのスポンサーと、世界中のMotoGPファンに感謝いたします」

  • MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 決勝レポート

    マルク・マルケスが優勝。4戦を残し王座確定
    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)のタイトル王手で迎えた第15戦タイGPの決勝レースは、予選3番手のマルケスとPPスタートのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)との一騎打ちとなり、最終ラップに先行するクアルタラロをかわしたマルケスが今季9勝目を達成。同時に最高峰クラスで4年連続6回目のタイトルを獲得した。

    スタートから最終ラップまで、クアルタラロが先行、それをマルケスが追うという展開だった。2人のペースは1分31秒台前半のハイペースで、2人の差は、もっとも差が広がったレース中盤で0.6秒。後半の10ラップは、その差が0.2秒から0.3秒に接近した。

    そして最終ラップを迎える。前日、予選で転倒を喫し3番手に終わったマルケスは、「明日の決勝は優勝を狙う」とコメントしており、勝ってチャンピオンを決める意気込みだった。その言葉通り、最終ラップの3コーナーでクアルタラロをかわしトップに浮上。そしてチャーン・インターナショナル・サーキットで最大の勝負どころとなる最終コーナーでクアルタラロの逆転を許すが、クロスラインで立ち上がったマルケスが、0.171秒差で先着。今季9勝目を挙げてチャンピオンを獲得した。

    史上最年少優勝、史上最年少チャンピオン記録はもちろんのこと、これまで数々の記録を更新してきたマルケスだが、今年も多くの記録を樹立した。史上最年少26歳で最高峰クラス6回目のタイトル獲得、3クラス通算8回目のタイトル獲得など、多くの記録を塗り替えた。また、Hondaライダーでは、これまでミック・ドゥーハン氏の5回が最多獲得記録だったが、その記録も塗り替えた。

    シーズンは残り4戦。Hondaは、次戦日本GPではコンストラクターズタイトルに王手を掛けて挑む。さらにRepsol Honda Teamは、チームタイトルでもドゥカティとし烈な戦いを繰り広げており、今年も3冠を目指し、チーム一丸となって戦い続けることになる。

    予選14番手から好スタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、2戦連続トップ10フィニッシュとなる10位でチェッカーを受けた。中上のマシンは、今大会からカーボンスイングアームを装着してレースに挑んでいる。今大会はアルミスイングアームとの比較テストを行いながらの走行だったが、ホームGPとなる次戦日本GPからは2台ともにカーボンスイングアーム仕様になり、ベストリザルトに挑む。

    予選13番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、序盤、ブレーキのフィーリングに苦しみペースを上げられず17番手へとポジションを落としたが、その後、次第にペースを取り戻し、最終的に12位でチェッカーを受けまた。

    ケガから復帰4戦目となるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、高い気温と路面温度に苦戦。ペースを上げることができなかった。イギリス、サンマリノ、そしてアラゴンと調子を上げてきただけに厳しいレースとなった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「とてもうれしいです。今回は大きなアドバンテージがあり、タイトル獲得の瞬間がとても近いことを感じていました。でもモチベーションをキープするためのなにかを見つけなければなりませんでした。今日はそれがレースに勝つことだったし、その通りのレースをしました。ファビオはとても速かったです。でも、決してあきらめませんでした。レース中盤、彼が逃げていくように見えてるときも、あきらめませんでした。すばらしい形でタイトルを獲得しました。最終ラップもタイトルのことは考えていませんでした。Repsol Honda Team全員がパルクフェルメに集まったのは最高の気分でした。ファンクラブ全員がそこに集まってお祝いするのが夢です。毎年タイトル争いをするために、すべてを完ぺきにこなすことは簡単なことではありません。冬の間はケガをしてとてもたいへんでしたが、僕とチーム、そしてHRCでうまく乗りきりました。今はこの瞬間を少し楽しみたいと思います」

    中上貴晶(MotoGP 10位)
    「暑くて長いレースでした。後ろにバニャイアがいることはサインボードで知っていました。そして、ミスもなくしっかり走り切って10位でフィニッシュすることができました。前回のアラゴンGPも10位でしたが、全く違うレース内容でした。アラゴンは追い上げての10位、今回はいいスタートを切ってポジションをキープしました。日本GPに向けて、この2戦、いいレースができたと思います。今回使用したカーボンスイングアームは、劇的な変化はありませんが、より安定した走りが実現していると思います。スロットルワークに対して、リアタイヤのスライドが、リニアにライダーに伝わってきます。こういう厳しいコンディションのレースでは、効果があると感じました。今日は1分31秒台で走りたかったのですが、コンディションが厳しくなり、32秒台で走ることになりました。コンディションが厳しくなった分ペースが落ちたのですが、上位に進出するには、こういう状況でもしっかりセットアップを合わせていかなくてはいけません。次は日本GPです。シーズンを通してもっともモチベーションの高い大会となります。みんなに喜んでもらえるレースにしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 12位)
    「今日の結果はあまりよくありませんし、序盤の5周はとても難しい走りを強いられました。スタートしたときにフロントブレーキに問題があり、その問題を抱えたままうまく走る方法を見つけなければなりませんでした。単独走行になりましたが、フィーリングがよくなってからは、追い上げられるようになりました。レース序盤にタイムをかなり落としましたが、そのあと自分のレースをしてなんとかポイントを獲得することができました。次の日本GPに向けて、チームも僕も前進しなければならないことは分かっています。タイトルを獲得したマルク・マルケスとHondaにおめでとうと言いたいです。次の日本が楽しみです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 18位)
    「まずは、8度目のタイトルを獲得したマルクとRepsol Honda Teamにおめでとうと言いたいです。とてもすばらしい功績をあげました。僕に関しては、今日の結果はとても残念であり、受け入れがたいものです。速く走れるようにベストを尽くしましたが、気温が上がると減速が難しくなりました。日本GPでは力強く走れることを願っています」