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  • MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP プレビュー

    マルク・マルケス、最高峰クラス4連覇なるか
    10月4日から6日までの3日間、タイのチャーン・インターナショナル・サーキットで、第15戦タイGPが開催される。チャーン・インターナショナル・サーキットは、2015年にスーパーバイク世界選手権(SBK)が行われ、MotoGPは18年に初回大会が行われた。今年が2回目の開催となる。

    チャーン・インターナショナル・サーキットは、首都バンコクから東に約400kmの場所に位置する。カンボジア国境に面するブリーラム県にあり、コースは一周、4.554km。前半区間はロングストレートが続き、中盤から後半にかけては中速コーナーが続くテクニカルセクションとなる。パッシングポイントの少ない難しいレイアウトのため、予選から激しい戦いが予想される。

    14戦を終えて総合首位のマルケスは、総合2位のA・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に98ポイント差をつけ、タイトルに王手をかけた状態で今大会を迎える。マルケスは昨年、72ポイント差でタイGPを迎え、決勝レースでドヴィツィオーゾとのし烈な優勝争いを制し、タイトル獲得に王手をかけた。今年は最高峰クラス4連覇、通算6回目のタイトル獲得に世界中が注目することになる。

    昨年は、最高気温が32℃、路面温度が49℃という厳しい条件の中でレースが行われた。マルケスは、予選、決勝ともにすばらしい走りを見せてポールトゥウイン。初開催のMotoGPを見ようと集まった10万人を超える大観衆を魅了した。今年は14戦を終えて8勝を含む13回の表彰台獲得と安定した戦いを続けてきた。今大会もRC213Vのパフォーマンスを存分に発揮し、大会2連覇とタイトル獲得に挑む。

    14戦を終えて総合9位のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、昨年の大会ではタイヤのパフォーマンスをうまく引き出せなかったが、厳しい状況の中で7位とまずまずの結果を残した。フリー走行は3番手と好調なスタートだったが、最終的に、暑さと厳しい路面コンディションにセットアップを合わせ切れなかった。今年は昨年の課題を参考にセットアップを進め、RC213Vのパフォーマンスを引き出し、今季3回目の表彰台獲得に挑む。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、後半戦に入って、さらに大きなステップを刻む意気込みだ。昨年の大会では、レース序盤に転倒を喫し、再スタートを切りましたが22位という残念な結果だった。フリー走行、予選はまずまずの内容だっただけに悔しい結果だった。今年は昨年の経験を活かし好リザルトを目指す。そして、ホームグランプリとなる次戦日本GPに向けて勢いをつける意気込みだ。

    ケガから復帰4戦目となるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、体調も徐々に回復しており、今大会はベストリザルトを目標に挑む。ドゥカティで参戦した昨年は、初日のフリー走行で転倒を喫し大会を欠場した。今年は、フリー走行、予選、決勝と着実に前進していく意気込みだ。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「アラゴンはすばらしい週末になりました。ホームの観客の前で優勝できてとてもうれしい気持ちになりました。この自信とエネルギーをタイでもキープし、力強い週末にしたいと思います。環境が変わってもレースウイークへのアプローチは変わりません。日曜日の決勝レースで、できる限り強くなれるように自分の仕事をします。昨年のタイGPはとてもエキサイティングなレースになりました。今年もファンのためにいいレースができることを願っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
    「ミサノに比べて、アラゴンではかなりいいレースができました。引き続きタイGPとそれに続く遠征シリーズで前進できることを願っています。昨年は力強いレースができたので、今週末もいいレースができると思います。マシンのブレーキングと自分の走り方を活かせれば、いくつかのコーナーでアドバンテージを築けると思います。Hondaとチームのスタッフは、いつもすばらしい仕事をしてくれています。みんなの努力が結果に反映されることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 総合12位)
    「ヨーロッパを離れての遠征戦は、僕にとって本当に重要なレースになります。前戦アラゴンGPを終えて、いったん日本に戻り、それからタイに向かいました。短い移動なので、時差ぼけも少なくて済みます。タイのサーキットは好きです。とてもシンプルなレイアウトですが、簡単ではありません。しかし、Hondaとは相性がいいサーキットだと思います。天候と路面コンディションに合うベストな戦略を見つけたいと思います。目標はすべてのセッションでトップ10に入ることです。チャンスがあれば、決勝ではトップ6かトップ7を狙います。これが今週末の目標です。いい天気になることを願っています」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合19位)
    「昨年のタイGPはあまりいい週末ではありませんでした。大きな転倒をしてしまい、レースに出られなくなってしまいました。今年はレースを完走したいと思います。昨年のマルク(マルケス)の走りを見るとマシンはこのサーキットとの相性もよく、いいレースができると思います。アラゴンは難しいレースでしたが、今週末はいい週末になることを願っています。プラクティスセッションで、ペースがよくなってきていることを感じています。このポテンシャルを発揮することが、今大会の目標です」

  • MotoGP | ヤマハ 第15戦 タイGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第15戦 タイGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、ブリラムでシフトアップ
    Monster Energy Yamaha MotoGPは今週末、アジア/オセアニア大会の初戦、タイGP出場のためチャーン・インターナショナル・サーキットへ。初開催の昨年は大勢のファンを集めて大盛況をおさめているだけに、マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは今年も非常に楽しみにしている。

    ビニャーレスは2週間前のアラゴンGPでトップ3に肉迫しながらの4位。表彰台を逃した悔しさをより一層、強いモチベーションに変えて雪辱を狙う。昨年のこの大会ではコースとライディング・スタイルの好相性をアピールする3位を獲得しており、今年も100%を注いで表彰台への復帰を目指している。シリーズポイントでは第14戦終了時点でランキング5位となっているが、昨年の3位以上を確保するためにあと9ポイントの差を挽回することが当面の目標となる。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシも、お気に入りのこのコースを非常に楽しみにしている。昨年の同大会ではウイークを通して好調を維持しただけでなく、地元ファンのモータースポーツ熱に感動をもらい多くの良い思い出を残している。昨年はビニャーレスに続く4位で惜しくも表彰台を逃してしまったため、今年ことはトップ3を目指したいところ。またシリーズポイントにおいても、現在のランキング5位から19ポイントを縮めて3位獲得を狙う。

    ドイツ人建築家のヘルマン・ティルケによってデザインされたチャーン・インターナショナル・サーキットは2014年にオープン。その1年後にはMOTUL FIM Superbike World Championshipがスタートし、2018年からはMotoGPの日程にも加えられるようになった。タイの首都バンコクから北東へ約410km、ブリラムという町の近郊に位置。”ブリラム”は”City of Happiness(幸福の町)”と訳され、サーキット設置によってまさに幸福が訪れた。全長4.554kmのなかに1kmのロングストレート、5つの左コーナー、7つの右コーナーが設けられたこのコースは、チームにもライダーにも愛されている。その他コース外の施設も素晴らしく、10万ものファンがレースの熱狂を楽しみ、声援を送る。

    クアルタラロとモルビデリ、ポテンシャルに自信を持ってタイGPへ
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリは、MotoGP史上初となる、5週間にわたって行われるアジア/オセアニア・ラウンドに期待を持って臨んでいる。

    クアルタラロはこのところの4戦でトップ5を逃したのは1度だけと絶好調。ここブリーラム・サーキットでは2018年にMoto2で好成績を残しており、今回も表彰台争いを目標に全力で挑む。

    一方のモルビデリは前回アラゴンGPで他車に接触されて転倒リタイアと悔しい結果。1年前に活躍したこのコースで雪辱を果たすべく、クアルタラロ同様、好成績獲得を目指している。

    ブリーラム・インターナショナル・サーキットのフリープラクティス・セッションは10月4日(金)、現地時間9:55にスタート。決勝は10月6日(日)に全26ラップで競われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス
    「前回のアラゴンでは、レース序盤で強さを発揮する方法を見つけることができました。そしてそれが、私にとってはとても重要なことなのです。シーズン前半は1ラップ目から15ラップ目までで苦戦することが多かったので、新しく見つけたこの方法をここブリラムで十分に生かしたいと思っています。今は非常に好調ですし、昨年のこの大会にも良い印象があるので期待を持っています。気温の高さには苦しめられることになると思いますが、コースレイアウトは私たちのマシンに合っていますし、タイヤもよく働いてくれます。またチーム内の雰囲気もとても良くて、全員が一丸となり素晴らしい仕事ができています。ここ数戦以上に、いい走りをしてトップライダーたちに近づけるよう頑張ります。何度も言ってきたことですが、今の目標はトップ・ヤマハとランキング3位獲得です」

    バレンティーノ・ロッシ
    「ヨーロッパを離れてアジア/オセアニアでのレースが始まります。その1回目がこのタイGPです。昨年は予選で2位を獲得するなど非常に好調で、決勝でも最後まで表彰台を競い合うことができました。残念ながら打ち勝つことができず、4位に終わりましたが、スピードは十分に持っていました。今年もその速さを再現し、昨年以上の成績を目指したいと思います」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「チームにとってもライダーにとっても非常に重要で、また負担の大きいアジア/オセアニア・ラウンドが始まります。5週間で4レースを行うことになりますし、そのすべてが異なるタイム・ゾーンに位置し、また気温や気候もそれぞれ大きく変わってくるのです。初回となるタイGP は、非常に暑く湿度の高いチャンギ・インターナショナル・サーキットで行われます。でも昨年はここで良い仕事ができたので、今年もとても楽しみです。サーキット施設は素晴らしく、コースもヤマハのマシンに合っていますし、ファンの皆さんもまた非常に温かく迎えてくれます。昨年はこの大会から調子が上向きになってきたので、1年後の今の状況と比較することで、ここまでの進化を確認することも楽しみにしています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ
    「アラゴンよりもいい走りができるはずだと考えています。長くてスローなコーナーがたくさんあって、この特徴がヤマハのマシンに合っているからです。ここでMotoGPが行われるのはわずか2回目ですから、ベテランライダーとの経験の差が大きくないところも有利に働いてくれると思います。私たちとしては、できるだけ早くコースに適応してベストを尽くすだけ。私は旅が大好きですし、タイGPのあとは少し休みもあるので、アジア/オセアニア・ラウンドへ向かうこの時期はいつも楽しみです」

    フランコ・モルビデリ
    「ブリラムは大好きなコースで、昨年はとてもいいレースができました。今年は去年以上の活躍を目指して、長所をより一層、伸ばしていきたいと思っています。前回アラゴンではとても好調だったのに、それを十分に表現しきれないまま終わってしまいました。今度こそ本当のポテンシャルを見せられるよう頑張ります。目標は依然としてトップ5です」

  • ホンダF1、東京モーターショーで『世界選手権参戦60周年記念展示』

    ホンダF1、東京モーターショーで『世界選手権参戦60周年記念展示』

    ホンダは、東京モーターショーで『世界選手権参戦60周年記念展示』と題して5台のF1マシンと4台のバイクを展示する。

    ホンダは、1954年に創業者の本田宗一郎が、“世界一への夢の達成”を目指して当時の世界最高峰であるFIMロードレース世界選手権の「マン島T.T.レース」への出場を宣言。

    その後5年を費やしてマシンを開発し、1959年6月3日に日本の二輪車メーカーとして初めてマン島T.T.レースの125ccクラスに、鈴木淳三選手、谷口尚己選手、鈴木義一選手、田中楨助選手の4選手がRC142で出場してから、60年の節目をむかえることができた。

    その後、挑戦の歴史は二輪車にとどまることなく、1964年には四輪車の最高峰レースであるFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)のドイツGPにロニー・バックナム選手がRA271で参戦した。そして、その後も長きにわたり、世界の頂点を目指したレース活動を続けてきた。また頂点レースだけでなく、二輪車・四輪車ともに多様なカテゴリーのレースに参戦することで、技術と人を磨くとともに、多くのお客さまと楽しさ、喜び、感動を共有してきた。
    ホンダのレース活動における挑戦の歴史の象徴である、マン島T.T.レース参戦から60周年となる今年を、「Honda Racingアニバーサリー・イヤー」とし、記念イベントを数多く実施してきた。

    今年の「第46回東京モーターショー2019」では『世界選手権参戦60周年記念展示』と題して以下の5台のF1マシンを展示する。

    ■ F1マシン
    RA272
    (1965年 FIA フォーミュラ・ワン世界選手権 メキシコGP優勝モデル)

    McLaren Honda MP4/4
    (1988年 FIA フォーミュラ・ワン世界選手権 チャンピオンモデル)

    RA106
    (2006年 FIA フォーミュラ・ワン世界選手権 ハンガリーGP優勝モデル)

    Scuderia Toro Rosso STR13
    (2019年FIA フォーミュラ・ワン世界選手権出場カラーモデル)

    Aston Martin Red Bull Racing RB14
    (2019年FIA フォーミュラ・ワン世界選手権出場カラーモデル)

    ■ 2輪 レーシングマシン
    RC142
    (1959年FIM ロードレース世界選手権マン島TTレース出場モデル)

    NSR500
    (1985年FIMロードレース世界選手権チャンピオンモデル)

    RC211V
    (2006年FIMロードレース世界選手権MotoGPクラスチャンピオンモデル)

    RC213V(2019年FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス出場モデル)

  • ホンダ、F1 & MotoGP 日本GP特別展示を開催

    ホンダ、F1 & MotoGP 日本GP特別展示を開催

    ホンダは、10月13日(日)に開催される「2019 FIA F1世界選手権シリーズ第17戦 日本グランプリレース」と、10月20日(日)に開催される「2019 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ第16戦 MOTUL 日本グランプリ」をテーマにした特別展示をHondaウエルカムプラザ青山で開催中している。

    ホンダは、1959年6月3日に日本の二輪車メーカーとして初めて、時の世界最高峰であるFIM ロードレース世界選手権(WGP)のマン島T.T.レースの125ccクラスに出場。

    その後、挑戦の歴史は二輪車にとどまることなく、1964年には四輪車の最高峰レースであるFIA フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)のドイツGPに参戦した。

    初参戦から60年を経た2019年の現在も、ホンダは頂点のMotoGP、F1に挑戦し続けている。今回、参戦60周年を記念し、往年の車両を展示。あわせて、現代へ続く二輪、四輪それぞれの参戦史も掲示しており、その足跡を振り返ることができる。

    展示車両 展示期間
    RC162(二輪:1961年 WGP参戦車両) 9月18日~10月20日(予定)
    RC213V(二輪:2014年 MotoGP参戦車両) 9月18日~10月16日および10月17日~20日(予定)
    RA273(四輪:1966年 F1世界選手権参戦車両) 9月18日~10月20日(予定)
    STR13(四輪:2018年カラー・ショーカー) 9月18日~10月7日(予定)

    なお、ツインリンクもてぎ(栃木県)のHonda Collection Hallでも「ホンダ世界選手権参戦60周年記念特別展示」を行っている。

    ■ ご来場についての注意事項
    ※Hondaウエルカムプラザ青山の開館時間は10:00~18:00となっております。
    ※当館の駐車駐輪場には限りがあります。なるべく公共交通機関のご利用をお願いいたします。なお、満車の場合は駐車をお断りする場合がございます。
    ※当館の駐車駐輪場の入出庫可能時間は10:00~18:00で、時間外の入出庫はできません。
    ※館内への飲食物のお持ち込み、ペットを連れてのご入館はお断りします。
    ※館内および敷地内には喫煙場所はありません。

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    マルケス今季8勝目。タイトル獲得に王手を掛ける。
    第14戦アラゴンGPは、今季9回目のポールポジションから好スタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が快調にトップを快走し、独走で今季8勝目を挙げた。

    今大会、フリー走行、予選でライバルを圧倒したマルケスは、好スタートを切ると序盤に1分48秒台のラップを刻んで2番手以下を突き放す。そして、中盤には約5秒の大量リードを築き、終盤にはその差を7秒まで広げる独走となった。

    これでマルケスはアラゴンGP4連勝(通算5勝目)を達成。ホームGPで迎えたグランプリデビュー200戦目を優勝で飾り、応援にかけつけた大勢の地元ファンから祝福の拍手が送られた。

    連戦となった前戦サンマリノGPからの2連勝を達成、今季8勝を挙げたマルケスは、総合2位で今大会2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)との差を98点とし、4年連続6回目のタイトル獲得に王手をかけた。次戦タイGPでドヴィツィオーゾに2点差以上をつけるとタイトルが決まる。

    予選7番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が6位でフィニッシュした。オープニングラップは8番手とポジションを落としたが、8周目にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)をかわし7番手へ。終盤には、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)を抜いて6位でチェッカーを受けた。今大会は、不安定な天候の影響もあり、思うようにセットアップを進めることができなかったが、決勝では粘り強い走りでポジションを上げることに成功した。

    予選14番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、序盤ペースが上がらず13番手へとポジションを落としたが、終盤になって3台の10番手争いのグループに追いつき、ミゲル・オリベイラ(KTM)、アンドレア・イアンノーネ(アプリリア)、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)を次々に抜いて10位でフィニッシュした。過去2戦、転倒再スタートでノーポイントのレースが続いていたが、3戦ぶりのポイント獲得を果たした。

    ケガから復帰3戦目となるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、予選19番手から好スタートを切って序盤12番手までポジションを上げたが、中盤以降、ペースが上がらず20位でフィニッシュした。今大会はフロントにミディアム、リアにソフトをチョイス。チームメートのマルケスと同じ選択だったが、後半は消耗に苦しみなど、タイヤをパフォーマンスをうまく引き出せなかった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日はレースに向けての戦略と、何をしなければならないかということがはっきりしていたし、自信もありました。ピットを出たときからいいフィーリングがあったので、序盤からプッシュしていきました。そして、4~5秒引き離してからは、あまりプッシュせずにそのギャップをキープしようと務めました。ビニャーレスが少し近付いてきたときは、2、3周プッシュして走り、アドバンテージを安定させました。簡単に見えたかもしれませんが、そうではありませんでした。レースウイークを通して限界を見つけるために、一生懸命取り組んできました。地元のファンの前で優勝することができて最高の気分です。応援してくれたすべてのひとに感謝しています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 6位)
    「今日の結果はうれしいです。先週のサンマリノGPは最悪のレースだったので、今日は完走しなければなりませんでした。アラゴンでいい結果を残すことができてよかったです。オープニングラップは、バトルに巻き込まれ、レース中盤にはコースを外れるなど、何度もタイムをロスしましたが、全体的なペースには満足しています。今日のレースが、これほど速いペースになるとは思いませんでした。しかし、最後までいいペースをキープすることができたし、うまいパッシングも何度かあり、トップ6に入ることができました」

    中上貴晶(10位)
    「なんとかトップ10フィニッシュという目標を達成することができましたが、想定していた1分49秒台の走りができず、課題を残すレースとなりました。今日はフロントにミディアム、リアにソフトをチョイスしました。タイヤ選択はよかったと思いますが、グリップの改善という点では大きなステップを刻めませんでした。次のタイGPは、路面も気候もガラリと変わるので、しっかり準備しなければなりません。今日は朝のウォームアップがウエットとなり、セッティングの変更を確認できなかったことが決勝に影響しました。いくつも課題を残すレースとなりました。しかし、イギリス、サンマリノと転倒ノーポイントに終わっていたので、その点では、次につながるレースができたと思います。日本GPに弾みをつけるという意味でも、次のタイGPでは、今季ベストを目指し、いいレースをしたいです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 20位)
    「とても力強いスタートを切ることができました。そのため、いい結果を残せると期待したし、序盤はとても戦闘的な走りができました。しかし、リアタイヤがかなり消耗し、リアのグリップに苦戦しました。それからは、できるかぎりスムーズに走りしたが、少しずつポジションは落ちていきました。とても残念です。いいスタートが切れなかったとしても、終盤に向けて力強いレースをしたかったです。今日はセッティングの方向性をさらに学ぶことができことはポジティブでした。今回はプラクティスセッションもうまくいきました。すばらしい優勝を果たしたマルクとチームにおめでとうと言いたいです」

  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPは4位と8位。
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは、最初の3つのセクションでヤマハの俊敏性を十分に引き出して健闘したが、レース終盤で追い上げてきたライバルたちを抑え切れず4位でフィニッシュ。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは上位争いに加われないまま8位でゴールした。

    ビニャーレスはグリッド・ポジションの3位からひとつ下げて4位で第1コーナーに進入。ファビオ・クアルタラロの後方につけてチャンスを窺い、5ラップ目で前に出ると、さらにJ・ミラーにプレッシャーをかけていった。そして7ラップ目にアウト側から果敢に仕掛けて2位に浮上。続けて第10コーナーと第11コーナーでペースを上げて突き放した。

    この時点でトップから4秒以上、離されていたため、おもに後方の5台グループとの差を維持することに集中。しかしA・ドビツィオーゾとミラーが徐々に近づき、ついには2台に先行を許して4位でチェッカーを受けた。トップとの差は5.811秒。

    ロッシはグリッド6位から好スタートを切りポジションをキープしたが、そのあとは、なかなか上げられず、ドビツィオーゾとC・クラッチローに先行されてしまう。7ラップ目以降はリア・グリップが低下して1分49秒台をキープすることが難しくなり、後方9位に6秒差をつけながら、前方7位から離されて単独走行となった。

    その後もリズムをつかめず厳しい戦いを強いられたが、最後まで果敢に攻め続けて8位でフィニッシュ。トップとの差は23.623秒差まで開いていた。

    この結果、ビニャーレスはランキング5位をキープ。ロッシが10ポイント差の6位で続いている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキング3位をキープ。Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位を維持している。

    クアルタラロが5位獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロはグリッド2位からスタートして5位を獲得。チームメイトのフランコ・モルビデリはオープニングラップで他車に接触されて転倒し、リタイアとなった。

    クアルタラロは好スタートから表彰台争いを展開。後半は5位に下げて、そのままチェッカーまでポジションをキープした。この結果、トップ・サテライトとトップ・ルーキーを維持している。

    一方のモルビデリはオープニングラップの第12コーナーで他車に接触されて転倒。1ラップも走り切らないうちにレースを終了することとなってしまった。プラクティスでの好調を、次回タイGPで結果につなげる意気込み。

    次回タイGPは2週間後の10月4日~6日、ブリーラム・インターナショナル・サーキットで開催される。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(4位)
    「2位には入れると思っていたので全力でプッシュし続けましたが、最後の2ラップでタイヤが限界に来てしまいました。それが原因で2~3回、転倒しそうになり、そのあとは’OK、今日は4位が最高。それを確実に手にしなければ’と考えるようになりました。レース中盤で非常に力強く走れたことに満足していますし、終盤はタイヤがきつくなりペースを維持できなくなったものの依然としてヤマハ勢トップを維持することができました。至るところでドビツィオーゾを抑えようと頑張りましたが、ストレートではどうにもならず、最後は先行を許してしまいました」

    バレンティーノ・ロッシ(8位)
    「私よりも速いライダーが3~4人いたので表彰台は難しいとわかっていました。でも今日は予想よりさらに悪く、スタートからわずか数ラップでペースを落とさなければならなくなりました。タイヤに不具合が出てグリップが失われ、シルバーストンのときと似たような状況になったのです。私としては、これはタイヤの問題ではなく私たち自身の問題だと考えています。いつもリア・グリップに悩まされ、そのせいで、より一層タイヤを消耗させて終盤で苦しい展開を強いられることになるのです。ハード・コンパウンドを選択したライダーは、他のヤマハ勢を含めてみな苦戦していて、終盤でより悪化しているようでした。私は序盤からそうだったのですが。でもソフト・コンパウンドを履けばうまくいったかと言えば、そういうわけでもないと思います。なぜならプラクティス中に試したソフト・タイヤは私たちのマシンに合っていなかったのですから」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「予想以上に厳しいレースになってしまいました。バレンティーノは序盤から、マーベリックは終盤でリア・グリップの低下に悩まされ、マーベリックはそれが原因で表彰台を逃すことになってしまいました。最終ラップで表彰台から外れることは、当然ながら非常に残念なことです。プラクティス中はロング・ランを行うだけの時間がなかったので、このようなグリップ低下の問題に直面することはありませんでした。昨日の雨によって状況が変化したのかもしれませんが、いずれにしても、結果はこのようなことになったのです。昨日までは全セッションで好調で、表彰台を逃すとは思っていなかっただけに今日は悔しい気持ちでいっぱいです。それでも去年と比べれば着実に前進していることは間違いありません。だからこそ、私たちはこれからも課題克服に向けて頑張らなければなりません」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(5位)
    「総合的に見て、ここアラゴンでは良い仕事ができたと思います。目標はトップ5だったので結果にも満足しています。ただ左コーナーでややグリップが悪かったので、データを分析して原因を調べる必要があるでしょう。終盤もペースは良かったのですが、トップグループについて行くにはわずかに足りず、100%を出し切りましたが追いつくことはできませんでした。ジャック(ミル)とトップ・サテライトを競っていて、結果はこのあとのアジア/オセアニア・ラウンドに持ち越されることになりました。次回タイはハードワークが必至ですが、好きなコースなので楽しみにしています」

    フランコ・モルビデリ(DNF)
    「昨日までとても好調で、今日も良いレースを期待していただけに、1周目の出来事は非常に不運でした。午前中のウォームアップ・セッションでもマシンがさらに改良されていたので好成績を狙っていましたが、第12コーナーでリンスに接触されてどうすることもできませんでした。レース後に彼が私のところにやって来てミスを詫び、’止めようとしたが止められなかった’と謝ってくれました。結果はこのようなことになりましたが、良かったことは、ウイーク中ずっと非常に好調だったことです。さらに強さを追求し、次のタイGPに賭けたいと思います」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「チームのなかで明暗が分かれることとなりました。フランコ(モルビデリ)はオープニングラップで接触されてしまい、本当に不運でした。ここまでしっかり準備をしてきて、決勝の1ラップもできずに、しかも彼自身にはまったくミスがなかったのにこのような結果になるのは非常に残念なことです。でもこれがレースというもので、幸いにも怪我がなかったので、また次から頑張れます。ファビオ(クアルタラロ)は非常に安定しており、昨日の時点で夢見た成績には届かなかったものの、グリップ低下に悩まされる難しいレースで5位を獲得したのですから、私たちとしては少しも不満はありません。むしろ誇れる結果です」

    ラズラン・ラザリ(チーム代表)
    「ファビオは難しいコンディションのなかで好成績を獲得し、トップ・サテライトを守っています。フランコの方はオープニングラップで不運に見舞われてしまいましたが、ここまでの好調を次につなげてくれるものと確信しています。非常に良い状態でヨーロッパ・ラウンドを終えることができ、このあとのタイ、日本、オーストラリア、マレーシアがますます楽しみになりました」

    鷲見崇宏談(MS開発部モトGPグループリーダー)
    「スペインのアラゴンサーキットの特徴は、長いストレートと、高低差を伴う回り込むコーナー・加減速が織り込まれたサーキットで、車両性能の高いバランスが求められます。昨年ヤマハはここアラゴンで苦戦をしており、それを繰り返さないよう、問題分析・確実な改善達成を目標に作業を進めてきました。プラクティスでは、ドライ、ウェットともに安定したパフォーマンスを発揮できており、ここ数戦の好調を維持する形で、表彰台獲得に期待をもって臨みました。レースは、別格の強さを見せるホンダのマルケス選手に付いていくことはかないませんでしたが、中盤以降はビニャーレス選手が2位グループをリード。表彰台まであと一歩のところでしたが、終盤Rrタイヤのグリップダウンによってペース維持が難しくなり、2台のドゥカティの追撃を防ぎきれず4位。クアルタラロ、ロッシも同様にリアタイヤのグリップ低下に苦しみ、それぞれ期待していたポジションには届きませんでした。今回ヤマハライダーは、ハードタイヤを選択しましたが、ベストな選択ではなかったのかもしれません。タイヤ選択には、天候・温度など多くの要因が影響します。マシンの性能開発はもちろんのこと、タイヤの使いこなしについても改善をしていく必要があります。引き続きご声援よろしくお願いします」

  • MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    チームスズキエクスター、アラゴンGP決勝は揃って悔しい追い上げレースに。
    MotoGP第14戦アラゴンGP決勝日朝のウォームアップセッションは、各チームが決勝に向けて最終のセットアップを確認。チームスズキエクスターライダーのふたりは共に好感触でセッションを終え、チーム、ライダー揃って決勝への士気を高める。

    アレックス・リンス、ジョアン・ミルは決勝にどちらもフロントミディアム、リアハードのタイヤコンビネーションを選択。各ライダーがグリッドに揃うと上空に雨雲が迫り、雨の心配がされたものの、午後1時にドライレースで23周の決勝がスタートした。

    9番手、12番手グリッドからそれぞれスタートしたミルとリンスは共に好スタートを決めて1コーナーにほぼ同時に飛び込む。しかしその後、12コーナーでリンスがモルビデリ(ヤマハ)と接触してモルビデリが転倒、リンスはオーバーランをしたため19番手までポジションを落としてコースに復帰する。リンスはその後、猛烈なアタックでオーバーテイクを繰り返すが、12番手までポジションを上げたところでモルビデリとの接触に際するロングラップペナルティーが科せられることになる。リンスはペナルティー消化後もペースを落とすことなく前を追撃。9番手争いのグループで終盤までバトルを繰り返し9位でチェッカーを受け、チャンピオンシップでは再びランキング3位に返り咲いた。

    一方のミルは得意とする母国サーキットでフリー走行、予選で好調さをアピール。しかし決勝はブレーキングのフィーリングに苦しみ、序盤に順位を上げられずに苦戦。徐々にペースが安定し、追撃体制に入ったところで他車と接触があり、ミルは最後尾までポジションを落とす。リンス同様苦しい追い上げレースを強いられるが、最後まで粘りの走りで14番手まで順位を上げてゴール。金曜、土曜と強いパフォーマンスを見せてきたルーキー・ミルにとっては悔しさの残る週末となった。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「スズキにとってはとても残念な週末となってしまいました。今週は両ライダー共スピードがあったので、我々ももっと良い結果を期待していたのですが、残念ながらふたりともアクシデントに見舞われ、後方からの追い上げレースを余儀なくされてしまいました。アクシデントに関わってしまったライダーには申し訳なく思っています。しかしどちらのライダーもレースを諦めず、淡々とオーバーテイクを続けてしっかりとポイントを獲得し、さらにアレックスはチャンピオンシップで再び3位に上がることができたので、そこはポジティブだったと言うべきでしょう。ここからオーバーシーズラウンドに入りますが、一刻も早く再び強い結果が残せるチームに戻れるように、さらに尽力していきます。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「今日の決勝は序盤から苦戦するだろうと予想していましたが、想像していた以上の困難が待ち受けていた状態となってしまいました。アレックスはスタートを決めてオープニングラップで一気に8番手まで順位を上げましたが、その後モルビデリと接触して彼を転倒させてしまう結果となり、彼と彼のチームには本当に申し訳ないことをしてしまったと思っています。アレックスは決勝でトップグループに近づけるペースがあったのですが、ロングラップペナルティーでトップグループと大きな差がついてしまい、追い上げレースを強いられてしまいました。しかしチャンピオンシップランキングでは再び3位に上がることができたので、それは粘りの走りの成果だったと言えるでしょう。ジョアンもこの週末はかなりポジティブなフィーリングだったのですが、今日は他車と接触があり大幅に順位を落とし、アレックス同様後方からの悔しい追い上げレースとなってしまいました。次戦タイはふたりのライダーが揃って強いバトルをできるよう願っています。」

    アレックス・リンス
    「まずフランキー(モルビデリ)に本当に申し訳ないことをしてしまった。レース後に本人には直接お詫びに行ったけど、謝罪しても結果が変わるわけじゃないからね。ロングラップペナルティーを科せられたのは当然だし、十分納得しているけど、そのお陰で完全に追い上げレースになってしまった。決勝中の様々な状況を考えれば、今日は9位で無事に完走することができてよかったと思うよ。敗因は全て予選ポジションが悪かったせい。次戦タイではもっと予選から集中して、しっかりウィークの流れを作らなくちゃいけないね。」

    ジョアン・ミル
    「この週末はフィーリングがかなり良かったから決勝を楽しみにしていたのだけど、期待通りの結果が残せなくて本当にがっかりしているよ。序盤何度かオーバーラン気味になったせいで他車と接触してマシンにダメージを負ってしまったうえ、さらにその後もまた接触で最後尾まで順位を落としてしまった。そこからはとにかく1台でも多くオーバーテイクすることに集中するしかなくて、思い描いていたイメージとは全く違った展開になってしまったよ。次のタイでは今日のような展開じゃなくて、もっと良い結果を残せるレースをしたいよ。」

  • MotoGP アラゴンGP 結果 | マルク・マルケスが200戦目で独走優勝

    MotoGP アラゴンGP 結果 | マルク・マルケスが200戦目で独走優勝

    2019年のMotoGP 第14戦アラゴンGPの決勝レース(周回数23ラップ)が9月22日(日)にモーターランド・アラゴンで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)が今季8勝目を挙げた。

    気温27度、路面温度32度のドライコンディションの中、ポールポジションからスタートしたポイントリーダーのマルク・マルケスがホールショットを決め、プラクティスで掴んだペースでレースの主導権を握り、4.836秒差のアドバンテージを広げて2戦連続8勝目。最高峰クラス122戦で52勝目、キャリア通算200戦目で78勝目を挙げた。

    10番グリッドのアンドレア・ドヴィツィオーゾは2位。今季7度目の表彰台を獲得すれば、4番グリッドのジャック・ミラーは、5.430秒差の3位に入り、4戦ぶり3度目の表彰台を獲得。

    ウォームアップ走行で週末2度目の1番手に進出した3番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは4位。2番グリッドのファビオ・クアルタラロは5位。7番グリッドのカル・クラッチローは6位。5番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、今季の最高位となる7位に進出。

    6番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、23.623秒差の8位。12番グリッドのアレックス・リンスは、1ラップ目にフランコ・モルビデッリに接触したことからロングラップペナルティを課せられて9位。

    13番グリッドの中上貴晶は、終盤に3人を抜いて31.242秒差の10位。今季8度目のトップ10入りを果たせば、11番グリッドのアンドレア・イアンノーネは11位。14番グリッドのダニロ・ペトルッチは12位。今季初参戦となった18番グリッドのミカ・カリオは17位。19番グリッドのホルヘ・ロレンソは20位。

    8番グリッドのモルビデッリは、6番手に浮上した1ラップ目の12コーナーでイン側に進入してきたリンスから追突されて今季7度目の転倒、今季5度目の転倒リタイア。

    チャンピオンシップは、総合1位マルケスと総合2位ドヴィツィオーゾのギャップが93ポイント差から98ポイント差に広がった。

    次戦タイGPは、チャーン・インターナショナル・サーキットで2週間後の10月4日に初日、6日に決勝レースが行われる。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 41’57.221
    2 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati +4.836
    3 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati +5.430
    4 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +5.811
    5 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha +8.924
    6 C・クラッチロー LCR Honda Honda +10.390
    7 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia +10.441
    8 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +23.623
    9 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +27.998
    10 中上貴晶 LCR Honda Honda +32.624
    11 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia +32.624
    12 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati +33.043
    13 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM +33.063
    14 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +33.363
    15 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati +36.358
    16 F・バニャイア Alma Pramac Racing Ducati +41.295
    17 M・カリオ Red Bull KTM Factory Racing KTM +42.983
    18 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati +43.880
    19 B・スミス Aprilia Racing Team Aprilia +44.279
    20 J・ロレンソ Repsol Honda Team Honda +46.087
    21 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM +47.308
  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    マルケス今季9度目のポールポジション獲得。シーズン8勝目に向けて絶好のグリッドを得る。
    MotoGP 第14戦アラゴンGPの予選は、フリー走行でトップタイムをマークし、今大会で好調な走りを見せるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、ポールポジション(PP)を獲得した。マルケスは1回目のアタックで1分47秒009をマーク。2回目のアタックでは、1分46秒台が期待されたが、ミスもあり途中でアタックを断念するも、2番手に0.327秒のリードを築く力強い走りで、ファンを喜ばせた。

    この日は、朝方まで降った雨の影響で午前中はウエットコンディション。午後になって青空が広がり、FP4とQ1、Q2はドライコンディションで行われた。

    不安定な天候とコンディションになった一日だが、マルケスは順調にセットアップを進めた。決勝レースとほぼ同じ時間に行われたFP4では1分48秒台で連続ラップを刻み、決勝に向けて準備が整っていることを感じさせた。過去3年、アラゴンGPを制しているマルケス。今季9度目のPPから、4年連続5回目の大会制覇に挑む。

    初日7番手とまずまずのスタートを切ったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、この日、マシンのセッティングに苦戦した。2台のマシンを異なる仕様にしてセットアップにトライしたが、いずれのセットも満足のいく状態にはならなかった。それでも予選では7番グリッドを獲得、今季3度目の表彰台獲得を目指す。

    初日13番手からQ2進出を目指した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、午前中のフリー走行がウエットコンディションとなり、ダイレクトでQ2へ進出するチャンスを逃した。そして、ドライコンディションになったFP4でも思うようにマシンのセットアップを進めることができず、大接戦となったQ1では4番手に終わり、14番グリッドが確定した。予選でトップ10以内に入ることを目標にしていた中上にとっては悔しい結果となった。決勝では追い上げのレースに挑む。

    ケガから復帰3戦目となるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、セッションをこなすごとに着実にフィーリングを取り戻しているが、思うようなタイムを刻めず、20番グリッドとなった。ロレンソにとっては満足のいく結果ではないが、身体の回復に合わせて確実に前進していく意気込みだ。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「今大会はとてもいいフィーリングがあります。前回のミサノと比べて、とてもいい状態です。ポールポジションを獲得しましたが、今週末のファステストラップはFP1で出したもので、それを更新することができませんでした。2回目のアタックでは、1回目よりいいタイムを期待しましたが、少しミスをしてしまいました。今日は風向きが変わり、昨日よりも強かったので、少しリスクをコントロールしなければなりませんでした。FP4では力強いリズムがありました。これはとても大事なことです。ヤマハのライダーたちとそれほどタイムは離れていません。なにが起きてもおかしくないので、明日の決勝は天候に十分注意を払いたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
    「昨日はマルクに続いて2番手争いができると思っていました。しかし今日はそれが難しい状況でした。もっとうまく走れると思い、もう一台のマシンに乗り換えましたが、フィーリングはよくありませんでした。そこで昨日のマシンの状態にセッティングを戻しましたが、そちらのフィーリングもよくありませんでした。ユーズドタイヤを使ってFP4を走りましたが、それも順調ではありませんでした。もっと速く走れるはずなのでマシンを改善しなければなりません。ほかのライダーたちは前進していたように見えましたが、僕は前進できませんでした。予選結果は7番手ですが、3番手、4番手とはかなりタイムが離れています。いつもなら、ミスをしてもどこを改善すべきか分かっているのですが、今日のギャップは、どう縮めればいいのかよく分かりませんでした。しかし、決勝はまた違うストーリーが待ち受けます。明日の決勝は、いいレースができるようにがんばります。粘り強い走りをしたいです」

    中上貴晶(MotoGP 14番手)
    「非常に厳しい予選でした。今日はFP3をドライコンディションで走れなかったことが予選に影響しました。ドライコンディションであれば、昨日の問題を解決し、Q2に進出できたと思います。午後の予選は、完全なドライコンディションとなりましたが、雨の影響で路面にラバーが載っていない状態となり、グリップをうまく引き出せませんでした。しかし、最後まであきらめず全力で挑みましたが、Q2進出には、わずか0.1秒届かず、14番手に終わりました。リアのグリップ不足については、前戦ミサノより路面コンディションがいい分、軽減されていますが、今大会は、自分のコメントとデータをしっかり照らし合わせ、問題点は明確になってきました。明日に向けて解決策のアイデアがあるので、ウォームアップでしっかり確認して決勝に挑みたいです。今日はQ2に行けると思っていたので本当に残念です。決勝も厳しい戦いになることは間違いありませんが、ベストを尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 20番手)
    「あまりいいポジションではありませんが、ライディングのフィーリングと、トップとのタイム差は昨日より縮まりました。これは明らかにポジティブです。すべてのセッションで前進することができました。ペースもかなり安定しています。予選では1本目のタイヤで速く走ることができましたが、フロントにソフトを使うと、それ以上は速く走ることができませんでした。レースはミディアムを選ぶと思います。そして、引き続き前進できるようにベストを尽くします」

  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPはグリッド1列目と2列目。
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは2戦連続のフロントロー。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは1回目の走行では順位が上がらなかったが、2回目のアタックで6番手に浮上してグリッド2列目を確保した。

    ビニャーレスはフリープラクティスの全セッションで好調をキープ。Q2ではほとんどのライダーを見送ってからYZR-M1に跨り、早々に1分48秒159を記録して暫定トップに立った。その後もプッシュを続けてタイムを更新するも、順位では4番手に後退したところでピットイン。前後タイヤを履き替えて残り4分でコースに復帰すると、各セクションで自己ベストを更新しながら1分47秒472まで短縮して2番手へ浮上した。しかしそれ以上は伸びないまま、3番手へ後退してセッションを終了。トップとの差は0.463秒だった。

    チームメイトのロッシもビニャーレスと同様の作戦。前方にクリアスペースを確保してからタイムアタックを開始し、最初のアタックで6番手につけた。次のラップでさらにタイムを短縮するも、全体のペースが上がっていたため10番手へ後退。ここでピットに戻り、素早くタイヤ交換を終えて2回目の走行に臨んだ。全力でプッシュするロッシはセクション・タイムを更新しながら1分48秒015を記録。これで一旦、5番手に上がったあと最終的には6番手に下げて終了した。トップとの差は1.006秒。

    クアルタラロがフロントロー獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが予選2番手でフロントローを獲得。チームメイトのフランコ・モルビデリはQ1から勝ち上がってグリッド8番手と健闘した。

    クアルタラロはQ2終盤で一気にラップタイムを更新して2番手に浮上し、今季8度目のフロントロー獲得。明日の決勝では今季4度目となる表彰台を狙う。

    一方のモルビデリはQ1でトップタイムをマークしてQ2に進出。ここで8番手を獲得してグリッド3列目を確保した。明日のウォームアップ・セッションでセッティングをさらに磨き、決勝ではトップ5のバトルを目指す。

    決勝は現地時間13:00にスタートし、全23ラップで競われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(予選3番手/1分47秒472)
    「マシンのフィーリングがとても良く、予選序盤から絶好調でした。この勢いを止めないために、このあともハードワークを続けなければなりません。今年は去年とは様相が違っていて、最大のライバルはペースが上がり、その他のライダーたちも同じように上げてきて大勢が接近しています。このコースではこれまでも苦戦することが多く、とくにストレートを含む第4セクションは厳しいですが、明日の決勝ではトップを目指すチャンスもあると思っているのでベストを尽くします。最初の数ラップが肝心です。そこで前に出てから状況を見ていきたいと思っています。リアタイヤをまだ決定しておらず、明日、最高の1本を選びます」

    バレンティーノ・ロッシ(予選6番手/1分48秒746)
    「予選結果は悪くありません。2列目までに入っていれば、ポールポジションからそう遠くないので良いレースができるはず。前のライダーたちはみな、とても手強いですが、私も十分にペースが上がっており、フリープラクティス第4セッションでは新しいことも試すなど、より一層の改善を目指しています。表彰台争いに加わるためには、あとコンマ数秒必要ですが、大きく離されているわけではありません。タイムアタックでは何度か小さいミスをしてしまったので、それがなければ47秒台に入れることができたはずですが、それでもポジションは変わらないと思うのでOKです」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「午前中は雨が降ったため、そのあと天候と路面コンディションが少し変化。昨日の時点でトップ10に入っていたことが功を奏し、マーベリック、バレンティーノともに直接Q2に進むことができました。それによって今日のフリープラクティスではマシンとニューパーツに集中することができ、とても良いパフォーマンスができたと思います。グリッド2列目までを目標にしていたので、それを達成することができ満足しています。でも決勝に向けてまだ課題が残っているので、今晩も努力を続けなければなりません。そして明日のウォームアップ・セッションで再確認を行ってからタイヤを決定する予定です」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(予選2番手/1分47秒366)
    「正直なところ、このような好タイムが出るとは予想していませんでした。でも最後は限界ギリギリまで攻めていたことは間違いありません。最初の走行ですでに好タイムが出ていましたが、決勝のためにはフロントローを獲得することが最も重要。マルク(マルケス)からポールポジションを奪うのは非常に難しいとわかっていたので、2番手を目標にチームも私も良い仕事ができたと思います。今回はマルクがひとり抜きん出ていますが、私たちはオープン・マインドを保って全力でレースに臨みます」

    フランコ・モルビデリ(予選8番手/1分48秒322)
    「トップ10に入ることがとても重要ですし、Q1から勝ち上がるのは決して簡単ではないので、今日の結果にはとても満足しています。多くのトップライダーがいたなかでQ2に進出することができたのですから本当にうれしいです。Q2ではスピードが十分ではありませんでしたが、なんとか3列目に入ることができました。明日は自分自身の走りに集中し、マシンのポテンシャルを最大まで絞り出せるよう努力したいと思っています。その他にもいくつか改善したい点が残っているので、午前中のウォームアップ・セッションでトライし、決勝ではトップ5を目指していきます」