タグ: MotoGP

  • MotoGP | ヤマハ、2021年からファビオ・クアルタラロの起用を発表

    MotoGP | ヤマハ、2021年からファビオ・クアルタラロの起用を発表

    ヤマハは、ファビオ・クアルタラロが2021年から2022年シーズンの「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」に加入することを発表した。

    昨年の成績が示すように、ファビオ・クアルタラロは類稀なる才能の持ち主であり、MotoGPにおいて輝かしい未来が待ちうけるライダーのひとりだ。フランス・ニース出身で20歳のクアルタラロは、昨シーズン、ヤマハのサテライト・チームとして新たに誕生したばかりの「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」からデビューし、7回の表彰台(2位5回、3位2回)を獲得。

    さらに何度も初優勝に手をかけるなど、勝利は逃すも、その見事なパフォーマンスで多くの人々を引きつけた。

    最終的にシリーズランキング5位を獲得したほか、Best Independent Team Riderの栄誉と‘Rookie of the Year’の2つのタイトルを、2番手にそれぞれ27ポイントと100ポイントの差をつけて、手中にしている。

    2020年シーズンは、「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」のライダーとして2年目のシーズンを戦う。マシンはファクトリー・スペックの「YZR-M1」で、ヤマハのフル・サポートを受けながら、2021年のファクトリー・チーム昇格を迎える。

    なお、2021年と2022年のクアルタラロのチームメイトは、先日、「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」と2年間の契約延長を発表したばかりのマーベリック・ビニャーレスとなり、バレンティーノ・ロッシは今シーズン限りでヤマハのファクトリーシートを失うことになった。

    ファビオ・クアルタラロ
    「ヤマハとの話し合いがまとまり、契約に至ったことをとてもうれしく思っています。簡単な道のりではありませんでしたが、私は今、これからの3年間についてはっきりとした計画を持てるようになりました。本当にうれしいです。昨年同様、懸命にがんばります。そして素晴らしいパフォーマンスの実現に向けてモチベーションを高めていて今は冬休みが非常に長く感じられます。来週のセパン・テストで新しいYZR-M1に乗ること、チーム・クルーと再会して仕事をすることを心から楽しみにしています。2019年にMotoGP参戦のチャンスを与えてくれたヤマハとPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamに感謝の気持ちを伝えたいと思います。彼らが胸を張れるように、今年もまたベストを尽くします」

    リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
    「クアルタラロが2021年と2022年にYamaha Factory Racing MotoGP Teamに加わることになり、非常にうれしく思っています。MotoGPデビュー・シーズンの成績はまさにセンセーショナルなものでした。ポールポジション6回、表彰台7回という数字が彼の素晴らしさと並外れたライディング・スキルを如実に表しています。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamとの2年間の契約を終えたあと、Yamaha Factory Racing MotoGP Teamに迎えることは、ごく当然のことと考えます。弱冠20歳ながらクアルタラロはすでに、マシン上でも降りたあとでも成熟の域にあります。私たちは2021年に彼を迎えることを楽しみにしています。クアルタラロとビニャーレスはYamaha Factory Racing MotoGP Teamの全員に刺激を与え、YZR-M1の開発を支えてくれるでしょう。私たちはMotoGPでの勝利を目指すために、できることをすべて、くまなく探し出して実行していきます」

  • MotoGP | ヤマハ、マーベリック・ビニャーレスとの契約を2022年まで延長

    MotoGP | ヤマハ、マーベリック・ビニャーレスとの契約を2022年まで延長

    ヤマハは、「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」のライダーとして、マーベリック・ビニャーレスと2022年までの契約を更新したことを発表した。

    マーベリック・ビニャーレスは、2017シーズンから「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」の一員となり、MotoGP世界権に参戦。素晴らしいライディングで、2017年と2019年にはランキング3位、2018年にランキング4位となった。

    これまでマーベリック・ビニャーレスは当社のファクトリーマシン「YZR-M1」で55回のグランプリに参戦し、2017年のヤマハでのデビューレースとなったカタールGP、同年のヤマハグランプリ通算500勝目となったフランスGPでの優勝を含む6回の優勝と19回の表彰台、9回のポールポジションを獲得している。

    ヤマハは引き続き、優れた才能を持つマーベリック・ビニャーレスとの強固なパートナーシップを維持しながら、2月6日のマレーシアはセパンサーキットで開催されるテスト走行から2020年のMotoGPをスタートし、チャンピオン獲得を目指す。

    マーベリック・ビニャーレス
    「今のチームを継続することができ、とてもうれしく思います。私のクルーとは今年で2年目になります。この契約によりさらに2年一緒に戦えることがとても楽しみです。一生懸命に取り組めばよい方向に向かっていくはずです。私はモチベーションを高め、2020シーズンに集中したいと思っていたので、シーズンが始まる前に、今回の発表することが非常に重要でした。将来についてあまり長い時間をかけたくありませんでしたし、家族のようなチームから離れる理由などありませんでした。ヤマハは多くのサポートをしてくれ、自分のチームを持つことができています。努力を続けて強くなり、世界チャンピオンとなって再びヤマハにNo.1の栄光をもたらすことが私たちの目的です。ベストを尽くし、全てを出し切ります。そしてチームのみんなにも誇りを感じてもらいたいです。ヤマハの私に対する信頼に感謝します。私に自信を与えてくれています。私たちは共に成長し続けます」

    リン・ジャービス
    「ビニャーレスの特別な才能に惹かれ、2017年にファクトリーチームに加入してもらいました。過去3年間では、6回の優勝、19回の表彰台を獲得しているように、ビニャーレスは気力、体力に恵まれ、常に自身とYZR-M1の最大限のパフォーマンスを引き出してくれました。YZR-M1はレースごとに改善しているので、ヤマハでの輝かしい未来は確実です。今回のYamaha Factory Racing MotoGP Teamとの2年の契約更新という彼の決意は、互いの気持ちを高め、MotoGPチャンピオン獲得に向けてともに挑戦するという思いを示しています」

  • MotoGP | ホンダ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    マルケスが今季12勝目でシーズン有終の美を飾る。引退レースのロレンソは13位。Repsol Honda Teamがチームタイトルを獲得し、HondaはMotoGP三冠を達成。
    2019年シーズンのMotoGP 最終戦バレンシアGPは、予選2番手からすばらしいペースでラップを刻んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季12勝目を達成した。スタートが決まらず、オープニングラップは5番手とやや出遅れたが、2周目に2番手に浮上すると、8周目にトップを走るファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)をかわし、27周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。

    チャンピオンとしてホームGPに凱旋したマルケス。4年連続6回目のタイトルを獲得した力強い走りに、サーキットのスタンドを埋めた約10万人のファンも大喜びだった。マルケスが最終戦を優勝で締めくくるのは2014年以来、5年ぶり。自身が14年に達成したシーズン最多優勝記録の13勝には届きませんだったが、シーズン12勝という歴代2番目の記録を達成した。ポイント獲得でも史上初の400点越えとなる420点を記録した。

    今大会が引退レースとなったホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、予選16番手から13位でフィニッシュした。サーキットに詰めかけた大勢のファンから大きな声援を受けてコースインし、グリッドについたロレンソ。デビューから18年、297戦目のレースをしっかり走り抜いた。

    この結果、マルケスとロレンソ擁するRepsol Honda Teamは今大会28点を獲得してトータル458点。最終戦を迎え、2点差で首位につけていたドゥカティを逆転し、13点差をつけて3年連続10回目のチームタイトル獲得を果たした。

    今年は第15戦タイGPでマルケスが4年連続6回目のライダーズタイトルを獲得、第16戦日本GPではHondaが史上最多となる4年連続25回目のコンストラクターズタイトルを獲得した。それに続いてRepsol Honda Teamが最多となる10回目のチームタイトルを獲得し、これでHondaは史上最多となる9回目の三冠制覇を達成した。

    予選9番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、9番手を走行していた11周目の1コーナーで転倒し、リタイアに終わった。ブレーキングミスでオーバーラン。汚れた路面に足下をすくわれた。

    右肩の治療のため終盤の3戦を欠場した中上貴晶の代役として3戦目の出場となるヨハン・ザルコ(LCR Honda IDEMITSU)は11番手を走行していた14周目の6コーナーで転倒を喫しリタイアとなった。

    この結果、最終戦を終えてクラッチローは総合9位、終盤の3戦を欠場した中上貴晶は総合13位、代役として終盤の3戦に出場したザルコは総合18位でシーズンを終了した。またLCR Hondaは、チームポイントで210点を獲得。チームランキングでは7位だった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「3冠達成という完ぺきなシーズンを、優勝で締めくくることができました。今日はゴールドのヘルメットをかぶって、少し自分自身にプレッシャーを与えることにしました。レースはコンディションが難しく、頭を使う必要がありましたが、思ったように走ることができました。そして、チームタイトルを獲得することができました。三冠を達成することができて最高のシーズンです。最初の目標はいつもライダーズチャンピオンシップですが、チームチャンピオンシップ達成に貢献することができてうれしいです。チームのためだけではなく、すばらしいチャンピオンであり、ライバルであり、すばらしいチームメートであるホルヘ・ロレンソのためにもうれしい気持ちです。今年を上回る成績を残すのは難しいと思います。なぜなら今年は完ぺきな走りをしたからです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 13位)
    「今日は特別な日でした。グリッドではこれまでのレースとは全く違う感情がありました。レース序盤はこれまでのレース以上に注意深く走りました。なぜならとても難しいコンディションだったからです。そして僕にとって最後になるレースを完走したかったからです。レースでは自分自身の走りに集中しました。ポイントを獲得して終えることができてよかったです。マルクがすばらしいシーズンを過ごし、僕もRepsol Honda Teamのチームチャンピオン獲得に役立つことができてすばらしい気分です。Hondaのすべての人に感謝しています。彼らは僕を最大限リスペクトして、プロフェッショナルな扱いをしてくれました。彼らの今後の健闘を祈っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「最終戦のバレンシアで転倒してしまいとても残念です。レースではかなりいいフィーリングがありましたが、1コーナーのブレーキングが少し遅れてしまい、汚い路面に乗ってしまいました。持ちこたえられそうだったのですが、うまくいきませんでした。火曜日からのテストが楽しみです。テストのスケジュールのことはまだ完全には知りませんが、来年に向けてマシンを改善できるようにがんばります」

    ヨハン・ザルコ(MotoGP リタイア)
    「転倒しましたが僕は大丈夫です。もっとひどいケガをしていたかもしれません。今日は難しいレースでした。長いレースになることは分かっていたので、ユーズドタイヤの方がいいペースを刻めると思いました。僕は10番手あたりを走行していました。そして、ポル・エスパルガロをオーバーテイクしたあと、いいペースをつかもうとしました。ペトルッチが転倒するのが見えて、集中力が少し切れたのかもしれません。その少し後に僕も同じコーナーで転倒してしまいました。僕はスライドしながら、残念な気持ちでいっぱいでした。転倒した後、ほかのマシンのことを確認していなかったので、さらに転倒してきたレクオナに完全に巻き込まれてしまいました。左足首に激しい痛みがあり、ひどいケガをしているのではないかと怖くなりましたが、今はそれほど痛くありません。骨折もありませんでした。公式テストでは、いくつかのテストメニューをこなさなければなりませんが、ケガは大丈夫だと思います。このような形でシーズンを終えることになってしまい本当に残念です」

  • MotoGP | ヤマハ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGP、シーズン最終戦はビニャーレスが6位とロッシが8位
    Monster Energy Yamaha MotoGPが2019シーズンを終了。非常に寒いが完璧なコンディションのもと、マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、リアグリップの低下と戦いながらそれぞれ6位と8位でゴールした。この結果、ビニャーレスはランキング3位を獲得。Monster Energy Yamaha MotoGPもチームランキングで3位をおさめた。

    ビニャーレスは4番グリッドから好スタートを切り、3番手で第1コーナーへ。しかしオープニングラップの攻防は激しく、また気温の低さによりタイヤがなかなか暖まらず徐々に順位を下げてしまう。4ラップまでに7番手へ後退したビニャーレスは、その後しばらくは我慢の走りを強いられたが、後半戦に入ったころから前を走るフランコ・モルビデリとの差を着実に詰めてゆく。そして背後に迫ってからさらに5ラップ後、モルビデリが第4コーナーで転倒。ビニャーレスは6番手に浮上し、そのままポジションを守ってチェッカーを受けた。この結果、2017年に続いて自己最高となるランキング3位となった。

    一方のロッシはグリッド4列目から好スタートを切って9番手へ浮上。その後は路面のグリップレベルの低さを考慮し、安定したペースで慎重に周回を重ねてゆく。そのなかで一旦はC・クラッチロー(ホンダ)に先行されて10番手に後退したが、その後クラッチローが転倒したため再び9番手へ。さらにはD・ペトルッチ(ドゥカティ)も同様にロッシをパスしたあと転倒。そして残り9ラップではモルビデリもまた転倒して戦列を離れたため、ロッシは8番手へ上げてチェッカーを受けた。

    最終戦を終了してビニャーレスとロッシはそれぞれランキング3位と7位、Monster Energy Yamaha MotoGPはチームランキング3位、ヤマハはコンストラクターズランキング2位を獲得した。

    Monster Energy Yamaha MotoGPは2日後の火曜日、リカルド・トルモ・サーキットに戻ってIRTAオフィシャルテストに参加する。早くも2020年への準備がはじまる。

    クアルタラロが2位とし、2019シーズン7度目の表彰台を獲得
    2019シーズン最終戦でPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが2位を獲得し、今季7度目となる表彰台に上った。チームメイトのフランコ・モルビデリは、6番手走行中に転倒がありリタイアで最終戦を終えることとなった。

    ポールシッターのクアルタラロは好スタートからポジションを維持してレースをリードし、2ラップ目までに1秒近いアドバンテージを築いた。その後、周回を重ねるなかでM・マルケス(ホンダ)に追いつかれ、ついには先行を許したが、2位をしっかりキープしてチェッカーを受けた。

    モルビデリもまた序盤は好調な走りを見せており、5番グリッドから表彰台争いを目指した。その後ひとつ下げて単独6番手となっていたが、19ラップ目で小さなミスをおかして転倒。シーズン最終戦をリタイアで終えることとなった。

    この結果、クアルタラロはトップ・サテライトとルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き、総合ランキング5位を獲得。チームメイトのモルビデリもランキング10位と健闘し、PETRONAS Yamaha SRTは、そのデビューイヤーにサテライト・チームランキング・トップおよびチーム・ランキング4位を獲得した。

    2020シーズンは2020年3月8日、カタールで開幕予定。クアルタラロとモルビデリは火曜日から、来シーズンに向けてテストをスタートする。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(6位)
    「目標にしていたランキング3位を達成することができました。表彰台や優勝のことは忘れていた感じです。今日はリアグリップに悩まされるとても難しいレースでしたが、しっかり走り切ることだけを考えました。グリップの問題はこれまでにも何度かあったことですが、今日もまた起きてしまったのでチェックが必要です。順位ではリンスにできるだけ近づき、できるだけ多くのポイントを獲得しなければならなかったわけですが、何とかそれを成し遂げ、こうしてヤマハ勢トップのランキング3位を獲得することができて本当にうれしく思います。しかし早くも、2日後から始まるニューマシンのテストを楽しみにしています。バレンシアとヘレスで行われるテストは非常に重要なもので、高いモチベーションと大きな熱意をもってテストシーズンを迎えることができそうです。マシンのフィーリングはとてもよいので、気持ちを盛り上げ、よい雰囲気のなかでチャレンジを続けていきたいと思っています。ヤマハとともにこの冬もすばらしい仕事ができると確信しています」

    バレンティーノ・ロッシ(8位)
    「天気以上にグリップに悩まされました。以前にも同じ問題が起きているのですが、リアのグリップ不足によってタイヤのパフォーマンスが大幅に下がってしまうため、ペースダウンせざるを得なくなってしまうのです。シーズン後半戦はこの問題に悩まされ、結局、最後まで解決することができませんでした。来シーズンを好調にスタートするために、火曜日のテストからまた全力で仕事に取り組んでいきます。年内にバレンシアとヘレスで重要なテストを予定しているので、好天に恵まれ、しっかり仕事を進められるよう願っています。ヤマハからいくつか新しいものが投入されますし、チームには新しいクルーチーフもやって来ます。その意味では、今後どのように仕事を進めいくかということも課題のひとつになるでしょう。来年また、もっと強くなって戻ってくるために重要なテストに臨みます」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「非常に厳しいレースになってしまいました。そのなかでビニャーレス選手とロッシ選手は全力で戦ってくれました。私たちとしては、ふたり揃ってリアグリップに悩まされてしまった原因を理解できていない状況です。昨日までは寒いなかでも起こらなったことですし、今朝のウォームアップでも問題ありませんでした。好成績でシーズンを締めくくることができず本当に残念です。それでもふたりの努力は無駄ではありません。ビニャーレス選手とチームがランキング3位を獲得、またヤマハは、クアルタラロ選手が2位を獲得したこともあってランキング2位に上がることができました。これはヤマハファミリーの努力の結果というわけです。PETRONAS Yamaha SRTはニューチームであり、クアルタラロ選手はルーキーであり、モルビデリ選手はヤマハ1年目であることを考えれば驚くべき成果と言うことができるでしょう。様々な困難にぶつかりながらも、メンタリティとファイティングスピリットを高く保ち続けてきたことを誇りに思います。しかしながら、この最終戦でもっと上を目指したかった私たちとしては、明後日から始まるテストのなかで休む暇はありません」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(2位)
    「マルケス選手の強さは昨日からわかっていたので、2位にとても満足ですし、ヤマハ勢トップを獲得できたことはうれしい結果になりました。しかも優勝のチャンスから大きく離されてしまったわけでもありません。今日の結果を誇りに思い、最終戦を全力で走り切ったことに満足しています。2018年の時点では、MotoGPに席はないと多くの人から言われていましたし、私自身も準備をしていませんでした。その私が今、7回の表彰台と6回のポールポジションを獲得し、彼らの予想が外れたことを証明できたのです! この1年の出来事にとても満足しており、チーム全体にとっても誇るべき成果だったと感じています」

    フランコ・モルビデリ(DNF)
    「順調にハイペースで走れていて、前のライダーにどんどん近づいていっていただけに悔しい転倒でした。単独走行のときには風を避けることができずにフロントタイヤが冷えてしまいます。その場合の選択肢はふたつ。つまりプッシュを止めて下がるか、プッシュし続けてまた暖まるのを待つかです。しかし不運にも、ピットを出たばかりと同じような状態のまま第4コーナーで転倒してしまったのです。それまでは順調に前との差を詰め、表彰台を目指していました。残念な結果となりましたが、トップ3を狙えるという十分な手ごたえを得られたことは、とても良かったと思っています」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「本当にすばらしシーズンでした。7回の表彰台、ルーキー・オブ・ザ・イヤー、トップサテライト・ライダーおよびチームと、希望リストのすべてを達成したのです。クアルタラロ選手とモルビデリ選手だけでなく、チーム全体で成し遂げた大きな成果を心から誇りに思います。1年間を振り返ってみれば、ヒューマン・エラーによるミスは一度もありませんでした。これはルーキー・チームとして非常にすばらしいことです。そしてその最終戦を2位獲得で締めくくることができ、まさに天にも昇る気持ちです。チームは早くも次のテストに集中しています。2020年が楽しみです」

    ラズラン・ラザリ(チーム代表)
    「今回もまた優勝には手が届きませんでしたが、この状況のなかで勝ち得る最高の成績を獲得することができました。モルビデリ選手は1年を通して素晴らしい健闘を見せながら、この最終戦でリタイアに終わったことは残念ですが、来シーズンまた必ず活躍してくれると確信しています。チームのデビューシーズンにトップ・サテライトチームおよびライダー、ルーキー・オブ・ザ・イヤー、そして総合チームランキング4位と見事な成績を達成することができました。またヤマハのコンストラクターズランキング2位にも貢献できたことをうれしく思います。2020年もまた熾烈な戦いが予想されますが、そのなかで毎回、表彰台に上ることを目標にしていきたいと考えており、そのためにチームとしてやるべきことは、わかっています。火曜日のテストから始まる新たなチャレンジを楽しみにしています」

    鷲見崇宏(MS開発部モトGPグループリーダー)
    「ファクトリーのロッシ選手とビニャーレス選手は、リアタイヤのグリップ不足に悩まされ、プラクティスで見せていたパフォーマンスから期待される結果には及びませんでした。ここ数戦の好調さをシーズン締めくくりにつなげられなかったことが残念です。一方、サテライトチームのクアルタラロ選手は、車両・タイヤのパフォーマンスを出し切って2位を獲得、モルビデリ選手は中盤からフロントタイヤのフィーリングが悪化したことにより転倒を喫してしまいました。本レースをもって全19戦が終了しました。チャンピオンシップは我々が目指していたものには遠く及ばなかったものの、前半戦の苦戦から見つけてきた改善の種が徐々に実を結び、後半戦の全ヤマハライダーのパフォーマンスアップにつながったことを自信としながら、また何よりもファンの皆様からのご声援を励みとして、最後まで全力で戦いきることができました。ヤマハスタッフを代表して心より感謝申し上げます、ありがとうございました。明後日から来シーズンに向けたテストがはじまります。チャンピオン奪還を目標に強いヤマハ・YZR-M1を作るべく、ライダー・チーム・開発陣一丸となって取り組んでまいります」

  • MotoGP | スズキ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    チームスズキエクスター、最終戦バレンシアGPを5位と7位で終えシーズンを締めくくる
    2019年MotoGPチャンピオンシップシーズンフィナーレとなるバレンシアGPは、99,000人を超える観客が見守る中、リカルド・トルモサーキットで27周の決勝が幕を開けた。チームスズキエクスターライダーは共に安定したパフォーマンスでシーズン最後のレースを締めくくった。

    アレックス・リンスはスタートを決め、8番手グリッドから一気に3番手にジャンプアップ。その後ひとつ順位を落とすが、トップグループから離れることなく4番手走行を続ける。一方、ジョアン・ミルはスタート後8番手につけ、何人かのライダーとバトルを繰り返しながらじりじりと差を詰めていく。

    リンスはレース中盤以降5番手を走行しながら、徐々に距離の詰まってくる3番手のミラー(ドゥカティ)と4番手のドビツィオーゾ(ドゥカティ)に迫りながら表彰台を掛けて渾身のアタックを続ける。最終ラップではドビツィオーゾが目の前まで迫るも、オーバーテイクには至らず、今季11度目のトップ5でチェッカーを受けた。

    ルーキー最後のレースとなったミルはトップグループからは少し遅れるも、最後まで安定したペースで走行して健闘の7位でチェッカー。フリー走行、予選と同じフィーリングを得ることができず、上位フィニッシュを目指したミルにとっては悔しい展開となるも、シーズン最後のレースをポジティブな結果で締めくくった。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「最終戦でふたりのライダーがシングルフィニッシュというのはそれほど悪い結果ではないとは思うのですが、我々はもっと上を期待していましたし、アレックスは表彰台争いの位置で走りながらも、残念ながら今シーズン中に再び表彰台に戻ることができませんでした。ジョアンに関しても予選までの結果から決勝では上位フィニッシュを期待していたので、その点については残念に思います。ここからシーズンオフが始まりますが、しっかりとマシンを開発し、来年の開幕戦カタールにはより強いスズキになって戻ってきたいと思います。1年間本当にありがとうございました。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「アレックスは序盤から積極的な走りで、トップグループでバトルしながら表彰台を狙っていったのですが、残念ながら5位という結果に終わってしまいました。しかし全力を出し切った結果ですし、レースを通して素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたので、今日の結果には我々も皆満足しています。一方のジョアンはMotoGP初年度だったこの1年、本当に目を見張る大きな成長を遂げました。彼のこの成長はチームにとってもライダー本人にとっても来シーズンの大きなアドバンテージになると確信しており、来年もまた彼と一緒にこの進歩を継続していくことをチームも楽しみにしています。火曜、水曜とここバレンシアで行うテストと、その後行うへレスのテストでは主にバージョン違いのエンジンの比較をし、そのデータによって来シーズン最初のセパンテストのパッケージを決定する予定です。」

    アレックス・リンス
    「今シーズンは自分にとってとても良い1年だったと思っているよ。チャンピオンシップでも最後まで3位争いができたしね。最終戦でなんとかランキング3位を取り戻そうと全力で戦ってマーベリックの前ではフィニッシュすることができたけど、残念ながらランキングは戻すことができなかったね。4位のドビツィオーゾとはラストラップのチェッカーラインぎりぎりまでバトルしたんだけど、残念ながらオーバーテイクはできなかったよ。今日でシーズンは終わりになるけど、僕らはこれからまだまだ努力を続けて、新しいシーズンに備えなくちゃならないと思っているよ。」

    ジョアン・ミル
    「決勝中はフリー走行や予選の時と同じような良いフィーリングを得ることができなくて、ストレスの溜まるレースだったよ。週末ずっと調子が良かったから正直もっと上位フィニッシュを狙っていたけど、それでも今シーズン優勝しているライダー達がバトルするトップ5グループと近い位置で戦うことができたからシーズンの良い締めくくりにはなったと思う。MotoGPデビューイヤーだったこの1年は色々な意味で本当に素晴らしい年だったし、もう来年が待ち遠しくてならないよ。まずは来週のテストでしっかり走り込みをしなくちゃね。」

  • MotoGP | ドゥカティ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    MotoGP | ドゥカティ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    2019 MotoGPシーズンの最終戦となる第19戦のバレンシアGPが、11月17日にリカルド・トルモ・サーキットで開催され、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが4位でフィニッシュした。2列目からスタートしたドヴィツィオーゾは、5周目にアレックス・リンス(スズキ)をパスし、ドゥカティ・プラマックのジャック・ミラーを追撃。その後、リンスのアタックを退けて、4位でチェッカーフラッグを受けた。

    チームメイトのダニーロ・ペトルッチは、14周目にクラッシュしてリタイアとなった。スタートでいくつかポジションを落としたペトルッチは、前を走るマシンとともにペースを上げるものの、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)をパスした後のターン6でクラッシュしてレースを終えた。ペトルッチは、2019年のMotoGPシーズンを、過去最高となるライダーズ・ランキング総合6位で終了した。

    このレースにワイルドカード参戦したドゥカティ・テスト・チームのミケーレ・ピッロは、体調不良によりスタート直後から本来のパフォーマンスを発揮することができず、4周目にピットに戻ってリタイアとなった。

    ドゥカティ・チームは、チーム・ランキング2位、コンストラクターズ・ランキング3位でシーズンを終了した。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 4位
    「全体として見ると、レース・スピードには満足している。非常にコンスタントなペースで走行して、最終的にマルケス(マルク:ホンダ)との差もそれ程大きくは開かなかった。3番手を走っていたミラーを捉えようとしたが、彼は非常にうまくライディングしていて、いくつかの場所では僕よりも速かったのでオーバーテイクすることができなかった。彼は、表彰台にふさわしい走りをしたと思う。前戦のセパンでも、ここバレンシアでも、僕たちのペースは速かったので、納得してシーズンを終了することができる。ライダーズ・ランキングでも2位を確定することができた。残念ながらマルケスとの差は大きく開いてしまったが、バルセロナとシルバーストンでは他のマシンのクラッシュに巻き込まれてポイントを獲得できなかったにもかかわらず、ランキング3位のライダーに大きな差をつけることができた」

    ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) リタイア
    「チームにとって重要なレースだったので、今回の結果は非常に残念だ。スタートのときにローンチコントロールが作動しなかったため、いくつかポジションを落としてしまった。その後の数周でポジションを挽回して、非常に良いペースで走っていたが、ロッシをパスした後にクラッシュしてしまった。理由はよく分からない。このような形でシーズンを終了することになって悔しい。それでも、これまでのMotoGPキャリアの中では最高の結果を残すことができた。様々な部分でまだ改善が必要なことは分かっているが、新しいシーズンが始まるのを今から楽しみにしている」

    ミケーレ・ピッロ(ドゥカティ・テスト・チーム #51) リタイア
    「ポジティブな1日にすることができなかった。体調が優れず、スタート直後からレースを台無しにしてしまった。フォーメーション・ラップの時点から血圧が低下し、スタートしてからは気分が悪くなったので、ピットに戻ることにした。今日の目標はトップ10に入ることだったので、がっかりしている。今日はそれが出来ると感じていたし、それ以上の結果を残すことも可能だと思っていた。残念だが、現実を受け入れるしかない。来年また挑戦したい」

    11月19日(火)と20日(水)には、今回のレースと同じリカルド・トルモ・サーキットに再びMotoGPライダーが集結して、2020年のシーズンに向けて2日間のテストが行われる。

  • MotoGP | 最終戦バレンシアGP:マルケスが優勝でホンダが3冠達成

    MotoGP | 最終戦バレンシアGP:マルケスが優勝でホンダが3冠達成

    MotoGP 最終戦バレンシアGPの決勝レース(レース周回数:27ラップ)が11月17日(日)にサーキット・リカルド・トルモで行われ、2番グリッドからスタートした19年王者のマルク・マルケスがオープニングラップに5番手まで後退したが、8ラップ目にトップの座を奪回。安定したラップを最後まで刻んでシーズン12勝目を挙げると同時に所属するレプソル・ホンダにチーム部門のタイトルを逆転でもたらし、3冠を達成した。

    気温15度、路面温度16度のドライコンディションの中、ポールポジションのファビオ・クアルタラロは、トップで1ラップ目を通過。8ラップ目にポジションを譲ったが、1.026秒差の2位に入り、最高峰クラス1年目に7度目の表彰台を獲得。ホールショットを決めた3番グリッドのジャック・ミラーは、2.409秒差の3位に入り、今季5度目の表彰台を獲得。

    6番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾは、3.326秒差の4位。8番グリッドのアレックス・リンスは2戦連続の5位。4番グリッドのマーベリック・ビニャーレス、7番グリッドのジョアン・ミル、12番グリッドのバレンティーノ・ロッシ、15番グリッドのアレイシ・エスパルガロが続き、11番グリッドのポル・エスパルガロがトップ10入り。

    16番グリッドのホルヘ・ロレンソは、現役最後のレースで13位完走。

    9番グリッドのカル・クラッチローは、9番手走行中の11ラップ目1コーナーで週末2度目、今季12度目の転倒。10番グリッドのダニロ・ペトルッチと13番グリッドのヨハン・ザルコ、最高峰クラスのデビュー戦となったイケル・レクオナは、14ラップ目の6コーナーで転倒。5番グリッドのフランコ・モルビデッリは、6番手走行中の19ラップ目4コーナーで今季8度目の転倒を喫した。

    チャンピオンシップは、マルケスがチャンピオン、ドビツィオーゾが総合2位、ビニャーレスが総合3位、リンスが総合4位、新人王のクアルタラロが逆転で総合5位に浮上して、インディペンデント・ライダー部門のタイトルも獲得した。

    最高峰クラスは、当地に延滞。2日後の19日から2日間、オフィシャルテストを実施する。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 41:21.469
    2 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha +1.026
    3 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati +2.409
    4 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati +3.326
    5 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +3.508
    6 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +8.829
    7 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +10.622
    8 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +22.992
    9 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia +32.704
    10 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM +32.973
    11 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati +42.795
    12 M・カリオ Red Bull KTM Factory Racing KTM +45.732
    13 J・ロレンソ Repsol Honda Team Honda +51.044
    14 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati +1’04.871
    15 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM +1’16.487
    DNF F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha – 9 laps
  • MotoGP | ヤマハ 第19戦 バレンシアGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第19戦 バレンシアGP 予選レポート

    ビニャーレスとロッシ、グリッド4番手と12番手から表彰台を狙う
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、2019シーズン最終戦をそれぞれ4番手と12番手からスタートすることとなった。

    ビニャーレスはフリープラクティス第4セッションでトップタイムをマークし、Q2でもその再現を目指す。

    そして最初の走行では1周を終えてトップに立ったものの、次のトライで更新できずに2番手に後退してピットイン。タイヤを交換し、素早く燃料を入れると残り8分弱でコースに復帰し、ポールポジション獲得を目指して懸命にプッシュしていった。その時点でトップとの差は0.130秒。6ラップ目にはこれを埋める1分30秒178を記録したが、そのあとライバル3人が上回り、ビニャーレスは4番手に後退してセッションを終了した。トップとの差は0.200秒だった。

    チームメイトのロッシはフリープラクティス第3セッションで4番手を獲得してQ2へ進出。早々にピットを離れてアタックを開始し、すべてのライダーが1周を終えたあとで6番手につけていた。次のトライはコース制限のラインを外れたためキャンセルとなり、そのあとピットに戻ってタイヤを交換。約3分半後にコースに復帰して2度目の走行を開始し、1ラップを終えて7番手につけた。ここからさらに上げていきたいところだったが、前方の多くのライダーに阻まれて思うような走りができず、結局、最初の走行で記録した1分30秒954がベストタイム。トップから0.976秒差で12番手となっている。

    クアルタラロが今季6度目のポールポジション
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが、そのルーキー・シーズンの最終戦で6度目のポールポジションと13度目フロントローを獲得。チームメイトのフランコ・モルビデリも5番手でグリッド2列目を確保し、チームの好調ぶりをアピールしている。

    フリープラクティス第3セッションでトップタイムを記録したクアルタラロ。Q2でもすぐさまトップに立ち、そのあとさらに2度にわたってタイムを更新し、この時点で唯一、1分30秒台の壁を破る1分29秒978を記録している。2番手のM・マルケスとの差は0.032秒。

    チームメイトのモルビデリも午前中のフリープラクティス第3セッションで5番手、午後からの第4セッションで8番手と好調をキープ。Q2でも持ち前のスピードを存分に発揮し、1分30秒449のベストタイムを記録して5番手を獲得。クアルタラロにコンマ5秒弱の差まで迫っている。グリッド2列目以上のスタートは今季10回目。

    2019シーズン最終戦は11月17日、現地時間14:00にスタートし、全27ラップで競われる。

    マーベリック・ビニャーレス(予選4番手/1分30秒178)
    「結果には満足しています。午前中のフリープラクティス第3セッションであまり調子が良くなかったので、午後はマシン・セッティングを少し変更したら大幅に改善されました。このことがとても重要だと思っています。ハード・コンパウンドのタイヤを履いたときに非常にリズムが良かったのですが、Q2では、2本目のフロントタイヤで落ち込みが見られました。新品タイヤはもう残っていなかったので、あとはベストを尽くすのみ。本当ならもっといいタイムが出ていたはずなのですが…。明日の決勝では表彰台争いに加わり、そのあと優勝を目指していけるかどうかはスタートにかかっています」

    バレンティーノ・ロッシ(予選12番手/1分30秒954)
    「うれしい気持ちと悔しい気持ちが入り混じっています。午前中のフリープラクティス第3セッションは絶好調で、好記録とともにQ2に進出することができたのですが、午後になると歯車がかみ合わずミスも出てしまいました。タイヤを交換し、2回目の走行に臨むと前に大勢のライダーがいて、なかなかペースを上げることができなかったのです。いずれにしても、フロントローから遠く離れた場所からのスタートは歓迎できません。私自身のペースは、決して悪くはないけれども、とても素晴らしいというわけでもないので簡単ではないでしょう。このコースはオーバーテイクも難しいので厳しい戦いになりますが、少しでもポジションを上げていけるようベストを尽くします」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「今日の予選セッションは、プラン通りにはいきませんでした。もっとずっと上の順位を狙っていたわけですが、厳しい結果に終わってしまいました。マーベリックはトップから0.2秒離されての4番手。彼自身が気持ちよく乗れていて、長距離走行ではペースも良いので心配はしていませんが、私たちとしては、もっと改善できる部分があると思っています。一方、バレンティーノは昨日の2回の転倒にもかかわらず、午前中のセッションで絶好調。フリープラクティス第3セッションに明確な目標を立てて臨み、それを実行してQ2進出を果たしました。ところがQ2では前のライダーに阻まれて十分にペースを上げることができず、結局は12番手に留まることになってしまったのです。グリッド4列目は、フロントローまでに長い距離があり、かなり厳しい状況。すべてはスタートにかかっていると言って良いと思います」

    ファビオ・クアルタラロ(予選トップ/1分29秒978)
    「非常に好調な一日。ポールポジションはもちろんですが、決勝用セッティングでも順調にペースが上がっています。他にも素晴らしいペースを持ったライダーが大勢いますが、明日の決勝では好スタートを決め、今日と同様の好結果を獲得するべくベストを尽します。最初の3ラップでパーフェクトを目指し、そのあとは様子を見ながらレースを組み立てていくことになりますが、どんな場合でも表彰台争いに加わりたいと思っています。依然として今シーズンの目標は優勝ではなく、最後までしっかり走り切って、最大限に素晴らしい方法でシーズンを締めくくることです」

    フランコ・モルビデリ(予選5番手/1分30秒449)
    「フリープラクティス第4セッション以外のすべてのセッションで5番手を獲得しました。私たちは常に前のライダーを追い、少しでも差を詰められるようベストを尽しているのですが、実際には、ペースはほとんど変わらないところまで来ていると思っています。このように大勢が同じようなタイムを記録できるようになっているので、決勝は非常に見応えのあるものになるになるでしょう。私自身は、いくつかの場所でもう少し速く走れるよう努力しなければなりません。とくにブレーキングが重要なので、明日のウォームアップ・セッションで小さな変更を試みるつもりです」

  • MotoGP | スズキ 第19戦 バレンシアGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第19戦 バレンシアGP 予選レポート

    バレンシアGP予選はミル、リンス共に3列目
    MotoGP バレンシアGPは2日目も肌寒い1日となり、午前のFP3では路面温度がわずか8~11度でタイムアップには厳しいコンディションとなったが、セッション終盤に掛けて徐々にタイムが上がり始め、アレックス・リンス、ジョアン・ミルは共にトップ10圏内でダイレクトQ2行きを賭けてタイムアタックを繰り返す。セッション終了間際には一時ふたり揃ってトップ10圏外となるが、最終ラップでミルは9番手にジャンプアップ、最後にQ2行きを決める。一方のリンスは12番手に留まりダイレクトQ2行きを逃す形となった。

    午後のFP4は午前に比べて気温が上昇。各ライダー達は日曜の決勝を見据えタイヤオプションの確認とロングランにセッションを費やし、リンス5番手、ミル6番手で締めくくる。

    Q1ではリンスがセッション序盤から猛チャージし、タイムシートのトップに躍り出る。残り4分までトップポジションをキープするも、数分を残して3番手まで下がってしまう。最後まで緊迫のセッションとなったが、リンスが最終アタックラップで再びトップポジションに返り咲き、Q2行きのチケットを手に入れた。

    最終予選となるQ2ではチームスズキエクスターペアが上位ポジションを狙って積極的にアタック。15分のセッション中にポジションが激しく入れ替わり、最終的にミル7番手、リンス8番手でセッションが終了。決勝は共に3列目グリッドからのスタートとなる。ミル、リンス共に安定した好ペースを見せ決勝への期待が掛かる。

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「全てが順調だったとは言い難いですが、予選を7番手、8番手で終えることができたのでまずまずだったと言えるでしょう。ジョアンもアレックスもフィーリング良く乗ることができているようですし、ペースも良いので、スタートを決めてトップグループでバトルができればチャンスは十分あるでしょう。最終戦を完璧な状態で迎えられるよう最後の調整を行って決勝に備えます。」

    ジョアン・ミル
    「週末のここまでの流れにはとても満足しているし、フィーリングもかなり良いよ。このサーキットは自分もよく知っているから、セッティングを変更した時にフィーリングの違いもより理解できるし、今のところ思い通りに乗れている。明日の決勝ではトップグループでバトルしてトップ5圏内フィニッシュを目指すよ。」

    アレックス・リンス
    「Q1をトップタイムで終えてQ2に行くことができたし、8番手グリッドからのスタートは悪くないと思う。もちろんもっと上位だったらさらに良かったけど、決勝には自信を持って臨むよ。序盤がどんな展開になるかでレースの行方が決まるから、タイヤ選択が大切な鍵となるだろうね。過去のレースを振り返っても、このサーキットでグループから逃げてギャップを広げるのはかなり厳しいことが分かっているから、今年もレースはきっと接戦になるだろう。この週末、セッション毎に手応えが良くなってきているし、決勝の準備は整っているよ。」

  • MotoGP | 最終戦バレンシアGP 予選:F.クラルタラロが2戦連続ポール

    MotoGP | 最終戦バレンシアGP 予選:F.クラルタラロが2戦連続ポール

    MotoGP 最終戦バレンシアGPの公式予選が11月16日(土)にサーキット・リカルド・トルモで行われ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)がポールポジションを獲得した。

    気温17度、路面温度23度のドライコンディションの中、今季8度目のフリー走行総合1番手に進出した総合6位のファビオ・クアルタラロは、週末4度目、今季32度目のトップタイムをマーク。最高峰クラス1年目で2戦連続6度目のポールポジションを奪取した。

    フリー走行総合2番手のマルク・マルケスは、0.032秒差の2番手。15年以来自己最多タイとなる16度目の1列目に進出すれば、フリー走行総合3番手のジャック・ミラーは、0.108秒差の3番手に入り、第12戦イギリスGP以来今季4度目の1列目を獲得。

    フリー走行総合6番手のマーベリック・ビニャーレスは4番手。フリー走行総合5番手のフランコ・モルビデッリ、フリー走行総合8番手のアンドレア・ドビツィオーゾが続き、フリー走行総合9番手のジョアン・ミルは7番手。

    フリー走行総合12番手のアレックス・リンスは公式予選1で1番手、公式予選2で8番手。フリー走行総合10番手のカル・クラッチローとフリー走行総合7番手のダニロ・ペトルッチがトップ10入り。

    フリー走行総合11番手のポル・エスパルガロ公式予選1で2番手、公式予選2で11番手。フリー走行総合4番手のバレンティーノ・ロッシは12番手。フリー走行総合13番手のヨハン・ザルコは公式予選1で3番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’29.978
    2 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’30.010
    3 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati 1’30.086
    4 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’30.178
    5 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’30.449
    6 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati 1’30.511
    7 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’30.573
    8 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’30.595
    9 C・クラッチロー LCR Honda CASTROL Honda 1’30.726
    10 D・ペトルッチ Ducati Team Ducati 1’30.771
    11 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’30.908
    12 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’30.954
    13 J・ザルコ LCR Honda IDEMITSU Honda 1’30.826
    14 M・ピロ Ducati Team Ducati 1’30.949
    15 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’30.972
    16 J・ロレンソ Repsol Honda Team Honda 1’31.295
    17 M・カリオ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’31.383
    18 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati 1’31.507
    19 I・レクオナ Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’31.658
    20 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati 1’31.714
    21 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’31.815
    22 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’31.839