タグ: FIA 世界耐久選手権

  • フェルナンド・アロンソ、2018年最後の過酷なレース日程がスタート

    フェルナンド・アロンソ、2018年最後の過酷なレース日程がスタート

    フェルナンド・アロンソは、F1とFIA 世界耐久選手権(WEC)との連戦となる2018年で最も過密なレーススケジュールを迎える。

    今年、マクラーレンでのF1と並行してトヨタからWECに参戦するフェルナンド・アロンソ。今週末のF1ロシアGPで9週間で8レースというか過酷なレース日程がスタートする。

    フェルナンド・アロンソは、F1ロシアGPとF1日本GPの連戦の後、富士スピードウェイでWECの6時間耐久レースに参戦。その後すぐにF1アメリカGPとF1カナダGPの連戦に挑む。

    1週間のオフを経て、F1ブラジルGPに参戦。翌週には中国で上海6時間レースを終えた後、アブダビでF1最終戦を戦うことになる。

    フェルナンド・アロンソは、シーズン前半にも10周で9レースを経験しているが、その際はヨーロッパでの転戦。今回は世界中を行き来してのレースとなる。

    「レースはそれほど近くで開催されるわけではないので、今回はもう少し難しくなると思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「シンガポール、ポール・リカール、オーストリア、ル・マンの8連続の週末はすべてヨーロッパの同じ場所でだった」

    「今後は日本、オースティン、ブラジル、中国、アブダビだし、もう少し厳しいものになると思う」

    「大変だけど、うまく準備ができることを願っているし、ベストを突くすつもりだ」

    フェルナンド・アロンソの2018年の残りのレーススケジュール
    9月30日 F1ロシアGP
    10月7日 F1日本GP
    10月14日 WEC 富士6時間レース
    10月21日 F1アメリカGP
    10月28日 F1メキシコGP
    11月11日 F1ブラジルGP
    11月18日 WEC 上海6時間レース
    11月25日 F1アブダビGP

  • トヨタ 豊田章男社長、2台が失格となったWECシルバーストンに言及

    トヨタ 豊田章男社長、2台が失格となったWECシルバーストンに言及

    トヨタ自動車の代表取締役社長である豊田章男が、1-2フィニッシュを果たしつつも、車体剛性検査で不適合と判断されて2台ともに失格ととなったFIA 世界耐久選手権(WEC) 第3戦シルバーストン6時間レースの結果についてコメントを発表した。

    WEC第3戦シルバーストン6時間レースでは、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソがドライブしたTS050 HYBRID 8号車が1位、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスがドライブした7号車が2位でチェッカーフラッグを受けた。

    しかし、決勝レース後の車検でスキッドブロッグが車体剛性検査で不適合と判断され、失格という裁定が為された。

    豊田章男社長は、マシントラブルによってヤリ-マティ・ラトバラがリタイアを喫したWRC 第9戦ラリー・ドイチェランドと同様に「全力で走らせ、結果を得られるクルマ」をつくることができていなかったことを6人のドライバー達に謝罪した。

    「レースでは2台のドライバー達が全力でクルマを走らせてくれました」と豊田章男社長はコメント。

    「終始、ファンの心を熱くするような走りだっただけに、今回の裁定でその結果を失うことになってしまったこと、本当に残念に思います」

    「“全力で走らせ、結果を得られるクルマ”をつくることができていなかったことを6人のドライバー達に、先ずは謝りたいと思います。申し訳ありません」

    「一方で、今回、ドライバー達が極限までクルマを追い込んでくれたことで、我々のクルマづくりはまだまだ至っていないということに気づくことができました」

    「そこまでの走りをしてくれたことにも感謝しています。ドライバーのみんな、ありがとう」

    「我々は、クルマをもっと強くして、次のレースに向かってまいります。そして、ドライバー達には次の富士戦で、もう一度、思いきり走ってもらい、チャンピオンシップ獲得に向け、ワンツーフィニッシュを果たして欲しいと思います」

    「ファンの皆様には、その2台の姿をご期待いただき、引き続き、応援をいただければと思います。よろしくお願いいたします」

  • WEC | トヨタ 「失格という判定に対して対応を検討していく」

    WEC | トヨタ 「失格という判定に対して対応を検討していく」

    トヨタは、FIA 世界耐久選手権(WEC) 第3戦シルバーストン6時間レースで2台共に失格となったことを受け、「今後、この判定に対する対応を検討してまいります」と語った。

    8月18日(土)から19日(日)にかけて行われましたWEC第3戦シルバーストン6時間レースにおいて、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソがドライブしたTS050 HYBRID 8号車が1位、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスがドライブした7号車が2位でチェッカーフラッグを受けた。

    しかし、決勝レース後の車検でスキッドブロッグが車検の車体剛性検査で不適合と判断され、失格という裁定が為された。

    トヨタはレース後にプレスリリースを発表。当該パーツは昨年より使用していたものだと強調し、対応を検討していくと述べた。

    「両車共に、今回のサーキット改修で新たに設けられた縁石を乗り越えた時に発生したと考えられる衝撃により、車体前方下部にダメージを負っていました。結果、レース後の車検の車体剛性検査で不適合と判定され、2台共に失格となりました」

    「当該の車両部品は2017年初めより使用を開始し、直近では今年の開幕戦のスパで同様の検査に合格しています」

    「我々は、今後、この判定に対する対応を検討してまいります」

    関連:WEC シルバーストン | 1-2のトヨタの2台が車両規定違反で失格処分

  • WEC シルバーストン | 1-2のトヨタの2台が車両規定違反で失格処分

    WEC シルバーストン | 1-2のトヨタの2台が車両規定違反で失格処分

    WEC 第3戦 シルバーストン6時間で1-2フィニッシュを果たしたトヨタだったが、レース後に車両規定違反で2台とも失格処分が下され、プライバーターのレベリオンが総合優勝を果たした。

    トップでチェッカーを受けたトヨタ TS050 HYBRID 8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ)は「スキッドブロック前面に2500Nの荷重をかけた際に右側で6mm、左側で8mmの偏向があった」とされている。

    また、2位でチェッカーを受けたトヨタ TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)は「スキッドブロック前面に2500Nの荷重をかけた際にスキッドブロックのフロント前部に9mmの偏向があった」とされている。

    これより、3位でフィニッシュしたNo.3 レベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソン(トーマス・ローレン/マティアス・ベシェ/グスタボ・メネゼス)が優勝。2位にNo.1 レベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソン(アンドレ・ロッテラー/ニール・ジャニ/ブルーノ・セナ)、3位にはNo.17 SMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AER(ステファン・サラザン/イゴール・オルトツェフ)が繰り上がった。

    スチュワードによると、トヨタは2台ともレース中にスキッドブロックがダメージを受けたと説明したが、有効な言い訳とはみなされなかったとしている。

    「競技者は、不適合に関して唯一説明できるととして、クルマがコース外を走行した結果、内部のステイがダメージを負い、その部分を修正したとしたが、特定の事故に車両が関与しているという報告はなかった」

  • WEC シルバーストン 結果 | アロンソのトヨタ8号車が3連勝

    WEC シルバーストン 結果 | アロンソのトヨタ8号車が3連勝

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第3戦 シルバーストン6時間レースの決勝が8月19日(日)に行われ、トヨタ TS050 HYBRID 8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ)が逆転で開幕から3連勝。2位にもTS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)が続き、トヨタが3戦連続で1-2フィニッシュを達成した。

    現地時間12時。気温19℃、路面温度20℃のコンディション6時間のレースはスタート。

    レースは、ポールポジションからスタートしたトヨタの7号車と2番グリッドスタートの8号車の2台が順位を何度も入れ替えながらもトップ争いをする展開。

    残り1時間となった段階でトップに立っていたのは7号車。しかし、小林可夢偉がコースオフ。8号車のセバスチャン・ベッテルが首位に浮上してそのままチェッカー。8号車は開幕から3連勝、7号車も2位に続き、トヨタが3連戦で1-2フィニッシュを果たした。

    3位にはレベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソン 1号車(アンドレ・ロッテラー/ニール・ジャニ/ブルーノ・セナ)が続いた。

    LMP2クラスは、No38 ジャッキー・チェンDCレーシング / オレカ07・ギブソン、GTE ProクラスはNo.51 AFコルセ /フェラーリ488 GTE Evo、GTE AmクラスはNo.77 デンプシー・プロトン・レーシング / ポルシェ911 RSRがクラス優勝を果たした。

    WEC第3戦 シルバーストン6時間 結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    4 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    5 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    28 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    33 4 オリバー・ウェッブ
    レネ・ビンダー
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    34 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
  • WEC 第3戦 予選 | トヨタ、7号車がポールポジション&フロントロー独占

    WEC 第3戦 予選 | トヨタ、7号車がポールポジション&フロントロー独占

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第3戦 シルバーストン6時間レースの予選が8月18日(土)に行われ、TOYOTA GAZOO RacingはTS050 HYBRID 7号車がポールポジションを獲得。8号車が2番手グリッドで続き、前戦ル・マン24時間レースに続いて2台のTS050 HYBRIDが最前列に並んで決勝レースのスタートを切ることとなった。

    今季、第2戦のル・マン24時間レースも含む開幕からの2戦共に、TOYOTA GAZOO Racingはポール・トゥ・ウィンを飾り、チーム、ドライバーの両選手権においても首位につけている。第3戦シルバーストン6時間レースの予選でもこの勢いは止まらず、チームは前戦ル・マンに続き、2台で最前列グリッドを占めて決勝レースをスタートする。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスが駆るTS050 HYBRID 7号車は、2人のドライバーによる平均でトップタイムをマーク。現在ドライバーズ選手権における首位の中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの3名による8号車は、7号車に0.411秒差の2番手となった。

    7号車と8号車、チームメイト同士の予選での争いは、序盤、非常に僅差で始まった。最初にアタックを担当した8号車のアロンソは、昨年のポールポジションタイムを上回るラップタイムをマーク。7号車のコンウェイは最初のアタックラップでタイムをロスしたが、その後もアタックを続け、アロンソのタイムを0.02秒上回った。

    その後、ドライバーがロペスと中嶋へと交代し、ポールポジション争いが続いたが、中嶋の最初のアタックラップは、途中で4輪全部がコース外に出たとしてタイム抹消。その後、中嶋はタイヤの摩耗に見舞われながらもアタックを継続したが、最初のアタックラップを上回ることは出来ず、2人の平均タイムで、7号車に続く2番手でレースを迎えることになった。

    ポールポジションを獲得した7号車のドライバーとチームは1ポイントを獲得。しかし、チームの目標は、2台で最大のポイントを獲得することであり、そのためにも日曜日の決勝では、開幕から3戦連続となる1-2フィニッシュを目指す。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習3回目 : 4番手 (1分40秒033), 28周
    公式予選 : 1番手 (平均1分36秒895)

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習3回目 : 1番手 (1分37秒677), 31周
    公式予選 : 2番手 (平均1分37秒306)

    マイク・コンウェイ(7号車)
    最初のアタック中に、コンマ何秒かのタイムロスを喫したため、タイヤをセーブするために一旦アタックを止めました。2周目は、コース外にはみ出さないように特に注意しながらも、良いアタックが出来ました。ホセも新しいタイヤでなかったことを考えれば、素晴らしいアタックをしてくれました。TS050 HYBRIDは、レースウィークの始まりから全く問題なく、明日も良いレースが出来ると思います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    明日の目標はもちろん優勝なので、ポールポジションからスタートできるのはとても嬉しいです。我々はこれまで何度かポールポジションを獲得しながらも、まだ勝てていないので、目標は明確です。予選は上手く行きました。マイクが1周目のアタックを途中で止めたのでちょっと心配しましたが、翌周のアタックで素晴らしい走りを見せ、僅差ながらトップタイムをマークしました。私はこの差を守れば良いと分かっていましたし、自分のアタックラップには満足しています。ポールポジションからスタートが出来るのはもちろん良いことですが、明日のレースは長いので、後は全力で戦うだけです。

    中嶋一貴(8号車)
    予選で1-2のポジションを獲得出来、チームにとってとても良い一日となりました。7号車のクルーに祝福を送ります。私自身は大丈夫だと思っていたのですが、コース外にはみ出したとしてタイムを失ってしまったのがちょっと残念です。しかし、このミスがなかったとしても7号車がポールポジションを獲得していたでしょう。今日の結果には満足しており、明日の決勝レースが楽しみです。優勝を目指してプッシュします。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    良い一日でした。公式練習3回目で、幾つかの異なる車両セットアップを試してみて、主たる目的である、レースへ向けたとても良い準備が出来ました。決勝レースと予選の1周アタックとでは、ハイブリッド・システムの使い方がやや異なり、難しい面があります。それでもチームとして1-2のグリッドが獲得出来たことには満足していますし、我々も明日は更なる勝利を目指して戦います。

    WEC第3戦 シルバーストン6時間 公式予選結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 平均タイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:36.895
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:37.306
    3 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    1:38.932
    4 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    1:39.070
    5 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1:39.247
    6 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1:39.613
    7 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    1:41.412
    8 4 オリバー・ウェッブ
    レネ・ビンダー
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    1:41.839
  • WEC | トヨタ 第3戦 シルバーストン6時間 公式練習レポート

    WEC | トヨタ 第3戦 シルバーストン6時間 公式練習レポート

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第3戦 シルバーストン6時間レースの公式練習1回目と2回目が8月17日(金)に行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、両セッション共にトップ2を占める順調なスタートを切った。

    1-2フィニッシュで終えたル・マン24時間レースから9週間のインターバルを経て、チームは再びレースへと戻って来た。TOYOTA GAZOO Racingがこれまでに2勝を挙げているシルバーストンでの初日は、好天に恵まれる中、2回の1時間半にわたる公式練習走行が行われた。

    この日の2度の公式練習では、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るTS050 HYBRID 7号車が両セッションでトップタイムをマーク。今季の開幕から2連勝を続けている、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの8号車も僅差の2番手につけている。

    シルバーストン・サーキットは、昨年4月にTOYOTA GAZOO Racingが勝利を挙げた後、路面が全面再舗装された。これにより、ドライバー、エンジニア共にコースを学び直す必要があるう。また昨年の最終戦バーレーン以来となる高ダウンフォース空力仕様の最適化も必要。しかしながら、公式練習1回目のセッションは、他チームの車両のアクシデントによる2度の長い赤旗中断に阻まれ、充分なデータ収集には至らなかった。

    夕刻から開始された公式練習2回目のセッションは順調に推移し、2台のTS050 HYBRIDはセットアップやハイブリッド・セッティングの最適化に多くの時間を費やすと共に、1周5.901kmのシルバーストン・サーキットに適応するタイヤの様々なコンパウンド評価を行った。

    計3時間にわたる2度の公式練習を終えて、2台のTS050 HYBRIDは146周、861kmを走破。チームは明日、予選へ向けて最後の調整のチャンスとなる、1時間の公式練習3回目を経て、午後の予選へと臨む。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習1回目 : 1番手 (1分39秒916), 24周
    公式練習2回目 : 1番手 (1分38秒536), 48周

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習1回目 : 2番手 (1分40秒191), 27周
    公式練習2回目 : 2番手 (1分39秒893), 47周

    小林可夢偉(7号車):
    とても順調な一日でした。低ダウンフォース空力仕様で走行したル・マンの後、高ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDでシルバーストンに戻って来ましたが、着実に改良を進めており、良いスタートが切れたと思います。出来る限りの準備はしましたし、今のところ全てが上手く行っていると思います。明日が楽しみです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    多くのテスト項目をこなし、レースへ向けての最適なセットアップを探していました。TS050 HYBRIDは力強く感じますが、いつものことながらクリーンなラップを得るのが難しいです。予選では上手く行くことを願っています。コースの状態はセッションが進むごとに良くなっており、新しい路面のグリップレベルは、これまでよりもやや高くなっているようです。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    順調に初日を終えましたが、まだ長いレースウィークは始まったばかりですし、更なる努力を続ける必要があります。我々は今日、決勝レースへ向けた準備を進めると共に、コース上の混雑の状況について学びました。私自身はとても満足しています。今日は公式練習1回目の赤旗中断のためにあまりドライブすることは出来ませんでしたが、公式練習2回目で最速ラップをマークすることが出来たのは良かったです。

    中嶋一貴(8号車):
    決勝レースにおいて鍵となる、セットアップの最適化やタイヤの様々なコンパウンドについてテストをこなしました。幾つかの興味深いデータも得られたので、詳細な分析をする必要があります。今回から高ダウンフォース空力仕様になりますが、ここシルバーストンで走るのはほぼ昨年と同じで馴染みがありますし、感触も悪くありません。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    ル・マンの後、ずいぶん長い時間が空いてしまいましたが、ようやくTS050 HYBRIDのコックピットに戻ることが出来て嬉しいです。今日はまずまずのスタートを切ることができました。トラブルに見舞われることなく多くの周回を重ね、異なるタイヤの仕様について有意義なデータが得られました。今日の結果には満足していますし、明日からの予選と決勝レースが楽しみです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    シルバーストンに戻って来て、順調な一日を過ごすことが出来て最高の気分です。今日は2度のセッションをトラブル無くこなし、多くの周回を重ねることが出来ました。これは、タイヤの仕様やセットアップについて多くのデータが得られたということを意味しています。これから我々は、今日得られたデータを分析し、予選に向けての最適化を図り、最高のポジションを目指します。

    WEC第3戦 シルバーストン6時間 公式練習1回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    24 1:39.916
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    27 1:40.191
    3 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    20 1:40.943
    4 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    4 1:43.155
    5 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    17 1:43.176
    6 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    20 1:43.957
    7 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    16 1:44.533
    8 4 オリバー・ウェッブ
    レネ・ビンダー
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    17 1:44.770

    WEC第3戦 シルバーストン6時間 公式練習2回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    48 1:38.536
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    47 1:39.893
    3 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    27 1:40.179
    4 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    32 1:41.369
    5 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    40 1:41.587
    6 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    21 1:43.449
    7 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    8 4 オリバー・ウェッブ
    レネ・ビンダー
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
  • WEC | トヨタ 第3戦 シルバーストン6時間レース プレビュー

    WEC | トヨタ 第3戦 シルバーストン6時間レース プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、ル・マンでの初優勝から2か月、FIA世界耐久選手権(WEC)の2018-2019スーパーシーズンの第3戦、イギリスで行われるシルバーストン6時間レースに優勝を目指して臨む。

    この週末のシルバーストンは、トヨタが2012年にWECシリーズに復帰して以来、51戦目のレースとなる。これまでの50戦でトヨタは18勝、16回のポールポジションと45回の表彰台を獲得。そして、去る6月17日に、念願のル・マンでの初優勝を飾った。

    中嶋一貴とセバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの3名がドライブしたTS050 HYBRID 8号車は、ポールポジションからスタートしたル・マンで、24時間にわたる長いバトルをチームメイトの7号車と繰り広げ、トップでチェッカーを受けた。そして、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブした7号車が続き、TOYOTA GAZOO Racing が1-2フィニッシュを飾った。

    ル・マン24時間レースで優勝した8号車は、レースを終えた状態のまま、保存されることとなった。車両はイギリスで行われたグッドウッド・フェスティバルで展示された後、トヨタチームの本拠地であるドイツ・ケルン戻り、チームクルーと共に、7月23日に当地を訪れたトヨタ自動車社長の豊田章男の祝福を受けた。

    ル・マンでの優勝という最大の目標を成し遂げたチームの次なる目標は、シルバーストンレースに全力で臨み、再びポールポジションからの1-2フィニッシュを成し遂げ、昨年から続くWEC連続勝利を6に伸ばすこと。

    トヨタは2012年にWECに復帰して以来、シルバーストンでは2勝を含み、毎年表彰台でのフィニッシュを続けている。しかし、2017年のレース後に、路面が全面再舗装されたため、チームはこのイギリスのサーキットを学び直す必要がある。

    この週末、チームはストレートの最高速をやや犠牲にしてでもコーナーでの更なるグリップ向上を狙い、高ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDを今季初めて持ち込む。この仕様は特に連続する高速コーナーを持つシルバーストンに最適となるよう設定されている。

    トヨタはまた、新たに設定し直されたLMP1クラスのEoT (Equivalence of Technology:技術の均等化)により、更なるパフォーマンス向上が見込まれる6台のノン・ハイブリッドLMP1勢に立ち向かわなくてはならない。このノン・ハイブリッド車はこれまでよりも燃料流量が増加され、TS050 HYBRIDに対し43.75%多い燃料流量を使える。また、その他にも最低重量の軽減など、幾つかの面でハイブリッド車に対して競争力が上がる変更が成された。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
    短い夏休みの後、今週末に再開するレースが楽しみです。チームの全員がル・マン優勝を喜んだと共に、ファンの皆様、スポンサーの方々から多くの祝福を頂きました。心より感謝いたします。ル・マン優勝の余韻は残りますが、我々は常に次のレースとその目標に向かっています。特にシルバーストンでは、今シーズン初めて高ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDを導入するので、周到な準備をして週末のレースに臨みます。ライバルたちも競争力を上げてくるでしょうから、我々も全力を尽くし、表彰台の頂点を目指します。

    小林 可夢偉(7号車)
    シルバーストンは高速で、レースを戦うのが楽しいサーキットなので、今週末を楽しみにしています。我々のTS050 HYBRIDは、第1戦スパ、第2戦ル・マンで示したとおりの速さがあるので、シルバーストンでもチャンスがあると思っています。我々の7号車にとっての今季初勝利を飾るべく、クルー全員で努力を続けています。しかし、最も重要なのは、チーム全体で好結果を得ることで、それを成し遂げる自信はあります。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    レースが待ちきれません。ル・マンのあとの休暇を楽しみましたが、私自身は既に準備万端です。母国でのレースは、他でのレースとは少し違います。友人や家族が、私がレースを戦うのを見に来てくれる機会はそんなにないので嬉しいです。また、シルバーストンのファンは素晴らしく雰囲気は最高です。シルバーストンでの目標はもちろん1-2フィニッシュの再現です。そして我々7号車が前に居られれば最高です。EoTの再調整があったので、戦いは更に厳しいものになると思いますが、まだ我々が強さを発揮出来ることを願っています。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    シルバーストンを再訪するのが本当に楽しみです。特に今年は昨年とは異なり、TS050 HYBRIDでの走行を経験しているだけに尚更です。好結果を望んでいますが、それがマイク、可夢偉との初優勝であれば理想的です。我々は昨シーズンの序盤、それこそ開幕戦のシルバーストンでいきなりレースをリードするなど、勝利に限りなく近いところで戦ってきましたが、まだ勝てていません。しかし、努力を続けていれば必ずチャンスが巡ってくることは分かっています。まず、今の目標はチームのために良い週末にすることです。

    中嶋 一貴(8号車)
    ル・マンでの勝利の後、信じられないような数週間を過ごしました。多くの祝福やメッセージを頂き、本当に感謝しています。まだ気持ちは高揚していますが、照準を切り替え、シルバーストンで強力なパフォーマンスをお見せできるよう集中します。再舗装されたことで、サーキットの特性がどのように変わったのかもとても楽しみですし、このレースから高ダウンフォース空力仕様を使うことになるので、予選や決勝へ向けての準備で、練習走行から忙しくなるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    長い休暇をようやく終えて、一貴、フェルナンドと共にレースをするのが待ちきれません。シルバーストンはあまりハードなブレーキング箇所が多くないためハイブリッドカーにとって決して容易なサーキットではなく、加えてEoTの調整もあるため、今週末のレースは挑戦し甲斐のあるものになるでしょうが、私はバトルを楽しみにしています。また、例年4月に行われ、とても寒かったシルバーストンで、8月にレースをするということで、気候の面でも楽しみです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    何週間かのインターバルを経て、再びTS050 HYBRIDでレースを戦えるのを楽しみにしています。もちろん、その間も私はとても忙しく過ごしてきましたし、チームもシルバーストンへの準備のために同様だったというのは知っています。ル・マンとは異なり、シルバーストンは私がとても良く知っているサーキットのひとつであり、私は既に再舗装を経験していますので、その知見がチームの助けになればと思っています。これまでのところ、我々は完璧なWECシーズンを過ごして来ていますので、今週末もそれを継続していきたいと思います。

  • タミヤ、トヨタ TS050ハイブリッドのミニ四駆を発売

    タミヤ、トヨタ TS050ハイブリッドのミニ四駆を発売

    タミヤは、トヨタがWEC(FIA 世界耐久世界選手権)に参戦するLMP1マシン『TS050 HYBRID』のミニ四駆をタミヤモデラーズギャラリー、タミヤホビーワールドにて先行販売にて先行発売する。価格は1,404円(本体価格1,300円)。

    今年、トヨタはこのTS050 HYBRIDで第86回ル・マン24時間レースを制覇。トヨタとして初めてル・マン24時間レースに挑戦した1985年から33年、20回目のル・マン挑戦での悲願の初優勝だった。

    タミヤは、1/32 ミニ四駆PROシリーズのモデルとして「トヨタ ガズーレーシング TS050 HYBRID」を販売することを発表。低いボンネット、盛り上がった前後のフェンダー、複雑な形のサイドポンツーンなど、空力を追求したフォルムをポリカーボネート製クリヤーボディで再現し、カラーリング用マークもセット。駆動効率に優れたMAシャーシを採用して、高性能な走りが楽しる。

    タミヤは、2018年7月26日(木)~7月31日(火)に東武百貨店 池袋店で開催するタミヤモデラーズギャラリー、および8月8日(水)~8月14日(火)に阪急うめだ本店で開催するタミヤホビーワールドにて ミニ四駆 「トヨタ ガズーレーシング TS050 HYBRID」を先行販売。一般発売日は後日発表される。

    トヨタ TS50ハイブリッド ミニ四駆トトヨタ TS050 HYBRID ミニ四駆トヨタ ガズーレーシング TS050 HYBRID

  • フェルナンド・アロンソ 「7週連続でのF1とWECは挑戦だった」

    フェルナンド・アロンソ 「7週連続でのF1とWECは挑戦だった」

    フェルナンド・アロンソは、F1とFIA 世界耐久選手権(WEC)との7週連続での業務は予想通り厳しいものだったが、挑戦する準備はできていると感じていたと語る。

    F1イギリスGPとドイツGPの間の休みは、フェルナンド・アロンソは5月中旬から久しぶりに休める週となった。F1モナコGP以降、ル・マン24時間レースのテストデーを含め、7週連続で週末にはトラックにいた。

    フェルナンド・アロンソは、連続でレースをするのは挑戦だったと認める。

    「厳しかったよね。予想していたけど、簡単ではなかった」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「水曜日から日曜日まで移動して、月曜日に開梱して、火曜日に梱包する。それが7週間連続で続いていたような感じだ」

    「特にル・マンの週末は激しかったね。テスト、ドライバーズパレード、そして、24時間のレースだ。ウォームアップも含めれば合計で40時間くらいトラックにいた」

    「厳しかったけど、今は今後の10日間を楽しんで、トレーニングのルーティンに戻って、少しリラックスしようと思っている。次回は9月、10月、11月の9週間で異なるタイムゾーンで8戦あるので同じような感じになると思う」

    「タフだったけど、準備はできていると感じていたよ」

    フェルナンド・アロンソは、9月以降に再びF1とWECとの間でバランスを取っていくことになる。9月30日にF1ロシアGPを終えたアロンソは、日本に移動。F1日本GPと富士6時間レースを戦ったあと、F1アメリカGPとF1メキシコGPの連戦を戦い、F1ブラジルGPを終えた次の週に上海6時間レースがあり、翌周にF1アブダビGPを戦う。