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  • レッドブルF1 ウーゴ・ウゴチュクウ獲得へ F2昇格を支援との報道

    レッドブルF1 ウーゴ・ウゴチュクウ獲得へ F2昇格を支援との報道

    2026年FIA F3選手権でタイトル争いを繰り広げるウーゴ・ウゴチュクウが、2027年からレッドブルの支援を受けてFIA F2へ参戦する見通しとなった。

    PlanetF1.comによると、2025年限りでマクラーレン育成プログラムを離れたウゴチュクウは、現在所属するカンポス・レーシングに残留したままF2へ昇格し、レッドブルの育成ドライバーとして新たなキャリアを歩む見込みだという。

    b style=”font-size:1.1em;”>レッドブル育成入りでF2昇格へ
    19歳のアメリカ人ドライバーであるウーゴ・ウゴチュクウは、F3参戦2年目となる2026年シーズンで大きく飛躍した。

    現在はアウディ育成のフレディ・スレーターをわずか1ポイント差で抑え、ランキング首位に立っている。その活躍が評価され、2027年からレッドブルの支援を受けてF2へステップアップする方向で話が進んでいるという。

    PlanetF1.comは、ウゴチュクウが引き続きカンポスから参戦する予定だと伝えている。

    本人はF1よりF3タイトルを優先
    F1昇格への期待が高まるなか、ウゴチュクウ本人は現時点ではF3タイトル獲得に集中していると強調している。

    「いろいろな話があるのは分かっているけど、今の僕にとって一番大事な話題ではない」

    「まずはF3シーズンを最高の形で終えたい。その次のステップはF2で、それが先に来る。だから今はそこに集中している」

    来季については次のようにも語っている。

    「毎年この時期になると、みんな翌シーズンについて決め始める」

    「僕のほうではまだ何も決まっていないし、発表できることもない」

    ウーゴ・ウゴチュクウ

    レッドブル育成の将来像にも影響
    今回の動きは、レッドブルの若手育成体制にも新たな変化をもたらしそうだ。

    マックス・フェルスタッペンにはマクラーレン移籍の可能性が取り沙汰されており、ハンガリーGP終了後には契約解除条項を行使できる状況になると報じられている。

    一方で、レッドブル育成にはF2ランキング首位のニコラ・ツォロフも所属している。レーシングブルズ昇格候補として名前が挙がっているものの、PlanetF1.comによればリアム・ローソンの後任に関する具体的な協議はまだ行われていないという。

    現在のレーシングブルズはリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドのコンビが好結果を残しており、すぐにシートが空く状況ではない。

    そのため、ウゴチュクウがレッドブル育成に加わることで、将来的なF1シート争いに向けた有力な選択肢がもう一人増えることになる。

    なお、ウゴチュクウは今年6月にモンツァで実施されたアルピーヌのTPC(旧型車テスト)で、初めてF1マシンをドライブしている。

  • フェルナンド・アロンソ ニューウェイとホンダF1を信頼「疑いはまったくない」

    フェルナンド・アロンソ ニューウェイとホンダF1を信頼「疑いはまったくない」

    アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソは、チームの現状が厳しい状況にあるにもかかわらず、エイドリアン・ニューウェイと2027年からパワーユニットを供給するホンダに対して揺るぎない信頼を示した。

    ハンガリーGPのFIA公式記者会見でアロンソは、AMR26Bのアップグレードだけでなく、チームの将来について問われると、「疑いはまったくない」と断言。ニューウェイが最高のマシンを完成させ、ホンダも現在の課題を必ず克服すると語った。

    「ニューウェイが最高のマシンを作ることに疑いはない」
    アロンソは、今回投入されたAMR26Bを開発の第一歩と位置づける一方で、本格的な飛躍にはさらなる時間が必要だと説明した。

    それでも、チームの将来には強い確信を持っているという。

    「答えが欲しいとは思っていない。チームについては、とても明確なイメージを持っている。すべての問題は解決できると信じている」

    そして、チームの技術部門を率いるエイドリアン・ニューウェイへの絶対的な信頼を口にした。

    「疑いはまったくない。本当にまったく疑っていない。エイドリアンが遅かれ早かれグリッドで最高のマシンを作り上げると信じている」

    さらに、今回のアップグレードを評価する上で重要なのは、単純な結果ではなく、開発の方向性を確認することだと強調した。

    「このパッケージが最初の一歩になることを期待している。最初の数戦で得られる理解が重要だし、来年以降もさらなる進化があることは間違いない」

    ホンダF1にも絶大な信頼「40年間そうしてきた」
    アロンソは、現在のパワーユニットが抱える課題についても悲観していない。

    アストンマーティンは2027年からホンダ製パワーユニットを搭載する予定だが、その開発についても確信を持っていると語った。

    「パワーユニットについても疑いはない」

    その理由として、ホンダが長年にわたり困難を乗り越えてきた実績を挙げた。

    「ホンダが問題を解決するのは時間の問題だと思っている。彼らは40年間のレース活動で、それをずっとやってきたからだ」

    一方で、現時点では開発の遅れを取り戻す過程にあり、その苦しみを受け入れながら前進していると説明した。

    「僕たちは出遅れた状態からスタートした。そのプロセスと週末の苦しみを今は経験している。でも全員が力を合わせて問題を解決しようとしている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    焦点は「いつ競争力を手にするか」
    アロンソは、チームが成功すること自体には何の疑いもないとしながらも、唯一の不確定要素は、その時期だと語る。

    「問題は、いつ競争力を持つようになるかということだけだ。それが唯一の疑問だ」

    その答えは、ハンガリーGPとオランダGPで得られるデータから見えてくる可能性があるという。

    「次の2戦で、その手応えを少しつかめるかもしれない」

    短期的な結果には一喜一憂せず、ニューウェイとホンダという強力なパートナーへの信頼を改めて示したアロンソ。アストンマーティンの再建プロジェクトは始まったばかりだが、2度のF1ワールドチャンピオンは、その未来に「疑いはまったくない」と言い切った。

  • F1ハンガリーGP FP1展開:シャルル・ルクレール最速も終盤にマシントラブル

    F1ハンガリーGP FP1展開:シャルル・ルクレール最速も終盤にマシントラブル

    2026年F1第11戦ハンガリーGPのフリー走行1回目が7月24日(金)、ハンガロリンクで行われ、シャルル・ルクレールが1分19秒075でトップタイムを記録した。ルクレールは2番手マックス・フェルスタッペンに0.484秒、3番手ルイス・ハミルトンに0.543秒の差をつけ、フェラーリの速さを印象づけた。

    一方で、ルクレールはセッション終盤にマシントラブルに見舞われ、ピットレーン入口でストップ。

    大規模アップグレードを投入したアストンマーティンも、ランス・ストロールの左リアサスペンションに問題が発生して赤旗の原因となるなど、各チームに多くの課題が残る波乱のFP1となった。

    全22台が開始直後からコースイン
    現地時間13時30分にセッションがスタートすると、全22台が早い段階でコースへ向かった。ハンガロリンクでは週末を通して多くのチームがアップグレードを投入しており、序盤はエアロレーキやフロービズ塗料を使用した空力確認が相次いだ。

    タイヤはピレリのC3、C4、C5が持ち込まれ、大半のドライバーがミディアムを選択。キャデラックとアストンマーティンの4台はハードタイヤで走行を開始した。

    路面温度は44.5度まで上昇しており、路面にはまだほこりが残っていた。特に最終コーナーはグリップが低く、複数のドライバーがリアを滑らせる場面が見られた。

    今回は5人の若手ドライバーがFP1に出走した。フレデリック・ベスティが選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリに代わってメルセデスをドライブ。レオナルド・フォルナローリがオスカー・ピアストリに代わってマクラーレン、ポール・アロンがフランコ・コラピントに代わってアルピーヌを担当した。

    さらに、平川亮がオリバー・ベアマンに代わってハース、コルトン・ハータがバルテリ・ボッタスに代わってキャデラックを走らせた。

    フェルスタッペンとサインツJr.が危険な接近
    序盤はジョージ・ラッセルがミディアムタイヤで1分22秒056を記録してトップに立ち、その後ルクレールが1分20秒884までタイムを縮めた。

    マックス・フェルスタッペンは最初のアタックで、ターン12のレーシングライン上を低速で走っていたカルロス・サインツJr.に追いつき、急ブレーキを強いられた。

    「信じられないよ、本当に危険だった。彼はブレーキまで踏んでいた」

    フェルスタッペンは無線で強い不満を示した。サインツJr.はその直後、無線ケーブルが外れて一時的にチームとの交信ができなかったと説明している。

    フェルスタッペンはその後、サインツJr.の前に出て減速したようにも見え、両者は「不規則な運転」の疑いで記録された。セッション終了後にスチュワードから事情聴取を受けることになった。

    サインツJr.はポール・アロンとの別のインシデントについても説明を求められ、チェッカー後には妨害行為で白黒旗を提示された。

    フェラーリが序盤から上位を形成
    序盤のタイム争いでは、フェルスタッペンが1分20秒788を記録してトップに浮上。ルクレールが0.1秒以内で続き、ラッセル、フォルナローリが上位につけた。

    しかし、ルクレールはターン12でチームメイトのハミルトンに一時的に引っかかった後、次のアタックで1分20秒287を記録して首位を奪回。ハミルトンも0.3秒差の2番手に上がり、フェラーリ勢が上位を占めた。

    ハミルトンは最終コーナーで路面の汚れた部分に乗り、リアを大きく滑らせたもののスピンは回避した。一方でマシンの乗り心地が硬すぎると訴え、アップシフトとダウンシフトの両方にも不満を示していた。

    フェルスタッペンも「ダウンシフトがひどい」と無線で訴えており、フェラーリとレッドブルの双方に変速面の課題があった。

    新型リアウイングを各チームがテスト
    今回のハンガリーGPでは、複数チームがいわゆる“反転型”のリアウイングをテストした。

    フェラーリは先行して導入していた仕様を2台に装着。レッドブルもベルギーGPで一度旧仕様に戻していたが、問題を修正した改良型を再投入した。

    マクラーレンも同様のコンセプトを持つ新型リアウイングを1台だけに装着し、フォルナローリがテストを担当した。チームはFP1のデータを分析したうえで、残りの週末に使用するかを判断する方針だった。

    フェルスタッペンとルクレールのリアウイング周辺にはフロービズ塗料が残り、アイザック・ハジャーのレッドブルには空力計測用のエアロレーキが取り付けられていた。


    ソフト投入でフェルスタッペンが首位
    セッションが折り返しに近づくと、ラッセルが最初にソフトタイヤへ交換。1分20秒066を記録し、ルクレールのミディアムタイヤでのタイムを約0.2秒上回った。

    しかし、その直後にフェルスタッペンが1分19秒559をマークし、ラッセルに約0.5秒差をつけて首位に立った。

    ランド・ノリスもソフトタイヤで第1セクター最速を記録していたが、ターン11で縁石を越えてコースを外れたためアタックを中断。結果として代表的なソフトタイヤのタイムを残せなかった。

    ノリスは最終的に11番手。マクラーレンの本来の競争力は、ピアストリが走行を開始するFP2まで判断しづらい状況となった。

    ルクレールが0.484秒差の最速タイム
    ルクレールはソフトタイヤで全セクターをまとめ、1分19秒075を記録。フェルスタッペンのタイムを0.484秒更新し、トップに立った。

    ハジャーは3番手に浮上したものの、ルクレールからは0.9秒以上の差があった。その後ハミルトンがソフトタイヤでタイムを更新し、フェルスタッペンから0.059秒差、ルクレールから0.543秒差の3番手に入った。

    高速ストレートの少ないハンガロリンクは、フェラーリの高ダウンフォース仕様に適しているとみられていた。パワーユニット性能の差も出にくく、事前にノリスが予想していた通り、フェラーリが序盤から速さを示した。

    ルクレールは2025年のハンガリーGPでポールポジションを獲得しており、低速から中速コーナーが連続するコースで再び好調なスタートを切った。

    ストロールの左リアサスペンションが破損
    残り約20分となったところで、ランス・ストロールがターン2からターン3にかけて突然スピン。マシンをコース脇に止めたことで赤旗が提示された。

    ストロールは無線でリアサスペンションの破損を報告。映像ではドライバーの操作ミスではなく、マシン後部の部品が突然機能を失ったように見えた。

    アストンマーティンはその後、「左リアサスペンションの問題が疑われる」と発表した。

    ストロールはバリアへの接触を回避したものの、11周で走行を終了。新型AMR26Bの実戦デビューは、早い段階で不安を残す形となった。

    今回のAMR26Bには16項目に及ぶ大規模アップグレードが投入され、パワーユニットやギアボックス、一部のサスペンションを除くほぼ全域が改良された。

    しかし、アストンマーティンは今週末に新仕様のスペアパーツを十分に持ち込んでいないと説明している。F1 TVの技術解説者サム・コリンズは、破損した部品によっては週末全体に影響する可能性があると指摘した。

    「アストンマーティンは今週末、スペアが多くないとはっきり言っている。壊れた部品によっては大きな問題になるかもしれない」

    ストロールのトラブル前には、フェルナンド・アロンソに縁石を避けるようチームから指示が出ていた。アロンソもセッションを通じて振動を報告しており、新型車の初日は完全に順調というわけではなかった。

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    アロンソは新型AMR26Bで13番手
    赤旗による中断は約6分間続き、残り17分でセッションが再開された。ピットレーン出口には多くのマシンが列をつくり、エステバン・オコンを先頭に一斉にコースへ戻った。

    アロンソもすぐに走行を再開し、ソフトタイヤで1分21秒550を記録。ルクレールから2.475秒差の13番手となった。

    絶対的な差は大きかったものの、直近数戦で後方に沈んでいたアストンマーティンにとっては、一定の前進を示す順位だった。

    ストロールはハードタイヤでのタイムしか残せず、トップから4.396秒差の21番手。サインツJr.が最下位となったため、ストロールは22台中21番手でセッションを終えた。

    ウィリアムズにブレーキトラブルの懸念
    再開後、サインツJr.はターン1で4輪をロックさせる大きなブレーキングミスを喫した。マシンはバリア直前で停止し、再発進までに時間を要した。

    タイヤには深刻なフラットスポットが生じ、周辺では黄旗が提示されたため、複数のドライバーのアタックにも影響した。

    アレクサンダー・アルボンも同じターン1でロックアップしており、F1 TVの解説者ジョリオン・パーマーは、ウィリアムズのブレーキに技術的な問題がある可能性を指摘した。

    「アルボンがなぜ長時間ブレーキを踏み続けていたのか理解できなかった。サインツも同じような挙動だった。ロックした後、ブレーキが固着し、停止するまで解除されていないように見える」

    サインツJr.はトラブルとインシデントが重なり、トップから4秒以上遅れた最下位でFP1を終えた。ウィリアムズはFP2までに2台のブレーキシステムを確認する必要がある。

    ルクレールが終盤にピット入口でストップ
    残り10分を切ったところで、首位を走っていたルクレールにもトラブルが発生した。

    ターン13の左コーナーに進入した際、ステアリング上で複数の警告灯が点滅。その後マシンは急激に速度を失った。

    「何かが壊れた」

    ルクレールは無線でそう報告し、低速でピットへ戻ろうとした。しかしフェラーリのガレージまでは到達できず、計量台の手前にあるピットレーン入口でマシンを止めた。

    クルーが駆け寄ってマシンをガレージまで押し戻し、ブレーキ周辺が高温になっていたことから消火器も使用された。

    当初はパワー系またはギアボックスの問題が疑われたが、セッション終了時点で正確な原因は発表されていない。

    ルクレールは19周にとどまり、トラブルで早期終了したストロールを除けば、FP1で最も周回数が少ないドライバーとなった。


    ラッセルは2度のミスで5番手
    ラッセルは1分20秒066で一時首位に立ったものの、ソフトタイヤでの最終的なアタックをまとめられなかった。

    最初のフライングラップは最終セクターがやや乱れ、2度目のアタックではターン1で大きくロックアップ。ルクレールから0.991秒差の5番手に終わった。

    ラッセルは2022年のハンガリーGPで自身初のポールポジションを獲得しており、ハンガロリンクを得意としている。しかし今回はマシンの乗り心地にも不満を示し、クリーンなアタックを完了できなかった。

    アントネッリに代わって走行したベスティは、ミディアムタイヤで記録したタイムにより7番手。ラッセルから約0.4秒差につけた。

    選手権首位のアントネッリはFP2からマシンに戻る。メルセデスの本来の位置関係は、アントネッリとラッセルがそろって走行してから明らかになる。

    ハジャー4番手 アウディ勢も上位
    アイザック・ハジャーはルクレールから0.922秒差の4番手に入り、レッドブル勢2台をトップ4に入れた。

    フェルスタッペンはルクレールに大差をつけられたものの、レッドブルは大きな混乱なくプログラムを進め、安定した初回セッションを終えた。

    6番手にはアウディのガブリエル・ボルトレトが入り、トップから1.285秒差。チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグも8番手につけた。

    アウディは序盤に2台で細かなトラブルを調査していたが、その後は走行時間を取り戻し、揃ってトップ10入りを果たした。

    9番手はレーシングブルズのアービッド・リンドブラッド、10番手はリアム・ローソン。レーシングブルズは前戦ベルギーGPでリンドブラッド車だけに搭載していたアップグレードを、今回から2台に装着している。

    マクラーレンの実力は判断できず
    ノリスは11番手に終わったが、ソフトタイヤでのアタックでは第1セクター最速を記録していた。

    ターン11でワイドになってアタックを中断したため、最終順位は本来の速さを反映したものではない。チームメイトのピアストリもFP1を欠場しており、マクラーレンの競争力は未知数のままだ。

    フォルナローリは新型リアウイングを装着したMCL40を走らせ、若手ドライバー勢最上位の16番手。前年のF2王者として2度目のF1公式セッションに臨み、空力評価を中心としたプログラムを進めた。

    マクラーレンは過去2年間、ハンガリーGPで勝利している。FP2ではピアストリがマシンに戻り、ノリスもクリーンなソフトタイヤでのアタックを狙う。

    ルーキー勢はベスティが最上位
    5人の若手ドライバーでは、ベスティが7番手で最上位となった。

    フォルナローリが16番手、平川亮が17番手、アロンが19番手、ハータが20番手だった。

    平川亮はハースでオコンに続く17番手。アロンはアルピーヌで19番手、ハータはキャデラックで20番手に終わった。

    各チームはFP2に向け、ベスティからアントネッリ、フォルナローリからピアストリ、アロンからコラピント、平川亮からベアマン、ハータからボッタスへとシートを戻す作業を進める。

    フェラーリ優勢も信頼性に課題
    チェッカーフラッグ時点のトップ3は、ルクレール、フェルスタッペン、ハミルトン。フェラーリが2台をトップ3に送り込み、ハンガロリンクでの高い競争力を示した。

    ただし、最速のルクレールが機械的トラブルでストップし、ハミルトンも変速と乗り心地に不満を抱えている。単純にフェラーリ優勢と結論づけられる内容ではなかった。

    レッドブルはフェルスタッペンが2番手、ハジャーが4番手と安定したスタート。メルセデスはラッセルが5番手、ベスティが7番手だったが、アントネッリ不在のため全体像はまだ見えていない。

    大規模アップグレードを投入したアストンマーティンは、アロンソの13番手に一定の前進が見られた一方、ストロールのサスペンション破損が大きな懸念材料となった。

    FP2は現地時間17時、日本時間24時に開始される。各チームは短いインターバルの間に、フェラーリの機械的問題、アストンマーティンのリアサスペンション、ウィリアムズのブレーキ、各車の変速トラブルを調査し、予選と決勝に向けたロングラン評価へ移行する。

    F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果

    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ)1分19秒075
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)+0.484秒
    3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)+0.543秒
    4.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)+0.922秒
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス)+0.991秒
    6.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)+1.285秒
    7.フレデリック・ベスティ(メルセデス)
    8.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    9.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    11.ランド・ノリス(マクラーレン)
    12.エステバン・オコン(ハース)
    13.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)+2.475秒
    14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    15.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    16.レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン)
    17.平川亮(ハース)
    18.セルジオ・ペレス(キャデラック)
    19.ポール・アロン(アルピーヌ)
    20.コルトン・ハータ(キャデラック)
    21.ランス・ストロール(アストンマーティン)+4.396秒
    22.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)

  • F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:アロンソは2.4秒差で13番手

    F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:アロンソは2.4秒差で13番手

    2026年F1ハンガリーGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。7月24日(金)にハンガロリンクで2026年のF1世界選手権 第11戦 ハンガリーグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、3番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが13番手、ランス・ストロールが21番手だった。

    ■ フェラーリがFP1を支配 ルクレールがトップタイム
    シャルル・ルクレールが1分19秒075でトップタイムを記録。フェルスタッペンに0.484秒差をつけ、ハミルトンも3番手に入り、フェラーリがハンガロリンクで好スタートを切った。

    ■ ストロールがサスペンショントラブルで赤旗
    ランス・ストロールがターン2でマシンを止め、セッションは赤旗中断。アストンマーティンは左リアサスペンションの不具合が原因と説明し、バリア接触は免れた。

    ■ アストンマーティン新仕様は前進の兆し
    今季初の本格アップグレードを投入したアストンマーティンは、アロンソがソフトタイヤで13番手を記録。F1 TVでもパフォーマンス向上の兆しが見られるとの評価が出た。

    ■ ルクレール終盤にマシントラブル
    セッション終盤、ルクレールが「何か壊れた」と無線で報告。ピットへ戻る途中で停止し、パワーユニット系のトラブルが疑われたものの、トップタイムは守り切った。

    ■ サインツJr.が大ロックアップ
    カルロス・サインツJr.はターン1で4輪をロックさせ、寸前でバリアを回避。大きなフラットスポットを作り、ウィリアムズのブレーキにも懸念が示された。

    ■ フェルスタッペンとサインツJr.が審議対象
    序盤に両者が絡む走行妨害のような場面が発生。「不規則な走行」としてスチュワードが審議対象に指定した。

    ■ リアウイング開発競争が続く
    フェラーリは反転リアウイングを継続使用。レッドブルは改良版を投入し、マクラーレンも新型をテストするなど、各チームの空力開発競争が続いている。

    ■ レーシングブルズがアップグレードを2台投入
    前戦はリンドブラッド車のみだったアップグレードを、ハンガリーではリンドブラッドとリアム・ローソンの両車に投入。パフォーマンス向上を狙う。

    ■ 金曜ドライバー5人が走行
    フレデリック・ベスティ、レオナルド・フォルナローリ、ポール・アロン、平川亮、コルトン・ハータがFP1を担当。それぞれレギュラードライバーに代わって走行データを収集した。

    ハンガリーGP

    F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分19秒075   19
    2 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分19秒559 0.484 25
    3 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分19秒618 0.543 23
    4 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分19秒997 0.922 25
    5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分20秒066 0.991 21
    6 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分20秒360 1.285 30
    7 72 フレデリック・ベスティ メルセデス 1分20秒467 1.392 24
    8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分20秒623 1.548 28
    9 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分20秒760 1.685 28
    10 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分20秒866 1.791 28
    11 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分21秒024 1.949 26
    12 31 エステバン・オコン ハース 1分21秒051 1.976 24
    13 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分21秒550 2.475 20
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分21秒704 2.629 29
    15 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分21秒819 2.744 28
    16 67 レオナルド・フォルナローリ マクラーレン 1分21秒890 2.815 29
    17 50 平川亮 ハース 1分22秒001 2.926 25
    18 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分22秒089 3.014 22
    19 61 ポール・アロン アルピーヌ 1分22秒168 3.093 27
    20 25 コルトン・ハータ キャデラック 1分23秒118 4.043 28
    21 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分23秒471 4.396 11
    22 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分23秒734 4.659 23

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    ・アストンマーティンF1 AMR26Bに予備シャシーなし 「クラッシュしたら旧仕様」

  • アストンマーティンF1 AMR26Bに早くも試練 ストロールのリアサスが破損

    アストンマーティンF1 AMR26Bに早くも試練 ストロールのリアサスが破損

    ラランス・ストロールが、2026年F1ハンガリーGPのフリー走行1回目(FP1)でマシントラブルに見舞われた。アストンマーティンが大規模アップグレードを施した「AMR26B」の実戦デビューは、開始早々に暗雲が立ち込める展開となった。

    ストロールはセッション序盤、ターン3進入で突然マシンのコントロールを失ってスピン。そのままコース脇にマシンを止めたことで赤旗が提示された。

    リアサスペンション破損で赤旗
    リプレイ映像では、ストロールはターン2を立ち上がった直後にマシン後部の挙動が乱れ、ターン3進入で突如スピン。ドライバーのミスというよりも、車両側の異常が原因とみられる動きだった。

    ストロール自身も無線で「リアサスペンションの故障だ」と伝えており、F1 TVのテクニカル解説でも、今回AMR26Bで刷新されたリアサスペンションが原因である可能性が指摘された。

    また、一部では左リアタイヤの装着不良の可能性も取り沙汰されているが、現時点で原因は明らかになっていない。


    スペア不足への懸念も浮上
    F1 TVのテクニカルアナリスト、サム・コリンズは「もしアップデートパーツの破損であれば、アストンマーティンにとって大きな問題になるかもしれない。今週末はスペアパーツが十分ではないことをチーム自身が認めている」と懸念を示した。

    アストンマーティンは今大会でノーズ、フロア、リアサスペンションなど16項目に及ぶ大規模アップグレードを投入。AMR26Bとして初めて実戦投入されたが、その重要パーツとみられるリアサスペンションにトラブルが発生した可能性がある。

    幸いにもストロールはバリアへの接触を避けたため、マシンは回収後に大きな外傷は確認されず、追加の修復作業は最小限で済む見込みだ。セッションは約6分間の中断を経て再開された。

    今回のトラブルが部品そのものの不具合なのか、それとも組み付けや個別の問題なのかは、アストンマーティンの調査結果が待たれる。今回のアップグレードの信頼性を占う上でも、週末を通じて注目が集まりそうだ。

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  • F1ハンガリーGP 木曜会見PART2:ピアストリ、ベアマン、ハジャーが出席

    F1ハンガリーGP 木曜会見PART2:ピアストリ、ベアマン、ハジャーが出席

    2026年F1第11戦ハンガリーGPを前に、7月23日(木)にFIA公式記者会見が行われた。

    PART 2にはオスカー・ピアストリ、オリバー・ベアマン、アイザック・ハジャーが出席。今季前半戦の評価やアップデート、パワーユニットのエネルギー配分、チームメイトとの比較、今後の課題について語った。

    オスカーから始めましょう。マクラーレンはハンガリーで直近2年連続優勝しています。3連勝の可能性はありますか? オスカー・ピアストリ:明日になれば分かる。今回はもう少し競争力があるはずだと思う。いくつかアップグレードを持ち込んでいるので、戦える位置に少し近づけることを願っている。スパでは、特に決勝で予想していた以上に競争力があったと思うので、それはいいことだった。

    アップグレードについて、もう少し教えてください。シミュレーターではどのような感触でしたか? ピアストリ:実際、シミュレーターでそれを使ったかどうか覚えていないので、分からない。速くなるはずだ。それだけが僕にとって重要だ。ほとんどの場合、僕たちにはアップグレードに関してかなりいい実績があると思う。シミュレーターでの性能と現実での性能もよく一致しているので、単純に僕たちを速くしてくれることを願っている。

    オスカー、個人的には現在のマシンをどのように感じていますか? シーズン序盤より運転が難しくなっていますか? ピアストリ:必ずしもそうではない。今季は一年を通して運転が難しかった。シーズン序盤は、パワーユニット側について、実際に自分たちで制御し、管理できることや、ドライビングスタイルによって対処できることを、より多く気にしなければならなかったと思う。現在もパワーユニットについて注意しなければならないことはあるけど、以前ほど自分たちの制御下にはない。今は純粋にマシンの状態やバランスに関することが多い。特に直近2戦では、理由は分からないけど、間違いなく運転が一段階難しくなった。レイアウト、風、路面の種類などが原因なのかは分からない。今週末は少し運転しやすくなることを願っている。

    シーズンの折り返し地点です。ここまでの今季をどのように評価しますか? ピアストリ:間違いなく浮き沈みがあった。残念ながら、いいことより悪いことの方が多かったと思う。チームとしても、特に昨年と比べれば、望んでいたような前半戦ではなかった。後半戦はよくなることを願っている。僕自身にもいい瞬間と、あまりよくない瞬間があり、その間にあるほぼすべてを経験した。改善し、もう少し安定して自分のベストを発揮できるようにしたい。今週末とシーズン後半に、それを実現できることを願っている。

    オリー、今季を分析する流れなので、あなたにも同じ質問から始めましょう。2026年シーズンをここまでどのように振り返りますか? オリバー・ベアマン:正直、時々かなり長く感じている。シーズンのスタートには本当に満足していた。非常に競争力のあるマシンがあった。信じられないかもしれないけど、最初の数戦ではレッドブルと戦っていた。彼らの出だしがそれほど素晴らしくなかったこともあるけど、僕たちは本当にいい仕事をした。最初の2戦は非常によかった。それに加えて、現行レギュレーションの課題や細かな特徴にも効率よく対応できた。最初の数戦では信頼性やソフトウェアの問題にも苦しまず、多くのポイントを獲得できた。非常にいいスタートだった。でも今は少し勢いが落ちている。チームとしてはカナダ以降ポイントを獲得していない。カナダでは直近のアップグレードパッケージを投入したけど、ライバルが持ち込んだほどのパフォーマンスをマシンにもたらすことができなかった。シーズン序盤にはアウディ、レーシングブルズ、アルピーヌと互角か、その前にいたけど、今ではそれらのチームがすべて大きく前進している。カナダ以降の数カ月は非常に長く感じている。正直、レース週末の遂行という点ではいい仕事ができていると思う。マシンから最大限を引き出し、僕自身からも最大限を引き出せている。でも、その最大限が14番手、13番手、12番手にすぎないとなると、少しうんざりしてくる。マシンに加えられる次のパフォーマンスを心待ちにしている。近いうちに投入されることを願っているし、それによって後半戦がもう少し実りあるものになってほしい。

    話している遅れは、サーキット特性によるものですか? ハンガロリンクでは、最近より競争力があると考えていますか? ベアマン:メルセデス製エンジンやレッドブル・パワートレインズと比較すると、パワーが重視されるサーキットで少し苦戦するという意味では、サーキット特性による部分もある。スパやシルバーストンのようなコースでは、彼らと比べて少し苦戦する。でも、それを言い訳にすることはできない。フェラーリはそうしたサーキットで非常に強く、僕たちと同じエンジンを使っているからだ。そこに隠れることはできない。明らかにパッケージ全体としてパフォーマンスが不足している。今週末に何を期待できるかという質問なら、僕には分からない。走ってみよう。

    アイザック、あなたに移りましょう。先週末は非常にいい走りを見せました。あなたもここまでのシーズンを振り返ってください。 アイザック・ハジャー:少し難しいスタートだった。最初の数戦では、簡単なことを本当に間違えていた一方、速く走り、リズムに乗り、マックスからあまり離されないという難しい部分は非常にうまくできていたと感じている。直近の数戦では、一貫性を見つけられたと思う。チーム内でも、僕たちの仕事を楽にしてくれるいくつかの問題を修正した。マシンに信頼性があり、パフォーマンスを発揮していれば、結果を出すのは簡単だ。正直に言えばね。いい状況だけど、本当の表彰台を争えるレースをしたい。それが次の目標だ。

    「簡単なこと」とは、具体的に何を指していますか? ハジャー:スタートの問題は長く続いたと思う。簡単に修正できるものではなかったけど、僕がより言いたかったのは、時々起きていたエネルギー放出の問題、ブースト機能を理解すること、1周目にスピンすることなどだ。1周目のスピンは理想的ではない。そういうことが週末を台無しにしていた。適応には少し時間が必要だったけど、今はかなり落ち着いていると思う。

    現在6戦連続でポイントを獲得しています。ステアリングを握っていて、どれほど自信がありますか? ハジャー:いい状態だ。僕がうまく扱えるマシンだ。最も運転しやすいマシンではないけど、一貫性はある。ここ数戦は最大限を引き出せているので、間違いなく満足している。ただ、まだ自分が望む位置にはいない。フェラーリやメルセデスと比べて競争力が不足している分野がいくつかあるので、さらに掘り下げる必要がある。でも間違いなく順調に進歩している。

    オスカーへの質問です。スパではオリーやアイザック以上に苦しんだと思います。常に補助を受けずにマシンを運転していますか? そうでないなら、以前からそうだったのでしょうか? 現在のパワーユニットで、ドライバーができないけれど、本来できるべきことは何ですか? ピアストリ:完全な回答をするには、おそらく30分必要になる。以前のハイブリッドエンジンでも、ある程度は学習、コーディング、AIが大きな役割を果たしていた。僕がF1に加わった時点で、当時のエンジンは非常に成熟していた。ただ、何かが少し間違っていたり、わずかに位置がずれていたりしても、その代償は大幅に小さかった。電動部分が全体のパワーに占める割合が非常に小さかったからだ。今年は基本的にパワーの半分を占めているため、小さな違いや何かがわずかに正しく機能しないだけで、特にスパのようなサーキットでは非常に大きな影響が出る。質問に答えると、エネルギーがどこで放出されるかについて、僕たちにはほとんど制御する手段がない。ブーストボタンを押すことはできるけど、それは特に予選ではなく、オーバーテイクのためのものだ。スパでも話したように、自分では制御できない違いがあると、フラストレーションがたまることもある。改善されるとは思う。完全になくなるとは思っていないけど、メーカーがより深く理解し、コードで何ができ、何ができないのかという規則上の制約を把握すれば、状況は少しよくなることを願っている。

    オスカー、明日のFP1ではレオナルド・フォルナローリにマシンを譲ります。ここ数カ月で彼と話す機会はありましたか? FP1を走る準備はできているように見えますか? ピアストリ:そう思う。彼はチームとともに多くのレースに来ている。バルセロナですでにFP1を経験し、本当にいい仕事をした。印象的だったと思う。彼がエンジニア全員、そしてドライバーである僕やランドとも、どれほど深く関わっているかを見るのはよかったし、興味深かった。いつも質問をし、もっと多くのことを知ろうとしている。それは成長し、優れたレーシングドライバーになるうえで重要なことだ。ジュニアカテゴリーで自分に何ができるかはすでに示しているし、マクラーレンでも非常に仕事がしやすい。明日、僕のマシンをうまくセットアップしてくれることを願っている。

    オスカー、エネルギー配分を制御できないことについて話していました。まだ学習が必要なAIプログラムの乗客になったように感じることはありますか? ピアストリ:時々はそうだ。繰り返しになるけど、スパやシルバーストンのようなサーキットでは、よりひどくなる。ここではストレートが非常に短いため、そうした問題はあまり起きないと思う。違いがあったとしても、はるかに小さくなるはずだ。ただ、ストレートの終わりに到達する前に実質的にパワーの半分を失うレーシングカーを運転するという考え方は、時々理解するのが難しい。スパでは、中間セクターの多くをバッテリーのアシストがまったくない、内燃機関だけの状態で走っていた。あるコーナーでは一定のパワーしかなく、別のコーナーではフルパワーになるというのは、それ自体が奇妙な感覚だ。スパは僕だけでなく多くのドライバーにとって、特にフラストレーションのたまるレースだったと思う。コードの小さな違いやエンジンの動作によって、ラップタイムに大きな差が出たからだ。特にフィールド前方では、4つの順位が0.09秒ほどの差しかなかったと思う。でも多くのドライバーには、自分で制御できない要因によって0.09秒以上のタイムが残されていたのは間違いない。

    オリーへの質問です。今季を通して、これほどチームメイトを上回ると予想していましたか? 彼がここで唯一の優勝経験を持っていることを考慮しても、今週末も同じことを期待していますか? ベアマン:僕たちのチームでは難しい状況が起きている。これについては何度も話してきたけど、パーツ間の一貫性がかなり低い。僕が悪い側にいたこともあれば、いい側にいたこともある。ただ、それによって常に動き続ける目標を追いかけることになるので残念だ。予想していなかったにもかかわらず、一晩でマシンバランスが変わることもある。つまり、僕たちの戦いが常に公平とは限らず、時には両手をほとんど背中の後ろで縛られた状態で戦っているように感じるということだ。もちろん、自分は非常に高いレベルでパフォーマンスを発揮できていると思う。12カ月前、そして今季開幕時と比べても、パフォーマンスが一歩向上していることを強く感じている。それが僕にできるすべてだ。現段階ではポイント争いをしていない。自分自身から最大限を引き出し、この難しい時期に可能な限り多くを学ぶこと以外、あまり争えるものがない。近いうちに、その努力を生かしてポイントを獲得できるパフォーマンスが手に入ることを願っている。僕たちにとっては難しい状況だ。自分の仕事には満足しているけど、実際のストーリーは、必ずしも見出しに書かれているものとは同じではない。

    3人への質問です。8週間で6レースがあり、皆さんに多くの浮き沈みがありました。2週間の休みをどのように過ごしますか? F1について考えないようにしますか? それとも改善のためにデータを見たり、自宅のシミュレーターを使ったりしますか? ハジャー:シミュレーターでたくさん走るよ! 正直、分からない。チームにとっては、まだマシンについて理解できていないことがたくさんあると思う。ほぼ毎週末レースをしていることは、それを理解する助けにはなっていない。ザントフォールトに戻ってきたときには、より多くの答えを得られていることを願っている。僕自身は少しリラックスしてから戻ってきたい。後半戦は厳しくなるからだ。

    ベアマン:基本的に同じ気持ちだ。リセットして、休み、レースから意識を離すことが重要だ。ここ数カ月は信じられないほど忙しかった。特に結果が出ていない状況で前進し続けるためのモチベーションを見つけるには、少し休み、別のことに意識を向ける必要がある。少し休めるのを楽しみにしている。その後、休みの最後の1週間には、もちろん今後に集中する。さっき話したように、夏休み後にはいくつかアップグレードが入ってくる。僕にとっては、パフォーマンスが手に入ったときにマシンから最大限を引き出せる状態に自分を整えることが重要だ。現実的に見て、今週末はポイント争いには加われないからだ。

    ピアストリ:全員が休みを楽しむと思う。アイザックが話したように、後半戦は非常に厳しく、常にどこでレースをするのかを完全には把握できない。休暇はいつもリセットするためのいい機会だ。チームと一緒にできる仕事は非常に限られているけど、やりたければ自宅のシミュレーターで何周か走ることはできる。ただし最初の1週間はやらない。海と砂浜のある場所へ休暇に行く。少しリセットするのはいつでもいいことだ。

    3人への質問です。スパでの経験を踏まえ、今後数年でドライバーに主導権を戻すには、さらに変更が必要だと思いますか? それとも不可能で、2031年まで受け入れるしかないのでしょうか? ピアストリ:繰り返しになるけど、すべてを説明するには多くの時間が必要だし、おそらく僕より詳しい人も必要になる。ただ、このエンジンを使用する限り、ある程度は常に影響する要素になると思う。電動部分の比率を小さくすれば、当然その影響も小さくなる。ただ、現在のパワーユニット規則には多くのルールや制限があり、それを回避するために必要なことも多い。ある意味では、もう少し自由度を与えることで、少し解決できる可能性もある。もちろん、それが安全性や不規則な接近速度にどのような影響を与えるかという問題もあるので、完璧な答えはない。このエンジンを使用する限り、ある程度は影響し続けると思うけど、改善はされる。どれだけ改善されるかは、今後を見なければならない。

    ベアマン:オスカーに同意する。

    まずオスカーへの質問です。今季最初のレースとなった鈴鹿では非常に競争力がありました。その後、シーズンの大半で速さがなかったことを、不可解に感じますか? オリーには簡単な質問です。カート場を探して、コースレコードを更新するつもりですか? ピアストリ:チーム全体として、かなり浮き沈みがあったと思う。鈴鹿とマイアミは、間違いなく今季最も強かった2戦だ。シーズン序盤は、レギュレーションを理解し、何をしなければならないかを把握するうえで非常にいい仕事をしていた。マイアミで調整が行われて以降、必要な運転方法や実行しなければならないことは、鈴鹿のときよりも自然なものに近づいた。鈴鹿では速く走るために非常に奇妙な運転をしなければならず、不思議な経験だった。僕たちはその不自然なことを最大限に生かす作業が非常にうまかったのだと思う。でも、それ以降はほかの全チームも多くのアップグレードを持ち込んだ。僕たちもいくつか投入したけど、すべてが期待どおりに機能したわけではないかもしれない。その2戦でのペースは僕たちの基準というより、例外だったように感じる。近いうちに再びその位置へ戻れることを願っている。僕自身も個人的にかなり浮き沈みがあったので、少し安定させられることを願っている。

    ベアマン:昨年、休暇先の近くにあった小さなカート場でコースレコードを樹立した。シルバーストン後に行って、すでに記録を取り戻したよ。記録を奪い返すために長い1週間を過ごしたけど、何とか達成できた。今は太陽の下でリラックスできる。

    アイザックへの質問です。このシートに加入した時点で、あなたより前にマックスと組んだ多くのドライバーが苦戦し、レッドブルが期待するパフォーマンスレベルに達しなかったことは分かっていたと思います。それを考えることはありましたか? ハジャー:もちろん、加入すれば自分がどこに来たのかは分かっている。相手はマックスなので、間違いなく多少の疑いはあった。彼が素晴らしいドライバーなのは否定できない。少し疑いとプレッシャーはあったけど、ここまではほぼ自分が望んだとおりに進んでいる。間違いなく頭にはあった。

    オリーへの質問です。エステバンは、青旗を受けてストレートで減速した際にパワーユニットが混乱し、出力がほぼゼロになったという特有の問題について話していました。今季、あなたにも同じことがありましたか? ベアマン:シーズン序盤にはあった。この2人は周回遅れにされた経験がないから、知らないのかもしれないね。特有の問題ではない。レギュレーションによるもので、なぜ起きるのかは理解している。アクセルを戻してから再び全開にすると、エネルギーの再放出は通常どおりになる。ただ、周回遅れにされる場合を除けば、ストレートでアクセルを戻し、再び踏み込むことはかなり珍しい。僕たちはよく周回遅れにされるけどね。こうしたものはすべて、避ける必要があるわずかな違いだ。周回遅れにされることがあっても、僕たちはまだポイント争いをしているので、レースタイムの改善につながるものは何でも有益だ。

    3人への質問です。フェルナンドは楽しさを維持するために、時々かつてのマシンを運転しています。現在の皆さんの楽しさは何%ですか? また、フェルナンドが許してくれるなら、彼の過去のマシンのどれを運転したいですか? ピアストリ:僕はフェルナンドの2007年型マシンを運転したことがあるし、今年の初めには幸運にもルイスの2008年型マシンを運転した。とても楽しかったとだけ言っておく。まったく異なる時代だ。マシンが非常に軽く、特に当時のマシンが発する音は信じられないものだった。現在のマシンも明らかに非常に速いけど、子どもの頃にテレビで見て、その音を聞いて育ったものには、間違いなく懐かしさもある。僕がF1を見始めた時代だった。実際にそうなのかにかかわらず、自分が育った時代に見ていたマシンは、いつでもより格好よく見えると思う。2007年と2008年のマシンを運転した後は、大きな笑顔で降りた。

    ベアマン:実際に自分の古いマシンを運転できた。フェルナンドのマシンほど古くはないけど、昨年のF1マシンだ。本当に楽しくて、とてもよかった。フェルナンドのマシンなら、正直すべてを運転したい。彼が過去に乗っていたフェラーリ、ルノー、マクラーレンは、どれも本当に素晴らしいと思う。格好いいロードカーもいくつか持っているので、特に選り好みはしない。フェルナンドが所有しているものなら、彼が許してくれる限り、何でも運転したい。

    ハジャー:6年ほど前のマシンかな。史上最速のマシンだったと思うので、ルイスのマシンがいい。かなり格好いいと思う。フェルナンドが2010年にタイトル獲得へ近づいたときのマシンもいい。2010年のフェラーリだ。

    アイザックへの質問です。今季、自分自身を驚かせた部分はありますか? また、自分では今後どの部分を改善する必要があると考えていますか? ハジャー:正直、今季は自分自身に驚いていない。高いレベルでドライブしているだけで、間違いなく昨年よりよくなっている。2年目なので、それは普通のことだと思う。まだ経験豊富ではないけど、少しずつ改善している。マックスは日曜日のあらゆる部分で非常に印象的だ。僕の一発のペースはかなりよかったと思うけど、彼のレースマネジメントは別のレベルにある。だから、そこを重点的に改善しようとしている。

  • F1ハンガリーGP 木曜会見PART1:アロンソ、コラピント、サインツJr.が出席

    F1ハンガリーGP 木曜会見PART1:アロンソ、コラピント、サインツJr.が出席

    2026年F1第11戦ハンガリーGPを前に、7月23日(木)にFIA公式記者会見が行われた。

    PART 1にはフェルナンド・アロンソ、フランコ・コラピント、カルロス・サインツJr.が出席。ワールドカップ決勝の感想をはじめ、アストンマーティンのアップデート、ウィリアムズの現状、将来の契約、2026年型パワーユニットなどについて語った。

    スペイン人が2人、アルゼンチン人が1人そろっています。まずは日曜夜のワールドカップ決勝について話しましょう。誰から始めますか? カルロス、感想を聞かせてください。

    カルロス・サインツJr.:スペインが優勝したことについて? 大会を通しての戦い方を見ていて、ずっとスペインが優勝するような気がしていた。なぜかは分からないけど、スペインの大会になるという感覚があったし、本当にうれしい。優勝に値したと思う。ワールドカップで最もいいサッカーをしていたチームだった。スペイン人としてうれしいし、誇りに思う。みんなが祝っている姿や成功を見られて誇らしかった。素晴らしい大会だったと思う。アメリカ、メキシコ、カナダで行われたワールドカップ自体も素晴らしいイベントだった。ただ、結局はサッカーにすぎない。僕たちは世界王者になった。それは素晴らしいけど、サッカーをあまりにも個人的に受け止める人がいて、その情熱の強さには驚かされることもある。僕は楽しんで観戦したし、素晴らしい勝利だった。でも人生は続くし、すべては前に進んでいく。

    フランコ・コラピント:もちろんつらかった。カルロスが言ったように、スペインはワールドカップを通して本当に一番いいサッカーをしていたので、優勝に値するチームだった。でも僕はチームをとても誇りに思っているし、アルゼンチン、メッシ、そして母国のすべての選手を誇りに思う。アルゼンチンのみんなが、彼らのプレーやユニフォームを守る姿勢に自分たちがよく代表されていると感じていると思う。アルゼンチン人であることをとても誇りに思う。もちろん人生は続くけど、僕たちに多くの幸せや素晴らしい瞬間を与えてくれた世代にとって、最後に近い数試合だった。サッカーでは、こういう瞬間が起きることもある。もともと非常に近い関係にあった2つの国による決勝で、観戦するには素晴らしかったし、ラテン系としても素晴らしい決勝だった。スペイン語圏の2カ国による決勝は最高だったけど、その後にさまざまな対立が生まれてしまった。サッカーというスポーツが生み出すものによって、今では巨大な敵同士のようになっている。メッシはバルセロナでプレーし、スペインに非常に多くの幸せを与えたのに、最後はかなりひどい状況になり、国同士の戦争のように見えた。僕はああいうものを見たくない。サッカーは世界で最も見られているスポーツなのに、ああいう姿を見せるのはよくない。もちろん、彼はマドリードにはあまり幸せを与えなかったけど、メッシのユニフォームを燃やそうとするような行為は見たくなかった。幸い燃えなかったけどね。神のユニフォームは燃えないんだ! 全体として、あまり気持ちのいいものではなかった。サッカーはF1では起こらないようなことを生み出すし、僕はそれを楽しめない。でも、スペインは優勝に値した。次のワールドカップでは、もう少し独創的な歌を作ってほしいね。少し退屈だから。

    フェルナンド・アロンソ:あまり付け加えることはない。僕は試合を見て楽しんだ。スペインは素晴らしい大会を戦ったと思うし、それは今回だけではない。どこかで読んだけど、スペインはこの20年ほどで欧州選手権を3回、ワールドカップを2回制している。スペイン人はみんな代表チームを誇りに思っていると思う。女子サッカーでも世界王者になっているので、スペインはサッカーでいくつか正しいことをしているのだと思う。国全体が祝っているのを見るのは素晴らしい。サッカーはみんなを団結させ、全員で祝うことができる。マドリードの街で人々が祝っている映像や、バルセロナでスペイン国旗を振っている人々を見た。スペインでは、それぞれの地域が自分たちの旗を非常に誇りに思うことによる問題も時々あるけど、サッカーはすべてをひとつにし、僕たちはスペイン人であることをとても誇りに思える。素晴らしかったし、4年後にまた挑戦だ。

    フェルナンド、F1の話題を続けます。今週末、初めてアップグレード版のマシンを走らせますが、チーム内の期待感をどのように表現しますか?

    アロンソ:これまでの今季の取り組み方が変わるとは思っていない。僕たちは毎レース、手元にあるものを最大限に生かそうとしている。レースに勝ち、チャンピオンシップを争うためにここにいるけど、今季はその状態でスタートできなかったし、今回もまだそうはならない。僕たちはこのレギュレーションを理解し、マシン開発を正しい方向に乗せようとしている過程にいるからだ。最初の12戦では、ほかのチームが2戦か3戦ごとに0.2~0.3秒を積み重ね、10戦目や12戦目までに合計1~1.5秒を稼ぐという一般的な戦略を取った。僕たちはそれをしなかったので、グリッド全体から少し後れを取った。そして今、その差を一度に取り戻そうとしている。ただ、それで日曜日の順位が大きく変わるとは思っていない。もちろん楽観的だ。バーレーンテストで問題があると分かって以来、チームが取り組んできた仕事をとても誇りに思っている。今回がその修正に向けた最初の一歩だし、今後もさらに多くのものが投入される。

    ここでは、どの程度の前進を期待していますか?

    アロンソ:言うのは難しい。タイムや順位についてはあまり考えていない。直近5戦を振り返ると、中団との差はレースごとに大きく違っていた。一方で、ポールポジションとの差は比較的一貫していたけど、現時点ではもちろん手の届かないところにある。厳しいサーキットもいくつかあった。シルバーストンは厳しかったし、スパは最も厳しいサーキットのひとつだった。僕たちの前のドライバーまで2.1秒差があったと思うので、それだけのタイムを与えてくれるパッケージは世界中どこにもない。1週間前のスパでアップデート版を走らせていたとしても、順位は変わらなかった可能性が高い。そういうものとして受け止めなければならない。サーキットごとに状況は変わる。ブダペストが僕たちに向いたサーキットであることを願っている。ここではパワーが最重要項目ではないので、それは明らかに助けになる。マシンはアップデートするけど、エンジンはまだアップデートしないため、引き続き克服しなければならないものがある。さっき言ったように、僕がより関心を持っているのはマシンの方向性を理解すること、正しい道に進んでいるのか、そして最終的にパフォーマンスを引き出せるのかということだ。

    エイドリアン・ニューウェイが数週間前、チームはドライバーの意見に十分耳を傾けてこなかった可能性があると話していました。それに同意するかは分かりませんが、今は全員が耳を傾けています。今季のアストンマーティンの状況や、現在の大きな遅れを挽回するために、どのような助言をしますか?

    アロンソ:エイドリアンのコメントは、どちらかといえば過去についてのものだったと思う。今季については、レース週末を通してマシンの感触や弱点について、僕たちの意見が異なることがあったのは事実だ。ほかのマシンと戦いながらステアリングを握って感じたことと、ファクトリーでデータを見て分かることが一致しない場合があった。空力面での挙動不良が、マシン開発を2つの異なる方向へ導いてしまうこともあった。そうした議論では、データが勝者になることもあったと思う。エイドリアンは両方に耳を傾けるタイプのデザイナーだ。もちろんデータにも耳を傾けるけど、ドライバーが感じていることにも耳を傾ける。F1は非常に複雑で、極めて動的なスポーツだ。状況は毎周変わるし、同じ燃料搭載量でもタイヤの使用周回数でもない。風の状況も違えば、前にマシンがいるか単独で走っているかでも変わる。マシンバランスに影響する要素は数多くある。だからデータが100%の真実とは限らない。両方を組み合わせる必要があるし、エイドリアンはマシンを設計し、開発するうえで世界最高の経験を持っている。僕たちは正しい道を進んでいると思う。

    カルロスへの質問です。少し厳しい質問ですが、昨年末の時点で、夏休み前に獲得ポイントがわずか6点になると予想していましたか?

    サインツJr.:いや、それは僕の計画にも予想にもなかった。2025年は期待以上の結果を出したと、これまでも率直に話してきた。2024年にウィリアムズとの契約を結んだときに想定していた以上のシーズンだった。2025年型マシンは非常によく、時にはポールポジションまで0.3~0.4秒差だった。バランスもいいマシンだった。当然、2026年は新レギュレーションに向けた開発時間も増えるので、少なくともその位置を維持するか、小さくても前進できると期待していた。でも実際は明らかに逆だった。チームとして、2025年末に考えていた以上にトップから離れている。間違いなくチーム全体にとって人格を鍛えられる一年であり、将来的にトップチームと戦うには、まだどれだけ多くの仕事が必要かを思い知らされた。多くを学び、多くのことに気づいた。残念ながら、ここまでは悪い一年になっている。なぜそうなったのか、何が起きたのかを理解し、結論を出さなければならない。今ではかなり理解できていると思う。状況を好転させる力はあるけど、F1では時間も努力も、コストキャップ内の予算も、多くの分析も必要だ。僕たちは今、まさにその段階にいる。

    フェルナンド、今回とザントフォールトの2戦で、完全に新しいマシンを手にすることになります。チームがマシンの可能性を引き出し、来季をよりよいものにできるという希望を持つために、どのような兆候を期待していますか? 必要な答えを得るために何を見たいですか?

    アロンソ:僕に答えが必要だとは思っていない。チームについてはかなり明確な見方を持っていて、すべての問題を解決できると考えている。時間はかかるだろうけど、エイドリアンがグリッドで最高のマシンを用意してくれることに疑いはまったくない。先ほど言ったように、今回のパッケージで最初の一歩を確認し、最初の数戦を終えて理解を深めたい。来年にはさらに多くのものが投入されると思うし、その後の数年も同じだ。パワーユニットについても疑いはない。ホンダが問題を解決するのは時間の問題だと思う。彼らは過去40年間、それを続けてきたからだ。僕たちは出遅れた。それは事実だ。今はそのプロセスに取り組み、毎週末その痛みに対処している。でも問題を解決するため、全員で協力している。疑問なのは、マシンがどれだけ早く競争力を持つかということだけだ。次の2戦で、その感触が少し得られるかもしれない。僕自身はリラックスしている。何度も言ってきたように、来年やその先の数年に向けて何をする必要があるのかを考えている。フレッシュだし、モチベーションもあり、速さもあると感じている。ただ、自分がやっていることを楽しむ必要もある。スパで話したように、シルバーストンとスパは運転していて楽しくなかった。見ていても楽しくないと思うし、運転していても同じことの繰り返しだった。何かを批判するために言っているわけではなく、スポーツ全体を改善するためだ。今年進んだ方向性について、観客がどう感じているかは分からないけど、コクピットの中では以前F1マシンを運転していたときのようなアドレナリンを感じられない。それはチームの競争力ではなく、F1が僕の求めるアドレナリンを与えてくれるかという問題なんだ。

    フェルナンドとカルロスへの質問です。このワールドカップがスペイン国民にもたらした喜びと、過去20年間のサッカーチームの成功について話していました。その20年前には、フェルナンドのタイトルが同じ喜びをもたらしました。F1ワールドチャンピオンの喜びをスペイン国民にもたらすことができたら、どのように感じるでしょうか?

    サインツJr.:この質問に答えるのにふさわしいのはフェルナンドだと思う。彼はスペインの人々にその喜びを与えた経験があるからだ。僕はF1を見ていて、彼の最大のファンであり、最大のサポーターだった。信じられないような感覚だったに違いない。僕もF1でスペインに勝利を届けた小さな経験はある。スペイン国歌を聞いたときは、おそらくキャリアで最も感情的な瞬間だった。表彰台の一番上に立ち、背後に国旗が掲げられた状態で国歌を聞く。それはすべてのドライバーやアスリートが夢見るものだと思う。スペインは本当に恵まれた国だ。幸運とも言えるけど、比較的小さな国からこれほど多くの競技で優れたアスリートが生まれているのは、幸運だけでは説明できない。スポーツを取り巻くインフラに適切な投資をしているからだと思う。スペインでは、どれほど小さな村にも25メートルプールや400メートルトラック、サッカー場、バスケットボールコートなど、さまざまなスポーツ施設がある。幼い頃からスポーツに多くを投資してきた国だからこそ、その成果が出ている。モータースポーツ、MotoGP、テニス、男女のサッカーなど、あらゆる競技で素晴らしい選手を輩出していることを、スペイン人として誇りに思う。

    アロンソ:もちろん非常に大きな意味があるし、再び実現できればなおさらだ。そうした瞬間を自分の国、ファン、友人、メカニック、チームと共有したい。マシンの中では常にひとりだという感覚がある。スターティンググリッドからメカニックが離れ、フォーメーションラップを走ると、完全にひとりになる。そしてレースに勝ち、成功を収めたとき、最初にその感覚を味わうのが表彰台だ。チーム全員が下にいて、そこから祝福が始まる。その後、ピットレーンで写真を撮り、勝利の喜びを分かち合う。それは自分の国やファンに対しても同じだ。今年のバルセロナには10万人のファンが集まり、ファンフォーラムには5000人か6000人が緑色の服を着て来てくれた。気温35度のなかで、僕たちが21番手と22番手になると分かっていても応援してくれた。彼らにとっては関係なかった。ただ僕たちを応援したくて来てくれたんだ。いつか勝ったときに一緒に祝いたいという希望があるからだ。その希望を止めることはできない。勝利し、成功を収められたとき、その瞬間を彼らや自分の国と共有できることは、本当に魔法のようなものになる。

    カルロス、2年前にフェラーリを離れ、ウィリアムズに加入する契約を結びました。この2年間で、昨年の好調と今年の不振を経験しましたが、契約時に予想していた位置にチームはいますか? また、チームにさらに長くコミットするのか、ほかの選択肢を検討するのかという点で、今年を将来に向けた新たな岐路と捉えていますか?

    サインツJr.:再びレースに勝ち、ウィリアムズがそれを実現できるチームになるまでに必要だと考えていた時間が、1年か2年ほど遅れたのは事実だと思う。この状況からどれだけ早く立ち直れるかで変わってくる。僕の中には、このチームが再び勝てる位置に戻るまで受け入れられる時間と、自分が勝利を争うまで待てる時間の目安があった。残念ながら、その時間軸は予想より長くなってしまった。もちろんチームもその影響を受けているし、目標までの道のりは想像以上に長い。ただ、チームが将来に向けて何に投資しているのかは見えているし、ビジョンも依然として明確だ。現在のマシンパフォーマンスを脇に置けば、舞台裏でどれほど多くのことが進んでいるかも分かる。それが、僕たちが正しい方向に進んでいるという自信とモチベーションにつながっている。ただ、今年のマシンは何らかの理由、あるいは複数の理由で、期待を大きく下回った。それについて今日は改めて話すつもりはない。明らかに僕の時間軸は変わった。今から3年後、4年後の自分を思い描きながら考え、決断する必要がある。ただ、僕たちが進んでいる道とプロジェクトには、今も自信を持っている。

    フランコへの質問です。シルバーストンとスパという直近2戦のレイアウトによって、アルピーヌのパッケージの特定の弱点が浮き彫りになったと感じますか? 今回はその点で少し自信がありますか? それとも現段階では、レーシングブルズなどに開発競争で後れを取ったと感じていますか?

    コラピント:ほかのチームは僕たち以上にアップグレードを投入し、よりいい形で開発を進めてきたと思う。僕たちも大きな前進になると考えたものを投入したけど、残念ながら期待したほどの効果はなかった。レーシングブルズやアウディのようなチームはシーズン中に多くのアップデートを投入し、マシンを大きく改善した。僕たちにも今後投入されるものはあるけど、残念ながら今週末ではない。マシンは少し改善したけど、開発競争では後れを取ったと思う。マイアミ、カナダ、モナコで彼らと戦っていた頃と比べると、今は同じ位置にはいない。改善するために取り組んでいる。

    3人への質問です。皆さんの将来について、いつ分かるのでしょうか? 来年の契約について、いつ分かりますか?

    サインツJr.:正直、分からない。具体的な時期は言えないけど、これまでも話してきたように、夏まで待ってから自分のチームと話し合い、ジェイムスや関係者とチームの将来や、その中での僕の将来について考えるつもりだった。夏の間に決断へ向けて動き始め、状況ももう少し見えてくると思う。ただ、正確な時期は分からない。

    コラピント:まったく分からない。僕はドライビングに集中しているし、今季には満足している。いい仕事ができていると感じている。今は残りの数戦に集中し、チームとともにベストを尽くしてマシンを改善したい。それが僕たちの最大の焦点だ。皆さんは、あらゆるうわさも含めて、間違いなく僕たちより多くのことを知っていると思う。僕は皆さんが知っていることの4分の1も知らないので、僕たちに聞かない方がいいよ。

    アロンソ:僕には契約があるので、移籍しない。

    フェルナンドへの質問です。チャンピオンシップの1位と2位の年齢差がかなり大きく、あなたは長くF1に参戦しています。年齢を重ねることでドライビングスタイルは変化するのでしょうか? また、経験はルイス・ハミルトンにとって大きな利点になると思いますか?

    アロンソ:分からない。非常に個人的なものだと思うし、マシンの特性が違えば速さも変わる。次へ。

    カルロスとフェルナンドへの質問です。ドライバーは補助を受けず、単独でマシンを運転しなければならないという規則があります。今年は、いつ、どこでエネルギーを放出するかを多くのアルゴリズムが決めていますが、この原則が少し疑わしくなっていると思いますか? すでに合意された変更以外に、将来的に主導権をドライバーへ戻す可能性はありますか?

    アロンソ:分からない。場合によると思う。F1は昔から少しそういうものだった。トラクションコントロールやほかの補助装置があった時代でも、ドライバーがすべてを決めていたわけではない。各チームごとに異なる哲学で開発されていたし、コーナー出口でアクセルを踏んでも、あるマシンはほかよりはるかに優れていた。それは純粋なドライバーの才能や操作だけによるものではなかった。スタートも同じだ。僕は25年間さまざまなレギュレーションでスタートを経験してきたけど、常にスタートが特に優れているチームや、逆に苦しむチームがあり、その2台とも同じ傾向だった。誰かひとりがクラッチ操作やテクニックを変えていたわけではない。あらゆる面で、パフォーマンスをもたらすのは常にチームだと思う。

    ただ、現行レギュレーションとバッテリーのエネルギー放出については、修正し、改善しなければならない部分があると思う。それは十分理解されている。僕たちはこのレギュレーション初年度の前半戦にいるけど、すでに2030年や2031年、V8についての議論も始まっている。来年についても、内燃機関と電動部分の比率を変更することがすでに承認されている。物事は前進しているし、スポーツ全体、チーム、関係者全員が何を改善すべきかを理解している。将来的にはレギュレーションやマシンに何が必要なのか、さらに理解が深まり、改善されていくと楽観している。

  • アストンマーティンF1 AMR26Bに16項目の大改修 FIA資料で全貌判明

    アストンマーティンF1 AMR26Bに16項目の大改修 FIA資料で全貌判明

    アストンマーティンF1が2026年F1ハンガリーGPで投入する「AMR26B」の全容が明らかになった。

    FIAが公開したアップデート申告書によると、同チームは今季最大規模となる16項目に及ぶ改良を実施。エイドリアン・ニューウェイ主導で開発されたBスペックマシンが、苦戦を続けたシーズン前半の流れを変えられるかに注目が集まっている。

    AMR26はここまで重量超過やダウンフォース不足に加え、ホンダ製パワーユニットとのマッチングや信頼性にも課題を抱え、グリッド最後尾に沈む場面も少なくなかった。アストンマーティンは小規模な改良を積み重ねるのではなく、マシンの根本的な弱点を見直す大規模アップデートをハンガリーGPまで温存してきた。

    FIAが明かした16項目の大規模アップデート
    FIAの技術資料によると、アストンマーティンはAMR26Bに16項目の新パーツを投入した。

    変更対象はフロア、ボディワーク、サイドポッド、エンジンカバー、ディフューザー、ノーズ、フロントウイング、リアウイング、冷却ルーバー、リアサスペンションなど、車体のほぼ全域に及ぶ。

    特にフロアについては、許可されているすべての空力面を見直したほか、フロア前縁のベーンやフットプレート、リアタイヤ前方の形状も刷新。サイドポッドとエンジンカバーは後方への気流を改善するために再設計され、フロントウイング、エンドプレート、細長くなった新ノーズはフロントの空力性能向上を狙っている。

    これらの変更はすべて、ダウンフォース増加とマシン全体の性能向上を目的としたものだ。今季ここまでフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが繰り返し訴えてきた空力性能不足の改善が期待されている。

    ニューウェイ主導で「根本から作り直した」AMR26B
    アストンマーティンは今季序盤、小規模アップデートを重ねる開発方針を採らず、エイドリアン・ニューウェイの指揮のもとでBスペック車の完成を優先してきた。

    マイク・クラックはブダペストで次のように説明している。

    「エイドリアンも以前話していたように、今回のアップデートは大規模な空力アップデートと軽量化が中心だ。それが今回の開発の核になっている」

    今回投入された16項目は、2026年シーズンで各チームが持ち込んだアップデートの中でも最大規模とされる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ライバル勢も開発を継続 それでも最大の注目はアストンマーティン
    ハンガリーGPでは各チームもアップデートを投入している。

    マクラーレンはフロアやリアウイングなどを改良し、メルセデスは冷却性能向上を目的にエンジンカバー出口を変更。レッドブルは「マカレナ」リアウイングやディフューザーを改良し、フェラーリもリアウイングをアップデートした。

    そのほかウィリアムズ、レーシングブルズ、ハース、アウディ、キャデラックも新パーツを投入した一方で、アルピーヌだけがアップデートを持ち込まなかった。

    しかし、規模という点ではアストンマーティンが群を抜いている。16項目に及ぶAMR26Bの大改修は、ニューウェイ体制初の本格的な成果を示す重要な一歩であり、今週末の走行結果は今後の開発方針を占う試金石となりそうだ。

    【関連】
    ・アストンマーティンF1 AMR26Bに予備シャシーなし 「クラッシュしたら旧仕様」

  • メルセデスF1代表 チームオーダー方針を明言「勝利は奪わない」

    メルセデスF1代表 チームオーダー方針を明言「勝利は奪わない」

    メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、ベルギーGP後にチームオーダーに対する現在の方針を明かし、ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリのどちらが前を走っていても「勝利を奪うことはしない」と強調した。

    一方で、スペインGPでの反省を踏まえ、両ドライバーが互いに時間を失うような争いは今後も避ける方針を継続する考えを示しており、ドライバー同士の自由なバトルとチーム全体の利益のバランスを重視する姿勢を打ち出した。

    スペインGPの教訓で「ヨーヨー状態」を禁止
    ベルギーGPでは、メルセデスはジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリに対し、いわゆる「ヨーヨー状態(互いに抜き返し合ってタイムを失う展開)」を避けるよう指示していた。

    ヴォルフは、その背景にはスペインGPでの苦い経験があったと説明した。

    「スペインで大きくタイムを失ったことを教訓に、今回の目標は『お互いとの争いで時間を失わないこと』だった」

    「ヨーヨー状態になり、その間にフェラーリやレッドブルが背後まで迫ってきて勝利を逃すようなことは避けたかった。実際、スペインではそういうことが起きた。リタイアがなければ、キミがあのレースに勝っていただろう」

    スペインGPでは、ラッセルとアントネッリの争いによってタイムを失い、その隙にライバル勢の接近を許したことから、メルセデスは以降のレースで同様の状況を防ぐ方針へと転換している。

    「勝利を奪うチームオーダーは出さない」
    ただしヴォルフは、レース運営を優先することと、チャンピオンシップの順位を理由に勝者を入れ替えることは別問題だと強調した。

    「スペイン以降は、常にレースでの勝利を最優先にする。キミが前ならキミ、ジョージが前ならジョージを優先する。それが我々の考え方だ」

    「F1はドライバーズ選手権であると同時にコンストラクターズ選手権でもある」

    さらに、ベルギーGP終了時点でアントネッリがドライバーズランキングでラッセルに約50ポイントのリードを築いている状況でも、タイトル争いを理由にチームオーダーを出す考えはないと断言した。

    「我々はどちらのドライバーからも勝利を奪うことは決してない。たとえジョージがランキングでは後ろにいたとしても、その時点のシーズンで勝利を譲らせるようなことはしない」

    ヴォルフは、ランキングの状況にかかわらず、レースで先行しているドライバーの勝利を尊重することがメルセデスの基本方針であると改めて強調した。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ラッセルへの全面サポートも約束
    ベルギーGPでラッセルはオープニングラップのアクシデントによりリタイアを喫し、ドライバーズランキングでもアントネッリとの差が広がる結果となった。

    それでもヴォルフは、苦しい状況に置かれたラッセルを全面的に支える姿勢を明確にしている。

    「少なくとも私がこれまで関わってきたドライバーは、誰でも苦しい時期を経験するものだ。それはあらゆるスポーツ選手に起こることであり、そういう時はモチベーションを高め、立て直す方法を見つける必要がある」

    「ジョージには彼なりのやり方があるし、私は間違いなくそれを支えようとしている。彼とは長い付き合いだから、その悔しさも理解している。チームは100%彼を支えている」

    勝利を最優先しながら公平性も維持
    現在のメルセデスは、無制限にチームメイト同士を争わせるのではなく、不要なタイムロスを防ぐためのルールを設ける一方で、ランキングを理由に勝者を入れ替えるチームオーダーは採らないという明確なスタンスを示している。

    コンストラクターズタイトル獲得を最優先事項としつつも、コース上で築いた勝利は尊重する――ヴォルフの発言からは、タイトル争いが本格化しても両ドライバーを公平に扱うというメルセデスの姿勢が改めて浮き彫りになった。

  • ホンダF1 新型PUをハンガロリンクでのフィルミングデーで初走行との報道

    ホンダF1 新型PUをハンガロリンクでのフィルミングデーで初走行との報道

    アストンマーティンF1とホンダが、2026年シーズン後半戦へ向けた重要な一歩を踏み出すことになりそうだ。

    PlanetF1によると、ホンダが開発を進めるアップグレード版パワーユニット(PU)は、F1ハンガリーGP終了後にハンガロリンクで実施されるフィルミングデーで初走行する見通しだという。オランダGPでの実戦投入を目標とする計画に向け、予定通り開発が進んでいることを示す内容となっている。

    ハンガリーGP後に新型PUを初テスト
    アストンマーティンは今週末のF1ハンガリーGPで、大規模アップデートを施した「AMR26B」を投入する。

    フェルナンド・アロンソとランス・ストロールの2台はフリー走行1回目(FP1)から新仕様で走行する予定で、まずはシャシー性能の評価が進められる。

    一方、ホンダは以前から夏休み明け最初のレースとなるオランダGPで改良版PUを投入する計画を明らかにしており、PlanetF1はその準備として、ハンガリーGP終了後のハンガロリンクで行われるフィルミングデーで新型PUを初走行させる予定だと伝えている。

    このスケジュールが実現すれば、新型PUは実戦投入前に実車での最終確認を行えることになり、アストンマーティンとホンダにとって大きな前進となる。

    ホンダ F1 ホンダ技研工業

    ハンガロリンクはシャシー性能を測る絶好の舞台
    2026年シーズン序盤、アストンマーティンとホンダは苦戦を強いられてきた。特に高速サーキットであるシルバーストンやスパ・フランコルシャンでは、パワーユニット性能の影響もあり厳しい戦いが続いた。

    スパではアストンマーティン勢がQ2進出ラインまで約3秒届かず、戦闘力不足が浮き彫りとなった。

    その一方で、ハンガロリンクはパワー依存度が低く、シャシー性能がより重要となるコースレイアウトで知られる。そのため、新型シャシー「AMR26B」の実力を純粋に評価するには最適な舞台と考えられている。

    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原慎太郎は、ハンガリーGPを前に次のように説明した。

    「ベルギーではパワーユニット側で多くのタイムを失っていましたが、ここハンガリーではその影響はかなり小さくなります」

    「コーナーでシャシーがどれだけ速いかを見ることができます。シャシーの性能を評価するには良いサーキットだと思います」

    新型PU投入で後半戦巻き返しへ
    ホンダは新型PUについて、シーズン序盤に発生した振動問題のような新たなトラブルは起こらないとの見通しを示しており、アップデートされたAMR26Bとの組み合わせにも自信を見せている。

    ハンガリーGPではまずシャシーの進化を確認し、その後のフィルミングデーで新型PUを実走テスト。そして夏休み明けのオランダGPで両者を組み合わせた完全版パッケージを投入するという流れが実現すれば、アストンマーティンとホンダにとって2026年シーズン後半戦の巻き返しへ向けた重要な節目となりそうだ。

    【関連】
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