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  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 初日レポート

    クラッチローが3番手。マルケスは最後のアタックをミスして6番手で初日を終える
    日本GPからの連戦となるMotoGP 第17戦オーストラリアGPのフリー走行は、午前中がウエットコンディション、午後はドライコンディションとなるも風の強い一日となり、厳しい条件の中で行われた。その中でカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が好調な走りを見せて3番手で初日を終えた。ウエットコンディションとなったFP1は、右足首を骨折した昨年の大会の苦い思い出もあり、14番手と慎重な走りだったが、ドライコンディションとなったFP2では快調にラップを刻み3番手までポジションを上げた。

    ウエットコンディションとなったFP1で3番手とまずまずのスタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、ドライコンディションとなったFP2でも快調にラップを刻んだが、セッション終盤のアタックで、スロー走行していたチームメートのホルヘ・ロレンソと接触。これでタイムをロスして6番手に終わった。セクター3までは圧倒的なスピードでベストを更新しており、トップタイムは確実だっただけに残念なアタックとなった。しかし、トップタイムを逃したマルケスは、その後に行われた特別走行のタイヤテストセッションでトップタイムをマークして好調ぶりをアピール。大会6年連続と今季11回目のポールポジション獲得に向けて、大きく前進した。

    右肩の手術のため終盤の3戦を欠場する中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)の代役として出場のヨハン・ザルコが、初めて乗るRC213Vで15番手。その後に行われた特別走行のタイヤテストセッションで14番手と着実に限界点を上げることに成功した。午前中の走行はウエット。午後はドライコンディションになるも風が強いという厳しいコンディション。RC213Vの初ライドとしては難しい条件となったが、2日目の走行に期待を膨らませた。

    ケガから復帰して着実に調子を取り戻しているホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は16番手で初日を終えた。ウエットコンディションとなったFP1では18番手だったが、ドライコンディションとなった午後の走行では着実にタイムを上げることに成功した。FP2のセッション終盤には、チームメートのマルケスと接触するハプニングもあったが、セッション終了後、ともに話し合いの場を持ち、わだかまりを解消した。

    カル・クラッチロー(MotoGP 3番手)
    「マシンのフィーリングはあまりよくありませんでした。昨年ケガをした1コーナーの進入で少し怖い思いをしましたが、今日はそこを自己最速のトップスピードで走行できました。初めての時速343㎞でしたが、それほど怖くはありませんでした。全体的には満足しています。いくつか改善しなければならない部分はありますが、今日は特別走行でミシュランのタイヤテストの時間があり、それがかなり役に立ちました。明日の天気予報はあまりよくありません。今日は雨の中でいいフィーリングがなかったので、明日はフィーリングを改善できるかどうか考えてみたいです。日曜日のレースがドライになることを願っています」

    マルク・マルケス(MotoGP 6位)
    「今日のフィーリングは悪くありません。アタックした周にあまりいいタイムを出すことができませんでしたが、リズムはよかったです。正直、思っていたよりいい走りができたと思います。(マーベリック)ビニャーレスとヤマハがこのサーキットで強いことは分かっていましたが、彼らとそれほど離れていません。引き続きがんばります。明日と明後日の天気があまりよくなさそうなので、引き続き天気を気にしなければなりません。今日は転倒をうまくセーブしてまた記録を破りました。弟のアレックスが、もてぎですばらしいセーブを見せています。僕もすばらしいセーブにトライしなければなりませんでしたが、彼の方が上手でした。FP2の最後にホルヘがゆっくり走行しており、そのとき僕はアタックしていて、少しホルヘと接触してしまいました。しかし、そのことについてはお互い話をしました」

    ヨハン・ザルコ(MotoGP 15番手)
    「午前中のFP1は雨が降っていたので、マシンを理解するのは簡単ではありませんでした。しかし、ウエットコンディションはペースが遅いので、マシンを理解していくという点ではよかったと思います。フィリップアイランドは高速コースなので、ウエットコンディションで初ライドというのは厳しい条件でしたが、全体的にはポジティブでした。午後のFP2はドライになり、本当のインフォメーションを得ることができました。簡単ではありませんでした。そして一歩一歩自信をつけていかなければなりませんでした。このサーキットはマシンを本当に信頼しなければ攻めることはできません。ほかのライダーたちと比べるとコーナーの進入があまり速くありませんが、それでも少しずつペースを上げていくことができました。トップ10には入れませんでしたが、少なくともタイムを縮めることはできました。新しい限界を見つけ、高いレベルのパフォーマンスをしなければならないので難しい週末になると思います。でもそれが挑戦だと思います。ベストを尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 16番手)
    「今日はウエットで始まりました。スタートしたときのフィーリングはよかったですが、午後のFP2では中古タイヤで走行しているときに少しコーナーの進入で苦戦しました。ソフトタイヤではすぐに1秒半タイムが縮まりました。そのおかげでポジションがかなり上がりました。残念ながらセッションの終わりに、僕のうしろに3、4人のライダーがいることを確認できませんでした。できるかぎりインサイドに寄って走行していたのですが、マルクとは少し近すぎました」

  • MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 初日レポート

    フィリップアイランドの初日にビニャーレスがトップ獲得、ロッシは7位
    オーストラリアGPのウイーク初日は天候が激しく変化。午前中のフリープラクティス第1セッションはフル・ウエットで行われ、午後からの第2セッションは一転、フル・ドライのコンディションとなった。そのなかでMonster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは少しもぶれることなく、両セッションで好調ぶりを発揮してトップ・タイムをマーク。チームメイトのバレンティーノ・ロッシもふたつの異なるコンディションでマシン・セッティング向上を目指し、ラップタイムでは7番手で終了している。

    第1セッション、ビニャーレスは雨の影響をものともせずに序盤から果敢にペースアップ。まもなく2番手に浮上したあとはセッティング作業に集中していたが、15分後から再びプッシュすると1分39秒338を記録してトップに浮上。続く2回のトライでも着実にタイムを短縮し、セッション中盤までに1分38秒957へ更新。そのあとこの記録が破られることはなく、2番手以下に0.17秒差をつけてトップでセッションを終了した。

    例年同様、午後になるとコンディションは一転。明るい太陽がライダーたちを温かく迎え、路面は完全なドライに変化した。トップの座をキープしたいビニャーレスは、1度目の走行から素早くコンディションに適応して1分30秒110でトップへ。その後、全体のペースが上がると、すぐさま対応し、リアタイヤをソフト・コンパウンドに履き替えて再びプッシュしていった。最初のトライで1分29秒012へ短縮。次のラップでは初めて28秒台に入れ、1分28秒824のベストラップで2位以下を0.496秒引き離した。

    一方のロッシもフリープラクティス第1セッションの最初から果敢にプッシュ。ウエット・コンディションに合わせてセッティングを追求しながら、何度も自己ベストを更新して5番手まで浮上した。このあとピットに戻って調整を行い、残り20分で再びコースイン。しかしますます雨が激しくなり、なかなかラップタイムを更新できないまま6番手へ後退した。もう一度、素早いピットストップを行って3度目の走行に挑んだロッシは、残り3分で1分39秒885を記録して4番手に浮上した。

    ドライ・コンディションの第2セッションでは開始早々からフィーリングをつかんで好調ぶりを見せたが、ここでもYZR-M1のセッティングを重視。セッション終盤になってからアタックを試み、1分29秒436で一旦、5番手へ浮上したものの、最終的には7番手に後退してセッションを終えている。トップとの差は0.612秒。

    フリープラクティス第2セッションに続いて、’タイヤ・テスト・セッション’が行われ、2020年型ミシュラン・タイヤの耐久性が試された。ビニャーレスとロッシはこの20分間を利用し、ケーシングの安定性とグリップ性が向上したミシュラン製ソフト・コンパウンドのデータを収集した。ラップタイムではそれぞれ、3番手と7番手を獲得している。

    PETRONAS Yamaha SRTのモルビデリとクアルタラロが明暗を分ける
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのフランコ・モルビデリは好調を維持して総合9番手。チームメイトのファビオ・クアルタラロも序盤はハイペースを見せていたが、第1セッション終盤で転倒し、第2セッションは走行を取り止めた。

    モルビデリはウエット・コンディションの経験を積みながら第1セッションで6位獲得と好調。フル・ドライに変わった第2セッションではタイムアタックに臨み、1分29秒718のベストラップでトップに0.894秒差の9番手を獲得した。

    一方のクアルタラロはウエット・コンディションの第1セッション終盤、第6コーナーでハイサイドを起こして転倒。検査の結果、骨折はなかったが、左足首に血腫が認められた。そのため第2セッションと、その後のタイヤ・テスト・セッションは走行を取り止め、明日のフリープラクティス第3セッションの前にもう一度、診察をうけることになっている。

    オーストリアGPウイーク2日目は、現地時間10:50にフリープラクティス、15:05に予選セッションがスタート。決勝は日曜日、全27ラップで競われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(フリー走行総合1番手/1分28秒824)
    「フィーリングがとてもいいですし、このコースではいつも、素晴らしいラップタイムを記録することができるのでハッピーです。マシン・セッティングもとてもうまくいっているので、たとえウエットでも、ただコースへ出て周回を重ねるだけという状況でした。ここではタイヤをしっかり暖めることが非常に重要。そのためにも安定したペースで走行を続けなければならなかったので、そのなかでもこのような結果が出たことはとてもうれしいです。決勝について話すのは早過ぎると思います。今日は良い結果になりましたが、あと2日、これを続けていかなければなりませんし、決勝はまったく別のストーリーなのです。マシン・セッティングには満足していて、今はそのことが最も重要だと思います。2020年型ミシュラン・タイヤはフィーリング上々。非常に安定しており、彼らの仕事ぶりに満足です」

    バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合7番手/1分29秒436)
    「両方のコンディションを経験することができて、とても良かったと思います。それに明日はまた雨の予報なので、誰もがトップ10を目指して懸命にプッシュしていったのです。ドライ・コンディションでは好調ペースで7位を獲得。ウエットでも4位と、どちらのコンディションでも気持ちよく乗れています。もちろん、これで十分というわけではなく、さらなる改善を目指していかなければなりません。タイヤ・チョイスも重要です」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「フィリップアイランドは天候の変化の激しさで知られています。何が起こっても不思議ではなく、今日もその状況を目撃することになりました。フリープラクティス第1セッションはフル・ウエット、第2セッションはフル・ドライ。両方のセッティングを試すチャンスに恵まれ、両セッションで好結果を導き出すことができました。マーベリックはまさにひとり勝ちといった状況で、両セッションで2位以下に大きく差をつけました。バレンティーノもマシンに好感触をつかんで、いい走りができており、総合7位を獲得しています。第2セッションでは前後スリック・タイヤのスペックを比較。これが最後のドライ・セッションになると思うので、欠くことのできない重要な機会でした。また’タイヤ・テスト・セッション’では2020年型ミシュラン・タイヤを試し、ふたりとも好感触を得ていました。まだ1日目ですが、現時点では非常に勢いに乗っています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ(フリー走行総合9番手/1分29秒718)
    「今日はマシンが非常によく走ってくれました。フリープラクティス第1セッションはウエットでペースを上げることができましたし、第2セッションのドライでも好調でした。ドライではもう少し伸ばせるはずでしたが、少なくとも進むべき方向が見えていますし、さらなる進化への自信もあります。明日はどんなコンディションになったとしても向上を目指して前へ進むだけですが、予選セッションはやはり、ドライを期待したいと思っています。今日は最後にスペシャル・セッションがあり、ミシュランのニュー・タイヤをテストしました。いくらか良くなっていると感じましたが、本当に理解するまでには時間が必要です」

    ファビオ・クアルタラロ
    「フリープラクティス第2セッションも走りたかったのですが、足首の痛みがひどく、明日の朝またメディカル・センターへ行かなければならなくなってしまいました。いい感じのクラッシュではありませんでしたが、幸い、骨折は一か所もないので、できれば明日は走りたいと思っています。走れればいいですが、もしだめならリスクはおかしません。依然としてウエット・コンディションの経験は多くありませんが、もしも転倒してしまったら、そこから学ぶこともあります。そして今回のことは本当に多くのことを教えてくれました。明日の午前中はウエットのようなので、初めてQ1を走ることになります。でもそれも、私にとっては新しいことを知るチャンスです」

  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP プレビュー

    ミック・ドゥーハンの持つ最高峰クラス54勝に並んだマルケスが、記録更新を狙う
    日本GPからの連戦となるMotoGP 第17戦オーストラリアGPが、10月25日(金)~27日(日)の3日間、フィリップアイランド・サーキットで開催される。1周4.4kmのフィリップアイランドは、高速コーナーが連続するレイアウトで、シーズンを通して高いアベレージスピードを誇る高速サーキットの一つだ。

    アクセル全開で走る割合が多いので、エンジンの性能差がほとんど出ない。また、こうした特徴により、スリップストリームを使い合うことになるため、毎年し烈なバトルが繰り広げられる。今大会も壮絶な優勝争いとなることが予想される。

    前戦日本GPでは、タイトルを獲得して日本GPに凱旋したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が今季10回目のポールポジションから今季10勝を挙げた。その結果、Hondaの4年連続25回目のコンストラクターズタイトルも決まった。これでHondaはMotoGPクラスの重要な二つのタイトルを獲得。オーストラリアGP、マレーシアGP、バレンシアGPの3戦でRepsol Honda Teamのチームタイトル獲得に挑む。

    過去、フィリップアイランドでマルケスは、2012年にMoto2クラスのタイトルを獲得している。MotoGPクラスでは、15年に大会初優勝、17年はポール・トゥ・ウインで2勝目。昨年は後続車に追突されシートカウルが破損してリタイアとなった。接触したのは1コーナーで、300km/hを超えるスピードでの接触で周囲をひやっとさせた。今年もタイトルを獲得してオーストラリアGPを迎える。シーズン11勝目が期待される。

    前戦日本GPの優勝でマルケスは最高峰クラスで54勝を挙げた。これでマルケスはHondaで5回タイトルを獲得したミック・ドゥーハンの記録に並びんだ。今大会はドゥーハンのもつ記録の更新に注目される。

    前戦日本GPで5位。2年連続表彰台獲得を逃したが、調子を上げてきたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、今季3回目の表彰台獲得に挑む。15戦を終えて総合9位と今年は精彩を欠いているが、終盤の3戦での巻き返しに期待される。昨年の大会は初日のフリー走行で転倒を喫し右足首を骨折。そのため終盤戦を欠場することになった。LCR Honda CASTROLに移籍してからフィリップアイランドではまだ表彰台獲得がないが、登り調子で迎える今年は昨年の雪辱に挑む。

    ケガから復帰してからなかなかポイントを獲得できないホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)だが、前戦日本GPではレース中のペースもよく、一歩前進のレースとなった。過去フィリップアイランドでは優勝(13年)、2位4回(10年、12年、14年、15年)と好結果を残している。調子を上げてきたロレンソの走りに注目だ。

    右肩の手術のため終盤の3戦を欠場する中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)の代役としてヨハン・ザルコが出場する。Honda RC213Vに乗るのは今大会が初めて。ぶっつけ本番での走行となりますが大きな注目を集めることになりそうだ。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「フィリップアイランドは大好きなサーキットの一つです。走っていてとても楽しいところです。特に左コーナーが楽しいです。しかし、たくさんのライダー、特にヤマハが強いサーキットです。ここはいつも厳しいバトルになります。今年も難しい週末になると思います。目標はもちろん優勝ですが、レースウイークが始まったら自分のポジションを確認し、状況を考えていきたいです。いつもと同じメンタルで今週末も取り組みます。ミック・ドゥーハンは、僕の思い出の中で真っ先に上がってくるひとりです。500cc時代のドゥーハン対クリビーレの戦いは印象的でした。前戦日本GPで彼のすばらしい記録に並ぶことができたことは僕にとって特別なことです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
    「タイは厳しい週末となりましたが、もてぎでばん回することができました。この勢いをフィリップアイランドでもキープしたいです。このサーキットは高速です。しかし、天気があまりよくないのでいつも難しい走りを強いられます。フィリップアイランドはとてもいい思い出もありますが、転倒してケガをした昨年のような、あまりよくない思い出もありますが、今年もレースが楽しみです」

    ヨハン・ザルコ(MotoGP 総合18位)
    「フィリップアイランドを楽しみたいです。ここは高速サーキットです。今週末のフィーリングはきっといいと思います。ドライコンディションで走れる時間が多くなって、いい週末になることを願っています。そうすればマシンを学ぶための時間が十分とれると思います。それから日曜日に向けてなにができるか考えたいです。目標はいいペースで走行し、以前のようないいフィーリングをつかむことです。レースウイークがとても楽しみです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合19位)
    「フィリップアイランドが楽しみです。もてぎとは全く違うレイアウトですが、日本で発見したことが役に立つのかどうか試してみたいと思います。昨年はここでレースをすることができなかったので、今年はとても楽しみです。ここは僕にとって特別なサーキットです。表彰台争いや優勝争いをしたいい思い出があります。天気にも気をつけなければなりません。なぜなら天候に状況が大きく左右されることがあるからです」

  • MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、フィリップアイランドへ準備万端
    Monster Energy Yamaha MotoGPは第17戦オーストラリアGP出場のためオーストラリアに到着。マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは日本GPを終えるとすぐに、大好きなフィリップアイランドでのレースに思いを馳せていた。

    ビニャーレスは前回の4位獲得でA・リンスと並ぶランキング3位に浮上。好調をそのままに、お気に入りのフィリップアイランドでのレースを非常にポジティブな気持ちで迎えている。コースとの相性の良さは、これまでに獲得した合計5回の表彰台が証明している。2013年にMoto3で2位、2014年にMoto2で優勝、最高峰クラスでは2016と2017年に3位を獲得し、昨年はついに優勝を果たしている。

    一方、日本GPで残念な結果に終わったロッシはランキング7位。気持ちを切り替えて雪辱に臨む。ここフィリップアイランドでは数多くの好成績を残しており、その豊富な経験が必ず生かされることになるだろう。1998年と1999年に250ccクラスで優勝、最高峰クラスでは2001年から2005年まで連勝し、2014年にまたひとつ追加した。その他、2008年、2009年、2016年、2017年は2位、2000年、2006年、2007年、2010年、2013年は3位と合計17回も、このサーキットで表彰台に上っている。

    フィリップアイランドで初めてモーターサイクル・レースが開催されたのは1931年。1956年に恒久的施設として建設されてグランプリを開催するようになったが、やがて荒廃し、’70年代後半から’80年代前半は使用されることもなくなっていた。その後、大幅なリノベーションが行われると1989年と1990年にMotoGPを開催。1997年からは正式にグランプリの日程に組み入れられた。全長4.4kmの流れるような高速コースには7つの左コーナーと5つの右コーナー、900mのロング・ストレートが設けられており、海ととなり合う、その見事なまでのロケーションがライダーやファンから愛されている。

    クアルタラロとモルビデリ、伝統のフィリップアイランドへ
    第16戦日本GPで大成功をおさめたPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリが、グランプリ・コースのなかでも最も速く、最も美しいコースのひとつ、フィリップアイランドで行われるオーストラリアGP出場のため南半球へ。

    1931年からモーターサイクル・レースを開催してきたフィリップアイランドは、その高速レイアウトがライダーたちに精確なライン取りを課すスリリングなコース。しかも崖の上に位置するため強風の影響を受けやすく、コンディションの急変にも気を配らなければならない。高速で起伏があり、その頂点に位置するブラインド・コーナーなどが多くのライダーから好まれているが、そこには注意すべき難しさも隠れている。

    わずか5日前の日本GPでは、モルビデリがグリッド2位から6位を獲得。クアルタラロはグリッド3位から2位表彰台に上っている。Moto2で2016年に2位、2017年に3位を獲得しているモルビデリは今年も自信を持って臨み、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したばかりのクアルタラロは、次の目標であるトップ・サテライト獲得に挑む。第16戦終了時点で38ポイントのリードを保っており、数字上は今回で決定する可能性もある。またPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamはサテライト・チーム・ランキングで76ポイントのアドバンテージを築いてトップに立っている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス
    「日本GPは総合的にはとてもいいレースができたと思っていますが、残念ながら表彰台には上ることができませんでした。今はオーストラリアにいて、本当に大好きなフィリップアイランドに臨むわけですが、このサーキットにはたくさんの素晴らしい思い出があります。そのひとつが昨年の優勝です。チームのみんなが本当によく頑張ってくれたことも思い出されますし、そのときのことを考えると非常にモチベーションが上がります。今年もまたトップを目指して戦います」

    バレンティーノ・ロッシ
    「ここ数戦はなかなかペースが上がりません。でも私たちは懸命にハードワークを続けているのです。ここフィリップアイランドは大好きなコースなので、いいレースができるよう期待しています。今すぐに力を取り戻すためにベストを尽くします」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「先週、ツインリンクもてぎでレースを終えたあと、直接オーストラリアへやって来ました。フィリップアイランドはこれまでに訪れた他のコースとは、まったく特徴が異なり、美しい景色に恵まれた特別なサーキットです。我がチームのライダーたちは、ここの流れるような高速レイアウトが大のお気に入りで、毎年、このレースをエンジョイしています。昨年はマーベリックとバレンティーノが優勝争いを展開し、最終的にはマーベリックが優勝。そのときのことがまだ鮮明に記憶に残っており、今年もまた、そのバトルに加わることを決意しています。日本GPでは課題も見つかったので、さらに進化するために金曜日のフリープラクティス第1セッションからハードワークを開始し、ふたりのライダーに乗り易くて競争力の高いマシンを提供していきたいと思っています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ
    「フィリップアイランドではフロント・エンドのフィーリングが重要になりますが、今はマシンに絶対の信頼を置いているので不安はありません。大好きなコースですし、良い思い出もたくさんあります。また伝統的にヤマハのマシンが多く活躍しているところでもあり、去年は優勝を飾っています。3週間連続でレースがあり、厳しいスケジュールですが、好成績が出ているなら、それも幸せな時間になります。オーストラリア到着後、約1日は休養がとれるので、心身をリセットしてからまたマシンに飛び乗るのが楽しみです!」

    フランコ・モルビデリ
    「私はフィリップアイランドのコースが大好きで、これまでの経験のなかではいつもハイペースをアピールしてきました。今年はマシンが絶好調で、スピードもあり、ここ数戦は上り調子が続いています。日本GPでは期待にわずかに届かずほろ苦さを味わいましたが、それだけに今回はより一層、エネルギーとモチベーションが高まっているのです。またいいレースができるようハードワークに取り組みます」

  • MotoGP | ホンダ、最高峰クラスで25回目のコンストラクターズタイトル

    MotoGP | ホンダ、最高峰クラスで25回目のコンストラクターズタイトル

    MotoGP日本GPの決勝で、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が独走優勝を果たし、Hondaの25回目のコンストラクターズタイトル獲得が決定した。

    今季、ホンダは、10勝を含む17回の表彰台登壇を果たし、この日本GP終了時点で356ポイントに到達。前戦タイGPにおけるマルケスのライダーズチャンピオン獲得に続き、コンストラクター部門でもタイトルを決めた。Hondaがライダー・コンストラクターのタイトルを同年に獲得するのは、これで20回目となる。

    1966年のRC181から現在のRC213Vまで、Hondaは最高峰クラスで307勝を挙げ、25回のコンストラクターズタイトルを獲得。今季のタイトルで、RC213Vとしては7回目、現行の4ストロークエンジンが導入されてから12回目のタイトルとなった。なお、1984~2001年のNSR500時代には、11回のタイトルを獲得している。

    ホンダは、1966年にジム・レッドマン氏とマイク・ヘイルウッド氏をライダーとして最高峰クラスへ参戦し、初タイトルを獲得。参戦休止期間を経て1979年にグランプリへ復帰して以降、41年間で24回のコンストラクターズタイトルを手にしている。

    25回のコンストラクターズタイトル獲得は、グランプリの歴史における最多記録で、MVアグスタが16回、ヤマハが14回と続く。また、全クラスにおけるコンストラクターズタイトルは70回に到達。こちらもライバルメーカーに対して20回以上の差がある。

    <最高峰クラスにおけるホンダのタイトル>
    1966年 500ccクラス コンストラクター(RC181、4ストローク)
    1983年 500ccクラス コンストラクター、ライダー(NS500、2ストローク)
    1984年 500ccクラス コンストラクター(NS500/NSR500、2ストローク)
    1985年 500ccクラス コンストラクター、ライダー(NS500/NSR500、2ストローク)
    1989年 500ccクラス コンストラクター、ライダー(NSR500、2ストローク)
    1992年 500ccクラス コンストラクター(NSR500、ストローク)
    1994年 500ccクラス コンストラクター、ライダー(NSR500、2ストローク)
    1995年 500ccクラス コンストラクター、ライダー(NSR500、2ストローク)
    1996年 500ccクラス コンストラクター、ライダー(NSR500、2ストローク)
    1997年 500ccクラス コンストラクター、ライダー(NSR500、2ストローク)
    1998年 500ccクラス コンストラクター、ライダー(NSR500、2ストローク)
    1999年 500ccクラス コンストラクター、ライダー(NSR500、2ストローク)
    2001年 500ccクラス コンストラクター、ライダー(NSR500、2ストローク)
    2002年 MotoGPクラス コンストラクター、ライダー(RC211V、4ストローク)
    2003年 MotoGPクラス コンストラクター、ライダー(RC211V、4ストローク)
    2004年 MotoGPクラス コンストラクター(RC211V、4ストローク)
    2006年 MotoGPクラス コンストラクター、ライダー(RC211V、4ストローク)
    2011年 MotoGPクラス コンストラクター、ライダー(RC212V、4ストローク)
    2012年 MotoGPクラス コンストラクター(RC213V、4ストローク)
    2013年 MotoGPクラス コンストラクター、ライダー(RC213V、4ストローク)
    2014年 MotoGPクラス コンストラクター、ライダー(RC213V、4ストローク)
    2016年 MotoGPクラス コンストラクター、ライダー(RC213V、4ストローク)
    2017年 MotoGPクラス コンストラクター、ライダー(RC213V、4ストローク)
    2018年 MotoGPクラス コンストラクター、ライダー(RC213V、4ストローク)
    2019年 MotoGPクラス コンストラクター、ライダー(RC213V、4ストローク)

  • MotoGP | ドゥカティ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    MotoGP | ドゥカティ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    MotoGP日本GPで、ドヴィツィオーゾが3位表彰台を獲得、ペトルッチは9位
    MotoGP第16戦 日本GPの決勝レースが10月20日にツインリンクもてぎで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、3列目から見事な追い上げを見せ、3位でフィニッシュした。

    素晴らしいスタートを切ったドヴィツィオーゾは、オープニングラップを5番手で通過、レース中盤にはジャック・ミラー(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)をオーバーテイクして3番手に浮上、その後はマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)の追撃を受けるが、ポジションをキープしながらレース終盤へと向かった。最後の数周は、2番手を走行するファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とのギャップを縮め、わずか0.5秒の差でチェッカー・フラッグを受けた。

    今回の3位表彰台は、ドヴィツィオーゾにとってGP通算100度目の記念すべき表彰台となった。

    チームメイトのダニーロ・ペトルッチは、ドヴィツィオーゾと同じ3列目からのスタート。レース中盤までにいくつか順位を落としたものの、12周を過ぎてから再びペースを上げて追い上げを開始。9番手までポジションを上げてチェッカーを受けた。

    第16戦終了時点で、ドヴィツィオーゾはライダーズ・ランキング2位をキープしている。ランキング3位のアレックス・リンス(スズキ)とビニャーレスとは、55ポイントの大差をつけている。ペトルッチは、クアルタラロに6ポイントの差をつけて、ランキング5位となっている。

    ドゥカティは、マニュファクチャラーズ・ランキングでは2位を、チーム・ランキングでは首位を引き続きキープしている。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 3位
    「レース終盤のマシンのフィーリングは絶好調だった。実際、自己ベストを記録したのは最後から2周目だった。残念ながら、ラストラップでクアルタラロをパスすることはできなかった。このラップでは少し難しい状況だったが、あと1周あったらオーバーテイクできていたと思う。しかし、レース前半のパフォーマンスは良くなかった。グリップは十分にあったのだが、速いペースで走ることができなかった。何が問題なのか、状況を詳しく分析して、フィリップ・アイランドのレースに臨みたい」

    ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) 9位
    「レースでは全力を尽くして戦ったが、結果には満足していない。レース前半にはフロント・タイヤのグリップ不足に苦しんだ。タイヤの温度が上がり過ぎてしまったため、タイヤを労わりながら走って温度を下げたことで、速いタイムで走れるようになった。レース終盤には、さらにペースを上げることができた。トップグループで戦うにはまだ何かが不足しているが、シーズン開幕当初のレベルに戻りつつあると感じている。次戦のオーストラリアは、わずか1週間後に開催されるので、次は必ず良い結果を出せると思う」

    第17戦のオーストラリアGPは、1週間後の10月25日~27日に、フィリップ・アイランド・サーキットで開催される。

  • MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    マルケス今季10勝目を達成し、4年連続25回目のコンストラクターズタイトルを獲得する。
    MotoGP 第16戦日本GPは、今季10回目のポールポジションからホールショットを奪ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、一度も首位を譲らず、24周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。この結果、Hondaは4年連続25回目のコンストラクターズタイトルを獲得、2冠を達成した。

    今大会、フリー走行、予選と着実にセットアップを進めたマルケスは、好スタートを切ると2周目に1分45秒台に入れて後続を引き離した。

    中盤には2番手を走るファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に約2.5秒のリードを築いてレースをコントロール。終盤は燃費が厳しくなったために1分56秒台から57秒台にペースを落としたが、着実な走りでチェッカーを受けた。

    前戦タイGPでマルケスがライダースタイトルを獲得、今大会はコンストラクターズタイトルを獲得した。今年も3冠を目指すホンダは、現在、Repsol Honda Teamが首位のドゥカティを17点差追っており、残り3戦で逆転を狙う。

    予選5番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が5位でフィニッシュした。オープニングラップ6番手につけたクラッチローは、その後8番手までポジションを落とすが、中盤に入ると、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)をかわし5番手に浮上。終盤はミラーとリンスの追撃を振り切って5位でチェッカーを受けた。2年連続で日本GPの表彰台獲得は果たせなかったが、し烈な5位争いを制した走りはサーキットに集まったファンを魅了した。

    今大会を終えると右肩の手術のため終盤の3戦を欠場する中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、13番グリッドから熱走を見せて16位でフィニッシュした。本来の走りにはほど遠いパフォーマンスで、終盤には右肩にしびれが出て一段と厳しい走りを強いられたが、地元ファンの熱い声援を受け、今季ラストランを走り切った。ポイント獲得は果たせなかったが、痛みを堪えて熱走を見せた中上に大きな拍手が送られた。

    日本GPで過去3度優勝しているホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、フリー走行、予選と不安定なコンディションが続いたため、思うようにセットアップを進めらなかったが17位でフィニッシュした。ポジションは満足できるものではなかったが、ケガから復帰してもっともトップとのタイム差が少ないレースとなり、一歩前進した。シーズンは残り3戦、Repsol Honda Teamのチームタイトル獲得に向けて全力を尽くすことになる。

    マルク・マルケス(MotoGP 1位)
    「レースは簡単ではありませんでした。戦略は明確で序盤からプッシュして後方とのギャップを広げることでした。チームは1分46秒前半で計算していましたが、僕は強さを感じ1分45秒後半で走ることができました。うれしい誤算でしたが、少しスローダウンしなければなりませんでした。できるかぎりスムーズに走行し2秒の差をつけることができましたが、残り2周で燃料が少なくなりました。なぜならもてぎはとても難しいサーキットだからです。今大会は、コンストラクターズチャンピオンシップのタイトルのプレッシャーが少しありましたが、プレッシャーは好きです。みんなが一生懸命働いているHondaのためにタイトルを獲得できてとてもうれしいです。レースに向けて、最良のセッティングと戦略を見つけるために、チーム全体がすばらしい仕事をしてくれました」

    カル・クラッチロー(MotoGP 5位)
    「今日はいい結果を残すことができたのでうれしいです。予選で5番手となり、レースでは力強い走りで5位でフィニッシュできました。序盤のペースがもっと速かったらよかったのですが、できる限りいいポジションでフィニッシュするために、うまくマシンとタイヤをコントロールしなければなりませんでした。何人かのライダーといいバトルをして5位でフィニッシュできたのでよかったです。マルクは優勝し、僕は難しいタイGPのあとで5位を獲得できたので、いい日本GPになりました。ここでばん回できてよかったです。一生懸命がんばってくれたチームに感謝しています。来週末のフィリップアイランドが楽しみです。フィリップアイランドはいい思い出も、そうでない思い出もありますが、いいレースをしたいです」

    中上貴晶(MotoGP 16位)
    「今大会、自分のパフォーマンスが低いことはレース前から覚悟していましたが、初日のフリー走行を終えた時点で予想以上に厳しい状況になりました。そのため今日のレースは完走することを目標にグリッドに並びました。しかし、思うようなパフォーマンスを発揮できず、加えてレース終盤は右肩のしびれも強くなり、自分の走りをすることができませんでした。今日はスタートからゴールまで、旗を振ってたくさんの声援をおくってもらいました。ファンの力強い声援に応えようという思いで、最後までがんばることができました。応援してくれたファンに感謝したいです。チームもこの数戦、僕をささえてくれました。これで今シーズンは終わります。今月下旬に手術をして、しっかりケアをし、来年はさらに強くなってかえってきたいと思います。期待に応えることはできませんでしたが、熱い声援、本当にありがとうございます。心から感謝しています」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 17位)
    「今週末はマシンを改善することができました。フィーリングもよくなりました。レース後半は、序盤よりペースもよくて楽しく走ることができました。ケガから復帰してから、トップとの差が最も縮まったレースでした。終盤はトップとの差が1秒でした。問題は序盤のペースにあります。終盤ほどマシンをうまくコントロールできずタイムをかなり落としました。しかし終盤に向けてブレーキングを遅らせることができるようになりラップタイムも上がりました。トップと30秒以内のペースで周回できたかもしれません。この勢いをフィリップアイランドにつなげられるようにがんばります」

  • MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    ビニャーレスが4位獲得、ロッシはリタイア。
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが表彰台争いを展開して4位を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは思うようにペースを上げられず、トップ10を目指しながら残り4ラップで転倒してリタイアとなった。

    ビニャーレスは4番グリッドからスタート後、ポジションをキープして第1コーナーへ進入。しかし第2コーナーへ向けてふたつ順位を下げるなど、1周目終了時点で7番手となっていた。

    3ラップ目には1台抜いて6番手に上がり、A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)のテールにぴったりとついてゆく。そしてふたり揃ってJ・ミラー(ドゥカティ)とフランコ・モルビデリをパス。これで4番手に浮上したビニャーレスはさらにプッシュして表彰台を目指していったが、わずかに届かず、トップから2.608秒差の4位でチェッカーを受けた。

    一方のロッシは10番グリッドからスタート。1ラップ目を14番手で終えたあと懸命に挽回し、3ラップまでに1台、5ラップまでにもう1台をパスして着実に順位を上げていった。

    これで12番手に上がったロッシは、P・エスパルガロ(KTM)にプレッシャーをかけて8ラップ目でパス。ここからはトップ10までの2.8秒差を縮めるために全力を尽くし、12ラップ目でD・ペトルッチ(ドゥカティ)の後方に迫ると、15ラップ目からは熾烈な10位争いを展開した。ところが21ラップ目の第1コーナーで転倒。これでリタイアを余儀なくされレースを終了した。

    4位獲得のビニャーレスは、ランキング3位と同ポイントに並んでランキング4位をキープ。ロッシはビニャーレスから31ポイント差のランキング7位に後退した。ヤマハはコンストラクターズランキング3位をキープ、Monster Energy Yamaha MotoGPもチームランキング3位を維持している。

    クアルタラロが2位を獲得し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを決定!
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが2位を獲得し、最終戦を待たずにルーキー・オブ・ザ・イヤーを決定。チームメイトのフランコ・モルビデリも6位獲得と健闘した。

    クアルタラロはフロントローから絶好のスタートを切ってポールシッターのM・マルケス(ホンダ)に続いた。序盤で何度か仕掛けてトップに立ったあと、中盤以降は2番手をキープしてタイヤを温存。そのまま最後まで順調に走り切り2位でチェッカーを受けた。この結果、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを決定したほか、トップ・ルーキーのリードを38ポイントに拡大してランキングでも6位へ浮上した。

    一方のモルビデリも序盤は3番手につけて表彰台争いに加わったが、そのあと少しずつ順位を下げて6位となった。ここ5戦で4度目のトップ6入りと調子を上げており、貴重なポイント獲得によって、自らのランキングを10位に上げただけでなく、チームランキングにも貢献。チームは第16戦終了現在、トップサテライトとして7ポイントのリードを築いている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(4位)
    「とてもポジティブなレースでした。スタート直後はクラッチロー選手とドビツィオーゾ選手と激しい競り合いになり、早めに前に出たかったのですが、なかなかうまくいきませんでした。それでも終盤になるとリズムがよくなってきたのでドビツィオーゾ選手との表彰台争いになったのですが、結局はパスすることができず4位に留まることになってしまいました。今回はマシンのポテンシャルをほぼすべて出し切ることができました。次のオーストラリアでは、もっと多くを出せるように頑張ります。ベストを尽くし、懸命にプッシュし、フロントローを狙っていきます。今日もしもフロントローからスタートしていれば、決勝もいい戦いができたはず。もう少しのところまで近づいてきているので、あとちょっとを詰めるためにハードワークを続けていきます。フィリップアイランドは大好きなコースです。でも今回と同様の目標を持って臨み、ハードワークの末に表彰台を勝ち取ります」

    バレンティーノ・ロッシ(DNF)
    「スタートで大きく遅れてしまいました。第1コーナーではなく、そのあとで集団の混乱に巻き込まれてしまったのです。そこから素早くポジションを挽回していくにはペースが十分ではありませんでした。それでもなんとかひとつひとつ上げていったのですが、後方からのチャレンジは難しく、ここまでが精一杯でした。まだデータを見ていませんが、最後はおそらく小さなミスをしてしまったのだと思います。難しいレースでした」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「今日はもう少し上を狙えると考えていました。ビニャーレス選手は競り合いの激しい序盤で順位を下げ、挽回するのに時間がかかってしまいました。彼のペースだけを見れば表彰台は確実だっただけに残念ですが、貴重なポイントを獲得したことでランキング3位にまた一歩近づいています。ロッシ選手にとっては非常に厳しいレース展開になりました。グリッド4列目からのスタートでさらに順位を落とし、最後は第1コーナーで転倒してしまいました。今日のことは忘れて、来週金曜日にはまた新たなスタートを切りたいと思います」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(2位)
    「シーズンの初めに掲げた目標、トップルーキーを獲得することができたので、とてもうれしいです。当初は50ポイントや90ポイントを考えていたので、ここまで163ポイントを獲得できたのは驚くべき成果と言えます。実際、私たちの活躍は多くの人を驚かせていると思います。そして今日から”私がルーキー・オブ・ザ・イヤーです”と言えることはとても幸せです。1年前はMoto2で15位あたりを走っていた私がここまで成長できたのは、PETRONAS Yamaha SRTとヤマハが私に信頼を置いて支えてくれたからに他なりません。私のほうも彼らの信頼を裏切らないよう全力を尽くし、ともに協力し合って目標を達成したのです。ランキング争いはまだ続きますが、そのことはあまり考え過ぎずに、ひとつひとつのレースに取り組んでいくつもりです」

    フランコ・モルビデリ(6位)
    「ポテンシャルを証明し、よい成績を獲得できました。この勢いを次のオーストラリアにつなげたいと思います。とは言え、もっと上を目指していただけに悔しい気持ちもあるのですが、決勝スタート後すぐに、昨日までの状態には届いていないことに気づきました。それでも6位を獲得できたことは、とくに終盤での苦しい状況を思えば、十分に評価できることだと思います。今回の最大の成果はスピードの向上です。これをさらに前へ進めていくことが重要です」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「非常に充実したウイークになりました。また、フランコ(モルビデリ) はゴール直前でカル(クラッチロー)に抜かれてしまったとは言え、このところ確実に調子を上げていることもうれしいことです。彼には今、明るい光が見えているはずです。このマシンの乗り方のベストな方法を理解することができたのです。ファビオ(クアルタラロ)は今回も表彰台を獲得。今季3度目の2位、そして6回目の表彰台です。残り3レースとなった今、ここまで達成してきたことを誇りに思い、これからさらにチャージをかけていこうとしています。シーズン終了までにもう一歩、前進したいと思っているのです」

    ラズラン・ラザリ(チーム代表)
    「ファビオは最後にドビツィオーゾに差を詰められ、フランコはクラッチローにゴールライン直前で抜かれてしまいましたが、そうだとしても、ふたりとも本当に素晴らしいレースを見せてくれました。そしてファビオはルーキー・オブ・ザ・イヤーを決定し、ファビオとフランコとでチーム・ランキングのポイントをたくさん獲得してくれました」

  • MotoGP | スズキ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    リンスが7位、ミルが8位でもてぎでの日本グランプリを終える。
    2019 MotoGP 第16戦 日本グランプリの決勝日、チームスズキエクスターのライダー達は、スズキのホームグランプリとなるツインリンクもてぎで、多くのファンが見守る中、力強い走りを見せた。

    アレックス・リンスとジョアン・ミルは肌寒いコンディションのなか、ともに前後にミディアムタイヤを選択し、確実なスタートを切った。

    1周目終了時点で、すでにミルはトップ10に位置する。対してややポジションを落としたリンスではあったが、数周後にはミルの背後に迫る。そこから、リンスは徐々にポジションを上げ、7番手を走行する。一方のミルもトップ10のポジションをしっかりとキープした。

    残り10周、リンスはミラー(ドゥカティ)を捕らえ6番手にポジションアップし、そのままの勢いで5番手を狙う。しかしレースはモルビデリ(ヤマハ)、クラッチロー(ホンダ)を交えた三つ巴のバトルとなり、トップ5フィニッシュを狙うリンスは残念ながらフィニッシュラインを7位で通過することとなった。しかし、この結果によりリンスはチャンピオンシップのポイントスタンディングで3位を守ることとなった。

    一方、ミルはポジション争いをすることでタイムをロスしていたが、それでも最終的にミルはリンスの直後となる8位を獲得した。ルーキーとして非常にコンスタントな成績を残し、自信を積み重ねることに成功した。

    また、シルバン・ギントーリは今シーズン最後となるワイルドカード参戦を20位で完走し、チームに有益なデータを数多く残すことに貢献した。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「アレックスは多くのライダーをパスしたにもかかわらず、結局7位に落ち着かなければならないという、とても難しいレースでした。ジョアンはとても良いレースをしてくれて、再び好リザルトを残してくれました。今日のレースでは2人とも非常に高いポテンシャルを持っていたのですが、彼らの望むような順位を獲得することは出来ませんでした。もちろん、私たちはより高い戦闘力を求めてハードワークを行っていき、次の週末のレースに準備していきたいと思っています。また、チームに有益なデータを残してくれたシルバンとテストチームにも感謝をしています。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「アレックスもジョアンも良いレースをしました。今日のレースで、あれ以上の順位を獲得するのは難しかったと思いますから。11番手と12番手というグリッドポジションから上を目指していくのは至難の業です。そのなかで、彼らは良いペースで走ってくれてよく挽回してくれたと思います。もちろん次はさらにトライすることをしなければいけませんけど、今日の結果には満足しています。シルバンもたくさんのインフォメーションを我々に提供してくれました。また、スズキからは多くの方が応援、そしてサポートに来てくれたことを心から感謝いたします。」

    アレックス・リンス
    「スタートが良くなかったね。ずいぶんポジションを下げちゃったよ。少しずつ挽回してポジションをキープしながら虎視眈々とさらに上位を狙っていたんだ。クラッチロー(ホンダ)と長くバトルをしていたんだけど、残念なのは最終的に彼よりも後ろでフィニッシュしたことだね。トップ5に入れるポテンシャルはあったと思うんだけど、時間がちょっと足りなかったね。でも、ここ日本でチャンピオンシップ3位を守れたのは嬉しいよ。それからこの週末、寄り添ってくれてたくさんのサポートをしてくれた鈴木俊宏社長にも感謝しているよ。本当に有難うございました。」

    ジョアン・ミル
    「基本的にこの週末はとてもハッピーだったと言えるね。前戦に比べて順位は良くなかったんだけど、個人的には自分のパフォーマンス面で次の一歩を踏み出すことが出来たと感じているんだ。週末を通して、バイクにとても良いフィーリングがあったんだ。もう少しで、表彰台とかトップ争いしている選手に近づけそうだなと。今日のレースでは、ペトルッチ(ドゥカティ)を抜くのに手間取って多くのタイムをロスしてしまったことは繰り返さないようにしないとね。これがなければもっと上位に近づくことが出来たと思うんだ。とはいっても、今回の日本グランプリは格別だったよ。スズキのファクトリーライダーとして初めてファンの前で走ることが出来たこと。特にスズキの社長の前で走れたことは光栄だったよ。」

    シルバン・ギントーリ
    「良いレースウィークだったよ。FP3のウェットでの走行は特に楽しかった。バイクの感触もとても良かったしね。レースではチームに有益なデータを残せるだけ残すように注力したよ。予定通りうまくいったと思う。スタートは難しかったけど、その後はコンスタントなリズムで走行することが出来たよ。スズキのホームグランプリに参戦することが出来たのは光栄だったね。」

  • MotoGP | 第16戦 日本GP 結果:マルク・マルケスが独走で今季10勝目

    MotoGP | 第16戦 日本GP 結果:マルク・マルケスが独走で今季10勝目

    2019年のMotoGP 第16戦 日本GPの決勝レースが10月20日(日)にツインリンクもてぎで行われ、マルク・マルケス(レプロル・ホンダ)がポール・トゥ・ウィンで優勝した。

    気温20度、路面温度25度のドライコンディションで25周のレースはスタート。ホールショットを奪ったのはポールポジションのマルク・マルケス。2番手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)とトップ争いを展開するもオープニングラップを制し、その後、徐々にギャップを広げていく。

    その後方では、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が激しい3位争いを展開する。

    残り4周、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が転倒によってリタイアする。

    優勝はマルク・マルケス。王者としての凱旋レースで圧倒的な強さを見せ、4連勝となる今季10勝目を挙げた。2位にはファビオ・クアルタラロが続き、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。3位にはアンドレア・ドヴィツィオーゾが入った。

    日本エース、中上貴晶は16位でレースを終えた。

    Pos. No. ライダー チーム バイク
    1 93 M.マルケス レプソル・ホンダ・チーム ホンダ
    2 20 F.クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT ヤマハ
    3 4 A.ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム ドゥカティ
    4 12 M.ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP ヤマハ
    5 35 C.クラッチロー LCRホンダ・カストロール ホンダ
    6 21 F.モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT ヤマハ
    7 42 A.リンス チーム・スズキ・エクスター スズキ
    8 36 J.ミル チーム・スズキ・エクスター スズキ
    9 9 D.ペトルッチ ドゥカティ・チーム ドゥカティ
    10 43 J.ミラー プラマック・レーシング ドゥカティ
    11 44 P.エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング KTM
    12 88 M.オリベイラ レッドブルKTMテック3 KTM
    13 63 F.バニャイア プラマック・レーシング ドゥカティ
    14 82 M.カリオ レッドブルKTMファクトリー・レーシング KTM
    15 41 A.エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ アプリリア
    16 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ ホンダ
    17 99 J.ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム ホンダ
    18 17 K.アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング ドゥカティ
    19 55 H.シャーリン レッドブルKTMテック3 KTM
    20 50 S.ギュントーリ チーム・スズキ・エクスター スズキ
    RT 46 V.ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP ヤマハ
    RT 29 A.イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ アプリリア