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  • MotoGP:ヤマハ 2023年 第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    MotoGP:ヤマハ 2023年 第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    1週間前のポルトガルGPで苦戦したMonster Energy Yamaha MotoGPのフランコ・モルビデリが、第2戦アルゼンチンGPの初日に好調をつかみ、P1とP2の総合で9番手を獲得してQ2進出を決定。チームメイトのファビオ・クアルタラロは総合14番手に留まり、Q1に進むこととなった。

    モルビデリはP1のセッションを通じて素晴らしいペースを披露。何度もファステストタイムを更新しながら45分間のほとんどの時間で3番手をキープした。

    全16ラップを走り、その15ラップ目で1分39秒696を記録。最終的にはトップから0.489秒差の8番手となったが、パフォーマンス向上を実感して自信を深めている。

    午後になると曇り空となったが、ドライ・コンディションを維持してP2が行われた。モルビデリは引き続き好調ぶりを見せ、全23ラップ中21ラップ目でP1のタイムを0.6秒上回る1分39秒080を記録。これによりトップから0.562秒差のセッション9番手、両セッションの総合でも9番手を獲得してQ2進出を決めた。

    一方のクアルタラロはP2の1時間を最大限に活用してマシン・セッティングに集中。全27ラップのなかで25ラップ目には1分39秒264のベストタイムを記録し、P1のタイムを1秒近く更新した。しかしトップ10には届かず、トップから0.746秒差の14番手に留まったためQ1に進むこととなっている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    フランコ・モルビデリ(プラクティス総合9番手/1分39秒080)
    「好調な金曜日でした。すでに良いフィーリングをつかんでいて、明日以降に向けて少しずつマシンを改善し始めています。今日一日のなかでも進化があったことはとても良かったと思っています。もちろん、さらにハードワークを続けなければならない箇所もいくつかありますが、今までのところは非常にポジティブなスタートとなっています。明日の予選で1列目か2列目を獲得できればうれしいです」

    ファビオ・クアルタラロ(プラクティス総合14番手/1分39秒264)
    「フィーリングはそれほど悪くないのですが、改善が必要な部分がたくさんあります。コーナースピードとドライブが十分でなく、とくにコーナースピードが最大の問題です。マシンについて大きく変更したところはないので、なぜこのようなことが起きているのかを分析・検討なければなりません。明日までに原因を把握したいと思います。去年はここで、いいペースでレースができたので、今年ももっとうまくやれると期待していたのですが」

    マッシ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「アルゼンチンGPは期待したようなスタートにはなりませんでした。ポジティブとネガティブとに分かれてしまったのです。ポジティブのほうから先にお話しします。モルビデリ選手は今回、何らかの答をつかみました。両セッションで見せてくれたとおりペースが非常に良く、トップ10を獲得してQ2に進むことができました。その一方でクアルタラロ選手はグリップ不足に悩まされています。P2では改善が見られましたが、まだ彼本来のレベルではありません。明日はQ1に出場することになりますが、厳しい戦いになるでしょう。私たちチームは夜を徹して作業を続け、彼がQ2に進出するための解決策を見つけなければなりません。先週の経験からもわかるように、予選結果が土曜日のスプリントと日曜日の決勝レースに大きく影響してくるからです」

  • MotoGP:ホンダ 2023年 第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    MotoGP:ホンダ 2023年 第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    ポルトガルGPからの連戦となった2023年 MotoGP 第2戦アルゼンチンGPは、3月31日、2度のプラクティスを行い、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が8番手、アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)が10番手、ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)は13番手という結果だった。開幕戦ポルトガルGPでポールポジションを獲得し、「スプリントレース」で3位になったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、ポルトガルGPの決勝レースで転倒し、右手親指を骨折したため、今大会を欠場する。

    テルマス・デ・リオ・オンドは、この日、厚い雲が空を覆い、時折り、小雨が降る不安定な天候となった。しかし、MotoGPクラスは、午前、午後のプラクティスともにドライコンディションで行われ、中上は8番手と好走を見せた。

    この日は、トップから1秒差に16台という相変わらずの厳しい戦いとなったが、中上は0.553秒差の8番手。ダイレクトでQ2進出を果たし、23年型RC213Vのセットアップが進んだことを感じさせる一日となった。

    チームメートのリンスは10番手。中上とともにダイレクトでQ2進出を果たした。リンスは、プラクティス1で転倒し11番手だったが、午後のプラクティス2では、0.685秒タイムを短縮し、Q2進出を果たした。

    Honda RC213Vで2戦目を迎えるリンスですが、テルマス・デ・リオ・オンドでは18年の大会で3位、コロナ禍から3年ぶりに大会が復活した22年も3位表彰台に立っている。テルマス・デ・リオ・オンドは、リンスが得意とするサーキットの一つであり、ダイレクトでQ2進出を果たしたことで、予選と「スプリントレース」の走りに期待が膨らむ。

    一方、ミルは、10番手のリンスと、わずか、0.12秒差の13番手だった。ミルは、午前中のプラクティス1では、セットアップに集中し、18番手だった。その理由は、ミルのベースのセットアップが、テルマス・デ・リオ・オンドに合っていなかったためで、セットアップの変更に多くの時間を費やした。そして、午後に行われたプラクティス2では、ダイレクトでQ2進出は果たせなかったが、午前中のタイムを1.428秒短縮し、大きく前進した。

    土曜日は、午前中にプラクティス3と予選Q1&Q2が行われる。ミルはQ1からの予選になるが、Q2進出を果たし、午後3時に12周で行われる「スプリントレース」に挑む。

    Hondaは、テルマス・デ・リオ・オンドで開催された過去7回の大会で4度優勝している。今年から1大会2レース制になった。まずは、明日の「スプリントレース」で2大会連続の表彰台獲得に挑む。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「このコースは昔から好きで、今日もいい感じでマシンを走らせることができました。ライバルたちと比べると、まだ少し物足りないところがあるので、さらに努力しなければなりません。今日はセッションを楽しむことができました。周回するごとに進歩を感じました。明日はさらにタイムを短縮し、ポジションを上げられように全力を尽くします」

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「今日のパフォーマンスにはかなり満足しています。ベストなセットアップを見つけられなかったので、明日は引き続き、やらなければいけないことがあります。今日はいろいろなパーツをテストすることができて、プッシュし続けるための重要なインフォメーションを得ることができました。フィーリングもよくなり、一歩一歩ライバルたちに近付いています」

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    今日は厳しい一日でした。ベースのセッティングからスタートしましたが、このトラックには合わなかったので、改善するためにかなりの時間を費やしました。マシンのポテンシャルが高いことは確かです。タカ(中上貴晶)とリンスは強い走りをしました。Q2まで僕はあとコンマ数秒足りませんでした。それでも、かなり前進することができました。ユーズドタイヤでようやくいいペースをつかむことができました。細かい部分に取り組むための時間が必要ですが、トップ5にかなり近づくことができました。まだ2戦目です。今日は大きく前進することができました。明日もこの調子をキープすることが目標です」

  • MotoGP:アプリリアのアレイシ・エスパルガロが初日総合トップ

    MotoGP:アプリリアのアレイシ・エスパルガロが初日総合トップ

    2023年 MotoGP 第2戦アルゼンチンGPのフリー走行が3月31日、テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、アレイシ・エスパルガロが初日トップタイムをマークした。

    気温24度、路面温度31度のドライコンディションの中、フリー走行1で2番手のアレイシ・エスパルガロが21ラップを周回して昨年9月の第15戦アラゴンGP公式予選1以来、プラクティスでは同グランプリのフリー走行1以来となるトップタイムをマーク。昨年6月の第9戦カタルーニャGP以来となる初日総合トップに進出した。

    完璧なグランプリ初日
    2021年9月の第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来となる週末1番手発進を決めたマーベリック・ビニャーレスは、26ラップを周回して0.162秒差の2番手。アプリリアが初日に連続して1-2番手に進出したのは、プレミアクラスで初めて。アプリリア機を駆けるもう1人、フリー走行1で17番手のラウール・フェルナンデェスは1.057秒差の最後尾18番手。

    ドゥカティ勢5台がトップ7入り
    フリー走行1で9番手のマルコ・ベツェッキは、24ラップを周回して0.249秒差の3番手。フリー走行1で7番手のルカ・マリーニは0.315秒差の4番手。フリー走行1で6番手のヨハン・ザルコは0.391秒差の5番手。

    フリー走行1で10番手のフランチェスコ・バニャイアは、20ラップを周回して0.426秒差の6番手。フリー走行1で3番手のホルヘ・マルティンは0.488秒差の7番手。フリー走行1で5番手のアレックス・マルケスは0.666秒差の11番手。フリー走行1で12番手のファビオ・ディ・ジャンアントニオは0.770秒差の15番手。

    中上貴晶、躍進の8番手
    フリー走行1で4番手の中上貴晶は、25ラップを周回して0.553秒差の8番手。フリー走行1で11番手のアレックス・リンスは0.599秒差の10番手。公式予選2への直接進出を確保すれば、フリー走行1で18番手のジョアン・ミルは0.719秒差の13番手。

    ファビオ・クアルタラロ、公式予選2へ
    フリー走行1で8番手のフランコ・モルビデリは、23ラップを周回して0.562秒差の9番手。フリー走行1で15番手のファビオ・クアルタラロは、最多27ラップを周回して0.746秒差の14番手。公式予選2に直接進出できなかったのは、2022年3月の開幕戦カタールGP以来。

    KTM勢最高位16番手
    フリー走行1で16番手のブラッド・ビンダーは、22ラップを周回して0.684秒差の12番手。フリー走行1で14番手のジャック・ミラーは0.858秒差の16番手。フリー走行1で13番手のアウグスト・フェルナンデェスは、10ラップ目の1コーナーで今季2度目の転倒を喫して1.043秒差の17番手だった。

    2023年 MotoGP 第2戦 アルゼンチンGP 初日フリー走行総合結果

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia 1’38.518
    2 M・ビニャーレス Aprilia Racing Aprilia 1’38.680
    3 M・ベッツェッキ Mooney VR46 Racing Team Ducati 1’38.767
    4 L・マリーニ Mooney VR46 Racing Team Ducati 1’38.833
    5 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’38.909
    6 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’38.944
    7 J・マルティン Prima Pramac Racing Ducati 1’39.006
    8 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’39.071
    9 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’39.080
    10 A・リンス LCR Honda CASTROL Honda 1’39.117
    11 A・マルケス Gresini Racing MotoGP Ducati 1’39.184
    12 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’39.202
    13 J・ミル Repsol Honda Team Honda 1’39.237
    14 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’39.264
    15 F・ディ・ギャナントニオ Gresini Racing MotoGP Ducati 1’39.288
    16 J・ミラー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’39.376
    17 A・フェルナンデス GASGAS Factory Racing Tech3 KTM 1’39.561
    18 R・フェルナンデス CryptoDATA RNF MotoGP Team Aprilia 1’39.575
  • MotoGP:ヤマハ 2023年 ポルトガルGP 決勝レポート

    MotoGP:ヤマハ 2023年 ポルトガルGP 決勝レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロはスタートで出遅れたあと挽回し、8位でチェッカー。チームメイトのフランコ・モルビデリは思い通りのバトルはできなかったものの、14位でゴールしてポイントを獲得した。

    予選結果11番手のクアルタラロは、E・バスティアニーニ(ドウカティ)の欠場を受けてグリッド10番手に並んだ。

    ここから前日のスプリントよりも良いスタートを目指したが思い通りにはいかず、1ラップ目を終えた時点で15番手まで後退。それでも懸命の挽回とM・オリベイラ(アプリリア)、M・マルケス(ホンダ)の転倒リタイアにより順位を上げ、9ラップ目にはトップ10まで復活した。

    しかし前車との差は大きく、またJ・マルティン(ドウカティ)が背後に迫っているため一瞬も気を緩めることはできない。プッシュを続けたクアルタラロは残り6ラップの第2コーナーでL・マリーニ(ドウカティ)をパス。さらにはマルティンの転倒もあり、残り5ラップでは4位争いに加わる可能性が見えてきた。あと2ラップというところでA・エスパルガロ(アプリリア)をとらえて8番手に上がり、さらに上を目指したが届かず、そのまま8位でチェッカー。トップとの差は8.543秒だった。

    一方、グリッド16番手からスタートしたモルビデリは第1コーナーの混乱に巻き込まれて一時、最後尾まで後退。ここから懸命の挽回を目指すも思うようなフィーリングがつかめず、なかなかペースが上がらなかった。それでもポイント獲得を目指してF・ディ・ギャナントニオ(ドウカティ)、A・フェルナンデス(アプリリア)とバトルを展開。前方での数台のリタイアもあり、最終的には14位まで上げてチェッカーを受けた。トップとの差は27.050秒。

    この結果、クアルタラロは8ポイントを獲得してランキング10位。モルビデリは2ポイント獲得でランキング17位となっている。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計10ポイントでチーム・ランキング8位。ヤマハは合計8ポイントでコンストラクターズ・ランキング5位。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(8位)
    「当然ながら難しいレースになりました。おもにグリッド位置がその原因です。昨日はローンチ・コントロールに不具合がありましたが、今日は私がラインの選択を間違えたことで、さらに大きく後退してしまいました。ペース自体はそれほど悪くありませんでした。ラストラップを見れば、去年の私自身のファステスト・ラップにかなり近づいているのです。つまり今回は全員のペースが非常に速くなっていたのだと思います。次回アルゼンチンでは、もっと前のほうで戦えるよう頑張ります」

    フランコ・モルビデリ(14位)
    「非常にタフなレースでした。とは言え、テストのときは0.6秒差、今日は0.5秒差と0.1秒前進しているのですから、良かった点にも目を向ける必要があるでしょう。わずかながら進化していて、しかも決勝中の走りは非常に安定していました。そして最後まで走り切り、2ポイントを獲得することができたのです。次のアルゼンチンでは、もっと多くの良い部分が見つかることを期待しています。楽しみです」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「オープニング・ラウンドは期待通りにはいきませんでした。ファビオ(クアルタラロ)は今日もスタートで出遅れており、この点については修正が必要です。昨日のスプリント同様、彼のペース自体は非常に良かったのですから、スタート時の後退が、その後の展開の大きな妨げとなったわけです。その意味でも序盤の15番手から8位まで挽回したことはポテンシャルの高さを証明しています。モルビデリのほうは彼自身が望んでいたような進化が得られませんでした。これからデータを分析し、次回はマシンのポテンシャルをもっと引き出せるようにしなければなりません。私たちはここから直接、アルゼンチンへ向かいます。欠けている部分を埋め合わせるべく決意を持って臨みます」

  • MotoGP:ホンダ 2023年 ポルトガルGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 2023年 ポルトガルGP 決勝レポート

    2023年のポルトガルGPで、MotoGPクラスで64回目のPPを獲得し、前日に12周で行われたスプリントレースで3位になったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、25周のレースで開幕戦表彰台を狙いましたが、惜しくも転倒リタイアに終わった。

    好スタートからトップグループに加わったマルケスは、3周目の3コーナーのブレーキングでフロントタイヤをロックさせたことで、前を走るホルヘ・マルティン(ドゥカティ)に接触、その衝撃で2人の前にいたミゲル・オリベイラ(アプリリア)に追突するアクシデントに見舞われた。

    マルケスとオリベイラは転倒し、マルケスは右手の第一中手骨を骨折するケガを負ったが、オリベイラにケガはなかった。マルケスは、事故の後、すぐにオリベイラとチームに謝罪した。また、連戦となる第2戦アルゼンチンGPに向けてマルケスは、骨折した右手の状態を検査している。

    マルケスは転倒リタイアに終わったが、予選16番手のアレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)がエネア・バスティアニーニの欠場で15番グリッドからスタートして10位、予選14番手(13番グリッド)のジョアン・ミル(Repsol Honda Team)が11位、予選18番手(17番グリッド)の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が12位でチェッカーを受けた。

    今大会がMotoGPクラス100戦目の出場となるリンスは、オープニングラップ11番手から序盤は9番手までポジションを上げるが、6台で繰り広げられたし烈な4位争いを視野に10位でフィニッシュした。今大会はコーナーでライバルとの差を縮めるも、ストレートでロスする苦しい戦いとなり、思うような戦いはできなかった。

    リンスは、前日のスプリントレースでは13位。ポイントを獲得できなかったが、この日の決勝レースでは、トップ10フィニッシュを果たした。

    ミルは、前日のスプリントレースでファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と接触し転倒した。そのため今日のレースでは「ロングラップ」のペナルティーを科せられ、最終的に11位だった。

    13番グリッドからスタートしたミルは、3周目に9番手までポジションを上げるが、4周目にロングラップを消化したことで15番手までポジションを落とした。そこから粘り強い追い上げを見せ、中盤は中上貴晶を追走し、終盤に中上をパスして11位でチェッカーを受けた

    前日のスプリントレースで転倒リタイアに終わっているミルも、11位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。

    予選18番手の中上貴晶は、オープニングラップで16番手に浮上すると、3周目には13番手へ。以後、レース中盤は、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)を追撃し、後半にフェルナンデスをパスして12位でチェッカーを受けた。

    前日に行われたスプリントレースでは、激しい戦いの中で15位に終わり、ポイントを獲得できなかったが、このレースで多くのデータを収集した中上は、そのデータを活かし、ポジションを上げることに成功した。

    今大会はリアタイヤのトラクション不足に苦しみましたが、フリー走行、予選、そしてスプリントレースで得たデータから、決勝ではリアにソフトを選択した。その結果、レース中盤までいいリズムを刻み、終盤もしっかり走り抜くことに成功した。

    次戦アルゼンチンGPは、休む暇もなく連戦となりますが、ホンダ勢は、さらに上位を目指す。

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「今日は、前のライダーを追い抜くのが難しいレースでした。1人か2人は抜きましたが、何人かに抜かれました。ファビオ(クアルタラロ)に抜かれたときは1分39秒台前半を出すことができましたが、レース終盤はフロントタイアが厳しくなり苦しい戦いになりました。とにかくベストを尽くしました。ストレートでタイムをロスしていますが、コーナーでばん回することができました。全体的には上位陣と大きな差はないので、もっと上を目指したいです。上位に近づくためのレベルはありますが、もっとうまくオーバーテイクできるようにしなければなりません」

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    「ロングラップのペナルティーはもちろんですが、昨日の転倒が今日のレースに影響しました。今日のレースで初めて10周以上の連続走行をしました。そのため多くの時間を学習することに費やすことになりましたが、自分の乗り方やマシンの挙動を改善していくためには、もっと時間が必要です。特に、タイヤの性能を最大限に引き出すためにはまだまだ時間が足りません。もう少し経験があれば、もっといいレースができたと思いますが、今日経験できたことには満足しています」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「とても厳しいレースでした。今日のパフォーマンスはベストとは言えませんが、17番グリッドからスタートし12位でフィニッシュすることができました。リアにソフトコンパウンドを選択しましたが、これは正しい判断でした。レースではベストを尽くし、終盤に1分39秒3というベストラップを出すことができました。序盤はなかなかリズムをつかめませんでしたが、今日の状況を考えれば悪くないレースでした。今日はポイントを獲得することができましたが、よりよい結果を目指し、これからもプッシュしていかなければなりません。次戦に向けてやるべきことはたくさんあります。テストと最初のレースを終えて、多くのデータを得ることができたので、あとは自分たちがどこでタイムをロスしているのか、どこを改善できるかをしっかり考えたいです」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「まず最初に、オリベイラと彼のチーム、そしてポルトガルのファンに対して、謝罪しなければなりません。本当に大きなミスを犯してしまいました。しかし、このような事態を招いてしまったのは私の意図したことではありませんでした。あのとき、マルティンを追い抜くつもりはなかったのですが、フロントが大きくロックしてしまいました。ハードコンパウンドのフロントの温度が上がりきっていなかったせいなのか、ブレーキを離すとマシンがインに入ってしまいました。マルティンと接触し、オリベイラに追突してしまいました。事故の後、すぐにメディカルセンターにいる彼の様子を見に行きました。幸いにも彼は無事でした。本当によかったです。この事故で私は、右手とヒザに痛みはありますが、今はそれほどひどくはありません。アルゼンチンGPのダブルロングラップのペナルティーは、自分のミスなので、ペナルティーを完全に受け入れ、今回の裁定を尊重したいと思います」

  • MotoGP:王者フランチェスコ・バニャイアが2023年の開幕戦を制す

    MotoGP:王者フランチェスコ・バニャイアが2023年の開幕戦を制す

    2023年 MotoGP 開幕戦ポルトガルGPの決勝レースが3月26日(日)にアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで行われ、2番グリッドのフランチェスコ・バニャイアが優勝した。

    当地で2021年11月の第17戦アルガルヴェGP以来2勝目。シーズンのオープニングでは、中量級のタイトルを獲得した2018年以来5年ぶり2度目。プレミアクラス12勝目、キャリア通算22勝目を挙げ、『TISSOT Sprint(ティソ・スプリント)』と合わせて37ポイント(12ポイント+25ポイント)を稼ぎ、タイトル連覇に向けて好発進を喫した。

    マーベリック・ビニャーレス2位
    気温22度、路面温度36度のドライコンディションの中、6番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、3ラップ目のインシデントを回避して2番手に浮上してトップを追走。アプリリアに加入してから2度目の最高位となる0.687秒差の2位を獲得。

    ドゥカティ4台がトップ5入り
    7番グリッドのマルコ・ベツェッキは、『ティソ・スプリント』の3ラップ目の他車との接触が原因で転倒リタイアを喫したが、2.726秒差の3位でチェッカーフラッグを受け、昨年6月の第11戦TTアッセン以来プレミアクラスで2度目の表彰台を獲得。

    9番グリッドのヨハン・ザルコは、週末を通じて体調不良に苦しんでいたが最終ラップに2人を抜いて8.060秒差の4位。ウォームアップ走行で週末2度目の1番時計を記録した12番グリッドのアレックス・マルケスは5位に進出。

    KTMデュオの躍進
    14番グリッドのブラッド・ビンダーは、2週間前に当地で開催されたオフィシャルテストで転倒したことで首を痛めていたが、1ラップ目にポジションを6つ上げて8番手に浮上すると8.247秒差の6位でフィニッシュ。5番グリッドのジャック・ミラーは8.381秒差の7位。

    ファビオ・クアルタラロ8位
    10番グリッドのファビオ・クアルタラロは、1ラップ目に5つポジションを落として15番手に後退したが、8.543秒差の8位まで挽回。11番グリッドのアレイシ・エスパルガロは9位。

    ホンダ勢は10位~12位
    プレミアクラス100戦目を迎えた15番グリッドのアレックス・リンスは、11.591秒差の10位。ホンダ勢の最高位でゴールすると、13番グリッドのジョアン・ミルは、『ティソ・スプリント』の1ラップ目に他車との接触が原因で科せられたロングラップペナルティを4ラップ目に消化して11位。17番グリッドの中上貴晶は17.448秒差の12位。

    18番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは、『ティソ・スプリント』のスタート直後にギアの問題が原因で1ラップ目にリタイアを強いられたが、決勝レースでは13位のポイント圏内に進出。16番グリッドのフランコ・モルビデリは14位。

    3ラップ目のインシデント
    ポールポジションのマルク・マルケスは、4番手走行中の3ラップ目3コーナーで前に位置していた3番グリッドのホルヘ・マルティンと接触した後、2番手を走行していた4番グリッドのミゲール・オリベイラに激突。マルケス兄とオリベイラは転倒リタイアすれば、マルティンはコースアウトを喫して、15番手でトラックに戻ると、 11番手まで巻き返したが、20ラップ目2コーナーで転倒。

    8番グリッドのルカ・マリーニは、9番手走行中の22ラップ目10コーナーで転倒。19番グリッドのラウール・フェルナンデェスは、13番手走行中の24ラップ目5コーナーで転倒。20番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、11ラップ目にリタイアした。

    2023年 MotoGP ポルトガルGP 結果

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 41:25.401
    2 M・ビニャーレス Aprilia Racing Aprilia +0.687
    3 M・ベッツェッキ Mooney VR46 Racing Team Ducati +2.726
    4 J・ザルコ Pramac Racing Ducati +8.060
    5 A・マルケス Gresini Racing MotoGP Ducati +8.125
    6 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM +8.247
    7 J・ミラー Red Bull KTM Factory Racing KTM +8.381
    8 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +8.543
    9 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia +9.294
    10 A・リンス LCR Honda CASTROL Honda +11.591
    11 J・ミル Repsol Honda Team Honda +16.992
    12 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda +17.448
    13 A・フェルナンデス GASGAS Factory Racing Tech3 KTM +21.723
    14 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +27.050
    15 R・フェルナンデス CryptoDATA RNF MotoGP Team Aprilia 2 Laps
    16 L・マリーニ Mooney VR46 Racing Team Ducati 4 Laps
    17 J・マルティン Prima Pramac Racing Ducati 6 Laps
    18 F・ディ・ギャナントニオ Gresini Racing MotoGP Ducati 15 Laps
    19 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 23 Laps
    20 M・オリベイラ CryptoDATA RNF MotoGP Team Aprilia 23 Laps

    2023年 MotoGP 開幕戦 ポルトガルGP フランチェスコ・バニャイア

  • MotoGP:ヤマハ 2023年 ポルトガルGP 予選&スプリント レポート

    MotoGP:ヤマハ 2023年 ポルトガルGP 予選&スプリント レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが、MotoGP初のスプリントで執念の走りを見せた。オープニングラップで不運に見舞われるも懸命に挽回し、最終的には10番手まで上げてチェッカー。チームメイトのフランコ・モルビデリはグリッド17番手からスタート後、14番手でゴールした。

    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロは12ラップで競われるスプリントで見事な復活を果たした。グリッド11番手からスタート後、オープニングラップ終了時点では集団の後ろまで後退したが、最終的に10番手まで挽回してチェッカーを受けた。チームメイトのフランコ・モルビデリはグリッド17番手から14番手まで上げてゴールしている。

    クアルタラロはスタートで出遅れ、さらにオープンングラップでJ・ミルと接触して19番手まで後退してしまう。しかし持ち前の強さで挽回し、着実に順位を上げていった。5ラップ目までに10番手に浮上したクアルタラロはさらにプッシュを続け、セクター毎のタイムでは何度か自己ベストとなるファステストタイムをたたき出した。最終ラップでA・マルケスと競り合うも9番手には届かず、トップから5.924秒遅れて10番手でチェッカー。スプリントでは1番手から9番手までポイントが与えられることとなっており、今回はポイント獲得はならなかった。

    一方、グリッド17番手スタートのモルビデリはオープニングラップの混乱を回避し、1ラップを終えた時点で15番手。その後は中段グループでバトルしながら少しずつ順位を上げていった。4ラップ目には一時、13番手まで浮上したが、次のラップでA・リンスに先行されて14番手。懸命にプッシュを続けるも再び奪い返すことはできなかった。終盤は単独走行となり、トップから17.138秒差の14番手でゴールしている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(予選11番手/1分37秒920)
    「スタートではローンチ・コントロールに不具合があり、そのあとジョアン・ミルと接触してしまいました。少しでも早く挽回したかったのですが簡単なことではなく、とにかくできるだけ上のポジションを目指そうと考えていました。今日のスプリントのなかで、ペース自体はとても良いということがわかりました。明日はローンチ・コントロールを修正して臨み、25ラップを超えて速さを維持したいと思っています」

    フランコ・モルビデリ(予選17番手/1分38秒335)
    「午後からのスプリントは非常に厳しい展開になってしまいました。午前中のフリープラクティスはフィーリングが良くとても好調でした。午後も前進し続けるつもりでいましたが、逆に後退してしまったのです。原因を調査中です」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「シーズンを好調にスタートしたいと考えていましたが、今日は期待どおりにはなりませんでした。ふたりのペースもスピードも、午前中のフリープラクティスでは素晴らしかったのですが、予選ではライバルたちがソフト・タイヤを履いて大きく前進しました。スプリントはそれぞれ11番手と17番手からのスタートとなり、当然ながら難しい展開になりました。ファビオ(クアルタラロ)は出遅れ、さらに悪いことにオープニングラップで他のライダーにぶつけられてしまいました。この時点でポイント獲得のチャンスは事実上なくなりましたが、彼は力強く挽回し、あと一歩のところまで近づきました。モルビデリのグリッド17番手は私たちの期待よりずっと後ろでしたが、レースを戦いながら14番手までポジションを上げてきました。明日の決勝でより良い成績を獲得できるように、チームとしてやるべき仕事があります。スプリントのなかでデータを収集し、改善点のアイディアも出てきました。10分間のウォームアップ・セッションで最終的なセッティング修正を素早く試し、決勝で力強い復活を目指します」

    MotoGP ヤマハ

  • MotoGP:ホンダ 2023年 ポルトガルGP 予選&スプリント レポート

    MotoGP:ホンダ 2023年 ポルトガルGP 予選&スプリント レポート

    ロードレース世界選手権(MotoGP)は、3月25日、ロードレース世界選手権としては史上初となるスプリントレースを行い、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3位でフィニッシュ。記念すべき初レースで表彰台を獲得した。

    マルケスは、前日のフリー走行で14番手と苦戦したが、土曜日の午前中に行われたフリー走行では、スプリントレースに向けてロングランを実施、1分39秒台で連続ラップを刻んだ。

    その後、午前10時50分から11時5分までQ1が行われ、マルケスは、1分37秒675のサーキットベストタイムをマークしてQ2進出を果たすと、上位10台とQ1からの2台の計12台で競われたQ2でもサーキットベストタイムをさらに更新する1分37秒226をマーク。今季初のPP(ポールポジション)獲得を果たした。マルケスのPP獲得は昨年の日本GP以来で、通算64回目(通算92回目)となった。

    そして、Q1とQ2を終えた3時間半後の午後3時に、グランプリ史上初のスプリントレースのスタートが切られた。

    スプリントレースは、通常のレース距離の半分で行われる。優勝者には12ポイントが与えられ、9位までの選手がポイントを獲得。レース距離とポイントは半分だが、チャンピオンシップを考えれば非常に重要なレースとなる。

    そのレースでホールショットを奪ったマルケスは、2周目にホルヘ・マルティン(ドゥカティ)とフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)に先行を許し、レース中盤には5番手までポジションを落とすが、先行するミゲル・オリベイラ(アプリリア)とジャック・ミラー(KTM)を11周目にかわし、そのまま3番手をキープしてチェッカーを受けた。

    LCR Honda CASTROLに移籍して初レースに挑んだアレックス・リンスは、予選16番手から13位でフィニッシュした。前日のフリー走行で13番手だったリンスは、Q1からの予選となり、16番グリッドが確定。そして迎えたスプリントレースでは、序盤の混乱を切り抜けるとオープニングラップ12番手につけた。その後、混戦の中で14番手までポジションを落とすが、レース中盤に13番手に浮上すると、そのポジションをキープしてチェッカーを受けた。

    前日のフリー走行で15番手の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)もQ1からの予選になり18番グリッドが確定した。後方からのスタートとなったが、オープニングラップ18番手から2周目に16番手に浮上、9周目にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)をかわすと、15位でチェッカーを受けた。中上は、ウインターテストからリアのトラクション不足が課題になっているが、この2日間で多くのデータを収集することに成功した。

    Repsol Honda Teamで初のレースに挑んだジョアン・ミルは、大接戦となったQ1で4番手。わずか0.094秒差でQ2進出を逃した。そして、14番グリッドから追い上げに挑んだミルだが、オープニングラップにファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と接触、転倒リタイアに終わった。今大会はFP1で2番手と好調なスタートを切り、その後も快調にラップを刻んだ。日曜日の25ラップのレースでは、スプリントレースの悔しさをぶつける。

    今大会、ホンダ勢は4選手ともにQ1からの予選になり、マルケスはPPを獲得したが、その他の3選手は予選グリッドが悪く、スプリントレースを厳しいものにした。しかし、日曜日の25周のレースでは、追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日は自分でも驚きの連続でしたが、自分にとってもチームにとっても、自信を取り戻すことができるすばらしい一日でした。ポールポジションを獲得したときは、正直、どうしてこのタイムが出たのか自分でも分かりませんでした。それほど速いラップでした。ポールポジションからのスタートは、それだけでアドバンテージがあるので、スプリントレースをしっかり戦うことができました。オリベイラとミラーがコースをはらんだときに、これはチャンスだと思い、アタックしました。新しいレーススケジュールはとても厳しいものですが、ファンにとってはよいショーになったと思います。明日は本当に重要なレースになります。僕らの位置が、よりはっきりと分かると思います」

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「スプリントレースは、もっとよい結果を期待していました。スタートはとてもよかったのですが、多くのライダーが限界を超えていたので、集中力をキープするのがたいへんでした。昨日のプラクティス、そして今朝に比べて風がとても強く、前のライダーになかなか追いつくことができませんでした。明日はもう少しがんばらなければなりません。スプリントレースから多くのデータを得ることができました。明日も同じようなコンディションになりそうなので、それを活かしたいです。スプリントレースではソフトタイヤを選択しましたが、リアタイヤのグリップを出すことができませんでした」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「スプリントレースの1周目は大混乱でした。そして、多くのクラッシュが発生しました。12周しかないレースだったので、レース序盤に少しでも前に出たかったのですが、現状のパフォーマンスでは、簡単ではありませんでした。明日のレースは25周で、今日とは違う展開となると思うので、チャンスはあります。マルクは予選でもスプリントレースでもすばらしい仕事をしました。Repsol Honda Teamからデータを受け取りました。それを参考にどこでタイムをロスしているのかをしっかり理解して、明日はリザルトをあげたいです。いずれにしても、リアグリップをもっと上げることが必要です。この課題を解決しなければなりません」

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    「14番グリッドからのスタートだったので、とても難しい展開でした。周りには、できるだけ早くポジションをあげようとするライダーがたくさんいて、そのため、レース序盤はとてもアグレッシブでした。もし、もっと上の順位からスタートできていれば、本来のペースを発揮できたと思います。自分のペースはよいと思うので、明日は、いいレースができると思います。今日はファビオには接触してしまったことを謝りたいです」

    MotoGP ホンダ

  • MotoGP:フランチェスコ・バニャイアが初のスプリントを制す

    MotoGP:フランチェスコ・バニャイアが初のスプリントを制す

    2023年 開幕戦ポルトガルGPの『Tissot Sprint(ティソ・スプリント)』が3月25日(土)、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで行われ、12ラップのショートディスタンスで2番グリッドのフランチェスコ・バニャイアが最終ラップに逆転。歴史的なバトルを制した。

    気温23度、路面温度39度のドライコンディションの中、3番グリッドのホルヘ・マルティンは4ラップ目にトップに飛び出して主導権を握ったが、最終ラップの7コーナーで抜かれ、0.307秒差の2位。

    ポールポジションのマルク・マルケスは、ホールショットを決めてトップグループ内で優勝、表彰台争いを繰り広げ、1.517秒差の3位。5番グリッドのジャック・ミラーは1.603秒差の4位。

    アプリリア勢が上位争い
    7番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、4ラップ目にトップから3.316秒差の7番手だったが、ステップ・バイ・ステップでトップグループとのタイム差を巻き返して、1.854秒差の5位。アプリリア勢の最高位でフィニッシュすれば、12番グリッドのアレイシ・エスパルガロは2.106秒差の6位。4番グリッドのミゲール・オリベイラは、3番手を走行中の最終ラップに痛恨のミスを犯して2.940秒差の7位。

    10番グリッドのヨハン・ザルコは、3人による8位争いに競り勝ち、13番グリッドのアレックス・マルケスは9位。

    ファビオ・クアルタラロ10位
    11番グリッドのファビオ・クアルタラロは、1ラップ目の13コーナーでイン側から進入してきた14番グリッドのジョアン・ミルと接触。クアルタラロは4.896秒差の最後尾で1ラップ目を終えたが、5.924秒差の10位まで挽回。ミルは転倒リタイア。

    20番グリッドのラウール・フェルナンデェスは11位。15番グリッドのブラッド・ビンダー、16番グリッドのアレックス・リンス、17番グリッドのフランコ・モルビデリが続き、18番グリッドの中上貴晶は18.128秒差の15位。21番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは16位。

    9番グリッドのルカ・マリーニは、7番手走行中の2ラップ目5コーナーでイン側から6番手に位置していた6番グリッドのエネア・バスティアニーニを抜こうとした際に転倒。ドゥカティ機がバスティアニーニに激突して2人が転倒リタイア。

    8番グリッドのマルコ・ベツェッキは、8番手走行中の3ラップ目に転倒リタイア。19番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは1ラップ目にリタイアした。

    2023年 ポルトガルGP スプリント 結果

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 19:52.862
    2 J・マルティン Prima Pramac Racing Ducati +0.307
    3 M・マルケス Repsol Honda Team Honda +1.517
    4 J・ミラー Red Bull KTM Factory Racing KTM +1.603
    5 M・ビニャーレス Aprilia Racing Aprilia +1.854
    6 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia +2.106
    7 M・オリベイラ CryptoDATA RNF MotoGP Team Aprilia +2.940
    8 J・ザルコ Pramac Racing Ducati +5.595
    9 A・マルケス Gresini Racing MotoGP Ducati +5.711
    10 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +5.924
  • MotoGP:マルク・マルケスがポールポジション獲得 / ポルトガルGP

    MotoGP:マルク・マルケスがポールポジション獲得 / ポルトガルGP

    2023年 MotoGP 開幕戦ポルトガルGPの公式予選3月25日、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで行われ、フリー走行総合14番手のマルク・マルケスが公式予選1でフリー走行2で記録されたオールタイムラップレコードを更新する1分37秒675を樹立して1番手で通過すると、ホンダ勢で唯一出走した公式予選2では、スリップストリームを利用したが1分37秒226を記録。

    マルク・マルケスは、2021年11月の第17戦アルガルヴェGP公式予選2で樹立されたオールタイムラップレコード(1分38秒725)を1.499秒更新して、昨年9月の第16戦日本GP以来プレミアクラスで64回目、キャリア通算92回目のポールポジションを奪取。

    当地では初めてのポールポジション。ポルトガルでは中量級2年目の2012年以来11年ぶり。開幕戦でのポールポジションは、プレミアクラス2年目の2014年以来9年ぶり3度目。

    ドゥカティ6台がトップ10
    フリー走行総合3番手のフランチェスコ・バニャイアは0.064秒差の2番手。フリー走行総合5番手のホルヘ・マルティンは0.228秒差の3番手に入り、1列目に進出。

    フリー走行総合10番手のエネア・バスティアニーニは0.358秒差の6番手。フリー走行総合8番手のマルコ・ベツェッキは0.390秒差の8番手。フリー走行総合4番手のルカ・マリーニは0.396秒差の9番手。フリー走行総合7番手のヨハン・ザルコは0.654秒差の10番手。

    地元の英雄4番手
    フリー走行総合19番手のミゲール・オリベイラは、公式予選1で2番手。公式予選2では0.295秒差の4番手に進出すれば、フリー走行総合2番手のマーベリック・ビニャーレスは0.372秒差の7番手。フリー走行総合9番手のアレイシ・エスパルガロは、4ラップ目の13コーナーで転倒を喫して0.910秒差の12番手。

    ジャック・ミラー転倒5番手
    フリー走行2でオールタイムラップレコードを樹立したフリー走行総合1番手のジャック・ミラーは、5ラップ目の3コーナーで転倒を喫して0.323秒差の5番手。フリー走行総合6番手のファビオ・クアルタラロは0.694秒差の11番手。

    公式予選1
    フリー走行総合11番手のアレックス・マルケスは、トップタイムから0.295秒差の3番手。フリー走行総合12番手のジョアン・ミルは4番手。

    2週間前に当地で開始されたオフィシャルテストで転倒した際に首を痛めたフリー走行総合18番手のブラッド・ビンダーは5番手。フリー走行総合20番手のフランコ・モルビデリは7番手。

    フリー走行総合15番手の中上貴晶は0.764秒差の8番手。プレミアクラスで初めて公式予選に挑んだフリー走行総合16番手のアウグスト・フェルナンデェスは9番手だった。

    2023年 MotoGP ポルトガルGP 予選

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’37.226
    2 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’37.226
    3 J・マルティン Prima Pramac Racing Ducati 1’37.454
    4 M・オリベイラ CryptoDATA RNF MotoGP Team Aprilia 1’37.521
    5 J・ミラー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’37.454
    6 E・バスティアニーニ Ducati Lenovo Team Ducati 1’37.584
    7 M・ビニャーレス Aprilia Racing Aprilia 1’37.598
    8 M・ベッツェッキ Mooney VR46 Racing Team Ducati 1’37.616
    9 L・マリーニ Mooney VR46 Racing Team Ducati 1’37.622
    10 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’37.880
    11 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’37.920
    12 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia 1’38.136
    13 A・マルケス Gresini Racing MotoGP Ducati 1’37.970
    14 J・ミル Repsol Honda Team Honda 1’38.064
    15 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’38.105
    16 A・リンス LCR Honda CASTROL Honda 1’38.133
    17 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’38.335
    18 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’38.439
    19 A・フェルナンデス GASGAS Factory Racing Tech3 KTM 1’38.464
    20 R・フェルナンデス CryptoDATA RNF MotoGP Team Aprilia 1’38.492
    21 F・ディ・ギャナントニオ Gresini Racing MotoGP Ducati 1’38.778
    22 P・エスパルガロ GASGAS Factory Racing Tech3 KTM 1’40.130